JP2717891B2 - 線材の巻取装置 - Google Patents

線材の巻取装置

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JP2717891B2
JP2717891B2 JP25434491A JP25434491A JP2717891B2 JP 2717891 B2 JP2717891 B2 JP 2717891B2 JP 25434491 A JP25434491 A JP 25434491A JP 25434491 A JP25434491 A JP 25434491A JP 2717891 B2 JP2717891 B2 JP 2717891B2
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wire
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winding
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和行 中筋
浩一 黒田
逸史 飯尾
重治 越智
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Nippon Steel Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は線材の巻取装置に関す
る。さらに詳しくは、条鋼圧延設備の出側に設けられる
圧延線材の巻取装置や伸線機用の巻取装置など、線材に
張力を付加しつつ整列多層巻取りをするための巻取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図10には、従来より線材の巻取りに用い
られている一般的な巻取装置が示されている。51は巻取
リールで、その巻取リール51と圧延機の出側ガイドロー
ラ52との間には、テンショナー53とトラバースガイドロ
ーラ54とが配置されている。又、巻取リール51の反トラ
バースガイドローラ側には押えローラ55が設けられてい
る。圧延機の出側ガイドローラ52から出た線材mはテン
ショナー53で張力を付加され、トラバースガイドローラ
54で案内されて巻取リール51に巻取られる。これにより
線材mは整列多層巻きされ、コイルCに仕上げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
では、線材mの尾端が出側ガイドローラ52を出たとたん
張力が作用しなくなるので、材料径が約4mm以上の線
材、あるいはバネ性の高い線材では、線材mの尾端がハ
ネ上ったり緩みが生じたりして、良好なコイル形状が得
られないという問題があった。また、コイル形状を保持
するためのバンド掛けが困難になるという問題も生じて
いた。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、線材の尾端が
コイルに沿うように巻取ることができる巻取装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる線材の
巻取装置は、巻取リールに線材をコイル状に整列多層巻
取りする巻取装置であって、巻取リールに巻き取られる
線材に張力を付加するためのテンションローラを先端に
取付けたテンショナーと、巻取リールの周面近傍であっ
て、前記テンションローラが押し付けられる位置に配設
された2個のベンディングローラからなるベンディング
ローラユニットと、前記テンションローラを巻取り中の
線材に一定張力を与える張力付加位置と、前記ベンディ
ングローラに押し付ける曲げ加工位置とに駆動する駆動
手段とを備え、線材の尾端を巻取る直前にテンションロ
ーラを曲げ加工位置に駆動して線材の尾端をコイル外形
に沿う形状に曲げ加工することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、通常の巻取り中はテンション
ローラを駆動手段で線材に押し付けて張力を付加し、こ
れにより線材の乱巻きを防止して整列多層巻取りを行
う。線材の尾端が圧延機や伸線機の出側から出てくると
テンションローラだけでは張力の付加ができなくなる
が、このときテンションローラを2個のベンディングロ
ーラ間に駆動手段によって、押し付けると、線材の尾端
をテンションローラとベンディングローラとの間に挟む
ことができる。このようにして強制的に線材をテンショ
ンローラとベンディングローラとの間を通過させると、
線材の尾端はコイル形状に沿う湾曲形状に曲げ加工さ
れ、かつその間張力を付加することができる。このた
め、線材の尾端がハネ上がらず、しかも張力作用下で最
後まで巻き取られるので、コイル形状が良好となり、バ
ンド掛けも容易となる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例を説明する。図1〜2
には条鋼圧延設備の出側設備である巻取装置Aが示され
ている。なお、Bは圧延機のロールスタンド、52はその
出側ガイドローラである。1は巻取リールで駆動軸2に
取付けられている。駆動軸2は原動機(図示省略)およ
び減速機3に連結されて、巻取リール1を一定の巻取ト
ルクで矢印a方向に回転しうるようになっている。な
お、巻取リール1はボルト4を外すと前面の側板1aが外
れ、巻取りの完了したコイルCを取り出せるようになっ
ている。
【0008】5は公知のトラバースガイドで、巻取装置
Aの前部(圧延機側)に立設されており、これにより線
材mを巻取リール1の巻取幅で矢印bで示すように往復
動して、線材mが整列巻きされるように案内する。ま
た、巻取装置Aの後部(反トラバースガイドローラ側)
には、押えローラ6がエアーシリンダ7で矢印c方向に
揺動するように取付けられており、巻取完了直前にコイ
ルCに押し付けて、巻きほぐれを防止するようになって
いる。
【0009】さて、叙上の巻取装置Aにおいて、テンシ
ョナー10とベンディングローラユニット20がつぎのよう
に設けられている。テンショナー10はアーム11とその先
端に取付けられたテンションローラ12とからなり、前記
アーム11の基端は駆動軸2に同軸に取り付けられてい
る。そして、アーム11にはエアーシリンダ13が連結さ
れ、このエアーシリンダ13を伸縮させることにより、テ
ンションローラ12を符号I〜IIで示す張力付加位置と符
号III で示す曲げ加工位置とに動かすことができる。な
お、このエアーシリンダ13は特許請求の範囲にいう駆動
手段に該当する。エアーシリンダ13には通常の巻取作業
中は低圧エアーが供給されており、常時は伸長方向に付
勢されているが線材mの張力が過大になるとエアーシリ
ンダ13内のエアーが圧縮されてエアーシリンダ13が縮小
し過大張力を吸収する。このため、テンションローラ12
は前記I〜II間を揺動しながら、適切な張力を線材mに
付加しうるようになっている。また、エアーシリンダ13
に高圧エアーを供給すると、テンションローラ12を前記
曲げ加工位置III まで移動させることができる。
【0010】前記ベンディングローラユニット20は、図
1および図3に示されるように2個のベンディングロー
ラ21、22からなり、それぞれの回転軸は巻取リール1の
駆動軸2と平行に配設されている。また、このベンディ
ングローラユニット20は巻取リール1の周面近傍であっ
て前記テンションローラ12が押し付けられる位置におい
て固定台23に取付けられている。したがって、前記エア
ーシリンダ13を伸長させて、テンションローラ12を2個
のベンディングローラ21、22の間に押し付ける1、その
間を強制通過させられる線材mに曲げ加工を施すことが
できる。
【0011】なお、上記ベンディングローラ21、22の巻
取リール1に対する取付位置は図4〜5に示すような位
置関係でなければならない。巻取リール1に巻き取られ
る線材mとテンションローラ12との接点をE、テンショ
ンローラ12とベンディングローラ22との接点をDとする
と、図5に示すように接点Dが接点Eより下流側にある
と、線材mが逆向きに曲げられるので、必ず図4に示す
ように接点Eが接点Dより下流側に位置するようにすべ
きである。かかる位置関係を満足することができれば、
テンションローラ12とベンディングローラ21、22とはど
のような位置関係で配置してもよい。
【0012】つぎに、本実施例の作用を図1〜2に基づ
き説明する。 (巻取作業)巻取開始前より、エアーシリンダ13を伸長
させて、テンションローラ12を符号I〜IIで示す張力付
加位置に駆動し、線材mに張力を与える。エアーシリン
ダ13には調整可能な低圧エアーを供給されているので、
既述のごとく線材mには適切な張力が付加され、線材m
を整列巻きすることができる。 (線材の尾端処理)圧延機Bの入側で線材mの尾端を検
出すると、巻取装置Aが尾端処理をすべく、押えローラ
6とテンショナー10を作動させる。すなわち、エアーシ
リンダ7を縮小させて押えローラ6をコイルCに押し付
けると共に、同時にエアーシリンダ13に高圧エアーを供
給して伸長させ、テンションローラ12を2個のベンディ
ングローラ21、22の間(III位置)に押し付けるよう駆
動する。このようにして、線材mをベンディングローラ
21、22とテンションローラ12の間に挟み付け強制的に通
過させると、線材mのベンディング開始位置と尾端meま
でがコイルCの外周に沿う湾曲状に塑性変形させられ
る。そして、この尾端meが巻き取られることにより、巻
取形状の良好なコイルCが得られる。また、圧延機Bの
出側ガイドローラ52を抜けた後の線材mには従来ならば
張力が作用しなくなるが、本実施例では尾端meがベンデ
ィングローラユニット20を抜けるまでは少しでも張力が
作用するので、最外層の巻き取り形状を乱すことがな
い。
【0013】つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
上記実施例では、テンショナー10のアーム11を駆動軸2
と同軸に取付けたが、、図6に示すようにアーム11の基
端を駆動軸2と離れた所にピン14などで回動自在に軸支
してもよい。このばあいでも、テンションローラ12を張
力付加位置と曲げ加工位置に切替えることさえできれ
ば、本発明装置のテンショナーとして採用することがで
きる。
【0014】図7〜9にはテンショナー10のさらに他の
構成例が示されている。31はガイドレールで支柱32に支
えられて巻取リール1の上方に傾斜して配置される。ガ
イドレール31内にはガイドローラ33が転動するようにな
っており、ガイドローラ33にはバー34が取付けられ、そ
の先端にテンションローラ12が軸着されている。バー34
にはステー35を介してエアーシリンダ36のロッド37が連
結されており、シリンダチューブ38がトラニオン39によ
ってベンディングローラユニット20の固定台23上に固定
されている。なお、前記ガイドレール31は直線状である
が湾曲した形状に形成されたものでもよい。
【0015】この実施例においては、エアーシリンダ36
を伸長させテンションローラ12を想像線で示す位置に移
動させると共に、エアーシリンダ36を低圧で縮小する方
向に付勢して、線材張力とつり合せると、線材mに張力
を付加することができる。また、エアーシリンダ36を高
圧で縮小した実線図示の状態では、テンションローラ12
をベンティングローラ21、22に押し付ける曲げ加工を行
うことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、線材の尾端をコイル形
状に沿わせて巻取ることができ良好なコイル形状を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかわる巻取装置Aの側面
図である。
【図2】図1に示された巻取装置Aの要部断面平面図で
ある。
【図3】図1に示されたベンディングローラユニットを
示す平面図である。
【図4】ベンディングローラの好ましい配置例を示す説
明図である。
【図5】ベンディングローラの好ましくない配置例を示
す説明図である。
【図6】テンショナーの他の構成例を示す説明図であ
る。
【図7】テンショナーの更に他の構成例を示す説明図で
ある。
【図8】図7に示されたテンショナーの平面図である。
【図9】図8のF矢視断面図である。
【図10】従来の一般的な巻取装置の側面図である。
【符号の説明】
1 巻取リール 2 駆動軸 6 押えローラ 10 テンショナー 11 アーム 12 テンションロー
ラ 13 エアーシリンダ 20 ベンディングロ
ーラユニット 21 ベンディングローラ 22 ベンディングロ
ーラ 31 ガイドレール 36 エアーシリンダ m 線材 C コイル
フロントページの続き (72)発明者 飯尾 逸史 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重 機械工業株式会社新居浜製造所内 (72)発明者 越智 重治 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重 機械工業株式会社新居浜製造所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取リールに線材をコイル状に整列多層巻
    取りする巻取装置であって、巻取リールに巻き取られる
    線材に張力を付加するためのテンションローラを先端に
    取付けたテンショナーと、巻取リールの周面近傍であっ
    て、前記テンションローラが押し付けられる位置に配設
    された2個のベンディングローラからなるベンディング
    ローラユニットと、前記テンションローラを、巻取り中
    の線材に一定張力を与える張力付加位置と、前記ベンデ
    ィングローラに押し付ける曲げ加工位置とに駆動する駆
    動手段とを備え、線材の尾端を巻取る直前にテンション
    ローラを曲げ加工位置に駆動して線材の尾端をコイル外
    形に沿う形状に曲げ加工することを特徴とする線材の巻
    取装置。
JP25434491A 1991-06-21 1991-09-05 線材の巻取装置 Expired - Lifetime JP2717891B2 (ja)

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EP92110314A EP0519470B1 (en) 1991-06-21 1992-06-18 A method of and an apparatus for producing wire
DE69229896T DE69229896T2 (de) 1991-06-21 1992-06-18 Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Draht
CA002071720A CA2071720C (en) 1991-06-21 1992-06-19 Method of and an apparatus for producing wire
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