JPH06331122A - ゴミ焼却炉 - Google Patents

ゴミ焼却炉

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Publication number
JPH06331122A
JPH06331122A JP12369593A JP12369593A JPH06331122A JP H06331122 A JPH06331122 A JP H06331122A JP 12369593 A JP12369593 A JP 12369593A JP 12369593 A JP12369593 A JP 12369593A JP H06331122 A JPH06331122 A JP H06331122A
Authority
JP
Japan
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combustion
temperature
zone
air
detecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP12369593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Shichiri
雅隆 七里
Kiyoyuki Kawato
清之 川戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06331122A publication Critical patent/JPH06331122A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼却処理帯上のゴミの表面温度分布をに検出
して、検出された温度分布に従って燃焼用の空気の供給
量を部分的に調節できる焼却炉を提供する。 【構成】 投入されたゴミを搬送しながら焼却処理する
複数の焼却処理帯1の下方から各別に燃焼用空気を供給
する燃焼用空気供給手段21を、前記焼却処理帯1の搬
送方向、或いは、幅方向に沿って複数の領域に分割し、
前記焼却処理帯1上のゴミ表面から放射される赤外線に
より表面温度分布を検出する赤外線検出手段19により
検出された温度分布に従って、分割された領域毎に調節
する空気供給量制御手段20aを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投入されたゴミを搬送
しながら焼却処理する複数の焼却処理帯と、各焼却処理
帯の下方から各別に燃焼用空気を供給する燃焼用空気供
給手段と、前記焼却処理帯上の温度を検出する温度検出
手段とを備え、前記温度検出手段による検出温度に基づ
いて前記燃焼用空気供給手段による供給量を調節する空
気供給量制御手段を設けてあるゴミ焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の焼却炉は、図5に示すように、
温度検出手段aを、炉内側壁や天井等に取り付けた熱電
対等の温度検出素子で構成するとともに、燃焼用空気供
給手段cを、各焼却処理帯bの下方から各別に燃焼用空
気を供給する風箱dと、それら風箱dに燃焼用空気を供
給する送風機eとダンパfとで構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の温度検出手段で検出される温度は、対流温度や放射温
度を一点で検出するものであり、しかも、炉内を対流す
るガスにより大きく変動する場合もあるので、焼却処理
帯上の温度を正確に検出するものではなかったために、
そのような検出温度により調節されて供給される燃焼用
空気量も過不足が生じ、燃焼効率が低下するという欠点
があった。即ち、供給空気量が少ないと不完全燃焼し、
多いと燃焼温度を低下させることになるのである。さら
には、焼却処理帯上のゴミの分布にばらつきがあるにも
係わらず、一律に燃焼用の空気を供給するものであった
ので、ゴミ厚の薄いところから燃焼用の空気が吹き抜け
て、その部位で異常燃焼し処理帯を焼損し、ゴミ厚の厚
い部位では十分に空気が供給されずに燃焼状態が悪化す
るという欠点もあった。本発明の目的は、焼却処理帯上
のゴミの表面温度分布を正確に検出して、検出された温
度分布に従って燃焼用の空気の供給量を部分的に調節す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明によるゴミ焼却炉の特徴構成は、燃焼用空気供給
手段を、焼却処理帯の搬送方向、或いは、幅方向に沿っ
て複数の領域に分割するとともに、温度検出手段を、前
記焼却処理帯上のゴミ表面から放射される赤外線により
表面温度分布を検出する赤外線検出手段で構成して、空
気供給量制御手段を、前記赤外線検出手段により検出さ
れた温度分布に従って、分割された領域毎に調節自在に
構成してある点にある。
【0005】
【作用】赤外線検出手段として例えば、赤外線カメラを
用いて焼却処理帯を撮影すると、焼却処理帯上のゴミの
表面温度分布を表す画像データが得られる。画像データ
から、例えば、温度が異常に高い箇所では吹き抜けによ
る異常燃焼が発生しており、周辺部が高く中央部が低い
箇所ではゴミの燃焼状態が悪化している等と判別でき、
その結果、空気供給量制御手段により、焼却処理帯の搬
送方向、或いは、幅方向に沿って複数の領域に分割され
た燃焼用空気供給手段の該当する部位での供給量を個別
に調節するのである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、焼却処理帯上のゴミの
表面温度分布を正確に検出して、検出された温度分布に
従って燃焼用の空気の供給量を部分的に調節できるの
で、燃焼効率を上昇させ、且つ、焼却処理帯の焼損を防
止できるゴミ焼却炉を提供することができるようになっ
た。
【0007】
【実施例】以下に実施例を説明する。ゴミ焼却炉は、図
2に示すように、被焼却物であるゴミを収容するホッパ
3と、ゴミを焼却する燃焼室2と、焼却済みの灰を集め
る灰ピット4等を設けて構成してある。燃焼室2は、ホ
ッパ3の下端部に設けられたプッシャ5により投入され
たゴミを乾燥させ着火点近傍まで加熱する乾燥帯6と、
乾燥ゴミを燃焼させる燃焼帯7と、その燃焼帯7で燃焼
したゴミを灰化する後燃焼帯8とからなる焼却処理帯1
を上方から下方に段階的に配置して構成してある。各焼
却処理帯1は、固定の火格子Gと可動の火格子Gとを搬
送方向に沿って交互に配置して構成してあり、油圧シリ
ンダC1,C2,C3により可動の火格子Gを斜め上下
方向に往復摺動させてゴミを搬送する。プッシャ5は油
圧シリンダC4による往復駆動で前記燃焼室2にゴミを
押し出し投入し、後燃焼帯8で灰化したゴミは灰押し出
し装置9に落下し、灰出しコンベア10により前記灰ピ
ット4に搬送集積される。
【0008】図1に示すように、乾燥帯6の下部には単
一の風箱11を、燃焼帯7及び後燃焼帯8の下部には搬
送方向、及び、幅方向に沿って複数に分割した風箱1
2,13を設けてあり、それら風箱11,12,13
に、送風機14により送られ加熱器(図示せず)で加熱
された空気を乾燥・燃焼用の空気として供給路15を介
して供給するとともに、各風箱11,12,13に、燃
焼用の空気の供給量をそれぞれ調節するダンパDを設け
て燃焼用空気供給手段21を構成してある。
【0009】前記燃焼室2で発生した燃焼ガスは、排熱
ボイラ16によって発電機17のエネルギーとして利用
すべく熱エネルギーが蒸気の形で取り出され場外に供給
され、電気集塵機等からなる排ガス処理設備18により
塵埃等の有害ガスを除去して排気される。
【0010】前記燃焼室2の後壁部には、焼却処理帯1
上の温度を検出する温度検出手段19としての赤外線検
出手段たる赤外線テレビカメラを焼却処理帯1を臨む姿
勢で取り付けてあり、ゴミ表面から放射される赤外線を
検出することによりゴミの表面温度分布を検出する。
【0011】赤外線検出手段は、ゴミ表面から輻射され
る赤外線エネルギーを検出するもので、図3及び図4に
示すように、前記燃焼帯7上で発生する火炎中のCO,
CO 2,NOX,SOX、さらにはH2Oによる赤外線エ
ネルギー吸収帯域を回避すべく、波長が約3.9(3.
6〜4)μmのバンドパスフィルタを設けた赤外線カメ
ラ1aと、赤外線カメラ1aによる検出画像を解析する
画像処理手段1b等で構成してあり、この赤外線カメラ
1aにより燃焼処理帯1上のゴミの表面温度分布を検出
する。
【0012】さらに、焼却炉には、コンピュータを搭載
してなる燃焼制御手段20を備えて、上述の赤外線検出
手段の他、各種の温度センサ、ガスセンサ等の検出値を
入力して、油圧シリンダC1,C2,C3,C4を駆動
制御してゴミの搬送速度を調節や、燃焼用空気供給手段
のダンパDの開度の調節により、設定量のゴミを焼却処
理しながら所定の発電量を確保する。燃焼制御手段20
の一部機能を説明すると、赤外線検出手段により検出さ
れた画像データから得られる温度分布に従って、温度が
異常に高い箇所では吹き抜けによる異常燃焼が発生して
いると判断して、複数の風箱12のなかからその箇所に
対応する風箱12のダンパDの開度を小さくして異常燃
焼を阻止し、周辺部が高く中央部が低い箇所では質の悪
いゴミが多く堆積して燃焼状態が悪化している等と判別
して、複数の風箱12のなかからその箇所に対応する風
箱12のダンパDの開度を大きくして燃焼を促進する。
即ち、前記燃焼制御手段20の一部が、燃焼帯7で燃焼
中のゴミ量の分布を赤外線検出手段により検出された温
度分布と対応付けて効率的な燃焼空気の供給制御を行う
空気供給量制御手段20aとなる。
【0013】以下に別実施例を説明する。先の実施例で
は、燃焼帯及び後燃焼帯に対応する燃焼用空気供給手段
を、焼却処理帯の搬送方向、或いは、幅方向に沿って複
数の領域に分割したものを説明したが、これに限るもの
ではなく乾燥帯においても同様の構成にすることができ
る。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の概略構成を示す斜視図
【図2】焼却炉の概略構成図
【図3】黒体輻射エネルギーの波長特性図
【図4】大気の透過率の特性図
【図5】従来例を示す焼却炉の概略構成図
【符号の説明】
1 焼却処理帯 19 温度検出手段 20a 空気供給量制御手段 21 燃焼用空気供給手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたゴミを搬送しながら焼却処理
    する複数の焼却処理帯(1)と、各焼却処理帯(1)の
    下方から各別に燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給手
    段(21)と、前記焼却処理帯(1)上の温度を検出す
    る温度検出手段(19)とを備え、前記温度検出手段
    (19)による検出温度に基づいて前記燃焼用空気供給
    手段(21)による供給量を調節する空気供給量制御手
    段(20a)を設けてあるゴミ焼却炉であって、 前記燃焼用空気供給手段(21)を、前記焼却処理帯
    (1)の搬送方向、或いは、幅方向に沿って複数の領域
    に分割するとともに、前記温度検出手段(19)を、前
    記焼却処理帯(1)上のゴミ表面から放射される赤外線
    により表面温度分布を検出する赤外線検出手段で構成し
    て、前記空気供給量制御手段(20a)を、前記赤外線
    検出手段により検出された温度分布に従って、分割され
    た領域毎に調節自在に構成してあるゴミ焼却炉。
JP12369593A 1993-05-26 1993-05-26 ゴミ焼却炉 Pending JPH06331122A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0829683A2 (en) 1996-09-12 1998-03-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Combustion system and operation control method thereof
JP7127179B1 (ja) * 2021-03-29 2022-08-29 三菱重工業株式会社 燃焼炉及び燃焼炉の制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0829683A2 (en) 1996-09-12 1998-03-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Combustion system and operation control method thereof
US5957063A (en) * 1996-09-12 1999-09-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Combustion system and operation control method thereof
JP7127179B1 (ja) * 2021-03-29 2022-08-29 三菱重工業株式会社 燃焼炉及び燃焼炉の制御方法

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