JPH10161526A - 家屋の空気流通の展示装置 - Google Patents

家屋の空気流通の展示装置

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JPH10161526A
JPH10161526A JP31784096A JP31784096A JPH10161526A JP H10161526 A JPH10161526 A JP H10161526A JP 31784096 A JP31784096 A JP 31784096A JP 31784096 A JP31784096 A JP 31784096A JP H10161526 A JPH10161526 A JP H10161526A
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Koichi Tazumi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】床下空間の空気を室内空間に取入れるシステム
の有効性を短時間で知ってもらうことが出来る。 【解決手段】室内空間を表示する室内空間部2と、床下
空間を表示する床下空間部3と、室内空間部2と床下空
間部3とを上下に仕切ることにより床を表示する床仕切
り部4とを含む家屋表示部5を具え、かつ床下空間部3
の空気を室内空間部2に送る送気装置6を配している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床下空間の空気を
室内空間に取入れたときの空気流通をシミュレーション
することで、その有効性を分かり易く説明しうる家屋の
空気流通の展示装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
外気に比べて夏は涼しく、冬は暖かい床下空間の空気を
室内空間に取入れるシステムが提案されているが、この
システムを広く普及させるためには、該システムが如何
に有効なものかを知ってもらうことが効果的である。
【0003】本発明は、室内空間、床下空間、床を夫々
表示する室内空間部、床下空間部、床仕切り部を含む家
屋表示部を具え、かつ床下空間部の空気を室内空間部に
送る送気装置を配することを基本として、床下空間の空
気を室内空間に取入れるシステムをシミュレーション形
式で分かり易く説明でき、このシステムが如何に有効な
ものであるかを短時間で知ってもらうことに役立つ家屋
の空気流通の展示装置の提供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、家屋での空気
流通を模式的に表示して展示する家屋の空気流通の展示
装置であって、室内空間を表示する室内空間部と、床下
空間を表示する床下空間部と、室内空間部と床下空間部
とを上下に仕切ることにより床を表示する床仕切り部と
を含む家屋表示部を具えるとともに、床下空間部の空気
を室内空間部に送る送気装置を配することを特徴として
いる。
【0005】なお前記家屋表示部が、屋外空間を表示す
る屋外空間部を具え、かつ室内空間部と床下空間部とを
この屋外空間部から仕切る外壁、布基礎を表示する縦仕
切り部を設けるとともに、この縦仕切り部に、屋外空間
部の空気を床下空間部に導く換気口部を形成すること
が、屋外空間の空気を床下空間に取入れ、さらにその床
下空間の空気を室内空間に取入れるシステムが如何に有
効なものであるかを短時間で分かり易く説明しうる点で
望ましい。
【0006】又室内空間部、床下空間部、屋外空間部の
少なくとも1つの空間部に、空間部の展示用の想定温度
を表示する温度表示装置を設けることが、床下空間の空
気を室内空間に取入れるシステムにより各空間の温度が
どのように変化するかを目で見て体験してもらえる点で
望ましい。
【0007】又室内空間部、床下空間部、屋外空間部の
少なくとも1つに、温度を調整した空気を実際に供給す
る調温具を設けることが、床下空間の空気を室内空間に
取入れるシステムにより各空間の温度がどのように変化
するかを実際に体感温度として体験してもらえることが
可能となる点で望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1〜5において本発明の家屋
の空気流通の展示装置1(以下展示装置1という)は、
家屋での空気流通を模式的に表示して展示するいわゆる
シミュレーション装置である。
【0009】又展示装置1は、図1、図2に示すよう
に、垂直な前板19と、この前板19の両側縁から後方
にのびる垂直な側板20、20と、前板19の上縁から
後方にのびかつ側板20、20の上縁間をつなぐ水平な
上板21と、この上板21の後縁から垂下し側板20、
20の後縁間をつなぐ垂直な背板22と、前板19、側
板20、20、背板22を下方部でつなぐ水平な底板2
3とからなる直方体状の基箱24を有するとともに、こ
の基箱24の前記前板19に、該基箱24の内部を表示
するための矩形の開口部26が設けられ、かつこの開口
部26によって外部から見える位置しかも前記底板23
上方に、基箱24内部を上下に仕切る水平な仕切り板2
7を配設している。
【0010】なお前記開口部26を、ガラス、プラスチ
ック等からなる透明板によって遮蔽し、基箱24の内部
を気密な空間としてもよい。
【0011】前記仕切り板27上方の基箱24内部は、
室内空間を前記開口部26を通して表示する室内空間部
2を形成し、かつ仕切り板27下方の基箱24内部は、
床下空間を前記開口部26を通して表示する床下空間部
3を形成するとともに、前記仕切り板27は、室内空間
部2と床下空間部3とを上下に仕切ることにより床を表
示する床仕切り部4を形成する。
【0012】従って、展示装置1は、室内空間部2と床
下空間部3と床仕切り部4とを含む、本実施形態では、
室内空間部2と床下空間部3と床仕切り部4とからなる
家屋表示部5を具える。
【0013】なお前記開口部26の上縁よりもやや上方
には、室内空間の天井を表示する天井部29が、例えば
板材30の基箱24内部での架け渡しにより形成される
とともに、室内空間部2は、本例では、前記背板22か
ら前方にのびかつスリット32を下方部に有する通気ド
ア31が取付けられた間仕切り壁表示用の間仕切り部3
3によって、図1、図2において左右に分割された第1
の室内空間部2A(左側)と第2の室内空間部2B(右
側)とを含む。なお前記通気ドア31は、その上方部に
もスリットが設けられていても良い。又通気ドア31の
上方又は普通のドアの上方等において、間仕切り部33
にファン等の換気口部を設けても良い。
【0014】又前記底板23上には、防蟻シート28が
敷設され、前記床下空間部3の空気が清潔であることを
分かり易く表示できる。なお底板23上に、防湿シート
を単独で、又は防蟻シート28と共に敷設してもよく、
かかる場合、床下空間部3の空気が低湿度であることを
分かり易く説明しうる。又防蟻、防湿兼用として1枚の
防蟻・防湿シートを用いることも出来る。
【0015】さらに展示装置1は、前記床下空間部3の
空気を室内空間部2に送る送気装置6を具える。
【0016】前記送気装置6は、本実施形態では、前記
第1の室内空間部2Aに配された階段表示用の階段部3
4に配設される階段送気装置16と、前記第2の室内空
間部2Bにおいて前記床仕切り部4に配設される床面送
気装置17とを含む。
【0017】前記階段送気装置16は、図4に示すよう
に、最下段の踏板部35下方かつ前記床仕切り部4に設
けた孔部36と、最下段のけ込み板部37に設けられた
開口部39とを継ぐ送気空間ASに収納される本体部1
6A、および前記開口部39に面するルーバ43を有す
るとともに該開口部39を覆うグリル44とを具える。
【0018】前記本体部16Aは、前記孔部36を覆う
防虫ネット40を張設した孔部41Aを有する下地板4
1と、この下地板41上に載置されるとともに孔部36
と前記防虫ネット40とをへて床下空間部3の空気を前
記開口部39から第1の室内空間部2Aに吹出す送風機
42とからなる。
【0019】又前記本体部16A、すなわち前記下地板
41と送風機42とは、前記開口部39から挿入するこ
とにより前記送気空間ASに収納され、かつ前記グリル
44は、ネジ等の固着具を用いて前記け込み板部37に
着脱自在に取付けられる。
【0020】このように階段送気装置16は、階段部3
4下方のデッドスペースを有効に活用しつつ床下空間部
3の空気を、第1の室内空間部2A及び前記通気ドア3
1のスリット32をへて第2の室内空間部2Bに実際に
送りうるとともに、見映えを損なうことなくかつ構成簡
易に形成できる他、グリル44を取外すことで、前記下
地板41と送風機42とを第1の室内空間部2に取出す
ことができ、前記防虫ネット40の清掃、送風機42の
メンテナンス等を容易とする。
【0021】なお階段送気装置16に、床下空間の空気
に含まれる花粉、窒素酸化物、ホコリ等を除去して室内
空間に送るためのフィルタを設けても良い。かかる場
合、花粉等のアレルギー体質の人にも配慮できる。
【0022】本実施形態の展示装置1にあっては、前述
したような効果を奏しうる階段送気装置16も併せて展
示することによって、その有効性、便宜性を分かり易く
説明しうる。
【0023】又前記床面送気装置17は、図3に示すよ
うに、前記床仕切り部4に設けられた開口部45を覆う
着脱自在な床面蓋46と、この床面蓋46に上端が取付
けられかつ前記床下空間部3で垂下する取付枠体47
と、この取付枠体47の下部かつ前記床面蓋46下方に
取付けられるとともに床下空間部3の空気を吹出す送風
口49を上面に有する送風機50と、前記床面蓋46に
設けられた孔部51と前記送風口49とを継ぐ例えば円
筒状の立上げ板52と、前記孔部51に回動自在に配さ
れかつ上面を円弧状とししかも前記送風機50によって
吹出された空気を床仕切り部4上面に対して小さい角度
で第2の室内空間部2Bを吹出す蓋体53とを具える。
なおこの床面送気装置17にも、花粉、窒素酸化物、ホ
コリ等を除去し、アレルギー性疾患に配慮しうるフィル
タを設けても良い。
【0024】このような床面送気装置17は、その蓋体
53の床仕切り部4上面からの円弧状の突出によって、
歩行の際の躓きを防ぎながら床下空間部3の空気を第2
の室内空間部2Bに、該床仕切り部4上面に対して小さ
い角度で実際に送る等の効果を奏しうるが、本実施形態
の展示装置1では、このような効果を発揮する床面送気
装置17も併せて展示することによって、その有効性、
便宜性を分かり易く説明しうる。
【0025】又前記天井部29には、室内空間部2を照
らす灯の他、本実施形態では、第2の室内空間部2Bに
おいて、空気を吸って吹き出すサーキュレータ57が設
けられている。このサーキュレータ57は、第2の室内
空間部2B内の空気がある温度になるとセンサが感知し
て自動的に運転を開始し、該空気を循環させ、床仕切り
部4近傍と天井部29近傍との温度が均一化できること
を表示するものであるが、後述する矢印体54によって
空気の循環を表現できるため、コスト面での利点等から
全くのダミーのサーキュレータを用いている。しかし、
実物のサーキュレータを用いても良い。
【0026】さらに第2の室内空間部2Bにおいて、外
壁を表示する前記側板20には、換気口を表示する換気
口部18が設けられる。この換気口部18としては、通
常の換気扇の他、室内空間で生じるタバコ等の煙、二酸
化炭素、埃等をセンサで検知して自動的に作動するセン
サ付ファン、室内空間部2の汚れた空気をセンサで感知
して屋外(実際には展示装置1が設置される展示ルーム
内の空間)に自動排出しかつ屋外の清浄な空気を熱交換
等により調温して室内空間部2に取入れる外壁送気装
置、これらに花粉、窒素酸化物、ホコリ等を除去するフ
ィルタを設置したもの等、種々の空気清浄装置、調温送
気装置を用いることが出来る。なお本実施形態では、換
気口部18をコスト面の利点等から全くのダミーとして
いるが、実物の前述したような装置を用いることも出来
る。
【0027】又展示装置1は、室内空間部2内部に、空
気の流れを示す矢印体54を適宜の固着手段を用いて固
定しており、この矢印体54内に収納された2色、例え
ば赤、青のランプによって、該矢印体54は、冷気のと
きは青光りし、暖気のときは赤光りする。従って、冷
気、暖気の流れを即座に目で見て知らせることができ
る。なお2色は、赤、青に限定されることは勿論ない。
又矢印体54を、前記開口部26を通して明瞭に見える
位置で、前記背板22に埋込んでも良い。
【0028】なお本実施形態では、前記矢印体54は、
前記階段送気装置16からの空気の吹出しを示す第1の
矢印体54Aと、前記通気ドア31のスリット32を通
り第1の室内空間部2Aから第2の室内空間部2Bへの
空気の流れを示す第2の矢印体54Bと、前記床面送気
装置17からの空気の吹出しを示す第3の矢印体54C
と、前記サーキュレータ57による天井部29近傍から
床仕切り部4に向けての空気の循環、いわゆるエアター
ンを示す第4の矢印体54Dと、前記換気口部18によ
る空気の排出及び吹出しを夫々示す第5の矢印体54
E、54Fとを含む。
【0029】さらに室内空間部2には、空気の流れ、特
に空気流の向き、強さを明瞭に示すために、前記天井部
29から垂下する紐状体55A下端に重り55Bを取付
けた吊下げ体55、前記床仕切り部4から立上がる例え
ばプロペラ状の風車56等の風検知具63が設けられ
る。
【0030】又室内空間部2、床下空間部3の少なくと
も1つの空間部、本実施形態では、両方の空間部2、3
に、該空間部2、3の展示用の想定温度を表示する温度
表示装置7、9を設けている。
【0031】ここで「展示用の想定温度」とは、例えば
前記送気装置6等を作動させたときの想定温度であり、
実際の温度とは異なってもよい。
【0032】しかし、室内空間部2、床下空間部3の少
なくとも1つの空間部、例えば室内空間部2に、温度を
調整した空気を実際に供給するエアコン等の調温具14
を設けたときには、前記温度表示装置7、9によって実
際の温度をそのまま、又は近似的に表示させることも出
来る。
【0033】なお前記室内空間部2の想定温度を表示す
る前記温度表示装置7は、天井部29近傍の想定温度を
表示する天井側温度表示装置7Aと、床仕切り部4近傍
の想定温度を表示する床側温度表示装置7Bとを含む。
【0034】又展示装置1の前記屋外の想定温度を表示
する温度表示装置15を、例えば床下空間部3に設けて
もよい。
【0035】又展示装置1は、前記前板19かつ開口部
26側方に、太陽を表示する照光灯60、60と、太陽
電池を表示する太陽電池部61とを具える。この太陽電
池部61は、太陽電池を用いて前記送気装置6等を作動
させることをお客様に説明するためのものであり、全く
のダミーでよい。しかし、前記照光灯60により実際に
発電し、送気装置6、換気口部18、サーキュレータ5
7、前記風検知具63等の全て又は一部を作動させるも
のであっても良い。
【0036】さらに展示装置1は、前記階段送気装置1
6、床面送気装置17等の送気装置6による空気の吹出
し、センサ付ファン等の換気口部18による換気、前記
サーキュレータ57によるエアターンなどを、お客様に
分かり易く知ってもらうための操作盤59を、例えば前
記基箱24の前方に設置している。
【0037】前記操作盤59は、図5に示すように、本
実施形態では、展示装置1の主電源を入切するメインス
イッチMと、夏モードに切替える夏スイッチSSと、冬
モードに切替える冬スイッチWSと、前記照光灯60、
60を点灯させかつ前記階段送気装置16からの空気の
吹出し(実際に空気を吹出すが、空気を吹出さないでも
よい)を示す前記第1の矢印体54Aを夏モードでは青
に、冬モードでは赤に光らせるソーラ階段送気スイッチ
SA、WAと、前記第2の矢印体54Bを夏モードでは
青に、冬モードでは赤に光らせることにより前記通気ド
ア31のスリット32を通る空気の流れを表現する通気
ドアスイッチSD、WDと、前記床面送気装置17から
の空気の吹出し(実際に空気を吹出すが、空気を吹出さ
なくてもよい)を示す前記第3の矢印体54Cを夏モー
ドでは青に、冬モードでは赤に光らせる床面送気スイッ
チSF、WFと、冬モードにおいて天井部29近傍に滞
留した暖気を床仕切り部4に向かって循環させる前記サ
ーキュレータ57の作用を示すための前記第4の矢印体
54Dを赤に光らせるオートエアターンスイッチWT
と、前記換気口部18によって空気を吹込みかつ調温し
た空気を吹出すことを示す前記第5の矢印体54E、5
4Fを夏モードでは青に、冬モードでは赤に光らせるセ
ンサ付ファンスイッチSB、WBとを具える。
【0038】なお前記温度表示装置7(7A、7B)、
9、15は、お客様が操作盤59を操作することによ
り、適宜の制御装置で制御されて夏モード、冬モード夫
々における想定温度を表示する。例えば夏スイッチSS
を押釦すると、床下空気の温度が屋外に比べて如何に低
いかを前記温度表示装置9、15によって知ってもらう
ことができ、逆に冬スイッチWSを押釦すると床下空間
の温度が屋外に比べて如何に高いかを知ってもらうこと
が出来る。さらに例えば冬モードにおいて、前記オート
エアターンスイッチWTを押釦することにより、天井側
温度表示装置7Aと床側温度表示装置7Bとが表示する
想定温度の差が小さくなることも知ってもらえ、前記サ
ーキュレータ57の有効性を分かり易く説明しうる。
【0039】このように本発明の展示装置1は、お客様
が前記操作盤59を操作することにより、床下空間の空
気を室内空間に取入れるシステムの有効性を分かり易く
簡単にかつ短時間で理解してもらえるとともに、前記温
度表示装置7、9、15によって各空間及び屋外の温度
がどのように変化するかを、夏モード、冬モード夫々に
おいてより現実に近い形で短時間で目で見て体験しても
らうことが出来る。
【0040】又前記調温具14を設けることによって、
室内空間部2、床下空間部4の想定温度を実際の温度に
近づけることができ、前記システムの有効性、季節によ
る温度の違い等をより現実に近い形で実際の体感温度と
して体験してもらうことが出来る。
【0041】なお前記開口部26を透明板によって遮蔽
したときには、室内空間部2等の想定温度を実際の各季
節での温度により近づけることができ、例えば前記透明
板に腕を挿入しうる開閉自在な開口部を設けることによ
って、お客様に現実感を持たせて体感してもらうことが
出来る。
【0042】又前記送気装置6等は、これらの展示を兼
ねて実際に使用されるものを用いているが、全くのダミ
ーとすることもでき、この場合、前述したように、前記
矢印体54の点灯、風車56等の風検知具63などを作
動させかつ温度表示装置7、9、15によって実際とは
異なる想定温度を制御して表示させることにより、前記
システムの有効性を説明することが出来る。
【0043】又送気装置6として、本実施形態では図
3、図4に示す構成の床面送気装置17と階段送気装置
16とを用いたが、これらは例えば床仕切り部4上面と
フラットな吹出し口を有する送気装置、出窓の下部に一
体に形成された出窓送気装置など、種々の変更が可能で
あり、その数も1又は3個以上であっても良い。
【0044】さらに前記間仕切り部33は、これを設置
することにより2つの室内空間部2、即ち前記第1の室
内空間部2Aと第2の室内空間部2Bとの間の空気流通
を展示しうるという利点を有するが、室内空間部2に間
仕切り部を設けないものでも良く、又2以上の間仕切り
部を設けてもよい。
【0045】又前記操作盤59の構成も、前述したもの
に限られることなく、展示装置1の展示内容の変更に応
じて、種々変更できる。
【0046】図6に本発明の実施の他の形態を示す。本
実施形態において展示装置1の家屋表示部5は、室内空
間部2、床下空間部3、床仕切り部4に加えて、屋外空
間を表示する屋外空間部10を具えるとともに、室内空
間部2と床下空間部3とをこの屋外空間部10から仕切
る外壁、布基礎を表示する縦仕切り部11が設けられ
る。
【0047】又前記縦仕切り部11には、屋外空間部1
0の空気を床下空間部3に導く換気口部12が形成され
るとともに、屋外空間部10の展示用の想定温度を表示
する温度表示装置13を、例えば前記床下空間部3に設
置している。
【0048】又図6において上記以外の構成は、前記実
施形態の構成との共通部分において、これを説明すると
きに用いた符号と同じ符号を使用して表している。
【0049】なお本実施形態においても、室内空間部
2、床下空間部3、屋外空間部10の少なくとも1つに
温度を調整した空気を実際に供給するエアコン等の調温
具14を設けることができ、かかる場合、お客様に実際
に温度を体感してもらうことが出来る。
【0050】このように屋外空間部10を設け、かつ縦
仕切り部11に前記換気口部12を形成したため、屋外
空間の空気を床下空間に取入れ、その床下空間の空気を
室内空間に取入れるシステムが如何に有効なものである
かを短時間で知ってもらうことが出来る。
【0051】又本発明の展示装置1において、例えば温
度表示装置を室内空間部2のみに設けてもよく、さらに
エアコン等の調温具を、前記床下空間部3、屋外空間部
10にも配設しうる。
【0052】
【発明の効果】叙上の如く本発明の家屋の空気流通の展
示装置は、室内空間部と、床下空間部と、室内空間部と
床下空間部とを上下に仕切る床仕切り部とを含み家屋を
模式的に表示する家屋表示部を具え、かつ床下空間部の
空気を室内空間部に送る送気装置を配しているため、床
下空間の空気を室内空間に取入れるシステムのシミュレ
ーションを行うことで、このシステムを分かり易く説明
でき、該システムが如何に有効なものであるかを手軽に
短時間で知ってもらうことが出来る。
【0053】又請求項2の発明において、前記家屋表示
部が屋外空間を表示する屋外空間部を具え、かつ室内空
間部と床下空間部とをこの屋外空間部から仕切る外壁、
布基礎を表示する縦仕切り部を設け、この縦仕切り部に
屋外空間部の空気を床下空間部に導く換気口部を形成し
たときには、屋外空間の空気を床下空間に取入れ、その
床下空間の空気を室内空間に取入れるシステムのシミュ
レーションを行うことで、このシステムを分かり易く説
明でき、該システムが如何に有効なものであるかを手軽
に知ってもらうことが出来る。
【0054】さらに請求項3の発明において、室内空間
部、床下空間部、屋外空間部の少なくとも1つの空間部
に、空間部の展示用の想定温度を表示する温度表示装置
を設けたときには、床下空間の空気を室内空間に取入れ
るシステムにおける温度変化のシミュレーションを行う
ことができ、このシステムを目で見て体験しうるととも
に、特に季節毎の違った想定温度を表示することによっ
て、季節による温度の違い、前記システムの有効性をよ
り現実に近い形で短時間で目で見て体験することが可能
となる。
【0055】又請求項4の発明において、室内空間部、
床下空間部、屋外空間部の少なくとも1つに、温度を調
整した空気を実際に供給する調温具を設けたときには、
床下空間の空気を室内空間に取入れるシステムにおける
温度変化を実際に体感温度として体験することが可能と
なるとともに、特に季節毎の違った温度設定をすること
によって、季節による温度の違い、前記システムの有効
性をより現実に近い形で短時間で実際に体感温度として
体験することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】その正面図である。
【図3】送気装置の一例を示す断面図である。
【図4】送気装置の他の例を示す断面図である。
【図5】操作盤の一例を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の他の形態を示す正面図である。
【符号の説明】
2 室内空間部 3 床下空間部 4 床仕切り部 5 家屋表示部 6 送気装置 7、9、13 温度表示装置 10 屋外空間部 11 縦仕切り部 12 換気口部 14 調温具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋での空気流通を模式的に表示して展示
    する家屋の空気流通の展示装置であって、 室内空間を表示する室内空間部と、床下空間を表示する
    床下空間部と、室内空間部と床下空間部とを上下に仕切
    ることにより床を表示する床仕切り部とを含む家屋表示
    部を具えるとともに、 床下空間部の空気を室内空間部に送る送気装置を配する
    ことを特徴とする家屋風流れの展示装置。
  2. 【請求項2】前記家屋表示部は、屋外空間を表示する屋
    外空間部を具え、かつ室内空間部と床下空間部とをこの
    屋外空間部から仕切る外壁、布基礎を表示する縦仕切り
    部が設けられるとともに、この縦仕切り部に、屋外空間
    部の空気を床下空間部に導く換気口部を形成したことを
    特徴とする請求項1記載の家屋風流れの展示装置。
  3. 【請求項3】室内空間部、床下空間部、屋外空間部の少
    なくとも1つの空間部に、空間部の展示用の想定温度を
    表示する温度表示装置を設けたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の家屋風流れの展示装置。
  4. 【請求項4】室内空間部、床下空間部、屋外空間部の少
    なくとも1つに、温度を調整した空気を実際に供給する
    調温具を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の家屋風流れの展示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004191522A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Sumitomo Forestry Co Ltd 自然災害シミュレーション装置
JP2010160767A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Hochiki Corp 煙感知器の試験設備及びそのための装置
JP2010160768A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Hochiki Corp 煙感知器の試験設備の制御方法
CN112951068A (zh) * 2021-01-27 2021-06-11 刘润乾 可快速拆装的乡村规划用建筑排列模型

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