JPH10160138A - 太陽熱を利用した焼却炉 - Google Patents

太陽熱を利用した焼却炉

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JPH10160138A
JPH10160138A JP33162196A JP33162196A JPH10160138A JP H10160138 A JPH10160138 A JP H10160138A JP 33162196 A JP33162196 A JP 33162196A JP 33162196 A JP33162196 A JP 33162196A JP H10160138 A JPH10160138 A JP H10160138A
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JP
Japan
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incinerator
solar heat
main body
heat
solar
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Pending
Application number
JP33162196A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Yasuda
耕作 安田
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KIYOSHI KOGEI KK
Original Assignee
KIYOSHI KOGEI KK
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Publication date
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】資源エネルギ−の無駄な消費を回避し、一般家
庭用として安価で燃焼効率の良い、生ゴミや紙類等の可
燃ゴミ類を乾燥させて焼却処分できる焼却炉を提供す
る。 【解決手段】太陽光が移動したときに最良の状態で焼却
炉1内へ集光できるように焼却炉1本体の周囲に複数の
太陽熱集光手段(6)を付設配置し、集光させた太陽光
により焦点部位に投入された生ゴミ、紙類等の可燃ゴミ
類を下層から随時効果的に乾燥し焼却する。また、前記
凹面反射鏡6を焼却炉1本体周囲に設けた複数の導光窓
孔7に対し夫々閉蓋乃至開蓋方向へ扉状に回動自在とな
るようにア−ムリンク部材8を介して炉周囲に枢着させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として庭付の家
庭や空地を有する住宅または小工場において出る生ゴミ
や紙類等の可燃ゴミ類を乾燥、焼却処分する太陽熱を利
用した焼却炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来では、この種の焼却炉として、特開
昭60−194218号公報に開示されているように、
湿ったゴミを焼却する際に生じる熱エネルギ−を機械エ
ネルギ−に変換して有効エネルギ−にするものであっ
て、予熱された湿ったゴミを連続攪拌乾燥機に送り、連
続攪拌乾燥機内で太陽熱エネルギ−により供給される蒸
気熱源および/または連続攪拌乾燥機で乾燥するときに
生じるゴミ自身から蒸発した蒸気をエジェクタ−あるい
は圧縮機等で加圧した加圧蒸気を熱源として必要ある場
合には直接タ−ビンの排蒸気を熱源としてゴミを乾燥し
た後に焼却炉の火格子上に落として高温度の空気で焼却
するものが知られている。また、特公平7−87913
号公報に開示さているように、ゴミを焼却するときに発
生するゴミの焼却熱と太陽熱の両者を効果的に利用して
加熱殺菌された飲料用温水を作るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の焼
却炉では、太陽熱エネルギ−を利用するにしても一般家
庭向きの可燃ゴミを焼却するための小規模な焼却炉とし
て適用させるには、多くの設備装置を必要とし高価なも
のとなると共に、太陽熱エネルギ−により供給される蒸
気熱源によるゴミの乾燥と高温燃焼ガスとの混合による
高温空気での焼却との両者が併用されており、かえって
余分な消費エネルギ−と経費が費やされるという問題点
を有していた。
【0004】そこで本発明は、叙上のような従来存した
問題点に鑑み創出されたもので、太陽熱エネルギ−を効
果的に集光し直接ゴミを下層から上層へと乾燥、燃焼に
供するものとすることにより、資源エネルギ−の無駄な
消費を回避し、一般家庭用を始めとして比較的小規模で
かつ安価で燃焼効率の良い、生ゴミや紙類等の可燃ゴミ
類を同時に乾燥させて焼却処分できる焼却炉を提供する
ことを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、焼却炉本体の周囲に複数の太
陽熱集光手段を付設配置し、太陽光を本体内の焦点部に
随意的に集光させ、該焦点部位に投入された生ゴミ、紙
類等の可燃ゴミ類を乾燥しまたは焼却することを特徴と
する。
【0006】また、前記太陽熱集光手段は、焼却炉本体
の周囲に配した複数の可動式凹面反射鏡であって、該凹
面反射鏡を焼却炉本体周囲に付設し、集光された太陽光
は開穿した導光窓孔を通じて可動自在に焦点を移動可能
とし、加熱燃焼を平均的かつ容易ならしむることを特徴
とする。
【0007】さらに、前記焼却炉本体には、付加的な点
火装置と、燃焼用の空気を供給するために内設された送
風装置と、焼却炉周側面にコイル状の水冷式冷却パイプ
を巻装させてなる熱回収装置を有するものとすることが
できる。
【0008】本発明に係る焼却炉にあって、焼却炉周囲
に付設した太陽熱集光手段により、移動する太陽光を最
良の状態で焼却炉内部へ集光させることができ、石油、
重油、ガス、電力等のゴミの乾燥または燃焼に必要な燃
料を全く必要としないか、あるいは燃料を併設使用して
も極力節減でき、資源エネルギ−の無駄な消費を回避す
ることができる。また、可動自在となる複数個の凹面反
射鏡を付設し、使用時にはこの凹面反射鏡を随意的に移
動傾倒させることで太陽光を炉内焦点側方向に効果的に
反射させ、最適条件角度を得るようにセットさせること
ができ、また不使用時にはこの凹面反射鏡を導光窓孔側
へ折り畳んでこれを閉蓋させておくことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の一形態を説明するに、図において示される符号1
は、例えば庭付の家庭や空地を有する住宅または小工
場、特に家庭で出る生ゴミや紙類等の可燃ゴミ類を乾燥
させて焼却処分するための筒状の焼却炉であり、図1に
示すように、該焼却炉1上方の煙突2側には開閉扉式の
ゴミ投入口3を設け、且つ下方には開閉扉式の灰出し口
4を設けている。また、焼却炉1本体内のロストル5の
設置箇所に相当する外周壁面には複数の太陽熱集光手段
としての例えば耐熱性、耐候性を有するパラボラ型の凹
面反射鏡6を配置し、太陽光を焼却炉1本体内のロスト
ル5裏面側へ導光照射させ、ロストル5の中心部近傍を
焦点部として集光させ、前記ロストル5上に適宜投入載
置された生ゴミ、紙類等の可燃ゴミ類を太陽光を収束さ
せた輻射エネルギ−にて高温加熱乾燥し、同時に高温焼
却することができる構成とされている。尚、太陽熱集光
手段として四面鏡等その他の多面式反射鏡を採用しても
良い。
【0010】前記凹面反射鏡6は、太陽光が移動したと
きに最良の状態で焼却炉内へ集光できるように炉の外周
囲に配置されており、例えば太陽熱集光手段は、図2、
図3に示すように、前記凹面反射鏡6を焼却炉1本体周
囲に設けた複数の導光窓孔7に対し夫々閉蓋乃至開蓋方
向へ扉状に回動自在となるようにア−ムリンク部材8を
介して炉周囲に枢着させることにより、使用時にはこの
凹面反射鏡6を焼却炉1本体の導光窓孔7より傾倒させ
て太陽光を炉内焦点側方向に反射させる最適条件角度と
なるようにセットさせ、不使用時にはこの凹面反射鏡6
を導光窓孔7側へ折り畳んでこれを閉蓋させる構成とさ
れている。尚、前記ア−ムリンク部材8を介しての凹面
反射鏡6の傾倒角度を予め所望の角度に設定させてお
き、凹面反射鏡6を傾倒させたときに最良の状態で太陽
光を集光できる程度の姿勢を常時保持させるように構成
しても良く、あるいは手動操作にて任意に角度調整がで
きるようにしても良い。
【0011】また、前記焼却炉1本体には、図1に示す
ように、前記太陽熱集光手段との併用または必要に応じ
て可燃ゴミに点火させるための例えば電熱ヒ−タ−やガ
スバ−ナ−等の付加的な点火装置9を備え、これらの作
動を既存のマイクロコンピュ−タ−10を予め設定して
操作することで行なわせるようにしている。また、点火
装置9の上方には炉内温度を検出するための温度計11
が配されている。例えば、マイクロコンピュ−タ−10
には、可燃物投入、加熱乾燥、温度検出、着火、燃焼の
各プロセスを予めプログラム化させたものとされてい
る。そして、焼却炉1内部には、燃焼用の空気を供給す
るための飛灰防止装置付の送風装置12を配し、酸素量
を増やして可燃物の燃焼効率を上げるようにされてい
る。さらに、焼却炉1周側面には、熱を回収して温水を
作りながら炉を冷却保持させるためのコイル状の水冷式
冷却パイプを巻装させ、熱回収の際の沸騰の場合を考慮
して上部ヘッダ−14と下部ヘッダ−15を夫々水冷式
冷却パイプの上下に連通させ、該上部ヘッダ−14の方
を常時オ−プン状態として成る熱回収装置13が設けら
れている。尚、この熱回収装置13と共に上記した点火
装置9、温度計11、送風装置12は、本発明を何等限
定するものではなく、削除しても良いことは勿論であ
る。
【0012】尚、図示による説明を省略するが、前記太
陽熱集光手段として、例えば前記焼却炉1本体周囲の導
光窓孔7に付設され、本体内の焦点部に集光させる耐熱
性の凸レンズと、該凸レンズに対し閉蓋乃至開蓋方向へ
扉状に可動自在となるように設け、太陽光を凸レンズ側
へ反射させる平面反射鏡とにより構成することも可能で
ある。
【0013】次に、本発明の使用の一例を説明するに、
図1に示すように、先ず、焼却炉1本体のゴミ投入口3
から生ゴミや紙類等の可燃ゴミ類を投入させ、ロストル
5上へ載置させると共に、凹面反射鏡6を焼却炉1本体
の導光窓孔7から外方へ傾倒させ、太陽光を炉内ロスト
ル5位置が焦点位置となるように反射させるのに最適条
件角度となるようにセットさせる。あるいは、前記ア−
ムリンク部材8による最大拡開角度を凹面反射鏡6が最
良の状態で太陽光を集光できる程度に予め所定角度に設
定させておいても良い。このとき、ロストル5上に積載
されてある可燃ゴミ類は集光された太陽光による高熱輻
射エネルギ−により高温乾燥あるいは高温燃焼処分さ
れ、省エネ対策に応じた焼却を可能とさせる。燃え尽き
た燃焼灰は灰出し口4より外部へ排出される。また、不
使用時にはこの凹面反射鏡6を導光窓孔7側へ折り畳ん
でこれを閉蓋させておけば良い。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
特に、石油、重油、ガス、電力等の燃焼燃料だけを利用
する従来の焼却炉に比して資源エネルギ−の無駄な消費
を回避し、且つ一般家庭用の焼却炉として経済的で且つ
燃焼効率の良いものとすることができ、生ゴミや紙類等
の可燃ゴミ類を迅速且つ容易に高温乾燥させて焼却処分
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示した焼却炉の一部断面
の全体正面図である。
【図2】同じく凹面反射鏡の閉塞状態の要部を示す一部
断面の全体正面図である。
【図3】同じく凹面反射鏡の開蓋状態の要部を示す一部
断面の全体正面図である。
【符号の説明】
1…焼却炉 2…煙突 3…ゴミ投入口 4…灰出し口 5…ロストル 6…凹面反射鏡 7…導光窓孔 8…ア−ムリン
ク部材 9…点火装置 10…マイクロ
コンピュ−タ− 11…温度計 12…送風装置 13…熱回収装置 14…上部ヘッ
ダ− 15…下部ヘッダ−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉本体の周囲に複数個の可動式太陽
    熱集光手段を付設配置し、太陽光を本体内の被焼却物の
    下部を焦点として焦点部に集光させ、該焦点部位に投入
    された生ゴミ、紙類等の可燃ゴミ類を下層から乾燥し、
    焼却することを特徴とする太陽熱を利用した焼却炉。
  2. 【請求項2】 前記太陽熱集光手段は、焼却炉本体の周
    囲の配した複数個の可動式凹面反射鏡であって、該凹面
    反射鏡を焼却炉本体周囲に付設し集光された太陽熱は開
    穿した導光窓孔を通じて被焼却物の下層から逐次加熱す
    ることを可能とすべく焦点を可動自在となるように太陽
    集光設備を設けることを特徴とする請求項1記載の太陽
    熱を利用した焼却炉。
  3. 【請求項3】 前記焼却炉本体には、付加的な点火装置
    と、燃焼用の空気を供給するために内設された送風装置
    と、焼却炉周側面にコイル状の水冷式冷却パイプを巻装
    させてなる熱回収装置を有することを特徴とする請求項
    1または2記載の太陽熱を利用した焼却炉。
JP33162196A 1996-11-27 1996-11-27 太陽熱を利用した焼却炉 Pending JPH10160138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33162196A JPH10160138A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 太陽熱を利用した焼却炉

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JP33162196A JPH10160138A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 太陽熱を利用した焼却炉

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Publication Number Publication Date
JPH10160138A true JPH10160138A (ja) 1998-06-19

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JP (1) JPH10160138A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001011289A1 (fr) * 1999-08-06 2001-02-15 Maejima, Fumio Dispositif de traitement multifonctions
CN103175206A (zh) * 2011-12-26 2013-06-26 福州耕耘专利开发有限公司 阳光聚焦焚烧垃圾装置

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WO2001011289A1 (fr) * 1999-08-06 2001-02-15 Maejima, Fumio Dispositif de traitement multifonctions
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