JPH10160166A - 高周波加熱調理システム - Google Patents
高周波加熱調理システムInfo
- Publication number
- JPH10160166A JPH10160166A JP8317582A JP31758296A JPH10160166A JP H10160166 A JPH10160166 A JP H10160166A JP 8317582 A JP8317582 A JP 8317582A JP 31758296 A JP31758296 A JP 31758296A JP H10160166 A JPH10160166 A JP H10160166A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image signal
- image
- food
- cooking
- turntable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B40/00—Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers
Landscapes
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電子レンジ内の食品の調理状態を、電子レンジ
から離れた位置で確認できるとともに、その離れた位置
で電子レンジの制御をできるようにした高周波加熱調理
システムを提供する。 【解決手段】リモコンから画像送信要求信号が送信され
ると、電子レンジはそれを受けて画像信号送信手段を駆
動してカメラで撮像した食品の調理状態を示す画像信号
をリモコンに向けて送信し、リモコンに備えた画像表示
手段に食品の調理状態を画像として表示するようにした
高周波加熱調理システムである。
から離れた位置で確認できるとともに、その離れた位置
で電子レンジの制御をできるようにした高周波加熱調理
システムを提供する。 【解決手段】リモコンから画像送信要求信号が送信され
ると、電子レンジはそれを受けて画像信号送信手段を駆
動してカメラで撮像した食品の調理状態を示す画像信号
をリモコンに向けて送信し、リモコンに備えた画像表示
手段に食品の調理状態を画像として表示するようにした
高周波加熱調理システムである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品を高周波加熱す
る高周波加熱調理システムに関するものである。
る高周波加熱調理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、食品を高周波加熱する電子レン
ジでは、庫内での食品の調理進行状態の確認は使用者が
扉の電波遮蔽板を備えた透視窓を通して直接目で見て行
う以外に方法は無く、従って、使用者は調理時には電子
レンジの近くに居る必要があった。
ジでは、庫内での食品の調理進行状態の確認は使用者が
扉の電波遮蔽板を備えた透視窓を通して直接目で見て行
う以外に方法は無く、従って、使用者は調理時には電子
レンジの近くに居る必要があった。
【0003】このような電子レンジの問題点を解決する
方法として、特開昭58−220381号公報に開示さ
れているように、庫内壁面にカメラを設置し、このカメ
ラで撮像した食品の調理状態の画像信号を一般のテレビ
ジョン受像機に電波で送信して該テレビジョン受像機に
食品の調理状態を写し出し、モニタするようにした高周
波加熱調理システムが提案されていた。
方法として、特開昭58−220381号公報に開示さ
れているように、庫内壁面にカメラを設置し、このカメ
ラで撮像した食品の調理状態の画像信号を一般のテレビ
ジョン受像機に電波で送信して該テレビジョン受像機に
食品の調理状態を写し出し、モニタするようにした高周
波加熱調理システムが提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来のシステムでは、使用者は調理中、電子レンジの
側に居る必要がなく、テレビジョン受像機が見える場所
で食品の仕上がり状態をチェックできるが、電子レンジ
の操作や表示等は電子レンジ本体で行うため、途中で調
理モード、時間などを変更するには、その都度電子レン
ジの設置場所まで行く必要があった。
な従来のシステムでは、使用者は調理中、電子レンジの
側に居る必要がなく、テレビジョン受像機が見える場所
で食品の仕上がり状態をチェックできるが、電子レンジ
の操作や表示等は電子レンジ本体で行うため、途中で調
理モード、時間などを変更するには、その都度電子レン
ジの設置場所まで行く必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するためになされたものであり、請求項1に記載さ
れた発明の高周波加熱調理システムは、加熱制御部の制
御に従って作動するマグネトロンの出力する電磁波で庫
内の食品を誘電加熱する電子レンジと、該電子レンジと
は独立した位置に設けられたリモートコントローラとか
らなり、上記電子レンジは、食品の調理状態を撮像する
カメラと、該カメラで撮像した画像を画像信号としてア
ンテナを介して電波で送信する画像信号送信手段と、上
記リモートコントローラの出力する画像送信要求指令信
号を受信し、該画像信号送信要求信号を受信すると上記
画像信号送信手段を駆動して画像信号を送信させる第1
の通信部をと備え、上記リモートコントローラは、上記
画像信号送信手段の送信する画像信号をアンテナを介し
て受信する画像信号受信手段と、該画像信号受信手段で
受信された画像信号を受け画像を表示する画像表示手段
と、調理時間等の食品調理に関する指令・情報及び画像
信号の送信要求指令を操作する操作部と、該操作部での
画像送信要求指令に応じて画像送信要求指令信号を出力
する第2の通信部を備えたことを特徴としている。
解決するためになされたものであり、請求項1に記載さ
れた発明の高周波加熱調理システムは、加熱制御部の制
御に従って作動するマグネトロンの出力する電磁波で庫
内の食品を誘電加熱する電子レンジと、該電子レンジと
は独立した位置に設けられたリモートコントローラとか
らなり、上記電子レンジは、食品の調理状態を撮像する
カメラと、該カメラで撮像した画像を画像信号としてア
ンテナを介して電波で送信する画像信号送信手段と、上
記リモートコントローラの出力する画像送信要求指令信
号を受信し、該画像信号送信要求信号を受信すると上記
画像信号送信手段を駆動して画像信号を送信させる第1
の通信部をと備え、上記リモートコントローラは、上記
画像信号送信手段の送信する画像信号をアンテナを介し
て受信する画像信号受信手段と、該画像信号受信手段で
受信された画像信号を受け画像を表示する画像表示手段
と、調理時間等の食品調理に関する指令・情報及び画像
信号の送信要求指令を操作する操作部と、該操作部での
画像送信要求指令に応じて画像送信要求指令信号を出力
する第2の通信部を備えたことを特徴としている。
【0006】この構成によれば、リモートコントローラ
の操作部に画像送信要求指令を入力すると第2の通信部
より画像送信要求指令信号が電子レンジの第1の通信部
に送信される。電子レンジでは、この画像送信要求指令
信号を第1の通信部で受け、この受信に基づいて画像信
号送信手段を駆動してカメラで撮像した食品の調理状態
を示す画像信号をリモートコントローラに向けて電波と
して送信する。
の操作部に画像送信要求指令を入力すると第2の通信部
より画像送信要求指令信号が電子レンジの第1の通信部
に送信される。電子レンジでは、この画像送信要求指令
信号を第1の通信部で受け、この受信に基づいて画像信
号送信手段を駆動してカメラで撮像した食品の調理状態
を示す画像信号をリモートコントローラに向けて電波と
して送信する。
【0007】この電波は、リモートコントローラの画像
信号受信手段で受信されて画像信号として画像表示手段
に供給され、食品の調理状態が表示されることになる。
その結果、使用者はリモートコントローラを操作するだ
けで電子レンジ本体での食品の調理状態が一目でき、非
常に便宜のよいものとなる。
信号受信手段で受信されて画像信号として画像表示手段
に供給され、食品の調理状態が表示されることになる。
その結果、使用者はリモートコントローラを操作するだ
けで電子レンジ本体での食品の調理状態が一目でき、非
常に便宜のよいものとなる。
【0008】又、請求項2や請求項3の発明の高周波加
熱調理システムは、上記請求項1に記載された高周波加
熱調理システムにおいて、上記マグネトロンの駆動を休
止させている時間帯に上記画像信号送信手段を駆動して
画像信号を送信するようにしたことを特徴としている。
熱調理システムは、上記請求項1に記載された高周波加
熱調理システムにおいて、上記マグネトロンの駆動を休
止させている時間帯に上記画像信号送信手段を駆動して
画像信号を送信するようにしたことを特徴としている。
【0009】この構成によれば、リモートコントローラ
からの画像送信要求指令信号が電子レンジの第1の通信
部で受けられると、画像信号送信手段はこれに伴って駆
動モードとなり、以降加熱制御部の制御に従って作動す
るマグネトロンの駆動が休止されている間のみカメラで
撮像した食品の調理状態を示す画像信号をリモートコン
トローラに向けて送信することになる。
からの画像送信要求指令信号が電子レンジの第1の通信
部で受けられると、画像信号送信手段はこれに伴って駆
動モードとなり、以降加熱制御部の制御に従って作動す
るマグネトロンの駆動が休止されている間のみカメラで
撮像した食品の調理状態を示す画像信号をリモートコン
トローラに向けて送信することになる。
【0010】従って、画像信号の送信に使用される電波
の帯域としてISM帯(2.4GHz)におけるスペク
トラム方式を用いたとしても、マグネトロンの休止中に
画像信号の送・受信が行われるので、電子レンジから漏
れる強力な電磁波の影響を受けることがなく、首尾よく
食品の調理状態をモニタすることができる。
の帯域としてISM帯(2.4GHz)におけるスペク
トラム方式を用いたとしても、マグネトロンの休止中に
画像信号の送・受信が行われるので、電子レンジから漏
れる強力な電磁波の影響を受けることがなく、首尾よく
食品の調理状態をモニタすることができる。
【0011】又、請求項4の発明の高周波加熱調理シス
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記画像信号送信手段による画像信号
の送信時間をタイマー手段で時間設定して駆動し、画像
信号を送信するようにしたことを特徴としている。
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記画像信号送信手段による画像信号
の送信時間をタイマー手段で時間設定して駆動し、画像
信号を送信するようにしたことを特徴としている。
【0012】従って、この構成によれば、タイマー手段
にて設定された時間になるとカメラで撮像された食品の
調理状態状態を示す画像信号が画像信号送信手段より送
信されることになる。その結果、予め食品の仕上がり或
いは中間状態に至るまでの時間が判っている料理の場
合、調理状態の確認の必要な時間にタイマーを設定して
おけば、使用者はその時間帯になった頃に画像表示手段
を見るだけで、食品の仕上がり状態を目視することがで
き、非常に便宜のよいものとなる。又、消費電力を大幅
に節電することができる。
にて設定された時間になるとカメラで撮像された食品の
調理状態状態を示す画像信号が画像信号送信手段より送
信されることになる。その結果、予め食品の仕上がり或
いは中間状態に至るまでの時間が判っている料理の場
合、調理状態の確認の必要な時間にタイマーを設定して
おけば、使用者はその時間帯になった頃に画像表示手段
を見るだけで、食品の仕上がり状態を目視することがで
き、非常に便宜のよいものとなる。又、消費電力を大幅
に節電することができる。
【0013】又、請求項5の発明の高周波加熱調理シス
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジにカメラで撮像した食
品の調理状態の画像を認識する画像認識手段を設け、該
画像認識手段が食品の画像の変化を認識したとき、上記
画像信号送信手段を駆動して画像信号を送信するように
したことを特徴としている。
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジにカメラで撮像した食
品の調理状態の画像を認識する画像認識手段を設け、該
画像認識手段が食品の画像の変化を認識したとき、上記
画像信号送信手段を駆動して画像信号を送信するように
したことを特徴としている。
【0014】従って、この構成によれば、画像認識手段
がカメラで撮像した食品の調理状態の画像の変化を認識
したとき、上記画像信号送信手段を駆動して自動的に画
像信号を送信することになる。
がカメラで撮像した食品の調理状態の画像の変化を認識
したとき、上記画像信号送信手段を駆動して自動的に画
像信号を送信することになる。
【0015】その結果、食品の調理状態の画像の変化を
認識したとき、自動的に画像信号を送信することができ
ることから極めて便宜のよいものとすることができると
ともに画像信号送信手段の駆動時間を必要最低限に抑制
することができるので消費電力を最小限に抑えることが
できる。
認識したとき、自動的に画像信号を送信することができ
ることから極めて便宜のよいものとすることができると
ともに画像信号送信手段の駆動時間を必要最低限に抑制
することができるので消費電力を最小限に抑えることが
できる。
【0016】又、請求項6の発明の高周波加熱調理シス
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジを食品をターンテーブ
ルに載置して加熱調理する構造のものとするとともに電
子レンジにターンテーブルの回転を検知するターンテー
ブル制御部を設け、該ターンテーブル制御部で検知した
ターンテーブルの回転に同期して、上記画像信号送信手
段から画像信号を送信するようにしたことを特徴として
いる。
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジを食品をターンテーブ
ルに載置して加熱調理する構造のものとするとともに電
子レンジにターンテーブルの回転を検知するターンテー
ブル制御部を設け、該ターンテーブル制御部で検知した
ターンテーブルの回転に同期して、上記画像信号送信手
段から画像信号を送信するようにしたことを特徴として
いる。
【0017】従って、この構成によれば、ターンテーブ
ルの回転に応じて画像信号を自動的に送信することにな
る。その結果、食品の調理状態の画像をターンテーブル
の回転に同期、例えば一定の回転数毎に一回の割合で自
動的に画像信号として送信することができることから極
めて便宜のよいものとすることができるとともに画像信
号送信手段の駆動時間を必要最低限に抑制することがで
きるので消費電力を最小限に抑えることができる。
ルの回転に応じて画像信号を自動的に送信することにな
る。その結果、食品の調理状態の画像をターンテーブル
の回転に同期、例えば一定の回転数毎に一回の割合で自
動的に画像信号として送信することができることから極
めて便宜のよいものとすることができるとともに画像信
号送信手段の駆動時間を必要最低限に抑制することがで
きるので消費電力を最小限に抑えることができる。
【0018】又、請求項7の発明の高周波加熱調理シス
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジを食品をターンテーブ
ルに載置して加熱調理する構造のものとするとともに電
子レンジにターンテーブルの回転を制御するターンテー
ブル制御部と上記カメラで撮像した食品の調理状態の画
像を認識する画像認識手段を設け、該画像認識手段で認
識した画像の変化に応じて庫内の食品の変化が最もよく
判る角度に上記ターンテーブル制御部でターンテーブル
の回転を制御し、この状態で上記カメラで撮像した画像
信号を上記画像信号送信手段から送信するようにしたこ
とを特徴としている。
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジを食品をターンテーブ
ルに載置して加熱調理する構造のものとするとともに電
子レンジにターンテーブルの回転を制御するターンテー
ブル制御部と上記カメラで撮像した食品の調理状態の画
像を認識する画像認識手段を設け、該画像認識手段で認
識した画像の変化に応じて庫内の食品の変化が最もよく
判る角度に上記ターンテーブル制御部でターンテーブル
の回転を制御し、この状態で上記カメラで撮像した画像
信号を上記画像信号送信手段から送信するようにしたこ
とを特徴としている。
【0019】従って、この構成によれば、ターンテーブ
ル制御部によるターンテーブルの回転制御と画像認識手
段によるカメラで撮像した食品の調理状態の画像認識と
で、ターンテーブルをカメラに対して食品の調理状態が
最もよく判る位置に回転させることになる。その結果、
最適状態の画像を画像信号として送信することができ
る。
ル制御部によるターンテーブルの回転制御と画像認識手
段によるカメラで撮像した食品の調理状態の画像認識と
で、ターンテーブルをカメラに対して食品の調理状態が
最もよく判る位置に回転させることになる。その結果、
最適状態の画像を画像信号として送信することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って詳細に説明する。
従って詳細に説明する。
【0021】[構 成]図1は、本発明の高周波加熱調
理システムの構成を示すブロック的電気回路図である。
図において、大きくは電子レンジ1と、該電子レンジ1
と無線で信号を送受信し食品の調理状態のモニタと調理
指令を行うリモートコントローラ(以下、単にリモコン
と云う)10とで構成されている。
理システムの構成を示すブロック的電気回路図である。
図において、大きくは電子レンジ1と、該電子レンジ1
と無線で信号を送受信し食品の調理状態のモニタと調理
指令を行うリモートコントローラ(以下、単にリモコン
と云う)10とで構成されている。
【0022】そして、前者の電子レンジ1は、中央制御
部2と、該中央制御部2の指令の下、高周波を発するマ
グネトロン(図示せず)の駆動を制御する加熱制御部3
と、中央制御部2の指令の下、ターンテーブルの駆動モ
ータ(図示せず)の駆動を制御するターンテーブル制御
部4と、上記リモコン10からの指令信号を受け中央制
御部2に送って加熱制御部3及びターンテーブル制御部
4を介してマグネトロン及びターンテーブルの駆動制御
を行う本体側通信部5と、ターンテーブル上の食品の調
理状態をモニタできるように電子レンジ1の本体の庫内
壁面に設置され、CCDデジタルテレビジョンカメラ等
で構成されたカメラ部6と、このカメラ部6で撮像した
食品の調理状態の映像信号(画像データ)を受け、これ
をISM帯(2.4GHz)でスペクトラム拡散(S
S)方式の電波に変換してアンテナ9より上記リモコン
10に送信する画像信号送信部7と、上記カメラ部6か
らの画像信号より画像認識を行う画像認識部8とで構成
されている。
部2と、該中央制御部2の指令の下、高周波を発するマ
グネトロン(図示せず)の駆動を制御する加熱制御部3
と、中央制御部2の指令の下、ターンテーブルの駆動モ
ータ(図示せず)の駆動を制御するターンテーブル制御
部4と、上記リモコン10からの指令信号を受け中央制
御部2に送って加熱制御部3及びターンテーブル制御部
4を介してマグネトロン及びターンテーブルの駆動制御
を行う本体側通信部5と、ターンテーブル上の食品の調
理状態をモニタできるように電子レンジ1の本体の庫内
壁面に設置され、CCDデジタルテレビジョンカメラ等
で構成されたカメラ部6と、このカメラ部6で撮像した
食品の調理状態の映像信号(画像データ)を受け、これ
をISM帯(2.4GHz)でスペクトラム拡散(S
S)方式の電波に変換してアンテナ9より上記リモコン
10に送信する画像信号送信部7と、上記カメラ部6か
らの画像信号より画像認識を行う画像認識部8とで構成
されている。
【0023】又、一方上記リモコン10は、上記画像信
号送信部7からの画像信号をアンテナ11を介して受信
する映像信号受信部12と、該画像信号受信部7で受信
した画像信号に基づき電子レンジでの食品の調理状態を
表示する液晶デイスプレイ等からなる調理画像表示部1
3と、調理時間、調理モード、食品量、加熱開始、停
止、メニュー等種々の食品調理に関する指令・情報或い
は電子レンジでの食品の調理状態の画像を要求する指令
信号を入力する操作部14と、この操作部14で設定し
た調理時間、残り調理時間等を表示する表示部15と、
操作部14及び表示部15に接続され、操作部14で入
力された各種調理に関する調理指令・情報信号をリモコ
ン送信信号に変換して上記電子レンジ1の本体側通信部
5に送信し、又電子レンジ側からの必要な調理関連情報
を本体側通信部5から受信するリモコン側通信部16と
からなっている。
号送信部7からの画像信号をアンテナ11を介して受信
する映像信号受信部12と、該画像信号受信部7で受信
した画像信号に基づき電子レンジでの食品の調理状態を
表示する液晶デイスプレイ等からなる調理画像表示部1
3と、調理時間、調理モード、食品量、加熱開始、停
止、メニュー等種々の食品調理に関する指令・情報或い
は電子レンジでの食品の調理状態の画像を要求する指令
信号を入力する操作部14と、この操作部14で設定し
た調理時間、残り調理時間等を表示する表示部15と、
操作部14及び表示部15に接続され、操作部14で入
力された各種調理に関する調理指令・情報信号をリモコ
ン送信信号に変換して上記電子レンジ1の本体側通信部
5に送信し、又電子レンジ側からの必要な調理関連情報
を本体側通信部5から受信するリモコン側通信部16と
からなっている。
【0024】尚、本体側通信部5とリモコン側通信部1
5の間の通信は赤外線(IR)等を利用して行われる。
図2は、本体側発明の実施の形態における電子レンジ1
の不要輻射を制御する例を示す波形図である。上記のよ
うに本発明では、画像信号送信部7と画像信号受信部1
1間の無線通信に2.4GHzのISM帯域の電波を使
用する訳であるが、一方この2.4GHz帯の周波数帯
には、電子レンジから漏れる電波が存在するので、画像
信号送信部7と画像信号受信部11間の無線通信が妨害
される惧れがある。
5の間の通信は赤外線(IR)等を利用して行われる。
図2は、本体側発明の実施の形態における電子レンジ1
の不要輻射を制御する例を示す波形図である。上記のよ
うに本発明では、画像信号送信部7と画像信号受信部1
1間の無線通信に2.4GHzのISM帯域の電波を使
用する訳であるが、一方この2.4GHz帯の周波数帯
には、電子レンジから漏れる電波が存在するので、画像
信号送信部7と画像信号受信部11間の無線通信が妨害
される惧れがある。
【0025】本発明では、この電子レンジから漏れる電
波による画像信号送信部7と画像信号受信部11間の無
線通信の電波妨害を次の方法により防止している。図2
の(a)の波形は家庭用に使用されているインバータ搭
載の電子レンジの例を示し、(b)はコンビニエンス・
ストアー等で使用されている業務用の電子レンジの例を
示している。そして、(a)の波形の場合、細かく分か
れているが全体として全波整流した正弦波状になってお
り、又(b)の波形の場合、完全に全波整流した正弦波
状になっている。
波による画像信号送信部7と画像信号受信部11間の無
線通信の電波妨害を次の方法により防止している。図2
の(a)の波形は家庭用に使用されているインバータ搭
載の電子レンジの例を示し、(b)はコンビニエンス・
ストアー等で使用されている業務用の電子レンジの例を
示している。そして、(a)の波形の場合、細かく分か
れているが全体として全波整流した正弦波状になってお
り、又(b)の波形の場合、完全に全波整流した正弦波
状になっている。
【0026】本発明の実施の形態として、上記(b)の
波形を制御して電波妨害の防止を行う例を説明する。
(c)の波形は、加熱制御部3で加熱を一時停止させた
場合を示し、この間に上記画像信号送信部7と画像信号
受信部11間の無線通信を行う。又、(d)の波形は、
加熱制御部3で加熱をパワーセーブ(出力抑制)させた
場合を示し、この間に上記画像信号送信部7と画像信号
受信部11間の無線通信を行う。
波形を制御して電波妨害の防止を行う例を説明する。
(c)の波形は、加熱制御部3で加熱を一時停止させた
場合を示し、この間に上記画像信号送信部7と画像信号
受信部11間の無線通信を行う。又、(d)の波形は、
加熱制御部3で加熱をパワーセーブ(出力抑制)させた
場合を示し、この間に上記画像信号送信部7と画像信号
受信部11間の無線通信を行う。
【0027】従って、これらの方法によれば、不要輻射
の影響を無くすか、或いは少なくすることができる。こ
のような加熱制御部3における加熱の一時停止又はパワ
ーセーブ、即ちマグネトロンからの高周波電波の一時停
止又はパワーセーブを利用して、映像信号送信部7と映
像信号受信部11間の無線通信を行う方法については幾
つか考えられる。マグネトロンはある程度電圧が上がる
まで発振しないことから図2(a)の正弦波のゼロクロ
スの期間は実際上は1ms程度マグネトロンの発振が停
止している。そこで、この期間を用いて画像を複数回に
分割して送信が可能である。
の影響を無くすか、或いは少なくすることができる。こ
のような加熱制御部3における加熱の一時停止又はパワ
ーセーブ、即ちマグネトロンからの高周波電波の一時停
止又はパワーセーブを利用して、映像信号送信部7と映
像信号受信部11間の無線通信を行う方法については幾
つか考えられる。マグネトロンはある程度電圧が上がる
まで発振しないことから図2(a)の正弦波のゼロクロ
スの期間は実際上は1ms程度マグネトロンの発振が停
止している。そこで、この期間を用いて画像を複数回に
分割して送信が可能である。
【0028】先ず、第1の方法として、上記リモコン1
0の操作部13で使用者が手動で任意の時間に画像信号
の送信要求をする方法がある。この方法の場合、リモコ
ン側通信部15より出力された画像送信要求指令信号が
本体側通信部5を介して電子レンジ1の中央制御部2に
送信され、この中央制御部2は、この指令信号を受けて
画像信号送信部7を駆動することとなる。
0の操作部13で使用者が手動で任意の時間に画像信号
の送信要求をする方法がある。この方法の場合、リモコ
ン側通信部15より出力された画像送信要求指令信号が
本体側通信部5を介して電子レンジ1の中央制御部2に
送信され、この中央制御部2は、この指令信号を受けて
画像信号送信部7を駆動することとなる。
【0029】その結果、画像信号送信部7は、過熱制御
部3が上記波形(c)或いは(d)にて示されるように
マグネトロンの駆動を一時停止させている間或いはパワ
ーセーブしている間に、カメラ部6で撮像した庫内のタ
ーンテーブル上の食品の調理状態を示す画像信号をIS
M帯域(2.4GHz)でスペクトラム拡散(SS)方
式の電波に変換してアンテナ9より上記リモコン10に
送信させる。リモコン10側では、送信された画像信号
をアンテナ11を介して画像信号受信部12で受け、こ
れを元の画像信号に復調して調理画像モニタ部13で表
示する。
部3が上記波形(c)或いは(d)にて示されるように
マグネトロンの駆動を一時停止させている間或いはパワ
ーセーブしている間に、カメラ部6で撮像した庫内のタ
ーンテーブル上の食品の調理状態を示す画像信号をIS
M帯域(2.4GHz)でスペクトラム拡散(SS)方
式の電波に変換してアンテナ9より上記リモコン10に
送信させる。リモコン10側では、送信された画像信号
をアンテナ11を介して画像信号受信部12で受け、こ
れを元の画像信号に復調して調理画像モニタ部13で表
示する。
【0030】次に、第2の方法として、上記リモコン1
0の操作部13で使用者が画像信号を要求する時間と送
出間隔をタイマー設定する方法がある。この方法の場
合、操作部13で使用者がタイマー設定した画像信号を
要求する時間と送出間隔に関する時間データが操作部1
3内に含まれるメモリに記憶保持され、この記憶保持さ
れた時間データと操作部13内に別途含まれた時計回路
の時間信号とが比較回路にて比較されて、設定時間が来
るまで計時動作が実行される。
0の操作部13で使用者が画像信号を要求する時間と送
出間隔をタイマー設定する方法がある。この方法の場
合、操作部13で使用者がタイマー設定した画像信号を
要求する時間と送出間隔に関する時間データが操作部1
3内に含まれるメモリに記憶保持され、この記憶保持さ
れた時間データと操作部13内に別途含まれた時計回路
の時間信号とが比較回路にて比較されて、設定時間が来
るまで計時動作が実行される。
【0031】そして、タイマー設定された時間が来る
と、操作部13よりリモコン側通信部15に送信指令が
出力され、これに基づいてリモコン側通信部15より画
像送信要求指令信号が本体側通信部5を介して電子レン
ジ1の中央制御部2に送信される。
と、操作部13よりリモコン側通信部15に送信指令が
出力され、これに基づいてリモコン側通信部15より画
像送信要求指令信号が本体側通信部5を介して電子レン
ジ1の中央制御部2に送信される。
【0032】その結果、この中央制御部2は、この指令
信号を受けて画像信号送信部7を駆動し、画像信号送信
部7よりその時カメラ部6で撮像した電子レンジ庫内の
食品の調理状態を示す画像信号を、過熱制御部3が上記
波形(c)或いは(d)に示すマグネトロンの駆動を一
時停止させている間或いはパワーセーブしている間に、
ISM帯域(2.4GHz)でスペクトラム拡散(S
S)方式の電波に変換してアンテナ9より上記リモコン
10に送信させる。リモコン10側では、送信された映
像信号をアンテナ11を介して画像信号受信部12で受
け、これを元の映像信号に復調して調理画像モニタ部1
3で表示する。
信号を受けて画像信号送信部7を駆動し、画像信号送信
部7よりその時カメラ部6で撮像した電子レンジ庫内の
食品の調理状態を示す画像信号を、過熱制御部3が上記
波形(c)或いは(d)に示すマグネトロンの駆動を一
時停止させている間或いはパワーセーブしている間に、
ISM帯域(2.4GHz)でスペクトラム拡散(S
S)方式の電波に変換してアンテナ9より上記リモコン
10に送信させる。リモコン10側では、送信された映
像信号をアンテナ11を介して画像信号受信部12で受
け、これを元の映像信号に復調して調理画像モニタ部1
3で表示する。
【0033】又、第3の方法として、カメラ部6で撮像
された電子レンジ庫内の食品の調理状態の変化を画像認
識部8で認識し、その食品の調理状態に変化があった場
合自動的に画像信号を要求する方法がある。この方法で
は、上記画像認識部8が食品の調理状態の変化を認識す
ると、それを示す信号を中央制御部2に供給し、その結
果、中央制御部2は、食品の調理状態に変化があったと
判断して上記画像信号送信部7を駆動し、画像信号送信
部7より変化した食品の調理状態を示す画像信号をアン
テナ9を介してリモコン10に送信する。リモコン10
側ではその画像信号を調理画像モニタ部13に表示して
使用者に食品の調理状態に変化があった事を知らせる。
された電子レンジ庫内の食品の調理状態の変化を画像認
識部8で認識し、その食品の調理状態に変化があった場
合自動的に画像信号を要求する方法がある。この方法で
は、上記画像認識部8が食品の調理状態の変化を認識す
ると、それを示す信号を中央制御部2に供給し、その結
果、中央制御部2は、食品の調理状態に変化があったと
判断して上記画像信号送信部7を駆動し、画像信号送信
部7より変化した食品の調理状態を示す画像信号をアン
テナ9を介してリモコン10に送信する。リモコン10
側ではその画像信号を調理画像モニタ部13に表示して
使用者に食品の調理状態に変化があった事を知らせる。
【0034】更に、第4の方法として、ターンテーブル
の回転に同期して自動的にインターバル間隔で画像信号
の送信要求をする方法である。この方法では、ターンテ
ーブル制御部4でターンテーブルの回転を検知してター
ンテーブルの数回点毎に一定時間の間、中央制御部2の
指令の下、カメラ部6で撮像した食品の調理状態の画像
信号をリモコン10側に送信することになる。
の回転に同期して自動的にインターバル間隔で画像信号
の送信要求をする方法である。この方法では、ターンテ
ーブル制御部4でターンテーブルの回転を検知してター
ンテーブルの数回点毎に一定時間の間、中央制御部2の
指令の下、カメラ部6で撮像した食品の調理状態の画像
信号をリモコン10側に送信することになる。
【0035】この第4の方法において、ターンテーブル
の回転を検知する具体的な方法としては、特開平4−3
3231号公報で示されているような、ターンテーブル
の外周部に着色してターンテーブルの回転を検知する方
法がある。最後に、第5の方法として、カメラ部6で食
品の調理状態の変化を認識したとき、電子レンジ庫内の
食品の変化が一番よく判るように、例えば庫内の食品の
鳥瞰図で連続面が広くエッジがない、即ち、輪郭が蔭に
隠れていない角度にターンテーブル制御部4でターンテ
ーブルの回転を制御し、自動的に画像信号を送信するも
のである。
の回転を検知する具体的な方法としては、特開平4−3
3231号公報で示されているような、ターンテーブル
の外周部に着色してターンテーブルの回転を検知する方
法がある。最後に、第5の方法として、カメラ部6で食
品の調理状態の変化を認識したとき、電子レンジ庫内の
食品の変化が一番よく判るように、例えば庫内の食品の
鳥瞰図で連続面が広くエッジがない、即ち、輪郭が蔭に
隠れていない角度にターンテーブル制御部4でターンテ
ーブルの回転を制御し、自動的に画像信号を送信するも
のである。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されるもの
であり、請求項1に記載された発明の高周波加熱調理シ
ステムは、加熱制御部の制御に従って作動するマグネト
ロンの出力する電磁波で庫内の食品を誘電加熱する電子
レンジと、該電子レンジとは独立した位置に設けられた
リモートコントローラとからなり、上記電子レンジは、
食品の調理状態を撮像するカメラと、該カメラで撮像し
た画像を画像信号としてアンテナを介して電波で送信す
る画像信号送信手段と、上記リモートコントローラの出
力する画像送信要求指令信号を受信し、該画像信号送信
要求信号を受信すると上記画像信号送信手段を駆動して
画像信号を送信させる第1の通信部をと備え、上記リモ
ートコントローラは、上記画像信号送信手段の送信する
画像信号をアンテナを介して受信する画像信号受信手段
と、該画像信号受信手段で受信された画像信号を受け画
像を表示する画像表示手段と、調理時間等の食品調理に
関する指令・情報及び画像信号の送信要求指令を操作す
る操作部と、該操作部での画像送信要求指令に応じて画
像送信要求指令信号を出力する第2の通信部を備えた構
成である。
であり、請求項1に記載された発明の高周波加熱調理シ
ステムは、加熱制御部の制御に従って作動するマグネト
ロンの出力する電磁波で庫内の食品を誘電加熱する電子
レンジと、該電子レンジとは独立した位置に設けられた
リモートコントローラとからなり、上記電子レンジは、
食品の調理状態を撮像するカメラと、該カメラで撮像し
た画像を画像信号としてアンテナを介して電波で送信す
る画像信号送信手段と、上記リモートコントローラの出
力する画像送信要求指令信号を受信し、該画像信号送信
要求信号を受信すると上記画像信号送信手段を駆動して
画像信号を送信させる第1の通信部をと備え、上記リモ
ートコントローラは、上記画像信号送信手段の送信する
画像信号をアンテナを介して受信する画像信号受信手段
と、該画像信号受信手段で受信された画像信号を受け画
像を表示する画像表示手段と、調理時間等の食品調理に
関する指令・情報及び画像信号の送信要求指令を操作す
る操作部と、該操作部での画像送信要求指令に応じて画
像送信要求指令信号を出力する第2の通信部を備えた構
成である。
【0037】この発明によれば、使用者はリモートコン
トローラを操作するだけで電子レンジ本体での食品の調
理状態を画像表示手段で一目でき、非常に便宜のよいも
のとなる。
トローラを操作するだけで電子レンジ本体での食品の調
理状態を画像表示手段で一目でき、非常に便宜のよいも
のとなる。
【0038】又、請求項2や請求項3の発明の高周波加
熱調理システムは、上記請求項1に記載された高周波加
熱調理システムにおいて、上記マグネトロンの駆動を休
止している時間帯に上記画像信号送信手段を駆動して画
像信号を送信するようにした構成である。この発明によ
れば、リモートコントローラからの画像送信要求指令信
号が電子レンジの第1の通信部で受けられると、画像信
号送信手段はこれに伴って駆動モードとなり、以降加熱
制御部の制御に従って作動するマグネトロンの駆動が休
止されている間のみカメラで撮像した食品の調理状態を
示す画像信号をリモートコントローラに向けて送信する
ことになる。
熱調理システムは、上記請求項1に記載された高周波加
熱調理システムにおいて、上記マグネトロンの駆動を休
止している時間帯に上記画像信号送信手段を駆動して画
像信号を送信するようにした構成である。この発明によ
れば、リモートコントローラからの画像送信要求指令信
号が電子レンジの第1の通信部で受けられると、画像信
号送信手段はこれに伴って駆動モードとなり、以降加熱
制御部の制御に従って作動するマグネトロンの駆動が休
止されている間のみカメラで撮像した食品の調理状態を
示す画像信号をリモートコントローラに向けて送信する
ことになる。
【0039】従って、画像信号の送信に使用される電波
の帯域としてISM帯(2.4GHz)におけるスペク
トラム方式を用いたとしても、マグネトロンの休止中に
画像信号の送・受信が行われるので、電子レンジから漏
れる強力な電磁波の影響を受けることがなく、首尾よく
食品の調理状態をモニタすることができる。
の帯域としてISM帯(2.4GHz)におけるスペク
トラム方式を用いたとしても、マグネトロンの休止中に
画像信号の送・受信が行われるので、電子レンジから漏
れる強力な電磁波の影響を受けることがなく、首尾よく
食品の調理状態をモニタすることができる。
【0040】又、請求項4の発明の高周波加熱調理シス
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記画像信号送信手段による画像信号
の送信時間をタイマー手段で時間設定して駆動し、画像
信号を送信するようにした構成である。従って、この発
明によれば、タイマー手段にて設定された時間になると
カメラで撮像された食品の調理状態状態を示す画像信号
が画像信号送信手段より送信されることになる。
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記画像信号送信手段による画像信号
の送信時間をタイマー手段で時間設定して駆動し、画像
信号を送信するようにした構成である。従って、この発
明によれば、タイマー手段にて設定された時間になると
カメラで撮像された食品の調理状態状態を示す画像信号
が画像信号送信手段より送信されることになる。
【0041】その結果、予め食品の仕上がり或いは中間
状態に至るまでの時間が判っている料理の場合、調理状
態の確認の必要な時間にタイマーを設定しておけば、使
用者はその時間帯になった頃に画像表示手段を見るだけ
で、食品の仕上がり状態を目視することができ、非常に
便宜のよいものとなる。又、消費電力を大幅に節電する
ことができる。
状態に至るまでの時間が判っている料理の場合、調理状
態の確認の必要な時間にタイマーを設定しておけば、使
用者はその時間帯になった頃に画像表示手段を見るだけ
で、食品の仕上がり状態を目視することができ、非常に
便宜のよいものとなる。又、消費電力を大幅に節電する
ことができる。
【0042】又、請求項5の発明の高周波加熱調理シス
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジにカメラで撮像した食
品の調理状態の画像を認識する画像認識手段を設け、該
画像認識手段が食品の画像の変化を認識したとき、上記
画像信号送信手段を駆動して画像信号を送信するように
した構成である。
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジにカメラで撮像した食
品の調理状態の画像を認識する画像認識手段を設け、該
画像認識手段が食品の画像の変化を認識したとき、上記
画像信号送信手段を駆動して画像信号を送信するように
した構成である。
【0043】従って、この発明によれば、画像認識手段
がカメラで撮像した食品の調理状態の画像の変化を認識
したとき、上記画像信号送信手段を駆動して自動的に画
像信号を送信することになる。その結果、食品の調理状
態の画像の変化を認識したとき、自動的に画像信号を送
信することができることから極めて便宜のよいものとす
ることができるとともに画像信号送信手段の駆動時間を
必要最低限に抑制することができるので消費電力を最小
限に抑えることができる。
がカメラで撮像した食品の調理状態の画像の変化を認識
したとき、上記画像信号送信手段を駆動して自動的に画
像信号を送信することになる。その結果、食品の調理状
態の画像の変化を認識したとき、自動的に画像信号を送
信することができることから極めて便宜のよいものとす
ることができるとともに画像信号送信手段の駆動時間を
必要最低限に抑制することができるので消費電力を最小
限に抑えることができる。
【0044】又、請求項6の発明の高周波加熱調理シス
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジを食品をターンテーブ
ルに載置して加熱調理する構造のものとするとともに電
子レンジにターンテーブルの回転を検知するターンテー
ブル制御部を設け、該ターンテーブル制御部で検知した
ターンテーブルの回転に同期して、上記画像信号送信手
段から画像信号を送信するようにした構成である。
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジを食品をターンテーブ
ルに載置して加熱調理する構造のものとするとともに電
子レンジにターンテーブルの回転を検知するターンテー
ブル制御部を設け、該ターンテーブル制御部で検知した
ターンテーブルの回転に同期して、上記画像信号送信手
段から画像信号を送信するようにした構成である。
【0045】従って、この構成によれば、ターンテーブ
ルの回転に応じて画像信号を自動的に送信することにな
る。その結果、食品の調理状態の画像をターンテーブル
の回転に同期、例えば一定の回転数毎に一回の割合で自
動的に画像信号として送信することができることから極
めて便宜のよいものとすることができるとともに画像信
号送信手段の駆動時間を必要最低限に抑制することがで
きるので消費電力を最小限に抑えることができる。
ルの回転に応じて画像信号を自動的に送信することにな
る。その結果、食品の調理状態の画像をターンテーブル
の回転に同期、例えば一定の回転数毎に一回の割合で自
動的に画像信号として送信することができることから極
めて便宜のよいものとすることができるとともに画像信
号送信手段の駆動時間を必要最低限に抑制することがで
きるので消費電力を最小限に抑えることができる。
【0046】又、請求項7の発明の高周波加熱調理シス
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジを食品をターンテーブ
ルに載置して加熱調理する構造のものとするとともに電
子レンジにターンテーブルの回転を制御するターンテー
ブル制御部と上記カメラで撮像した食品の調理状態の画
像を認識する画像認識手段を設け、該画像認識手段で認
識した画像の変化に応じて庫内の食品の変化が最もよく
判る角度に上記ターンテーブル制御部でターンテーブル
の回転を制御し、この状態で上記カメラで撮像した画像
信号を上記画像信号送信手段から送信するようにした構
成である。
テムは、請求項2又は3に記載された高周波加熱調理シ
ステムにおいて、上記電子レンジを食品をターンテーブ
ルに載置して加熱調理する構造のものとするとともに電
子レンジにターンテーブルの回転を制御するターンテー
ブル制御部と上記カメラで撮像した食品の調理状態の画
像を認識する画像認識手段を設け、該画像認識手段で認
識した画像の変化に応じて庫内の食品の変化が最もよく
判る角度に上記ターンテーブル制御部でターンテーブル
の回転を制御し、この状態で上記カメラで撮像した画像
信号を上記画像信号送信手段から送信するようにした構
成である。
【0047】従って、この構成によれば、ターンテーブ
ル制御部によるターンテーブルの回転制御と画像認識手
段によるカメラで撮像した食品の調理状態の画像認識と
で、ターンテーブルをカメラに対して食品の調理状態が
最もよく判る位置に回転させることになる。その結果、
最適状態の画像を画像信号として送信することができ
る。
ル制御部によるターンテーブルの回転制御と画像認識手
段によるカメラで撮像した食品の調理状態の画像認識と
で、ターンテーブルをカメラに対して食品の調理状態が
最もよく判る位置に回転させることになる。その結果、
最適状態の画像を画像信号として送信することができ
る。
【図1】本発明の高周波加熱調理冷システムを示すブロ
ック的電気回路図である。
ック的電気回路図である。
【図2】本発明の高周波加熱調理冷システムの動作説明
に供された波形図である。
に供された波形図である。
1 電子レンジ 2 中央制御部 3 加熱制御部 4 ターンテーブル制御部 5 本体側通信部 6 カメラ部 7 画像信号送信部 8 画像認識部 10 リモートコントローラ 12 画像信号受信部 13 画像表示部 14 表示部 16 リモコン側通信部
Claims (7)
- 【請求項1】加熱制御部の制御に従って作動するマグネ
トロンの出力する電磁波で庫内の食品を誘電加熱する電
子レンジと、該電子レンジとは独立した位置に設けられ
たリモートコントローラとからなり、上記電子レンジ
は、食品の調理状態を撮像するカメラと、該カメラで撮
像した画像を画像信号としてアンテナを介して電波で送
信する画像信号送信手段と、上記リモートコントローラ
の出力する画像送信要求指令信号を受信し、該画像信号
送信要求信号を受信すると上記画像信号送信手段を駆動
して画像信号を送信させる第1の通信部をと備え、上記
リモートコントローラは、上記画像信号送信手段の送信
する画像信号をアンテナを介して受信する画像信号受信
手段と、該画像信号受信手段で受信された画像信号を受
け画像を表示する画像表示手段と、調理時間等の食品調
理に関する指令・情報及び画像信号の送信要求指令を操
作する操作部と、該操作部での画像送信要求指令に応じ
て画像送信要求指令信号を出力する第2の通信部を備え
たことを特徴とする高周波加熱調理システム。 - 【請求項2】上記マグネトロンの駆動を休止させている
時間帯に上記画像信号送信手段を駆動して画像信号を送
信するようにしたことを特徴とする請求項1に記載され
た高周波加熱調理システム。 - 【請求項3】上記マグネトロンの駆動が休止状態になる
時間帯である商用電源を整流した時のゼロクロス点の前
後2ms以内に上記画像信号送信手段を駆動して画像信
号を送信するようにしたことを特徴とする請求項1に記
載された高周波加熱調理システム。 - 【請求項4】上記画像信号送信手段による画像信号の送
信時間をタイマー手段にて時間設定して駆動し、画像信
号を送信するようにしたことを特徴とする請求項2又は
3に記載された高周波加熱調理システム。 - 【請求項5】上記電子レンジにカメラで撮像した食品の
調理状態の画像を認識する画像認識手段を設け、該画像
認識手段が食品の画像の変化を認識したとき、上記画像
信号送信手段を駆動して画像信号を送信するようにした
ことを特徴とする請求項2又は3に記載された高周波加
熱調理システム。 - 【請求項6】上記電子レンジを食品をターンテーブルに
載置して加熱調理する構造のものとするとともに電子レ
ンジにターンテーブルの回転を検知するターンテーブル
制御部を設け、該ターンテーブル制御部で検知したター
ンテーブルの回転に同期して、上記画像信号送信手段か
ら画像信号を送信するようにしたことを特徴とする請求
項2又は3に記載された高周波加熱調理システム。 - 【請求項7】上記電子レンジを食品をターンテーブルに
載置して加熱調理する構造のものとするとともに電子レ
ンジにターンテーブルの回転を制御するターンテーブル
制御部と上記カメラで撮像した食品の調理状態の画像を
認識する画像認識手段を設け、該画像認識手段で認識し
た画像の変化に応じて庫内の食品の変化が最もよく判る
角度に上記ターンテーブル制御部でターンテーブルの回
転を制御し、この状態で上記カメラで撮像した画像信号
を上記画像信号送信手段から送信するようにしたことを
特徴とする請求項2又は3に記載された高周波加熱調理
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31758296A JP3351972B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 高周波加熱調理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31758296A JP3351972B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 高周波加熱調理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10160166A true JPH10160166A (ja) | 1998-06-19 |
JP3351972B2 JP3351972B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=18089852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31758296A Expired - Fee Related JP3351972B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 高周波加熱調理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3351972B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001137057A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 厨房家具 |
KR20020036478A (ko) * | 2000-11-10 | 2002-05-16 | 윤종용 | 카메라를 구비한 전자레인지 |
KR100443816B1 (ko) * | 2001-03-27 | 2004-08-09 | 가부시끼가이샤 도시바 | 전자렌지 |
JP2016073567A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-12 | 三菱電機株式会社 | 炊飯器 |
CN106535384A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-03-22 | 成都光数云联科技有限公司 | 具有分析系统的微波炉 |
WO2017068716A1 (ja) * | 2015-10-23 | 2017-04-27 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器 |
JP2017182919A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器および非接触給電システム |
JP2018125312A (ja) * | 2018-05-17 | 2018-08-09 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器および非接触給電システム |
US11659635B2 (en) | 2020-01-22 | 2023-05-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Heating cooking apparatus and heating cooking method |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP31758296A patent/JP3351972B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001137057A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 厨房家具 |
JP4501189B2 (ja) * | 1999-11-12 | 2010-07-14 | パナソニック電工株式会社 | 厨房家具 |
KR20020036478A (ko) * | 2000-11-10 | 2002-05-16 | 윤종용 | 카메라를 구비한 전자레인지 |
KR100443816B1 (ko) * | 2001-03-27 | 2004-08-09 | 가부시끼가이샤 도시바 | 전자렌지 |
JP2016073567A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-12 | 三菱電機株式会社 | 炊飯器 |
WO2017068716A1 (ja) * | 2015-10-23 | 2017-04-27 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器 |
JPWO2017068716A1 (ja) * | 2015-10-23 | 2018-03-08 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器 |
CN108141928A (zh) * | 2015-10-23 | 2018-06-08 | 三菱电机株式会社 | 感应加热烹调器 |
CN108141928B (zh) * | 2015-10-23 | 2020-11-17 | 三菱电机株式会社 | 感应加热烹调器 |
US10897796B2 (en) | 2015-10-23 | 2021-01-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Induction heating cooking apparatus |
JP2017182919A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器および非接触給電システム |
CN106535384A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-03-22 | 成都光数云联科技有限公司 | 具有分析系统的微波炉 |
JP2018125312A (ja) * | 2018-05-17 | 2018-08-09 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器および非接触給電システム |
US11659635B2 (en) | 2020-01-22 | 2023-05-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Heating cooking apparatus and heating cooking method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3351972B2 (ja) | 2002-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3811025B2 (ja) | ネットワーク・システム | |
US9464813B2 (en) | Cooking device | |
JP3351972B2 (ja) | 高周波加熱調理システム | |
JP2000013334A (ja) | 2.4乃至2.5GHz帯域で動作する無線通信システム | |
US8099053B2 (en) | Communication apparatus and communication system | |
KR20020036478A (ko) | 카메라를 구비한 전자레인지 | |
US20200314925A1 (en) | Network system, communication terminal, and recording medium | |
CN112137415A (zh) | 带摄像头识别的烹饪电器控制系统、控制方法和烹饪电器 | |
JPH07177794A (ja) | 可変速駆動電動機の回転駆動制御装置 | |
EP3654494B1 (en) | Non-contact power supply system | |
JP2008293889A (ja) | 加熱調理器及び調理器具 | |
KR100443816B1 (ko) | 전자렌지 | |
CN109882890A (zh) | 微波烹饪设备及厨房控制系统 | |
JP2004007106A (ja) | リモコンシステム | |
CN110876076B (zh) | 一种分离式家电控制装置 | |
JP5424493B2 (ja) | リモートコントロール変換アダプタ装置 | |
JP2004218902A (ja) | 加熱調理器 | |
CN109976213A (zh) | 双屏显示控制方法、显示装置以及烹饪装置 | |
JP2525968Y2 (ja) | 調理器の遠隔制御器 | |
JPH06338383A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2003111169A (ja) | リモコン | |
KR100226357B1 (ko) | 브이시알을 이용한 실내온도 자동 제어방법 및 제어시스템 | |
JP2003148740A (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP2000146209A (ja) | 暖房空調システム | |
JP2024110457A (ja) | 加熱調理器及び加熱調理器システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |