JPH10157927A - 線材巻取機 - Google Patents

線材巻取機

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JPH10157927A
JPH10157927A JP31987696A JP31987696A JPH10157927A JP H10157927 A JPH10157927 A JP H10157927A JP 31987696 A JP31987696 A JP 31987696A JP 31987696 A JP31987696 A JP 31987696A JP H10157927 A JPH10157927 A JP H10157927A
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JP
Japan
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roller
wire
winding
traverse
guide
Prior art date
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JP31987696A
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English (en)
Inventor
Kotaro Ikeda
幸太郎 池田
Yoshihisa Kanehara
義久 金原
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TAKANA DENKI KK
Original Assignee
TAKANA DENKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラバースローラの往復動に基づく線材の移
送方向の角度変化に対応して線材を移送案内すること
で、線材の表面の損傷を防止しながら線材を良好に巻き
取る。 【解決手段】 入線ローラ20から供給された線材Wが
巻取ガイド装置40を介してトラバースローラ37に送
くられて巻取ボビン11に巻き取られるように構成され
た線材巻取機であって、巻取ガイド装置40は、入線側
ガイドローラ機構41と、トラバース側ガイドローラ機
構51とを備え、これら両ガイドローラ機構のうち、少
なくとも一方のガイドローラ機構は、トラバースローラ
37の往復動に基づく線材Wの移送方向の角度変化に対
応して変位されることで、そのガイド溝48が線材Wの
移送方向と略一致する可動のガイドローラ47を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伸線機から供給
される線材を巻き取る場合や線材を巻き換える場合等に
用いる線材巻取機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の線材巻取機において、図7の
(A)及び(B)に示すように、入線ローラ120とト
ラバースローラ137との間にはガイドローラ147が
固定状態で配設されている。そして、入線ローラ120
から供給された線材Wは、ガイドローラ147のガイド
溝148によって移送案内されながらトラバースローラ
137に送くられ、そのトラバースローラ137が巻取
ボビン111の巻き取り幅方向に往復動されることで、
前記線材Wが前記巻取ボビン111に巻き取られるよう
になっているのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
線材巻取機においては、トラバースローラ137の往復
動に基づいて線材Wの移送方向が角度Aだけ変化する。
このため、ガイドローラ147やトラバースローラ13
7の各ガイド溝148、138の開口部のエッジ部分に
線材Wが当たり、その線材Wの表面が傷つけられる不具
合が生じる場合があった。前記線材Wの表面の損傷を防
止するためには、ガイドローラ147とトラバースロー
ラ137との距離を長くして線材Wの移送方向の変化に
基づく角度Aを小さくしたり、あるいは、ガイドローラ
147やトラバースローラ137のガイド溝148、1
38の案内角度を広げることが考えられる。しかしなが
ら、ガイドローラ147とトラバースローラ137との
距離を長くすると、線材巻取機が大型化する。また、ガ
イドローラ147やトラバースローラ137のガイド溝
148、138の案内角度を広げると線材Wのガイド機
能が低下し、ガイド溝148、138内において線材W
が不測に移動し、これが原因となって線材Wの表面に傷
が発生したり、巻取ボビン111において線材Wの巻き
取り不良が生じる。この発明の目的は、前記従来の問題
点に鑑み、トラバースローラの往復動に基づく線材の移
送方向の角度変化に対応して線材を移送案内すること
で、線材の表面の損傷を防止しながら線材を良好に巻き
取ることができる線材巻取機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る線材巻取機は、入線ローラか
ら供給された線材が巻取ガイド装置によって移送案内さ
れながらトラバースローラに送くられ、前記トラバース
ローラが巻取ボビンの巻き取り幅方向に往復動されるこ
とで、前記線材が前記巻取ボビンに巻き取られるように
構成された線材巻取機であって、前記巻取ガイド装置
は、入線側ガイドローラ機構と、トラバース側ガイドロ
ーラ機構とを備え、これら両ガイドローラ機構のうち、
少なくとも一方のガイドローラ機構は、前記トラバース
ローラの往復動に基づく前記線材の移送方向の角度変化
に対応して変位されることで、そのガイド溝が前記線材
の移送方向と略一致する可動のガイドローラを備えてい
ることを特徴とする。
【0005】したがって、入線側ガイドローラ機構とト
ラバース側ガイドローラ機構とのうち、少なくとも一方
のガイドローラ機構においては、その可動のガイドロー
ラのガイド溝が線材の移送方向と略一致するように変位
するため、ガイド溝のエッジ部分に線材が当たってその
線材の表面が傷つけられる不具合が防止される。
【0006】また、請求項2の発明に係る線材巻取機
は、入線ローラから供給された線材が巻取ガイド装置に
よって移送案内されながらトラバースローラに送くら
れ、前記トラバースローラが巻取ボビンの巻き取り幅方
向に往復動されることで、前記線材が前記巻取ボビンに
巻き取られるように構成された線材巻取機であって、前
記巻取ガイド装置は、入線側ガイドローラ機構と、トラ
バース側ガイドローラ機構とを備え、これら両ガイドロ
ーラ機構のうち、一方のガイドローラ機構は、前記トラ
バースローラの往復動に基づく前記線材の移送方向の角
度変化に対応して変位されることで、そのガイド溝が前
記線材の移送方向と略一致する可動のガイドローラを備
え、他方のガイドローラ機構は、前記線材を間に挟んで
略対向状に配設された複数のガイドローラを備えている
ことを特徴とする。
【0007】したがって、入線側ガイドローラ機構とト
ラバース側ガイドローラ機構とのうち、少なくとも一方
のガイドローラ機構においては、その可動のガイドロー
ラのガイド溝が線材の移送方向と略一致するように変位
するため、ガイド溝のエッジ部分に線材が当たってその
線材の表面が傷つけられる不具合が防止される。また、
他方のガイドローラ機構においては、複数のガイドロー
ラによって線材が移送案内されるため、これらガイドロ
ーラにおけるガイド溝のエッジ部分に線材が当たってそ
の線材の表面が傷つけられる不具合が防止される。
【0008】請求項3の発明に係る線材巻取機は、入線
ローラから供給された線材が巻取ガイド装置によって移
送案内されながらトラバースローラに送くられ、前記ト
ラバースローラが巻取ボビンの巻き取り幅方向に往復動
されることで、前記線材が前記巻取ボビンに巻き取られ
るように構成された線材巻取機であって、前記巻取ガイ
ド装置は、入線側ガイドローラ機構と、トラバース側ガ
イドローラ機構とを備え、これら両ガイドローラ機構
は、前記トラバースローラの往復動に基づく前記線材の
移送方向の角度変化に対応して変位されることで、その
ガイド溝が前記線材の移送方向と略一致する可動のガイ
ドローラをそれぞれ備えていることを特徴とする。
【0009】したがって、入線側とトラバース側との両
ガイドローラ機構におけるそれぞれの可動のガイドロー
ラのガイド溝が線材の移送方向と略一致するようにそれ
ぞれ変位するため、各ガイド溝のエッジ部分に線材が当
たってその線材の表面が傷つけられる不具合が防止され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】 (実施の形態1)この発明の実施の形態1を図1〜図4
にしたがって説明する。図3と図4において、線材巻取
機1の本体フレーム2における前壁部3と後壁部4との
間における下部には、巻取駆動軸8が回転可能に組み付
けられており、この巻取駆動軸8の基端部(図4では右
端部)は、トルク伝達手段としてのベルト機構7によっ
て巻取モータ5の出力軸6にトルク伝達に接続されてい
る。前記巻取駆動軸8の先端部にはフランジ9が設けら
れており、このフランジ9には巻取駆動軸8と同一中心
線上においてボビン軸10が突出されている。そして、
ボビン軸10には、巻取胴12と端板フランジ13とを
備えた巻取ボビン11がトルク伝達及び着脱可能に嵌装
されている。
【0011】前記前壁部3の上部前面には図示しないロ
ーラブラケットを介して入線ローラ20がローラ軸19
を中心として回転自在に配設されている。この入線ロー
ラ20の外周面に形成された断面略V字状のガイド溝2
1は、図4に示すように、前記巻取ボビン11の巻き取
り幅の中央を通る延長線L1上に位置するように前記入
線ローラ20が取り付けられている。
【0012】前記入線ローラ20から供給され後述する
巻取ガイド装置40によって移送案内された線材Wを巻
取ボビン11の巻き取り幅方向に案内するトラバース機
構30は、図4に示すように、トラバースモータ31を
駆動源として巻取ボビン11の巻き取り幅方向に往復動
されるトラバースローラ37を備えたトッラバース基板
35とを主体として構成されている。前記トラバースモ
ータ31は、本体フレーム2の後壁部4に取り付けられ
てお、そのトラバースモータ31の出力軸の先端には、
その出力軸と一体にトラバース送りネジ32が延出され
ており、このトラバース送りネジ32は、後壁部4を貫
通して前壁部3に向けて水平状に突出されている。
【0013】一方、トッラバース基板35は、本体フレ
ーム2の前壁部3と後壁部4との間に跨って移動可能に
支持された上下一対をなすガイドシャフト34の前端部
の間に支持されている。前記両ガイドシャフト34の間
には前記トラバース送りネジ32に螺合する送りナット
33が取り付けられている。また、トッラバース基板3
5には、ボビン軸10と平行するローラ軸36を中心と
してトラバースローラ37が回転自在に組み付けられ、
そのトラバースローラ37の外周に形成された断面略V
字状のガイド溝38は巻取ボビン11の巻取胴12と略
直交している。そして、トラバースモータ31の作動に
よってトラバース送りネジ32が正逆回転されること
で、送りナット33及びガイドシャフト34を介してト
ッラバース基板35とともにトラバースローラ37が巻
取ボビン11の巻き取り幅方向に往復動されるようにな
っている。
【0014】前記入線ローラ20とトラバースローラ3
7との間には、巻取ガイド装置40が配設されている。
この巻取ガイド装置40は、入線側ガイドローラ機構4
1とトラバース側ガイドローラ機構51とを備えてい
る。図4に示すように、入線側ガイドローラ機構41
は、支持ポスト42、支持部材43、可動ブラケット4
5及びガイドローラ47を主体として構成され、支持ポ
スト42は、入線ローラ20のローラブラケットに隣接
して本体フレーム2の前壁部3の上部前面に水平状に張
り出されて取り付けられている。図1と図2に示すよう
に、支持ポスト42の先端部には支持部材43が取り付
けられており、その支持部材43にはブラケット軸44
を中心として揺動自在に可動ブラケット45が組み付け
られている。そして、可動ブラケット45には、ローラ
軸46を中心としてガイドローラ47が回転自在に組み
付けられている。
【0015】図1に示すように、ガイドローラ47は、
その外周面に形成された断面略V字状のガイド溝48の
上端部が前記巻取ボビン11の巻き取り幅の中央を通る
延長線L1上に位置するように前記可動ブラケット45
に組み付けられている。しかも、図2に示すように、入
線ローラ20のガイド溝21の上端部とガイドローラ4
7のガイド溝48の上端部とを通る延長線L2上におい
て、可動ブラケット45のブラケット軸44の配設位置
が設定されており、図1に示すように、トラバースロー
ラ37の往復動に基づく線材Wの移送角度Aの変化に対
応して前記可動ブラケット45とともにガイドローラ4
7がブラケット軸44を中心として揺動変位されること
で、そのガイドローラ47のガイド溝48が前記線材W
の移送方向と一致するようになっている。
【0016】一方、図1と図2に示すように、トラバー
ス側ガイドローラ機構51は、トッラバース基板35に
形成された支持部53に対しブラケット軸54を中心と
して揺動自在に組み付けられた可動ブラケット55と、
その可動ブラケット55に対しローラ軸56を中心とし
て回転自在に組み付けられたガイドローラ57とを備え
ている。さらに、図2に示すように、ガイドローラ57
は、その外周に形成された断面略V字状のガイド溝58
の下端部とトラバースローラ37のガイド溝38の上端
部とを通る延長線L3上において、可動ブラケット55
のブラケット軸54の配設位置が設定されており、トラ
バースローラ37の往復動に基づく線材Wの移送角度A
の変化に対応して前記可動ブラケット55とともにガイ
ドローラ57がブラケット軸54を中心として揺動変位
されることで、そのガイドローラ57のガイド溝58が
前記線材Wの移送方向と一致するようになっている。
【0017】前記入線側ガイドローラ機構41の可動ブ
ラケット45と、トラバース側ガイドローラ機構51の
可動ブラケット55との間には、トラバースローラ37
の往復動作に連動して前記両可動ブラケット45、55
をそれぞれのブラケット軸44、54を中心として揺動
変位させる連動機構80が組み付けられている。前記連
動機構80は、伸縮自在に連結された第1ロッド81と
第2ロッド82とを備え、第1ロッド81の上端部は、
連結ピン83によって可動ブラケット45に接続され、
第2ロッド82の下端部は、連結ピン84によって可動
ブラケット55に接続されている。
【0018】この実施の形態1の線材巻取機1は、上述
したように構成される。したがって、入線ローラ20側
から供給される線材Wを巻取ボビン11に巻き取る場
合、前記線材Wの端末部は、入線ローラ20、ガイドロ
ーラ47、57及びトラバースローラ37を通して巻取
ボビン11の巻取胴12に止着されてセットされる。こ
の状態において、巻取モータ5とトラバースモータ31
とがそれぞれ作動されることで、巻取ボビン11が巻き
取り方向に回転されるとともに、その巻取ボビン11の
巻き取り幅方向にトラバースローラ37が往復動され、
これによって、前記線材Wが巻取ボビン11の巻取胴1
2の巻き取り幅方向に順次巻き取られる。
【0019】図1に示すように、前記トラバースローラ
37の往復動に基づいて前記線材Wの移送方向は角度A
だけ変化する。また、前記トラバースローラ37の往復
動作に基づいて、連動機構80を介して入線側ガイドロ
ーラ機構41とトラバース側ガイドローラ機構51の各
可動ブラケット45、55がそれぞれのブラケット軸4
4、54を中心として揺動変位される。これによって、
両可動ブラケット45、55の各ガイドローラ47、5
7のガイド溝48、58が前記線材Wの移送方向と略一
致する。このため、前記線材Wは、前記各ガイドローラ
47、57及びトラバースローラ37のガイド溝48、
58、38の各エッジ部分に当たることなく円滑に移送
案内されながら巻取ボビン11の巻取胴12の巻き取り
幅方向に順次巻き取られることから、前記各ガイド溝4
8、58、38のエッジ部分によって線材Wの表面が傷
つけられる不具合が解消される。
【0020】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図5と図6にしたがって説明すると、この実施
の形態2において、巻取ガイド装置40の入線側ガイド
ローラ機構41とトラバース側ガイドローラ機構51と
のうち、一方のガイドローラ機構、例えば、入線側ガイ
ドローラ機構41は、実施の形態1と略同様にして支持
ポスト42、支持部材43、可動ブラケット45及びガ
イドローラ47を備えている。
【0021】また、他方のガイドローラ機構としてのト
ラバース側ガイドローラ機構51は、角度調整ブラケッ
ト65、第1ガイドローラ70及び第2ガイドローラ7
3を主体として構成されている。角度調整ブラケット6
5は、その基部66に形成された軸孔67において、ト
ッラバース基板35に突設された支軸62に角度調整可
能に組み付けられている。さらに、角度調整ブラケット
65の基部66には、その軸孔67に連通する割溝68
が形成され、締付ネジ63が割溝68に跨って締め付け
られることで、支軸62の軸回りに対し角度調整ブラケ
ット65が回動不能に固定されるようになっている。
【0022】前記角度調整ブラケット65の基部66か
ら延出されたローラ取付部65aには、第1、第2の両
ガイドローラ70、73がボビン軸10と直交するそれ
ぞれのローラ軸69、72を中心として回転自在に組み
付けられている。さらに、図5に示すように、巻取ボビ
ン11の巻き取り幅の中央を通る延長線L1上にトラバ
ースローラ37が位置し、入線側ガイドローラ機構41
のガイドローラ47と前記トラバースローラ37との間
において線材Wが略一直線状をなす際に、前記第1、第
2の両ガイドローラ70、73は、線材Wを間に挟んで
略対向状をなし、その各ガイド溝71、74によって前
記線材Wを略一直線状をなして移送案内し得るように、
ローラ取付部65aに対し第1、第2の両ガイドローラ
70、73が配設されるとともに、前記支軸62に対し
角度調整ブラケット65が角度調整されて締付ネジ63
によって固定されるようになっている。
【0023】また、前記入線側ガイドローラ機構41の
可動ブラケット45と、トラバース側ガイドローラ機構
51の角度調整ブラケット65との間には、トラバース
ローラ37の往復動作に連動して前記可動ブラケット4
5をブラケット軸44を中心として揺動変位させる連動
機構90が組み付けられている。前記連動機構90は、
伸縮自在に連結された第1ロッド91と第2ロッド92
とを備え、第1ロッド91の上端部は、連結ピン93に
よって可動ブラケット45に接続され、第2ロッド92
の下端部は、連結ピン94と球面軸受け96によって角
度調整ブラケット65の連結片95に接続されている。
その他の構成は、実施の形態1と同様にして構成される
ため、その説明は省略する。
【0024】したがって、この実施の形態2において
は、トラバースローラ37の往復動作に基づいて、連動
機構90を介して入線側ガイドローラ機構41の可動ブ
ラケット45がそれぞれのブラケット軸44を中心とし
て揺動変位される。これによって、可動ブラケット45
のガイドローラ47のガイド溝48が前記線材Wの移送
方向と略一致する。また、トラバース側ガイドローラ機
構51においては、第1、第2の両ガイドローラ70、
73の各ガイド溝71、74によって線材Wが良好に移
送案内される。このため、前記線材Wは、前記ガイドロ
ーラ47、第1、第2の両ガイドローラ70、73及び
トラバースローラ37のガイド溝48、71、74、3
8の各エッジ部分に当たることなく円滑に移送案内され
ながら巻取ボビン11の巻取胴12の巻き取り幅方向に
順次巻き取られることから、前記各ガイド溝48、7
1、74、38のエッジ部分による傷が線材Wの表面に
発生する不具合が防止される。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ガイドローラ機構の可動のガイドローラのガイド溝が線
材の移送方向と略一致するように変位するため、ガイド
溝のエッジ部分に線材が当たってその線材の表面が傷つ
けられる不具合を防止しながら線材を良好に巻き取るこ
とができるとともに、巻き取り幅の広い巻取ボビンであ
っても、その巻取ボビンの巻き取り幅方向に線材を良好
に移送案内して巻き取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の線材巻取機における
巻取ガイド装置を示す側面図である。
【図2】同じく線材巻取機の巻取ガイド装置を示す正面
図である。
【図3】同じく線材巻取機全体を示す正面図である。
【図4】同じく線材巻取機全体を一部破断して示す側面
図である。
【図5】この発明の実施の形態2の線材巻取機における
巻取ガイド装置を示す側面図である。
【図6】同じく線材巻取機の巻取ガイド装置を示す正面
図である。
【図7】従来の線材巻取機を正面及び側面側から示す説
明図である。
【符号の説明】
1 線材巻取機 11 巻取ボビン 20 入線ローラ 30 トラバース機構 37 トラバースローラ 40 巻取ガイド装置 41 入線側ガイドローラ機構 45 可動ブラケット 47 ガイドローラ 51 トラバース側ガイドローラ機構 55 可動ブラケット 57 ガイドローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入線ローラから供給された線材が巻取ガ
    イド装置によって移送案内されながらトラバースローラ
    に送くられ、前記トラバースローラが巻取ボビンの巻き
    取り幅方向に往復動されることで、前記線材が前記巻取
    ボビンに巻き取られるように構成された線材巻取機であ
    って、 前記巻取ガイド装置は、入線側ガイドローラ機構と、ト
    ラバース側ガイドローラ機構とを備え、これら両ガイド
    ローラ機構のうち、少なくとも一方のガイドローラ機構
    は、前記トラバースローラの往復動に基づく前記線材の
    移送方向の角度変化に対応して変位されることで、その
    ガイド溝が前記線材の移送方向と略一致する可動のガイ
    ドローラを備えていることを特徴とする線材巻取機。
  2. 【請求項2】 入線ローラから供給された線材が巻取ガ
    イド装置によって移送案内されながらトラバースローラ
    に送くられ、前記トラバースローラが巻取ボビンの巻き
    取り幅方向に往復動されることで、前記線材が前記巻取
    ボビンに巻き取られるように構成された線材巻取機であ
    って、 前記巻取ガイド装置は、入線側ガイドローラ機構と、ト
    ラバース側ガイドローラ機構とを備え、これら両ガイド
    ローラ機構のうち、一方のガイドローラ機構は、前記ト
    ラバースローラの往復動に基づく前記線材の移送方向の
    角度変化に対応して変位されることで、そのガイド溝が
    前記線材の移送方向と略一致する可動のガイドローラを
    備え、 他方のガイドローラ機構は、前記線材を間に挟んで略対
    向状に配設された複数のガイドローラを備えていること
    を特徴とする線材巻取機。
  3. 【請求項3】 入線ローラから供給された線材が巻取ガ
    イド装置によって移送案内されながらトラバースローラ
    に送くられ、前記トラバースローラが巻取ボビンの巻き
    取り幅方向に往復動されることで、前記線材が前記巻取
    ボビンに巻き取られるように構成された線材巻取機であ
    って、 前記巻取ガイド装置は、入線側ガイドローラ機構と、ト
    ラバース側ガイドローラ機構とを備え、これら両ガイド
    ローラ機構は、前記トラバースローラの往復動に基づく
    前記線材の移送方向の角度変化に対応して変位されるこ
    とで、そのガイド溝が前記線材の移送方向と略一致する
    可動のガイドローラをそれぞれ備えていることを特徴と
    する線材巻取機。
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