JPH10159628A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JPH10159628A
JPH10159628A JP31482796A JP31482796A JPH10159628A JP H10159628 A JPH10159628 A JP H10159628A JP 31482796 A JP31482796 A JP 31482796A JP 31482796 A JP31482796 A JP 31482796A JP H10159628 A JPH10159628 A JP H10159628A
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air
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fuel
mixture
injection amount
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Takeaki Obata
武昭 小幡
Keisuke Suzuki
敬介 鈴木
Nobutaka Takahashi
伸孝 高橋
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機関負荷の変化の大きさに応じて適切な混合
気形成の切り換えを行い所望の機関出力が得られる内燃
機関の制御装置を提供する。 【解決手段】 回転速度検出手段101と、機関負荷検
出手段102と、機関負荷と回転速度とに基づいて所定
気筒の要求燃料噴射量を算出する要求燃料噴射量算出手
段104と、機関負荷と回転速度とに基づいて設定空燃
比を算出する設定空燃比算出手段103と、要求燃料噴
射量と設定空燃比とに基づいて供給空気量を制御する供
給空気量制御手段105と、所定気筒の吸入空気量を推
定する吸入空気量推定手段106と、要求燃料噴射量と
推定吸入空気量とに基づいて所定気筒に形成される混合
気の平均的な空燃比を推定する空燃比推定手段107
と、要求燃料噴射量と推定空燃比とに基づいて所定気筒
において成層化混合気の形成と均質化混合気の形成との
切り換えを行なう混合気形成手段108とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は内燃機関の制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】 機関低負荷時には点火栓付近に混合気
が偏在するように燃焼室内を成層化するとともに燃焼室
内平均の空燃比を第1の空燃比に制御し、機関高負荷時
には燃焼室内に均質な混合気を形成するとともに燃焼室
内平均の空燃比を前記第1の空燃比よりもリッチな第2
の空燃比に制御するようにした内燃機関の制御装置が公
知である。このような内燃機関の制御装置として、特開
平4−362221号公報記載の技術では、機関負荷が
設定負荷を越えて成層燃焼から均質燃焼に移行した場合
には吸入空気量を減少すべく空気量制御を行い、実際に
吸入空気量が減少するまで成層燃焼を継続して、所望の
空気量まで実際の吸入空気量が減少した後に均質燃焼に
切り換え、また、機関負荷が設定負荷よりも低下して均
質燃焼から成層燃焼に移行した場合には吸入空気量を増
大すべく空気量制御を行い、ただちに成層燃焼に切り換
える手法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、このよう
な内燃機関の制御装置においては、機関負荷が比較的緩
やかに変化して設定負荷を越える、或いは、下回る場合
には適当な手法であるが、機関負荷が大きく変化して設
定負荷を越える、或いは、下回る場合には不適当であ
る。なぜなら、機関負荷が急激に高負荷へ変化して設定
負荷を越えた場合には、機関負荷の増大に伴い要求燃料
噴射量も大きく増大するため、前記第2の空燃比とする
ためには燃料噴射量とともに吸入空気量を増大すべく空
気量制御を行わなくてはならない場合があり、また、そ
の際に吸気系の遅れのために吸入空気量の増加が遅れ、
空燃比が成層燃焼が可能な空燃比よりリッチになるので
ただちに均質燃焼を行わなくてはならない場合があるか
らである。また、機関負荷が急激に低負荷へ変化して設
定負荷を下回った場合には、機関負荷の減少に伴い要求
燃料噴射量も大きく減少するため、前記第1の空燃比と
するためには燃料噴射量とともに吸入空気量を減少すべ
く空気量制御を行わなくてはならない場合があるからで
ある。つまり、前記従来の制御装置にあっては、機関負
荷の変化の大きさに応じた燃焼可能な混合気の形成がで
きず、所望の機関出力が得られない場合があるという問
題を生ずる。本発明の目的は、機関負荷の変化の大きさ
に応じて適切な混合気形成の切り換えを行い、所望の機
関出力が得られるような内燃機関の制御装置を提案する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ため、本発明は以下のように構成した。図1は請求項1
記載の内燃機関の制御装置の構成を示した説明図であ
る。回転速度検出手段101において検出した機関の回
転速度と機関負荷検出手段102において検出した機関
負荷とに基づいて、設定空燃比算出手段103において
設定空燃比を算出し、また、要求燃料噴射量算出手段1
04において所定気筒の要求燃料噴射量を算出する。そ
して、供給空気量制御手段105において、設定空燃比
となるように前記要求燃料噴射量に基づいて供給空気量
の制御を行う。また、前記所定気筒の吸入空気量を推定
する吸入空気量推定手段106と、該所定気筒の推定吸
入空気量と前記要求燃料噴射量とに基づいて該所定気筒
に形成される混合気の平均的な空燃比を推定する空燃比
推定手段107を設け、前記要求燃料噴射量と該推定空
燃比とに基づいて成層化混合気の形成と均質化混合気の
形成の切り換えを行う混合気形成手段108を備えた構
成とした。
【0005】請求項2記載の発明にあっては、前記混合
気形成手段108を以下のような構成とした。前記所定
気筒の推定空燃比がその運転状態において成層化混合気
の燃焼が可能な第1の空燃比の範囲にある場合に成層化
混合気の形成を行う手段と、前記所定気筒の推定空燃比
がその運転状態において均質化混合気の燃焼が可能な第
2の空燃比の範囲にある場合に均質化混合気の形成を行
う手段と、前記所定気筒の推定空燃比が第1の空燃比の
範囲よりリーンである場合に燃料噴射量を増量して成層
化混合気の形成を行う手段と、前記所定気筒の推定空燃
比が第2の空燃比の範囲よりリッチである場合に燃料噴
射量を減量して均質化混合気の形成を行う手段とからな
る構成とした。
【0006】請求項3記載の発明にあっては、前記混合
気形成手段108を以下のような構成とした。前記所定
気筒の推定空燃比がその運転状態において成層化混合気
の燃焼が可能な第1の空燃比の範囲にある場合に成層化
混合気の形成を行う手段と、前記所定気筒の推定空燃比
がその運転状態において均質化混合気の燃焼が可能な第
2の空燃比の範囲にある場合に均質化混合気の形成を行
う手段と、前記所定気筒の推定空燃比がその運転状態に
おいて成層化混合気と均質化混合気のどちらの混合気の
燃焼も可能な第3の空燃比の範囲にある場合には、その
運転状態において燃料消費率の小さい方の混合気の形成
を行う手段と、前記所定気筒の推定空燃比が第1の空燃
比の範囲よりリーンである場合に燃料噴射量を増量して
成層化混合気の形成を行う手段と、前記所定気筒の推定
空燃比が第2の空燃比の範囲よりリッチである場合に燃
料噴射量を減量して均質化混合気の形成を行う手段とか
らなる構成とした。
【0007】請求項4記載の発明にあっては、前記所定
気筒の推定空燃比が第1の空燃比の範囲よりリーンであ
る場合に燃料噴射量を増量して成層化混合気の形成を行
う手段を、前記所定気筒の空燃比が前記第1の空燃比の
範囲における最もリーンな空燃比となるように前記所定
気筒の推定吸入空気量に基づいて燃料噴射量を増量して
成層化混合気の形成を行う手段として構成した。
【0008】請求項5記載の発明にあっては、前記所定
気筒の推定空燃比が第1の空燃比の範囲よりリーンであ
る場合に燃料噴射量を増量して成層化混合気の形成を行
う手段を以下のように構成した。
【0009】前記所定気筒の空燃比が前記第1の空燃比
の範囲における最もリーンな空燃比となるように前記所
定気筒の推定吸入空気量に基づいて燃料噴射量を増量し
て成層化混合気の形成を行う手段と、燃料噴射量の増量
に伴う機関出力の増大を点火時期或いは燃料噴射時期の
少なくとも一方をリタードすることによって相殺する手
段とからなる構成とした。
【0010】請求項6記載の発明にあっては、前記所定
気筒の推定空燃比が第2の空燃比の範囲よりリッチであ
る場合に燃料噴射量を減量して均質化混合気の形成を行
う手段を、前記所定気筒の空燃比が前記第2の空燃比の
範囲における最もリッチな空燃比となるように前記所定
気筒の推定吸入空気量に基づいて燃料噴射量を減量して
均質化混合気の形成を行う手段として構成した。
【0011】
【作用】 請求項1記載の発明にあっては、回転速度と
機関負荷とに基づいて要求燃料噴射量が算出され、回転
速度と機関負荷とに基づいて算出された設定空燃比とな
るように該要求燃料噴射量に基づいて供給空気量が制御
される。そして、所定気筒の吸入空気量を推定し、該推
定吸入空気量と要求燃料噴射量で形成される混合気の推
定空燃比に基づいて成層化混合気と均質化混合気の切り
換えが行われるので、適切な混合気形成の切り換えが可
能となり、所望の機関出力が得られる。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、所定気筒
の推定空燃比がその運転状態において成層化混合気の燃
焼が可能な第1の空燃比の範囲にある場合には成層化混
合気が形成され、所定気筒の推定空燃比がその運転状態
において均質化混合気の燃焼が可能な第2の空燃比の範
囲にある場合には均質化混合気の形成が行われ、所定気
筒の推定空燃比が第1の空燃比の範囲よりリーンである
場合には燃料噴射量を増量して成層化混合気の形成が行
われ、所定気筒の推定空燃比が第2の空燃比の範囲より
リッチである場合には燃料噴射量を減量して均質化混合
気の形成が行われるので、機関負荷の変化の大きさに応
じた適切な混合気の形成が可能となる。請求項3記載の
発明にあっては、所定気筒の推定空燃比がその運転状態
において成層化混合気の燃焼が可能な第1の空燃比の範
囲にある場合には成層化混合気が形成され、所定気筒の
推定空燃比がその運転状態において均質化混合気の燃焼
が可能な第2の空燃比の範囲にある場合には均質化混合
気の形成が行われ、所定気筒の推定空燃比がその運転状
態において成層化混合気と均質化混合気のどちらの混合
気の燃焼も可能な第3の空燃比の範囲にある場合には、
燃料消費率の小さい方の混合気の形成が行われ、所定気
筒の推定空燃比が第1の空燃比の範囲よりリーンである
場合には燃料噴射量を増量して成層化混合気の形成が行
われ、所定気筒の推定空燃比が第2の空燃比の範囲より
リッチである場合には燃料噴射量を減量して均質化混合
気の形成が行われるので、機関負荷の変化の大きさに応
じて、燃料消費率を鑑みた適切な混合気形成の切り換え
が可能となる。
【0013】請求項4記載の発明にあっては、所定気筒
の推定吸入空気量と要求燃料噴射量で形成される混合気
の推定空燃比が第1の空燃比の範囲よりリーンである場
合には、空燃比が該第1の空燃比の範囲における最もリ
ーンな空燃比となるように燃料噴射量を増量して成層化
混合気の形成が行われるので、安定な燃焼を確保できる
範囲で所望の機関出力に近い出力を得ることが可能とな
る。
【0014】請求項5記載の発明にあっては、所定気筒
の推定吸入空気量と要求燃料噴射量で形成される混合気
の推定空燃比が第1の空燃比の範囲よりリーンである場
合には、空燃比が該第1の空燃比の範囲における最もリ
ーンな空燃比となるように燃料噴射量を増量して成層化
混合気の形成が行われ、燃料噴射量の増量に伴う機関出
力の増大を点火時期或いは燃料暁射時期の少なくとも一
方をリタードすることによって相殺されるので、安定な
燃焼を確保できる範囲で所望の機関出力により近い出力
を得ることが可能となる。
【0015】請求項6記載の発明にあっては、所定気筒
の推定吸入空気量と要求燃料噴射量で形成される混合気
の推定空燃比が第2の空燃比の範囲よりリッチである場
合には、空燃比が該第2の空燃比の範囲における最もリ
ッチな空燃比となるように燃料噴射量を減量して均黄化
混合気の形成が行われるので、安定な燃焼を確保できる
範囲で所望の機関出力に近い出力を得ることが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図
面に基づき詳細に説明する。図2は本発明の一実施の形
態を採用した筒内直噴式内燃機関の構成を示した説明図
である。3は吸気管2内の空気流量を計測するエアフロ
ーセンサ。4はスロットル弁6をバイパスして機関1に
空気を供給する補助空気通路。5は補助空気通路4の空
気流量を調整する補助空気制御弁であり、アクチュエー
タとしてステップモータ等を使用し、後述する制御回路
ECUからの駆動信号によって駆動される。7はスロッ
トル弁6をDCモータ等で駆動するスロットルアクチュ
エータであり、制御回路ECUからの駆動信号によって
駆動される。本実施の形態では機関1への供給空気量を
スロットルアクチュエータ7と補助空気制御弁5によっ
て調整する構成としているが、補助空気通路4を設けず
にスロットルアクチュエータ7のみで供給空気量を調整
する構成としてもよいし、スロットルアクチュエータ7
を設けずに補助空気制御弁5のみで供給空気量を調整す
る構成としてもよい。8は点火プラグ、9はインジェク
タであり、制御回路ECUからの駆動信号によって駆動
される。10は空燃比センサである。また、図示してい
ないセンサとしてクランク角センサがある。クランク角
センサはクランク軸或いはこれと連動するカム軸に直接
或いはギア等を関して間接的に接続され、クランク位置
(クランク角度)や、これに基づき回転速度を算出す
る。その他、エンジン冷却水温を計測するセンサや、吸
気温度を計測するセンサ、アクセル開度を計測するセン
サ、車両の速度を計測するセンサなどが存在する。
【0017】図3はマイクロコンピュータを中心とした
制御回路ECUの構成を示した説明図であり、外部との
情報の入出力、種々の演算を行う。CPUは演算を実行
し、ROMは後述する制御プログラムや各種データ等を
記憶している。RAMはプログラム実行中に一時的に情
報の記憶を行う。I/Oインターフェースは外部のセン
サ等からの情報の入力や、外部のアクチュエータを駆動
するための信号の出力を行う。
【0018】以下に、本発明の一実施の形態における制
御法をマイクロコンピュータで実行されるプログラムの
フローチャートを中心に図4〜図22に基づいて説明す
る。図4は本発明実施の形態のゼネラルフローチャート
である。401において機関の回転速度を検出し、40
2において機関負荷の検出を行ない、403において設
定空燃比を算出する。404において所定気筒の要求燃
料噴射量を算出し、405において供給空気量の制御を
行う。406において該所定気筒の吸入空気量を推定
し、407において該所定気筒の空燃比を推定し、40
8において該所定気筒に混合気の形成を行って処理を終
了する。
【0019】図5は図4において機関負荷の算出を行う
ステップ402における処理の実施の形態を示したフロ
ーチャートである。501において図外のアクセル開度
センサの出力に基づいてアクセル開度APSを検出し
て、502において回転速度NEを読み込む。そして、
503においてアクセル開度APSと回転速度NEとに
基づいてマップ1を参照することにより目標エンジント
ルクtTRQを参照する。ここで、マップ1は予めその
値を定めてROMに記憶させておくが、目標エンジント
ルクtTRQの算出はマップを用いずに数式を用いて行
ってもよい。
【0020】図6は図4において設定空燃比の算出を行
うステップ403における処理の実施の形態を示したフ
ローチャートである。601において目標エンジントル
クtTRQを読み込み、602において回転速度NEを
読み込む。そして、603において目標エンジントルク
tTRQと回転速度NEとに基づいてマップ2を参照し
て設定空燃比sAFを算出する。ここで、マップ2は予
めその値を定めてROMに記憶させておくが、設定空燃
比の算出はマップを用いずに数式を用いて行ってもよ
い。
【0021】図7は図4において要求燃料噴射量の算出
を行うステップ404における処理の実施の形態を示し
たフローチャートである。701において目標エンジン
トルクtTRQを読み込み、702において回転速度N
Eを読み込み、703において目標エンジントルクtT
RQと回転速度NEとに基づいてマップ3を参照して要
求燃料噴射量bQFを算出する。ここで、マップ3は予
めその値を定めてROMに記憶させておくが、要求燃料
噴射量bQFの算出はマップを用いずに数式を用いて行
ってもよい。また、要求燃料噴射量の算出には、空燃比
の違いによるポンピングロスの大小を補正するような演
算を加えてもよい。
【0022】図8は図4において供給空気量の制御を行
うステップ405における処理の実施の形態を示したフ
ロチャートである。801において要求燃料噴射量bQ
Fを読み込み、802において設定空燃比sAFを読み
込み、803において所定気筒の目標吸入空気量tQA
をtQA=bQF×sAFとして算出する。そして、8
04において回転速度NEを読み込み、805において
目標吸入空気量tQAと回転速度NEとに基づいてスロ
ットル開度TVOを算出する。ここで、回転速度とスロ
ットル開度とに基づいて吸入空気量を算出する方法が公
知であり、スロットル開度TVOはこの方法の逆演算を
行って算出する。また、他の方法を用いてスロットル開
度TVOを算出してもよい。
【0023】図9は図4において吸入空気量の推定を行
うステップ406における処理の実施の形態を示すフロ
ーチャートである。901において回転速度NEを読み
込み、902においてエアフローセンサ3の出力AFS
OUTを読み込み、903においてスロットル開度セン
サ出力TVOSOUTを読み込む。そして、904にお
いて回転速度NEとエアフローセンサ3の出力AFSO
UTとスロットル開度センサ出力TVOSOUTとに基
づいて吸気系のダイナミクスを考慮して推定吸入空気量
eQAを算出する。
【0024】図10は図4において空燃比の推定を行う
ステップ407における処理の実施の形態を示したフロ
ーチャートである。1001において要求燃料噴射量b
QFを読み込み、1002において推定吸入空気量eQ
Aを読み込み、1003において推定空燃比eAFをe
AF=eQA÷bQFとして算出する。
【0025】図11は図4において混合気の形成を行う
ステップ408における処理の実施の形態1を示すフロ
ーチャートであり、請求項2及び請求項4及び請求項6
記載の発明を適用したものである。
【0026】今、目標エンジントルクが変化して設定空
燃比が、成層化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲にあ
るAF1から均質化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲
にあるAF2と変化した場合の空燃比の推移は図13に
示すようになり、また、設定空燃比が、均質化混合気の
燃焼が可能な空燃比の範囲にあるAF2から成層化混合
気の燃焼が可能な空燃比の範囲にあるAF1に変化した
場合の空燃比の推移は図17に示すようになり、それぞ
れ目標エンジントルクtTRQの変化の大きさによって
空燃比の推移の仕方が異なるが、このような空燃比の推
移に基づいて以下のように混合気形成法の切り換えを行
う。成層化混合気と均質化混合気のどちらの混合気も燃
焼可能な空燃比の範囲において、ある所定の空燃比AF
CHGを設定して、AFCHGよりリッチな場合は均質
化混合気の形成を行い、該所定空燃比よりリーンな場合
は成層化混合気の形成を行うものとする。
【0027】1101において推定空燃比eAFが成層
化混合気の燃焼が可能な最もリーンな空燃比AF1MA
Xよりリーンである場合には、空燃比がAF1MAXと
なるように1102において燃料噴射量QFをQF=e
QA÷AF1MAXとして算出して要求燃料噴射量bQ
Fより増量して、1103において成層化混合気の形成
を行う。1104において推定空燃比eAFがAFCH
Gよりリーンで、かつ、AF1MAXよりリッチである
場合には、1105において燃料噴射量QFを要求燃料
噴射量bQFとして、1103において成層化混合気の
形成を行う。1106において推定空燃比eAFが均質
化混合気の燃焼が可能な最もリッチな空燃比AF2MI
NよりリーンでAFCHGよりリッチである場合には、
1107において燃料噴射量QFを要求燃料噴射量bQ
Fとして、1108において均質化混合気の形成を行
う。1109において推定空燃比eAFがAF2MIN
よりリッチな場合には、1110において燃料噴射量Q
FをQF=eQA÷AF2MINとして算出して要求燃
料噴射量bQFより減量して、1108において均質化
混合気の形成を行う。このような混合気形成法の切り換
えを行うことにより、成層化混合気の燃焼が可能な空燃
比の範囲にある設定空燃比AF1から均質化混合気の燃
焼が可能な空燃比の範囲にある設定空燃比AF2に変化
した場合、図14(a)のように目標エンジントルクの
変化が比較的小さいケースでは、図13の(1) のように
空燃比が推移するので、スロットル開度及び燃料噴射量
及びエンジントルクは図14(b)〜図14(d)のよ
うになる。図15(a)のように目標エンジントルクの
変化が比較的大きいケースでは、図13の(2) のように
空燃比が推移するので、スロットル開度及び燃料噴射量
及びエンジントルクは図15(b)〜図15(d)のよ
うになる。図16(a)のように目標エンジントルクの
変化が非常に大きいケースでは、図13の(3) のように
空燃比が推移するので、スロットル開度及び燃料噴射量
及びエンジントルクは図16(b)〜図16(d)のよ
うになる。また、均質化混合気の燃焼が可能な空燃比の
範囲にある設定空燃比AF2から成層化混合気の燃焼が
可能な空燃比の範囲にある設定空燃比AF1に変化した
場合、図18(a)のように目標エンジントルクの変化
が比較的小さいケースでは、図17の(1) のように空燃
比が推移するので、スロットル開度及び燃料噴射量及び
エンジントルクは図18(b)〜図18(d)のように
なる。図19(a)のように目標エンジントルクの変化
が比較的大きいケースでは、図17の(2) のように空燃
比が推移するので、スロットル開度及び燃料噴射量及び
エンジントルクは図19(b)〜図19(d)のように
なる。図20(a)のように目標エンジントルクの変化
が非常に大きいケースでは、図17の(3)のように空燃
比が推移するので、スロットル開度及び燃料噴射量及び
エンジントルクは図20(b)〜図20(d)のように
なる。
【0028】図12は図4において混合気の形成を行う
ステップ408における処理の実施の形態2を示すフロ
ーチャートであり、請求項2及び請求項4及び請求項5
及び請求項6記載の発明を適用したものである。120
1において推定空燃比eAFがAF1MAXよりリーン
である場合には、1202において空燃比がAF1MA
Xとなるように燃料噴射量をQF=eQA÷AF1MA
Xとして要求燃料噴射量bQFより増量する。そして、
1203において燃料噴射量の増量分△QFを△QF=
QF−bQFとして算出し、1204において回転速度
NEを読み込み、1205において△QFとNEとに基
づいてマップ4を参照して点火時期のリタード側の補正
量を算出し、1206において成層化混合気の形成を行
う。ここで、マップ4は予めその値を定めてROMに記
憶させておくが、点火時期の補正量はマップを用いずに
数式を用いて行ってもよい。このようにして、推定空燃
比eAFが成層化混合気の燃焼が可能な最もリーンな空
燃比AF1MAXよりリーンである場合に、空燃比がA
F1MAXとなるように燃料噴射量を増量するととも
に、点火時期をリタード側に補正して燃料噴射量の増量
による機関出力の増大を相殺するようにしている。ま
た、燃料噴射時期をリタード側に補正してもよい。尚、
1207〜1213における処理は、図11により示し
た実施の形態1における1104〜1108の処理と同
様である。このような混合気形成法の切り換えを行うこ
とにより、均質化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF2から成層化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF1に変化した場合
に、図21(a)のように目標エンジントルクの変化が
非常に大きいケースでは、図17の(3) のように空燃比
が推移するが、推定空燃比eAFがAF1MAXよりリ
ーンある場合に図21(d)のように点火時期をリター
ドすることにより、図21(e)に示すように目標のエ
ンジントルクが出力される。
【0029】図22は図4において混合気の形成を行う
ステップ408における実施の形態3を示すフローチャ
ートであり、請求項3及び請求項4及び請求項5及び請
求項6記載の発明を適用したものである。2201にお
いて推定空燃比eAFが成層化混合気の燃焼が可能な最
もリーンな空燃比AF1MAXよりリーンである場合に
は、前記実施の形態2における1202〜1205と同
様な処理を2202〜2205において行い、2206
において成層化混合気の形成を行う。2207におい
て、推定空燃比eAFが成層化混合気の燃焼が可能な最
もリーンな空燃比AF1MAXよりリッチで、かつ、均
質化混合気の燃焼が可能な最もリーンな空燃比AF2M
AXよりリーンである場合には、2208において燃料
噴射量QFを要求燃料噴射量bQFとして、2206に
おいて成層化混合気の形成を行う。2209において、
推定空燃比eAFが均質化混合気の燃焼が可能な最もリ
ーンな空燃比AF2MAXよりリッチで、かつ、成層化
混合気の燃焼が可能な最もリッチな空燃比AF1MIN
よりリーンである場合、すなわち、成層化混合気と均質
化混合気のどちらの混合気の燃焼も可能な空燃比の範囲
にある場合には、2210において燃料噴射量QFを要
求燃料噴射量bQFとして、2211において回転速度
NEを読み込み、2212において目標エンジントルク
tTRQを読み込み、2213においてマップ5を参照
することにより、その運転状態において燃料消費率の小
さい方の混合気形成法を選択する。ここで、マップ5は
予め実験等で求めた特性をROMに記憶させておく。2
214において、推定空燃比eAFが成層化混合気の燃
焼が可能な最もリッチな空燃比AF1MINよりリッチ
で、かつ、均質化混合気の燃焼が可能な最もリッチな空
燃比AF2MINよりリーンである場合には、2215
において燃料噴射量QFを要求燃料噴射量bQFとし
て、2216において均質化混合気の形成を行う。22
17において推定空燃比eAFが均質化混合気の燃焼が
可能な最もリッチな空燃比AF2MINよりリッチであ
る場合には、2218において燃料噴射量QFをQF=
eQA÷AF2MINとして算出して要求燃料噴射量b
QFより減量して、2216において均質化混合気の形
成を行う。
【0030】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても、本発明に含まれる。
【0031】
【発明の効果】 請求項1記載の発明にあっては、機関
低負荷時の運転領域においては成層化合気の形成を行う
とともに空燃比を所定の設定空燃比に制御し、機関高負
荷時の運転領域においては均質化混合気の形成を行うと
ともに空燃比を所定の設定空燃比に制御するようにした
内燃機関において、運転条件が変化した場合に、機関負
荷の変化の大きさに応じた適切な混合気形成の切り換え
が可能となり、所望の機関出力が得られる。特に、機関
負荷の変化が比較的大きい場合において、機関出力の急
激な応答を実現することができる。
【0032】請求項2記載の発明にあっては、運転条件
が変化した場合に、機関負荷の変化の大きさに応じた適
切な混合気形成の切り換えが可能となる。
【0033】請求項3記載の発明にあっては、運転条件
が変化した場合に、機関負荷の変化の大きさに応じて、
燃料消費率を鑑みた適切な混合気形成の切り換えが可能
となる。
【0034】請求項4記載の発明にあっては、機関負荷
が急激に減少して所望の機関出力を発生できない状況に
おいては、安定な燃焼を確保できる範囲で所望の機関出
力に近い出力を得ることが可能となる。
【0035】請求項5記載の発明にあっては、機関負荷
が急激に減少して所望の機関出力を発生できない状況に
おいては、点火時期或いは燃料噴射時期の少なくとも一
方をリタードすることによって、安定な燃焼を確保でき
る範囲で所望の機関出力により近い出力を得ることが可
能となる。
【0036】請求項6記載の発明にあっては、機関負荷
が急激に増大して所望の機関出力を発生できない状況に
おいては、安定な燃焼を確保できる範囲で所望の機関出
力に近い出力を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の内燃機関の制御装置の構成を示
した説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態を採用した筒内直噴式内
燃機関の構成を示した説明図である。
【図3】マイクロコンピュータを中心とした制御回路E
CUの構成を示した説明図である。
【図4】本発明実施の形態の制御を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】図4において機関負荷の算出を行うステップ4
02における処理の実施の形態を示したフローチャート
である。
【図6】図4において設定空燃比の算出を行うステップ
403における処理の実施の形態を示したフローチャー
トである。
【図7】図4において要求燃料噴射量の算出を行うステ
ップ404における処理の実施の形態を示したフローチ
ャートである。
【図8】図4において供給空気量の制御を行うステップ
405における処理の実施の形態を示したフロチャート
である。
【図9】図4において吸入空気量の推定を行うステップ
406における処理の実施の形態を示すフローチャート
である。
【図10】図4において空燃比の推定を行うステップ4
07における処理の実施の形態を示したフローチャート
である。
【図11】図4において混合気の形成を行うステップ4
08における処理の実施の形態1を示すフローチャート
である。
【図12】図4において混合気の形成を行うステップ4
08における処理の実施の形態2を示すフローチャート
である。
【図13】成層化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF1から均質化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF2に変化した場合の
空燃比の推移を示す説明図である。
【図14】成層化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF1から均質化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF2に変化した場合の
目標エンジントルク、スロットル開度、燃料噴射量、エ
ンジントルクを示す説明図である。
【図15】成層化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF1から均質化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF2に変化した場合の
目標エンジントルク、スロットル開度、燃料噴射量、エ
ンジントルクを示す説明図である。
【図16】成層化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF1から均質化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF2に変化した場合の
目標エンジントルク、スロットル開度、燃料噴射量、エ
ンジントルクを示す説明図である。
【図17】均質化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF2から成層化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF1に変化した場合の
空燃比の推移を示す説明図である。
【図18】均質化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF2から成層化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF1に変化した場合の
目標エンジントルク、スロットル開度、燃料噴射量、エ
ンジントルクを示す説明図である。
【図19】均質化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF2から成層化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF1に変化した場合の
目標エンジントルク、スロットル開度、燃料噴射量、エ
ンジントルクを示す説明図である。
【図20】均質化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF2から成層化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF1に変化した場合の
目標エンジントルク、スロットル開度、燃料噴射量、エ
ンジントルクを示す説明図である。
【図21】均質化混合気の燃焼が可能な空燃比の範囲に
ある設定空燃比AF2から成層化混合気の燃焼が可能な
空燃比の範囲にある設定空燃比AF1に変化した場合の
目標エンジントルク、スロットル開度、燃料噴射量、点
火時期補正量、エンジントルクを示す説明図である。
【図22】図4において混合気の形成を行うステップ4
08における処理の実施の形態3を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 機関 2 吸気管 3 エアフローセンサ 4 補助空気通路 5 補助空気制御弁 6 スロットル弁 7 スロットルアクチュエータ 8 点火プラグ 9 インジェクタ 10 空燃比センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関の回転速度を検出する回転速度検出
    手段と、 機関負荷を検出する機関負荷検出手段と、 前記機関負荷と前記回転速度とに基づいて、所定気筒の
    要求燃料噴射量を算出する要求燃料噴射量算出手段と、 前記機関負荷と前記回転速度とに基づいて、設定空燃比
    を算出する設定空燃比算出手段と、 前記要求燃料噴射量と前記設定空燃比とに基づいて供給
    空気量を制御する供給空気量制御手段と、 前記所定気筒の吸入空気量を推定する吸入空気量推定手
    段と、 前記要求燃料噴射量と前記推定吸入空気量とに基づい
    て、前記所定気筒に形成される混合気の平均的な空燃比
    を推定する空燃比推定手段と、 前記要求燃料噴射量と前記推定空燃比とに基づいて、前
    記所定気筒において成層化混合気の形成と均質化混合気
    の形成との切り換えを行なう混合気形成手段と、からな
    ることを特徴とした内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記混合気形成手段は、 前記推定空燃比が、その運転状態において成層化混合気
    の燃焼が可能な第1の空燃比の範囲にある場合に成層化
    混合気の形成を行う手段と、 前記推定空燃比が、その運転状態において均質化混合気
    の燃焼が可能な第2の空燃比の範囲にある場合に均質化
    混合気の形成を行う手段と、 前記推定空燃比が前記第1の空燃比の範囲よりリーンで
    ある場合に燃料噴射量を増量して成層化混合気の形成を
    行う手段と、 前記推定空燃比が前記第2の空燃比の範囲よりリッチで
    ある場合に燃料噴射量を減量して均質化混合気の形成を
    行う手段と、からなることを特徴とした請求項1記載の
    内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記混合気形成手段は、 前記推定空燃比が、その運転状態において成層化混合気
    の燃焼が可能な第1の空燃比の範囲にある場合に成層化
    混合気の形成を行う手段と、 前記推定空燃比が、その運転状態において均質化混合気
    の燃焼が可能な第2の空燃比の範囲にある場合に均質化
    混合気の形成を行う手段と、 前記推定空燃比が、その運転状態において成層化混合気
    と均質化混合気のどちらの混合気の燃焼も可能な第3の
    空燃比の範囲にある場合には、その運転状態において燃
    料消費率の小さい方の混合気を形成する手段と、 前記推定空燃比が前記第1の空燃比の範囲よりリーンで
    ある場合に燃料噴射量を増量して成層化混合気の形成を
    行う手段と、 前記推定空燃比が前記第2の空燃比の範囲よりリッチで
    ある場合に燃料噴射量を減量して均質化混合気の形成を
    行う手段と、からなることを特徴とした請求項1記載の
    内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記推定空燃比が第1の空燃比の範囲よ
    りリーンである場合に燃料噴射量を増量して成層化混合
    気の形成を行う手段は、 前記推定吸入空気量に基づいて、前記第1の空燃比の範
    囲における最もリーンな空燃比となるように燃料噴射量
    を増量して成層化混合気の形成を行う手段、であること
    を特徴とした請求項2または請求項3記載の内燃機関の
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記推定空燃比が第1の空燃比の範囲よ
    りリーンである場合に燃料噴射量を増量して成層化混合
    気の形成を行う手段は、 前記推定吸入空気量に基づいて、前記第1の空燃比の範
    囲における最もリーンな空燃比となるように燃料噴射量
    を増量して成層化混合気の形成を行う手段と、 前記燃料噴射量の増量に伴う機関出力の増大を、点火時
    期、或いは、燃料噴射時期の少なくとも一方をリタード
    することによって相殺する手段と、からなることを特徴
    とした請求項2または請求項3記載の内燃機関の制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記推定空燃比が第2の空燃比の範囲よ
    りリッチである場合に燃料噴射量を減量して均質化混合
    気の形成を行う手段は、 前記推定吸入空気量に基づいて、前記第2の空燃比の範
    囲における最もリッチな空燃比となるように燃料噴射量
    を減量して均質化混合気の形成を行う手段、であること
    を特徴とした請求項2または請求項3記載の内燃機関の
    制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000009878A3 (de) * 1998-08-14 2000-05-18 Siemens Ag Verfahren zum steuern einer brennkraftmaschine mit direkteinspritzung des kraftstoffs
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