JP2002221898A - 換気構造展示装置 - Google Patents

換気構造展示装置

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JP2002221898A
JP2002221898A JP2001018369A JP2001018369A JP2002221898A JP 2002221898 A JP2002221898 A JP 2002221898A JP 2001018369 A JP2001018369 A JP 2001018369A JP 2001018369 A JP2001018369 A JP 2001018369A JP 2002221898 A JP2002221898 A JP 2002221898A
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JP
Japan
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ventilation
air
model
ventilation structure
lamp
Prior art date
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Application number
JP2001018369A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Yamamoto
龍彦 山本
Shingo Kubo
新吾 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】換気構造を容易に把握でき、その良さを印象づ
けることができる換気構造展示装置を提供する。 【解決手段】下端部周縁に空気取入口25が設けられた
以外は略密閉状態に形成され、上部に換気口20が設け
られてなる住宅型の気密模型2と、この気密模型2の下
に設けられ、気密模型2内を通過して換気口20に向け
て照射するようになされたランプ3と、換気口20に設
けられてなる回り燈籠4とを具備し、ランプ3の照射に
よって温められる気密模型2内の空気によって、回り燈
籠4が作動するようになされた換気構造展示装置1であ
る。また、それぞれの運転状態に合わせて擬似運転する
ようになされた擬似換気装置5が併設されてなるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅建物における換気
構造を擬似的に展示するための装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、断熱性と気密性に優れた住宅
建物において、住宅建物内の上部位置に換気装置を設
け、計画換気を行う換気構造が提案されている。
【0003】すなわち、この換気構造は、住宅建物内に
おいて、高温空気が上昇して住宅建物内の上部位置に溜
まるので、この上部位置に溜まった高温空気を、四季に
応じて換気制御することで、快適な居住空間を構成する
ことができる。
【0004】この場合、住宅建物において、上部位置に
高温空気が溜まるといったことや、この溜まった高温空
気を四季に応じてどのように換気制御するかといったこ
と、すなわち、住宅建物内における空気の分布と、それ
をどのように制御するかといったことは、住宅建物のカ
タログに紹介したり、展示住宅に訪れた購入予定者に、
口頭で説明したりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この換気構造
を説明する場合、住宅建物内の上部位置に、実際に高温
空気が溜まって来るか否かということは、空気自体が目
に見えないものであるため、誰にでも判るように容易に
説明することができず、かつ、容易に理解してもらうこ
とができない。したがって、住宅建物の上部位置に設け
た換気装置が、この住宅建物内の上部位置に溜まってく
る高温空気を換気制御しているといったことも、容易に
説明することができず、かつ、容易に理解してもらうこ
ともできないこととなる。
【0006】また、カタログに紹介したり、口頭で説明
したりする場合、説明に時間がかかって煩わしくなる。
【0007】さらに、カタログの紹介や口頭での説明の
場合、単に性能の違いなどを数値で把握するだけになっ
てしまい、換気構造の良さを印象づけることができない
といった不都合を生じることとなる。
【0008】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、換気構造を容易に把握でき、その良さを印象
づけることができる換気構造展示装置を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の換気構造展示装置は、下端部周縁に空気取入
口が設けられた以外は略密閉状態に形成され、上部に換
気口が設けられてなる住宅型の気密模型と、この気密模
型の下に設けられ、気密模型内を通過して換気口に向け
て照射するようになされたランプと、換気口に設けられ
てなる回り燈籠とを具備し、ランプの照射によって温め
られる気密模型内の空気によって、回り燈籠が作動する
ようになされたものである。
【0010】また、それぞれの運転状態に合わせて擬似
運転するようになされた擬似換気装置が併設されてなる
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は換気構造展示装置1の全体構成の概
略を示し、図2は同換気構造展示装置1の設置状態を示
している。
【0013】すなわち、この換気構造展示装置1は、気
密模型2と、ランプ3と、回り燈籠4とを具備し、ラン
プ3の照射によって温められる気密模型2内の空気によ
って、回り燈籠4が作動するようになされている。
【0014】気密模型2は、透明の樹脂板によって、切
妻屋根21を有する略家型に組み立てられてなる。気密
模型2は、その内部に天井板22が設けられて、居室空
間23と小屋裏24とに仕切られている。居室空間23
は、側壁に設けられた開口部25から、屋外の空気が取
り入れられるようになされている。居室空間23は、天
井板22から小屋裏24を介して切妻屋根21へと貫通
する円筒状の換気口20が設けられている。
【0015】この気密模型2は、気密模型2の周囲四辺
を覆うようになされた透明の樹脂板からなる囲い10の
中に設けられ、開口部25から居室空間23内に横風な
どが吹き込まないようになされている。
【0016】ランプ3は、上記囲い10の下の基台11
の中に納められ、気密模型2の底面から、この気密模型
2の居室空間23内を照射するようになされている。こ
のランプ3は、基台11に設けたスイッチ31によって
オンオフすることができるようになされている。
【0017】回り燈籠4は、上記気密模型2の換気口2
0内に設けられる。
【0018】このようにして構成される換気構造展示装
置1は、ランプ3による照射を開始すると、気密模型2
の居室空間23内の空気がランプ3の照射によって温め
られることとなる。
【0019】この温められた空気は、居室空間23内を
上昇して換気口20から排気されることとなり、同時
に、開口部25から随時、新たな空気が居室空間23内
に取り入れられることとなる。そのため、ランプ3を照
射している間は、ランプ3によって温められた高温の空
気が常に上昇して換気口20から排気されることとな
り、この排気によって換気口20に設けられた回り燈籠
4が回り続けることとなる。
【0020】したがって、この換気構造展示装置1によ
ると、居室空間23内で温められた高温の空気が、上昇
して天井付近に溜まるといったことを、換気口20に設
けた回り燈籠4の動きによって、見学者に容易に理解し
てもらうことができる。
【0021】この換気構造展示装置1は、実物大の擬似
換気装置5とともに、住宅展示棟などの内部に展示され
る。
【0022】擬似換気装置5は、天井下地材51に固定
され、居室内の空気を、換気路50を介して屋外に換気
するようになされている。この擬似換気装置5は、換気
路50を開閉する換気ダンパー52と、補助ファン53
とが設けられている。
【0023】この擬似換気装置5は、制御盤6に設けら
れた夏季運転スイッチ61、冬季運転スイッチ62、春
秋運転スイッチ63、停止スイッチ64、清浄スイッチ
65の五つのスイッチを操作することによって、実際に
天井付近に溜まった高温の空気をどのうよに換気制御す
るか、それぞれの運転状態を再現することができるよう
になされている。
【0024】夏季運転スイッチ61を押すと、擬似換気
装置5は、換気ダンパー52が開いて補助ファン53が
作動して夏季の運転状態を再現する。すなわち、夏季
は、住宅建物内の空気が温められて天井付近に高温空気
が溜まり易いが、屋外も高温であるため、自然換気量が
不足し、単に換気ダンパー52を開けただけでは、室内
の高温空気が屋外に出て行かない。したがって、この夏
季の運転状態では、換気ダンパー52を開いて、補助フ
ァン53を作動させることで、必要換気量を確保してい
ることを説明することができる。
【0025】冬季運転スイッチ62を押すと、擬似換気
装置5は、換気ダンパー52が閉じて冬季の運転状態を
再現する。すなわち、冬季は、住宅建物内の天井付近に
溜まった高温空気は、屋外の温度よりも相当暖かいの
で、自然換気量が過多となり、単に換気ダンパー52を
開けただけで、室内の高温空気が一挙に屋外に出てしま
う、または、屋外の冷たい空気が住宅建物内の天井付近
に吹き込んで、住宅建物内の温度を低下させてしまうこ
ととなる。したがって、この冬季の運転状態では、補助
ファン53を停止させたままで、換気ダンパー52を開
閉制御することで、必要換気量を確保しているといった
ことを説明することができる。
【0026】春秋運転スイッチ63を押すと、擬似換気
装置5は、換気ダンパー52が適宜のに開閉して春秋季
の運転状態を再現する。すなわち、春秋季は、住宅建物
内の温度と屋外の温度との差があまり無く略同じである
ため、住宅建物内の天井付近に溜まった高温空気は、換
気ダンパー52を適宜に開閉するだけで、屋外へと換気
されることとなる。したがって、この春秋季の運転状態
では、換気ダンパー52を適宜に開閉制御することで、
必要換気量を確保しているといったことを説明すること
ができる。
【0027】清浄運転スイッチ64を押すと、擬似換気
装置5は、換気ダンパー52が開き、補助ファン53が
作動して清浄運転を再現する。すなわち、清浄運転で
は、住宅建物内の天井付近に溜まった高温空気の如何に
関わらず、換気ダンパー52が開いて補助ファン53が
作動することで、住宅建物内の空気全体を屋外の新鮮な
空気に換気しているといったことを説明することができ
る。
【0028】停止スイッチ65を押すと、擬似換気装置
5による擬似運転を停止することができる。
【0029】したがって、上記した換気構造展示装置1
と擬似換気装置5とを、住宅展示棟(図示省略)などに
併設することで、住宅建物内における空気の流れとその
換気制御のメカニズムを、見学者に容易に説明すること
ができるとともに、容易に理解してもらえることとな
る。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、ラ
ンプの照射によって温められる気密模型内の空気によっ
て、回り燈籠が作動するので、住宅建物内において、高
温空気が上部位置に溜まってくることを容易に説明する
ことができ、容易に理解してもらうことできる。
【0031】また、擬似換気装置を併設することで、こ
の住宅建物内の上部位置に溜まる高温空気を、どのよう
に換気制御しているかといったことを、容易に説明する
ことができ、容易に理解してもらえることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る換気構造展示装置の全体構成の概
略を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る換気構造展示装置を擬似換気装置
と併設した状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 換気構造展示装置 2 気密模型 20 換気口 25 開口部(空気取入口) 3 ランプ 4回り燈籠 5 擬似換気装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部周縁に空気取入口が設けられた以
    外は略密閉状態に形成され、上部に換気口が設けられて
    なる住宅型の気密模型と、 この気密模型の下に設けられ、気密模型内を通過して換
    気口に向けて照射するようになされたランプと、 換気口に設けられてなる回り燈籠とを具備し、 ランプの照射によって温められる気密模型内の空気によ
    って、回り燈籠が作動するようになされたことを特徴と
    する換気構造展示装置。
  2. 【請求項2】 それぞれの運転状態に合わせて擬似運転
    するようになされた擬似換気装置が併設されてなる請求
    項1記載の換気構造展示装置。
JP2001018369A 2001-01-26 2001-01-26 換気構造展示装置 Pending JP2002221898A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111028654A (zh) * 2019-12-02 2020-04-17 徐州市营建社规划设计咨询有限公司 一种调节式房地产销售用讲解台
CN113888952A (zh) * 2021-10-25 2022-01-04 西安大峡谷视觉科技有限公司 一种沙盘模型展示装置

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CN111028654A (zh) * 2019-12-02 2020-04-17 徐州市营建社规划设计咨询有限公司 一种调节式房地产销售用讲解台
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