JPH10159909A - 高負荷伝動ベルト - Google Patents
高負荷伝動ベルトInfo
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- JPH10159909A JPH10159909A JP32757296A JP32757296A JPH10159909A JP H10159909 A JPH10159909 A JP H10159909A JP 32757296 A JP32757296 A JP 32757296A JP 32757296 A JP32757296 A JP 32757296A JP H10159909 A JPH10159909 A JP H10159909A
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- Japan
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- belt
- locking member
- block
- center
- pulley
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/16—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
- F16G5/166—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベルトの捩れが発生せず、更にセンターベル
トとブロックとの固定が容易な高負荷伝動ベルトを提供
する。 【解決手段】 センターベルト4に複数のブロック5を
嵌合した高負荷伝動ベルト1において、ブロック5は、
二本のプーリ当接部6と連結部材7からなり、嵌合溝8
を持つブロック本体9と、前記プーリ当接部6にセンタ
ーベルト4を係止する係止部材10からなり、係止部材
10のブロック本体9を挟持する挟持部11を有し、一
方ブロック本体9の両プーリ接触部6には、係止部材1
0が抜けるのを防止する返り止め状のロック部13を有
するとともに、段状の係止部材支持部14を設けたこと
を特徴とする。
トとブロックとの固定が容易な高負荷伝動ベルトを提供
する。 【解決手段】 センターベルト4に複数のブロック5を
嵌合した高負荷伝動ベルト1において、ブロック5は、
二本のプーリ当接部6と連結部材7からなり、嵌合溝8
を持つブロック本体9と、前記プーリ当接部6にセンタ
ーベルト4を係止する係止部材10からなり、係止部材
10のブロック本体9を挟持する挟持部11を有し、一
方ブロック本体9の両プーリ接触部6には、係止部材1
0が抜けるのを防止する返り止め状のロック部13を有
するとともに、段状の係止部材支持部14を設けたこと
を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エラストマー製の
センターベルトと耐側圧を補強するブロックからなる高
負荷伝動用に供するベルトに関するものである。
センターベルトと耐側圧を補強するブロックからなる高
負荷伝動用に供するベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から無段変速装置等の高負荷伝動を
要求される用途としてに適用されるベルトとして、ゴム
製Vベルト、また、特開昭55−100443号公報の
ような金属ベルトが提案されている。しかしゴム製Vベ
ルトでは高負荷用のものであっても最大面圧が10kg
/cm2 程度であり、それ以上のトルクのかかる用途で
あるとゴム製Vベルトが高側圧に耐えられず座屈変形し
てしまう。
要求される用途としてに適用されるベルトとして、ゴム
製Vベルト、また、特開昭55−100443号公報の
ような金属ベルトが提案されている。しかしゴム製Vベ
ルトでは高負荷用のものであっても最大面圧が10kg
/cm2 程度であり、それ以上のトルクのかかる用途で
あるとゴム製Vベルトが高側圧に耐えられず座屈変形し
てしまう。
【0003】金属ベルトは耐側圧性に優れており、かな
りの高側圧に耐えることができるので座屈変形すること
はないが、一般的に変速プーリは鉄やアルミニウム合金
などの金属材料で構成されているために、金属ベルトは
プーリとの当接面の焼きつきや摩耗を防止するために、
断えずオイルを供給しながら走行させなければならな
い。そうなるとオイルを供給するための装置を設けなけ
ればならないので、ベルトの伝動装置としては大型のも
のにならざるを得ない。
りの高側圧に耐えることができるので座屈変形すること
はないが、一般的に変速プーリは鉄やアルミニウム合金
などの金属材料で構成されているために、金属ベルトは
プーリとの当接面の焼きつきや摩耗を防止するために、
断えずオイルを供給しながら走行させなければならな
い。そうなるとオイルを供給するための装置を設けなけ
ればならないので、ベルトの伝動装置としては大型のも
のにならざるを得ない。
【0004】そこで、オイルによる潤滑の不要な乾式の
ベルトであるとともに高負荷にも耐えうるベルトとして
心体を埋設したゴムベルトに硬質の樹脂等からなるブロ
ックを固定してベルト幅方向の強度を高め耐久性を向上
させたベルトも多数提案されている。
ベルトであるとともに高負荷にも耐えうるベルトとして
心体を埋設したゴムベルトに硬質の樹脂等からなるブロ
ックを固定してベルト幅方向の強度を高め耐久性を向上
させたベルトも多数提案されている。
【0005】そのようなブロックを用いた例として、特
公昭62−7418号公報に開示されるようなブロック
の両側面にそれぞれスロット部を設け、そのスロット部
にゴム製のベルト挿入したものがある。
公昭62−7418号公報に開示されるようなブロック
の両側面にそれぞれスロット部を設け、そのスロット部
にゴム製のベルト挿入したものがある。
【0006】このベルトは特に固定のためにブロックを
嵌合させて固定する構造であるために、例えば止着材を
用いてブロックとセンターベルトを固定するようなベル
トと比べると、ブロックの厚みを薄くすることができ
る。よって、ベルトを走行させた際のピッチノイズを低
レベルに抑えることができるという利点を有している。
嵌合させて固定する構造であるために、例えば止着材を
用いてブロックとセンターベルトを固定するようなベル
トと比べると、ブロックの厚みを薄くすることができ
る。よって、ベルトを走行させた際のピッチノイズを低
レベルに抑えることができるという利点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公昭62−
7418号公報に開示されるベルトは、図9にその断面
を示すように、上ビーム部31と下ビーム部32をセン
ターピラー33で連結し、両側面にセンターベルトの嵌
合溝34、34を有するブロック30の前記嵌合溝3
4、34にセンターベルト35を嵌合したタイプのベル
トである。また、センターピラー33の中央部に前後の
ブロックを整列されるガイド凸部36を有している。
7418号公報に開示されるベルトは、図9にその断面
を示すように、上ビーム部31と下ビーム部32をセン
ターピラー33で連結し、両側面にセンターベルトの嵌
合溝34、34を有するブロック30の前記嵌合溝3
4、34にセンターベルト35を嵌合したタイプのベル
トである。また、センターピラー33の中央部に前後の
ブロックを整列されるガイド凸部36を有している。
【0008】このタイプのベルトの場合、センターベル
トを側面から挿入する構造のために、最も効率的な摩擦
力を発生するセンターベルトの側方にセンターベルトを
挿入する溝が開口しているために、動力の伝達性が悪く
なるという欠点がある。また、センターベルトが2本で
あることから、変速ベルトでは避けられないミスアライ
メント走行する場合、ベルトが捩じれた状態になって1
本のベルトでしか張力を受け持てず、動力伝達効率の低
下につながったり、切断してしまうという問題もある。
トを側面から挿入する構造のために、最も効率的な摩擦
力を発生するセンターベルトの側方にセンターベルトを
挿入する溝が開口しているために、動力の伝達性が悪く
なるという欠点がある。また、センターベルトが2本で
あることから、変速ベルトでは避けられないミスアライ
メント走行する場合、ベルトが捩じれた状態になって1
本のベルトでしか張力を受け持てず、動力伝達効率の低
下につながったり、切断してしまうという問題もある。
【0009】そこで、図10に示すようなブロック40
の上ビーム部41と下ビーム部42を端部においてサイ
ドピラー43で連結した略コ字形状とし、1本のセンタ
ーベルト44に前記のような略コ字形状のブロックを左
右交互に嵌め込んでゆくベルトとすると、センターベル
トは1本なので上述のようなベルトが捩れてしまうとい
う問題がなくなり、センターベルト44を嵌合する溝も
片側しか開口していないので、センターベルトの側方の
面積が狭くなるという問題もある程度カバーすることが
できる。
の上ビーム部41と下ビーム部42を端部においてサイ
ドピラー43で連結した略コ字形状とし、1本のセンタ
ーベルト44に前記のような略コ字形状のブロックを左
右交互に嵌め込んでゆくベルトとすると、センターベル
トは1本なので上述のようなベルトが捩れてしまうとい
う問題がなくなり、センターベルト44を嵌合する溝も
片側しか開口していないので、センターベルトの側方の
面積が狭くなるという問題もある程度カバーすることが
できる。
【0010】しかし、この略コ字形状のブロック40は
プーリのV溝と接触するプーリ接触面の面積が左右で異
なるため、V溝との間で発生する左右の摩擦力のバラン
スが崩れて、同じベルト内において摩擦力の大きい側の
速度が速くなり、走行方向に対してブロック40が斜行
する。
プーリのV溝と接触するプーリ接触面の面積が左右で異
なるため、V溝との間で発生する左右の摩擦力のバラン
スが崩れて、同じベルト内において摩擦力の大きい側の
速度が速くなり、走行方向に対してブロック40が斜行
する。
【0011】また、側面のセンターベルト44を挿入す
るための開口部にかかるモーメント力によって上、下ビ
ーム部41、42が開いてブロックが破損したり、セン
ターベルト44からブロックが外れてしまうという問題
がある。
るための開口部にかかるモーメント力によって上、下ビ
ーム部41、42が開いてブロックが破損したり、セン
ターベルト44からブロックが外れてしまうという問題
がある。
【0012】更にブロック40をベルト長手方向で整列
させるために例えばブロックの前面の凸部45、背面の
凹部からなるガイド嵌合部を設けて前後に位置するをブ
ロック同志を凹凸嵌合させているが、センターベルト4
4の横方向に開口部が存在するため、凸部45と凹部を
設ける位置はブロックの上ビーム部41、もしくは下ビ
ーム部42にしなければならない。そうすると凹凸嵌合
の位置がセンターベルトの存在するピッチラインから大
きく外れるため凸部と凹部との間で相対的な動きが大き
く、摩耗の度合いも大きくなるという問題があった。こ
のため、かえって図9に示す両側面にセンターベルトを
挿入する溝が開口しているベルトよりも伝達力や耐久性
の低下を招くことがある。
させるために例えばブロックの前面の凸部45、背面の
凹部からなるガイド嵌合部を設けて前後に位置するをブ
ロック同志を凹凸嵌合させているが、センターベルト4
4の横方向に開口部が存在するため、凸部45と凹部を
設ける位置はブロックの上ビーム部41、もしくは下ビ
ーム部42にしなければならない。そうすると凹凸嵌合
の位置がセンターベルトの存在するピッチラインから大
きく外れるため凸部と凹部との間で相対的な動きが大き
く、摩耗の度合いも大きくなるという問題があった。こ
のため、かえって図9に示す両側面にセンターベルトを
挿入する溝が開口しているベルトよりも伝達力や耐久性
の低下を招くことがある。
【0013】そこで、本発明はセンターベルトは1本で
ベルトの捩れが発生することがなく、また、センターベ
ルトの側方でプーリからの側圧を受けることができ、ピ
ッチライン付近にガイド嵌合部を設けることによって前
後のブロックを嵌合しているので、凹凸の摩耗も少な
く、更にセンターベルトとブロックとの固定が容易であ
りかつ外れにくい高負荷伝動ベルトの提供を目的とす
る。
ベルトの捩れが発生することがなく、また、センターベ
ルトの側方でプーリからの側圧を受けることができ、ピ
ッチライン付近にガイド嵌合部を設けることによって前
後のブロックを嵌合しているので、凹凸の摩耗も少な
く、更にセンターベルトとブロックとの固定が容易であ
りかつ外れにくい高負荷伝動ベルトの提供を目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために請求項1では、心線をエラストマー
中に埋設した無端のセンターベルトと、該センターベル
トにプーリのV溝と係合する傾斜したプーリ接触面を有
する複数のブロックを、嵌合係止した構成からなる高負
荷伝動ベルトにおいて、前記ブロックが、プーリ接触面
を含む一対のプーリ当接部を連結部材で一体に接続して
開口した嵌合溝を設けたブロック本体と、該嵌合溝に収
容設置したセンターベルトを固定するように嵌合溝の内
面に嵌め込まれた係止部材と、嵌入した係止部材の抜け
を防止するように嵌合溝の内面に対向する状態で配置し
た一対のロック部と、係止部材を安定的に設置するよう
に嵌合溝の内面に対向する状態で配置した一対の係止部
材支持部を備えていることを特徴とする。
的を達成するために請求項1では、心線をエラストマー
中に埋設した無端のセンターベルトと、該センターベル
トにプーリのV溝と係合する傾斜したプーリ接触面を有
する複数のブロックを、嵌合係止した構成からなる高負
荷伝動ベルトにおいて、前記ブロックが、プーリ接触面
を含む一対のプーリ当接部を連結部材で一体に接続して
開口した嵌合溝を設けたブロック本体と、該嵌合溝に収
容設置したセンターベルトを固定するように嵌合溝の内
面に嵌め込まれた係止部材と、嵌入した係止部材の抜け
を防止するように嵌合溝の内面に対向する状態で配置し
た一対のロック部と、係止部材を安定的に設置するよう
に嵌合溝の内面に対向する状態で配置した一対の係止部
材支持部を備えていることを特徴とする。
【0015】このような構成を採ることによって、2本
のセンターベルトを用いたベルトのようにベルトの捩じ
れが発生することがなく、また、係止部材の両先端部に
は、前記ブロック本体を厚み方向に挟持する挟持部を有
し、一方ブロック本体の両プーリ当接部の上端部内面に
は、嵌め込んだ係止部材の上方への動きを規制する返り
止め状のロック部を設けているので、係止部材の装着が
容易であるとともに嵌め込んだ係止部材は外れにくいと
いえる。
のセンターベルトを用いたベルトのようにベルトの捩じ
れが発生することがなく、また、係止部材の両先端部に
は、前記ブロック本体を厚み方向に挟持する挟持部を有
し、一方ブロック本体の両プーリ当接部の上端部内面に
は、嵌め込んだ係止部材の上方への動きを規制する返り
止め状のロック部を設けているので、係止部材の装着が
容易であるとともに嵌め込んだ係止部材は外れにくいと
いえる。
【0016】また、請求項2では、係止部材を円筒形の
部材とするとともに、係止部材の挟持部内の溝底には係
止部材被支持部となる傾斜を設け、また、ブロック本体
側の係止部材支持部を前記係止部材被支持部と係合する
傾斜を有する段状としているので、ブロック本体の補強
材は打ち抜き工法で、係止部材は鋳造工法で簡単に製造
することができ、また、ブロック本体と係止部材の製造
上で多少の寸法誤差が生じたとしても、許容することが
できガタツキの少ない高負荷伝動ベルトを得ることがで
きる。
部材とするとともに、係止部材の挟持部内の溝底には係
止部材被支持部となる傾斜を設け、また、ブロック本体
側の係止部材支持部を前記係止部材被支持部と係合する
傾斜を有する段状としているので、ブロック本体の補強
材は打ち抜き工法で、係止部材は鋳造工法で簡単に製造
することができ、また、ブロック本体と係止部材の製造
上で多少の寸法誤差が生じたとしても、許容することが
できガタツキの少ない高負荷伝動ベルトを得ることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の高負荷伝動ベルト
の斜視図、図2は本発明高負荷伝動ベルトのブロック本
体の斜視図、図3は係止部材の斜視図、図4はブロック
本体に係止部材を装着するところの要部断面図である。
の斜視図、図2は本発明高負荷伝動ベルトのブロック本
体の斜視図、図3は係止部材の斜視図、図4はブロック
本体に係止部材を装着するところの要部断面図である。
【0018】本発明の高負荷伝動ベルト1は、エラスト
マー2内に心体3をスパイラル状に埋設してなるセンタ
ーベルト4とセンターベルト4の長手方向に複数嵌合配
置するブロック5からなる。ブロック5は、図2に示す
ような二本のプーリ当接部6の下端を一体的に接続する
連結部材7を有し、上方に開口した嵌合溝8を持つ略U
字形状のブロック本体9と、前記プーリ当接部6の上端
同志を接続する図3のような係止部材10からなる。ブ
ロック本体の両側面は、プーリのV溝と係合する傾斜の
ついたプーリ接触面9a、9bとなっている。ブロック
本体9は、金属からなる補強部材17の少なくともプー
リと当接するプーリ当接部の外面に樹脂18を被覆した
構成からなっている。
マー2内に心体3をスパイラル状に埋設してなるセンタ
ーベルト4とセンターベルト4の長手方向に複数嵌合配
置するブロック5からなる。ブロック5は、図2に示す
ような二本のプーリ当接部6の下端を一体的に接続する
連結部材7を有し、上方に開口した嵌合溝8を持つ略U
字形状のブロック本体9と、前記プーリ当接部6の上端
同志を接続する図3のような係止部材10からなる。ブ
ロック本体の両側面は、プーリのV溝と係合する傾斜の
ついたプーリ接触面9a、9bとなっている。ブロック
本体9は、金属からなる補強部材17の少なくともプー
リと当接するプーリ当接部の外面に樹脂18を被覆した
構成からなっている。
【0019】また、ブロック本体9の嵌合溝8の内面に
は、後から説明する係止部材10を嵌め込む時には容易
に嵌め込むことができて一旦嵌め込んだら外れにくいよ
うに、上にテーパのついた返り止め状のロック部13を
設けているとともに、センターベルト4の嵌合溝の上に
傾斜を有する段状の係止部材支持部14を設けている。
係止部材10は、前記センターベルト4をブロック本体
9に固定するための円筒形の部材であり、先端にはブロ
ック本体9のプーリ当接部6を溝内に入れて、厚み方向
に挟持する挟持部11を有している。また、溝内の下方
は傾斜のついた係止部材被支持部12となっており、ブ
ロック本体9の係止部材支持部14と係合する。
は、後から説明する係止部材10を嵌め込む時には容易
に嵌め込むことができて一旦嵌め込んだら外れにくいよ
うに、上にテーパのついた返り止め状のロック部13を
設けているとともに、センターベルト4の嵌合溝の上に
傾斜を有する段状の係止部材支持部14を設けている。
係止部材10は、前記センターベルト4をブロック本体
9に固定するための円筒形の部材であり、先端にはブロ
ック本体9のプーリ当接部6を溝内に入れて、厚み方向
に挟持する挟持部11を有している。また、溝内の下方
は傾斜のついた係止部材被支持部12となっており、ブ
ロック本体9の係止部材支持部14と係合する。
【0020】そして、図4に示すように係止部材10を
矢印方向に押し下げることによって、プーリ当接部6を
二重矢印の方向へ僅かに撓ませて、係止部材10がロッ
ク部13を乗り越えることによって、係止部材被支持部
12を嵌合溝8の内面に設けた係止部材支持部14に係
合させ、センターベルト4をブロック本体9にガタツキ
なく安定的に固定するとともに、挟持部11がブロック
本体9を挟持するので、係止部材10がベルト長手方向
には外れることはなく、ロック部13によって係止部材
10が上方へ抜けることもない。また、係止部材支持部
4やロック部13を嵌合溝8の内面に設け、係止部材1
0のブロック本体9への固定が係止部材10の挟持部に
よりプーリ当接部6を挟持することによる固定なので、
ブロック本体9の補強部17は、厚み方向には段や溝を
持たない形状とすることができるので、製造上複雑な加
工を必要とせずコスト的にも有利である。
矢印方向に押し下げることによって、プーリ当接部6を
二重矢印の方向へ僅かに撓ませて、係止部材10がロッ
ク部13を乗り越えることによって、係止部材被支持部
12を嵌合溝8の内面に設けた係止部材支持部14に係
合させ、センターベルト4をブロック本体9にガタツキ
なく安定的に固定するとともに、挟持部11がブロック
本体9を挟持するので、係止部材10がベルト長手方向
には外れることはなく、ロック部13によって係止部材
10が上方へ抜けることもない。また、係止部材支持部
4やロック部13を嵌合溝8の内面に設け、係止部材1
0のブロック本体9への固定が係止部材10の挟持部に
よりプーリ当接部6を挟持することによる固定なので、
ブロック本体9の補強部17は、厚み方向には段や溝を
持たない形状とすることができるので、製造上複雑な加
工を必要とせずコスト的にも有利である。
【0021】また、図5のようにブロック本体9にはプ
ーリ当接部6のブロック前面のほぼセンターベルト4の
心線2と略同じ高さの位置に、凸部15と、背面の凹部
16からなるガイド嵌合部を設け、その凸部15と凹部
16が嵌合し、隣り合うブロック同志の動きが規制する
ガイドを役目を果たしている。また、凸部15および凹
部16は曲面となっておりベルトの屈曲で隣り合うブロ
ックとの間の角度が変わる際にも、摩耗しないようにな
っている。
ーリ当接部6のブロック前面のほぼセンターベルト4の
心線2と略同じ高さの位置に、凸部15と、背面の凹部
16からなるガイド嵌合部を設け、その凸部15と凹部
16が嵌合し、隣り合うブロック同志の動きが規制する
ガイドを役目を果たしている。また、凸部15および凹
部16は曲面となっておりベルトの屈曲で隣り合うブロ
ックとの間の角度が変わる際にも、摩耗しないようにな
っている。
【0022】上記のように凸部15と凹部16からなる
ガイド嵌合部を嵌合することによって、ベルト長手方向
でブロックを整列することができ、ベルトのプーリへの
進入の際にブロックがプーリに衝突することに寄って発
生する衝突音を防止することができる。また、ガイド嵌
合部をプーリ当接部6に設けることによって、センター
ベルト4側方のほぼセンターベルトの心線と同じ高さで
あるピッチライン上に配置することができるので、隣り
合うブロック同志の相対的な動きが最も少ない場所であ
り、凸部と凹部の摩耗も他の場所に設けたときと比べて
少ないと言える。
ガイド嵌合部を嵌合することによって、ベルト長手方向
でブロックを整列することができ、ベルトのプーリへの
進入の際にブロックがプーリに衝突することに寄って発
生する衝突音を防止することができる。また、ガイド嵌
合部をプーリ当接部6に設けることによって、センター
ベルト4側方のほぼセンターベルトの心線と同じ高さで
あるピッチライン上に配置することができるので、隣り
合うブロック同志の相対的な動きが最も少ない場所であ
り、凸部と凹部の摩耗も他の場所に設けたときと比べて
少ないと言える。
【0023】ブロック本体9は、ブロック5の前面にお
いてプーリ当接部6の上下方向中央付近から下半分は連
結部材7を含めて傾斜面となっており、ベルトがプーリ
に進入して屈曲したときに前後のブロック同志が前面と
背面とで接触しないようになっている。更に、図6に断
面を示すように嵌合溝8内の連結部材7の上面は、凸条
部7aを形成しており、センターベルト4下面の溝条部
4aと噛み合うようになっている。一方、センターベル
ト4上面にも溝条部4bが形成されており、ブロック本
体9に装着した係止部材10の下面にもうけた凸条部1
0aが嵌まり込んで噛み合うことになる。
いてプーリ当接部6の上下方向中央付近から下半分は連
結部材7を含めて傾斜面となっており、ベルトがプーリ
に進入して屈曲したときに前後のブロック同志が前面と
背面とで接触しないようになっている。更に、図6に断
面を示すように嵌合溝8内の連結部材7の上面は、凸条
部7aを形成しており、センターベルト4下面の溝条部
4aと噛み合うようになっている。一方、センターベル
ト4上面にも溝条部4bが形成されており、ブロック本
体9に装着した係止部材10の下面にもうけた凸条部1
0aが嵌まり込んで噛み合うことになる。
【0024】前記のセンターベルト4を構成するエラス
トマー2として使用されるものは、NR(天然ゴム)、
SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、CR(クロロプ
レンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、ハイパロン(ク
ロロスルフォン化ポリエチレン)、HNBR(水素化ニ
トリルゴム)、不飽和カルボン酸金属塩を含有したHN
BR等のゴムの単一材またはこれらのブレンド物からな
るゴム配合物やポリウレタン樹脂等でが挙げられる。
トマー2として使用されるものは、NR(天然ゴム)、
SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、CR(クロロプ
レンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、ハイパロン(ク
ロロスルフォン化ポリエチレン)、HNBR(水素化ニ
トリルゴム)、不飽和カルボン酸金属塩を含有したHN
BR等のゴムの単一材またはこれらのブレンド物からな
るゴム配合物やポリウレタン樹脂等でが挙げられる。
【0025】そして、エラストマー2内にスパイラル状
に埋設する心体3としては、ポリアミド、ポリエステ
ル、アラミド等の合成繊維、あるいはスチールコード、
ガラス繊維コード、カーボン繊維コード等の無機繊維の
単体からなるコードやこれらの混紡からなる撚りコー
ド、織物などが用いられる。
に埋設する心体3としては、ポリアミド、ポリエステ
ル、アラミド等の合成繊維、あるいはスチールコード、
ガラス繊維コード、カーボン繊維コード等の無機繊維の
単体からなるコードやこれらの混紡からなる撚りコー
ド、織物などが用いられる。
【0026】また、図2で示すようにブロック本体9
は、金属製の補強材17の全面を樹脂18で被覆して構
成したものとなっており、樹脂18は少なくとも、プー
リと接触するブロック本体9のプーリ接触面9a、9b
に相当する部分に設ける必要があるものであるが、前記
のような補強材17の全面を樹脂18で被覆したもので
も使用可能である。
は、金属製の補強材17の全面を樹脂18で被覆して構
成したものとなっており、樹脂18は少なくとも、プー
リと接触するブロック本体9のプーリ接触面9a、9b
に相当する部分に設ける必要があるものであるが、前記
のような補強材17の全面を樹脂18で被覆したもので
も使用可能である。
【0027】補強材17の少なくともプーリ接触面9
a、9bを被覆する樹脂18としては、比較的摩擦係数
の大きく耐摩耗性に優れ、センターベルト4を構成する
エラストマー2と比べると剛性の高い、具体的には硬度
90°JIS A以上の硬質ゴム、硬質ポリウレタン樹
脂、液晶樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メタアク
リル樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹
脂等の合成樹脂が用いられる。
a、9bを被覆する樹脂18としては、比較的摩擦係数
の大きく耐摩耗性に優れ、センターベルト4を構成する
エラストマー2と比べると剛性の高い、具体的には硬度
90°JIS A以上の硬質ゴム、硬質ポリウレタン樹
脂、液晶樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メタアク
リル樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹
脂等の合成樹脂が用いられる。
【0028】また、これらの樹脂中に、綿糸、ポリアミ
ド繊維やアラミド繊維等の化学繊維、ガラス繊維、金属
繊維、カーボン繊維等からなる織布、フィラー、ウィス
カー、シリカ、炭酸カルシウムなどの無機材料等を混入
した強化樹脂からなる。
ド繊維やアラミド繊維等の化学繊維、ガラス繊維、金属
繊維、カーボン繊維等からなる織布、フィラー、ウィス
カー、シリカ、炭酸カルシウムなどの無機材料等を混入
した強化樹脂からなる。
【0029】
【実施例】次に、本発明のベルトを実際に走行させて伝
達性と騒音を測定する試験を行った。実施例1として
は、図1に示す構造からなる本発明の高負荷伝動ベルト
であり、側部部分の略中央であってセンターベルトの側
方のほぼピッチライン位置にガイド嵌合部を設けたベル
トを使った。
達性と騒音を測定する試験を行った。実施例1として
は、図1に示す構造からなる本発明の高負荷伝動ベルト
であり、側部部分の略中央であってセンターベルトの側
方のほぼピッチライン位置にガイド嵌合部を設けたベル
トを使った。
【0030】比較例1としては、図9に示すような上ビ
ーム部と下ビーム部をセンターピラーで連結しており、
センターピラーの中央部にガイド嵌合部を有するととも
に、両側面にセンターベルトの嵌合溝を有するブロック
の左右の嵌合溝に2本のセンターベルトを嵌め込んだベ
ルトを用いた。比較例2としては、図10に示すよう
な、ブロックの片側の側面に開口部を持つ略コ字形状の
ブロックを、1本のセンターベルトに左右交互に嵌め込
んており、上ビーム部中央部にガイド嵌合部を設けたベ
ルトを用いた。
ーム部と下ビーム部をセンターピラーで連結しており、
センターピラーの中央部にガイド嵌合部を有するととも
に、両側面にセンターベルトの嵌合溝を有するブロック
の左右の嵌合溝に2本のセンターベルトを嵌め込んだベ
ルトを用いた。比較例2としては、図10に示すよう
な、ブロックの片側の側面に開口部を持つ略コ字形状の
ブロックを、1本のセンターベルトに左右交互に嵌め込
んており、上ビーム部中央部にガイド嵌合部を設けたベ
ルトを用いた。
【0031】走行条件は駆動側プーリのピッチ径が65
mmで回転数が3200rpm、従動側プーリのピッチ
径が130mmで回転数が1600rpm、そして雰囲
気温度は90℃、負荷は変量して行った。それぞれのベ
ルトの負荷トルクに対するスリップ率及び、負荷トルク
に対する騒音レベルを測定した。その結果を図7と図8
のグラフに示す。
mmで回転数が3200rpm、従動側プーリのピッチ
径が130mmで回転数が1600rpm、そして雰囲
気温度は90℃、負荷は変量して行った。それぞれのベ
ルトの負荷トルクに対するスリップ率及び、負荷トルク
に対する騒音レベルを測定した。その結果を図7と図8
のグラフに示す。
【0032】図7及び図8からわかるように、センター
ベルトの心線の側方にブロックが開口している比較例1
は、実施例に比べてスリップ率が大きく伝達性に劣ると
いう結果が出ている。また、ブロックの片方の側面にの
みが開口している比較例2では、比較例1よりもスリッ
プ率、騒音レベル共に大きいという結果が出ている。
ベルトの心線の側方にブロックが開口している比較例1
は、実施例に比べてスリップ率が大きく伝達性に劣ると
いう結果が出ている。また、ブロックの片方の側面にの
みが開口している比較例2では、比較例1よりもスリッ
プ率、騒音レベル共に大きいという結果が出ている。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の高負荷伝動ベルト
は、請求項1においては、心線をエラストマー中に埋設
した無端のセンターベルトと、該センターベルトにプー
リのV溝と係合する傾斜したプーリ接触面を有する複数
のブロックを、嵌合係止した構成からなる高負荷伝動ベ
ルトにおいて、前記ブロックが、プーリ接触面を含む一
対のプーリ当接部を連結部材で一体に接続して開口した
嵌合溝を設けたブロック本体と、該嵌合溝に収容設置し
たセンターベルトを固定するように嵌合溝の内面に嵌め
込まれた係止部材と、嵌入した係止部材の抜けを防止す
るように嵌合溝の内面に対向する状態で配置した一対の
ロック部と、係止部材を安定的に設置するように嵌合溝
の内面に対向する状態で配置した一対の係止部材支持部
を備えている構成としているので、係止部材のブロック
本体への装着は、プーリ当接部を僅かに撓ませることに
よって簡単に行うことができるとともに、一旦嵌め込ん
だ係止部材は、外れにくくなっている。また、挟持部が
ブロック本体を厚み方向に挟持しているので、ブロック
の厚み方向、即ちベルトの進行方向である長手方向にも
外れることがなく、故障が少なく、寿命の長いベルトを
得ることができる。
は、請求項1においては、心線をエラストマー中に埋設
した無端のセンターベルトと、該センターベルトにプー
リのV溝と係合する傾斜したプーリ接触面を有する複数
のブロックを、嵌合係止した構成からなる高負荷伝動ベ
ルトにおいて、前記ブロックが、プーリ接触面を含む一
対のプーリ当接部を連結部材で一体に接続して開口した
嵌合溝を設けたブロック本体と、該嵌合溝に収容設置し
たセンターベルトを固定するように嵌合溝の内面に嵌め
込まれた係止部材と、嵌入した係止部材の抜けを防止す
るように嵌合溝の内面に対向する状態で配置した一対の
ロック部と、係止部材を安定的に設置するように嵌合溝
の内面に対向する状態で配置した一対の係止部材支持部
を備えている構成としているので、係止部材のブロック
本体への装着は、プーリ当接部を僅かに撓ませることに
よって簡単に行うことができるとともに、一旦嵌め込ん
だ係止部材は、外れにくくなっている。また、挟持部が
ブロック本体を厚み方向に挟持しているので、ブロック
の厚み方向、即ちベルトの進行方向である長手方向にも
外れることがなく、故障が少なく、寿命の長いベルトを
得ることができる。
【0034】また、請求項2では、係止部材を円筒形の
部材とするとともに、係止部材の挟持部内の溝底には係
止部材被支持部となる傾斜を設け、また、ブロック本体
側の係止部材支持部を前記係止部材被支持部と係合する
傾斜を有する段状としているので、ブロック本体の補強
材は打ち抜き工法で、係止部材は鋳造工法で簡単に製造
することができ、また、ブロック本体と係止部材の製造
上で多少の寸法誤差が生じたとしても、許容することが
できガタツキの少ない高負荷伝動ベルトを得ることがで
きる。
部材とするとともに、係止部材の挟持部内の溝底には係
止部材被支持部となる傾斜を設け、また、ブロック本体
側の係止部材支持部を前記係止部材被支持部と係合する
傾斜を有する段状としているので、ブロック本体の補強
材は打ち抜き工法で、係止部材は鋳造工法で簡単に製造
することができ、また、ブロック本体と係止部材の製造
上で多少の寸法誤差が生じたとしても、許容することが
できガタツキの少ない高負荷伝動ベルトを得ることがで
きる。
【図1】本発明の高負荷伝動ベルトの斜視図である。
【図2】ブロック本体の斜視図である。
【図3】係止部材の斜視図である。
【図4】ブロック本体に係止部材を装着するところの要
部断面図である。
部断面図である。
【図5】高負荷伝動ベルトの嵌合溝位置での縦断面図で
ある。
ある。
【図6】ガイド凸部位置での縦断面図である。
【図7】負荷トルクに対するスリップ率を示すグラフで
ある。
ある。
【図8】負荷トルクに対する騒音レベルを示すグラフで
ある。
ある。
【図9】従来のベルトの断面図である。
【図10】従来のベルトの断面図である。
1 高負荷伝動ベルト 2 エラストマー 3 心体 4 センターベルト 5 ブロック 6 プーリ当接部 7 連結部材 8 嵌合溝 9 ブロック本体 9a プーリ接触面 9b プーリ接触面 10 係止部材 11 挟持部 12 係止部材被支持部 13 ロック部 14 係止部材支持部 15 凸部 16 凹部 17 補強材 18 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒井 与四和 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 心線をエラストマー中に埋設した無端の
センターベルトと、該センターベルトにプーリのV溝と
係合する傾斜したプーリ接触面を有する複数のブロック
を、嵌合係止した構成からなる高負荷伝動ベルトにおい
て、前記ブロックが、プーリ接触面を含む一対のプーリ
当接部を連結部材で一体に接続して開口した嵌合溝を設
けたブロック本体と、該嵌合溝に収容設置したセンター
ベルトを固定するように嵌合溝の内面に嵌め込まれた係
止部材と、嵌入した係止部材の抜けを防止するように嵌
合溝の内面に対向する状態で配置した一対のロック部
と、係止部材を安定的に設置するように嵌合溝の内面に
対向する状態で配置した一対の係止部材支持部を備えて
いることを特徴とする高負荷伝動ベルト。 - 【請求項2】 係止部材の挟持部内の溝底には係止部材
被支持部となる傾斜を設けるとともに、ブロック本体側
の係止部材支持部を前記係止部材被支持部と係合する傾
斜を有する段状とした請求項1記載の高負荷伝動ベル
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32757296A JPH10159909A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 高負荷伝動ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32757296A JPH10159909A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 高負荷伝動ベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10159909A true JPH10159909A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18200571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32757296A Pending JPH10159909A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 高負荷伝動ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10159909A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002040889A1 (de) * | 2000-11-18 | 2002-05-23 | Contitech Antriebssysteme Gmbh | Hybridkeilriemen für hochleistungsantriebe |
WO2006037779A1 (en) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Dayco Europe S.R.L. Con Unico Socio | Continuous variable transmission belt |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP32757296A patent/JPH10159909A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002040889A1 (de) * | 2000-11-18 | 2002-05-23 | Contitech Antriebssysteme Gmbh | Hybridkeilriemen für hochleistungsantriebe |
WO2006037779A1 (en) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Dayco Europe S.R.L. Con Unico Socio | Continuous variable transmission belt |
US8123641B2 (en) | 2004-10-05 | 2012-02-28 | Dayco Europe S.R.L. Con Unico Socio | Continuous variable transmission belt |
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