JPH05322379A - 空気調和機の冷媒分配器 - Google Patents
空気調和機の冷媒分配器Info
- Publication number
- JPH05322379A JPH05322379A JP4136567A JP13656792A JPH05322379A JP H05322379 A JPH05322379 A JP H05322379A JP 4136567 A JP4136567 A JP 4136567A JP 13656792 A JP13656792 A JP 13656792A JP H05322379 A JPH05322379 A JP H05322379A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- refrigerant distributor
- distributor
- strainer
- respective instruments
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】冷媒分配器１は、器体内部に仕切板２，ストレ
ーナ３を内蔵した一体成形品より構成され、膨張弁４と
直接接続し、分配器５により冷媒の分配が行なわれる。 【効果】空気調和機において、冷媒分配器周辺機器の簡
素化により、部品点数，接続箇所が低減し小形化が図ら
れ、冷媒流動音の周波数特性に合わせた消音特性を有す
る冷媒分配器が提供でき、冷凍サイクルに発生する冷媒
流動音を低減することができる。
ーナ３を内蔵した一体成形品より構成され、膨張弁４と
直接接続し、分配器５により冷媒の分配が行なわれる。 【効果】空気調和機において、冷媒分配器周辺機器の簡
素化により、部品点数，接続箇所が低減し小形化が図ら
れ、冷媒流動音の周波数特性に合わせた消音特性を有す
る冷媒分配器が提供でき、冷凍サイクルに発生する冷媒
流動音を低減することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルを有する
空気調和機に係り、特に、冷凍サイクル内を流れる冷媒
状態に応じた消音効果を持たせる空気調和機の冷媒分配
器に関する。
空気調和機に係り、特に、冷凍サイクル内を流れる冷媒
状態に応じた消音効果を持たせる空気調和機の冷媒分配
器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の膨張機構に膨張弁を使用した冷凍
サイクルを有する空気調和機における冷媒分配器は、冷
媒の分配を行なうだけの機能を持ち、ストレーナ及び消
音器は、独立した部品からなり、それぞれの部品が直接
又は配管により接続され、冷凍サイクルが形成されてい
た。
サイクルを有する空気調和機における冷媒分配器は、冷
媒の分配を行なうだけの機能を持ち、ストレーナ及び消
音器は、独立した部品からなり、それぞれの部品が直接
又は配管により接続され、冷凍サイクルが形成されてい
た。
【０００３】消音器は、特開昭61−53473 号公報に開示
のような、容積一定の膨張形の消音器を室内熱交換器と
膨張機構の間の接続配管の中間に取り付けて、冷媒の流
動により発生する騒音を消す構造となっていた。
のような、容積一定の膨張形の消音器を室内熱交換器と
膨張機構の間の接続配管の中間に取り付けて、冷媒の流
動により発生する騒音を消す構造となっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、冷
媒分配器，ストレーナ，消音器が独立した部品からな
り、それぞれの機器を配管で接続する構造となっていた
ため、部品点数が多く、また、各部品の接続箇所が多い
ことより、信頼性が劣る構造でコンパクトにまとめるこ
とが困難であった。
媒分配器，ストレーナ，消音器が独立した部品からな
り、それぞれの機器を配管で接続する構造となっていた
ため、部品点数が多く、また、各部品の接続箇所が多い
ことより、信頼性が劣る構造でコンパクトにまとめるこ
とが困難であった。
【０００５】また、消音器では、接続配管の中間に取付
けた寸法一定の消音器の消音特性が一定であるため、必
ずしも上流側の膨張機構より発生する冷媒流動音の周波
数と合わない場合もあった。すなわち、膨張機構を通過
後、冷媒は極めて速い気液二相流で噴出され、太径管で
の境界層流や曲り部での反射による乱れた流れによる圧
力が管壁を振動させ流動音を発生するが、この流動音の
周波数は、膨張機構前後の冷媒乾き度，圧力，総循環量
により変化するため、消音器の有する一定の消音特性と
マッチングしないという問題があった。
けた寸法一定の消音器の消音特性が一定であるため、必
ずしも上流側の膨張機構より発生する冷媒流動音の周波
数と合わない場合もあった。すなわち、膨張機構を通過
後、冷媒は極めて速い気液二相流で噴出され、太径管で
の境界層流や曲り部での反射による乱れた流れによる圧
力が管壁を振動させ流動音を発生するが、この流動音の
周波数は、膨張機構前後の冷媒乾き度，圧力，総循環量
により変化するため、消音器の有する一定の消音特性と
マッチングしないという問題があった。
【０００６】本発明の目的は、冷媒分配器周辺機器の部
品点数を削減，接続箇所を低減し、流動音の周波数変動
に対応した消音特性をもつ消音器を備えた冷媒分配器を
提供することにある。
品点数を削減，接続箇所を低減し、流動音の周波数変動
に対応した消音特性をもつ消音器を備えた冷媒分配器を
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】冷媒分配器の器体内部に
ストレーナ及び消音器を内蔵した一体成形品とすること
により、部品点数が低減し、接続箇所も減らすことが可
能となる。
ストレーナ及び消音器を内蔵した一体成形品とすること
により、部品点数が低減し、接続箇所も減らすことが可
能となる。
【０００８】膨張弁の後流の気液二相冷媒より発生する
流動音の周波数は、組込まれる機器の特性によりある程
度、周波数域が限定される。従って、周波数に合わせた
消音特性を有する消音器と膨張弁を組み合わせることに
より、流動音の周波数に対応した適切な消音特性をもつ
冷媒分配機構を提供することが可能となる。また、上記
の流動音の周波数は、３〜４ＫＨｚ以上の高周波をもつ
ことが多い。このような高周波に合わせた消音特性を持
たせるために、冷媒分配器の器体を膨張させた消音室と
し、冷媒分配器に仕切板を設けることにより、さらに消
音特性を高めた二室式の消音器を備えた冷媒分配器が考
案できる。
流動音の周波数は、組込まれる機器の特性によりある程
度、周波数域が限定される。従って、周波数に合わせた
消音特性を有する消音器と膨張弁を組み合わせることに
より、流動音の周波数に対応した適切な消音特性をもつ
冷媒分配機構を提供することが可能となる。また、上記
の流動音の周波数は、３〜４ＫＨｚ以上の高周波をもつ
ことが多い。このような高周波に合わせた消音特性を持
たせるために、冷媒分配器の器体を膨張させた消音室と
し、冷媒分配器に仕切板を設けることにより、さらに消
音特性を高めた二室式の消音器を備えた冷媒分配器が考
案できる。
【０００９】
【作用】冷媒分配器の器体内部にストレーナ及び仕切板
を内蔵することにより、ストレーナ及び消音器の保持を
簡略化することができる。
を内蔵することにより、ストレーナ及び消音器の保持を
簡略化することができる。
【００１０】消音器は冷媒流動音が発生しやすい箇所に
設置され、冷媒より発生する流動音の特定の周波数につ
いて消音する作用を行なうが、本発明による仕切板を備
えた冷媒分配器と膨張弁が、直接、接続できる組合わせ
とすることにより、空調機それぞれの特性に応じた特定
の周波数成分を低減する作用を行なう。また、冷媒分配
器に仕切板を設け、二室式にすることにより、高周波の
消音効果を高める作用を行なう。
設置され、冷媒より発生する流動音の特定の周波数につ
いて消音する作用を行なうが、本発明による仕切板を備
えた冷媒分配器と膨張弁が、直接、接続できる組合わせ
とすることにより、空調機それぞれの特性に応じた特定
の周波数成分を低減する作用を行なう。また、冷媒分配
器に仕切板を設け、二室式にすることにより、高周波の
消音効果を高める作用を行なう。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１，図２により
説明する。
説明する。
【００１２】図１は、本発明の冷媒分配器の一実施例の
機器構成を示す断面図で、冷媒分配器１と膨張弁４が直
接接続可能な構造である。冷媒分配器１は、器体内部に
仕切板２，ストレーナ３を内蔵した一体成形品として構
成される。冷媒の分配は、冷媒分配器１に接続された分
配管５により行なわれる。仕切板２には、単数又は複数
の穴を設けており、冷媒分配器１の内部を２室式とする
ことにより、冷媒流動音の高周波に対応した消音特性を
もたせている。
機器構成を示す断面図で、冷媒分配器１と膨張弁４が直
接接続可能な構造である。冷媒分配器１は、器体内部に
仕切板２，ストレーナ３を内蔵した一体成形品として構
成される。冷媒の分配は、冷媒分配器１に接続された分
配管５により行なわれる。仕切板２には、単数又は複数
の穴を設けており、冷媒分配器１の内部を２室式とする
ことにより、冷媒流動音の高周波に対応した消音特性を
もたせている。
【００１３】図２は、図１の冷媒分配器を設置した冷凍
サイクルについて示しており、圧縮機１０，室外熱交換
器１１，室外ファン１２，四方弁１３，室内熱交換器１
４，室内ファン１５，ストレーナ１６および図１の膨張
弁４，冷媒分配器１を順次連結して構成されており、四
方弁１３を切り換えることにより冷媒の流れを変え、冷
房運転及び暖房運転を行なうヒートポンプサイクルを形
成している。
サイクルについて示しており、圧縮機１０，室外熱交換
器１１，室外ファン１２，四方弁１３，室内熱交換器１
４，室内ファン１５，ストレーナ１６および図１の膨張
弁４，冷媒分配器１を順次連結して構成されており、四
方弁１３を切り換えることにより冷媒の流れを変え、冷
房運転及び暖房運転を行なうヒートポンプサイクルを形
成している。
【００１４】また、本ヒートポンプサイクルには、冷凍
サイクル内を流れる冷媒により発生し、膨張弁の仕様に
より決まる本ヒートポンプサイクル独自の流動音周波数
を消音するように設計された仕切板２とサイクル内のご
みを補獲するストレーナ３を内蔵した図１に示す冷媒分
配器１を具備している。
サイクル内を流れる冷媒により発生し、膨張弁の仕様に
より決まる本ヒートポンプサイクル独自の流動音周波数
を消音するように設計された仕切板２とサイクル内のご
みを補獲するストレーナ３を内蔵した図１に示す冷媒分
配器１を具備している。
【００１５】図２の冷凍サイクルに図１の冷媒分配器１
を設置することにより、冷凍サイクル内を流れる冷媒に
より発生する流動音は、その周波数特性に合わせた仕切
板２の作用により消音される。これにより、主に冷凍サ
イクルの膨張過程において発生する騒音を減少させるこ
とができる。
を設置することにより、冷凍サイクル内を流れる冷媒に
より発生する流動音は、その周波数特性に合わせた仕切
板２の作用により消音される。これにより、主に冷凍サ
イクルの膨張過程において発生する騒音を減少させるこ
とができる。
【００１６】図１のように、冷媒分配器１の器体内部に
仕切板２及びストレーナ３を内蔵した一体成形品とした
ことにより、コンパクト化が可能となり、部品点数，接
続箇所の低減が図れる。本実施例に用いた冷媒流動音低
減の仕切板２は穴径，穴数の調整を行なうことにより、
他の周波数特性の冷媒流動音を有する空気調和機に対し
ても適用できる。
仕切板２及びストレーナ３を内蔵した一体成形品とした
ことにより、コンパクト化が可能となり、部品点数，接
続箇所の低減が図れる。本実施例に用いた冷媒流動音低
減の仕切板２は穴径，穴数の調整を行なうことにより、
他の周波数特性の冷媒流動音を有する空気調和機に対し
ても適用できる。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、冷媒分配器，ストレー
ナ，消音器が一体となっているため、従来の各機器を構
成していたボディが共用化され、また、各機器を接続し
ていた接続配管が不要となり部品点数を低減することが
できる。これにより、冷媒洩れの要因となる接続箇所が
減る。
ナ，消音器が一体となっているため、従来の各機器を構
成していたボディが共用化され、また、各機器を接続し
ていた接続配管が不要となり部品点数を低減することが
できる。これにより、冷媒洩れの要因となる接続箇所が
減る。
【００１８】更に、一体化により、小形化が図れ、組立
性も向上する。
性も向上する。
【００１９】冷媒分配器内に設けた仕切板により、各々
の冷凍サイクル独自の冷媒流動音の周波数特性の変動に
対応した消音特性が得られ、冷凍サイクルより発生する
騒音を低減することができる。消音特性の変更も仕切板
の穴径，穴数の調整により容易となる。
の冷凍サイクル独自の冷媒流動音の周波数特性の変動に
対応した消音特性が得られ、冷凍サイクルより発生する
騒音を低減することができる。消音特性の変更も仕切板
の穴径，穴数の調整により容易となる。
【図１】本発明の冷媒分配器の構造を示す断面図。
【図２】本発明の一実施例を示すサイクルの系統図。
１…冷媒分配器、２…仕切板、３，１６…ストレーナ、
４…膨張弁、５…分配管、１０…圧縮機、１１…室外熱
交換器、１２…室外ファン、１３…四方弁、１４…室内
熱交換器、１５…室内ファン、１６…ストレーナ。
４…膨張弁、５…分配管、１０…圧縮機、１１…室外熱
交換器、１２…室外ファン、１３…四方弁、１４…室内
熱交換器、１５…室内ファン、１６…ストレーナ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 一久 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内 (72)発明者 深沢 寿紀 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】圧縮器，凝縮器，膨張機構および蒸発器を
凍結した冷凍サイクルを有する空気調和機の冷媒分配器
において、前記冷媒分配器の器体内部にストレーナおよ
び単数もしくは複数の穴をあけた仕切板を設け前記冷媒
分配器の器体と前記膨張機構とを直接に接合することを
特徴とする空気調和機の冷媒分配器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136567A JPH05322379A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 空気調和機の冷媒分配器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136567A JPH05322379A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 空気調和機の冷媒分配器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05322379A true JPH05322379A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15178276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4136567A Pending JPH05322379A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 空気調和機の冷媒分配器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05322379A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08100963A (ja) * | 1994-08-05 | 1996-04-16 | Hitachi Ltd | 流体分岐ブロックおよびその製造方法 |
| US6148631A (en) * | 1998-05-14 | 2000-11-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Silencer and air conditioner |
| EP1371920A2 (en) * | 2002-06-12 | 2003-12-17 | Lg Electronics Inc. | Heating/cooling system used in air conditioner |
| WO2006103886A1 (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Daikin Industries, Ltd. | 冷凍装置 |
| CN105890241A (zh) * | 2016-04-19 | 2016-08-24 | 苏州逸新和电子有限公司 | 压力可调的制冷剂分配器 |
| US20180016012A1 (en) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | B/E Aerospace, Inc. | System, Methods, and Apparatus for Air Flow Handling in an Aircraft Monument |
| EP3828413A1 (en) * | 2019-11-28 | 2021-06-02 | Daikin Europe N.V. | Heat pump comprising a muffler |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP4136567A patent/JPH05322379A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08100963A (ja) * | 1994-08-05 | 1996-04-16 | Hitachi Ltd | 流体分岐ブロックおよびその製造方法 |
| US6148631A (en) * | 1998-05-14 | 2000-11-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Silencer and air conditioner |
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| WO2006103886A1 (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Daikin Industries, Ltd. | 冷凍装置 |
| AU2006229071B2 (en) * | 2005-03-25 | 2010-02-25 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration apparatus |
| CN105890241A (zh) * | 2016-04-19 | 2016-08-24 | 苏州逸新和电子有限公司 | 压力可调的制冷剂分配器 |
| US20180016012A1 (en) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | B/E Aerospace, Inc. | System, Methods, and Apparatus for Air Flow Handling in an Aircraft Monument |
| US11097845B2 (en) | 2016-07-12 | 2021-08-24 | B/E Aerospace, Inc. | System and apparatus for air flow handling in an aircraft monument |
| USD941744S1 (en) | 2016-07-12 | 2022-01-25 | B/E Aerospace, Inc. | Aircraft galley bay air vent |
| US11235879B2 (en) | 2016-07-12 | 2022-02-01 | B/E Aerospace, Inc. | Aircraft service trolley and galley enclosure therefor |
| EP3828413A1 (en) * | 2019-11-28 | 2021-06-02 | Daikin Europe N.V. | Heat pump comprising a muffler |
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