JPH10158022A - カッターヘッド - Google Patents
カッターヘッドInfo
- Publication number
- JPH10158022A JPH10158022A JP31913996A JP31913996A JPH10158022A JP H10158022 A JPH10158022 A JP H10158022A JP 31913996 A JP31913996 A JP 31913996A JP 31913996 A JP31913996 A JP 31913996A JP H10158022 A JPH10158022 A JP H10158022A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- piston
- cutter
- cutter head
- holding portion
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B33/00—Severing cooled glass
- C03B33/02—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
- C03B33/023—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
- C03B33/027—Scoring tool holders; Driving mechanisms therefor
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピストン圧によって切り込み圧を得るカッタ
ーヘッドでは高速スクライブ時にスクライブ面への追従
性が悪い。 【解決手段】 ピストン(10)がホルダー保持部(5)を直
接押圧している従来の構成に替えて、スクライブ面に凹
部があったような時にホルダー保持部(5)が単体で下方
に移動できるよう、ホルダー保持部(5)に付勢手段(21
a)を設けて、スクライブ面への追随性を改善した。
ーヘッドでは高速スクライブ時にスクライブ面への追従
性が悪い。 【解決手段】 ピストン(10)がホルダー保持部(5)を直
接押圧している従来の構成に替えて、スクライブ面に凹
部があったような時にホルダー保持部(5)が単体で下方
に移動できるよう、ホルダー保持部(5)に付勢手段(21
a)を設けて、スクライブ面への追随性を改善した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板を分断す
る際の切り目となるスクライブラインをガラス板表面に
刻むカッターヘッドに関する。
る際の切り目となるスクライブラインをガラス板表面に
刻むカッターヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、ガラススクライバー50の斜視
図を示し、図2、図3はそのガラススクライバー50を
側方および正面から眺めた図である。ガラス板12は、
平面上で回転するテーブル51上にセットされ、そのテ
ーブル51の上方にX方向にガイドレール52が設けら
れており、そのガイドレール52に対して、カッターヘ
ッド1のスクライブユニット7が固定されている。その
カッターヘッド1がガイドレール52に沿って移動する
ことにより、カッターホイール2によってガラス板12
にX方向のスクライブラインが刻まれ、テーブル51を
90°回転させた状態でカッターヘッド1を移動すれ
ば、今度はY方向のスクライブラインが刻まれる。53
は、ガラス板12のセット位置を光学的に検出するため
のカメラである。尚、カッターヘッド1と共にガイドレ
ール52がY方向にシフト移動するタイプのものでは、
その際、カッターヘッド1は90°首を振る。
図を示し、図2、図3はそのガラススクライバー50を
側方および正面から眺めた図である。ガラス板12は、
平面上で回転するテーブル51上にセットされ、そのテ
ーブル51の上方にX方向にガイドレール52が設けら
れており、そのガイドレール52に対して、カッターヘ
ッド1のスクライブユニット7が固定されている。その
カッターヘッド1がガイドレール52に沿って移動する
ことにより、カッターホイール2によってガラス板12
にX方向のスクライブラインが刻まれ、テーブル51を
90°回転させた状態でカッターヘッド1を移動すれ
ば、今度はY方向のスクライブラインが刻まれる。53
は、ガラス板12のセット位置を光学的に検出するため
のカメラである。尚、カッターヘッド1と共にガイドレ
ール52がY方向にシフト移動するタイプのものでは、
その際、カッターヘッド1は90°首を振る。
【0003】図4は、従来のカッターヘッド1の詳細図
であり、ここでは実開平5−51925号公報に開示さ
れたものを示している。3は、ディスク状のカッターホ
イール2を回転可能に保持するカッターホルダーであ
り、そのカッターホルダー3に備えられた垂直方向の支
軸4は、ホルダー保持部5の凹部に設けた軸受6に軸支
されることにより、本カッターヘッド1の移動(図4で
は右方向の移動)に伴い、カッターホイール2はその移
動方向に倣うように首を振る。
であり、ここでは実開平5−51925号公報に開示さ
れたものを示している。3は、ディスク状のカッターホ
イール2を回転可能に保持するカッターホルダーであ
り、そのカッターホルダー3に備えられた垂直方向の支
軸4は、ホルダー保持部5の凹部に設けた軸受6に軸支
されることにより、本カッターヘッド1の移動(図4で
は右方向の移動)に伴い、カッターホイール2はその移
動方向に倣うように首を振る。
【0004】このホルダー保持部5は僅かなギャップG
を隔てスクライブユニット7の直下に位置している。前
記ホルダー保持部5の右側方の所定部にベアリング8が
紙面と垂直方向に埋め込まれ、そのベアリング8の中軸
8aはスクライブユニット7で軸支されている。一方、
ホルダー保持部5の左下端部は、ストッパーSにて係止
されている。従ってホルダー保持部5は、図示したギャ
ップGの範囲内でベアリング8を支点として矢印Aで示
したような俯仰動作が可能であり、それに伴ってカッタ
ーホイール2が上下動する。
を隔てスクライブユニット7の直下に位置している。前
記ホルダー保持部5の右側方の所定部にベアリング8が
紙面と垂直方向に埋め込まれ、そのベアリング8の中軸
8aはスクライブユニット7で軸支されている。一方、
ホルダー保持部5の左下端部は、ストッパーSにて係止
されている。従ってホルダー保持部5は、図示したギャ
ップGの範囲内でベアリング8を支点として矢印Aで示
したような俯仰動作が可能であり、それに伴ってカッタ
ーホイール2が上下動する。
【0005】前記スクライブユニット7内には上下方向
に延在するエアシリンダー室9が形成され、そのエアシ
リンダー室9内にはピストン10が嵌挿され、そのピス
トン10の下端部に形成した凹部にベアリング11が遊
嵌状態に収められ、その中軸11aがピストン10によ
り支持されている。従ってベアリング11の外周体は自
在に回転し、その下端部がホルダー保持部5に上方から
当接している。ここでエアシリンダー室9に所定圧のエ
アーを通じることにより、ベアリング11と共にピスト
ン10が下方に押下され、カッターホイール2に所定の
切り込み圧が付与される。前記ベアリング11は、前述
したホルダー保持部5が傾いた状況下にあっても、ピス
トン10よりの押圧をホルダー保持部5に対して常に直
下方向に伝えるためのものである。
に延在するエアシリンダー室9が形成され、そのエアシ
リンダー室9内にはピストン10が嵌挿され、そのピス
トン10の下端部に形成した凹部にベアリング11が遊
嵌状態に収められ、その中軸11aがピストン10によ
り支持されている。従ってベアリング11の外周体は自
在に回転し、その下端部がホルダー保持部5に上方から
当接している。ここでエアシリンダー室9に所定圧のエ
アーを通じることにより、ベアリング11と共にピスト
ン10が下方に押下され、カッターホイール2に所定の
切り込み圧が付与される。前記ベアリング11は、前述
したホルダー保持部5が傾いた状況下にあっても、ピス
トン10よりの押圧をホルダー保持部5に対して常に直
下方向に伝えるためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここでスクライブする
ガラス板12の表面に微小ギャップや微小段差などがあ
っても、ピストン10の押圧によって、カッターホイー
ル2はガラス表面に追従して上下動するが、カッターヘ
ッド2の走行速度が例えば300mm/S以上に高速に
なれば、カッターホイール2はガラス表面の起伏に追従
できないために(特に下方向)、ジャンピングが生じ、途
切れのないスクライブラインを刻むことができなくな
る。
ガラス板12の表面に微小ギャップや微小段差などがあ
っても、ピストン10の押圧によって、カッターホイー
ル2はガラス表面に追従して上下動するが、カッターヘ
ッド2の走行速度が例えば300mm/S以上に高速に
なれば、カッターホイール2はガラス表面の起伏に追従
できないために(特に下方向)、ジャンピングが生じ、途
切れのないスクライブラインを刻むことができなくな
る。
【0007】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、高速スクライブ時にもジャンピン
グの発生を防止できるカッターヘッドを提供することを
目的とする。
なされたものであり、高速スクライブ時にもジャンピン
グの発生を防止できるカッターヘッドを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図4に示したような従来
のカッターヘッド1では、カッターホイール2のガラス
板表面への追従性が良くない原因としては、カッターホ
イール2の上下動には常にピストン10の移動が伴なう
ため、そのピストン10がエアーシリンダ室9の内壁と
摺動するため摩擦が大きいことと、慣性が大きくなるこ
ととに起因する。
のカッターヘッド1では、カッターホイール2のガラス
板表面への追従性が良くない原因としては、カッターホ
イール2の上下動には常にピストン10の移動が伴なう
ため、そのピストン10がエアーシリンダ室9の内壁と
摺動するため摩擦が大きいことと、慣性が大きくなるこ
ととに起因する。
【0009】これを解決すべく、本発明の第1態様では
請求項1(図5対応)に示すように、ホルダー保持部(5)
と、これを上方から押圧していたピストン(10)との間に
付勢手段(21)を介在させており、この付勢手段(21)を通
じてカッターホイール(2)に切り込み圧を与えている。
請求項1(図5対応)に示すように、ホルダー保持部(5)
と、これを上方から押圧していたピストン(10)との間に
付勢手段(21)を介在させており、この付勢手段(21)を通
じてカッターホイール(2)に切り込み圧を与えている。
【0010】この構成では、スクライブ時にスクライブ
面に段差などにより凹部があった場合、ホルダー保持部
(5)は、ピストン(10)と共に下方に移動しようとするが
(この移動には既述したように時間遅れがあった)、それ
に先立ち、付勢手段(21)によってホルダー保持部(5)の
みが下方に移動する。この移動は、摩擦の大きいピスト
ン(10)の移動を伴わず、かつ、移動体が軽量のホルダー
保持部(5)のみであり、ほぼ瞬時に行われるためであ
る。従って高速スクライブ時にあってもカッターホイー
ル(2)は凹部に首尾よく追随することができ、途切れの
ないスクライブラインが刻まれる。
面に段差などにより凹部があった場合、ホルダー保持部
(5)は、ピストン(10)と共に下方に移動しようとするが
(この移動には既述したように時間遅れがあった)、それ
に先立ち、付勢手段(21)によってホルダー保持部(5)の
みが下方に移動する。この移動は、摩擦の大きいピスト
ン(10)の移動を伴わず、かつ、移動体が軽量のホルダー
保持部(5)のみであり、ほぼ瞬時に行われるためであ
る。従って高速スクライブ時にあってもカッターホイー
ル(2)は凹部に首尾よく追随することができ、途切れの
ないスクライブラインが刻まれる。
【0011】本発明の第2態様では請求項2(図8対応)
に示すように、ホルダー保持部(5)を直接にピストンで
押下してカッターホイール(2)に切り込み圧を与えてい
る従来の構成に加え、ホルダー保持部(5)のみを下方に
付勢する付勢手段(21)を備えている。
に示すように、ホルダー保持部(5)を直接にピストンで
押下してカッターホイール(2)に切り込み圧を与えてい
る従来の構成に加え、ホルダー保持部(5)のみを下方に
付勢する付勢手段(21)を備えている。
【0012】そしてこの付勢手段(21)は、この第2態様
では、ピストン(10)とホルダー保持部(5)との間に張架
され、本発明の第3態様では請求項3(図12対応))に
示すように、付勢手段(21)の一端は上下動しない部材、
例えば本体に固着され、他端がホルダー保持部(5)を下
方に付勢している。
では、ピストン(10)とホルダー保持部(5)との間に張架
され、本発明の第3態様では請求項3(図12対応))に
示すように、付勢手段(21)の一端は上下動しない部材、
例えば本体に固着され、他端がホルダー保持部(5)を下
方に付勢している。
【0013】従って待機時には、付勢手段(21)により、
ホルダー保持部(5)はピストン(10)から離隔して下方に
宙づり状態に位置するが、スクライブ時には、ピストン
圧が前記付勢手段(21)の付勢力に打ち勝つことにより、
ホルダー保持部(5)はピストン(10)に当接した状態で押
下され、従来のカッターヘッドと同様に、ピストン(10)
によってホルダー保持部(5)が直接に押圧されることで
カッターホイール(2)に切り込み圧が与えられる。
ホルダー保持部(5)はピストン(10)から離隔して下方に
宙づり状態に位置するが、スクライブ時には、ピストン
圧が前記付勢手段(21)の付勢力に打ち勝つことにより、
ホルダー保持部(5)はピストン(10)に当接した状態で押
下され、従来のカッターヘッドと同様に、ピストン(10)
によってホルダー保持部(5)が直接に押圧されることで
カッターホイール(2)に切り込み圧が与えられる。
【0014】一方、スクライブ面に凹部があるような場
合、ホルダー保持部(5)は、ピストン(10)によって下方
に移動する前に(この移動には既述したように時間遅れ
があった)、付勢手段(21)によってホルダー保持部(5)
のみが下方にほぼ瞬時に移動する。この場合、摩擦の大
きいピストン(10)の移動を伴わず、かつ、移動体が軽量
のホルダー保持部(5)のみであるため、カッターホイー
ル(2)は凹部に首尾よく追随し、途切れのないスクライ
ブラインが刻まれる。
合、ホルダー保持部(5)は、ピストン(10)によって下方
に移動する前に(この移動には既述したように時間遅れ
があった)、付勢手段(21)によってホルダー保持部(5)
のみが下方にほぼ瞬時に移動する。この場合、摩擦の大
きいピストン(10)の移動を伴わず、かつ、移動体が軽量
のホルダー保持部(5)のみであるため、カッターホイー
ル(2)は凹部に首尾よく追随し、途切れのないスクライ
ブラインが刻まれる。
【0015】付勢手段(21)としては、請求項4あるよう
に、コイルバネ(図5対応)、ソレノイド機構(図7対
応)、反発力を用いた一対の電磁石(図10対応)等を使
用できる。
に、コイルバネ(図5対応)、ソレノイド機構(図7対
応)、反発力を用いた一対の電磁石(図10対応)等を使
用できる。
【0016】ホルダー保持部(5)を付勢手段(21)の付勢
によって上下動可能に保持する機構として、請求項5
(図5)に示すように、ホルダー保持部(5)の一端を支点
として回動可能に支持(軸着)し、その他端側の下端部が
ストッパー(S)によって係止される構造とすれば、ホル
ダー保持部(5)が上下動(支点を中心とした俯仰動作)す
る際に摺動摩擦を伴わないため、ホルダー保持部(5)の
上下動がよりスムーズとなる。
によって上下動可能に保持する機構として、請求項5
(図5)に示すように、ホルダー保持部(5)の一端を支点
として回動可能に支持(軸着)し、その他端側の下端部が
ストッパー(S)によって係止される構造とすれば、ホル
ダー保持部(5)が上下動(支点を中心とした俯仰動作)す
る際に摺動摩擦を伴わないため、ホルダー保持部(5)の
上下動がよりスムーズとなる。
【0017】ホルダー保持部(5)を付勢手段(21)の付勢
によって上下動可能に保持する機構としては請求項5の
構造の外に、請求項6(図12対応)に示すように、菱形
をなすリンク機構により上下動可能に吊り下げられ、待
機時などにおいて、ホルダー保持部(5)をピストン(10)
の下端から離隔させる付勢手段(21)として、リンク機構
を構成する両側の“く"の字形状の関節の間にコイルバ
ネ(21d)を張架したものを採用できる。この場合、ホル
ダー保持部(5)は俯仰動作ではなく姿勢を保ったまま上
下動する。
によって上下動可能に保持する機構としては請求項5の
構造の外に、請求項6(図12対応)に示すように、菱形
をなすリンク機構により上下動可能に吊り下げられ、待
機時などにおいて、ホルダー保持部(5)をピストン(10)
の下端から離隔させる付勢手段(21)として、リンク機構
を構成する両側の“く"の字形状の関節の間にコイルバ
ネ(21d)を張架したものを採用できる。この場合、ホル
ダー保持部(5)は俯仰動作ではなく姿勢を保ったまま上
下動する。
【0018】今まで説明したカッターヘッドではピスト
ン(10)に摺動摩擦を伴うため、ホルダー保持部(5)をピ
ストン(10)から切り離した構造としたが、その構成に加
え、請求項7(図15対応)に示すように、ピストン(10)
の摺動面にコロを採用して摩擦抵抗を少なくすれば、カ
ッターホイール(2)のスクライブ面への追随性は更に改
善される。この場合、ピストン(10)での気密保持が困難
となるため、エアー圧の導入により、ピストン(10)を押
下させる作用部材を別途備える必要がある。
ン(10)に摺動摩擦を伴うため、ホルダー保持部(5)をピ
ストン(10)から切り離した構造としたが、その構成に加
え、請求項7(図15対応)に示すように、ピストン(10)
の摺動面にコロを採用して摩擦抵抗を少なくすれば、カ
ッターホイール(2)のスクライブ面への追随性は更に改
善される。この場合、ピストン(10)での気密保持が困難
となるため、エアー圧の導入により、ピストン(10)を押
下させる作用部材を別途備える必要がある。
【0019】請求項1ないし7のいずれかに記載のカッ
ターヘッドを備えたガラススクライバーでは、スクライ
ブ速度が大きい場合でもカッターホイール(2)のジャン
ピングは生じず、正確なスクライブラインを刻むことが
できるため、そのガラススクライバーを請求項8にて請
求している。
ターヘッドを備えたガラススクライバーでは、スクライ
ブ速度が大きい場合でもカッターホイール(2)のジャン
ピングは生じず、正確なスクライブラインを刻むことが
できるため、そのガラススクライバーを請求項8にて請
求している。
【0020】
【発明の実施の形態】図5、図6は、本発明の第1態様
(請求項1)における1実施形態を示したカッターヘッド
の断面図であり、図4と同一の部分に対しては共通の符
号を付している。ピストン10の下端部とホルダー保持
部5の上面との間に付勢手段としてコイルバネ21aが
介在し、従って、ホルダー保持部5は、コイルバネ21
aを通じてピストン5によって押圧される。ホルダー保
持部5自身は図4のものと同一であり、ベアリング8の
中軸8aはスクライブユニット7側に保持されている。
(請求項1)における1実施形態を示したカッターヘッド
の断面図であり、図4と同一の部分に対しては共通の符
号を付している。ピストン10の下端部とホルダー保持
部5の上面との間に付勢手段としてコイルバネ21aが
介在し、従って、ホルダー保持部5は、コイルバネ21
aを通じてピストン5によって押圧される。ホルダー保
持部5自身は図4のものと同一であり、ベアリング8の
中軸8aはスクライブユニット7側に保持されている。
【0021】待機状態を示した図5では、ホルダー保持
部5は、コイルバネ21aの付勢により、下方に押圧さ
れるが、ホルダー保持部5の左下端部がストッパーSで
係止されることにより、ホルダー保持部5はほぼ水平状
態に保持される。
部5は、コイルバネ21aの付勢により、下方に押圧さ
れるが、ホルダー保持部5の左下端部がストッパーSで
係止されることにより、ホルダー保持部5はほぼ水平状
態に保持される。
【0022】一方、スクライブ時を示した図6では、切
り込み圧の反動力がカッターホイール2に伝わるため、
ホルダー保持部5は僅かに上方に移動した状態でスクラ
イブがなされる。従ってこの構成では、このホルダー保
持部5は常にコイルバネ21aを通じてピストン10に
より、切り込み圧が与えられる。
り込み圧の反動力がカッターホイール2に伝わるため、
ホルダー保持部5は僅かに上方に移動した状態でスクラ
イブがなされる。従ってこの構成では、このホルダー保
持部5は常にコイルバネ21aを通じてピストン10に
より、切り込み圧が与えられる。
【0023】さて、このスクライブ時にスクライブ面に
段差などにより凹部があった場合、ホルダー保持部5
は、ピストン10と共に下方に移動しようとする前に、
コイルバネ21aによってホルダー保持部5のみが下方
に移動する。この移動は摩擦の大きいピストン10の移
動を伴わず、かつ、移動体が軽量のホルダー保持部5の
みであるためである。従ってカッターホイール2は凹部
に首尾よく追随することができ、高速スクライブ時にお
いても途切れのないスクライブラインが刻まれる。
段差などにより凹部があった場合、ホルダー保持部5
は、ピストン10と共に下方に移動しようとする前に、
コイルバネ21aによってホルダー保持部5のみが下方
に移動する。この移動は摩擦の大きいピストン10の移
動を伴わず、かつ、移動体が軽量のホルダー保持部5の
みであるためである。従ってカッターホイール2は凹部
に首尾よく追随することができ、高速スクライブ時にお
いても途切れのないスクライブラインが刻まれる。
【0024】図7は、本発明の第1態様における第2実
施形態を示し、図5に用いたコイルバネ21aに替えて
付勢手段として電磁ソレノイド21bを採用している。
ホルダー保持部5を下方に押下するベアリング11を回
動可能に保持するベアリング受保持部材23に対してピ
ストン10が上方から当接しており、そのベアリング保
持部材23を下方に付勢する手段として、電磁力によっ
て下方に押圧する電磁ソレノイド21bが備えられる。
動作としては図5、図6の場合と同じである。
施形態を示し、図5に用いたコイルバネ21aに替えて
付勢手段として電磁ソレノイド21bを採用している。
ホルダー保持部5を下方に押下するベアリング11を回
動可能に保持するベアリング受保持部材23に対してピ
ストン10が上方から当接しており、そのベアリング保
持部材23を下方に付勢する手段として、電磁力によっ
て下方に押圧する電磁ソレノイド21bが備えられる。
動作としては図5、図6の場合と同じである。
【0025】上述した本発明の第1態様は、常に付勢手
段(21)を通じてホルダー保持部5に切り込み圧を与える
ものであったが、本発明の第2態様(請求項2)では、通
常のスクライブ時には、従来のものと同様にホルダー保
持部5は、それに当接しているピストン10によって切
り込み圧が与えられる構造となっている。その1実施形
態の構造の要部を図8に示しており、図4と同一の機能
を持つ要素に対しては共通の符号を付している。
段(21)を通じてホルダー保持部5に切り込み圧を与える
ものであったが、本発明の第2態様(請求項2)では、通
常のスクライブ時には、従来のものと同様にホルダー保
持部5は、それに当接しているピストン10によって切
り込み圧が与えられる構造となっている。その1実施形
態の構造の要部を図8に示しており、図4と同一の機能
を持つ要素に対しては共通の符号を付している。
【0026】ピストン10と一体的に移動する枠体22
を枠備え、その枠体22内にベアリング8を支点として
ホルダー保持部5が俯仰可能に設けられる。ホルダー保
持部5の左下端部を係止するストッパーSはその枠体2
2に形成され、又、ホルダー保持部5の左上端の上方へ
の移動を係止する第2のストッパーS'も設けられる。
そして、枠体22とホルダー保持部5との間にコイルバ
ネ21aが設けられる。
を枠備え、その枠体22内にベアリング8を支点として
ホルダー保持部5が俯仰可能に設けられる。ホルダー保
持部5の左下端部を係止するストッパーSはその枠体2
2に形成され、又、ホルダー保持部5の左上端の上方へ
の移動を係止する第2のストッパーS'も設けられる。
そして、枠体22とホルダー保持部5との間にコイルバ
ネ21aが設けられる。
【0027】この図8は待機時を示しており、ホルダー
保持部5はコイルバネ21aによってその左下端部がス
トッパーSに当接した状態にある。一方、スクライブ時
には、切り込み圧の反動力がカッターホイール2に伝え
られるため、ホルダー保持部5に対して上方に向かう力
が加わる。ここでコイルバネ21aによる付勢力よりも
ピストン10の押圧力が勝るため、コイルバネ21aは
降伏してホルダー保持部5の左上端が第2のストッパー
S'に当接した状態となる。この状態では、ホルダー保
持部5には、枠体22を通じてピストン10のピストン
圧が直接に伝わることでカッターホイール2に所定の切
り込み圧が与えられる。
保持部5はコイルバネ21aによってその左下端部がス
トッパーSに当接した状態にある。一方、スクライブ時
には、切り込み圧の反動力がカッターホイール2に伝え
られるため、ホルダー保持部5に対して上方に向かう力
が加わる。ここでコイルバネ21aによる付勢力よりも
ピストン10の押圧力が勝るため、コイルバネ21aは
降伏してホルダー保持部5の左上端が第2のストッパー
S'に当接した状態となる。この状態では、ホルダー保
持部5には、枠体22を通じてピストン10のピストン
圧が直接に伝わることでカッターホイール2に所定の切
り込み圧が与えられる。
【0028】一方、ガラス板12に微小段差等により凹
部があった場合、ピストン圧によってピストン10と共
にホルダー保持部5が下方に移動する前に、コイルバネ
21aよってホルダー保持部5のみが瞬時に下方に移動
するため、高速スクライブ時にあっても途切れのないス
クライブラインが刻まれる。
部があった場合、ピストン圧によってピストン10と共
にホルダー保持部5が下方に移動する前に、コイルバネ
21aよってホルダー保持部5のみが瞬時に下方に移動
するため、高速スクライブ時にあっても途切れのないス
クライブラインが刻まれる。
【0029】図9はこの第2態様における第2実施形態
を示している。カッターホルダー3を軸支するベアリン
グ6を保持するベアリング受け20の上端は、スクライ
ブ時、ピストン10と一体の枠体22に当接している
が、待機時およびスクライブ面に凹部があったような場
合には、コイルバネ21aの付勢により下方に移動す
る。
を示している。カッターホルダー3を軸支するベアリン
グ6を保持するベアリング受け20の上端は、スクライ
ブ時、ピストン10と一体の枠体22に当接している
が、待機時およびスクライブ面に凹部があったような場
合には、コイルバネ21aの付勢により下方に移動す
る。
【0030】この第2態様では、平常時のスクライブ時
において、ピストン10によるピストン圧がカッターホ
イール2に直接伝わるため、切り込み圧の管理が容易で
ある。
において、ピストン10によるピストン圧がカッターホ
イール2に直接伝わるため、切り込み圧の管理が容易で
ある。
【0031】図10は、この第2態様における第3実施
形態を示し、図8に用いたコイルバネ21aに替えて付
勢手段として反発力を利用する電磁石21cを採用して
いる。その反発力はベアリング11を通じてホルダー保
持部5に伝えられる。この図10は待機状態を示し、ス
クライブ時の状態を図11に示している。このスクライ
ブ時では、一対の電磁石21cが相互に接触した状態と
なり、ピストン10がホルダー保持部5に直接的に当接
する。
形態を示し、図8に用いたコイルバネ21aに替えて付
勢手段として反発力を利用する電磁石21cを採用して
いる。その反発力はベアリング11を通じてホルダー保
持部5に伝えられる。この図10は待機状態を示し、ス
クライブ時の状態を図11に示している。このスクライ
ブ時では、一対の電磁石21cが相互に接触した状態と
なり、ピストン10がホルダー保持部5に直接的に当接
する。
【0032】この機構では電磁石21cにおける反発力
の制御は容易なため、スクライブ時も一対の電磁石21
cが相互に接触しないように反発力を制御すれば、本発
明の第1の態様(常に付勢手段を通じて切り込み圧を与
える)として機能する。
の制御は容易なため、スクライブ時も一対の電磁石21
cが相互に接触しないように反発力を制御すれば、本発
明の第1の態様(常に付勢手段を通じて切り込み圧を与
える)として機能する。
【0033】図12は本発明の第3態様(請求項3)の1
実施形態を示し、図13は矢印z−z'から眺めた図で
ある。スクライブユニット7と一体的に設けられた部材
7'に二つの支点m1,m2が設けられ、カッターホルダ
ー3の支軸4を軸支するベアリング6のベアリング受け
25に設けた水平部材26にも二つの支点m3,m4が設
けられ、支点m1とその下方にある支点m3とは、関節m
5を持つ“ク"の字のヒンジ機構H1で結合され、又、支
点m2とその下方にある支点m4も、関節m6を持つ“ク"
の字のヒンジ機構H2で結合され、これらのヒンジ機構
H1,H2は図12でわかるように、ピストン10を挟む
ようにして同じものH1'、H2'が設けられており、パン
タ機構と同じような菱形のリンク機構を形成している。
そして、関節m5、m6間には付勢手段としてコイルバネ
21d,21d'が張架されており、そのスプリング圧
により、カッターホルダー3は下方に押下されるが、ヒ
ンジ機構Hの角度は最大で60°となっている。
実施形態を示し、図13は矢印z−z'から眺めた図で
ある。スクライブユニット7と一体的に設けられた部材
7'に二つの支点m1,m2が設けられ、カッターホルダ
ー3の支軸4を軸支するベアリング6のベアリング受け
25に設けた水平部材26にも二つの支点m3,m4が設
けられ、支点m1とその下方にある支点m3とは、関節m
5を持つ“ク"の字のヒンジ機構H1で結合され、又、支
点m2とその下方にある支点m4も、関節m6を持つ“ク"
の字のヒンジ機構H2で結合され、これらのヒンジ機構
H1,H2は図12でわかるように、ピストン10を挟む
ようにして同じものH1'、H2'が設けられており、パン
タ機構と同じような菱形のリンク機構を形成している。
そして、関節m5、m6間には付勢手段としてコイルバネ
21d,21d'が張架されており、そのスプリング圧
により、カッターホルダー3は下方に押下されるが、ヒ
ンジ機構Hの角度は最大で60°となっている。
【0034】この図12は待機時を示しており、スクラ
イブ時の様子は図14に示している。スクライブ時に
は、切り込み圧の反動力が加わることにより、コイルバ
ネ21dが降伏して、水平部材26はベアリング11に
当接し、ピストン10のピストン圧が切り込み圧として
カッターホイール2に伝えられる。一方、スクライブ面
に凹部があるような場合、コイルバネ21dの付勢によ
り、図12のごとく、上述したリンク機構が作用してカ
ッターホイール2は下方へほぼ瞬時に移動して途切れの
無いスクライブラインを刻む。
イブ時の様子は図14に示している。スクライブ時に
は、切り込み圧の反動力が加わることにより、コイルバ
ネ21dが降伏して、水平部材26はベアリング11に
当接し、ピストン10のピストン圧が切り込み圧として
カッターホイール2に伝えられる。一方、スクライブ面
に凹部があるような場合、コイルバネ21dの付勢によ
り、図12のごとく、上述したリンク機構が作用してカ
ッターホイール2は下方へほぼ瞬時に移動して途切れの
無いスクライブラインを刻む。
【0035】図15は、第2態様における第4実施形態
を示しており、図10、図11に示したカッターヘッド
1において、ピストン10の摺動面にコロを採用してい
る。この種のコロとしては、円筒体に軸が貫通してお
り、その円筒体内面に形成したボール保持溝に鋼球Qを
備えることにより、固定した軸に対し円筒体が低い摩擦
抵抗で無限直線運動できるようにしたボールスプライン
やリニアブッシュがある。ボールスプラインでは軸に前
記鋼球Qが入り込むための直線の溝を有することによ
り、円筒体の円周方向の回転を規制したものであり、一
方、リニアブッシュでは軸にそのような溝をもたないた
め、円筒体は軸方向の移動みならず、円周方向にも自在
に回転する。
を示しており、図10、図11に示したカッターヘッド
1において、ピストン10の摺動面にコロを採用してい
る。この種のコロとしては、円筒体に軸が貫通してお
り、その円筒体内面に形成したボール保持溝に鋼球Qを
備えることにより、固定した軸に対し円筒体が低い摩擦
抵抗で無限直線運動できるようにしたボールスプライン
やリニアブッシュがある。ボールスプラインでは軸に前
記鋼球Qが入り込むための直線の溝を有することによ
り、円筒体の円周方向の回転を規制したものであり、一
方、リニアブッシュでは軸にそのような溝をもたないた
め、円筒体は軸方向の移動みならず、円周方向にも自在
に回転する。
【0036】図15では、リニアブッシュ31を用いて
おり、Qで示したのが鋼球である。このようにリニアブ
ッシュ31を採用した場合、ピストン10では気密が保
てなくなるため、エアシリンダ室9に相当するものとし
て、スクライブユニット7の上部にエアー室32を新た
に設け、そのエアー室32の下部開口にベローフラム3
3を設け、そのベローフラム33の中央部にて、ピスト
ン10の上端とボルト結合される。
おり、Qで示したのが鋼球である。このようにリニアブ
ッシュ31を採用した場合、ピストン10では気密が保
てなくなるため、エアシリンダ室9に相当するものとし
て、スクライブユニット7の上部にエアー室32を新た
に設け、そのエアー室32の下部開口にベローフラム3
3を設け、そのベローフラム33の中央部にて、ピスト
ン10の上端とボルト結合される。
【0037】この構成によれば、前記エアシリンダ室3
2に所定圧のエアーを送り込むことにより、ベローフラ
ム33は下方に橈み、これに伴い、ピストン10が下方
に移動することにより、カッターホイール2に所定の切
り込み圧が与えられる。この構成ではピストン10の摩
擦抵抗が低くなるため、ガラス板12の段差等に追随し
てカッターホイール2は上下動し、ジャンピングの発生
を更に防止できる。尚、このコロ機構は、本発明の第1
および第3態様のカッターヘッド1に対しても同様に適
用できる。
2に所定圧のエアーを送り込むことにより、ベローフラ
ム33は下方に橈み、これに伴い、ピストン10が下方
に移動することにより、カッターホイール2に所定の切
り込み圧が与えられる。この構成ではピストン10の摩
擦抵抗が低くなるため、ガラス板12の段差等に追随し
てカッターホイール2は上下動し、ジャンピングの発生
を更に防止できる。尚、このコロ機構は、本発明の第1
および第3態様のカッターヘッド1に対しても同様に適
用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ピスト
ンがホルダー保持部を直接押圧している従来の構成に替
えて、ホルダー保持部が単体で下方に移動できるように
ホルダー保持部に付勢手段を設けている。この構成によ
り、スクライブ面に凹部があったような時には、ピスト
ンの押圧によってピストンとホルダー保持部が一体的に
下降する前に、慣性の小さいホルダー保持部のみが付勢
手段によって先に下降するため、カッターホイールのス
クライブ面への追随性が改善され、ジャンピングが防止
される。
ンがホルダー保持部を直接押圧している従来の構成に替
えて、ホルダー保持部が単体で下方に移動できるように
ホルダー保持部に付勢手段を設けている。この構成によ
り、スクライブ面に凹部があったような時には、ピスト
ンの押圧によってピストンとホルダー保持部が一体的に
下降する前に、慣性の小さいホルダー保持部のみが付勢
手段によって先に下降するため、カッターホイールのス
クライブ面への追随性が改善され、ジャンピングが防止
される。
【図1】 ガラススクライバーを示した概略斜視図
【図2】 図1のガラススクライバーを側方から眺めた
図
図
【図3】 図1のガラススクライバーを正面から眺めた
図
図
【図4】 従来のガラススクライバーに使用されるカッ
ターヘッドを示した側断面図
ターヘッドを示した側断面図
【図5】 本発明の第1態様における1実施形態を示し
た側断面図
た側断面図
【図6】 図5のカッターヘッドにおいてスクライブ時
の様子を示した図
の様子を示した図
【図7】 本発明の第1態様における第2の実施形態を
示したカッターヘッドの側断面図
示したカッターヘッドの側断面図
【図8】 本発明の第2態様における1実施形態を示し
たカッターヘッドの要部を示した図
たカッターヘッドの要部を示した図
【図9】 本発明の第2態様における第2実施形態を示
したカッターヘッドの要部を示した図
したカッターヘッドの要部を示した図
【図10】 本発明の第2態様における第3実施形態を
示したカッターヘッドの側断面図
示したカッターヘッドの側断面図
【図11】 図10のカッターヘッドにおいてスクライ
ブ時の様子を示した図
ブ時の様子を示した図
【図12】 本発明の第3態様における1実施形態を示
したカッターヘッドの側断面図
したカッターヘッドの側断面図
【図13】 図12においてz−z'方向から眺めた図
【図14】 図12のカッターヘッドにおいてスクライ
ブ時の様子を示した図
ブ時の様子を示した図
【図15】 本発明の第2態様における第4実施形態を
示したカッターヘッドの側断面図
示したカッターヘッドの側断面図
1 カッターヘッド 2 カッターホイール 3 カッターホルダー 4 支軸 5 ホルダー保持部 6 軸受 7 スクライブユニット 8 ベアリング 9 エアシリンダー室 10 ピストン 11 ベアリング 21a コイルバネ 21b 電磁ソレノイド 21c 電磁石 21d コイルバネ 22 枠体 23 ベアリング保持部材 25 ベアリング受け 26 水平部材 31 リニアブッシュ 32 エアー室 33 ベローフラム Q 鋼球 S ストッパー
Claims (8)
- 【請求項1】 カッターホイール(2)を具備するカッタ
ーホルダー(3)を保持しているホルダー保持部(5)をピ
ストン(10)で押圧することにより、カッターホイール
(2)に所定の切り込み圧を与える機構のカッターヘッド
(1)において、 ピストン(10)がホルダー保持部(5)を直接押圧する構成
に替えて、ピストン(10)とホルダー保持部(5)との間に
付勢手段(21)を介在させたことを特徴とするカッターヘ
ッド。 - 【請求項2】 カッターホイール(2)を具備するカッタ
ーホルダー(3)を保持しているホルダー保持部(5)をピ
ストン(10)で押圧することにより、カッターホイール
(2)に所定の切り込み圧を与える機構のカッターヘッド
(1)において、 平常時のスクライブ時にはホルダー保持部(5)に当接し
ているピストン(10)によって直接に切り込み圧が与えら
れるが、スクライブ面に凹部があるような箇所では、ホ
ルダー保持部(5)はピストン(10)から離れてカッターホ
イール(2)がスクライブ面に追随するよう、ピストン(1
0)に対して、ホルダー保持部(5)を下方に付勢する付勢
手段(21)を備えことを特徴とするカッターヘッド。 - 【請求項3】 カッターホイール(2)を具備するカッタ
ーホルダー(3)を保持しているホルダー保持部(5)をピ
ストン(10)で押圧することにより、カッターホイール
(2)に所定の切り込み圧を与える機構のカッターヘッド
(1)において、 平常時のスクライブ時にはホルダー保持部(5)に当接し
ているピストン(10)によって直接に切り込み圧が与えら
れるが、スクライブ面に凹部があるような箇所では、ホ
ルダー保持部(5)はピストン(10)から離れてカッターホ
イール(2)がスクライブ面に追随するよう、上下動しな
い部材に対して、ホルダー保持部(5)を下方に付勢する
付勢手段(21)を備えことを特徴とするカッターヘッド。 - 【請求項4】 上記付勢手段(21)は、コイルバネ、ソレ
ノイド機構、反発力を用いた電磁石等のいずれかを用い
たものである請求項1〜3のいずれかに記載のカッター
ヘッド。 - 【請求項5】 ホルダー保持部(5)は、その一端を支点
として回動可能に保持されると共に、その他端側の下端
部がストッパー(S)によって係止されている請求項1な
いし4のいずれかに記載のカッターヘッド。 - 【請求項6】 ホルダー保持部(5)は、菱形をなすリン
ク機構により上下動可能に吊り下げられ、待機時におい
ては、ホルダー保持部(5)をピストン(10)の下端から離
隔させる付勢手段(21)として、リンク機構における両側
の関節の間にコイルバネを張架したものである請求項3
に記載のカッターヘッド。 - 【請求項7】 エアー圧により駆動される上記ピストン
(10)の摺動面にコロを設け、その構成に伴い、エアー圧
により下方に作用して前記ピストンを押下する作用部材
を備えた請求項1ないし6のいずれかに記載のカッター
ヘッド。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のカ
ッターヘッドを、テーブル上のガラス板に対して少なく
ともX方向にスクライブできるよう、カッターヘッドも
しくはテーブルが移動するよう設けられたことを特徴と
するガラススクライバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31913996A JPH10158022A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | カッターヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31913996A JPH10158022A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | カッターヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10158022A true JPH10158022A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18106890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31913996A Pending JPH10158022A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | カッターヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10158022A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003011777A1 (fr) * | 2001-07-18 | 2003-02-13 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. | Tete de decoupe, dispositif de decoupe et procede de decoupe utilisant cette tete de decoupe |
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-
1996
- 1996-11-29 JP JP31913996A patent/JPH10158022A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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