JPH10159436A - 引戸のフリーストップ装置 - Google Patents
引戸のフリーストップ装置Info
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- JPH10159436A JPH10159436A JP33640796A JP33640796A JPH10159436A JP H10159436 A JPH10159436 A JP H10159436A JP 33640796 A JP33640796 A JP 33640796A JP 33640796 A JP33640796 A JP 33640796A JP H10159436 A JPH10159436 A JP H10159436A
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- Japan
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- sliding door
- elastic roller
- rail
- stop device
- free stop
- Prior art date
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
Abstract
上するとともに、比較的簡易な構成であって各種の引戸
に簡単に取り付けることができる。 【解決手段】 レール8に摺動する弾性ローラ6を設け
るとともにこの弾性ローラ6の移動方向及び位置を規制
する長孔状のガイド孔4Aを側面に穿設し、引戸2側に
固定されたハウジング4と、ハウジング4内部に取り付
けるとともに特定形状の圧接面を有し、この圧接面とレ
ール8との間で弾性ローラ6を圧接して引戸2の開閉動
作を一時的にストップする制動部材5とを備えた。
Description
ながら転動する戸車を備えた引戸に係り、特にその引戸
を一時的に開放することができる引戸のフリースットプ
装置に関するものである。
ースを殆ど必要とせず、しかも足腰等が不自由な身障者
や老人などによる車椅子での使用に好適な引戸が各所に
設置・使用されている。
の戸車に係合するレールに傾斜を設け、重力と位置エネ
ルギーの差を利用して自閉させる構成のものや、分銅の
重量を利用して引戸を閉鎖させるように、比較的構成が
簡易で機械的な自閉手段を設けたもの等も提案され開発
されている。このような自閉手段を備えた引戸では、開
扉するときに、途中でこの開扉状態を一時的に停止し
て、半開き状態を維持したいという要望があった。
トップすることができるフリーストップ装置が開発され
ており、このようなフリーストップ装置としてカムを使
用したものが知られている。
フリーストップ装置にあってはカムを用いているが、こ
のカムはストップする場合だけでなく常にレールに接触
しているから、摩耗が激しく、頻繁に交換及び調整する
必要がある。
み、長時間交換する必要がなく耐久性が格段と向上する
とともに、比較的簡易な構成であって各種の引戸に簡単
に取り付けることができる引戸のフリーストップ装置を
提供することを目的とするものである。
明は、引戸の開閉方向に沿って設けたレールに係合する
戸車と前記引戸が開閉するために設けた自閉手段とを備
えた引戸を開閉動作途中でストップさせる引戸のフリー
ストップ装置であって、前記レール側若しくは引戸側に
摺動する弾性ローラを移動可能に設けるとともに、この
弾性ローラの移動方向及び位置を規制する長孔状のガイ
ド孔を穿設し、引戸側若しくはレール側に固定されたハ
ウジングと、前記ハウジング内部に設けられるとともに
特定形状の圧接面を有し、この圧接面と前記レール若し
くは引戸側との間で前記弾性ローラを挟持させて引戸の
開閉動作を一時的にストップさせる制動部材とを備えた
ものである。
力若しくは流体圧で作動しストップ状態を直ちに解除す
るフリーストップ解除手段を備えたものである。
付図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2は、こ
の発明の実施例に係る引戸に設けたフリーストップ装置
を示すものである。この実施例のフリーストップ装置1
は、引戸2側の戸車3を取り付けるブラケット31側と
一体に(若しくは別体であってもよい)設けられてお
り、ハウジング4内部に、制動部材5と、弾性ローラ6
と、トーションスプリング7とを備えている。なお、こ
の図1において、符号8は戸枠に固設したレールを示
す。
(制動部材から弾性ローラが逃げることができる)に形
成した長孔によってガイド孔4Aを構成しており、この
ガイド孔4Aに弾性ローラ6の回転軸6Aが係合するよ
うになっている。
ル6を挟持することによって弾性ローラ6の回転動作を
阻止し、これによって引戸2を開閉動作の途中でストッ
プさせるものであり、この実施例ではハウジング4内の
上部に固着したブロック状のもので構成されており、ス
テンレス等の剛体で形成されている。そして、この制動
部材5の弾性ロール6が接触する下部側の外周面は、凹
凸のない平滑な曲面形状であって、所定の曲率半径に形
成されている。なお、この実施例では制動部材としてス
テンレスを使用したが、勿論これに限定されるものでは
なく、ゴム等の弾性体でもよい。
を利用して摩擦力で引戸3の開閉動作を停止させる構成
のものであり、この実施例ではゴム等の材料で形成され
ているが、レールに対する摩擦係数の高い適宜の摩擦部
材であればよい。なお、弾性ローラ6はハウジング4の
側面に設けたガイド孔4Aに対し(正逆)回転フリーの
状態で往復運動できるようになっているが、常時ガイド
孔4A中央部のストップ位置以外ではレール8に対し空
回り(若しくは非接触)の状態にある。
を弾性ロール6に付勢して制動部材5の下部外周面中央
部(以下、フリーストップ点とよぶ)側にこの弾性ロー
ル6を送り戻すような作用を付与するものであり、この
実施例では弾性ロール6の中央溝部とハウジング4内の
天井面との間に介装された左右一対のものから構成され
ており、制動部材5に軸着したピン71に巻装されてい
る。なお、この実施例では左右一対のものを使用してい
るが、設置態様によっては、例えば片側(図2において
左側のもの)だけであったり、どちらも使用しなくても
よい。
作用について説明する。ドア2を閉じてある状態からレ
ールに沿って押し開こうとすると、図2においてガイド
孔4Aの中央部ストップ位置にあった弾性ローラ6が、
トーションスプリング7の弾性力に抗してガイド孔4A
の左方側へ移動していくから、ストップ状態から開放さ
れてドア2を自由に開放することができる。つまり、こ
の開放動作中は弾性ローラ6はガイド孔4Aの左端側で
空回転している。
ドア2を止めると、ドア2は閉じようとするが、図2に
おいて、ガイド孔4Aの左端側に位置していた弾性ロー
ラ6とトーションスプリング7のばね力(復元力)によ
ってガイド孔4Aの中央部側に押し戻される。従って、
ガイド孔4Aの中央部よりも左方寄り位置で制動部材5
とレール8との間に挟み込まれていくから、中央部より
もやや左方寄りの位置ではドア2の閉力を上回った摩擦
力(トーションスプリング7のばね力も付加される)に
よってストップ状態が実現される。
持続するが、例えばここでさらにドア2を押し開いてい
くと、弾性ローラ6が再度ガイド孔4Aの左端部側へ移
動して空回りするから、ドア2をさらに自由に開いてい
くことができる。
とするには、一定の力でドア2を押し戻せばよい。即
ち、最大ストップ力が作用するガイド孔4Aの中央部を
越えて弾性ローラ6が右端側に移動できる程度の力をド
ア2にかける。するとストップ状態が解除されて弾性ロ
ーラ6が右端部で空回転するから、自由に閉じることが
できる。この場合には、一旦ドア2をストップ解除状態
にするだけで、あとは自閉力によって自然に閉じていく
ことができる。
ジングに固着しているが、例えば図4に示すように、制
動部材5をハウジング4内部でばね50によって常時下
方に向けて押圧させるような構成であってもよい。
する。図5及び図6に示す第2実施例の引戸に設けたフ
リーストップ装置では、制動部材5′として、円弧状に
形成した板ばね状の本体51を中央内周面において支軸
52が支持する構成のものであって、この支軸52を中
心として左右に自在に揺動できるようになっている。な
おこの制動部材5′は、弾性ローラ6との圧接力を調整
・変更できるようにするため、ハウジング4′に調整ね
じ53を螺合し、この調整ねじ53の押圧力の変化によ
って引戸のフリーストップ力を設定・調整できるように
なっている。
5′は支軸52を中心として左右両端部側が上下に自在
に移動できるから、換言すれば、所謂ヤジロベエ運動に
よって弾性ローラ6が制動部材5′から早く退避して空
回り状態に移行できるから、ストップ状態の解除動作を
素早く行うことができる。
説明する。図7及び図8に示す第3実施例のフリースト
ップ装置は、レール8の所定位置(ほぼ開ききった位
置)下面にハウジング4を固着させており、このハウジ
ング4内部には先の第1実施例と同様の制動部材5と、
弾性ローラ6とを備えている。一方、引戸2の上部に
は、レール8と同一傾斜角度で設けた補助板21を固設
している。なお、このハウジングの設置位置は、特にこ
の開放端部側に限定されるものでなく適宜の位置でよい
が、特に引戸が大きい場合には複数箇所に設置してもよ
い。
例と同様の操作で、引戸のフリーストップ操作を行うこ
とができる。つまり、所定位置まで引戸2を開放する
と、補助板21がハウジング4のガイド孔4Aのほぼ中
央部に位置する弾性ローラ6直下に達し、この弾性ロー
ラ6に接触・摺動する。
と、この弾性ローラ6もガイド孔4Aの中央部を通過し
て右方へ押動される。ここで引戸2から手を離すと自重
で右方へ滑り始めるが、弾性ローラ6はガイド孔4Aの
中央部側へ移動しようとするから、弾性ローラ6が補助
板21と制動部材5との間の狭い隙間に挟み込まれてゆ
き、ガイド孔4Aの略中央部の近傍で発生する大きな摩
擦力によって補助板21の移動が停止する。
ストップ状態中に例えば火災等が発生した場合には、直
ちにストップ状態を解除させて引戸を自動閉鎖させるた
めに、フリーストップ解除装置を付設してもよい。この
フリーストップ解除装置の具体的な構成としては、例え
ば先の第1実施例では、予め設定したストップ位置近傍
のレール上にそのレール方向に移動自在のスライダを設
けるとともにこのスライダに弾性ローラを摺動させてス
トップさせる構成とし、緊急時にはこのスライダをソレ
ノイド等で強制的に移動させて弾性ロールとの摺動動作
を解除させる構成等としてもよい。
れば、レール側若しくは引戸側に摺動する弾性ローラを
移動可能に設けるとともに、この弾性ローラの移動方向
及び位置を規制する長孔状のガイド孔を穿設し、引戸側
若しくはレール側に固定されたハウジングと、ハウジン
グ内部に設けられるとともに特定形状の圧接面を有し、
この圧接面とレール若しくは引戸側との間で前記弾性ロ
ーラを挟持させて引戸の開閉動作を一時的にストップさ
せる制動部材とを備えたから、従来のカムのようなレー
ルに常時接触・転動する構成のものとは異なり、ストッ
プ位置近傍でのみ摩擦・摺動するから、耐久性が格段と
向上する。しかも、この発明によれば、比較的簡易な構
成であって従来の引戸のいずれのものにも簡単に後付け
することができる。
示す概略構成図。
を示す要部概略断面図。
変形例を示す概略構成図。
す概略図。
置を示す概略構成図。
Claims (2)
- 【請求項1】 引戸の開閉方向に沿って設けたレールに
係合する戸車と前記引戸が開閉するために設けた自閉手
段とを備えた引戸を開閉動作途中でストップさせる引戸
のフリーストップ装置であって、 前記レール側若しくは引戸側に摺動する弾性ローラを移
動可能に設けるとともに、この弾性ローラの移動方向及
び位置を規制する長孔状のガイド孔を穿設し、引戸側若
しくはレール側に固定されたハウジングと、 前記ハウジング内部に設けられるとともに特定形状の圧
接面を有し、この圧接面と前記レール若しくは引戸側と
の間で前記弾性ローラを挟持させて引戸の開閉動作を一
時的にストップさせる制動部材とを備えたことを特徴と
する引戸のフリーストップ装置。 - 【請求項2】 電磁力若しくは流体圧で作動しストップ
状態を直ちに解除するフリーストップ解除手段を備えた
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の引戸のフリー
ストップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33640796A JP2741670B1 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 引戸のフリーストップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33640796A JP2741670B1 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 引戸のフリーストップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2741670B1 JP2741670B1 (ja) | 1998-04-22 |
JPH10159436A true JPH10159436A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18298821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33640796A Expired - Fee Related JP2741670B1 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 引戸のフリーストップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741670B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001323711A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Bunka Shutter Co Ltd | 引戸用フリーストップ装置及び引戸装置 |
JP2012001883A (ja) * | 2010-06-14 | 2012-01-05 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2018076760A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-17 | 日東工器株式会社 | 引戸停止装置 |
JP2018193720A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 立川ブラインド工業株式会社 | 間仕切り |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116641621B (zh) * | 2023-07-21 | 2023-09-26 | 佛山市禾鑫工程科技有限公司 | 一种自减速的门扇悬挂装置 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP33640796A patent/JP2741670B1/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2022003220A (ja) * | 2017-05-15 | 2022-01-11 | 立川ブラインド工業株式会社 | 間仕切り |
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JP2741670B1 (ja) | 1998-04-22 |
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