JPH05113272A - 空気調和機の膨張機構 - Google Patents
空気調和機の膨張機構Info
- Publication number
- JPH05113272A JPH05113272A JP3275188A JP27518891A JPH05113272A JP H05113272 A JPH05113272 A JP H05113272A JP 3275188 A JP3275188 A JP 3275188A JP 27518891 A JP27518891 A JP 27518891A JP H05113272 A JPH05113272 A JP H05113272A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- expansion mechanism
- flow
- muffler
- capillary tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
- F25B41/30—Expansion means; Dispositions thereof
- F25B41/37—Capillary tubes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】圧縮機１０，室外熱交換器１１，室外ファン１
２，四方弁１３，室内熱交換器１４，室内ファン１５，
膨張機構１６で構成される。そして、膨張機構１６はキ
ャピラリチューブ，消音器，仕切板からなる。 【効果】冷媒流動音の周波数特性に合わせた消音特性を
もった膨張機構が提供でき、冷凍サイクルにより発生す
る冷媒流動音を低減することができる。
２，四方弁１３，室内熱交換器１４，室内ファン１５，
膨張機構１６で構成される。そして、膨張機構１６はキ
ャピラリチューブ，消音器，仕切板からなる。 【効果】冷媒流動音の周波数特性に合わせた消音特性を
もった膨張機構が提供でき、冷凍サイクルにより発生す
る冷媒流動音を低減することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルをもった
空気調和機において、特に、冷凍サイクル内を流れる冷
媒状態に応じた消音効果を持たせる空気調和機の膨張機
構に関する。
空気調和機において、特に、冷凍サイクル内を流れる冷
媒状態に応じた消音効果を持たせる空気調和機の膨張機
構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の冷凍サイクルをもった空気調和機
は、特開昭61−53473 号公報に記載のような、容積一定
の膨張形の消音器を室内熱交換器とキャピラリチューブ
の間の接続配管の中間に取付けて冷媒の流動により発生
する騒音を消音するようになっていた。
は、特開昭61−53473 号公報に記載のような、容積一定
の膨張形の消音器を室内熱交換器とキャピラリチューブ
の間の接続配管の中間に取付けて冷媒の流動により発生
する騒音を消音するようになっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、接
続配管の中間に取付けた寸法一定の消音器の消音特性が
一定であるため、必ずしも上流側の膨張機構より発生す
る冷媒流動音の周波数と合わない場合もあった。すなわ
ち、膨張機構通過後、冷媒は極めて速い気液二相流で噴
出され、太径管での境界層流や曲り部での反射による乱
れた流れによる圧力が管壁を振動させ流動音を発生する
が、この流動音の周波数は、膨張機構前後の冷媒乾き
度，圧力，総循環量により変化するため消音器のもった
一定の消音特性とマッチングしないという問題があっ
た。
続配管の中間に取付けた寸法一定の消音器の消音特性が
一定であるため、必ずしも上流側の膨張機構より発生す
る冷媒流動音の周波数と合わない場合もあった。すなわ
ち、膨張機構通過後、冷媒は極めて速い気液二相流で噴
出され、太径管での境界層流や曲り部での反射による乱
れた流れによる圧力が管壁を振動させ流動音を発生する
が、この流動音の周波数は、膨張機構前後の冷媒乾き
度，圧力，総循環量により変化するため消音器のもった
一定の消音特性とマッチングしないという問題があっ
た。
【０００４】本発明の目的は、これらの流動音の周波数
変動に対応した消音特性をもった空気調和機の膨張機構
を提供することにある。
変動に対応した消音特性をもった空気調和機の膨張機構
を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】キャピラリチューブや膨
張弁などの膨張機構の後流の気液二相冷媒より発生する
流動音の周波数は、組込まれる機器の特性によりある程
度、周波数域が限定される。
張弁などの膨張機構の後流の気液二相冷媒より発生する
流動音の周波数は、組込まれる機器の特性によりある程
度、周波数域が限定される。
【０００６】従って、この周波数に合わせた消音特性を
もつ消音器をキャピラリチューブや膨張弁などと組合わ
せることにより、流動音の周波数に対応した適切な消音
特性をもつ膨張機構を提供する。
もつ消音器をキャピラリチューブや膨張弁などと組合わ
せることにより、流動音の周波数に対応した適切な消音
特性をもつ膨張機構を提供する。
【０００７】また、流動音の周波数は、３〜４ｋＨｚ以
上の高周波をもつことが多い。この様な高周波に合わせ
た消音特性を持たせるために、消音器内に仕切板を設
け、さらに消音特性を高めた二室式の消音器を設置す
る。
上の高周波をもつことが多い。この様な高周波に合わせ
た消音特性を持たせるために、消音器内に仕切板を設
け、さらに消音特性を高めた二室式の消音器を設置す
る。
【０００８】
【作用】消音器は、冷媒流動音が発生しやすい箇所に設
置され、冷媒より発生する流動音の特定の周波数につい
て消音する作用を行なうが、キャピラリチューブや膨張
弁などに消音器を組合わせたものを設置することによ
り、空調機それぞれの特性に応じた特定の周波数成分を
低減する作用を行う。
置され、冷媒より発生する流動音の特定の周波数につい
て消音する作用を行なうが、キャピラリチューブや膨張
弁などに消音器を組合わせたものを設置することによ
り、空調機それぞれの特性に応じた特定の周波数成分を
低減する作用を行う。
【０００９】また、消音器に仕切板を設け、二室式にす
ることにより、高周波の消音効果を高める作用を行う。
ることにより、高周波の消音効果を高める作用を行う。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１，図２，図３
により説明する。
により説明する。
【００１１】図１は、本発明の膨張機構１６一実施例の
機器構成を示す断面図で、キャピラリチューブと内部に
仕切板を設けた二室式の消音器を組合わせた場合を示し
ており、キャピラリチューブ１，消音器２，仕切板３よ
り構成されている。仕切板３には、単数または複数の穴
を設けており、消音器２の内部を二室式にすることによ
り、冷媒流動音の高周波に対応した消音特性をもたせて
いる。
機器構成を示す断面図で、キャピラリチューブと内部に
仕切板を設けた二室式の消音器を組合わせた場合を示し
ており、キャピラリチューブ１，消音器２，仕切板３よ
り構成されている。仕切板３には、単数または複数の穴
を設けており、消音器２の内部を二室式にすることによ
り、冷媒流動音の高周波に対応した消音特性をもたせて
いる。
【００１２】図３は、図１の膨張機構を設置した冷凍サ
イクルについて示しており、圧縮機１０，室外熱交換器
１１，室外ファン１２，四方弁１３，室内熱交換器１
４，室内ファン１５，図１の膨張機構１６を、順次、連
結して構成されており、四方弁１３を切り換えることに
より冷媒の流れを変え、冷房運転及び暖房運転を行うヒ
ートポンプサイクルを形成している。また、本ヒートポ
ンプサイクルには、冷凍サイクル内に流れる冷媒により
発生し、キャピラリチューブ等の仕様により決まる本ヒ
ートポンプサイクル独自の流動音周波数を消音するよう
に設計された寸法の消音器２とキャピラリチューブを組
合わせ、図１に示すように一体化された膨張機構１６を
具備している。
イクルについて示しており、圧縮機１０，室外熱交換器
１１，室外ファン１２，四方弁１３，室内熱交換器１
４，室内ファン１５，図１の膨張機構１６を、順次、連
結して構成されており、四方弁１３を切り換えることに
より冷媒の流れを変え、冷房運転及び暖房運転を行うヒ
ートポンプサイクルを形成している。また、本ヒートポ
ンプサイクルには、冷凍サイクル内に流れる冷媒により
発生し、キャピラリチューブ等の仕様により決まる本ヒ
ートポンプサイクル独自の流動音周波数を消音するよう
に設計された寸法の消音器２とキャピラリチューブを組
合わせ、図１に示すように一体化された膨張機構１６を
具備している。
【００１３】図３の冷凍サイクルに図１の膨張機構１６
を設置することにより、冷凍サイクル内に流れる冷媒に
より発生する流動音は、その周波数特性に合わせた消音
器２の作用により消音される。これにより主に冷凍サイ
クルの膨張過程で発生する騒音を減少させることができ
る。この消音器の作用は、冷凍サイクルの膨張過程の状
態を主に決定するキャピラリチューブと一体になってい
るため、取付けた冷凍サイクルの流動音の周波数特性と
マッチングしないということがない。また、図１のよう
にキャピラリチューブ１と消音器２を組合わせたものを
サイクルに組込むため、取付容易でコンパクト，組立作
業性も向上できる。本実施例に用いた膨張機構は、仕切
板の穴径，穴数を調整することにより他の周波数特性の
冷媒流動音を有する空気調和機にも適用できる。
を設置することにより、冷凍サイクル内に流れる冷媒に
より発生する流動音は、その周波数特性に合わせた消音
器２の作用により消音される。これにより主に冷凍サイ
クルの膨張過程で発生する騒音を減少させることができ
る。この消音器の作用は、冷凍サイクルの膨張過程の状
態を主に決定するキャピラリチューブと一体になってい
るため、取付けた冷凍サイクルの流動音の周波数特性と
マッチングしないということがない。また、図１のよう
にキャピラリチューブ１と消音器２を組合わせたものを
サイクルに組込むため、取付容易でコンパクト，組立作
業性も向上できる。本実施例に用いた膨張機構は、仕切
板の穴径，穴数を調整することにより他の周波数特性の
冷媒流動音を有する空気調和機にも適用できる。
【００１４】本発明の他の実施例を図２に説明する。図
２は、膨張弁を用いた膨張機構の機器構成を示す断面図
で、消音器２，仕切板３，膨張弁４により構成されてい
る。仕切板３には、複数の穴を設け、消音器２の内部を
二室式にすることにより、冷媒流動音の高周波に対応し
た、消音特性をもたせている。図３の冷凍サイクルに図
１の膨張機構１６のかわりに図２の膨張機構を設置する
ことにより、前記と同様の効果をあげることができる。
２は、膨張弁を用いた膨張機構の機器構成を示す断面図
で、消音器２，仕切板３，膨張弁４により構成されてい
る。仕切板３には、複数の穴を設け、消音器２の内部を
二室式にすることにより、冷媒流動音の高周波に対応し
た、消音特性をもたせている。図３の冷凍サイクルに図
１の膨張機構１６のかわりに図２の膨張機構を設置する
ことにより、前記と同様の効果をあげることができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、各々の冷凍サイクル独
自の冷媒流動音の周波数特性の変動に対応した消音特性
を有する空気調和機の膨張機構を提供することができ、
冷凍サイクルにより発生する騒音を低減することができ
る。また、膨張部と消音器が一体となっているため組立
性が向上し、膨張部と消音器の組合わせを間違えること
もない。また、仕切板の穴径，穴数の調整により、周波
数特性を変更することも可能となる。
自の冷媒流動音の周波数特性の変動に対応した消音特性
を有する空気調和機の膨張機構を提供することができ、
冷凍サイクルにより発生する騒音を低減することができ
る。また、膨張部と消音器が一体となっているため組立
性が向上し、膨張部と消音器の組合わせを間違えること
もない。また、仕切板の穴径，穴数の調整により、周波
数特性を変更することも可能となる。
【図１】本発明の膨張機構の説明図。
【図２】本発明の膨張機構の他の実施例の説明図。
【図３】本発明の一実施例を示すサイクル系統図。
１…キャピラリチューブ、２…消音器、３…仕切板、４
…膨張弁、１０…圧縮機、１１…室外熱交換器、１２…
室外ファン、１３…四方弁、１４…室内熱交換器、１５
…室内ファン、１６…膨張機構。
…膨張弁、１０…圧縮機、１１…室外熱交換器、１２…
室外ファン、１３…四方弁、１４…室内熱交換器、１５
…室内ファン、１６…膨張機構。
フロントページの続き (72)発明者 池上 浩三 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所清水工場内 (72)発明者 松下 功 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】圧縮機，凝縮器，膨張機構および蒸発器を
連結した冷凍サイクルをもった空気調和機の冷媒減圧用
の膨張機構において、前記膨張機構の後流側に消音器を
連結し前記膨張機構と前記消音器を一体化したことを特
徴とする空気調和機の膨張機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3275188A JPH05113272A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 空気調和機の膨張機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3275188A JPH05113272A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 空気調和機の膨張機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05113272A true JPH05113272A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17551912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3275188A Pending JPH05113272A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 空気調和機の膨張機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05113272A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6148631A (en) * | 1998-05-14 | 2000-11-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Silencer and air conditioner |
| EP1371919A2 (en) * | 2002-06-12 | 2003-12-17 | Lg Electronics Inc. | Heating/cooling system used in air conditioner |
| EP1371920A2 (en) | 2002-06-12 | 2003-12-17 | Lg Electronics Inc. | Heating/cooling system used in air conditioner |
| CN108800420A (zh) * | 2018-06-19 | 2018-11-13 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调的控制方法和装置 |
| CN110131420A (zh) * | 2018-02-08 | 2019-08-16 | 浙江三花智能控制股份有限公司 | 电子膨胀阀及其制造方法 |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP3275188A patent/JPH05113272A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6148631A (en) * | 1998-05-14 | 2000-11-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Silencer and air conditioner |
| EP1371919A2 (en) * | 2002-06-12 | 2003-12-17 | Lg Electronics Inc. | Heating/cooling system used in air conditioner |
| EP1371920A2 (en) | 2002-06-12 | 2003-12-17 | Lg Electronics Inc. | Heating/cooling system used in air conditioner |
| EP1371919A3 (en) * | 2002-06-12 | 2005-05-25 | Lg Electronics Inc. | Heating/cooling system used in air conditioner |
| EP1371920A3 (en) * | 2002-06-12 | 2005-05-25 | Lg Electronics Inc. | Heating/cooling system used in air conditioner |
| CN110131420A (zh) * | 2018-02-08 | 2019-08-16 | 浙江三花智能控制股份有限公司 | 电子膨胀阀及其制造方法 |
| CN108800420A (zh) * | 2018-06-19 | 2018-11-13 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调的控制方法和装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6148631A (en) | Silencer and air conditioner | |
| EP0333486A1 (en) | Cooling unit including a evaporator | |
| JP2008045778A (ja) | 空気調和装置 | |
| JPH0626738A (ja) | 空気調和装置 | |
| US5521340A (en) | Tuned tube muffler for an automotive vehicle | |
| CN114738849A (zh) | 空调的降噪方法、降噪装置、空调及电子设备 | |
| JPH05113272A (ja) | 空気調和機の膨張機構 | |
| JPH05322379A (ja) | 空気調和機の冷媒分配器 | |
| JP2005083732A (ja) | エアコン配管装置 | |
| WO2008014659A1 (fr) | Atténuateur d'impulsions pour climatiseur | |
| JP2002061508A (ja) | 消音装置 | |
| JPH10111046A (ja) | 空気調和機 | |
| EP1371920A3 (en) | Heating/cooling system used in air conditioner | |
| US5435699A (en) | Accumulator for air conditioning system | |
| CN210951804U (zh) | 一种降噪空调器 | |
| JPH09250844A (ja) | 冷凍サイクル | |
| CN112460785A (zh) | 一种空调管路消声方法、系统及空调器 | |
| JPS5921951A (ja) | ヒ−トポンプ式分離型空気調和機 | |
| KR20090069994A (ko) | 안정화된 냉매 싸이클을 갖는 카세트 타입 히트펌프공기조화기 | |
| CN218495189U (zh) | 消音器和空调 | |
| KR20090116331A (ko) | 에어컨 컴프레서용 머플러 | |
| CN217876411U (zh) | 一种消声器及空调器 | |
| JPH06194006A (ja) | 冷凍装置 | |
| CN217685828U (zh) | 消声器及具有其的空调器 | |
| CN219037060U (zh) | 一种双联不锈钢消音器 |