JPH10161213A - カメラサーバ及びカメラクライアント及び制御方法及びシステム及び記憶媒体 - Google Patents

カメラサーバ及びカメラクライアント及び制御方法及びシステム及び記憶媒体

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JPH10161213A
JPH10161213A JP8320557A JP32055796A JPH10161213A JP H10161213 A JPH10161213 A JP H10161213A JP 8320557 A JP8320557 A JP 8320557A JP 32055796 A JP32055796 A JP 32055796A JP H10161213 A JPH10161213 A JP H10161213A
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智明 河合
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晃一 矢野
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真也 瓜阪
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントを複数のグループ毎に管理し、
それぞれのグループに属するクライアントに対してはそ
のグループの制限範囲内でカメラを制御を行なわせる。 【解決手段】 主記憶メモリ1−15の制限範囲テーブ
ル1−133には予めカメラクライアントを特権レベル
毎のカメラ制御にかかる制限情報を記憶しておき、許可
テーブル1−132には各グループ毎を管理する情報を
記憶している。あるカメラクライアントにカメラ制御権
を与えたとき、そのカメラクライアントがどのような特
権レベルのグループに属しているのかを判断し、その特
権レベルで決められる制限情報に従った範囲内でカメラ
制御を許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラサーバ及びカ
メラクライアント及び制御方法及び記憶媒体及びシステ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、ビデオカメラの映像を遠
隔地の多地点で観察できるシステム、より詳しくは、単
にカメラ映像を観察するだけでなく遠隔からカメラのパ
ン・チルト角度やズーム倍率を遠隔制御可能にした技術
を提案した。例えば、インターネット上のWWW(World
Wide Web)上に、カメラを制御する装置(カメラサー
バ)を接続し、遠隔の不特定多数の装置(クライアン
ト)からカメラで撮影したリアルタイム映像をアクセス
者に配送するだけでなく、そのうちの1つのクライアン
ト装置では、そのカメラの制御(パン、チルト、ズー
ム)をも許可するシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、配送映像に
対して複数のクライアントが同時アクセスできる状況に
おいて、特定の人からの映像へのアクセスを拒否したい
場合がある。カメラが制御可能である場合には、ある範
囲は見せても良いが、ある範囲は見せたくない場合も当
然有り得る。またその範囲に関しても、人、グループに
応じてそれぞれ異なることもあるだろう。例えばグルー
プAに属する人には、パン角度X〜Yの間は見せたくな
いが、グループBに属する人には見られても構わない場
合等である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑み成されたものであり、クライアントを複数のグルー
プ毎に管理し、それぞれのグループに属するクライアン
トに対してはそのグループの制限範囲内でカメラを制御
を行なわせることを可能にするカメラサーバを提供しよ
うとするものである。
【0005】また、第2の発明は上記カメラサーバに接
続するカメラクライアントにおいて制限内容を把握でき
るようにしたカメラクライアントを提供しようとするも
のである。
【0006】上記第1の発明を実現するため、例えばカ
メラサーバは以下の構成を備える。すなわち、撮像装置
を有し、遠隔にある1つ或いは複数のクライアントに向
けて撮影された映像データを転送するカメラサーバであ
って、クライアントの属するグループと、当該グループ
毎の制御制限情報を記憶する記憶手段と、接続されたク
ライアントの中の、前記撮像装置の制御権を有している
クライアントがどのグループに属しているかを判断する
判断手段と、制御権を有するクライアントからのカメラ
制御要求があった場合、前記判断手段の判断結果に基づ
く制御制限情報に従ってカメラ制御を行なう制御手段と
を備える。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態を詳細に説明する。
【0008】先ず、本発明にかかる実施形態の概要を説
明すると、本実施形態では、カメラ制御サーバに接続さ
れたカメラからの映像を、ネットワークを介してカメラ
クライアントから眺める際に、カメラ映像をアクセスし
ているメンバーに応じて、カメラ制御可能範囲を動的に
変更しようとするものである。
【0009】図1は本実施形態のシステムのブロック構
成図を示している。図示で、1−1はカメラサーバ装置
であり、1−2,1−3,1−4、…はカメラクライア
ント装置になっている。尚、以下ではカメラサーバ装置
を単にカメラサーバ、カメラクライアント装置を単にカ
メラクライアントという。
【0010】カメラサーバ1−1ではビデオカメラから
の映像を取り込みカメラクライアントへの配送を行うと
共に、カメラクライアントからのカメラ制御指令を受け
付けカメラを撮影状態(パン、チルト、ズーム等)を制
御する機能を持つ。カメラクライアント装置の数は特に
制限はないが、本実施形態では、図示の通り3つとす
る。カメラクライアント1−2,1−3,1−4では、
カメラサーバ1−1からの映像配送を要求し映像を見る
と共に、カメラ制御要求をカメラサーバ1−1に対して
転送する。カメラサーバ1−1はこの要求に応じて、1
つのカメラクライアントに対してのみ制御権を与え、他
のカメラクライアントに対しては単に撮影された映像を
転送する。すなわち、カメラ制御権は排他制御されてい
る。
【0011】さて、カメラサーバ1−1の構成は以下の
ようになっている。
【0012】1−11は固体撮像素子を有するビデオカ
メラで、撮影倍率(ズーム)を変化自在になっており、
所定の雲台を有している。1−12はビデオカメラ1−
11のズーム、雲台の水平方向の回動(パン)及び上下
方向の回動(チルト)の駆動制御信号を供給するカメラ
制御部である。1−13はビデオカメラ1−11より撮
影された映像を取り込むビデオキャプチャ部であり、ビ
デオカメラ1−11からの映像NTSC信号を取り込み
A/D変換後、MotionJPEG圧縮し出力する。なお、
ここでは映像の圧縮形式として、MotionJPEG圧縮と
したが、本実施形態として圧縮形式にこだわるものでは
ない。
【0013】1−14は、本カメラサーバ1−1がネッ
トワーク1−0と接続するためのネットワークインタフ
ェースである。1−16はカメラサーバ1−1全体の制
御を行なうCPUであって、2次記憶装置1−17より
主記憶メモリ1−15に読み込まれたOS,カメラ制御
プログラムに従って制御動作する。主記憶メモリ1−1
5は、上記のようなプログラムの格納領域とCPU1−
16のワークエリアとしても使用されるが、図示の如
く、識別子バッファ1−131、許可テーブル1−13
2、制御範囲テーブル1−133、転送先テーブル1−
134を有する。これらの各領域に相当する部分は、2
次記憶装置1−17にファイルとして記憶されているも
のであり、起動時に主記憶メモリ1−15にロードされ
る。但し、RAM1−15がバックアップ電源によって
常時電力の供給を受けている場合には、必ずしも2次記
憶装置1−17にファイルとして格納されている必要は
ない。
【0014】さて、上記構成において、CPU1ー16
はビデオキャプチャ部1−13から出力された圧縮映像
データをネットワークインタフェース1−14を介し
て、カメラクライアントとして接続されている装置に向
けて転送する。一方、制御権が与えられているカメラク
ライアントからカメラ制御指示要求があると、それを受
取、カメラ制御部1−12に対して指示された内容に従
ってズーム、パン、チルトを制御する。
【0015】なお、カメラサーバ1−1からカメラクラ
イアントへの映像データの伝送フレームレートである
が、これはネットワーク1−0の形態(例えばイーサネ
ットや回旋を介してのネットワーク等の違い)、及び、
そのネットワークの混雑の具合によって変動する。
【0016】次に、カメラクライアントについて説明す
る。カメラクライアント1−3,1−4の構成及び動作
は、いずれもカメラクライアント1−2と実質的に同じ
であるので、ここではカメラクライアント1−2につい
てのみ説明する。
【0017】カメラサーバ1−1から配送されてきた圧
縮映像データは、ネットワークインターフェース1−2
4を通じて受信され、CPU1−22により伸長され、
ビットマップディスプレイ1−21上に表示される。な
お、ビットマップディスプレイ1−21上には図2のよ
うなユーザインターフェース画面が表示されているもの
とする。ここで映像は映像ウィンドウ2−1に表示され
ることになる。なお、カメラクライアント装置1−2上
では、ウィンドウシステム(例えばマイクロソフト社の
MS−Windows)が稼働して、図2のような画面
を構成できるアプリケーションプログラムが動作してい
るものとする(図2についての詳細については後述す
る)。
【0018】従って、カメラクライアント装置1−2に
おける2次記憶装置1−26にはウィンドウシステム
(OS)をはじめとする、カメラクライアントとして稼
働するアプリケーションプログラムが記憶されている。
なお、1−22はカメラクライアント装置1−23の全
体の制御を司るCPU、1−23はCPU1−22が処
理するOSやカメラクライアントアプリケーションを展
開する主記憶装置、1−21はビットマップディスプレ
イ、1−25はキーボードやポインティングデバイスの
入力装置である。
【0019】図3は、本実施形態のプロセス構成図であ
る。ここでプロセスとはUNIX等のマルチタスクオペ
レーティングシステムのプロセスを意味する。カメラク
ライアント1−2上には、映像表示プロセス3−21と
カメラ制御プロセス3−22が動作している。これらは
CPU1−22によるプログラム実行によって実現して
いる。また、カメラサーバ1−1には映像送信サーバプ
ロセス3−11、およびカメラ制御サーバプロセス3−
12が動作している。これもカメラサーバ1−1のCP
U1−16でもって実現している。
【0020】映像送信サーバプロセス3−11は映像の
取り込み、圧縮、配送の制御を行っている。映像表示プ
ロセス3−21は映像送信サーバプロセス3−11によ
って配送されてくる圧縮映像のネットワークからの取り
込み、伸長、ビットマップディスプレイ1−21への映
像表示への制御を行なう。
【0021】また、カメラ制御サーバプロセス3−12
は、カメラクライアントで動作しているカメラ制御プロ
セス3−22から発行されるカメラ制御命令を受け取
り、実際にカメラ制御部1−12を制御することでカメ
ラ制御を行う。カメラ制御プロセス3−22は、図2に
示すカメラ制御ウィンドウ2−2をディスプレイ1−2
1上に表示させ、ユーザからの各種カメラ操作のための
ユーザインターフェースを提供する。例えば、図示のボ
タン2−26a、2ー26cのいずれかにポインティン
グデバイスに連動して表示するカーソルを位置させ、ポ
インティングデバイスに設けられたボタンを押下する操
作(以下、この操作をクリックする、という)を行なう
ことで、カメラサーバ1−1に対してカメラのチルト角
を制御する。また、ボタン2−26b,2ー26dはパ
ン角を制御する。
【0022】なお、パン角、及びチルト角の制御は、上
記のボタン以外にも、例えばスクロールバー2−21、
2−22にあるツマミ2−211a、2−22aを操作
することでも実現する。例えば、カーソルをいずれかの
ツマミの位置に移動させた後、ポインティングデバイス
に設けられたボタンを押しながら上下、或いは左右に移
動させることでチルト角、パン角を制御する(一般に、
ボタンを押しながらカーソルを移動させる操作は“ドラ
ッグ”として知られている)。換言すれば、ツマミ2−
21a、2−22aの位置は、カメラサーバ1−1のビ
デオカメラのアングルを変えたときの潜在的に撮影可能
な範囲における現在のアングル位置を示していることに
なる。
【0023】また、スクロールバー2−23はズームを
制御するためのものであり、スクロールバー2−21,
2−22等と同様に、ツマミ2−23aをドラッグ操作
することで倍率を制御できるし、今現在の倍率を知るこ
とができる。なお、ツマミ2−23aの位置は上にあれ
ばあるほど倍率が下がり(視野角は大きくなり)、下に
位置するほど倍率は上がる(視野角は小さくなる)。
【0024】そして、2−24は制御権を要求するため
のボタン、2−25は制御権を放棄するためのボタンで
あり、いずれもクリックすることで動作する。
【0025】さて、上記のようにして、パン角、チルト
角及びズームを制御できるわけであるが、これらの操作
が可能になるのはカメラサーバ1−1より制御権が与え
られている場合であって、与えられていない場合には上
記ボタン、或いはスクロールバーは表示されるものの、
操作できない。但し、他のカメラクライアントが制御権
を持っていて、そのカメラ制御に関する情報(パン角、
チルト角、及びズーム値(ズーム倍率を示す値))は映
像データと共に転送されてくるので、その情報に基づい
て各スクロールバーのツマミ位置はその都度動作して見
える。
【0026】カメラ制御権を設定するのは、先に説明し
たようにカメラサーバ1−1側で行なう。そのため、カ
メラサーバ1−1におけるカメラ制御サーバプロセス3
−12(カメラサーバのCPU1−16が実行するプロ
グラム)では制御権を有する者だけが操作可能となるよ
う排他制御を行う。
【0027】以下、カメラサーバ1−1におけるカメラ
制御サーバプロセス3−12の内容を図4のフローチャ
ートに従って説明する。
【0028】先ず、ステップS402において初期化処
理を行なう。この初期化処理には、例えばパン角、チル
ト角、ズーム値を所定値に設定してカメラのアングルを
所定の方向に向け、ズーム率を初期化する処理を含んで
いる。
【0029】次に、ステップS403でイベントを待
つ。イベントとしては、カメラクライアントからの要求
の有無等である。この要求には、先に説明した制御権獲
得、制御権放棄、更にはカメラアングルの変更(パン
角、チルト角、ズーム値の変更)が含まれる。
【0030】イベントの発生を検知すると、次にステッ
プS404に進んで、認証処理を行ない、正規ユーザで
あるか否かを判断する。この判断は、主記憶メモリ1−
15内の許可テーブル1−132を参照して判断する。
許可テーブル1−132は、例えば図6のような構造に
なっている。図示の左欄はネットワーク上のユーザ名、
右側は特権レベルである。特権レベルはその数値が小さ
いほど高く、大きいほど低い。
【0031】さて、ステップS404では、受信した要
求コマンドに付随するユーザ名がこの許可テーブル1−
132に登録されているか否かを判断する。許可されて
いると判断した場合には、当該要求が接続要求である場
合には、当該クライアントに対して撮影映像を転送する
ことになるので、送信先テーブル1−134に接続ユー
ザとして登録する。図7は、この送信先テーブル1−1
34の内容を示している。図示の場合には、3人(3つ
のカメラクライアント)がこのカメラサーバ1−1に接
続されていることを示している。また、ユーザ“Suz
uki”が制御権を有していることを示している。
【0032】さて、ステップS404で認証ができた場
合には、要求内容に応じた処理を行なうことになる。
【0033】先ず、カメラ制御権の獲得要求であると判
断した場合には、ステップS405からステップS41
0に進み、主記憶メモり1−15内の予め確保されたカ
メラ使用中フラグがONになっているか否かを判断す
る。なお、このフラグはそのときにカメラの制御権を得
ているクライアントがあるか否かを示すものであり、O
Nの場合には存在し、OFFの場合には存在しないこと
を示す。
【0034】ステップS410でカメラ使用中フラグが
ONになっていた場合には、少なくとも他のクライアン
トが既に制御権を得て操作していることになるので、制
御権獲得要求には応えられないので、ステップS403
に戻る。また、そのフラグがOFFの場合には、ステッ
プS411に進んで、カメラ使用中フラグをONにし、
主記憶メモリ1−15中の識別子バッファ1−131に
制御権獲得の要求元のユーザ名を格納する。
【0035】また、要求内容がパン角、チルト角、ズー
ム値(以下、これらを総称してアングルという)の変更
指示命令であると判断した場合には、ステップS406
からステップS413に進み、そのクライアントが制御
権を得ているユーザであるか否かを判断する。制御権を
得ているユーザ名は、識別子バッファ1−131に格納
されているので、その照合を行なえば判明する。制御権
を与えられていないクライアントからのものである場合
には、カメラ制御は不可なので、そのままステップS4
03に戻る。
【0036】一方、制御権を得ているクライアントであ
ると判明したら、処理はステップS414に進み、当該
クライアントの登録されている特権レベルを許可テーブ
ル1−132を参照することで判断する(許可テーブル
1−132を参照すると、そのときの制御権を有するク
ライアントがどの特権レベルを有しているのか判断でき
る)。
【0037】特権レベルが“1”のクライアントである
と判断した場合には、アングルに制限がないと判断し、
ステップS416に進んで、指示されたアングル(パン
角、チルト角、ズーム値)に従ってカメラを制御する。
【0038】一方、特権レベルが“2”以上の場合に
は、カメラの潜在的な視野範囲(最広角状態でパン、チ
ルトを行なったときの視野)内でのアングルに制限が設
けられているものと判断し、ステップS415に進ん
で、要求されたアングルが許容範囲を越える場合には、
要求されたアングルを変更する処理を行ない、ステップ
S415の処理を行なう。
【0039】特権レベル(“2”以上)と許容されたア
ングル情報との関係を示す情報は、主記憶メモリ1−1
5内の制限範囲テーブル1−133に格納されている。
【0040】実施形態の場合、特権レベルは1〜3であ
り、そのうち、特権レベル“1”のユーザに対してはフ
ルアクセス可能となっているので、このテーブル1−1
33には、特権レベル“2”、“3”の2つの制限範囲
情報が格納されている。
【0041】図8を用いて詳しく説明する。図示は、例
えば特権レベル“2”の制限範囲を示す情報の概要を示
している。図中、80はカメラサーバ1−1のビデオカ
メラのズーム値を“1”にして、パン角、チルト角を変
化させた場合の撮影できる視野範囲(潜在的な視野範
囲)を示している。説明が前後するが、本実施形態のビ
デオカメラ1−11は、ズーム値として1(最大視野角
=最低倍率)〜10(最低視野角=最大倍率)の10段
階で制御できるものである。
【0042】図の説明に戻る。82は特権レベル“2”
におけるカメラの視野中心の取り得る最大範囲を示して
おり、83はズーム値“1”において左上隅をカメラを
向けた際の実撮影視野範囲を示している。従って、84
は特権レベル“2”における見ることができる潜在的な
視野範囲となる。換言すれば、特権レベル“2”のクラ
イアントが制御権を獲得したとしても、図示の領域81
を視野範囲に納めることができない。
【0043】実際に、制限範囲テーブル1−133に
は、図示の境界84の座標位置を記憶しておくことにな
る。実撮影視野範囲83の大きさは、ズーム値が大きけ
れば大きいほど小さくなるからである。換言すれば、ズ
ーム値に従って図示の枠82の大きさは変動することに
なる。
【0044】なお、特権レベル“3”のクライアントの
場合には、図8における枠84の大きさが更に小さくな
っていると考えて良い。
【0045】ところで、「もの」を良く見ようとする
と、人間の心理ではその対象物を拡大して見ようとする
だろう。図8の場合には、領域81については積極的に
カメラを向けることはできないものの、領域81の境界
付近では拡大して見えてしまうことになる。また、積極
的に見せたくない領域は、図示のように必ずしも垂直線
や水平線で区切ることが難しいこともあるだろう。かと
いって、確実性を重視するために、むやみに枠84を小
さくすると、ユーザに不満を与えかねない。そこで、本
実施形態では、ズーム値についても視点位置に応じて、
その許容範囲を設けた。
【0046】先の説明によれば、積極的に見てもらって
構わない部分は、領域82の中心付近であって、この付
近ではカメラが備えるズーム値をその可動範囲で自由に
変化させてもらって構わない。ところが、視野端では、
本来見せたくはない領域に近づくわけであるから、倍率
は大きくはできないようにすることが望ましい。
【0047】そこで、図8に示す如く、ビデオカメラの
中心位置に応じてズーム値の取り得る範囲を規定する枠
を決め、それぞれの枠で規定された領域87、88及び
89のように許容されるズーム値の範囲を設定した。
【0048】このようにすると、結局のところ、撮影可
能な視野端に近づけば近づくほど、操作可能な最大ズー
ム値が徐々に小さくなり、極端に拡大できないように制
御できる。先にステップS415におけるカメラ制御命
令変更処理では、このズーム値の変更をも行なっている
わけである。
【0049】以上のように、ユーザの特権レベル毎に管
理、換言すれば、ユーザを階層的に管理することでし、
カメラ制御にかかる許容範囲をそれぞれの階層別に異な
るようにすることが可能になる。
【0050】先の図2のスクロールバー2−21、2−
22及び2−23におけるそれぞれの黒い部分はそれぞ
れのツマミがその黒い部分には移動できないことを示し
ていることが、上記の説明で理解できよう。
【0051】図4のフローチャートに戻って説明を続け
る。
【0052】クライアントからの要求が、カメラ制御権
を有していたクライアントからの制御権開放の要求であ
った場合には、ステップS407からステップS417
に進み、カメラ使用中フラグをOFFにし、ステップS
403に進む。識別子バッファ1−131の内容も消去
しても構わないが、カメラ使用中フラグがOFFになれ
ば、識別子バッファは無意味になるので、消去処理は省
いた。
【0053】そして、制限範囲テーブル1−133の変
更命令を受けた場合には、ステップS419に進み、そ
の要求がアクセス権設定プロセス3−13からの要求で
ある場合に、ステップS420に進んで、制限範囲テー
ブル1−133の内容を更新する(ステップS42
0)。
【0054】この制限範囲テーブル1−133の変更
は、カメラサーバ1−1の不図示の操作部からの指示が
あった場合に行なうものであるが、場合によっては特権
レベル“1”のユーザからの要求に応えるようにしても
よい。後者の場合には、特権レベル“1”のユーザがカ
メラ制御権を有していなくても受け付けるようにするこ
とが望ましい。なぜなら、映像の送信には直接かかわる
ものではないからである。
【0055】次に、映像送信サーバプロセス3−11の
動作を図5のフローチャートに従って説明する。
【0056】ステップS504〜S507では一定周期
毎に映像取り込み、配送を行っている。送信先は、送信
先テーブル1−134に登録されている、そのときに接
続されているカメラクライアントに向けて送信すること
になる。
【0057】ここで問題になるのは、ビデオカメラ1−
11から取り込まれた映像を圧縮するにしても、そのま
ま接続している全クライアントに対して転送して良いの
か、ということである。つまり、先に説明したように、
制御権を獲得したクライアントは、そのクライアントの
特権レベルで許可された範囲内でカメラアングルを操作
できる。例えば特権レベル“1”のユーザがカメラ制御
権を獲得した場合には、全ての制限がないので、ビデオ
カメラ1−11の可動可能範囲の所望とする方向及びズ
ーム値で映像をみることができる。これでは、特権レベ
ル“2”以上のクライアントに対しても、本来見せたく
ない映像が転送されてしまう。
【0058】そこで、本実施形態では、撮影して得られ
た映像データに対して、各特権レベルで規定される不可
視領域の映像部分についてはマスクするようにした。但
し、マスク処理の種類としては、接続ユーザ数必要では
なく、特権レベル“2”、“3”の2種類で良い。すな
わち、マスク無の映像データを1つ、マスク有りの映像
データを2種類作成し、それぞれの接続クライアントに
向けて転送する。
【0059】なお、特権レベル“2”、“3”のクライ
アント側の表示画面には、実際にカメラで撮影された映
像中に、マスクされた領域が表示されることになるの
で、マスク領域については、例えばこの領域に「この領
域の映像をお見せすることはできません」等のメッセー
ジを付加した映像を送信しても良い。
【0060】説明が前後するが、図5におけるステップ
S503は、映像取り込みの時期になったときに不図示
のタイマからイベントを発生させたり、或いは、配布先
追加要求があった場合(新たに接続されたクライアント
が発生した場合)、アクセス許可テーブルの変更要求
(特権レベルとユーザ名の登録及び削除等)があった場
合をイベント発生として判断する。
【0061】さて、配布先追加要求があった場合には、
ステップS508からステップS510に進んで、許可
テーブル1−132を参照して許可されたユーザである
か否かを判断し、登録ユーザであればステップS511
に進んで送信先テーブル1−134に追加する。
【0062】また、アクセス許可テーブル変更要求(不
図示の操作部からの指示、或いは特権レベル1のユーザ
からの要求)であると判断した場合には、ステップS5
12からステップS513に進み、許可テーブル1−1
32を更新(追加、削除)する。
【0063】次に、カメラクライアントの動作を図9、
図10のフローチャートに従って説明する。
【0064】先ず、カメラ制御プロセス3−22の処理
内容を図9を参照して説明する。
【0065】カメラ制御プロセスが起動すると、先ず、
ステップS901において、初期化処理を行なって、図
2に示すようなウインドウ2−3を表示させる。
【0066】次いで、ステップS902に進んで、所望
とするカメラサーバに対する接続を試み、ステップS9
03で接続ができたか否かを判断する。接続できなかっ
た場合には、本処理を終了する。
【0067】また、接続ができたら、映像表示プロセス
3−31を起動する(この映像表示プロセス3−31に
ついては図10で説明する)。これによって、カメラサ
ーバからの映像を表示するプロセスが実行され、映像を
表示することが可能になる。
【0068】ステップS905、909、913、91
6では、ウインドウ2−3における操作を監視する。
【0069】例えば、制御ONボタン2−24がクリッ
クされたと判断したら、ステップS906に進んで制御
権獲得要求を接続先のカメラサーバに転送する。そし
て、ステップS907で制御権が与えられたか否かを判
断する。制御権が与えられたと判断した場合には、ステ
ップS908に進んで制御権の有無を管理するためのフ
ラグをONにする。
【0070】一方、制御OFFボタン2−25がクリッ
クされたと判断した場合には、ステップS910に進ん
でフラグがONになっているか否かを判断する。フラグ
がOFFのままの場合には、最初から制御権が与えられ
ていないのでステップS905に戻る。また、フラグが
ONである場合には、接続先のカメラサーバに対して制
御権開放要求を転送し、フラグをOFFにする。
【0071】カメラのアングルの操作(ボタン2−26
a〜26d、スクロールバー2−21,2−22,2−
23)が行われたと判断したら、ステップS914に進
み、フラグがONであると判断したときのみ、操作され
たカメラ制御内容を接続先カメラサーバに転送する。但
し、図2に示すように、黒い領域が操作された場合には
その操作内容は無視する。
【0072】また、本処理を終了する旨の指示があった
場合には、ステップS916からステップS917に進
み、映像表示プロセスを停止し、本処理を終了する。
【0073】次に、映像表示プロセス3−31の動作処
理手順を図10のフローチャートに従って説明する。
【0074】ステップS1001ではカメラサーバから
のデータを受信する。受信したデータのヘッダには、そ
の映像のカメラのアングル情報(パン角、チルト角、ズ
ーム値、更には、これらの許容範囲を示す情報)が含ま
れるので、ステップS1002でこれらの情報を基づい
て、スクロールバーの各ツマミ位置は勿論、ツマミの可
動不可範囲を示す領域を図2に示すように黒く塗り潰す
処理を行なう。
【0075】そして、ステップS1003に進んで、後
続して送られてきた圧縮データを伸張し、映像を映像ウ
インドウ2−1に表示する。
【0076】以上説明したように本実施形態に従えば、
複数のクライアントが接続されるカメラサーバにおける
カメラ制御の権限をランク付けし、そのランク内で許さ
れた範囲内でカメラ制御することができるようになる。
【0077】なお、上記実施形態では、例えば社内等に
おける運用例を前提にして説明した。しかしながら、昨
今注目を浴びているインターネット上にカメラサーバを
設置し、一般に公開するようにしてもよい。この場合、
ネットワークプロトコルはTCP/IPになるので、ユ
ーザ名はIPアドレスで管理することになる。また、不
特定多数のユーザがログインできるようにすることが必
要であるため、一人ひとりのユーザ毎の許可テーブルを
作製することは現実問題として難しい。そこで、登録さ
れていないユーザ(クライアント)に対しても一律に特
権レベル“4”を与えるようにしてもよい。
【0078】本実施形態のように、特権レベルが“2”
や“3”のカメラクライアントからの映像アクセスがあ
った時に、カメラ制御範囲を制限することで、映像の機
密漏洩等を防止することができる。その一方で、特権レ
ベルの高いグループからの映像アクセスがある場合に
は、カメラ制限範囲を制限がしないため、自由にカメラ
制御することが可能になり、機密保持と情報提供の両立
が図れる。
【0079】なお、本実施形態では、アクセス許可グル
ープを3通りとしたが、グループを複数設定できるよう
にして、グループに応じてカメラ制御制限範囲を変える
ことで、よりきめ細かい機密保持と情報提供の両立が図
れる。
【0080】<第2の実施形態>本第2の実施形態は、
上記実施形態(第1の実施形態)に対して、カメラ制御
範囲を制限する代わりに、カメラ制限範囲を越えた場合
に、ピントを故意にずらす、映像の解像度を下げる処理
を施して(いわゆるモザイクをかける等)、映像をぼか
すようにするものである。ピントを故意にずらす場合、
ステップS415においてカメラ制御範囲を越えていれ
ばカメラ制御範囲に入るようにカメラ制御命令を変更す
るのではなく、ピントを故意にずらすことにより、映像
内容を分からなくすることが可能である。制御範囲内に
戻れば、ピントをオートフォーカスに戻しピントを合わ
せ、正確な映像を送信するようにする。
【0081】ピントのずらし量の設定は、例えば図8に
おけるズーム値の設定と同様に行なえば良いであろう。
但し、ピントずらしに使用するフィルタマトリックスの
大きさは、それぞれの特権レベルに応じて変動する。フ
ィルタは、そのマトリックスで規定される範囲内では、
全ての画素の平均値を各画素のデータとして出力するこ
とで実現できる。
【0082】本実施形態により、カメラ制限範囲を越え
た場所の映像送信に関して、機密が判るほど明確には映
像を確認できないが雰囲気が判る程度には映像を送るこ
とができるように設定できるため、機密保持と映像アク
セスの自由をバランスを保って両立することができる。
【0083】<第3の実施形態>本第3の実施形態で
は、第2の実施形態でのピントを故意にずらす処理の代
わりに、カメラ制限範囲を越えた場合に映像送信サーバ
からの映像を不明瞭にする映像処理機能を付加するもの
である。即ち、カメラ制限範囲を越えた場合に、特権レ
ベル“1”以外のカメラクライアントへの送信映像に対
してのみ、映像を不明瞭にする処理を施すものである。
【0084】本実施形態では、図5のフローチャートの
S506とS507の間に、映像送信先が特権レベル
“1”のグループに属するか否かを判断し、その属する
送信先の場合、映像をそのまま送信し、そのグループに
属さない送信先であれば、画像のローバスフィルタを通
すことで映像をぼかす。
【0085】なお、別な実施方法として、カメラサーバ
1−1に、映像送信サーバとは別のプロセスとして映像
変換サーバを設け、特権レベル“1”に属さない送信先
の場合には、必ずこの映像変換サーバを経由するように
する方法もある。この場合、映像変換サーバでは、画像
の解像度を下げる処理を施す。
【0086】本実施形態により、カメラ制限範囲を越え
た場所の映像送信に関して、特定の利用者には機密が分
かるほど明確には映像を確認できないが雰囲気が分かる
程度には映像を送ることができるように設定でき、また
別な特定の利用者には明瞭な映像を送信できるため、機
密保持と映像アクセスの自由をバランスを保って両立す
ることができる。
【0087】以上説明した各実施形態におけるカメラサ
ーバはビデオカメラを接続して映像をキャプチャするハ
ードとネットワークを実現するハード、カメラクライア
ントはネットワークを実現するハードが必要になるもの
の、基本的にはパーソナルコンピュータやワークステー
ション上で動作するアプリケーションで実現できる。
【0088】従って、本発明は、前述した実施形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録し
た記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシ
ステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出
し実行することによっても、達成されることは言うまで
もない。
【0089】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0090】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0091】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ライアントを複数のグループ毎に管理し、それぞれのグ
ループに属するクライアントに対してはそのグループの
制限範囲内でカメラを制御を行なわせることが可能にな
る。
【0094】また、他の発明によれば、カメラサーバに
接続するカメラクライアントにおいて制限内容を把握で
きるようになる。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のブロック図である。
【図2】実施形態の画面例である。
【図3】実施形態のプロセス構成図である。
【図4】実施形態のカメラ制御サーバのフローチャート
である。
【図5】実施形態の映像送信サーバのフローチャートで
ある。
【図6】実施形態における許可テーブルの内容を示す図
である。
【図7】実施形態における送信先テーブルの内容を示す
図である。
【図8】実施形態における特権レベル”2”の制限内容
を示す図である。
【図9】実施形態におけるカメラクライアントの動作処
理内容を示すフローチャートである。
【図10】実施形態におけるカメラクライアントの動作
処理内容を示すフローチャートである。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置を有し、遠隔にある1つ或いは
    複数のクライアントに向けて撮影された映像データを転
    送するカメラサーバであって、 クライアントの属するグループと、当該グループ毎の制
    御制限情報を記憶する記憶手段と、 接続されたクライアントの中の、前記撮像装置の制御権
    を有しているクライアントがどのグループに属している
    かを判断する判断手段と、 制御権を有するクライアントからのカメラ制御要求があ
    った場合、前記判断手段の判断結果に基づく制御制限情
    報に従ってカメラ制御を行なう制御手段とを備えること
    を特徴とするカメラサーバ。
  2. 【請求項2】 前記制限制御情報には、前記撮像装置の
    パン可能範囲、チルト可能範囲、及びズーム可能範囲が
    含まれることを特徴とする請求項第1項に記載のカメラ
    サーバ。
  3. 【請求項3】 前記ズーム可能範囲は、撮像装置の視点
    方向によって変動することを特徴とする請求項第2項に
    記載のカメラサーバ。
  4. 【請求項4】 前記制限情報には、パン角、チルト角を
    変更した場合の通常表示が可能な領域と、解像度を落と
    す領域とで構成されることを特徴とする請求項第1項に
    記載のカメラサーバ。
  5. 【請求項5】 撮像装置を有し、遠隔にある1つ或いは
    複数のクライアントに向けて撮影された映像データを転
    送するカメラサーバの制御方法であって、 接続されたクライアントの中の、前記撮像装置の制御権
    を有しているクライアントがどのグループに属している
    かを、予めクライアントの属するグループと当該グルー
    プ毎の制御制限情報を記憶している記憶手段を参照して
    判断する判断工程と、 制御権を有するクライアントからのカメラ制御要求があ
    った場合、前記判断工程の判断結果に基づく制御制限情
    報に従ってカメラ制御を行なう制御工程とを備えること
    を特徴とするカメラサーバの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記制限制御情報には、前記撮像装置の
    パン可能範囲、チルト可能範囲、及びズーム可能範囲が
    含まれることを特徴とする請求項第5項に記載のカメラ
    サーバの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記ズーム可能範囲は、撮像装置の視点
    方向によって変動することを特徴とする請求項第6項に
    記載のカメラサーバの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記制限情報には、パン角、チルト角を
    変更した場合の通常表示が可能な領域と、解像度を落と
    す領域とで構成されることを特徴とする請求項第5項に
    記載のカメラサーバの制御方法。
  9. 【請求項9】 遠隔クライアントからの指示に従って、
    撮像装置で撮影された映像を当該クライアントに向けて
    転送するサーバとして機能させるプログラムを格納した
    記憶媒体であって、 接続されたクライアントの中の、前記撮像装置の制御権
    を有しているクライアントがどのグループに属している
    かを、予めクライアントの属するグループと当該グルー
    プ毎の制御制限情報を記憶している記憶手段を参照して
    判断する判断手段と、 制御権を有するクライアントからのカメラ制御要求があ
    った場合、前記判断手段の判断結果に基づく制御制限情
    報に従ってカメラ制御を行なう制御手段として機能させ
    るプログラムコードを記憶した記憶媒体。
  10. 【請求項10】 カメラで撮影した映像の転送を行なう
    カメラサーバに接続するカメラクライアントであって、 アングル情報と映像情報を含むデータを受信する受信手
    段と、 受信したアングル情報中に含まれる映像データのアング
    ル情報とアングル変更の許容範囲情報に従って、現在の
    カメラのアングル状態及びアングル変更可能範囲を表示
    させる第1の表示手段と、 受信したデータ中に含まれる映像データを表示させる第
    2の表示手段とを備えることを特徴とするカメラクライ
    アント。
  11. 【請求項11】 カメラで撮影した映像の転送を行なう
    カメラサーバに接続するカメラクライアントの制御方法
    であって、 アングル情報と映像情報を含むデータを受信する受信工
    程と、 受信したアングル情報中に含まれる映像データのアング
    ル情報とアングル変更の許容範囲情報に従って、現在の
    カメラのアングル状態及びアングル変更可能範囲を表示
    させる第1の表示工程と、 受信したデータ中に含まれる映像データを表示させる第
    2の表示工程とを備えることを特徴とするカメラクライ
    アントの制御方法。
  12. 【請求項12】 遠隔にあるカメラサーバからの映像を
    受信して表示すると共に、カメラサーバのカメラを制御
    するカメラクライアントとして機能するプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 接続されたクライアントの中の、前記撮像装置の制御権
    を有しているクライアントがどのグループに属している
    かを、予めクライアントの属するグループと当該グルー
    プ毎の制御制限情報を記憶している記憶手段を参照して
    判断する判断手段と、 制御権を有するクライアントからのカメラ制御要求があ
    った場合、前記判断手段の判断結果に基づく制御制限情
    報に従ってカメラ制御を行なう制御手段として機能する
    プログラムコードを記憶した記憶媒体。
  13. 【請求項13】 請求項のカメラサーバ及び請求項10
    のカメラクライアントで構成されることを特徴とするカ
    メラシステム。
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