JPH10157672A - 車体組立機における車体の位置決め方法、位置決め装置及びその位置決め装置に用いられる位置固定装置 - Google Patents

車体組立機における車体の位置決め方法、位置決め装置及びその位置決め装置に用いられる位置固定装置

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JPH10157672A
JPH10157672A JP8316134A JP31613496A JPH10157672A JP H10157672 A JPH10157672 A JP H10157672A JP 8316134 A JP8316134 A JP 8316134A JP 31613496 A JP31613496 A JP 31613496A JP H10157672 A JPH10157672 A JP H10157672A
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JP
Japan
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vehicle body
hanger
positioning
car body
floating table
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JP8316134A
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English (en)
Inventor
Kazuo Saito
和夫 斎藤
Masaki Ogawara
正喜 大河原
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易且つ容易に位置決めができ、しかもハン
ガーによる車体の搬送中にも位置ずれが防止できる車体
の位置決め方法、位置決め装置及び位置固定装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 ハンガーにより搬送されて台車5上で停
止した車体3に対し、フローティングテーブル25を上
昇せしめ、上昇するフローティングテーブル25によっ
て車体3をハンガーから持ち上げ、その状態でIDカー
ドからの情報に基づいて車体3を所定の基準位置に位置
決めした後、ハンガーに設けられた位置決めピンを突出
させてフローティングテーブル25の下降により下降す
る車体3の基準穴と位置決めピンとを係合させて車体3
を再びハンガーに載置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車体に
所定の部品や機器を組付ける車体の組立工程において、
車体の位置を位置決めする車体の位置決め方法、位置決
め装置及び位置固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の製造における車体組立
工程においては、車体を各作業ステーションに搬送し、
各ステーションで、エンジン等の各部品を組付けてい
る。
【0003】例えば、図8に示すように、車体3は塗装
工程(A)においてハンガー101で載置懸架された状
態で塗装された後、スラットコンベア103に載せられ
て艤装工程に搬送される。この艤装工程のうち、まず、
内部艤装工程(B)に搬送されて、ここでハーネス等が
装着される。そしてハンガー105で懸架し、床下艤装
工程(C)に搬送される。この床下艤装工程(C)で
は、車体の床下からエンジン、トランスミッション、フ
ロントサスペンション、燃料タンク等が組付けられる。
次に、車体3はスラットコンベア107に載置されて外
部艤装工程(D)に搬送され、ここでカーペット、イ
ス、その他の艤装部品が組付けられる。
【0004】かかる一連の車体の組立工程において、特
に、エンジン等を取り付ける床下艤装工程(C)では、
エンジン等の重量が重く、また作業スペースも制限さ
れ、更にこれら部品を取り付けるための取付装置、例え
ばボルト締付装置等との相対位置を確保するため、車体
を所定の位置に位置決めすることが要求される。特に、
ロボット等により自動組付作業を行なう場合にはより正
確な位置決めが要求されている。
【0005】しかも、組立工程における位置決めは、流
れ作業のために時間やスペースがないことから、迅速に
且つ簡易な構成で正確におこなう必要がある。
【0006】このため、例えば、特公平4−57554
号公報には、作業ステーションの直前に位置決めステー
ションを設け、位置決めステーションにおいて車体をハ
ンガーの正規の載置位置に載せ直すことによりハンガー
の位置決めピンを廃止してハンガーの汎用性を向上させ
る先行技術が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術にあっては、台車上で車体の位置決めが正確
にできても、ハンガーで懸架した場合にハンガーとの間
で位置ずれが生じるおそれがある。
【0008】特に、ハンガーによる移送中に車体がハン
ガーに対して相対移動する恐れがあり、床下艤装工程に
おいて確実な位置決めが確保できないという不具合があ
る。また、床下艤装工程では、燃料タンク、エンジン、
排気ガスパイプ等を取り付ける各作業ステーションが連
続的に配設されるため、繰返される車体の停止や搬送、
組付け時の揺れ等により位置ずれが生じやすい。
【0009】そこで、本発明は、簡易且つ容易に位置決
めができ、しかもハンガーによる車体の搬送中にも位置
ずれが防止できる車体の位置決め方法、位置決め装置及
び位置固定装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の車体組立機における車体の位置決め方法は、水平面
内で移動可能な車体載置用のフローテイングテーブルを
備え且つ前後方向に移動可能な台車上にハンガーによっ
て搬送される車体を載置する載置工程と、車体に取り付
けられたIDカードから、その車体の基準位置情報を読
み取る読み取り工程と、前記台車のフローテイングテー
ブル上に載置された車体の位置を検知する位置検知工程
と、前記位置検知工程により検知された車体位置を前記
基準位置情報と比較して、前記IDカードの基準位置情
報に一致するように車体を移動させて車体を基準位置に
位置決めする移動工程と、ハンガーに設けられた位置決
めピンを前記基準位置にある車体に予め形成された位置
決め穴に係合させるとともに車体をハンガーに載置する
ハンガーかけ工程と、を備えるものである。
【0011】この発明によれば、車体に取付けられたI
Dカードに基づいて台車上の車体を移動させて車体を所
定の基準位置に位置させた後、ハンガーに設けられた位
置決めピンによりハンガーに対する車体の相対移動を防
止しているので、簡易且つ容易に位置決めができ、しか
もハンガーによる車体の搬送中の位置ずれを防止する。
【0012】この発明において、前記位置検知工程は、
車体の前後位置を検知する前後位置センサと、車体の左
右位置を検知する左右位置センサとにより得られた位置
検知に基づいて車体の位置を検知し、前記移動工程が、
車体の前後方向の位置は台車を移動させ、左右の位置は
台車上のフローテイングテーブルに載置された車体を左
右に押動して移動させ、車体を基準位置に位置させるこ
とにより前後方向の位置は台車の移動によりおこない、
左右方向の位置は車体を押して移動させるものであるか
ら、構成が簡易であり且つ容易に位置決めができる。
【0013】前記ハンガーかけ工程は、車体にハンガー
を掛けた後、前記ハンガーに突出可能に設けられた位置
決めピンを突出させて、車体に形成された基準穴に係合
させ、次に前記台車を下げてハンガーに車体を載置する
ことにより台車上で位置決めされた車体をそのままの状
態でハンガーに懸架させることができる。
【0014】本発明による車体組立機における車体の位
置決め装置は、車体が載置され、水平面内で移動可能な
フローテイングテーブルを備え且つ前後方向に移動可能
な台車と、車体に取り付けられたIDカードから、その
車体の基準位置情報を読み取る読み取り手段と、前記台
車のフローテイングテーブル上に載置された車体の位置
を検知する位置検知手段と、前記位置検知手段により検
知された車体位置を前記基準位置情報と比較して、前記
IDカードの基準位置情報に一致するように、フローテ
イングテーブル及び台車を移動させて車体を基準位置に
位置させる制御手段と、前記基準位置にある車体を載置
するハンガーと、ハンガーに設けられ、ハンガーに載置
された車体の移動を防止する車体の位置固定手段と、を
備えるものである。
【0015】本発明による車体組立機における位置決め
装置に用いられる位置固定装置は、車体を載置するハン
ガーに設けられ、ハンガーに載置された車体の基準穴に
係合させてハンガーとの相対移動を防止する車体の位置
固定装置であって、ローラと、ローラに摺動するととも
にローラの移動により上下動するカムと、前記カムに連
結された位置決めピンとを備え、前記ローラを所定位置
に移動させた際に位置決めピンが上方に移動して前記車
体の基準穴に係合するものである。
【0016】この発明によれば、カム機構により位置決
めピンを上下動させているので、確実に且つ簡易な構成
で車体の位置固定ができ、汎用のハンガーにも装着でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1及び図2に示す本発明の実施の形態に
かかる位置決め装置1は、艤装工程における、床下艤装
工程の直前に設けられており、ハンガーに載置され搬送
された車体はここで位置決めされた後、ハンガーに再び
載置されて、床下艤装工程(C)に移送され、車体の床
下側からエンジン、トランスミッション、サスペンショ
ン、燃料タンク等を組付ける。
【0019】位置決め装置1は、車体3を載置する台車
5と、車体3、例えばルームミラーに取り付けられたI
Dカードを読み取る読み取り機7と、車体の位置を検知
する位置検知器9、10、車体の位置を所定位置に位置
させる駆動制御系とから構成されている。
【0020】台車5には、基台11と支持板13とが設
けられており、基台11には、工場内に敷設されたレー
ル15の上を移動するように車輪17が設けられてい
る。支持板13と基台11とは、それぞれピン結合され
たリンク機構を形成するフレーム19が連結されてお
り、油圧シリンダ等のアクチュエータ21の伸縮によ
り、支持板13が基台11に対して上下動するようにな
っている。
【0021】支持板13の上にはボール23によって水
平面内で移動可能に支持されるフローテイングテーブル
25が載置されており、このフローテイングテーブル2
5上の支持部材27に車体3が載置され、車体3はフロ
ーテイングテーブル25により支持板13に対して水平
面内で移動できるようになっている。
【0022】IDカードを読み取る読み取り機7は、予
め車体に取り付けられているIDカードを読み込むもの
であり、読み込んだ車体情報を制御装置31に送る。
【0023】IDカードには、車体の種類仕様等に応じ
た所定の情報が入力されており、種々の車体情報の内、
この読み取り機7では、車体の位置決めをするための情
報、例えば、車種、車体の長さ、車幅等の情報を読み込
むようになっている。
【0024】車体の位置検知器9、10は、前後位置検
知器9と左右位置検知器10とから構成されている。こ
れらの位置検知器9、10は、例えばフォトセンサ等に
より、これらの検知器と車体の位置との距離を図るもの
である。前後位置検知器9及び左右位置検知器10とも
に、制御装置31に接続されており、それぞれの検知信
号を送るようになっている。
【0025】尚、位置検知器9、10はそれぞれ車体の
前後に1個、左右に1個設ける構成であるが、これに限
らず、前後左右の4箇所に1個づつ設ける構成であって
もよい。
【0026】次に、位置決めをおこなう駆動制御系につ
いて説明する。
【0027】車体の前後位置は、図1に示すエアシリン
ダ33の伸縮により制御され、車体の左右位置は図2に
示すアクチュエータ35により制御されている。エアシ
リンダ33及びアクチュエータ35は、ともに制御装置
31に接続されており、制御装置31からの駆動信号に
より所定量だけ駆動するようになっている。
【0028】エアシリンダ33は、図1に示すように、
台車の基台11にそのピストンロッド等の駆動軸33a
が連結されており、出没する駆動軸33aにより台車を
レール15に沿って前後移動せしめて台車上の車体3を
前後方向に移動させて、所定の位置に位置させる。
【0029】アクチュエータ35は、図2に示すよう
に、それぞれ台車から立設された支柱37に設けられて
おり、フローテイングテーブル25上の車体3を右側又
は左側から押動するもので、左右方向において車体を所
定位置に位置させる。
【0030】ここで、制御装置31について説明する。
制御装置31では、読み取り機7で読み取ったIDカー
ドの車体情報を、前後位置検知器9、左右位置検知器1
0で検知した位置情報と比較する。その比較の結果、I
Dカード情報に基づく基準位置との差を、前後方向と左
右方向とについて算出して、それぞれの差分だけエアシ
リンダ33とアクチュエータ35とを駆動させる。エア
シリンダ33とアクチュエータ35の駆動後、再び、位
置検知器9、10から位置検知情報を得て、比較をおこ
ないIDカード情報に基づく基準位置にある場合には位
置決めを終了し、未だ基準位置と一致していない場合に
は再びエアシリンダ33又はアクチュエータ35を駆動
させて基準位置に位置させる。
【0031】また、制御装置31は、本実施の形態で
は、台車用アクチュエータ21の駆動をも制御してお
り、フローテイングテーブル25上の車体3をも上下さ
せるようになっている。更に、制御装置31は、後述す
るハンガー41の駆動、及びハンガー41の開閉等をも
制御するものである。
【0032】次に、ハンガー41及び位置固定装置50
について説明する。
【0033】ハンガー41は、図3及び図4に示すよう
に、車体の搬送路に沿って敷設されたレール42に懸垂
されており、車体3を直接載置支持する一対のアーム4
3がアクチュエータ44によって開閉自在な構成となっ
ている。各アーム43は、それらの下端部に設けられた
車体支持部45が内側に向けて略直角に延出されてい
る。
【0034】これらの車体支持部45は、車体の底部が
載せられるようになっており、車体支持部45には、載
置した車体3がハンガー41に対して位置ずれしないよ
うに、その位置を固定する位置固定装置50が設けられ
ており、前述位置決めピン53を突出させて車体3の底
部に形成された基準穴3aに位置決めピン53を係合さ
せるようになっている。
【0035】ここで、位置固定装置50の構成について
図5乃至7によって説明する。
【0036】位置固定装置50は、ハンガー41のアー
ム43の下端に設けた車体支持部45に取付けられた受
部51を備え、この受部51には円筒状の案内部材、例
えばスリーブ52が配設され、スリーブ52によつて位
置決めピン53が出没可能に嵌装されている。位置決め
ピン53の上端は略円錐状で下端にはカム54が一体的
に取付けられ、スリーブ52の下端とカム54との間に
はコイルスプリング55が弾装されていて位置決めピン
53がスリーブ52内に収納されるよう付勢されてい
る。
【0037】このカム54の下面に形成されるカム面5
4aは、受部51の下方に設けられた枠体56によって
水平方向に摺動可能に保持されたプレート57に支持さ
れるローラ58によって下方から支持されている。そし
てプレート57の摺動移動に従って移動するローラ58
に追従してカム54を介して位置決めピン53が上下動
するように構成されている。
【0038】プレート57は、その一端部に係合突起5
7aが形成されており、この係合突起57aに台車5に
設けられたプレート移動用のアクチュエータ61の係合
部61aを係止してプレート57を押動すると図5及び
図6に示すよに、位置決めピン53が突出した状態とな
る。一方、図7に示すように、アクチュエータ61によ
りプレート57を引くと、プレート57とともにローラ
58が移動し、このローラ58の移動によってこれに摺
接するカム54がコイルスプリング55の付勢力で押し
下げられ、位置決めピン53を受部51の表面から引っ
込める。
【0039】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0040】前記内部艤装工程(B)でハーネス等が装
着された車体3は、スラットコンベアからハンガー41
に載せ替えられる。
【0041】車体3をスラットコンベアから載せ替える
にはハンガー41をスラットコンベア103上に同期し
て移動せしめ、ハンガー41の一対のアーム43をアク
チュエータ44によって図4に一点鎖線43′で示すよ
う開口せしめ、下降させて車体3の両側から抱え込むよ
うにしてアーム43を実線で示すよう閉じて上昇させる
ことにより車体3を車体支持部45上に載置する。この
とき載せ替え作業の迅速化を確保する上から位置決めピ
ン53は図7に示す如く受部51内に収容した状態に維
持され、ハンガー41と車体3との相対位置決めは行わ
れない。
【0042】車体3を搬送するハンガー41を、台車5
上で停止させる。そしてアクチュエータ21によりフロ
ーテイングテーブル25を上昇せしめ、車体支持部45
から車体3を持ち上げ、図1に示すように、車体3を台
車5のフローテイングテーブル25上に載置されると、
その状態で、読み取り機7は、車体3に取り付けられて
いるIDカードに書き込まれた車体の基準位置情報を読
み込み、読み込んだ情報を制御装置31に送る。
【0043】次に、図1及び図2に示す前後位置検知器
9と、左右位置検知器10とが、それぞれの検知器と車
体の位置との距離を検知し、検知した信号を制御装置3
1に送る。
【0044】制御装置31は、読み取り機7で読み取っ
た基準位置情報を、前後位置検知器9、左右位置検知器
10で検知した車体3の位置情報と比較し、IDカード
情報に基づく基準位置との差分を算出して車体3の位置
決めをする。即ち、左右方向における差分に対してはア
クチュエータ35を駆動させてフローテイングテーブル
25上の車体を直接押して移動させる。前後方向におけ
る差分に対してはエアシリンダ33を駆動させて台車5
を移動させる。これらの左右及び前後の調節により、車
体3を基準位置に位置させる。
【0045】車体を所定の基準位置に位置させた後、プ
レート57の係合突起57aにアクチュエータ61の係
合部61aを係止して押動せしめ、図7に示す位置決め
ピン53が収容された状態から図5及び図6に示すよう
コイルスプリング55の付勢力に抗してカム55を介し
て位置決めピン53を突出させ、しかる後アクチュエー
タ21の収縮によりフローテイングテーブル25を下降
させて車体3の下降に従って車体3の底部に形成される
基準穴3aと位置決めピン53とを嵌合させて車体3を
ハンガー41の車体支持部45上に載置する。
【0046】このような位置決めピン53と車体3に形
成された基準穴3aとの係合により、その後ハンガーに
吊り下げられて車体3が移動するときに、ハンガー等の
揺れによって車体位置がずれることが防止される。
【0047】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
【0048】例えば、車体の左右方向の移動はアクチュ
エータ35が車体3を直接押すことに限らず、フローテ
イングテーブル25を移動させるものであってもよい。
【0049】また、位置決めピン53は一つに限らず、
2つ、3つ等複数設ける構成でもよく、または、ハンガ
ーの両方のアームに設けることに限らず、一方のアーム
のみ設けるものであってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明した本発明の車体組立機におけ
る車体の位置決め方法によれば、車体に取り付けられた
IDカードの基準位置情報に基づいて、検知した車体の
位置との差分だけ台車上の車体を移動させて車体を所定
の基準位置に位置させた後、ハンガーに設けられた位置
決めピンによりハンガーに対して車体が相対移動しない
ようにしているので、簡易且つ容易に位置決めができ、
しかもハンガーによる車体の搬送中の位置ずれが防止で
きる。またカム機構により位置決めピンを上下動させる
構成であるから、確実に且つ簡易な構成で車体の位置固
定ができ、汎用のハンガーにも装着できる等の効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる車体の位置決め装
置の正面図である。
【図2】図1に示す車体の位置決め装置の側面図であ
る。
【図3】ハンガーによる車体の載置状態を示す正面図で
ある。
【図4】図3に示す車体の載置状態の側面図である。
【図5】位置決めピンが突出した状態の位置固定装置の
縦断面図である。
【図6】図5に示す位置固定装置の側面図である。
【図7】位置決めピンが引っ込んだ状態の位置固定装置
の縦断面図である。
【図8】従来の車体組立工程の概要を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 位置決め装置 3 車体 3a 基準穴 5 台車 7 読み取り機 9 位置検知器 10 位置検知器 25 フローティングテーブル 31 制御装置 33 エアシリンダ 35 アクチュエータ 41 ハンガー 50 位置固定装置 53 位置決めピン 54 カム 55 コイルスプリング 58 ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面内で移動可能な車体載置用のフロ
    ーテイングテーブルを備え且つ前後方向に移動可能な台
    車上にハンガーによって搬送される車体を載置する載置
    工程と、 車体に取り付けられたIDカードから、その車体の基準
    位置情報を読み取る読み取り工程と、 前記台車のフローテイングテーブル上に載置された車体
    の位置を検知する位置検知工程と、 前記位置検知工程により検知された車体位置を前記基準
    位置情報と比較して、前記IDカードの基準位置情報に
    一致するように車体を移動させて車体を基準位置に位置
    決めする移動工程と、 ハンガーに設けられた位置決めピンを前記基準位置にあ
    る車体に予め形成された位置決め穴に係合させるととも
    に車体をハンガーに載置するハンガーかけ工程と、を備
    えることを特徴とする車体組立機における車体の位置決
    め方法。
  2. 【請求項2】 前記位置検知工程は、車体の前後位置を
    検知する前後位置センサと、車体の左右位置を検知する
    左右位置センサとにより得られた位置検知に基づいて車
    体の位置を検知し、前記移動工程が、車体の前後方向の
    位置は台車を移動させ、左右の位置は台車上のフローテ
    イングテーブルに載置された車体を左右に押動して移動
    させて車体を基準位置に位置させることを特徴とする請
    求項1に記載の車体の位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記ハンガーかけ工程は、前記ハンガー
    に突出可能に設けられた位置決めピンを突出させて、車
    体に形成された基準穴に係合させ、次に前記台車のフロ
    ーテイングテーブルを下げてハンガーに車体を載置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体の位置決め方
    法。
  4. 【請求項4】 車体が載置され、水平面内で移動可能な
    フローテイングテーブルを備え且つ前後方向に移動可能
    な台車と、 車体に取り付けられたIDカードから、その車体の基準
    位置情報を読み取る読み取り手段と、 前記台車上に載置された車体の位置を検知する位置検知
    手段と、 前記位置検知手段により検知された車体位置を前記基準
    位置情報と比較して、前記IDカードの基準位置情報に
    一致するように、フローテイングテーブル及び台車を移
    動させて車体を基準位置に位置させる制御手段と、 前記基準位置にある車体を載置するハンガーと、 ハンガーに設けられ、ハンガーに載置された車体の移動
    を防止する車体の位置固定手段と、を備えることを特徴
    とする車体組立機における車体の位置決め装置。
  5. 【請求項5】 車体を載置するハンガーに設けられ、ハ
    ンガーに載置された車体の基準穴に係合させてハンガー
    と車体との相対移動を防止する位置固定装置であって、
    ローラと、ローラに摺動するとともにローラの移動によ
    り上下動するカムと、前記カムに連結された位置決めピ
    ンとを備え、前記ローラを所定位置に移動させた際に位
    置決めピンが上方に移動して前記車体の基準穴に係合す
    ることを特徴とする車体組立機における車体の位置決め
    装置に用いられる位置固定装置。
JP8316134A 1996-11-27 1996-11-27 車体組立機における車体の位置決め方法、位置決め装置及びその位置決め装置に用いられる位置固定装置 Pending JPH10157672A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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