JPH101574A - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂組成物

Info

Publication number
JPH101574A
JPH101574A JP17443896A JP17443896A JPH101574A JP H101574 A JPH101574 A JP H101574A JP 17443896 A JP17443896 A JP 17443896A JP 17443896 A JP17443896 A JP 17443896A JP H101574 A JPH101574 A JP H101574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
block copolymer
ethylene
polypropylene resin
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17443896A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Yamashita
敏 山下
Takami Hirao
孝見 平尾
Akihiko Okubo
明彦 大久保
Koji Ishikawa
浩司 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP17443896A priority Critical patent/JPH101574A/ja
Publication of JPH101574A publication Critical patent/JPH101574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性、剛性のバランスに優れたポリプロ
ピレン系樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 (I)ポリプロピレン系樹脂、(II) M
FRが0.1〜50g/10分、かつ粘度−GPCより
求められる分岐指数「B」=0.5〜0.98であるエ
チレン・α−オレフィン系ランダム共重合体、および
(III)共役ジエン化合物と他のモノマーの重量比が10
0/0〜50/50である重合体ブロックを分子中に少
なくとも二つ有するブロック共重合体からなり、重合体
ブロックのビニル結合を有する共役ジエン部分の最大含
量と最小含量との差が15重量%以上であり、かつブロ
ック共重合体中のオレフィン性不飽和結合の80%以上
を水素化してなる重量平均分子量が5万〜70万である
水添ブロック共重合体を含有してなるポリプロピレン系
樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐衝撃性・剛性・
機械的強度のバランスに優れたポリプロピレン系樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂は、成形性、靱
性、耐水性、耐薬品性などに優れ、低比重で安価である
ことから、各種成型品やシートなどに従来から広く利用
されている。しかしながら、耐衝撃性、特に低温での衝
撃性が劣るため、使用目的が限定される場合がある。こ
の問題を改良するために、ポリプロピレン系樹脂に、エ
チレン・α−オレフィン系共重合体、またはスチレン−
ブタジエン−スチレンブロック共重合体の水添物などの
ゴム成分を配合する提案が多くなされている。しかし、
これらのポリプロピレン系樹脂組成物では、耐衝撃性は
改善されるものの、剛性、成形外観などの低下が見ら
れ、実用上充分なものではない。これらの改善のため
に、高分子量タイプのエチレン・α−オレフィン系共重
合体の使用が考えられる。しかし、ゴム成分として高分
子量タイプの使用は、樹脂中の分散性が悪く、また流動
性を低下させるため、実用上好ましくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題を背景になされたものであり、ポリプロピレン
系樹脂に、一定以上の組成比、分子量および分岐を有す
るエチレン・α−オレフィン系ランダム共重合体、なら
びに特定構造の水添ブロック共重合体をブレンドするこ
とにより、耐衝撃性、剛性のバランスに優れたポリプロ
ピレン系樹脂組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(I)ポリプ
ロピレン系樹脂30〜95重量%、(II)炭素数3以上
のα−オレフィン含量が5〜50モル%、メルトフロー
レート(MFR)(230℃、2.16kg荷重)が
0.1〜50g/10分、かつ粘度−ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー(GPC)より求められる分岐
指数「B」=0.5〜0.98であるエチレン・α−オ
レフィン系ランダム共重合体70〜5重量%〔ただし、
(I)+(II) =100重量%〕の合計量100重量部
に対して、(III)共役ジエン化合物と他のモノマーの重
量比が100/0〜50/50である重合体ブロックを
分子中に少なくとも二つ有するブロック共重合体からな
り、重合体ブロックのビニル結合を有する共役ジエン部
分の最大含量と最小含量との差が15重量%以上であ
り、かつブロック共重合体中のオレフィン性不飽和結合
の80%以上を水素化してなる重量平均分子量が5万〜
70万である水添ブロック共重合体0.1〜50重量部
を含有してなるポリプロピレン系樹脂組成物を提供する
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】(I)ポリプロピレン系樹脂 本発明の組成物に含有される(I)ポリプロピレン系樹
脂は、プロピレンの単独重合体、あるいはエチレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、2−メチル−1−プロペン、3−メチル−1−ペン
テン、4−メチル−1−ペンテン、5−メチル−1−ヘ
キセンなどのα−オレフィンを含んだ共重合体である。
この共重合体としては、ランダム共重合体、ブロック共
重合体、あるいは多段重合で得られる単独重合体とのブ
レンド物、あるいは通常のブレンド物であってもよい。
なお、これらの(I)ポリプロピレン系樹脂を得る方法
としては、チーグラー・ナッタ系触媒などのマルチ・サ
イト触媒を用いる方法や、カミンスキー触媒などのシン
グル・サイト触媒を用いる方法などがあるが、本発明の
(I)成分としては、いずれの重合触媒によるポリプロ
ピレン系樹脂も好適に用いられる。ただし、プロピレン
ユニットの立体規則性は、アイソタクチックもしくはシ
ンジオタクチックのものが、本発明の(I)成分として
好ましい。
【0006】本発明の(I)ポリプロピレン系樹脂とし
ては、本発明の組成物を射出成形用途に用いる場合に
は、メルトフローレート(MFR)(230℃、2.1
6kg荷重、以下同じ)が10g/10分以上のものが
好ましく、さらに好ましくは30〜200g/10分、
特に好ましくは40〜150g/10分である。また、
曲げ弾性率は、特に限定されるものではないが、好まし
くは8,000kgf/cm2 (785MPa)以上、
さらに好ましくは10,000〜100,000kgf
/cm2 (981〜4,903MPa)、特に好ましく
は12,000〜60,000kgf/cm2 (1,1
77〜2,942MPa)である。MFRが10g/1
0分未満および/または曲げ弾性率が8,000kgf
/cm2 未満では、流動性、剛性が劣るものとなり、好
ましくない。一方、本発明の組成物をフィルム用途に使
用する場合には、MFRは、好ましくは0.1〜50g
/10分、さらに好ましくは0.2〜40g/10分で
ある。
【0007】(II) エチレン・α−オレフィン系ランダ
ム共重合体 本発明に使用される(II) エチレン・α−オレフィン系
ランダム共重合体を構成するα−オレフィンとしては、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどの炭素
数3〜20のα−オレフィンである。また、(II)エチ
レン・α−オレフィン系ランダム共重合体には、ポリエ
ンおよび/またジエンを1種類または2種類以上共重合
させて用いることができる。(II)エチレン・α−オレ
フィン系ランダム共重合体を構成するポリエンおよび/
またはジエンとしては、重合反応性が等価な2個以上の
重合反応性基を持つ非共役ジエン化合物、ジビニルベン
ゼンなどの芳香族ジビニル化合物、脂肪族ジビニル化合
物などが挙げられる。重合反応性が等価な2個の重合反
応性基を持つ非共役ジエン化合物としては、例えば、
1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキサジエン、1,7
−オクタジエン、1,8−ノナジエン、1,9−デカジ
エン、3,6−ジメチル−1,7−オクタジエン、4,
5−ジメチル−1,7−オクタジエン、1,4,7−オ
クタトリエン、5−メチル−1,8−ノナジエン、1,
5,9−デカトリエン、1,20−ヘンエイコサジエ
ン、5−(5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−
(2−プロペニル)−2−ノルボルネン、5−ビニル−
2−ノルボルネン、2,5−ノルボルナジエン、4−ビ
ニルシクロヘキセン、次のような構造の化合物(1)、
(2)、あるいは(3)などが挙げられ、このうちでも
5−ビニル−2−ノルボルネン、2,5−ノルボルナジ
エン、1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキサジエン、
1,7−オクタジエン、1,9−デカジエンが好まし
い。
【0008】
【化1】
【化2】
【化3】
【0009】さらに、(II)エチレン・α−オレフィン
系ランダム共重合体を構成する重合反応性が不等価な非
共役ジエンを持つ非共役ジエン化合物は、脂肪族化合物
としては、1,4−ヘキサジエン、2−メチル−1,5
−ヘキサジエン、1,9−オクタデカジエン、6−メチ
ル−1,5−ヘプタジエン、7−メチル−1,6−オク
タジエン、11−エチル−1,11−トリデカジエンな
どが、脂環族化合物としては、ジシクロペンタジエン、
トリシクロペンタジエン、5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン、プロペニルノルボルネン、メチルテトラヒドロ
インデン、イソプロペニリデンノルボルネン、アルケニ
ル基中に内部二重結合を有するアルケニル置換したノル
ボルネン、ビシクロ(2.2.2)オクタンの不飽和誘
導体などが挙げられ、好ましくは5−エチリデン−2−
ノルボルネン、シクロペンタジエン、1,4−ヘキサジ
エンが挙げられる。
【0010】ここで、(II)成分のα−オレフィン含量
は、5〜50モル%、好ましくは6〜48モル%、さら
に好ましくは8〜45モル%である。(II)成分のα−
オレフィン含量が5モル%未満では、(I)ポリプロピ
レン系樹脂の耐衝撃性を改質する効果が乏しく、一方、
50モル%を超えると、(II) ポリプロピレン系樹脂を
著しく軟化させてしまう
【0011】また、(II) 成分のメルトフローレート
(MFR)(230℃、2.16kg荷重)は、0.1
〜50g/10分、好ましくは0.15〜45g/10
分、さらに好ましくは0.2〜40g/10分である。
MFRが0.1未満では、(III)水添ブロック共重合体
の添加による効果をもってしても分散不良が発生し、充
分な(I)ポリプロピレン系樹脂の改質効果を得ること
ができない。なお、この場合、エチレン・α−オレフィ
ン系ランダム共重合体の加工性を上げるために伸展油を
添加しても構わない。一方、MFRが50g/10分を
超えると、耐衝撃性改質効果が乏しく、かつ(III)水添
ブロック共重合体を添加した場合においても、充分な耐
衝撃性改良効果が得られない。
【0012】さらに、粘度−GPCより求められる分岐
指数「B」は、0.5〜0.98、好ましくは0.6〜
0.97である。分岐指数「B」が0.5未満では、ゲ
ル化により組成物の機械的強度、耐衝撃性の改良効果が
低下してしまう。一方、分岐指数「B」が0.98より
大きい場合、線状高分子である従来のエチレン・α−オ
レフィン系ランダム共重合体と性状は変わらず、(III)
水添ブロック共重合体の添加により見いだした本発明の
効果を充分に得られない。なお、分岐度指数「B」は、
粘度−GPC法〔倉田道夫、日本ゴム協会誌(45)1
972〕に準じて、分岐のないモデル共重合ゴムの極限
粘度〔η〕とポリスチレン換算の重量平均分子量(M
w)により求めた粘度式〔η〕=KMwを用い、対象と
なる共重合体ゴムのGPC測定で求めたMwから〔η〕
を算出し、次に対象となる共重合ゴムの実測〔η〕を上
記の粘度式より算出した〔η〕で除して、分岐指数
「B」とする。ここで、〔η〕はo−ジクロロベンゼン
120℃で求めた〔η〕を用い、Mwはo−ジクロロベ
ンゼン溶媒中、120℃でGPC測定法で求めた値であ
る。
【0013】なお、(II) エチレン・α−オレフィン系
ランダム共重合体は、1種単独で使用することも、ある
いは2種以上を混合して用いることもできる。この場合
のα−オレフィン含量、MFRおよび分岐指数は、混合
した後の値を以って上記の範囲内にあることが必要であ
る。また、本発明で使用される(II) エチレン・α−オ
レフィン系ランダム共重合体の製造に関しては、何等制
限されるものではない。
【0014】(III)水添ブロック共重合体 本発明の(III)成分は、共役ジエン化合物と他のモノマ
ーの重量比が100/0〜50/50である重合体ブロ
ックを分子中に少なくとも二つ有し、重合体ブロックの
ビニル結合を有する共役ジエン部分の最大含有量と最小
含有量との差が15重量%以上であり、かつブロック共
重合体中のオレフィン性不飽和結合の80%以上を水素
化してなる重量平均分子量が5万〜70万である水添ブ
ロック共重合体である。
【0015】重合体ブロックに用いられる共役ジエン化
合物としては1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3
−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエ
ン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキ
サジエン、4,5−ジメチル−1,3−オクチタジエ
ン、クロロプレンなどの1種または2種以上が挙げられ
るが、工業的に利用でき、また物性の優れた水添ブロッ
ク共重合体を得るには、1,3−ブタジエン、イソプレ
ン、1,3−ペンタジエンが好ましく、さらに好ましく
は1,3−ブタジエン、イソプレンである。
【0016】また、重合体ブロックには、他のモノマー
を用いることができ、その他のモノマーとしては、スチ
レン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニ
ルスチレン、N,N−ジエチル−p−アミノスチレン、
ビニルピリジンなどが挙げられ、特にスチレン、α−メ
チルスチレンが好ましい。
【0017】重合体ブロックにおける共役ジエン化合物
と他のモノマーの重量比は、100/0〜50/50、
好ましくは100/0〜60/40であり、この範囲以
外では重合体ブロックのガラス転移温度が上昇し、得ら
れる水添ブロック共重合体の力学的性質や改質効果が劣
るため好ましくない。
【0018】また、本発明に用いられる(III)水添ブロ
ック共重合体は、最小のビニル結合を有する重合体ブロ
ック(以下「ブロックA」という)の共役ジエン部分の
含量(a)と、最大のビニル結合を有するブロック重合
体(以下「ブロックB」という)の共役ジエン部分の含
量(b)とが(この場合、ビニル結合とは、1,2−結
合および3,4−結合した共役ジエンを含むものとす
る)、 (b)−(a)≧15重量% を満足することが必要である。(a)と(b)と組み合
わせとしては、例えば (a)≦20重量%、(b)=35〜60重量% (a)≦20重量%、(b)≧60重量% (a)=30〜45重量%、(b)≧60重量% の場合が挙げられ、この中でも、が好ましく、特に
の組み合わせが好ましい。(b)−(a)が15重量
%未満の場合、耐衝撃性、剛性のバランスが不充分とな
り、好ましくない。
【0019】本発明に用いられる(III)水添ブロック共
重合体の水添前ブロック構造は、上記要件を満たすもの
であれば如何なるものでもよく、例えば (A−B)n (A−B)n−A (B−A)n−B (ただし、nは、1以上の整数を示す。)などで表され
るブロック共重合体が挙げられる。これ以外に A−B−C 〔ただし、Cは、重合体ブロックにおける共役ジエン化
合物と他のモノマーの重量比が100/5〜50/50
であり、かつビニル結合を有する共役ジエンの含量
(c)が、(a)<(c)<(b)を満足する共役ジエ
ン(共)重合体ブロックである〕のような構造であって
もよい。
【0020】また、(III)水素ブロック共重合体を得る
ためのブロック共重合体は、例えば、下記式のようにカ
ップリング剤残基を介して重合体分子鎖が延長または分
岐されたものであってもよい。 (A−B)mX (B−A)mX (A−B−A)mX (B−A−B)mX (A−C−B)mX (ただし、A,B,Cは上記に同じ、mは2以上の整
数、Xはカップリング剤残基を示す。) この場合のカップリング剤としては、例えば、1,2−
ジブロモエタン、ジメチルジクロロシラン、メチルトリ
クロロシラン、テトラクロロシラン、テトラメトキシシ
ラン、ジビニルベンゼン、アジピン酸ジエチル、アジピ
ン酸ジオクチル、ベンゼン−1,2,4−イソシアネー
ト、トリレンジイソシアナート、エポキシ化1,2−ポ
リブタジエン、エポキシ化アマニ油、テトラクロロゲル
マニウム、テトラクロロスズなどが挙げられる。
【0021】なお、(III)成分を構成する水添前のブロ
ック共重合体中のブロックAの含有量は、5〜90重量
%、好ましくは5〜85重量%、ブロックBの含有量
は、95〜10重量%、好ましくは95〜15重量%で
ある。ブロックAの含有量が5重量%未満あるいは90
重量%を超える場合、組成物としたときの耐衝撃性改良
効果が低下する。
【0022】本発明の(III)水添ブロック共重合体の製
造方法は、いかなる方法でもよいが、一般的には有機溶
剤中、有機アルカリ金属化合物を開始剤としてリビング
アニオン重合し、水添前のブロック共重合体を得てか
ら、水添反応を行うことにより得られる。上記有機溶剤
としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、
メチルシクロペンテン、シクロヘキサン、ベンゼン、キ
シレン、トルエンなどの炭化水素溶剤が用いられる。
【0023】重合開始剤である有機アルカリ金属化合物
としては、有機リチウム化合物が好ましい。この有機リ
チウム化合物としては、有機モノリチウム化合物、有機
ジリチウム化合物、有機ポリリチウム化合物が用いられ
る。これらの具体例としては、エチルリチウム、n−ブ
チルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチ
ウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、
フェニルリチウム、ヘキサメチレンジリチウム、ブタジ
エニルリチウム、イソプレニルジリチウムなどが挙げら
れ、モノマー100重量部あたり0.02〜0.4重量
部の量で用いられる。
【0024】また、ブロックA、ブロックBにおけるビ
ニル結合を有する共役ジエン化合物の含量(以下「ビニ
ル結合含量」という)の調節は、ルイス塩基、例えばエ
ーテル、アミンなど、具体的には、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、プロピルエーテル、ブチルエーテ
ル、高級エーテル、さらにはエチレングリコールジブチ
ルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル
などのポリエチレングリコールのエーテル誘導体、アミ
ンとしてはテトラメチルエチレンジアミン、ピリジン、
トリエチルアミン、トリブチルアミンなどの第3級アミ
ンなどが挙げられ、上記有機溶媒とともに用いられる。
【0025】さらに、重合反応は、通常−30〜+15
0℃で実施される。また、重合は、一定温度にコントロ
ール実施しても、上昇温度下にて実施しても良い。ブロ
ック共重合体にする方法はいかなる方法での良いが、一
般に上記有機溶媒中で、上記アルカリ金属化合物などの
重合開始剤を用いて、まずブロックAを重合し、続いて
ブロックBを重合することにより、ブロックAおよびB
を含有するブロック共重合体とすることができる。
【0026】以上のようにして重合されたブロック共重
合体を水添することにより、共役ジエン部分の二重結合
残基が水添された本発明の(III)水添ブロック共重合体
が得られる。すなわち、本発明の(III)水添ブロック共
重合体は、このようにして得られるブロック共重合体を
不活性溶媒中に溶解し、20〜150℃、1〜100k
g/cm2 Gの水素加圧下で水素化触媒の存在下で水添
することによって得られる。その際、ブロック共重合体
中のオレフィン性不飽和結合は、80%以上、好ましく
は90%以上、さらに好ましくは95%以上が水素添加
されていることが必要である。80%未満では、耐熱
性、耐候性の点で不充分である。
【0027】水素化に使用される不活性溶媒としては、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、エチルベンゼンなどの炭化水素溶媒、
またはメチルエチルケトン、テトラヒドロフランなどの
極性溶媒が挙げられる。また、水素化触媒としては、ジ
シクロペンタジエニルチタンハライド、有機カルボン酸
ニッケル、有機カルボン酸コバルトなどと周期律表第I
〜III 族の有機金属化合物とからなる水素化触媒、カー
ボン、シリカ、ケイソウ土などで担持されたニッケル、
白金、パラジウム、ルテニウム、レニウム、ロジウム金
属触媒、コバルト、ニッケル、ロジウム、ルテニウムな
どの金属触媒が挙げられる。また、リチウムアリミニウ
ムハイドライド、p−トルエンスルホニルヒドラジドな
どの水素化化合物、さらにZr−Ti−V−Cr合金、
Zr−Ti−Nb−Fe−V−Cr合金、LaNi5
どの水素貯蔵合金を用いた水素化反応なども、本発明に
用いられる水添ブロック共重合体の製造方法に用いられ
る。共役ジエン部分の水添率は、水素化触媒、水素化化
合物の添加量、または水添反応時における水素圧力、反
応時間を変えることにより調節される。
【0028】水添されたブロック共重合体溶液からは、
必要に応じて触媒の残査を除去し、フェノール系または
アミン系の老化防止剤を添加し、重合体溶液から水添ブ
ロック共重合体を容易に単離することができる。水添ブ
ロック共重合体の単離は、例えば、水添されたブロック
共重合体溶液に、アセトン、またはアルコールなどを加
えて沈殿させる方法、重合体溶液を熱湯中に攪拌下投入
し、溶媒を蒸発除去する方法などで行うことができる。
【0029】このようにして得られる本発明に用いられ
る(III)水添ブロック共重合体は、重量平均分子量が5
万〜70万、好ましくは5〜65万、さらに好ましくは
7〜65万である。5万未満では、組成物とした場合の
耐衝撃性改良効果が低下し、一方、70万を超えると加
工性を低下させ実用的でない。。なお、本発明の(III)
水添ブロック共重合体は、少なくとも1種類の官能基を
該水添ブロック共重合体に導入して、変性水添ブロック
共重合体として用いることも可能である。
【0030】本発明の組成物は、(I)ポリプロピレン
系樹脂、(II)エチレン・α−オレフィン系ランダム共
重合体、(III)水添ブロック共重合体を主成分とし、剛
性、耐衝撃性のバランスに優れた組成物である。本発明
における(I)ポリプロピレン系樹脂、(II)エチレン
・α−オレフィン系ランダム共重合体、(III)水添ブロ
ック共重合体の配合割合は、(I)成分が30〜95重
量%、好ましくは50〜90重量%、(II)成分が70
〜5重量%、好ましくは50〜10重量%〔ただし、
(I)+(II) =100重量%〕の合計100重量部に
対して、(III)成分が0.1〜50重量部、好ましくは
0.3〜45重量部である。
【0031】(I)〜(II) 成分中、(I)成分が30
重量%未満では、剛性、機械的強度の低下が見られ、一
方、95重量%を超えると、組成物とした場合の耐衝撃
性の改良効果が不充分であり好ましくない。また、
(I)〜(II) 成分中、(II)成分が5重量%未満の場
合、組成物として耐衝撃性の改良効果が不充分であり、
一方、70重量%を超えると、剛性が低下し、本発明の
目的を達し得ないため好ましくない。さらに、(III)成
分が、(I)+(II)成分の合計100重量部に対して
0.1重量部未満である場合、組成物とした場合の耐衝
撃性の改良効果が不充分であり、一方、50重量部を超
えると、剛性が低下し、本発明の目的を達し得ないため
好ましくない。
【0032】本発明の組成物の製造は特に限定されるも
のではなく、公知の方法を用いることができる。例え
ば、各種押し出し機、バンバリーミキサー、ニーダー、
ロールなどで各成分を混練りすることで本発明の組成物
は得ることができるが、本発明の目的を達成するために
は、(II)成分と(III)成分を先に混練りし、その後
(I)成分を混練りする方法が好ましい。
【0033】本発明の(II)および(III)各成分や、
(I)〜(III)成分を用いた組成物には、必要に応じて
各種添加剤、例えば老化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収
剤、銅害防止剤などの安定剤、シリカ、タルク、カーボ
ン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ、ガラス繊維、炭
素繊維、金属繊維、ガラスビーズ、マイカ、チタン酸カ
リウムウイスカー、アラミド繊維、木粉、コルク粉末、
セルロースパウダー、ゴム粉末などの充填剤を配合して
用いることができる。また、上記添加剤とともに可塑
剤、オイル、低分子量ポリマーなどの軟化剤を使用する
こともできる。
【0034】
【実施例】以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明の主旨を越えない限り、本発明
は、以下の実施例により限定されるものではない。な
お、実施例中の部および%は、特に断らない限り重量基
準である。また、実施例中の各種測定は下記の方法に拠
った。
【0035】α−オレフィン含量 エチレン・α−オレフィン系ランダム共重合体のα−オ
レフィン含量は、NMRまたは赤外分析法を用い、検量
線法により算出した。ヨウ素価 エチレン・α−オレフィン系ランダム共重合体のヨウ素
価は、赤外分析法を用い、検量線法により算出した。MFR JIS K6383に従って測定した。
【0036】ビニル結合含量 共役ジエンのビニル結合含量は、赤外分析法を用い、ハ
ンプトン法により算出した。重量平均分子量 重量平均分子量(以下「分子量」という)は、ゲルパー
ミッションクロマトグラフィー(GPC)を用い、ポリ
スチレン換算で求めた。水添率 共役ジエンの水添率は、四塩化エチレンを溶媒に、10
0MHz、 1H−NMRスペクトルから算出した。
【0037】アイゾット衝撃強度 JIS K7110に従って測定した。曲げ弾性率 JIS K7203に従って測定した。
【0038】実施例および比較例で用いてポリマーは、
以下のものである。 ポリプロピレン系樹脂(PP);プロピレン−エチレン
ブロックポリマー〔三菱化学(株)製、BC06C、M
FR=60(g/10分)、曲げ弾性率=16,000
kgf/cm2 )(1,670MPa)〕 エチレン・α−オレフィン系ランダム共重合体;本発明
で使用されるエチレン・α−オレフィン系ランダム共重
合体は、表1〜2で示すものを使用した。これらの製造
方法は、以下の参考例の中で例示する。
【0039】水添ブロック共重合体;本発明で使用され
る水添ブロック共重合体は、表3〜5で示すものを使用
した。これらの製造方法は、以下の参考例の中で例示す
る。その他の添加剤としては、下記のものを用意した。 タルク;富士タルク(株)製、LSM#200
【0040】参考例1〔エチレン・α−オレフィン系ラ
ンダム共重合体(EP−1)の製造方法〕 内容積5リットルの連続重合装置を用いて共重合を行っ
た。窒素ガスで充分に置換された重合容器に、エチルセ
スキアルミニウムクロリドを15mmol/Hr、三塩
化オキシバナジウムを1mmol/Hr、n−ヘキサン
を4リットル/Hr、プロピレンを2.5ノルマルリッ
トル/分、エチレンを7ノルマルリットル/Hr、水素
を1ノルマルリットル/Hr、さらにジシクロペンタジ
エンを28mmol/Hrの流量で連続供給し、温度3
5℃に維持し、かつ圧力を5kg/cm2 Gになるよう
にした。重合中は、重合容器の内容物が2.5リットル
に保たれるように連続的に反応物を抜き出した。このよ
うにして得られた共重合体は、イソプロピルアルコール
で反応を停止させ、老化防止剤を含むアルコールで凝固
し、100℃の熱ロールで乾燥した。得られたエチレン
・プロピレン・ジシクロペンタジエンランダム共重合体
は、プロピレン含量20モル%、MFR(230℃、
2.16kg)=1.5g/10分、ヨウ素価15であ
った。結果を表1に示す。
【0041】参考例2〜6〔エチレン・α−オレフィン
系ランダム共重合体(EP−2〜6)の製造方法〕 参考例1と同様の方法で、表1〜2のエチレン・α−オ
レフィン・ジエン共重合体となるように、モノマー種、
モノマー量、触媒量、重合時間、重合温度などを変量す
ることにより作製した。これらの結果を表1〜2に示
す。
【0042】参考例7〔エチレン・α−オレフィン系ラ
ンダム共重合体(EO−1)の製造方法〕 充分にチッ素置換した2リットルのステンレス製オート
クレーブに、精製トルエンを800ミリリットル、1−
オクテンを200ミリリットル、ジシクロペンタジエン
を12ミリリットル、精製トルエンを4ミリリットル中
に溶解したアルミニウム原子換算で6ミリモルのメチル
アルミノキサンを加え、40℃に昇温したのち、エチレ
ンで加圧して、エチレン分圧を2.5kg/cm2 Gに
調整した。次いで、トルエン1.2ミリリットル中に溶
解したエチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロ
リド1.2μモルを添加して、重合を開始させた。反応
中は温度を40℃に保ち、エチレン分圧が2.5kg/
cm2 Gに保持されるように連続的にエチレンを供給し
つつ、30分間反応を行った。反応終了後、ポリマー溶
液を多量のメタノール中に投入して、ポリマーを析出さ
せ、このポリマーを濾取し、減圧下で乾燥して、117
gのポリマーを得た。このポリマーは、エチレン含量9
0.0モル%、1−オクテン含量10.0モル%で、ヨ
ウ素価18、MFR(230℃、2.16kg)=4g
/10分のエチレン/1−オクテン/ジシクロペンタジ
エンランダム共重合体であった。結果を表2に示す。
【0043】参考例8〔エチレン・α−オレフィン系ラ
ンダム共重合体(EO−2)の製造方法〕 参考例7と同様の方法で、ジエン成分を5−エチリデン
−2−ノルボルネン/1,9−デカジエン=9ミリリッ
トル/3ミリリットルに変更し反応を行った。得られた
ポリマーの結果を表2に示す。
【0044】参考例9〔水添ブロック共重合体(SP−
1)の製造方法〕 10リットルのオートクレーブに、脱気・脱水したシク
ロヘキサン5kg、および1,3−ブタジエン300g
を仕込んだのち、テロラヒドロフラン0.25gおよび
n−ブチルリチウム0.5gを加え、重合温度が80℃
一定の等温重合を行った。重合転化率がほぼ100%と
なったのち、反応を40℃に冷却し、テトラヒドロフラ
ン75g、1,3−ブタジエン700gを加え、昇温重
合を行った。重合が完結したのち、リビングLi量を測
定したところ、3.1mmolであった。この系内に、
ベンゾフェノン0.56gを添加し、10分間攪袢し
た。ポリマー液の色の変化から、リビングアニオンとし
て生きているポリマー末端リチウムがないことを確認し
た。
【0045】次に、20mlのシクロヘキサンに溶かし
たベンゾフェノン3.51gとn−ブチルリチウム1.
20gをチッ素雰囲気下であらかじめ10分間反応させ
た反応生成物を仕込み、さらにビス(シクロペンタジエ
ニル)チタニウムジクロライド0.52gと10mlの
トルエンに溶かした1.51gのジエチルアルミニウム
クロライドをチッ素雰囲気下であらかじめ混合した成分
をオートクレーブ内に仕込み攪拌した。水素ガスを8k
g/cm2 Gの圧力で供給し、90℃で1.5時間水素
添加反応を行った。得られた水添ポリマーの水添率は9
8%、分子量30.1万であった。また、第1段目の
1,3−ブタジエンブロック重合終了時点で測定した
1,3−ブタジエンブロックの1,2−ビニル結合含量
は15%、第2段目の1,3−ブタジエンの重合終了時
点で測定した1,2−ビニル結合含量と第1段目の1,
2−ビニル結合含量から算出した結果、第2段目の1.
3−ブタジエンブロックの1,2−ビニル結合含量は8
0%であった。結果を表3に示す。
【0046】参考例10〜18〔水添ブロック共重合体
(SP−2〜10)の製造方法〕 参考例9と同様の方法により、表3〜4の各水添ブロッ
ク共重合体となるように、モノマー量、触媒量、重合時
間、重合温度などを変量することにより作製した。これ
らの結果を表3〜4に示す。 参考例19〜23〔水添ブロック共重合体(K−1〜
5)の製造方法〕 参考例9と同様の方法により、表5の各水添ブロック共
重合体となるように、モノマー量、触媒量、重合時間、
重合温度などを変量することにより作製した。これらの
結果を表5に示す。
【0047】実施例1〜13 上記参考例で示した水添ブロック共重合体(SP−1〜
10)とエチレン・α−オレフィン系ランダム共重合体
(EP−1,2、EO−1,2)を、ポリプロピレン系
樹脂(PP)およびタルクとともに、4リットルバンバ
リー型混合機を用いて混合した。得られた組成物は、シ
ート化したのち、角ペレットに裁断し、射出成形により
物性評価用の試験片を作製した。配合比および物性評価
の結果は、表6〜8に示す。これらの実施例は、いずれ
も本発明の範囲内の水添ブロック共重合体とエチレン・
α−オレフィン系ランダム共重合体を用いた組成物であ
り、耐衝撃性、剛性のバランスに優れたものである。
【0048】比較例1〜2 実施例1と同様の方法で、水添ブロック共重合体を添加
しなかった場合の組成物の各物性を表9に示す。耐衝撃
性が、著しく低下したものになった。 比較例3 実施例1と同様の方法で、エチレン・α−オレフィン系
ランダム共重合体/水添ブロック共重合体の組成比が本
発明の範囲を外れた場合の組成物の各物性を表9に示
す。剛性が著しく低下したものになった。 比較例4〜13 実施例1と同様の方法で、エチレン・α−オレフィン系
ランダム共重合体(EP−3〜6)が本発明の範囲を外
れた場合、あるいは水添ブロック共重合体が本発明の範
囲を外れた場合(K−1〜5)などの組成物の各物性
を、表9〜11に示す。本発明で見いだした効果を得る
ことができなかった。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】 X;カップリング剤残基
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】
【表10】
【0059】
【表11】
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、ポリプロピレン系樹脂
に、一定以上の組成比、分子量および分岐を有するエチ
レン・α−オレフィン系ランダム共重合体、ならびに特
定構造の水添ブロック共重合体をブレンドすることによ
り、耐衝撃性、剛性バランスの優れたポリプロピレン系
樹脂組成物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 浩司 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(I)ポリプロピレン系樹脂30〜95重
    量%、(II)炭素数3以上のα−オレフィン含量が5〜
    50モル%、メルトフローレート(MFR)(230
    ℃、2.16kg荷重)が0.1〜50g/10分、か
    つ粘度−ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
    PC)より求められる分岐指数「B」=0.5〜0.9
    8であるエチレン・α−オレフィン系ランダム共重合体
    70〜5重量%〔ただし、(I)+(II) =100重量
    %〕の合計量100重量部に対して、(III)共役ジエン
    化合物と他のモノマーの重量比が100/0〜50/5
    0である重合体ブロックを分子中に少なくとも二つ有す
    るブロック共重合体からなり、重合体ブロックのビニル
    結合を有する共役ジエン部分の最大含量と最小含量との
    差が15重量%以上であり、かつブロック共重合体中の
    オレフィン性不飽和結合の80%以上を水素化してなる
    ポリスチレン換算の重量平均分子量が5万〜70万であ
    る水添ブロック共重合体0.1〜50重量部を含有して
    なるポリプロピレン系樹脂組成物。
JP17443896A 1996-06-14 1996-06-14 ポリプロピレン系樹脂組成物 Pending JPH101574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17443896A JPH101574A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 ポリプロピレン系樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17443896A JPH101574A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 ポリプロピレン系樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH101574A true JPH101574A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15978531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17443896A Pending JPH101574A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 ポリプロピレン系樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH101574A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001270991A (ja) * 2000-03-24 2001-10-02 Asahi Kagaku Gosei Kk スチレン系熱可塑性エラストマーの紐状連続成形体
US10829632B2 (en) 2016-04-25 2020-11-10 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Hydrogenated block copolymer, polypropylene resin composition, and molded body

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001270991A (ja) * 2000-03-24 2001-10-02 Asahi Kagaku Gosei Kk スチレン系熱可塑性エラストマーの紐状連続成形体
US10829632B2 (en) 2016-04-25 2020-11-10 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Hydrogenated block copolymer, polypropylene resin composition, and molded body

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0709413B1 (en) (Modified) Hydrogenated diene block copolymer and composition comprising the same
JP4130772B2 (ja) ブロックコポリマーおよびその製造方法
US6548598B2 (en) Thermoplastic resin composition
US9139722B2 (en) Polypropylene-based resin composition, molded article thereof, and automobile interior or exterior material using the same
AU2004218190A1 (en) Block (co)polymer, block copolymer composition for asphalt modification, process for producing the same, and asphalt composition
JP3277443B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物
JP2003535179A (ja) オレフィン性ポリマー組成物
JPH101574A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物
JP2988080B2 (ja) 熱可塑性重合体組成物
EP1243616A1 (en) Thermoplastic resin composition
JP3248558B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物
JP4024363B2 (ja) ブロック共重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物
JPH08109288A (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JP2982325B2 (ja) 熱可塑性重合体組成物
JP3135950B2 (ja) エチレン−プロピレン共重合体組成物
JP3334194B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
EP1022292B1 (en) Ethylene-1-butene random copolymer and polypropylene resin composition comprising the same
JP4404969B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP2000281862A (ja) 耐傷付き性に優れるエラストマー組成物
JP2001240638A (ja) 水添ジエン系共重合体およびそれを含むポリプロピレン樹脂組成物
JPH10139957A (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物
WO2022025177A1 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物、水添ブロック共重合体、成型品、及び自動車用内外装材料
JP3008585B2 (ja) 変性熱可塑性樹脂
JPH06128426A (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JP3965076B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530