JPH10157180A - ハンディタ−ミナルのサ−マルラインプリンタ制御方法 - Google Patents
ハンディタ−ミナルのサ−マルラインプリンタ制御方法Info
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- JPH10157180A JPH10157180A JP33504696A JP33504696A JPH10157180A JP H10157180 A JPH10157180 A JP H10157180A JP 33504696 A JP33504696 A JP 33504696A JP 33504696 A JP33504696 A JP 33504696A JP H10157180 A JPH10157180 A JP H10157180A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サ−マルプリンタは、サ−マルヘッド内の回
路抵抗に大電流が流れてヘッド駆動電源の電圧が低下す
ることを抑える為に、同時に加熱するドット数は最大6
4ドットに制限されている。 【解決手段】 印字するデ−タを8ドットで1個の論理
的なブロックと考え、分割する印字デ−タを8ドット単
位で管理し、同時に印字できるドット数の制限である6
4ドットまで論理的なブロックを可能な限り統合して印
字する。
路抵抗に大電流が流れてヘッド駆動電源の電圧が低下す
ることを抑える為に、同時に加熱するドット数は最大6
4ドットに制限されている。 【解決手段】 印字するデ−タを8ドットで1個の論理
的なブロックと考え、分割する印字デ−タを8ドット単
位で管理し、同時に印字できるドット数の制限である6
4ドットまで論理的なブロックを可能な限り統合して印
字する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンディタ−ミナ
ルによって収集されてきた商品の数量デ−タや、倉庫内
の商品在庫デ−タを感熱紙に印字し、この印字した紙を
打ち出すためのサ−マルプリンタの制御方法に関するも
のである。
ルによって収集されてきた商品の数量デ−タや、倉庫内
の商品在庫デ−タを感熱紙に印字し、この印字した紙を
打ち出すためのサ−マルプリンタの制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】従来ハンディタ−ミナルのプリンタとし
て、サ−マルプリンタが多用されている。一例としてサ
−マルプリンタは、印字部分には6個の印字ブロックが
あり、1個の印字ブロックには64個の加熱ドットが配
置されている。1回で加熱ドットを加熱する為に電流を
流せるのは、最大で64個の加熱ドットである。サ−マ
ルプリンタは、サ−マルヘッド内の回路抵抗に大電流が
流れてヘッド駆動電源の電圧が低下することを抑える為
に、同時に加熱するドット数は最大64ドットに制限さ
れている。上記したように、このサ−マルヘッドが、そ
れぞれ64ドットの加熱ドットを持つ6個のブロックに
分割されている理由はこのためである。しかも1ブロッ
ク単位でしか印字ドットを制御することができなかっ
た。
て、サ−マルプリンタが多用されている。一例としてサ
−マルプリンタは、印字部分には6個の印字ブロックが
あり、1個の印字ブロックには64個の加熱ドットが配
置されている。1回で加熱ドットを加熱する為に電流を
流せるのは、最大で64個の加熱ドットである。サ−マ
ルプリンタは、サ−マルヘッド内の回路抵抗に大電流が
流れてヘッド駆動電源の電圧が低下することを抑える為
に、同時に加熱するドット数は最大64ドットに制限さ
れている。上記したように、このサ−マルヘッドが、そ
れぞれ64ドットの加熱ドットを持つ6個のブロックに
分割されている理由はこのためである。しかも1ブロッ
ク単位でしか印字ドットを制御することができなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来の
制御方法では、1回で加熱ドットを加熱する為に電流を
流せるのは最大で64個の加熱ドットである為に、図7
に示すように1番目のブロックで34ドット、2番目の
ブロックで40ドット、3番目のブロックで32ドット
を印字しようとした場合に、1〜3番のブロックをそれ
ぞれ統合しようとしても、最大のドット数である64ド
ットを越えてしまう為に、図示したように3つのブロッ
ク(第1分割、第2分割、第3分割)に分けることによ
り1回の加熱ドットが64ドットを越えない範囲にし
て、印字させる必要があり、3つのブロックに対してハ
ンディタ−ミナル本体に設けられているCPU(図示せ
ず)から送信されるストロ−ブ信号をON、OFFさせ
ている。従って、1ラインの印字時間が分離されること
により1ラインの印字時間が延び、印字デ−タによって
は複数のブロックを統合することができず、ライン印字
の分割数が増えるという問題点があった。
制御方法では、1回で加熱ドットを加熱する為に電流を
流せるのは最大で64個の加熱ドットである為に、図7
に示すように1番目のブロックで34ドット、2番目の
ブロックで40ドット、3番目のブロックで32ドット
を印字しようとした場合に、1〜3番のブロックをそれ
ぞれ統合しようとしても、最大のドット数である64ド
ットを越えてしまう為に、図示したように3つのブロッ
ク(第1分割、第2分割、第3分割)に分けることによ
り1回の加熱ドットが64ドットを越えない範囲にし
て、印字させる必要があり、3つのブロックに対してハ
ンディタ−ミナル本体に設けられているCPU(図示せ
ず)から送信されるストロ−ブ信号をON、OFFさせ
ている。従って、1ラインの印字時間が分離されること
により1ラインの印字時間が延び、印字デ−タによって
は複数のブロックを統合することができず、ライン印字
の分割数が増えるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の不具合点
に鑑みなされたもので、プラテンとピンチロ−ラを使用
し、ステッピングモ−タの回転角度により感熱紙を回転
させ、1ラインのサ−マルヘッドが物理的なブロックに
分割されたサ−マルヘッドにより、定められた文字や記
号を前記感熱紙に印字するサ−マルラインプリンタにお
いて、サ−マルヘッドの1ラインのドット数を物理的な
ブロックに配置されるドット数より小さなドット数を持
つ論理的なブロックに分離する機構と、元の印字デ−タ
中に非発色ドットで構成される論理的なブロックを挿入
する機構と、前記挿入機構により新たに生成された印字
デ−タを順次シフトする機構と、物理的なブロック単位
での通電を制御する機構を持ち、同時発色ドット数の制
限数近くまで、論理的なブロックを統合することがで
き、分割印字による印字時間の増加を低減するハンディ
タ−ミナルのサ−マルラインプリンタ制御方法を提案す
るものである。
に鑑みなされたもので、プラテンとピンチロ−ラを使用
し、ステッピングモ−タの回転角度により感熱紙を回転
させ、1ラインのサ−マルヘッドが物理的なブロックに
分割されたサ−マルヘッドにより、定められた文字や記
号を前記感熱紙に印字するサ−マルラインプリンタにお
いて、サ−マルヘッドの1ラインのドット数を物理的な
ブロックに配置されるドット数より小さなドット数を持
つ論理的なブロックに分離する機構と、元の印字デ−タ
中に非発色ドットで構成される論理的なブロックを挿入
する機構と、前記挿入機構により新たに生成された印字
デ−タを順次シフトする機構と、物理的なブロック単位
での通電を制御する機構を持ち、同時発色ドット数の制
限数近くまで、論理的なブロックを統合することがで
き、分割印字による印字時間の増加を低減するハンディ
タ−ミナルのサ−マルラインプリンタ制御方法を提案す
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、印字するデ−タを8ド
ットで1個の論理的なブロックと考え、分割する印字デ
−タを8ドット単位で管理し、同時に印字できるドット
数の制限である64ドットまで論理的なブロックを可能
な限り統合して印字するものである。
ットで1個の論理的なブロックと考え、分割する印字デ
−タを8ドット単位で管理し、同時に印字できるドット
数の制限である64ドットまで論理的なブロックを可能
な限り統合して印字するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の詳細を添付図面を参照して説
明する。図1は本発明のサ−マルプリンタの外観斜視
図、図2はサ−マルプリンタの制御を示す電気的ブロッ
ク図である。図3、図4、図5、図6は本発明のサ−マ
ルラインプリンタの制御を示すタイミングチャ−トとフ
ロ−チャ−トである。
明する。図1は本発明のサ−マルプリンタの外観斜視
図、図2はサ−マルプリンタの制御を示す電気的ブロッ
ク図である。図3、図4、図5、図6は本発明のサ−マ
ルラインプリンタの制御を示すタイミングチャ−トとフ
ロ−チャ−トである。
【0007】まず、図1について説明する。参照符号1
はサ−マルラインプリンタであり、図示しないハンディ
タ−ミナル本体の一部分に内蔵されている。サ−マルラ
インプリンタ1は、プラテン2を支持部分としてヘッド
3と感熱紙4を密着させ、へッド3面に配置された水平
方向ライン型のサ−マルヘッド5によって、1ラインの
ドットパタ−ン(図示せず)を加熱によって発色印字
し、ステッピングモ−タ6によってピンチロ−ラ7を回
転させ、感熱紙4を1ラインのみ紙送りする動作を繰り
返し行なうものである。
はサ−マルラインプリンタであり、図示しないハンディ
タ−ミナル本体の一部分に内蔵されている。サ−マルラ
インプリンタ1は、プラテン2を支持部分としてヘッド
3と感熱紙4を密着させ、へッド3面に配置された水平
方向ライン型のサ−マルヘッド5によって、1ラインの
ドットパタ−ン(図示せず)を加熱によって発色印字
し、ステッピングモ−タ6によってピンチロ−ラ7を回
転させ、感熱紙4を1ラインのみ紙送りする動作を繰り
返し行なうものである。
【0008】図2はサ−マルプリンタの制御を示す電気
的ブロック図であり、本実施例で示すサ−マルプリンタ
1はサ−マルヘッド5の総ドット数384ドットのもの
で、かつ6個のブロックに分割され、各ブロックは64
ドットづつの加熱ドットを配置している。感熱紙4(図
1を参照)に印字する印字デ−タは、1ドットが1ビッ
トで表現され、印字デ−タが0のときには発色せず、1
のときに発色するものと定義されている。この印字デ−
タは、ハンディタ−ミナル本体(図示せず)に設けられ
ているCPU8からシリアルデ−タとしてシフトレジス
タ9に転送され、CPU8から出力されるクロックに同
期してシフトレジスタ9に1ライン分のデ−タとして入
力される。
的ブロック図であり、本実施例で示すサ−マルプリンタ
1はサ−マルヘッド5の総ドット数384ドットのもの
で、かつ6個のブロックに分割され、各ブロックは64
ドットづつの加熱ドットを配置している。感熱紙4(図
1を参照)に印字する印字デ−タは、1ドットが1ビッ
トで表現され、印字デ−タが0のときには発色せず、1
のときに発色するものと定義されている。この印字デ−
タは、ハンディタ−ミナル本体(図示せず)に設けられ
ているCPU8からシリアルデ−タとしてシフトレジス
タ9に転送され、CPU8から出力されるクロックに同
期してシフトレジスタ9に1ライン分のデ−タとして入
力される。
【0009】シフトレジスタ9に取り込まれた印字デ−
タは、CPU8から出力されるラッチ信号によりラッチ
レジスタ10にコピ−され記録される。一度ラッチレジ
スタ10に記憶された印字デ−タは、シフトレジスタ9
に格納されている内容が変化しても、CPU8からラッ
チレジスタ10に入力されるラッチ信号がONとならな
い限り変化しない。ラッチレジスタ10に記憶された印
字デ−タは、CPU8から出力されるストロ−ブ信号0
から5までのいずれかがONとなると、0から5までの
各ストロ−ブ信号に該当する0から5までのブロックに
出力され、各ブロック内の加熱ドットを印字デ−タのド
ットパタ−ンに応じて加熱する。なお、ヘッド駆動電源
11は、サ−マルヘッド5の加熱ドットを加熱する為に
用いられており、ハンディタ−ミナル本体(図示せず)
に設けられている電源電池から電源を供給している。
タは、CPU8から出力されるラッチ信号によりラッチ
レジスタ10にコピ−され記録される。一度ラッチレジ
スタ10に記憶された印字デ−タは、シフトレジスタ9
に格納されている内容が変化しても、CPU8からラッ
チレジスタ10に入力されるラッチ信号がONとならな
い限り変化しない。ラッチレジスタ10に記憶された印
字デ−タは、CPU8から出力されるストロ−ブ信号0
から5までのいずれかがONとなると、0から5までの
各ストロ−ブ信号に該当する0から5までのブロックに
出力され、各ブロック内の加熱ドットを印字デ−タのド
ットパタ−ンに応じて加熱する。なお、ヘッド駆動電源
11は、サ−マルヘッド5の加熱ドットを加熱する為に
用いられており、ハンディタ−ミナル本体(図示せず)
に設けられている電源電池から電源を供給している。
【0010】従って、1ラインの中に64ドットを越え
る発色ドット数がある場合には、分割して印字する。ま
た、CPU8から出力されるモ−タ駆動パルス12は、
モ−タドライバ13に加えられ、モ−タドライバ13が
感熱紙4を送る為のステッピングモ−タ14を駆動す
る。参照符号15はサ−マルラインプリンタ1を制御す
るためのプログラムが記憶されているROMである。ま
たRAM16には、ROM15に記憶されているプログ
ラムの作業領域及び印字デ−タの記憶領域が設けられて
いる。
る発色ドット数がある場合には、分割して印字する。ま
た、CPU8から出力されるモ−タ駆動パルス12は、
モ−タドライバ13に加えられ、モ−タドライバ13が
感熱紙4を送る為のステッピングモ−タ14を駆動す
る。参照符号15はサ−マルラインプリンタ1を制御す
るためのプログラムが記憶されているROMである。ま
たRAM16には、ROM15に記憶されているプログ
ラムの作業領域及び印字デ−タの記憶領域が設けられて
いる。
【0011】次に実際の分割印字によるサ−マルライン
プリンタの制御方法について説明する。図3に示すよう
に、サ−マルヘッド5に設けられている個々のヘッド
を、8ドットを1つの論理的なブロックと考え、分割印
字を8ドット単位で管理し、上記した同時発色ドット数
の制限である64ドットまで論理的なブロックを可能な
限り統合する(図3の第1分割では61ドットであるよ
うに、発色ドット数が、64ドットを越えない範囲の発
色ドット数まで論理ブロックを統合する)。ただし、ス
トロ−ブ信号は物理的ブロックである64ドットに対応
しているために、図3の第1分割に図示するように統合
の対象とならない論理的なブロックの印字デ−タは発色
を起こさせないビット値である0を一時的に設定し、こ
の印字デ−タをシフトレジスタ9に転送する。該当する
ストロ−ブ信号をONにして図3の第1分割のストロ−
ブ信号0と1を発色させた後、残りの印字デ−タについ
ては引き続いてストロ−ブ信号2をONにする。なお、
CPU8からシフトレジスタ9へ転送するデ−タ量が従
来より増えるが、シフトレジスタへの転送時間は64ド
ットあたり160μs程度、上記したストロ−ブ信号の
ON時間1〜8msと比べて短い為、この転送時間は無
視できる。
プリンタの制御方法について説明する。図3に示すよう
に、サ−マルヘッド5に設けられている個々のヘッド
を、8ドットを1つの論理的なブロックと考え、分割印
字を8ドット単位で管理し、上記した同時発色ドット数
の制限である64ドットまで論理的なブロックを可能な
限り統合する(図3の第1分割では61ドットであるよ
うに、発色ドット数が、64ドットを越えない範囲の発
色ドット数まで論理ブロックを統合する)。ただし、ス
トロ−ブ信号は物理的ブロックである64ドットに対応
しているために、図3の第1分割に図示するように統合
の対象とならない論理的なブロックの印字デ−タは発色
を起こさせないビット値である0を一時的に設定し、こ
の印字デ−タをシフトレジスタ9に転送する。該当する
ストロ−ブ信号をONにして図3の第1分割のストロ−
ブ信号0と1を発色させた後、残りの印字デ−タについ
ては引き続いてストロ−ブ信号2をONにする。なお、
CPU8からシフトレジスタ9へ転送するデ−タ量が従
来より増えるが、シフトレジスタへの転送時間は64ド
ットあたり160μs程度、上記したストロ−ブ信号の
ON時間1〜8msと比べて短い為、この転送時間は無
視できる。
【0012】次に実際の動作について、図4のフロ−チ
ャ−トを基にして説明する。ここでの機能は、与えられ
た印字デ−タを基に、シフトレジスタ9へ転送するため
のデ−タを作成することと、実際の印字を行う前に予め
制御情報を作成することである。まず、制御情報のクリ
ア、制御のステップを示す制御ステップの番号、RAM
16に設けられている印字デ−タが記憶されているデ−
タバッファ(図示せず)の内容をバイト単位で参照する
為の読み込みポインタ、及び作成したデ−タを一時記憶
する転送バッファ内の書き込み位置をバイト単位で示す
ための書き込みポインタの初期化(S1)、また、同時
に加熱するドット数の合計である合計通電ドット数を0
にする(S2)。
ャ−トを基にして説明する。ここでの機能は、与えられ
た印字デ−タを基に、シフトレジスタ9へ転送するため
のデ−タを作成することと、実際の印字を行う前に予め
制御情報を作成することである。まず、制御情報のクリ
ア、制御のステップを示す制御ステップの番号、RAM
16に設けられている印字デ−タが記憶されているデ−
タバッファ(図示せず)の内容をバイト単位で参照する
為の読み込みポインタ、及び作成したデ−タを一時記憶
する転送バッファ内の書き込み位置をバイト単位で示す
ための書き込みポインタの初期化(S1)、また、同時
に加熱するドット数の合計である合計通電ドット数を0
にする(S2)。
【0013】RAM16内に設けられている図示しない
デ−タバッファから1バイトの印字デ−タを読み込み
(S3)、ROM15内に設けられている図示しないド
ット数テ−ブルを参照して、この1バイト中の通電ドッ
ト数を求める(S4)。ここでドット数テ−ブルとは、
8ビットで表現される数値0〜255のそれぞれについ
て、ビットの値が1であるビット数を順に並べた表であ
る。通電ドット数が0でなく(S5のNO)、かつ、こ
の制御ステップにおいてストロ−ブ開始番号を格納して
いなければ(S6のNO)、この制御ステップにおい
て、制御内容を「通電」(詳細は後述する)とし、物理
的ブロック番号を求める為に読み込みポインタの値を8
で割って、商をストロ−ブ信号の開始番号とする(S
7)。上記したS5又はS6のいずれかでYESとなれ
ば、(S7)をスキップする。
デ−タバッファから1バイトの印字デ−タを読み込み
(S3)、ROM15内に設けられている図示しないド
ット数テ−ブルを参照して、この1バイト中の通電ドッ
ト数を求める(S4)。ここでドット数テ−ブルとは、
8ビットで表現される数値0〜255のそれぞれについ
て、ビットの値が1であるビット数を順に並べた表であ
る。通電ドット数が0でなく(S5のNO)、かつ、こ
の制御ステップにおいてストロ−ブ開始番号を格納して
いなければ(S6のNO)、この制御ステップにおい
て、制御内容を「通電」(詳細は後述する)とし、物理
的ブロック番号を求める為に読み込みポインタの値を8
で割って、商をストロ−ブ信号の開始番号とする(S
7)。上記したS5又はS6のいずれかでYESとなれ
ば、(S7)をスキップする。
【0014】次に合計通電ドット数が、最大同時発色数
である64ドット以下である場合(S8のNO)は、合
計通電ドット数を更新する(S14)と共に、この印字
デ−タを転送バッファに書き込む(S15)。そして書
き込みポインタの更新(S16)と、読み込みポインタ
の更新(S17)を行ない、1ライン分の印字デ−タを
読み終わるまで、上記したS3から繰り返す(S1
8)。一方、合計通電ドット数に通電ドット数を加えた
ものが、最大同時発色数である64ドットを越える場合
(S8のYES)は、この制御ステップにおいて、物理
的ブロック番号を求めるために読み込みポインタの値−
1を8で割って、商をストロ−ブ信号の終了番号として
制御ステップ番号を1進める(S9)。
である64ドット以下である場合(S8のNO)は、合
計通電ドット数を更新する(S14)と共に、この印字
デ−タを転送バッファに書き込む(S15)。そして書
き込みポインタの更新(S16)と、読み込みポインタ
の更新(S17)を行ない、1ライン分の印字デ−タを
読み終わるまで、上記したS3から繰り返す(S1
8)。一方、合計通電ドット数に通電ドット数を加えた
ものが、最大同時発色数である64ドットを越える場合
(S8のYES)は、この制御ステップにおいて、物理
的ブロック番号を求めるために読み込みポインタの値−
1を8で割って、商をストロ−ブ信号の終了番号として
制御ステップ番号を1進める(S9)。
【0015】更に、読み込みポインタが物理的ブロック
の先頭に無い場合(S10のNO)は、物理的ブロック
内のドット数に相当する8バイト分の非発色デ−タ0を
転送バッファに書き込み(S11)、この制御ステップ
において制御内容を「シフト」(詳細は後述する)と
し、制御ステップ番号を1進める(S12)。一方、読
み込みポインタが物理的ブロックの先頭にある場合(S
10のYES)は、デ−タの空白区間を作る必要がない
ので、(S11)と(S12)をスキップする。そして
(S8)がYESの場合は、上記した処理を終えた後、
合計通電ドット数を0として(S13)から再び(S
3)にもどり、動作を繰り返す。1ライン分の印字デ−
タを読み終えた場合(S18のYES)は、この制御ス
テップにおいて、物理的ブロック番号を求める為に読み
込みポインタの値−1を8で割って商をストロ−ブ信号
の終了番号とし、制御ステップ番号を1進め(S1
9)、最後に制御内容を「終了」(詳細は後述する)と
する(S20)。
の先頭に無い場合(S10のNO)は、物理的ブロック
内のドット数に相当する8バイト分の非発色デ−タ0を
転送バッファに書き込み(S11)、この制御ステップ
において制御内容を「シフト」(詳細は後述する)と
し、制御ステップ番号を1進める(S12)。一方、読
み込みポインタが物理的ブロックの先頭にある場合(S
10のYES)は、デ−タの空白区間を作る必要がない
ので、(S11)と(S12)をスキップする。そして
(S8)がYESの場合は、上記した処理を終えた後、
合計通電ドット数を0として(S13)から再び(S
3)にもどり、動作を繰り返す。1ライン分の印字デ−
タを読み終えた場合(S18のYES)は、この制御ス
テップにおいて、物理的ブロック番号を求める為に読み
込みポインタの値−1を8で割って商をストロ−ブ信号
の終了番号とし、制御ステップ番号を1進め(S1
9)、最後に制御内容を「終了」(詳細は後述する)と
する(S20)。
【0016】次に、図4のフロ−チャ−トにおいて、後
述するといった部分の説明と、1ラインの印字を行なう
ための制御について、図5のフロ−チャ−トについて説
明する。まず、与えられた印字デ−タを基に、CPU8
からラッチレジスタ10に転送する為のデ−タの作成
と、制御を行なう為の制御情報を予め作成する(S2
1)。これは上記した図4のフロ−チャ−トに示した処
理である。制御を開始するにあたって、制御ステップ番
号を初期化する(S22)。次に(S21)で転送バッ
ファに作成した印字デ−タを先頭から1ライン分(48
バイト分)だけシフトレジスタ9に転送し(S23)、
ラッチ信号をON、OFFさせてラッチレジスタ10に
ラッチさせる(S24)。次に(S21)で作成された
制御情報から、現在の制御ステップ番号に該当する制御
情報を読み込む(S25)。
述するといった部分の説明と、1ラインの印字を行なう
ための制御について、図5のフロ−チャ−トについて説
明する。まず、与えられた印字デ−タを基に、CPU8
からラッチレジスタ10に転送する為のデ−タの作成
と、制御を行なう為の制御情報を予め作成する(S2
1)。これは上記した図4のフロ−チャ−トに示した処
理である。制御を開始するにあたって、制御ステップ番
号を初期化する(S22)。次に(S21)で転送バッ
ファに作成した印字デ−タを先頭から1ライン分(48
バイト分)だけシフトレジスタ9に転送し(S23)、
ラッチ信号をON、OFFさせてラッチレジスタ10に
ラッチさせる(S24)。次に(S21)で作成された
制御情報から、現在の制御ステップ番号に該当する制御
情報を読み込む(S25)。
【0017】制御内容が「通電」であれば(S26のY
ES)、更に制御情報からストロ−ブ開始番号と終了番
号を読み出して、開始番号から終了番号までに該当する
ストロ−ブ信号をONにする(S27)。ストロ−ブ信
号のON時間を管理する為に、通電タイマをリセット、
スタ−トさせ(S28)、CPU8の内部に設けられて
いる通電タイマ(図示せず)がタイムアップするまで待
つ(S29)。通電タイマ(図示せず)がタイムアップ
したら、全てのストロ−ブ信号をOFFにし(S3
0)、次の制御を行なう為に制御ステップ番号を1進め
る(S35)に進み、再び(S25)に戻る。一方、
(S25)で読み込んだ制御内容が「シフト」であれば
(S31のYES)、転送バッファから前回に続く8バ
イト(物理的ブロック1個分)の印字デ−タを読み込ん
で、シフトレジスタ9に転送し(S32)、ラッチ信号
をON、OFFさせてラッチレジスタ10にラッチさせ
る(S33)。これにより、シフトレジスタ9の内容全
体が物理的ブロック1個分だけ左にずれて、ラッチレジ
スタ10にも反映される。そして、次の制御を行なう為
に制御ステップ番号を1進めて(S35)、(S25)
に戻る。また、(S25)で読み込んだ制御内容が「終
了」であれば(S34のYES)、1ラインの印字は終
了する。
ES)、更に制御情報からストロ−ブ開始番号と終了番
号を読み出して、開始番号から終了番号までに該当する
ストロ−ブ信号をONにする(S27)。ストロ−ブ信
号のON時間を管理する為に、通電タイマをリセット、
スタ−トさせ(S28)、CPU8の内部に設けられて
いる通電タイマ(図示せず)がタイムアップするまで待
つ(S29)。通電タイマ(図示せず)がタイムアップ
したら、全てのストロ−ブ信号をOFFにし(S3
0)、次の制御を行なう為に制御ステップ番号を1進め
る(S35)に進み、再び(S25)に戻る。一方、
(S25)で読み込んだ制御内容が「シフト」であれば
(S31のYES)、転送バッファから前回に続く8バ
イト(物理的ブロック1個分)の印字デ−タを読み込ん
で、シフトレジスタ9に転送し(S32)、ラッチ信号
をON、OFFさせてラッチレジスタ10にラッチさせ
る(S33)。これにより、シフトレジスタ9の内容全
体が物理的ブロック1個分だけ左にずれて、ラッチレジ
スタ10にも反映される。そして、次の制御を行なう為
に制御ステップ番号を1進めて(S35)、(S25)
に戻る。また、(S25)で読み込んだ制御内容が「終
了」であれば(S34のYES)、1ラインの印字は終
了する。
【0018】図6は本発明における制御のタイミングチ
ャ−トを示したものである。はシフトレジスタ9への
デ−タ転送が1ライン分の1回で完了し、「シフト」制
御の必要もなく、「通電」制御は1回(ストロ−ブ信号
0〜5)で済んだ例である。は、シフトレジスタ9へ
の1ライン分のデ−タ転送を実施した後、1回目(スト
ロ−ブ信号0、1)の「通電」制御を実施し、「シフ
ト」制御を実施した後、2回目(ストロ−ブ信号2、
3)、3回目(ストロ−ブ信号4、5)の「通電」制御
を実施した例である。は、シフトレジスタ9へ1ライ
ン分のデ−タ転送を実施した後、1回目(ストロ−ブ信
号0、1)の「通電」制御を実施し、「シフト」制御を
実施した後、2回目(ストロ−ブ信号2、3)、3回目
(ストロ−ブ信号4)の「通電」制御を実施し、更に
「シフト」制御を実施して、4回目(ストロ−ブ信号
5)の「通電」制御を実施した例である。
ャ−トを示したものである。はシフトレジスタ9への
デ−タ転送が1ライン分の1回で完了し、「シフト」制
御の必要もなく、「通電」制御は1回(ストロ−ブ信号
0〜5)で済んだ例である。は、シフトレジスタ9へ
の1ライン分のデ−タ転送を実施した後、1回目(スト
ロ−ブ信号0、1)の「通電」制御を実施し、「シフ
ト」制御を実施した後、2回目(ストロ−ブ信号2、
3)、3回目(ストロ−ブ信号4、5)の「通電」制御
を実施した例である。は、シフトレジスタ9へ1ライ
ン分のデ−タ転送を実施した後、1回目(ストロ−ブ信
号0、1)の「通電」制御を実施し、「シフト」制御を
実施した後、2回目(ストロ−ブ信号2、3)、3回目
(ストロ−ブ信号4)の「通電」制御を実施し、更に
「シフト」制御を実施して、4回目(ストロ−ブ信号
5)の「通電」制御を実施した例である。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のような構成となしたの
で、サ−マルプリンタの1ライン印字における印字デ−
タの分割数を減らし、サ−マルプリンタによって印字す
る印字時間を低減することができる。
で、サ−マルプリンタの1ライン印字における印字デ−
タの分割数を減らし、サ−マルプリンタによって印字す
る印字時間を低減することができる。
【図1】 サ−マルラインプリンタの外観図
【図2】 電気的ブロック図
【図3】 本発明における制御の模式図
【図4】 転送デ−タと制御情報の作成に関するフロ−
チャ−ト
チャ−ト
【図5】 1ライン印字に関するフロ−チャ−ト
【図6】 本発明の制御に関するタイミングチャ−ト
【図7】 従来例
1 サ−マルラインプリンタ 2 プラテン 3 ヘッド 4 感熱紙 5 サ−マルヘッド 6 ステッピングモ−タ 7 ピンチロ−ラ 8 CPU 9 シフトレジスタ 10 ラッチレジスタ 11 ヘッド駆動電源 12 モ−タ駆動パルス 13 モ−タドライバ 14 ステッピングモ−タ 15 ROM 16 RAM
Claims (3)
- 【請求項1】 プラテンとピンチロ−ラを使用し、ステ
ッピングモ−タの回転角度により感熱紙を給紙させ、1
ラインのサ−マルヘッドが物理的なブロックに分割され
たサ−マルヘッドにより、定められた文字や記号を前記
感熱紙に印字するサ−マルラインプリンタにおいて、サ
−マルヘッドの1ラインのドット数を物理的なブロック
に配置されるドット数より小さなドット数を持つ論理的
なブロックに分離するシステムと、元の印字デ−タ中に
非発色ドットで構成される論理的なブロックを挿入する
システムと、前記挿入システムにより新たに生成された
印字デ−タを順次シフトする機構と、物理的なブロック
単位での通電を制御するシステムを持ち、同時発色ドッ
ト数の制限数近くまで、論理的なブロックを統合するこ
とができ、分割印字による印字時間の増加を低減して印
字することを特徴とするハンディタ−ミナルのサ−マル
ラインプリンタ制御方法。 - 【請求項2】 最大同時発色数である印字ドット数が、
64ドットを越える場合は、物理的ブロック番号を求め
るために読み込みポインタの値−1を8で割り、商をス
トロ−ブ信号の終了番号とすることを特徴とする請求項
1記載のハンディタ−ミナルのサ−マルプリンタ制御方
法。 - 【請求項3】 読み込みポインタが物理的ブロックの先
頭にない場合には、物理的ブロック内のドット数に相当
する8バイト分の非発色デ−タである0を転送バッファ
に書き込むことを特徴とする請求項1記載のハンディタ
−ミナルのサ−マルプリンタ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33504696A JPH10157180A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | ハンディタ−ミナルのサ−マルラインプリンタ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33504696A JPH10157180A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | ハンディタ−ミナルのサ−マルラインプリンタ制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10157180A true JPH10157180A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18284143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33504696A Pending JPH10157180A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | ハンディタ−ミナルのサ−マルラインプリンタ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10157180A (ja) |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP33504696A patent/JPH10157180A/ja active Pending
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