JPH10160290A - 電動膨張弁 - Google Patents
電動膨張弁Info
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- JPH10160290A JPH10160290A JP8317375A JP31737596A JPH10160290A JP H10160290 A JPH10160290 A JP H10160290A JP 8317375 A JP8317375 A JP 8317375A JP 31737596 A JP31737596 A JP 31737596A JP H10160290 A JPH10160290 A JP H10160290A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和装置の冷凍サイクルに使用される膨
張弁において、音波の干渉により特定の周波数における
騒音レベルを下げ、圧力の変動を抑制し騒音の発生を低
減することを目的とする。 【解決手段】 一端が本体101の内部と連通する中空
形状の空間部2を形成する構造において、冷媒減圧時に
発生する騒音の周波数特性と、膨張弁本体101内部を
冷媒が流れることにより筐体1に形成させた空間部2に
おいて発生する圧力変動の周波数特性との干渉により、
特定の周波数における騒音レベルを下げ、聴感上におけ
る騒音を低減できる膨張弁が得られる。
張弁において、音波の干渉により特定の周波数における
騒音レベルを下げ、圧力の変動を抑制し騒音の発生を低
減することを目的とする。 【解決手段】 一端が本体101の内部と連通する中空
形状の空間部2を形成する構造において、冷媒減圧時に
発生する騒音の周波数特性と、膨張弁本体101内部を
冷媒が流れることにより筐体1に形成させた空間部2に
おいて発生する圧力変動の周波数特性との干渉により、
特定の周波数における騒音レベルを下げ、聴感上におけ
る騒音を低減できる膨張弁が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般空気調和装置
の冷凍サイクルに用いられ、高温高圧の冷媒を膨張さ
せ、低温低圧の冷媒にする電動膨張弁に関するものであ
る。
の冷凍サイクルに用いられ、高温高圧の冷媒を膨張さ
せ、低温低圧の冷媒にする電動膨張弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の冷凍サイクルは、圧
縮機、凝縮器、減圧部(膨張弁またはキャピラリ管)お
よび蒸発器を配管により連結された閉回路の中に冷媒を
封入して動作する。このような装置において、近年、騒
音の低減が望まれており、特に減圧部における低騒音化
が必要とされている。図8は従来の膨張弁であり、本体
101は側面及び下面に開口を持ち内部に空間を有す
る。本体101より下面に通じる開口は弁体102と弁
座103により絞り部104を形成し、弁体102はシ
ャフト105と連動し、シャフト105の同心円上にロ
ーター106を備え、シャフト105およびローター1
06はケース107に囲われている。ローター106の
外周にはステーター108が取付けられており、弁体1
02とシャフト105の接合部には雄ねじ部109が形
成されている。弁体102およびシャフト105は雄ね
じ部109により、支持板110の中央に形成された雌
ねじ部111と螺合し支持されている。第1の配管11
2は本体101の側面の開口にはめ込まれ、第2の配管
113は本体の下面の開口にはめ込まれる。第1の配管
112より膨張弁内部に流入した高温高圧の冷媒は、弁
体102と弁座103によって形成された絞り部104
を通過することにより、低温低圧の気液二相状態となっ
て拡散し、第2の配管113より流出する。第2の配管
113より流入した高温高圧の冷媒は、同様に絞り部1
04を通過することにより、低温低圧の気液二相状態と
なって本体101の内部に拡散し第1の配管112より
流出する。減圧部における騒音発生の原因としては、減
圧部を通過する際の冷媒音や膨張弁内部における圧力変
動が考えられており、従来からこれらの騒音の発生を防
止する方法が試みられている。例えば、特開平6−26
738号公報では、膨張弁流入側配管に冷媒通過孔を持
つ多孔板を挿入する構造となっており、特開平6−10
1938号公報では、膨張弁内部において絞り部をテー
パあるいは釣鐘等の形状とする構造となっている。
縮機、凝縮器、減圧部(膨張弁またはキャピラリ管)お
よび蒸発器を配管により連結された閉回路の中に冷媒を
封入して動作する。このような装置において、近年、騒
音の低減が望まれており、特に減圧部における低騒音化
が必要とされている。図8は従来の膨張弁であり、本体
101は側面及び下面に開口を持ち内部に空間を有す
る。本体101より下面に通じる開口は弁体102と弁
座103により絞り部104を形成し、弁体102はシ
ャフト105と連動し、シャフト105の同心円上にロ
ーター106を備え、シャフト105およびローター1
06はケース107に囲われている。ローター106の
外周にはステーター108が取付けられており、弁体1
02とシャフト105の接合部には雄ねじ部109が形
成されている。弁体102およびシャフト105は雄ね
じ部109により、支持板110の中央に形成された雌
ねじ部111と螺合し支持されている。第1の配管11
2は本体101の側面の開口にはめ込まれ、第2の配管
113は本体の下面の開口にはめ込まれる。第1の配管
112より膨張弁内部に流入した高温高圧の冷媒は、弁
体102と弁座103によって形成された絞り部104
を通過することにより、低温低圧の気液二相状態となっ
て拡散し、第2の配管113より流出する。第2の配管
113より流入した高温高圧の冷媒は、同様に絞り部1
04を通過することにより、低温低圧の気液二相状態と
なって本体101の内部に拡散し第1の配管112より
流出する。減圧部における騒音発生の原因としては、減
圧部を通過する際の冷媒音や膨張弁内部における圧力変
動が考えられており、従来からこれらの騒音の発生を防
止する方法が試みられている。例えば、特開平6−26
738号公報では、膨張弁流入側配管に冷媒通過孔を持
つ多孔板を挿入する構造となっており、特開平6−10
1938号公報では、膨張弁内部において絞り部をテー
パあるいは釣鐘等の形状とする構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】膨張弁に流入する高圧
冷媒は単相の液状態であることが理想であるが、凝縮器
における冷媒の熱交換状態や、配管形状の影響による抵
抗増加により、ガス状冷媒と液状冷媒が混合した気液二
相流となることがある。このような状態で冷媒が膨張弁
に流入すると、密度の異なる冷媒が不規則に膨張弁本体
内部を通過するため、膨張弁内部における圧力の変動が
激しくなり、この圧力変動が膨張弁を形成するケースに
伝搬する。また、膨張弁内部の圧力変動により弁体自体
が加振され、その振動がシャフトを通してローターに伝
わり、ケースあるいは本体に接続されている配管などを
振動させる。これらが騒音発生の原因となっている。流
動冷媒による騒音レベルは、特定の周波数について対策
を施すことにより下げることもできる。しかしながら、
膨張弁に通じる配管内部の加工や、膨張弁内部における
絞り部の形状加工では、膨張弁内部における圧力変動の
抑制および配管部における制振が十分でなく、また、特
定の周波数に対する対策を施しているわけではないため
騒音の低減が難しい。
冷媒は単相の液状態であることが理想であるが、凝縮器
における冷媒の熱交換状態や、配管形状の影響による抵
抗増加により、ガス状冷媒と液状冷媒が混合した気液二
相流となることがある。このような状態で冷媒が膨張弁
に流入すると、密度の異なる冷媒が不規則に膨張弁本体
内部を通過するため、膨張弁内部における圧力の変動が
激しくなり、この圧力変動が膨張弁を形成するケースに
伝搬する。また、膨張弁内部の圧力変動により弁体自体
が加振され、その振動がシャフトを通してローターに伝
わり、ケースあるいは本体に接続されている配管などを
振動させる。これらが騒音発生の原因となっている。流
動冷媒による騒音レベルは、特定の周波数について対策
を施すことにより下げることもできる。しかしながら、
膨張弁に通じる配管内部の加工や、膨張弁内部における
絞り部の形状加工では、膨張弁内部における圧力変動の
抑制および配管部における制振が十分でなく、また、特
定の周波数に対する対策を施しているわけではないため
騒音の低減が難しい。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、音波
の干渉により特定の周波数における騒音レベルを下げ、
膨張弁内部における圧力の変動を抑制し、圧力の変動に
よる弁体、ケースおよび配管の振動を抑えることにより
騒音の低減が可能な電動膨張弁を提供することを目的と
する。
の干渉により特定の周波数における騒音レベルを下げ、
膨張弁内部における圧力の変動を抑制し、圧力の変動に
よる弁体、ケースおよび配管の振動を抑えることにより
騒音の低減が可能な電動膨張弁を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の電動膨張弁の一つの手段は、本体に結合し一
端が前記本体の内部と連通する中空形状の空間を有する
筐体を備えた構成としたものである。
の本発明の電動膨張弁の一つの手段は、本体に結合し一
端が前記本体の内部と連通する中空形状の空間を有する
筐体を備えた構成としたものである。
【0006】そして本発明によれば上記手段により、筐
体に形成された中空形状部における圧力変動の周波数特
性と、膨張弁本体内部における冷媒減圧時の圧力変動に
よる周波数特性が干渉することになり、聴感上不快と感
じられる周波数の騒音レベルを下げることのできる電動
膨張弁が得られる。
体に形成された中空形状部における圧力変動の周波数特
性と、膨張弁本体内部における冷媒減圧時の圧力変動に
よる周波数特性が干渉することになり、聴感上不快と感
じられる周波数の騒音レベルを下げることのできる電動
膨張弁が得られる。
【0007】上記課題を解決するための本発明の電動膨
張弁の一つの手段は、本体内部において一端が前記本体
に固定され他端が支持手段に固定された整流手段Aを備
えた構成としたものである。
張弁の一つの手段は、本体内部において一端が前記本体
に固定され他端が支持手段に固定された整流手段Aを備
えた構成としたものである。
【0008】そして本発明によれば上記手段により、膨
張弁内部に流入する冷媒の変動を抑制することのできる
電動膨張弁が得られる。
張弁内部に流入する冷媒の変動を抑制することのできる
電動膨張弁が得られる。
【0009】上記課題を解決するための本発明の電動膨
張弁の一つの手段は、弁座直下に位置する整流手段B
と、前記整流手段Bを弁本体に固定する固定手段を備え
た構成としたものである。
張弁の一つの手段は、弁座直下に位置する整流手段B
と、前記整流手段Bを弁本体に固定する固定手段を備え
た構成としたものである。
【0010】そして本発明によれば上記手段により、流
入する冷媒の整流を段階的に行い、弁体への不規則な冷
媒の衝突を抑制することができる電動膨張弁が得られ
る。
入する冷媒の整流を段階的に行い、弁体への不規則な冷
媒の衝突を抑制することができる電動膨張弁が得られ
る。
【0011】上記課題を解決するための本発明の電動膨
張弁の一つの手段は、複数の整流手段Bの間に水分除去
手段を備えた構成としたものである。
張弁の一つの手段は、複数の整流手段Bの間に水分除去
手段を備えた構成としたものである。
【0012】そして本発明によれば上記手段により、冷
媒中の水分を取り除くとともに冷媒の不均一な流れの均
整化ができる電動膨張弁が得られる。
媒中の水分を取り除くとともに冷媒の不均一な流れの均
整化ができる電動膨張弁が得られる。
【0013】上記課題を解決するための本発明の電動膨
張弁の一つの手段は、第1のパイプおよび第2のパイプ
に接続する可撓性パイプと前記可撓性パイプの周囲に弾
性体を備えた構成としたものである。
張弁の一つの手段は、第1のパイプおよび第2のパイプ
に接続する可撓性パイプと前記可撓性パイプの周囲に弾
性体を備えた構成としたものである。
【0014】そして本発明によれば上記手段により、配
管内部を流れる冷媒による配管振動を抑えることができ
るとともに、膨張弁側から生じる振動も可撓性パイプに
より減衰されるため、振動伝達による騒音の発生を抑制
することができる電動膨張弁が得られる。
管内部を流れる冷媒による配管振動を抑えることができ
るとともに、膨張弁側から生じる振動も可撓性パイプに
より減衰されるため、振動伝達による騒音の発生を抑制
することができる電動膨張弁が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、側面及び下面に開口を
持ち内部に空間を有する本体と、前記本体内部において
絞り部を形成する弁体と弁座と、前記弁体に連結し上部
にローターを有するシャフトと、前記シャフトおよび前
記ローターを囲うケースと、前記ローターの外周に位置
するステーターと、前記弁体および前記シャフトを支持
する支持手段と、前記本体の側面の開口に結合する第1
の配管と前記本体の下面の開口に結合する第2の配管を
有する電動膨張弁において、本体に結合し一端が前記本
体の内部と連通する中空形状の空間を有する筐体を備え
た構成としたものであり、筐体に形成された中空形状部
における圧力変動の周波数特性と、膨張弁本体内部にお
ける冷媒減圧時の圧力変動による周波数特性が干渉する
ことになり、聴感上不快と感じられる周波数の騒音レベ
ルを下げるという作用を有する。
持ち内部に空間を有する本体と、前記本体内部において
絞り部を形成する弁体と弁座と、前記弁体に連結し上部
にローターを有するシャフトと、前記シャフトおよび前
記ローターを囲うケースと、前記ローターの外周に位置
するステーターと、前記弁体および前記シャフトを支持
する支持手段と、前記本体の側面の開口に結合する第1
の配管と前記本体の下面の開口に結合する第2の配管を
有する電動膨張弁において、本体に結合し一端が前記本
体の内部と連通する中空形状の空間を有する筐体を備え
た構成としたものであり、筐体に形成された中空形状部
における圧力変動の周波数特性と、膨張弁本体内部にお
ける冷媒減圧時の圧力変動による周波数特性が干渉する
ことになり、聴感上不快と感じられる周波数の騒音レベ
ルを下げるという作用を有する。
【0016】また、本体内部に位置し一端が前記本体に
固定され他端が支持手段に固定された整流手段Aを備え
た構成としたものであり、第1の配管から流入した冷媒
は、本体および整流手段Aにより形成された空間に回り
こむ。本体および整流手段Aにより形成された空間に回
りこんだ冷媒は、整流手段Aに形成された複数の貫通孔
から弁体のある空間に流入する。空間内部に流入した冷
媒は、弁体および弁座によって形成された絞り部を通過
し、第2の配管へと流れることになる。本体および整流
手段Aにより形成された空間を非常に狭くすることで、
冷媒の不均一状態によって引き起こされる圧力の変動を
抑えることができ、また、弁体への流入口を複数にする
ことで、整流手段内部における圧力の変動も抑制すると
いう作用を有する。
固定され他端が支持手段に固定された整流手段Aを備え
た構成としたものであり、第1の配管から流入した冷媒
は、本体および整流手段Aにより形成された空間に回り
こむ。本体および整流手段Aにより形成された空間に回
りこんだ冷媒は、整流手段Aに形成された複数の貫通孔
から弁体のある空間に流入する。空間内部に流入した冷
媒は、弁体および弁座によって形成された絞り部を通過
し、第2の配管へと流れることになる。本体および整流
手段Aにより形成された空間を非常に狭くすることで、
冷媒の不均一状態によって引き起こされる圧力の変動を
抑えることができ、また、弁体への流入口を複数にする
ことで、整流手段内部における圧力の変動も抑制すると
いう作用を有する。
【0017】また、弁座直下に位置する整流手段Bと、
前記整流手段Bを弁本体に固定する固定手段を備えた構
成としたものであり、第2の配管から流入した冷媒を段
階的に均速化させ、弁体への不規則な冷媒の衝突を抑制
する作用を有する。
前記整流手段Bを弁本体に固定する固定手段を備えた構
成としたものであり、第2の配管から流入した冷媒を段
階的に均速化させ、弁体への不規則な冷媒の衝突を抑制
する作用を有する。
【0018】また、複数の整流手段Bの間に水分除去手
段を備えた構成としたものであり、第2の配管から流入
する冷媒を水分除去手段を通過させ、水分除去および整
流化を行った後に、弁座と弁体により形成される絞り部
へと導き、絞り部におけるアイスチョークを防止すると
ともに弁体への不規則な冷媒の衝突を抑制する作用を有
する。
段を備えた構成としたものであり、第2の配管から流入
する冷媒を水分除去手段を通過させ、水分除去および整
流化を行った後に、弁座と弁体により形成される絞り部
へと導き、絞り部におけるアイスチョークを防止すると
ともに弁体への不規則な冷媒の衝突を抑制する作用を有
する。
【0019】また、第1のパイプおよび第2のパイプに
接続する可撓性パイプと前記可撓性パイプの周囲に弾性
体を備えた構成としたものであり、配管内部を流れる冷
媒による配管振動を抑えることができるとともに、膨張
弁側から生じる振動も可撓性パイプにより減衰されるた
め、振動伝達による騒音の発生を抑制するという作用を
有する。
接続する可撓性パイプと前記可撓性パイプの周囲に弾性
体を備えた構成としたものであり、配管内部を流れる冷
媒による配管振動を抑えることができるとともに、膨張
弁側から生じる振動も可撓性パイプにより減衰されるた
め、振動伝達による騒音の発生を抑制するという作用を
有する。
【0020】(実施の形態1)図1は電動膨張弁の縦断
面図を示し、図2は電動膨張弁下部の拡大図を示す。図
1および図2において、側面及び下面に開口を持ち内部
に空間を有する本体101と、本体101の内部におい
て絞り部104を形成する弁体102と弁座103と、
弁体102に連結し上部にローター106を有するシャ
フト105と、シャフト105およびローター106を
囲うケース107と、ローター106の外周に位置する
ステーター108と、弁体102とシャフト105の接
合部に位置する雄ねじ部109と、雄ねじ部109と螺
合する雌ねじ部111を有し本体101とケース107
を接合する支持板110と、本体101の側面の開口に
結合する第1の配管112と本体101の下面の開口に
結合する第2の配管113を有する電動膨張弁におい
て、筐体1は本体101に外接し、一端が本体101の
内部と連通する中空形状の空間部2を形成する。
面図を示し、図2は電動膨張弁下部の拡大図を示す。図
1および図2において、側面及び下面に開口を持ち内部
に空間を有する本体101と、本体101の内部におい
て絞り部104を形成する弁体102と弁座103と、
弁体102に連結し上部にローター106を有するシャ
フト105と、シャフト105およびローター106を
囲うケース107と、ローター106の外周に位置する
ステーター108と、弁体102とシャフト105の接
合部に位置する雄ねじ部109と、雄ねじ部109と螺
合する雌ねじ部111を有し本体101とケース107
を接合する支持板110と、本体101の側面の開口に
結合する第1の配管112と本体101の下面の開口に
結合する第2の配管113を有する電動膨張弁におい
て、筐体1は本体101に外接し、一端が本体101の
内部と連通する中空形状の空間部2を形成する。
【0021】上記構成において、第1の配管112から
流入した高温高圧の冷媒(図示せず)は、本体101内
部に流入する。本体101内部に流入した冷媒は、弁体
102および弁座103によって形成された絞り部10
4を通過し減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となって
第2の配管113へと流れることになる。また、第2の
配管113から流入した高温高圧の冷媒は、絞り部10
4を通過し減圧され低温低圧の気液二相冷媒となって本
体101内部に流入し、本体101側面に形成された開
口に接続されている第1の配管112へ導かれる。冷媒
減圧時に発生する騒音の周波数特性と、膨張弁本体10
1内部を冷媒が流れることにより筐体1に形成させた空
間部2において発生する圧力変動の周波数特性との干渉
により、特定の周波数における騒音レベルを下げ、聴感
上における騒音を低減する作用を有することとなる。
流入した高温高圧の冷媒(図示せず)は、本体101内
部に流入する。本体101内部に流入した冷媒は、弁体
102および弁座103によって形成された絞り部10
4を通過し減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となって
第2の配管113へと流れることになる。また、第2の
配管113から流入した高温高圧の冷媒は、絞り部10
4を通過し減圧され低温低圧の気液二相冷媒となって本
体101内部に流入し、本体101側面に形成された開
口に接続されている第1の配管112へ導かれる。冷媒
減圧時に発生する騒音の周波数特性と、膨張弁本体10
1内部を冷媒が流れることにより筐体1に形成させた空
間部2において発生する圧力変動の周波数特性との干渉
により、特定の周波数における騒音レベルを下げ、聴感
上における騒音を低減する作用を有することとなる。
【0022】(実施の形態2)図3は膨張弁の縦断面図
を示し、図3において、中空形状の冷媒整流筒3は本体
101の内部に位置し、側面に複数の貫通孔4を備え、
一端は本体101に固定されており、他端は支持板11
0に固定されている。
を示し、図3において、中空形状の冷媒整流筒3は本体
101の内部に位置し、側面に複数の貫通孔4を備え、
一端は本体101に固定されており、他端は支持板11
0に固定されている。
【0023】上記構成において、第1の配管112から
流入した高温高圧の冷媒(図示せず)は、本体101お
よび冷媒整流筒3により形成された外郭部5に回りこ
む。本体101および冷媒整流筒3により形成された外
郭部5に回りこんだ冷媒は、冷媒整流筒3に形成された
複数の貫通孔4から弁体102のある内郭部6に流入す
る。内郭部6に流入した冷媒は、弁体102および弁座
103によって形成された絞り部104を通過し減圧さ
れ、低温低圧の気液二相冷媒となって第2の配管113
へと流れることになる。また、第2の配管113から流
入した高温高圧の冷媒は、絞り部104を通過し減圧さ
れ低温低圧の気液二相冷媒となって、冷媒整流筒3によ
って形成された内郭部6に拡散し、内郭部6に形成され
た複数の貫通孔4を通り、本体101および冷媒整流筒
3により形成された外郭部5に流出し、本体101側面
に形成された開口に接続されている第1の配管112へ
導かれる。本体101および冷媒整流筒3により形成さ
れた外郭部5を非常に狭くすることで、冷媒の不均一状
態によって引き起こされる圧力の変動を抑えることがで
き、また、弁体102への流入口を複数にすることで、
整流手段内部における圧力の変動も抑制する作用を有す
ることとなる。
流入した高温高圧の冷媒(図示せず)は、本体101お
よび冷媒整流筒3により形成された外郭部5に回りこ
む。本体101および冷媒整流筒3により形成された外
郭部5に回りこんだ冷媒は、冷媒整流筒3に形成された
複数の貫通孔4から弁体102のある内郭部6に流入す
る。内郭部6に流入した冷媒は、弁体102および弁座
103によって形成された絞り部104を通過し減圧さ
れ、低温低圧の気液二相冷媒となって第2の配管113
へと流れることになる。また、第2の配管113から流
入した高温高圧の冷媒は、絞り部104を通過し減圧さ
れ低温低圧の気液二相冷媒となって、冷媒整流筒3によ
って形成された内郭部6に拡散し、内郭部6に形成され
た複数の貫通孔4を通り、本体101および冷媒整流筒
3により形成された外郭部5に流出し、本体101側面
に形成された開口に接続されている第1の配管112へ
導かれる。本体101および冷媒整流筒3により形成さ
れた外郭部5を非常に狭くすることで、冷媒の不均一状
態によって引き起こされる圧力の変動を抑えることがで
き、また、弁体102への流入口を複数にすることで、
整流手段内部における圧力の変動も抑制する作用を有す
ることとなる。
【0024】(実施の形態3)図4および図5は電動膨
張弁の縦断面図および整流手段Bの上面図を示し、図4
および図5において、円盤形状の整流手段Bとして金属
盤7a、7bと、金属盤7a、7bを連通する通過孔8
a、8bと、金属盤7a、7bを固定する固定手段とし
て外周に雄ねじが切られた雄ねじ部材9を備え、雄ねじ
部材9の雄ねじは本体101の内面に切られた雌ねじと
螺合し、雄ねじ部材9を締め付けることにより、金属盤
7a、7bの固定と本体101の内外のシールを行う。
張弁の縦断面図および整流手段Bの上面図を示し、図4
および図5において、円盤形状の整流手段Bとして金属
盤7a、7bと、金属盤7a、7bを連通する通過孔8
a、8bと、金属盤7a、7bを固定する固定手段とし
て外周に雄ねじが切られた雄ねじ部材9を備え、雄ねじ
部材9の雄ねじは本体101の内面に切られた雌ねじと
螺合し、雄ねじ部材9を締め付けることにより、金属盤
7a、7bの固定と本体101の内外のシールを行う。
【0025】上記構成において、第2の配管113より
流入する冷媒は金属盤7a、7bに設けた通過孔8a、
8bを順次通過し、その際に整流となり弁体102と弁
座103により形成される絞り部104に流入するの
で、弁体102への気液が混合するような不規則な冷媒
の衝突を抑制する作用を有することとなる。
流入する冷媒は金属盤7a、7bに設けた通過孔8a、
8bを順次通過し、その際に整流となり弁体102と弁
座103により形成される絞り部104に流入するの
で、弁体102への気液が混合するような不規則な冷媒
の衝突を抑制する作用を有することとなる。
【0026】(実施の形態4)図6は膨張弁の縦断面図
を示し、図6において金属盤7aと金属盤7bの間に水
分除去手段としてモレキュラシーブス10を備え、金属
盤7a、7bとモレキュラシーブス10は雄ねじ部材9
により固定されている。
を示し、図6において金属盤7aと金属盤7bの間に水
分除去手段としてモレキュラシーブス10を備え、金属
盤7a、7bとモレキュラシーブス10は雄ねじ部材9
により固定されている。
【0027】上記構成において、第2の配管113より
流入する冷媒は金属盤7aに設けられた通過孔8aから
モレキュラシーブス10内に流入し、粒子状の密構造と
なっているモレキュラシーブス10は通過する冷媒に含
まれる水分を取り除くとともに冷媒の流れの均一化を行
い、流出した冷媒の弁体102への不均一な衝突を抑制
する作用を有することになる。
流入する冷媒は金属盤7aに設けられた通過孔8aから
モレキュラシーブス10内に流入し、粒子状の密構造と
なっているモレキュラシーブス10は通過する冷媒に含
まれる水分を取り除くとともに冷媒の流れの均一化を行
い、流出した冷媒の弁体102への不均一な衝突を抑制
する作用を有することになる。
【0028】(実施の形態5)図7は膨張弁の縦断面図
を示し、図7において第1の配管112および第2の配
管113には可撓性のアルミ製フレキシブルパイプ11
が接続されており、アルミ製フレキシブルパイプ11の
周囲には弾性体として高密度のブチルゴム12が巻き付
けられている。
を示し、図7において第1の配管112および第2の配
管113には可撓性のアルミ製フレキシブルパイプ11
が接続されており、アルミ製フレキシブルパイプ11の
周囲には弾性体として高密度のブチルゴム12が巻き付
けられている。
【0029】上記構成において、冷媒はアルミ製フレキ
シブルパイプ11を通ってから第1の配管112あるい
は第2の配管113を通過し本体101へ流入する。冷
媒が本体101に達するまでに生じる振動はアルミ製フ
レキシブルパイプ11を通過する際に、ブチルゴム12
によって制振される。また、本体101側において冷媒
の減圧に伴い発生する振動についても、アルミ製フレキ
シブルパイプ11に巻き付けられたブチルゴム12がこ
れを吸収し、振動伝達を最小限に抑える作用を有するこ
とになる。
シブルパイプ11を通ってから第1の配管112あるい
は第2の配管113を通過し本体101へ流入する。冷
媒が本体101に達するまでに生じる振動はアルミ製フ
レキシブルパイプ11を通過する際に、ブチルゴム12
によって制振される。また、本体101側において冷媒
の減圧に伴い発生する振動についても、アルミ製フレキ
シブルパイプ11に巻き付けられたブチルゴム12がこ
れを吸収し、振動伝達を最小限に抑える作用を有するこ
とになる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1お
よび図2を参照しながら説明する。
よび図2を参照しながら説明する。
【0031】図に示すように、側面及び下面に開口を持
ち内部に空間を有する本体101と、本体101の内部
において絞り部104を形成する弁体102と弁座10
3と、弁体102に連結し上部にローター106を有す
るシャフト105と、シャフト105およびローター1
06を囲うケース107と、ローター106の外周に位
置するステーター108と、弁体102とシャフト10
5の接合部に位置する雄ねじ部109と、雄ねじ部10
9と螺合する雌ねじ部111を有し本体101とケース
107を接合する支持板110と、本体101の側面の
開口に結合する第1の配管112と本体101の下面の
開口に結合する第2の配管113を有する膨張弁におい
て、筐体1は本体101に外接し、一端が本体101の
内部と連通する中空形状の空間部2を形成する。
ち内部に空間を有する本体101と、本体101の内部
において絞り部104を形成する弁体102と弁座10
3と、弁体102に連結し上部にローター106を有す
るシャフト105と、シャフト105およびローター1
06を囲うケース107と、ローター106の外周に位
置するステーター108と、弁体102とシャフト10
5の接合部に位置する雄ねじ部109と、雄ねじ部10
9と螺合する雌ねじ部111を有し本体101とケース
107を接合する支持板110と、本体101の側面の
開口に結合する第1の配管112と本体101の下面の
開口に結合する第2の配管113を有する膨張弁におい
て、筐体1は本体101に外接し、一端が本体101の
内部と連通する中空形状の空間部2を形成する。
【0032】上記構成において、第1の配管112から
流入した高温高圧の冷媒(図示せず)は、本体101内
部に流入する。本体101内部に流入した冷媒は、弁体
102および弁座103によって形成された絞り部10
4を通過し減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となって
第2の配管113へと流れることになる。また、第2の
配管113から流入した高温高圧の冷媒は、絞り部10
4を通過し減圧され低温低圧の気液二相冷媒となって本
体101内部に流入し、本体101側面に形成された開
口に接続されている第1の配管112へ導かれる。冷媒
減圧時に発生する騒音の周波数特性と、膨張弁本体10
1内部を冷媒が流れることにより筐体1に形成させた空
間部2において発生する圧力変動の周波数特性との干渉
により、特定の周波数における騒音レベルを下げること
ができる。消音の効果は、空間部2の体積Vと筐体1と
本体101の連通部面積Sbと連通部長さLbと本体10
1面積Sから、10*log|1+(Co*V)/S2*(1/(f/fr-
fr/f))2|で表すことができる。ここでCo=Sb/Lb、fr=
(c/2π)*kg(Co/V)であり、cは冷媒流速である。冷媒
の減圧時の圧力変動で騒音レベルの大きい周波数帯に合
わせ、空間部2の体積Vと連通部面積Sbおよび連通部
長さLbを考慮することにより、騒音レベルを抑えるこ
とができる。
流入した高温高圧の冷媒(図示せず)は、本体101内
部に流入する。本体101内部に流入した冷媒は、弁体
102および弁座103によって形成された絞り部10
4を通過し減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となって
第2の配管113へと流れることになる。また、第2の
配管113から流入した高温高圧の冷媒は、絞り部10
4を通過し減圧され低温低圧の気液二相冷媒となって本
体101内部に流入し、本体101側面に形成された開
口に接続されている第1の配管112へ導かれる。冷媒
減圧時に発生する騒音の周波数特性と、膨張弁本体10
1内部を冷媒が流れることにより筐体1に形成させた空
間部2において発生する圧力変動の周波数特性との干渉
により、特定の周波数における騒音レベルを下げること
ができる。消音の効果は、空間部2の体積Vと筐体1と
本体101の連通部面積Sbと連通部長さLbと本体10
1面積Sから、10*log|1+(Co*V)/S2*(1/(f/fr-
fr/f))2|で表すことができる。ここでCo=Sb/Lb、fr=
(c/2π)*kg(Co/V)であり、cは冷媒流速である。冷媒
の減圧時の圧力変動で騒音レベルの大きい周波数帯に合
わせ、空間部2の体積Vと連通部面積Sbおよび連通部
長さLbを考慮することにより、騒音レベルを抑えるこ
とができる。
【0033】このように本発明の第1実施例の電動膨張
弁によれば、複雑な加工を加えることなく、また、冷媒
の流量特性に変化を来すことなく聴感上における騒音を
低減することができる。
弁によれば、複雑な加工を加えることなく、また、冷媒
の流量特性に変化を来すことなく聴感上における騒音を
低減することができる。
【0034】以下、本発明の第2実施例について、図3
を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一部分
は同一番号とし、詳細な説明は省略する。
を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一部分
は同一番号とし、詳細な説明は省略する。
【0035】図に示すように、中空形状の冷媒整流筒3
は本体101の内部に位置し、側面に7個の貫通孔4を
備え、一端は本体101に固定されており、他端は支持
板110に固定されている。貫通孔4は第1の配管11
2の中心延長線上に位置し、弁体102を中心として4
5度の間隔に配置されている。貫通孔4の直径は第1の
配管112および第2の配管113の直径の10〜50
%とする。
は本体101の内部に位置し、側面に7個の貫通孔4を
備え、一端は本体101に固定されており、他端は支持
板110に固定されている。貫通孔4は第1の配管11
2の中心延長線上に位置し、弁体102を中心として4
5度の間隔に配置されている。貫通孔4の直径は第1の
配管112および第2の配管113の直径の10〜50
%とする。
【0036】上記構成において、第1の配管112から
流入した高温高圧の冷媒は、本体101および冷媒整流
筒3により形成された外郭部5に回りこむ。外郭部5に
回りこむ冷媒は単相の液状態とは限らず、ガス状態が混
合した気液二相状態の場合も考えられるが、外郭部5の
半径方向寸法を貫通孔4の直径の10%以上とすること
により冷媒の回り込み不足をなくし、50%以下とする
ことで非常に狭い空間構造となり、外郭部5において冷
媒の圧力による変動は起こりにくい状態となる。外郭部
5に回りこんだ冷媒は、冷媒整流筒3に形成された複数
の貫通孔4から弁体102のある内郭部6に流入する。
この過程において、液冷媒に含まれるガス状態の冷媒は
細分化されるため、内郭部6においても圧力による変動
は小さなものとなる。内郭部6に流入した冷媒は、弁体
102および弁座103によって形成された絞り部10
4を通過し減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となって
第2の配管113へと流れることになる。また、第2の
配管113から流入した高温高圧の冷媒は、絞り部10
4を通過し減圧され低温低圧の気液二相冷媒となって、
冷媒整流筒3によって形成された内郭部6に拡散する。
内郭部6に拡散した気液二相状態の冷媒は、内郭部6に
形成された複数の貫通孔4を通る過程において細分化さ
れるため、本体101および冷媒整流筒3により形成さ
れた外郭部5に流出した冷媒は圧力の変動が抑えられた
状態となる。さらに本体101側面に形成された開口に
接続されている第1の配管112へ導かれることにな
る。本体101および冷媒整流筒3により形成された外
郭部5を非常に狭くすることで、冷媒の不均一状態によ
って引き起こされる圧力の変動を抑えることができ、ま
た、弁体102への流入口を複数にすることで、整流手
段内部における圧力の変動も抑制することができる。
流入した高温高圧の冷媒は、本体101および冷媒整流
筒3により形成された外郭部5に回りこむ。外郭部5に
回りこむ冷媒は単相の液状態とは限らず、ガス状態が混
合した気液二相状態の場合も考えられるが、外郭部5の
半径方向寸法を貫通孔4の直径の10%以上とすること
により冷媒の回り込み不足をなくし、50%以下とする
ことで非常に狭い空間構造となり、外郭部5において冷
媒の圧力による変動は起こりにくい状態となる。外郭部
5に回りこんだ冷媒は、冷媒整流筒3に形成された複数
の貫通孔4から弁体102のある内郭部6に流入する。
この過程において、液冷媒に含まれるガス状態の冷媒は
細分化されるため、内郭部6においても圧力による変動
は小さなものとなる。内郭部6に流入した冷媒は、弁体
102および弁座103によって形成された絞り部10
4を通過し減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となって
第2の配管113へと流れることになる。また、第2の
配管113から流入した高温高圧の冷媒は、絞り部10
4を通過し減圧され低温低圧の気液二相冷媒となって、
冷媒整流筒3によって形成された内郭部6に拡散する。
内郭部6に拡散した気液二相状態の冷媒は、内郭部6に
形成された複数の貫通孔4を通る過程において細分化さ
れるため、本体101および冷媒整流筒3により形成さ
れた外郭部5に流出した冷媒は圧力の変動が抑えられた
状態となる。さらに本体101側面に形成された開口に
接続されている第1の配管112へ導かれることにな
る。本体101および冷媒整流筒3により形成された外
郭部5を非常に狭くすることで、冷媒の不均一状態によ
って引き起こされる圧力の変動を抑えることができ、ま
た、弁体102への流入口を複数にすることで、整流手
段内部における圧力の変動も抑制することができる。
【0037】このように本発明の第2実施例の電動膨張
弁によれば、膨張弁前後の配管を加工することなく、ま
た、流入する冷媒の状態に影響されることなく、膨張弁
内部における圧力の変動を抑制することができる。
弁によれば、膨張弁前後の配管を加工することなく、ま
た、流入する冷媒の状態に影響されることなく、膨張弁
内部における圧力の変動を抑制することができる。
【0038】なお、本実施例では、貫通孔4の個数を7
個としたが、6個以下もしくは8個以上としても同様の
効果が得られる。また、貫通孔4の位置を第1の配管1
12の中央延長線上としたが、冷媒整流筒3の側面上で
あればよく、隣り合う貫通孔4の間隔を弁体102を中
心とする角度を45度としたが、45度未満あるいは4
5度より広い角度としても同様の効果が得られる。ま
た、貫通孔4の直径の比率を10〜50%としたが、好
ましくは20〜30%である。
個としたが、6個以下もしくは8個以上としても同様の
効果が得られる。また、貫通孔4の位置を第1の配管1
12の中央延長線上としたが、冷媒整流筒3の側面上で
あればよく、隣り合う貫通孔4の間隔を弁体102を中
心とする角度を45度としたが、45度未満あるいは4
5度より広い角度としても同様の効果が得られる。ま
た、貫通孔4の直径の比率を10〜50%としたが、好
ましくは20〜30%である。
【0039】次に本発明の第3実施例について、図4お
よび図5を参照しながら説明する。なお、第1および第
2実施例と同一部分は同一番号とし、詳細な説明は省略
する。
よび図5を参照しながら説明する。なお、第1および第
2実施例と同一部分は同一番号とし、詳細な説明は省略
する。
【0040】図に示すように、円盤形状の整流手段とし
て金属盤7a、7bを弁座103の直下に鉛直方向に直
列に配置しており、金属盤7a、7bの端面には曲げ加
工を施している。また、金属盤7a、7bには各々金属
盤7a、7bの上下を連通する通過孔8a、8bを8箇
所にパンチングして開けており、最下に位置する金属盤
7aの下方には固定手段として、外周に雄ねじが切られ
た雄ねじ部材9を設けている。雄ねじ部材9の雄ねじは
本体101の内面に切られた雌ねじと螺合し、雄ねじ部
材9を締め付けることにより、金属盤7a、7bの固定
を行うとともに、本体101の内外のシールを行ってい
る。また、雄ねじ部材9の下方には冷媒を導入する第2
の配管113が溶接、ロウ付け、接着等により接続して
いる。
て金属盤7a、7bを弁座103の直下に鉛直方向に直
列に配置しており、金属盤7a、7bの端面には曲げ加
工を施している。また、金属盤7a、7bには各々金属
盤7a、7bの上下を連通する通過孔8a、8bを8箇
所にパンチングして開けており、最下に位置する金属盤
7aの下方には固定手段として、外周に雄ねじが切られ
た雄ねじ部材9を設けている。雄ねじ部材9の雄ねじは
本体101の内面に切られた雌ねじと螺合し、雄ねじ部
材9を締め付けることにより、金属盤7a、7bの固定
を行うとともに、本体101の内外のシールを行ってい
る。また、雄ねじ部材9の下方には冷媒を導入する第2
の配管113が溶接、ロウ付け、接着等により接続して
いる。
【0041】上記構成により、第2の配管113より流
入した冷媒を金属盤7aに設けた通過孔8aを通過させ
る。通過孔8aの1個当たりの面積は第2の配管113
の断面積の2〜12%の範囲の大きさであり、通過孔8
aを通過する際に流速が低下して整流化が促進され、そ
の後金属盤7aの上部にある金属盤7bに設けた通過孔
8bに流入する。通過孔8bの1個当たりの面積も通過
孔8aと同様であり、通過孔8a、8bを順次通過する
際に整流化が更に促進される。十分整流となった冷媒を
弁体102と弁座103により形成される絞り部104
に流入させることにより、弁体102への不規則な冷媒
の衝突を抑制することができる。
入した冷媒を金属盤7aに設けた通過孔8aを通過させ
る。通過孔8aの1個当たりの面積は第2の配管113
の断面積の2〜12%の範囲の大きさであり、通過孔8
aを通過する際に流速が低下して整流化が促進され、そ
の後金属盤7aの上部にある金属盤7bに設けた通過孔
8bに流入する。通過孔8bの1個当たりの面積も通過
孔8aと同様であり、通過孔8a、8bを順次通過する
際に整流化が更に促進される。十分整流となった冷媒を
弁体102と弁座103により形成される絞り部104
に流入させることにより、弁体102への不規則な冷媒
の衝突を抑制することができる。
【0042】このように本発明の第3実施例の電動膨張
弁によれば、冷媒の整流化を段階的に行うことで整流効
果を高め、弁体への不規則な冷媒の衝突を十分に抑える
ことができる。
弁によれば、冷媒の整流化を段階的に行うことで整流効
果を高め、弁体への不規則な冷媒の衝突を十分に抑える
ことができる。
【0043】なお、本実施例では整流手段として金属盤
を用いたが、小孔を有する多孔状のものであれば良く金
属フィルター等でも同様の効果が得られる。また、金属
盤の端面に曲げ加工を施したが冷媒の流路が確保できれ
ば良く、スペーサー等を挿入してもよい。また、通過孔
1個当たりの面積を2〜12%としたが、好ましくは3
〜5%である。また、金属盤に設ける通過孔の個数を8
個としたが、通過孔の面積を変更することにより個数の
変更は可能であり、通過孔の合計面積が第2の配管の断
面積の20〜40%の範囲にはいるようにすればよい。
また、金属盤を2枚設けたが複数枚の金属盤であれば同
様の効果が得られる。また、固定手段として雄ねじを有
する雄ねじ部材を用いたが金属盤を本体に固定し、本体
内外のシールが可能のものであればよく、圧入、溶接等
によって固定してもよい。また金属盤、固定手段の材質
としては真鍮、ステンレス鋼等の金属が適する。
を用いたが、小孔を有する多孔状のものであれば良く金
属フィルター等でも同様の効果が得られる。また、金属
盤の端面に曲げ加工を施したが冷媒の流路が確保できれ
ば良く、スペーサー等を挿入してもよい。また、通過孔
1個当たりの面積を2〜12%としたが、好ましくは3
〜5%である。また、金属盤に設ける通過孔の個数を8
個としたが、通過孔の面積を変更することにより個数の
変更は可能であり、通過孔の合計面積が第2の配管の断
面積の20〜40%の範囲にはいるようにすればよい。
また、金属盤を2枚設けたが複数枚の金属盤であれば同
様の効果が得られる。また、固定手段として雄ねじを有
する雄ねじ部材を用いたが金属盤を本体に固定し、本体
内外のシールが可能のものであればよく、圧入、溶接等
によって固定してもよい。また金属盤、固定手段の材質
としては真鍮、ステンレス鋼等の金属が適する。
【0044】次に本発明の第4実施例について、図6を
参照しながら説明する。なお、第1、第2および第3実
施例と同一部分は同一番号とし、詳細な説明は省略す
る。
参照しながら説明する。なお、第1、第2および第3実
施例と同一部分は同一番号とし、詳細な説明は省略す
る。
【0045】図に示すように、金属盤7aと金属盤7b
の間に水分除去手段として粒子状のモレキュラシーブス
10を密に配置し、雄ねじ部材9により金属盤7a、7
bとモレキュラシーブス10の固定を行っている。
の間に水分除去手段として粒子状のモレキュラシーブス
10を密に配置し、雄ねじ部材9により金属盤7a、7
bとモレキュラシーブス10の固定を行っている。
【0046】上記構成により、第2の配管113より流
入した冷媒を金属盤7aに開けた通過孔8aからモレキ
ュラシーブス10内に導入する。モレキュラシーブス1
0内において冷媒は水分を除去されるため、絞り部10
4におけるアイスチョークを防止することができ、ま
た、モレキュラシーブス10は粒子状の密構造となって
いるので流れの均整化が促進できる。
入した冷媒を金属盤7aに開けた通過孔8aからモレキ
ュラシーブス10内に導入する。モレキュラシーブス1
0内において冷媒は水分を除去されるため、絞り部10
4におけるアイスチョークを防止することができ、ま
た、モレキュラシーブス10は粒子状の密構造となって
いるので流れの均整化が促進できる。
【0047】このように本発明の第4実施例の電動膨張
弁によれば、密構造のモレキュラシーブスに冷媒を通過
させることで冷媒中の水分除去を行いアイスチョークを
防止するとともに冷媒の不均一な流れの均整化を行うこ
とができる。
弁によれば、密構造のモレキュラシーブスに冷媒を通過
させることで冷媒中の水分除去を行いアイスチョークを
防止するとともに冷媒の不均一な流れの均整化を行うこ
とができる。
【0048】なお、本実施例では水分除去手段としてモ
レキュラシーブスを用いたが、シリカゲル、ゼオライト
等を用いてもよい。
レキュラシーブスを用いたが、シリカゲル、ゼオライト
等を用いてもよい。
【0049】次に本発明の第5実施例について、図7を
参照しながら説明する。なお、第1、第2、第3および
第4実施例と同一部分は同一番号とし、詳細な説明は省
略する。
参照しながら説明する。なお、第1、第2、第3および
第4実施例と同一部分は同一番号とし、詳細な説明は省
略する。
【0050】図に示すように、第1の配管112および
第2の配管113には可撓性のアルミ製フレキシブルパ
イプ11が接続されており、アルミ製フレキシブルパイ
プ11の周囲には弾性体として高密度のブチルゴム12
が巻き付けられている。
第2の配管113には可撓性のアルミ製フレキシブルパ
イプ11が接続されており、アルミ製フレキシブルパイ
プ11の周囲には弾性体として高密度のブチルゴム12
が巻き付けられている。
【0051】上記構成により、冷媒はアルミ製フレキシ
ブルパイプ11を通ってから第1の配管112あるいは
第2の配管113を通過し本体101へ流入する。冷媒
が本体101に達するまでに生じる振動はアルミ製フレ
キシブルパイプ11を通過する際に、ブチルゴム12に
よって制振される。また、本体101側において冷媒の
減圧に伴い発生する振動についても、アルミ製フレキシ
ブルパイプ11に巻き付けられたブチルゴム12がこれ
を吸収し、振動伝達を最小限に抑えることができる。
ブルパイプ11を通ってから第1の配管112あるいは
第2の配管113を通過し本体101へ流入する。冷媒
が本体101に達するまでに生じる振動はアルミ製フレ
キシブルパイプ11を通過する際に、ブチルゴム12に
よって制振される。また、本体101側において冷媒の
減圧に伴い発生する振動についても、アルミ製フレキシ
ブルパイプ11に巻き付けられたブチルゴム12がこれ
を吸収し、振動伝達を最小限に抑えることができる。
【0052】このように本発明の第5実施例の電動膨張
弁によれば、配管部における振動を抑え、また、膨張弁
本体からの振動も抑えることができるため、振動伝達に
よる騒音の発生を抑制することができる。
弁によれば、配管部における振動を抑え、また、膨張弁
本体からの振動も抑えることができるため、振動伝達に
よる騒音の発生を抑制することができる。
【0053】なお、本実施例では可撓性パイプとしてア
ルミ製のものを用いたが、可撓性に優れ冷媒通過圧力に
耐えることができればよく、ステンレス、銅等を用いて
もよく、その作用効果に差異を生じない。
ルミ製のものを用いたが、可撓性に優れ冷媒通過圧力に
耐えることができればよく、ステンレス、銅等を用いて
もよく、その作用効果に差異を生じない。
【0054】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、複雑な加工を行うことなく聴感上不快と感
じる特定周波数の騒音レベルを下げることが可能な電動
膨張弁を提供できる。
明によれば、複雑な加工を行うことなく聴感上不快と感
じる特定周波数の騒音レベルを下げることが可能な電動
膨張弁を提供できる。
【0055】また、冷媒の流入状態によらず圧力の変動
を抑制することが可能な電動膨張弁を提供できる。
を抑制することが可能な電動膨張弁を提供できる。
【0056】また、冷媒の膨張弁への流入方向に関係な
く弁体への不規則な冷媒の衝突を抑制し、圧力の変動に
よる弁体およびケースの振動を抑えることが可能な電動
膨張弁を提供できる。
く弁体への不規則な冷媒の衝突を抑制し、圧力の変動に
よる弁体およびケースの振動を抑えることが可能な電動
膨張弁を提供できる。
【0057】また、冷媒中の水分除去を行いアイスチョ
ークを防止するとともに冷媒の不均一な流れの均整化を
行うことが可能な電動膨張弁を提供できる。
ークを防止するとともに冷媒の不均一な流れの均整化を
行うことが可能な電動膨張弁を提供できる。
【0058】また、配管部における振動を抑え振動伝達
による騒音の発生を抑制することが可能な電動膨張弁を
提供できる。
による騒音の発生を抑制することが可能な電動膨張弁を
提供できる。
【図1】本発明の第1実施例の膨張弁の縦断面図
【図2】同第1実施例の膨張弁下部の拡大図
【図3】同第2実施例の膨張弁の縦断面図
【図4】同第3実施例の膨張弁の縦断面図
【図5】同第3実施例の膨張弁における金属盤の上面図
【図6】同第4実施例の膨張弁の縦断面図
【図7】同第5実施例の膨張弁の縦断面図
【図8】従来の膨張弁の縦断面図
1 筐体 2 空間部 3 冷媒整流筒 7a 金属盤 7b 金属盤 8a 通過孔 8b 通過孔 9 雄ねじ部材 10 モレキュラシーブス 11 アルミ製フレキシブルパイプ 12 ブチルゴム 101 本体 102 弁体 103 弁座 104 絞り部 105 シャフト 106 ローター 107 ケース 108 ステーター 110 支持板 112 第1の配管 113 第2の配管
Claims (5)
- 【請求項1】 側面及び下面に開口を持ち内部に空間を
有する本体と、前記本体内部において絞り部を形成する
弁体と弁座と、前記弁体に連結し上部にローターを有す
るシャフトと、前記シャフトおよび前記ローターを囲う
ケースと、前記ローターの外周に位置するステーター
と、前記弁体および前記シャフトを支持する支持手段
と、前記本体の側面の開口に結合する第1のパイプと前
記本体の下面の開口に結合する第2のパイプを有する電
動膨張弁において、前記本体に結合し、一端が前記本体
の内部と連通する中空形状の空間を有する筐体を備えた
電動膨張弁。 - 【請求項2】 本体内部において、一端が前記本体に固
定され他端が支持手段に固定された整流手段Aを備えた
請求項1記載の電動膨張弁。 - 【請求項3】 弁座直下に位置する整流手段Bと、前記
整流手段Bを本体に固定する固定手段を備えた請求項1
または2記載の電動膨張弁。 - 【請求項4】 複数の整流手段Bの間に水分除去手段を
備えた請求項1、2または3記載の電動膨張弁。 - 【請求項5】 第1のパイプおよび第2のパイプに接続
する可撓性パイプと前記可撓性パイプの周囲に弾性体を
備えた請求項1、2、3または4記載の電動膨張弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317375A JPH10160290A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 電動膨張弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317375A JPH10160290A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 電動膨張弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10160290A true JPH10160290A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18087557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8317375A Pending JPH10160290A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 電動膨張弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10160290A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020000438A (ko) * | 2000-06-26 | 2002-01-05 | 배길훈 | 자동차용 에어컨시스템의 팽창밸브 |
JP2004293797A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-10-21 | Saginomiya Seisakusho Inc | 絞り弁装置および空気調和機 |
JP2007107847A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Saginomiya Seisakusho Inc | 絞り装置および冷媒用配管 |
WO2007116991A1 (ja) | 2006-04-07 | 2007-10-18 | Daikin Industries, Ltd. | 膨張弁及び空気調和機 |
JP2008095892A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Fuji Koki Corp | 流量制御弁 |
JP2011002140A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Tgk Co Ltd | 膨張弁 |
JP2012047393A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Fuji Koki Corp | 膨張弁 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP8317375A patent/JPH10160290A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2006617A2 (en) * | 2006-04-07 | 2008-12-24 | Daikin Industries, Ltd. | Expansion valve and air conditioner |
EP2006617A4 (en) * | 2006-04-07 | 2010-02-17 | Daikin Ind Ltd | EXPANSION VALVE AND AIR CONDITIONING |
AU2007236648B2 (en) * | 2006-04-07 | 2010-05-13 | Daikin Industries, Ltd. | Expansion valve and air conditioner |
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