JPH08285242A - ゴミ焼却炉 - Google Patents

ゴミ焼却炉

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JPH08285242A
JPH08285242A JP8501395A JP8501395A JPH08285242A JP H08285242 A JPH08285242 A JP H08285242A JP 8501395 A JP8501395 A JP 8501395A JP 8501395 A JP8501395 A JP 8501395A JP H08285242 A JPH08285242 A JP H08285242A
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JP
Japan
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dust
combustion
gas
zone
incinerator
Prior art date
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Pending
Application number
JP8501395A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Kawato
清之 川戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH08285242A publication Critical patent/JPH08285242A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃えきり位置を正確に把握でき、安定燃焼制
御を容易にできる構成のゴミ焼却炉を提供する。 【構成】 投入されたゴミを搬送しながら焼却処理する
ストーカ式の焼却処理帯1を設け、燃焼処理帯1の上方
空間に焼却処理帯1で生じた燃焼ガスを完全燃焼させる
煙道102を設け、煙道に二次燃焼用ガスを供給するガ
ス供給機構105を設け、焼却処理帯の上壁部101に
ゴミの燃焼状態を監視する監視カメラMを設け、ガス供
給機構105からの二次燃焼用ガスを用いて監視カメラ
Mを冷却する冷却機構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投入されたゴミを搬送
しながら焼却処理するストーカ式の焼却処理帯を設け、
前記燃焼処理帯の上方空間に前記焼却処理帯で生じた燃
焼ガスを完全燃焼させる煙道を設け、前記煙道に二次燃
焼用ガスを供給するガス供給機構を設けたゴミ焼却炉に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のゴミ焼却炉としては、焼
却処理帯の最下流側である後壁部にゴミの燃焼状態を監
視する監視カメラを設けたものがあり、前記監視カメラ
によってゴミのガス化燃焼が終了する「燃えきり位置」
を監視して、「燃焼不良」によって未燃ゴミが生じた
り、「異常燃焼」することによって炉内温度が異常に上
昇したり、或いは、早期に燃えきってゴミ切れ状態とな
るような不都合が生じるのを、前記燃えきり位置の移動
を検知することによって判別していた。つまり、監視カ
メラにより燃えきり位置が下流側に移動している場合に
は、未燃ゴミが発生すると判断し、一方、燃えきり位置
が上流側に移動している場合にはゴミ切れ状態になると
判断出来るので、これらの不都合を解消すべく、炉内へ
のゴミ投入量やゴミ搬送速度或いは燃焼用空気供給量等
を調節して、ゴミ安定的に燃焼を持続できる「安定燃
焼」を図る制御手段を設けて構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したゴ
ミ焼却炉によれば、耐久性の面から、ゴミ燃焼により生
ずる高熱の影響を受けにくい後壁部に監視カメラを設置
していたので、前記監視カメラで前記燃えきり位置をロ
ーアングルで撮影せざるを得ず、燃えきり位置を正確に
把握する点でさらなる改良の余地があった。
【0004】従って、本発明の目的は、上記欠点に鑑
み、燃えきり位置をより正確に把握でき、安定燃焼制御
ができるゴミ焼却炉を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、投入されたゴミを搬送しながら
焼却処理するストーカ式の焼却処理帯を設け、前記燃焼
処理帯の上方空間に前記焼却処理帯で生じた燃焼ガスを
完全燃焼させる煙道を設け、前記煙道に二次燃焼用ガス
を供給するガス供給機構を設けたゴミ焼却炉において、
前記焼却処理帯の上壁部にゴミの燃焼状態を監視する監
視カメラを設けるとともに前記空気供給機構からの前記
二次燃焼用ガスを用いて前記監視カメラを冷却する冷却
機構を設けたことにあり、その作用効果は以下の通りで
ある。
【0006】
【作用】つまり、焼却処理帯の上壁部にゴミの燃焼状態
を監視する監視カメラを設けたことによって、前記監視
カメラによって燃えきり位置をハイアングルで撮影する
ことが出来、そのため、撮像から前記燃えきり位置を誤
差の少ない状態で判別でき、前記燃えきり位置を正確に
把握しやすい。
【0007】このとき、焼却処理帯の上壁部は、ゴミ燃
焼によって高熱になりやすい位置であるので、冷却機構
を設けて監視カメラを保護するとともに浮遊する微粉塵
を除去する必要性が生じる。
【0008】この冷却機構を、煙道に二次燃焼用ガスを
供給するガス供給機構からの前記二次燃焼用ガスを用い
て前記監視カメラを冷却し、且つ、微粉塵を吹き飛ばす
ものとしてあれば、従来、ガス化燃焼によって生じた可
燃性ガスを、煙道で完全燃焼させるべく供給される二次
燃焼用ガスが監視カメラの冷却に兼用して用いられるの
で、従来備えられている設備をもって簡単な構成で冷却
機構を設けることが出来る。
【0009】具体的には、前記上壁部に二次燃焼ガス供
給孔を形成して前記空気供給機構を設けるとともに、前
記監視カメラを前記供給孔に設ければ、前記監視カメラ
はコンパクトに収容できるとともに、前記二次燃焼ガス
供給孔に空気供給する構成をもって前記冷却機構とする
事が出来、従来の焼却炉に簡単な変形を施すだけで前記
監視カメラ及び冷却機構を設けることが出来るので有利
である。
【0010】
【発明の効果】別途の複雑な冷却機構を構成せずとも、
二次燃焼用ガスを冷却風に流用することで、監視カメラ
をゴミの燃焼部位の上方壁部に取付けることができるよ
うになったので、その監視カメラによる正確な燃えきり
位置データをゴミの燃焼制御装置に供することで安定燃
焼制御が可能なゴミ焼却炉を提供することができるよう
になった。
【0011】尚、前記監視カメラとしては、赤外線カメ
ラ、可視カメラ等を、ゴミ焼却炉内に臨んで直接観察す
る形態や、内視鏡を用いて間接的に観察する形態で用い
ることが出来る。
【0012】
【実施例】以下に実施例を説明する。ゴミ焼却炉は、図
2に示すように、被焼却物であるゴミを収容するホッパ
3と、ゴミを焼却する燃焼室2と、焼却済みの灰を集め
る灰ピット4等を設けて構成してある。燃焼室2は、ホ
ッパ3の下端部に設けられたプッシャ5により投入され
たゴミを乾燥させ着火点近傍まで加熱する乾燥帯6と、
乾燥ゴミを燃焼させる燃焼帯7と、その燃焼帯7で燃焼
したゴミを灰化する後燃焼帯8とからなる焼却処理帯1
を上方から下方に段階的に配置して構成してある。図1
及び図3に示すように、各焼却処理帯1は、固定の火格
子Gと可動の火格子Gとを搬送方向に沿って交互に配置
して構成してあり、油圧シリンダC1,C2,C3によ
り可動の火格子Gを斜め上下方向に往復摺動させてゴミ
を搬送する。プッシャ5は油圧シリンダC4による往復
駆動で前記燃焼室2にゴミを押し出し投入し、後燃焼帯
8で灰化したゴミは灰押し出し装置9に落下し、灰出し
コンベア10により前記灰ピット4に搬送集積される。
【0013】図1に示すように、乾燥帯6の下部、燃焼
帯7及び後燃焼帯8の下部には風箱11,12,13を
設けてあり、それら風箱11,12,13に、送風機1
4により送られ加熱器(図示せず)で加熱された空気を
乾燥・燃焼用の空気として供給路15を介して供給する
とともに、各風箱11,12,13に、燃焼用の空気の
供給量をそれぞれ調節するダンパDを設けて燃焼用空気
供給手段21を構成してある。
【0014】前記燃焼室2で発生した燃焼ガスは、排熱
ボイラ16によって発電機17のエネルギーとして利用
すべく熱エネルギーが蒸気の形で取り出され場外に供給
され、電気集塵機等からなる排ガス処理設備18により
塵埃等の有害ガスを除去して排気される。
【0015】前記燃焼室2の上壁部101には、ゴミ燃
焼に伴って発生した未燃焼ガスを煙道102内で完全燃
焼させるべく二次燃焼用空気を供給するガス供給孔10
3を設け、前記ガス供給孔103には、二次燃焼用空気
の通路を構成する筒状の支持フレーム104を介して監
視カメラMを設けてある。また、前記支持フレーム10
4には、前記ガス供給孔103を介して炉内に二次燃焼
用空気供給機構としてブロワ105を連設してあり、ガ
ス供給孔103にブロワ105で空気供給する構造をも
って、前記監視カメラを冷却する冷却機構を構成する。
【0016】前記監視カメラMは、ゴミ表面から輻射さ
れる赤外線エネルギーを検出するもので、前記燃焼帯7
上で発生する火炎中のCO,CO2,NOx,SOx、
さらにはH2Oによる赤外線エネルギー吸収帯域を回避
する、波長が約3.9(3.6〜4)μmのバンドパス
フィルタを設けた赤外線カメラM1と、赤外線カメラM
1による検出画像を解析する画像処理手段M2等で構成
してあり、この赤外線カメラM1を前記ガス供給孔10
3内に前記ガス供給孔103内から、前記燃焼帯7及び
後燃焼帯8に臨む姿勢で取り付けてあり、燃焼ゴミから
放射される赤外線を検出することにより、ゴミの表面温
度分布を検出し、ゴミの燃えきり位置を判別する。
【0017】さらに、焼却炉には、コンピュータを搭載
してなる燃焼制御手段20を備えて、上述の画像処理手
段からの画像データに基づいて、油圧シリンダC1,C
2,C3,C4を駆動制御してゴミの搬送速度を調節
や、燃焼用空気供給手段21のダンパDの開度の調節に
より、設定量のゴミを焼却処理しながら所定の発電量を
確保する。
【0018】燃焼制御手段20の一部機能を説明する
と、赤外線検出手段により検出された画像データから得
られる温度分布に従って、ゴミのガス化燃焼が終了する
燃えきり位置を判別する。このとき、例えば、 <1> 前記燃えきり位置が、所定位置よりも上流側に
移動したと検知したときには、燃焼しやすいゴミが大量
に存在すると判断し、風箱12への送風量を減少し、燃
焼帯7での異常燃焼を押さえるとともに、主に油圧シリ
ンダC2,C3を駆動制御してガス化燃焼の終了したゴ
ミを所定領域内で灰化処理するようにゴミ搬送速度を一
時的に加速する。 <2> 前記燃えきり位置が、所定位置よりも下流側に
移動したと検知したときには、燃焼しにくいゴミが大量
に存在すると判断し、風箱12,13への送風量を増加
し、燃焼帯7での燃焼不良を解消するとともに、主に油
圧シリンダC2,C3を駆動制御してガス化燃焼の終了
したゴミを所定領域内で灰化処理するようにゴミ搬送速
度を一時的に減速する。 このような燃焼制御手段20の働きにより、ゴミの燃え
きり位置は、ほぼ所定位置に保持され、安定燃焼が達成
される。尚、前記各油圧シリンダC1〜C4の駆動制御
は、ゴミぎれ、ゴミ溜まりが生じない程度に、所定のバ
ランスを保ちつつ連携して行われるものとする。
【0019】尚、監視カメラとしては、赤外線カメラ、
可視カメラが利用出来、これら監視カメラはゴミ焼却炉
内に臨んで直接観察する形態に替えて、内視鏡を介在し
て、間接的に観察する形態で用いてもよい。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】監視カメラに基づくゴミ焼却炉の燃焼制御系統
【図2】ゴミ焼却炉の概略構成図
【図3】燃焼帯を示す斜視図
【符号の説明】
1 焼却処理帯 101 上壁部 102 煙道 103 供給孔 105 ガス供給機構 M 監視カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/50 ZAB F23G 5/50 ZABH

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたゴミを搬送しながら焼却処理
    するストーカ式の焼却処理帯(1)を設け、前記燃焼処
    理帯(1)の上方空間に前記焼却処理帯(1)で生じた
    燃焼ガスを完全燃焼させる煙道(102)を設け、前記
    煙道(102)に二次燃焼用ガスを供給するガス供給機
    構(105)を設けて構成したあるゴミ焼却炉であっ
    て、 前記焼却処理帯(1)の上壁部(101)にゴミの燃焼
    状態を監視する監視カメラ(M)を設けるとともに、前
    記ガス供給機構(105)からの二次燃焼用ガスを用い
    て前記監視カメラ(M)を冷却する冷却機構を設けたゴ
    ミ焼却炉。
JP8501395A 1995-04-11 1995-04-11 ゴミ焼却炉 Pending JPH08285242A (ja)

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JP8501395A JPH08285242A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 ゴミ焼却炉

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JP (1) JPH08285242A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243128A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃焼制御方法及び燃焼制御装置
JP2013164227A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Jfe Engineering Corp 廃棄物焼却炉
CN105627329A (zh) * 2016-01-28 2016-06-01 浙江大学 基于火焰辐射图像的炉排焚烧炉的控制优化方法和装置

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JP2002243128A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃焼制御方法及び燃焼制御装置
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