JPH10160240A - 自動風呂装置 - Google Patents

自動風呂装置

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JPH10160240A
JPH10160240A JP8334892A JP33489296A JPH10160240A JP H10160240 A JPH10160240 A JP H10160240A JP 8334892 A JP8334892 A JP 8334892A JP 33489296 A JP33489296 A JP 33489296A JP H10160240 A JPH10160240 A JP H10160240A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯回路から風呂回路を介して浴槽へ水を落
とし込むとき、風呂回路の樹脂製部品が水圧によって破
損するのを防止する。 【解決手段】 バーナ20の非燃焼時に、給湯回路4か
ら追焚き回路3を介して浴槽2に水を落とし込む試運転
を行うときは、流量調整弁18によって落とし込み流量
を制限するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水位検出手段を備
えた自動風呂装置であって、特に給湯回路から風呂回路
を介して浴槽へ湯水を落とし込む際に、風呂回路の耐圧
を超える水圧がかかるのを防止することができるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動風呂装置据付後や修理点検後あるい
は停電復帰後における初期水位設定時には、浴槽内に一
定量の湯または水を落とし込んでその時の水位上昇量を
水位センサによって検出し、当該湯の落とし込み量と水
位上昇量とから浴槽断面積や基準水位(バスアダプター
レベルの目安となる)等を求め、これらを湯張りデータ
として記憶部に記憶しておき、2回目以降の自動湯張り
運転時には、これら湯張りデータを用いて設定水位まで
湯張りを行ったり、補水動作を行ったりする自動風呂装
置がある。このような自動風呂装置にあっては、給湯回
路の入水路と出湯路との間に給湯用熱交換器をバイパス
するバイパス路が設けられ、このバイパス路には、バイ
パス路の流量を調整して湯水の混合比を変えるバイパス
弁が設けられている。さらに出湯路には、最大給湯能力
を超える出湯量となって所望する出湯温度を得ることが
できなくなるのを防止するため、流量調整弁を備えたも
のとして、例えば特開平4−116339号公報に開示
された自動湯張り装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、試運転時に
は、ガス未開栓時に水位設定を行い、給湯回路側から風
呂回路を経由して、水が浴槽に落とし込まれる。ところ
がこのとき、水加熱用のバーナは当然着火することはな
いので、異常発生時の動作となり、給湯回路からの水の
使用は可能にするためにバイパス弁と流量調整弁とを全
開にする安全動作モードに移行する。また、これにより
燃焼時に異常が発生しても高温の湯が出湯されるのを防
ぐことができる。その結果、安全動作モードでは、給湯
回路から風呂回路に水道圧が直接かかることになるが、
追焚き及び浴槽への湯水の落とし込みを行う風呂回路に
は通常は大流量の湯水が流れることがないため、耐圧の
低い樹脂製部品が多く使用されており、これらの部品が
破損して水漏れが起きる可能性があった。また耐圧の高
い金属製部品を使用すると生産コストが高くなるという
問題が生じる。
【0004】本発明は上記課題を解決し、生産コストの
低い樹脂製部品を風呂回路に使用した場合に、浴槽への
水の落とし込みを行っても風呂側に高い水圧がかからな
いようにして、樹脂製部品の破損による漏水を防ぐこと
ができる自動風呂装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の自動風呂装置は、給湯回路の水を加熱するバー
ナと、前記給湯回路の水または湯の流量を調整する流量
調整手段と、浴槽内の湯を追焚きする風呂回路と、前記
風呂回路に設けられ浴槽内の水位を検出する水位検出手
段とを備えた自動風呂装置において、前記バーナを燃焼
させずに行う風呂の試運転に伴って、給湯回路から風呂
回路を介して浴槽へ水を落とし込む時の流量を前記流量
調整手段によって制限するように制御することを第一の
特徴としている。
【0006】請求項1の自動風呂装置によれば、バーナ
が燃焼していない時に浴槽へ水を落とし込んで風呂の試
運転を行う場合にも、給湯回路から風呂回路を介して浴
槽へ導かれる水の流量を給湯回路の流量調整手段によっ
て制限制御するので、風呂回路に高い水圧がかかること
がない。したがって風呂回路内の樹脂製部品が破損する
こともない。
【0007】また、本発明の自動風呂装置は、バーナを
燃焼させずに行う風呂の試運転に伴って、給湯回路から
風呂回路を介して浴槽へ水を落とし込むことによって水
位設定を行う場合には、給湯回路からの水量を検出する
水量検出手段の検出値に基づいて、落とし込む水の流量
を前記流量調整手段によって制限するように制御するこ
とを第二の特徴としている。
【0008】請求項2の自動風呂装置によれば、ガスが
未開栓である場合などバーナを燃焼させずに風呂の試運
転を行って水位を設定する必要がある時、バーナ未着火
による安全動作モードに移行しても、給湯回路から風呂
回路を介して浴槽へ導かれる水の流量を流量調整手段に
よって制限制御するので、風呂回路に高い水圧がかから
ないようにして、風呂回路内の樹脂製部品が破損するこ
とを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例による
自動風呂装置を示す全体構成図であり、1は自動風呂装
置、2はほぼ一定の断面積を有する浴槽、3は追焚き回
路、4は給湯回路である。追焚き回路3は、循環ポンプ
10から追焚用熱交換器7を介して浴槽2のバスアダプ
ター5に接続する往路6aと、バスアダプター5から前
記循環ポンプ10に至る復路6bとからなり、復路6b
の途中に循環判定用の水流スイッチ8、水位検出用の圧
力センサー9、浴槽2内の湯温を検出するためのサーミ
スタ21が設けられている。給湯回路4は市水等からの
入水量を検出する流量センサー22、入水温度を検知す
るサーミスタ17、給湯用熱交換器11、給湯用熱交換
器11と並列に配置されたバイパス路16、バイパス路
16を流れる水量を制御するバイパス弁24、給湯回路
4に流れる水量を制御する流量調整弁18、給湯回路4
からの出湯温度を検知するサーミスタ19、給湯回路4
から浴槽2への落とし込みを制御する開閉弁14、給湯
回路4から浴槽2へ落とし込まれる湯量を計測する流量
センサー15からなり、開閉弁14を含む縁切り弁12
を介して追焚き回路3に接続されている。23は給湯回
路4の途中から分岐してカラン等の適宜給湯箇所に至る
分岐給湯路である。また、自動風呂装置1の制御部25
はマイクロコンピュータを備えており、圧力センサー9
や流量センサー15、水流スイッチ8等の各種センサー
からの信号に基づいて各種演算・判断等を行い、その結
果に応じて循環ポンプ10の運転や追焚用熱交換器7の
バーナ13の燃焼等の制御を行っている。記憶部26は
風呂試運転時に求めた浴槽断面積等の湯張りデータを記
憶する。
【0010】なお、前記流量調整弁18、バイパス弁2
4はモータ18a、24aによって弁位置を調整するも
のであり、給湯用熱交換器11のバーナ20とともに制
御部25によって制御されている。そして、流量調整弁
18は、給湯能力以上の出湯量となって所望する出湯温
度が得られないことを防止するため、また浴槽2への落
とし込み時に耐圧の低い流量センサー15等の部品に高
い水道圧がかかり、破損するのを防止するために流量調
整をするものであり、バイパス弁24は、所望する出湯
温度を安定して得るためにバイパス路16を流れる水量
を調整するものである。また、流量センサー15は、追
焚き回路3を通って給湯回路4から浴槽2内へ給湯され
る湯の流量を検出するものであり、その流量検知信号は
制御部25へ送られており、制御部25ではこの流量値
を積算して給湯回路4から浴槽2への落とし込み湯量
(積算流量)を得ている。そして、圧力センサー9は、
浴槽2内の水位を水圧として間接的に検出している。圧
力センサー9の出力電圧は、バスアダプターレベルに水
位が達するまでは大気圧を検出し、バスアダプターレベ
ルでの出力電圧から設定水位での出力電圧までは比例的
に増加する。また、水流スイッチ8は浴槽2内にバスア
ダプターレベル以上の湯が存在しているか否かを判定す
る循環判定を行うためのものである。すなわち、開閉弁
14を閉じ、循環ポンプ10を運転し、水流スイッチ8
がオンであれば浴槽2内にバスアダプターレベル以上の
湯がある(「水有り」)と判定され、水流スイッチ8が
オフであれば浴槽2内にバスアダプターレベル以上の湯
がない(「水無し」)と判定される。従って、循環判定
により「水有り」と判定されると、圧力センサー9によ
り浴槽2内の水位を検知可能となる。
【0011】上記のような構造の自動風呂装置1におい
て、据付後や修理点検調整後、ガス未開栓の状態で試運
転を行う場合に設定水位Hsまで水を落とし込むための
手順を図2、図3のフローチャート及び図4の説明図を
用いて説明する。
【0012】まず、試運転スイッチをオンすると(S
1)給湯回路4に水が流れてバーナ20への着火動作に
入るが、ガス未開栓のため着火せず、安全動作モードへ
移行する。このときバイパス弁24は全開で固定される
一方、開閉弁14を開成して給湯回路4から流量調整弁
18によって一定流量以下に制御された水を往路6a及
び復路6bに送って両搬送し、バスアダプターレベルL
Bよりも下の水位となるように一定量qo(例えば、1
0リットル)の水を浴槽2内に落とし込む(S2)。つ
いで、開閉弁14を閉成し、循環ポンプ10を運転して
水流スイッチ8によって残水の有無を判断するための循
環判定を行い(S3)、循環判定後循環ポンプ10を停
止する。循環判定は、浴槽2内にバスアダプターレベル
LB以上の湯があれば「水有り」(水流スイッチ8;オ
ン)となり、バスアダプターレベルLB以下であれば
「水無し」(水流スイッチ8;オフ)と判定される。そ
して、循環判定が「水有り」であれば、浴槽2内に水が
残っていたと判断し、例えば運転を停止して「残水有
り」等のチェックメッセージを出力する(S4)。
【0013】循環判定が「水無し」であれば、再び開閉
弁14を開成し、給湯回路4から浴槽2へ一定量q
1 (例えば、80リットル)の水を両搬送して落とし込
む(S5)。次に、開閉弁14を閉成し、循環ポンプ1
0を運転して循環判定を行う(S6)。この2度目の循
環判定の結果が「水無し」であれば、給湯回路4からさ
らにq1 1 (例えば40リットル)の水を浴槽2へ落と
し込み(S7)、再度循環判定を繰り返す(S8)。こ
の循環判定の結果も「水無し」であれば、浴槽2の排水
栓が開いている恐れがあるので、運転を停止して例えば
「排水栓忘れ」等のチェックメッセージを出力する(S
9)。
【0014】一方、ステップS6又はステップS8の循
環判定において「水有り」と判断された場合には、以後
の設定水位Hsまで水を落とし込むための基準となる基
準水位h1 を計測する。この基準水位を正確に測定しな
ければ、後に説明する浴槽断面積の演算に精度を欠き、
その後の自動運転での湯張りにおいて、浴槽2から湯が
溢れたり、補水動作を繰り返したりするという問題が発
生するため、次のステップをふむ。まず、水面の波打ち
による水位の測定誤差をなくすため、水位が安定するま
での待機時間を確保する必要がある。そこで制御部25
で安定タイマ(例えば60秒)をセットする(S1
0)。次に安定タイマの残り時間がα秒(例えば15
秒)になると(S11)、流量調整弁18の制御を停止
する(S12)。これは、今回のようにガス未開栓時に
水による水位設定を行う場合は問題とならないが、通常
の湯張りによる水位設定において水位検出時に給湯使用
をして、所望の湯温、湯量を得るために流量調整弁1
8、バイパス弁24のモータ18a、24aが作動する
と、モータ18a、24aから発生するノイズや電圧変
動により、誤った水位を検出することを防止するための
ものである。なお、本実施形態においては、バイパス弁
24は試運転開始後すぐに安全動作モードに移行し、制
御を停止したままである。
【0015】続いて、安定タイマがタイムアップすると
(S13)、圧力センサー9により水位h1 を計測し
(S14)、計測結果を基準水位h1 として記憶部26
に記憶し(S15)、さらに流量調整弁18の制御を再
開する。(S16)。
【0016】以上のように基準水位h1 を記憶した後、
次に浴槽断面積S1 を求める。まず、開閉弁14を開成
し、給湯回路4から浴槽2内へ一定量q2 (例えば40
リットル)の水を落とし込み(S17)、再び基準水位
1 検出時と同様、安定タイマをセットし(S18)、
安定タイマの残り時間がα秒(例えば15秒)になると
(S19)、流量調整弁18の制御を停止し(S2
0)、安定タイマがタイムアップすると(S21)、上
昇水位h2 を検出し(S22)、流量調整弁18の制御
を再開する(S23)。ここで、安定タイマの作動及び
流量調整弁18の制御停止は、基準水位h1 検出時と同
様の目的で行うものである。
【0017】次に水位の上昇量(h2 −h1 )=Δhが
一定値h0 よりも大きいか否か比較判定する(S2
4)。ここで、h0 は圧力センサー9の分解能や検出限
度よりも十分大きく設定してあり、例えば50mmとし
ている。比較判定の結果、(h2−h1 )≦h0 であれ
ば、再度q2 の水を落とし込み、水位h2 を測定し、水
位上昇量(h2 −h1 )=2Δhをh0 と比較し、(h
2 −h1 )=2Δh≦h0であれば、再びq2 の水を落
とし込む(S17〜S24)。このような動作を (h2 −h1 )=nΔh>h0 ・・・(1) となるまでn回繰り返す。
【0018】この結果、制御部25では、水量nq2
水位上昇量nΔhから浴槽2の断面積S1を次の(2)
式により求められる(S25)。 S1=nq2 /nΔh ・・・(2) ここで、q2 の水を一回だけ供給して水位上昇量Δhを
測定すると、浴槽が大きい場合にはΔhは小さな値とな
り、圧力センサー9で測定した時に誤差が大きくなる
が、上記のようにq2 の水をn回供給し、水位上昇量が
0 よりも大きくなるまで積算することにより安定した
測定精度を得ることができる。したがって、浴槽断面積
もS1=q2 /Δhとして求めた場合よりも精度の高い
値がえられる。こうして求められた浴槽断面積S1は記
憶部26に記憶される(S26)。
【0019】次に、浴槽2の底面を基準とする現在の水
位h4 を求める(S27)。すなわち、現在の水位はh
2 であるが、これは任意の水位を基準とするものである
ので、以下の(3)式により浴槽底面を基準とする水位
を求める。この時点での全給水量は、q0 +q1 (+q
1 1 )+nq2 であるから、(2)式で求められた浴槽
断面積S1を用いることにより、浴槽底面を基準とする
水位h4 は次の式で求められる。 h4 =〔q0 +q1 (+q1 1 )+nq2 〕/S1 ・・・(3)
【0020】一方、浴槽2の断面積は各浴槽のタイプ毎
に異なるが、特殊な浴槽を除き、浴槽2の深さはほぼ一
定(約550mm)であるので、浴槽底面を基準とすれ
ば適正な設定水位Hsを定めることができ(例えば、H
sは450mmもしくはそれよりも若干大きめにすると
よい)、この設定水位Hsは数値データとして予め(例
えばROMデータとして)記憶部26に記憶させられて
いる。いま浴槽2内には、底面からh4 の水位まで水が
張られているのであるから、 q3 =(Hs−h4 )×S1 ・・・(4) の量の水を浴槽2内に落とし込めば設定水位Hsまで水
を張ることができる。しかして、制御部25において
(4)式に従って不足水量q3 が演算される(S28)
と、開閉弁14を開成し、給湯回路4から浴槽2内へq
3 の水を落とし込む(S29)。
【0021】q3 の水を落とし込んだ後、再び安定タイ
マをセットし(S30)、安定タイマの残り時間がα秒
(例えば15秒)になると(S31)、流量調整弁18
の制御を停止し(S32)、安定タイマがタイムアップ
すると(S33)、水位H3を検出する(S34)。そ
して、水位H3 が設定水位Hs付近のHs−βcm(例
えば、Hs−1cm)以上であるか否かを判定し(S3
5)、Hs−βcmを満たしていなければ、h4 をH3
におきかえてステップ28に戻って再度の落とし込みを
行い、Hs−βcm以上であれば、流量調整弁18の制
御を再開させて(S36)、風呂試運転による水位設定
を終了する(S37)。
【0022】以上説明したような一連の水位設定手順の
中で、給湯回路4から浴槽2に水を落とし込む時の流量
を流量調整弁18によって制限するように制御し、耐圧
の低い開閉弁14や縁切り弁12等の樹脂製部品の破損
を防止する。すなわちガス未開栓時に試運転を開始する
と、安全動作によりバイパス弁24は全開で固定される
ため、給湯回路4へ供給される水のうち、流量センサー
22を通って給湯用熱交換器11へ流れる流量とバイパ
ス路16へ流れる流量との間には、通水抵抗によりほぼ
一定の関係が成り立つ。例えば前者の流量が1に対して
後者の流量が0.2であった場合で、樹脂製部品の破損
防止のための流量をQt、流量センサー22の検出値を
Qrとすると、流量調整弁18によって次の式の関係を
満たすようにQrについて流量制御を行う。 Qt=Qr×(1+0.2) ・・・(5)
【0023】(5)式ではバイパス路16の流量比を
0.2としたが、これに限定されるものではなく、また
バイパス流量比が可変の場合はその最大流量比を適用
し、給湯回路4の総流量をQt以下に制御するようにす
ればよい。
【0024】もちろん流量センサー15によって、浴槽
への落とし込み流量を直接検出し、その流量がQt以下
になるように流量調整弁18によって制御してもよい。
この場合には、仮に水位設定に伴う水の落とし込み中に
カラン等が開栓され、分岐給湯路23へ水が流れても、
落とし込み流量が減少しないように流量センサー15の
検出値に基づいて樹脂製部品の耐圧を超えない範囲で流
量調整弁18を制御することで、迅速に水位設定を行う
ことができる。
【0025】また、本発明はソーラ給湯機能付き給湯装
置において、入水温度が設定温度に対して一定温度以上
高くなった時、バーナの着火と消火をくり返すことを防
止するため燃焼を停止するソーラハイカット動作中にも
適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したような構成とすることで、
本発明の自動風呂装置は次のような効果を奏する。すな
わち、バーナの非燃焼時でも水を浴槽へ落とし込むこと
で風呂の試運転が可能な自動風呂装置において、給湯回
路から風呂回路を介して浴槽へ落とし込まれる水量を流
量調整手段によって制限制御することで、風呂回路の樹
脂製部品が高い水圧で破損して水漏れが起きるのを防止
することができる。したがって、安価な樹脂製部品を使
用して製品の生産コストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動風呂装置の全体構
成図である。
【図2】本発明の一実施例である自動風呂装置の動作を
示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例である自動風呂装置の動作を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例の水位と水量を説明する図で
ある。
【符号の説明】
3 追焚き回路 4 給湯回路 9 圧力センサー 18 流量調整弁 24 バイパス弁 25 制御部 26 記憶部
フロントページの続き (72)発明者 松田 和俊 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地株式会社 ノ−リツ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯回路の水を加熱するバーナと、前記
    給湯回路の水または湯の流量を調整する流量調整手段
    と、浴槽内の湯を追焚きする風呂回路と、前記風呂回路
    に設けられ浴槽内の水位を検出する水位検出手段とを備
    えた自動風呂装置において、前記バーナを燃焼させずに
    行う風呂の試運転に伴って、給湯回路から風呂回路を介
    して浴槽へ水を落とし込む時の流量を前記流量調整手段
    によって制限するように制御することを特徴とする自動
    風呂装置。
  2. 【請求項2】 バーナを燃焼させずに行う風呂の試運転
    に伴って、給湯回路から風呂回路を介して浴槽へ水を落
    とし込むことによって水位設定を行う場合には、給湯回
    路からの水量を検出する水量検出手段の検出値に基づい
    て、落とし込む水の流量を前記流量調整手段によって制
    限するように制御することを特徴とする請求項1記載の
    自動風呂装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008098036A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2018031522A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 株式会社ノーリツ 貯湯給湯装置

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JP2008098036A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2018031522A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 株式会社ノーリツ 貯湯給湯装置

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