JPH10157571A - 自動車用イモビライザシステム - Google Patents

自動車用イモビライザシステム

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JPH10157571A
JPH10157571A JP32167796A JP32167796A JPH10157571A JP H10157571 A JPH10157571 A JP H10157571A JP 32167796 A JP32167796 A JP 32167796A JP 32167796 A JP32167796 A JP 32167796A JP H10157571 A JPH10157571 A JP H10157571A
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JP
Japan
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identification code
engine
vehicle
key
input
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JP32167796A
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English (en)
Inventor
Yuji Inagaki
裕二 稲垣
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トランスポンダ等の送信手段や、アンテナコイ
ル等の受信手段が故障した場合に、一時的な救済として
使用でき、エンジン始動及び車両の移動を可能にする。 【解決手段】 トランスポンダ等の送信手段や、アンテ
ナコイル等の受信手段が故障した場合、ラジオ24のチ
ューニング部25に所定の操作を行って、識別コード入
力モードにした後、チューニング部25から所定の周波
数(数値)の識別コードIDbをイモビECU1に入力
する。イモビECU1は、この識別コードIDbと予め
登録されているイモビ側識別コードID2 と照合して一
致するときにのみ、所定時間t1経過後にエンジン駆動
許可信号EAをEFIECU3に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別コード照合方
式の自動車用イモビライザシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両盗難を高度に防止するため
に、識別コードを用いたコード照合装置からなるイモビ
ライザシステムが提案されている。このイモビライザシ
ステムは、イグニッションキー(以下、キー)に内蔵さ
れる識別コード発信器と、車両側に搭載される前記識別
コードを受信する受信器、及び、キーの識別コードが予
め登録されているコード照合装置等からなっている。キ
ーがイグニッションキーシリンダ(以下、キーシリン
ダ)に差し込まれるとキーの識別コードが受信器に送信
され、その受信された識別コードがコード照合装置によ
り予め登録された識別コードと照合される。コード照合
装置は、その照合結果に基づいて例えば燃料噴射電子制
御装置(以下、EFIECU)を制御してエンジンの運
転を規制する。従って、予め識別コードが照合装置に登
録されたキー以外のキーでは、エンジンを運転すること
ができない。
【0003】最近では、自らは電源を備えず、外部から
供給される発振信号を受信して電力を得て、この電力に
より予め記憶した識別コードを送信するトランスポンダ
がある。上記イモビライザシステムのキーにもトランス
ポンダが採用され、バッテリを備えないキーが実現され
ている。
【0004】トランスポンダはトランスポンダICを備
え、その内部の不揮発性メモリ(EEPROM)にメー
カ側で予めキー毎に設定される識別コードの登録が行わ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トランスポ
ンダが故障した場合、もともとトランスポンダを採用し
たイモビライザシステムでは、サブキーの作成が難しい
ため、故障した現場から車両の移動ができなくなる虞が
ある。又、トランスポンダが送信した識別コードを受信
する受信器側のアンテナコイルが故障した場合にも、同
様に故障した現場から車両の移動ができなくなる虞があ
る。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は,トランスポンダ等の
送信手段や、アンテナコイル等の受信手段が故障した場
合に、一時的な救済として使用でき、エンジン始動及び
車両の移動が可能な自動車用イモビライザシステムを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、第1の識別コードを送信
するコード送信手段と、前記第1の識別コードと同じ内
容のコードを第1の車載側識別コードとして予め登録し
た第1の記憶手段と、前記コード送信手段からの識別コ
ードを受信し、該識別コードと前記第1の記憶手段に記
憶した第1の車載側識別コードとを比較し一致したとき
にエンジンを制御可能にする第1の制御信号を出力する
第1の制御手段とを備えた自動車用イモビライザシステ
ムにおいて、第2の車載側識別コードを予め登録した第
2の記憶手段と、第2の識別コードを入力可能な周波数
入力手段を備えたラジオと、前記周波数入力手段から入
力された第2の識別コードと、第2の記憶手段に記憶し
た第2の車載側識別コードとを比較し、一致したときに
エンジンを制御可能にする第2の制御信号を出力する第
2の制御手段とを備えた自動車用イモビライザシステム
をその要旨としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、周
波数入力手段は、周波数入力手段の所定の操作が行われ
た後に、第2の識別コードが入力可能とされている自動
車用イモビライザシステムをその要旨としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
において、第2の制御手段は、タイマ手段を備え、前記
周波数入力手段から入力された第2の識別コードと、第
2の記憶手段に記憶した第2の車載側識別コードとを比
較し、一致したとき、前記タイマ手段が所定時間計時し
た後、エンジンを制御可能にするものである自動車用イ
モビライザシステムをその要旨としている。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のうちいずれか1項において、前記第1の制御手段又は
第2の制御手段から第1の制御信号又は第2の制御信号
を入力したとき、エンジンを駆動制御するための処理動
作を可能にし、該第1の制御信号又は第2の制御信号が
消失しているとき、前記エンジンを駆動するための処理
動作を不可能にするエンジン制御手段を備えたことを特
徴とする自動車用イモビライザシステムをその要旨とし
ている。
【0011】請求項5の発明は、請求項4において、前
記エンジン制御手段は、燃料噴射電子制御装置である自
動車用イモビライザシステムをその要旨としている。 (作用)従って、請求項1に記載の発明によれば、第1
の制御手段は、コード送信手段が送信する第1の識別コ
ードと第1の記憶手段に予め登録される前記第1の識別
コードと同じ内容の第1の車載側識別コードとを比較
し、両コードが一致するとエンジンを制御可能にする第
1の制御信号を出力する。
【0012】コード送信手段等が不具合の場合、ラジオ
の周波数入力手段を操作して、同周波数入力手段から第
2の識別コードを第2の制御手段に入力する。第2の制
御手段は、第2の識別コードと第2の記憶手段に記憶し
た第2の車載側識別コードとを比較し、一致したときに
エンジンを制御可能にする第2の制御信号を出力する請
求項2の発明では、請求項1に記載の発明の作用に加え
て、周波数入力手段は、所定の操作が行われた後に、第
2の識別コードが入力可能となる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の作用に加えて、第2の制御手段は、周波数入力手段か
ら入力された第2の識別コードと、第2の記憶手段に記
憶した第2の車載側識別コードとを比較し、一致したと
き、タイマ手段が所定時間計時した後、エンジンを制御
可能にする。
【0014】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のうちいずれか1項の作用に加えて、エンジン制御手段
は、第1の制御手段又は第2の制御手段から第1の制御
信号又は第2の制御信号を入力したとき、エンジンを駆
動制御するための処理動作を可能にし、該第1の制御信
号又は第2の制御信号が消失しているとき、前記エンジ
ンを駆動するための処理動作を不可能にする。従って、
エンジン制御手段によるエンジン制御が第1の制御信号
又は第2の制御信号に基づいて制御される。
【0015】請求項5の発明は、請求項4の発明の作用
に加えて、エンジン制御手段が、燃料噴射電子制御装置
にて構成される。従って、燃料噴射電子制御装置による
エンジンの燃料噴射制御が第1の制御信号又は第2の制
御信号に基づいて制御される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図4に従って説明する。図1は、本実施
の形態の自動車用イモビライザシステムの電気的構成を
示すブロック図である。
【0017】イモビライザシステムは、車両側に搭載さ
れるイモビライザ電子制御装置(以下、イモビECUと
いう)1、送受信器2及び燃料噴射電子制御装置(以
下、EFIECU)3と、各イグニッションキー(以
下、キー)4に内蔵されるトランスポンダ5とから構成
されている。
【0018】イモビECU1は送受信器2と接続されて
おり、送受信器2に対して電力伝送のための発振信号を
出力するとともに、送受信器2を介してトランスポンダ
5からキー側識別コードIDaを入力する。送受信器2
は、アンプ6及びアンテナコイル7とから構成されてい
る。アンプ6はイモビECU1から入力する発振信号を
増幅し、図示しないイグニッションキーシリンダ(以
下、キーシリンダ)の外周に配設されるアンテナコイル
7から同キーシリンダに差し込まれた前記キー4のトラ
ンスポンダ5に発信するようになっている。
【0019】トランスポンダ5は、予め1つの車両に対
して与えられているキー4のグリップ部に内蔵されてい
る。キー4をキーシリンダに差し込むと、キー検出セン
サ8がキー4を検出してキー検出信号SK を前記イモビ
ECU1に出力する。イモビECU1はキー検出信号S
K に応答して前記送受信器2を介してトランスポンダ5
に発振信号を送信する。トランスポンダ5は前記アンテ
ナコイル7から発信される発振信号(電磁波)から電力
を得て、この電力によりトランスポンダ5毎に予め記憶
される第1の識別コードとしてのキー側識別コードID
aを前記アンテナコイル7に発信する。キー4のキー側
識別コードIDaは予めイモビECU1に第2の車載側
識別コードとしてのイモビ側識別コードID1 として登
録されており、イモビECU1は送受信器2を介して入
力したキー側識別コードコードIDaを登録されている
イモビ側識別コードID1 と照合する。イモビECU1
は、その照合結果に基づいて前記EFIECU3を制御
する。
【0020】次に、前記イモビECU1について詳細に
説明する。図1に示すように、イモビECU1は中央処
理装置(以下、CPU)10、読出専用メモリ(以下、
ROM)11、不揮発性メモリ(以下、EEPROM)
12、読出及び書込可能なメモリ(以下、RAM)1
3、タイマ14、入出力インターフェース15等から構
成されている。CPU10はROM11に記憶された制
御プログラムに従って後述する正常時のコード照合処
理、識別コード入力モード時のコード照合処理等の種々
の演算処理を実行する。EEPROM12は第1の識別
コードとしての前記キー4のキー側識別コードIDaと
一致する第1の車載側識別コードとしての第1のイモビ
側識別コードID1 を記憶している。又、EEPROM
12は第2の車載側識別コードとしての第2のイモビ側
識別コードID2 を記憶している。前記EEPROM1
2は第1及び第2の記憶手段を構成している。RAM1
3は前記CPU10の演算処理結果を一時記憶するよう
になっている。タイマ手段としてのタイマ14は所定時
間T1を計時する。
【0021】CPU10は前記キー検出センサ8からの
キー検出信号SK に応答してコード照合処理を実行す
る。コード照合処理において、CPU10は送受信器2
から発振信号を送信してキーシリンダに差し込まれてい
るキー4のトランスポンダ5からそのキー側識別コード
IDaを入力する。CPU10はこの入力したキー側識
別コードIDaを前記EEPROM12に記憶するキー
4の第1のイモビ側識別コードID1 と照合する。入力
したキー側識別コードIDaがキー4の第1のイモビ側
識別コードID1 と一致するときには、CPU10はエ
ンジン駆動許可信号EAをEFIECU3に出力する。
反対に、入力したキー側識別コードIDaがキー4の第
1のイモビ側識別コードID1 に一致しないときにはエ
ンジン駆動許可信号EAをEFIECU3に出力しな
い。
【0022】本実施の形態では、CPU10にて第1及
び第2の制御手段が構成されている。次に、キー4のト
ランスポンダ5について詳細に説明する。
【0023】図2はイグニッションキーとしてのキー4
に内蔵されるトランスポンダ5の電気的構成を示すブロ
ック図である。トランスポンダ5は、送受信用アンテナ
コイル20、電力回路部21及びトランスポンダIC2
2とから構成されている。
【0024】電力回路部21は、送受信器2から送信さ
れる発振信号を受信して電力を生成し、トランスポンダ
IC22に供給する。トランスポンダIC22にはEE
PROM23が備えられている。EEPROM23は、
キー側識別コードIDaを記憶している。トランスポン
ダIC22は電力回路部21から供給される電力によ
り、EEPROM23に記憶するキー側識別コードID
aを前記アンテナコイル20を介して前記送受信器2に
送信する。
【0025】本実施の形態では、キー4のトランスポン
ダ5にてコード送信手段が構成されている。イモビEC
U1は前記EFIECU3と信号線にて接続されてい
る。エンジン制御手段としてのEFIECU3は中央処
理装置(以下、CPU)30、読出専用メモリ(RO
M)31、書込及び読出可能なメモリ(RAM)32、
入出力インターフェース33等から構成されている。C
PU30はROM31に記憶された制御プログラムに従
って図示しないエンジンを始動制御したり、同エンジン
に供給する燃料の噴射量及び噴射タイミング等を演算し
該エンジンを駆動制御するための種々の演算処理を実行
するようになっている。RAM32は前記CPU30の
演算処理結果を一時記憶するようになっている。
【0026】CPU30は前記イモビECU1から第1
及び第2の制御信号としての前記エンジン駆動許可信号
EAが出力されているときにはイグニッションスイッチ
16からのオン信号S1に応答して上記した演算処理、
すなわち、エンジンに供給する燃料の噴射量及び噴射タ
イミングを演算しエンジンを駆動制御するための演算処
理を実行する。又、CPU30は前記イモビECU1か
らエンジン駆動許可信号EAが出力されていないときに
は前記イグニッションスイッチ16からのオン信号S1
を入力してもエンジンを駆動制御するための前記演算処
理を実行しないようにしている。つまり、イモビECU
1からエンジン駆動許可信号EAが出力されていないと
きにはエンジンは駆動されず車両は動くことはない。
【0027】車載ラジオ24は放送局が送信する電波を
受信するための公知の同調回路、高周波増幅回路、周波
数変換回路、検波回路等の各種回路を備えている。又、
車載ラジオ24にはチューニング部25及び液晶表示装
置からなる表示部26を備えている。表示部26は、チ
ューニング部25にて選択された周波数の数値を表示可
能とされている。前記チューニング部25は、周波数入
力手段を構成するとともに、第2の識別コード入力手段
を構成している。
【0028】チューニング部25は複数の押しボタンス
イッチ(以下、スイッチという)P1〜P6を備えてお
り、スイッチP1〜P5を押下すると、チューニング部
25の制御回路27はそれぞれのスイッチに対応して予
めセットされた周波数をチューニングする。従って、車
載ラジオ24はこの押下されたスイッチにて選択された
周波数に基づいて検波し、受信可能である。
【0029】又、スイッチP1はモード変更キーを兼用
しており、このスイッチP1を一定時間t2(例えば、
4秒)以内に継続して4回押下すると、チューニング部
25の制御回路27は、CPU10にラジオモードから
識別コード入力モードに変更するためのモード変更信号
S3aを入力する。又、識別コード入力モードのとき
に、このスイッチP1を一定t2内に継続して4回押下
すると、チューニング部25の制御回路27は、CPU
10に識別コード入力モードからラジオモードに変更す
るためのモード変更信号S3bを入力する。
【0030】又、P6は自動チューニングのためスイッ
チであって、このスイッチP6が1度押下されると、制
御回路27は周波数を順次降順又は昇順に所定時間単位
に所定周波数間隔毎に順次変更する。そして、自動チュ
ーニング中に車載ラジオ24が受信可能な周波数の範囲
の下限又は上限に達すると、次はそれまでの昇順又は降
順とは逆順に自動チューニングが開始され、以後この作
動を繰り返すようにされている。又、自動チューニング
中に、このスイッチS6が再度押下されると、自動チュ
ーニングを停止し、その押下されたときの周波数が選択
される。
【0031】そして、ラジオモードのときは、車載ラジ
オ24はその選択された周波数の放送局の電波を受信可
能である。又、識別コード入力モードのときは、その選
択された周波数(数字)が第2の識別コードとしてのラ
ジオ側識別コードIDbとしてCPU10に入力され
る。
【0032】次に、以上のように構成された自動車用イ
モビシステムの作用をCPU10の処理動作を示す図3
及び図4の照合判定ルーチンのフローチャートに従って
説明する。この照合判定ルーチンは、キーシリンダにキ
ー4が差し込まれ、アクセサリスイッチがオンとなった
とき起動し、この状態が継続している場合、所定時間毎
にCPU10は実行処理する。
【0033】図3に示すように、CPU10はステップ
(以下、Sという)10でキーシリンダにキー4が差し
込まれたことを検出すると、S11でそのキー4のトラ
ンスポンダ5からキー側識別コードIDaの入力があっ
たか否かを判定する。キー側識別コードIDaの入力が
あった場合には、このS11の判定を「YES」とし、
S12に移行し、キー側識別コードIDaの入力がない
場合には、このS11の判定を「NO」とし、S15に
移行する。
【0034】S12に移行した場合には、同S12でそ
のキー側識別コードIDaが第1のイモビ側識別コード
ID1 と一致するかどうか判定する。S12でキー側識
別コードIDaが第1のイモビ側識別コードID1 と一
致しないときには、この処理ルーチンを一旦終了する。
又、S12でキー側識別コードIDaが第1のイモビ側
識別コードID1 と一致するときには、CPU10はS
13でエンジン駆動許可信号EAをEFIECU3に出
力してエンジンを駆動制御するための演算処理を実行さ
せる。CPU10はS14でキー検出信号SK が入力さ
れているかどうかを判定し、同信号EAが入力されてい
る間はエンジン駆動許可信号EAを出力する。反対に、
CPU10はS14でキー検出信号SK が入力されない
ときにはエンジン駆動許可信号EAを消失させる。従っ
て、識別コードIDが登録されているキー4を用いてエ
ンジンを運転することができる。
【0035】一方、S11で「NO」と判定し、S15
に移行すると、同S15でモード変更があったか否かを
判定する。すなわち、ラジオ24のチューニング部25
のスイッチP1が一定時間t2内に継続して4回押下さ
れて、チューニング部25からCPU10にモード変更
信号S3aが入力されたか、否かを判定する。モード変
更信号S3aが入力されていれば、チューニング部25
がラジオモードから識別コード入力モードに変更された
ものとして、このS15の判定を「YES」とし、S1
6に移行する。前記S15において、モード変更信号S
3aが入力されていない場合には、このS15の判定を
「NO」とし、この処理ルーチンを一旦終了する。
【0036】S16に移行した場合には、同S16にお
いて、ラジオ側識別コードIDbが入力されたか否かを
判定する。ラジオ側識別コードIDbが入力されていな
い場合には、このS16の判定を「NO」とし、この処
理ルーチンを一旦終了する。
【0037】S16でラジオ側識別コードIDbの入力
があった場合には、このS16の判定を「YES」と
し、S17において、入力されたラジオ側識別コードI
Dbが第2のイモビ側識別コードID2 と一致するかど
うかを判定する。
【0038】S17でキー側識別コードIDaが第1の
イモビ側識別コードID1 と一致しないときには、この
処理ルーチンを一旦終了する。又、S17でラジオ側識
別コードIDbが第2のイモビ側識別コードID2 と一
致するときには、CPU10はS18に移行し、タイマ
14を作動させて、インクリメントする。次のS19に
おいて、タイマ14の計時した時間が所定時間t1(こ
の実施の形態では、30分間)となっているか、否かを
判定する。所定時間t1にタイマ14の計時時間が達し
ていない場合には、S18に戻り、所定時間t1に達す
るまでのこのループを繰り返す。なお、このt1の時間
は、長いほどよいが、この設定時間は、上記イモビシス
テムの盗難防止効果が減じない程度の時間とすればよ
い。
【0039】所定時間t1経過すると、S19での判定
は「YES」とされるため、S13に移行し、S13で
エンジン駆動許可信号EAをEFIECU3に出力して
エンジンを駆動制御するための演算処理を実行させる。
【0040】従って、以後CPU10はS14でキー検
出信号SK が入力されているかどうかを判定し、同信号
EAが入力されている間はエンジン駆動許可信号EAを
出力する。反対に、CPU10はS14でキー検出信号
SK が入力されないときにはエンジン駆動許可信号EA
を消失させる。
【0041】従って、キー4のトランスポンダ5、アン
テナコイル7、アンプ6が故障した場合においても、エ
ンジンを運転することができる。以上詳述したように、
本実施の形態の自動車用イモビライザシステムによれ
ば、以下の効果を得ることができる。
【0042】(a) キー4のトランスポンダ5、アン
テナコイル7、アンプ6が故障した場合、ラジオ24の
チューニング部25のスイッチP1が一定時間t2内に
継続して4回押下すると、チューニング部25からCP
U10にモード変更信号S3aが入力される。この結
果、ラジオ24のチューニング部25を識別コード入力
のための第2の識別コード入力手段として使用すること
ができる。このため、新たな識別コード入力のための入
力装置を別途用意する必要なく、識別コードを入力でき
る。
【0043】(b) 又、ラジオ24のチューニング部
25のスイッチP1が一定時間t2内に継続して4回押
下するという所定の操作を行わないと、ラジオ24のチ
ューニング部25を識別コード入力のための識別コード
入力手段として使用することができないため、この操作
を知らない人には、識別コードの操作が行えないことに
なる、その結果、盗難防止を図ることができる。
【0044】(c) 又、この実施の形態では、上記の
ようにキー4のトランスポンダ5、アンテナコイル7、
アンプ6が故障した場合、ラジオ24のチューニング部
25のスイッチP6を押下操作することにより、操作者
が第2のイモビ側識別コードID2 と一致するラジオ側
識別コードIDbを入力すると、所定時間t1経過後
は、CPU10からエンジン駆動許可信号EAを出力す
るため、車両を移動することができる。
【0045】(d) 又、上記のように所定時間t1を
経過しないと、CPU10からエンジン駆動許可信号E
Aが出力されず、この間は、車両を移動させることがで
きないため、イモビシステムの盗難防止効果の低下を抑
制することができ、不正使用を防止することができる。
【0046】なお、実施の形態は上記に限定されるもの
ではなく、以下のように構成することもできる。 (イ) イグニッションキー4の代わりに固有の識別コ
ードが登録されたICカードで車両を運転可能にしたシ
ステムに実施してもよい。
【0047】(ロ) エンジン制御装置として、EFI
ECU3に限らず、その他、例えば、点火時期電子制御
装置としてもよい。この場合には、エンジン駆動許可信
号EAに基づいて点火時期を制御することにより、エン
ジンの駆動制御を規制することができる。
【0048】(ハ) ラジオの入力キーにて第2の識別
コードとしてのラジオ側識別コードを入力するための識
別コード入力モードに入るために、前記実施の形態では
ラジオ24のチューニング部25のスイッチP1を一定
時間t2内に継続して4回押下操作するようにしたが、
ドアカーテシスイッチ17を所定時間t3(例えば、3
秒)内に所定回数のオンオフ操作により入力するオン・
オフ信号に基づいて、CPU10からチューニング部2
5に切換制御信号を入力し、この切換制御信号に基づい
てチューニング部25をラジオモードから識別コード入
力モードに変更してもよい。
【0049】又、これに限らず、その他の電装品のスイ
ッチ、例えば、エアコンスイッチ、ラジオ以外の他のオ
ーディオスイッチ、ライト、補助ライトのオンオフスイ
ッチ等の所定時間内の所定操作回数の操作により、チュ
ーニング部25をラジオモードから識別コード入力モー
ドに変更してもよい。
【0050】(ニ) キー4によるエンジンの始動がで
きないようにしたが、できるようにし、その代わりに、
タイマを使用して、所定時間後、エンジンに対する燃料
噴射を停止するようにしてもよい。
【0051】(ホ) イモビECU1と送受信器2とを
一体化されたユニットとしてもよい。 (ヘ) トランスポンダ5の代わりに、内蔵するバッテ
リからの電力により識別コードIDを発信する発信器を
用いてもよい。この場合、この発信器が故障した場合、
前記実施の形態と同様の操作を行えば、車両を移動でき
ることとなる。
【0052】(ト) 前記実施の形態において、S18
及びS19を省略して、S17の次にS13に移行して
もよい。前記実施の形態から把握できる請求項以外の技
術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
【0053】(1) 請求項1乃至5のいずれか1項に
記載の自動車用イモビライザシステムにおいて、コード
送信手段はトランスポンダ5にて構成されることを特徴
とする。このような構成によれば、イグニッションキー
にバッテリ等の電源を設ける必要がない。
【0054】(2) 請求項1乃至5、又は上記(1)
のいずれかの自動車用イモビライザシステムにおいて、
ラジオは、周波数表示部を備えていることを特徴とす
る。このような構成にすれば、周波数表示部にて、周波
数入力手段にて入力された車載側識別コードを表示する
ことができる。前記実施の形態では表示部26が周波数
表示部に相当する。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、トランスポンダ等の送信手段や、アンテ
ナコイル等の受信手段が故障した場合に、一時的な救済
として使用でき、エンジン始動及び車両の移動を可能に
することができる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、周波数入力手段に所定の
操作を行わないと、第2の識別コードが入力できないた
め、この所定の操作を知らない人には、第2の識別コー
ドの入力を不能にでき、この結果、車両の盗難防止を図
ることができる。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、入力された
第2の識別コードが第2の車載側識別コードと一致した
後でも、所定時間経過しないと、車両の移動ができない
ため、車両の盗難防止効果を高めることができる。
【0058】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3のうちいずれか1項の発明の効果に加え
て、エンジン制御手段の制御によりエンジンの運転を規
制して車両の盗難を確実に防止することができる。
【0059】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の発明の効果に加えて、燃料噴射制御の制御によりエン
ジンの運転を規制して車両の盗難を確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車用イモビライザシステムの電
気ブロック図。
【図2】 キーのトランスポンダの電気ブロック図。
【図3】 コード照合処理ルーチンのフローチャート。
【図4】 同じくコード照合処理ルーチンのフローチャ
ート。
【符号の説明】
3…エンジン制御手段としての燃料噴射電子制御装置、
4…キー、5…コード送信手段としてのトランスポン
ダ、10…第1及び第2の制御手段としてのCPU、1
2…第1及び第2の記憶手段としてのEEPROM、1
4…タイマ手段としてのタイマ、25…周波数入力手段
としてのチューニング部、EA…第1及び第2の制御信
号としてのエンジン駆動許可信号、IDa…第1の識別
コードとしてのキー側識別コード、IDb…第2の識別
コードとしてのラジオ側識別コード、ID1 …第1の車
載側識別コードを構成する第1のイモビ側識別コード、
ID2 …第2の車載側識別コードを構成する第2のイモ
ビ側識別コード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08B 13/00 G08B 13/00 B // E05B 49/00 E05B 49/00 K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の識別コード(IDa)を送信する
    コード送信手段(5)と、 前記第1の識別コード(IDa)と同じ内容のコードを
    第1の車載側識別コード(ID1 )として予め登録した
    第1の記憶手段(12)と、 前記コード送信手段(5)からの識別コード(IDa)
    を受信し、該識別コード(IDa)と前記第1の記憶手
    段(12)に記憶した第1の車載側識別コード(ID1
    )とを比較し一致したときにエンジンを制御可能にす
    る第1の制御信号(EA)を出力する第1の制御手段
    (10)とを備えた自動車用イモビライザシステムにお
    いて、 第2の車載側識別コード(ID2 )を予め登録した第2
    の記憶手段(12)と、 第2の識別コード(IDb)が入力可能な周波数入力手
    段(25)を備えたラジオ(24)と、 前記周波数入力手段(25)から入力された第2の識別
    コード(IDb)と、第2の記憶手段(12)に記憶し
    た第2の車載側識別コード(ID2 )とを比較し、一致
    したときにエンジンを制御可能にする第2の制御信号
    (EA)を出力する第2の制御手段(10)とを備えた
    自動車用イモビライザシステム。
  2. 【請求項2】 周波数入力手段(25)は、周波数入力
    手段の所定の操作が行われた後に、第2の識別コード
    (IDb)が入力可能とされていることを特徴とする請
    求項1に記載の自動車用イモビライザシステム。
  3. 【請求項3】 第2の制御手段(10)は、タイマ手段
    (14)を備え、前記周波数入力手段(25)から入力
    された第2の識別コード(IDb)と、第2の記憶手段
    に記憶した第2の車載側識別コード(ID2 )とを比較
    し、一致したとき、前記タイマ手段(14)が所定時間
    計時した後、エンジンを制御可能にするものである請求
    項1又は請求項2に記載の自動車用イモビライザシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御手段(10)又は第2の
    制御手段(10)から第1の制御信号(EA)又は第2
    の制御信号(EA)を入力したとき、エンジンを駆動制
    御するための処理動作を可能にし、該第1の制御信号
    (EA)又は第2の制御信号(EA)が消失していると
    き、前記エンジンを駆動するための処理動作を不可能に
    するエンジン制御手段(3)を備えたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の自動
    車用イモビライザシステム。
  5. 【請求項5】 前記エンジン制御手段(3)は、燃料噴
    射電子制御装置である請求項4に記載の自動車用イモビ
    ライザシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005042317A1 (ja) 2003-11-04 2005-05-12 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho 車両セキュリティ装置及びidコード管理装置
JP2007308036A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Yanmar Co Ltd 走行車両用盗難防止装置及び作業機

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US7327227B2 (en) 2003-11-04 2008-02-05 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Vehicle security device and ID code management device
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