JPH10156969A - 注射器用滑栓及び弾性栓体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

注射器用滑栓及び弾性栓体の製造方法及び製造装置

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JPH10156969A
JPH10156969A JP9268791A JP26879197A JPH10156969A JP H10156969 A JPH10156969 A JP H10156969A JP 9268791 A JP9268791 A JP 9268791A JP 26879197 A JP26879197 A JP 26879197A JP H10156969 A JPH10156969 A JP H10156969A
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die
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JP9268791A
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Morihiro Sudou
盛皓 須藤
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DAIKYO SEIKO KK
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
    • A61M5/31511Piston or piston-rod constructions, e.g. connection of piston with piston-rod

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共通弾性基板から滑栓(栓体)要素を切断す
る際、切断バリが発生しない滑栓(栓体)の製造方法及
び装置を得る。 【構成】 軸線に関して回転対称形状をなす柱体からな
る注射器用滑栓または弾性栓体の製造方法において、共
通弾性基板上に一体に形成した複数の滑栓(栓体)要素
をそれぞれダイの筒状部に挿入し、これら複数の滑栓
(栓体)要素の間の共通弾性体基板に引張力を及ぼして
該滑栓(栓体)要素を弾性変形させて、該滑栓(栓体)
要素をダイの筒状部内面に密着させ、その状態で、ダイ
の筒状部内にパンチを挿入して、共通弾性体基板から滑
栓(栓体)要素を切り離し、弾性体滑栓(栓体)を得る
製造方法と装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、注射器用外筒内に摺動自在に挿
入され注射器用滑栓、あるいは各種容器の口(筒部)に
挿入される弾性栓体の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】注射器は、注射器用外
筒、滑栓、及びプランジャーを基本構成要素とし、薬液
投与時には、プランジャーにより滑栓を押して外筒内に
保持した薬液を押し出す。弾性体からなる滑栓は、従
来、共通弾性体基板上に多数がマトリックス状に並べら
れて加硫成形され、これをプレス装置により、共通弾性
体基板から切り離していた。
【0003】図12ないし図14は、その従来例を示
す。多数の注射器用滑栓要素1’は、共通弾性体基板1
上に、該基板と一体にして、マトリックス状に並べて形
成されている。滑栓要素1’は、その共通弾性体基板1
側に細径部1aを有する。この共通弾性体基板1から滑
栓要素1’を打ち抜くためのダイ(雌型)2には、滑栓
要素1’の位置に対応させて、多数の定径の筒状部2a
が形成されている。ダイ2上には、パンチ(雄型)3が
備えられている。パンチ3は、ダイ2の各筒状部2a内
に隙間なく進入して共通弾性体基板1から滑栓要素1’
を切断する環状刃(切刃)3aを有する。
【0004】共通弾性体基板1から滑栓要素1’を切断
する際には、ダイ2の筒状部2a内に、共通弾性体基板
1と一体の滑栓要素1’をそれぞれ挿入する。次に、パ
ンチ3を下降させて、環状刃3aが筒状部2aの内面に
進入し、共通弾性体基板1から滑栓要素1’を切断し滑
栓1を得る。
【0005】図14は、以上の従来装置によって切断さ
れた滑栓10の単体図である。滑栓要素1’(滑栓1)
の後端部にバリ1bが発生している。このバリ1bは、
プランジャーに挿入したとき、プランジャーと干渉し
て、摺動抵抗を増し、また、その摺動方向により返りが
生じて、摺動抵抗の増加、ビビリ現象の原因となってい
た。以上の切断バリの問題点は、滑栓1(滑栓要素
1’)の後端部に細径部1aが存在しない場合にも同様
に生じ、さらに、医薬用ゴム栓に代表される弾性栓体に
ついても、類似の問題点を生じる。
【0006】すなわち、医薬用ゴム栓は、薬液容器(バ
イアル)に薬液を充填後、その口(筒部)に挿入され、
アルミニウム製またはプラスチック製のキャップで固定
される。図15、図16は、この医薬用ゴム栓5の形状
例を示している。この医薬用ゴム栓5も、上述の注射器
用滑栓と同様の製造方法で製造されるため、その基部
(挿入側端部)にバリ5aが生じ、このバリ5aがバイ
アルの口部への挿入作業を困難にしていた。6はゴム栓
5の足である。特に、最近の医薬品の力価の向上ととも
に、薬液、つまりバイアルが小容量化の傾向にあり、そ
のため、口部内径は32mmφ、28mmφから、20
mmφや12.7mmφ、またはこれ以下に小径化され
つつある。一方、このように小径化が進むバイアルの口
部に挿入される医薬用ゴム栓5のバリ5aの大きさは、
径によらずほぼ同じ大きさで生じるため、バリにより挿
入の困難性が増す傾向にあり、自動機械による高速挿入
(キャッピング)に支障を来している。
【0007】また、医薬用ゴム栓は、主要材質であるブ
チルゴム特有の粘着性を有するので、滅菌工程や搬送、
整列、バイアル口部への挿入作業を容易にするため、そ
の表面の少なくとも一部にシリコーン処理、フッ素樹脂
コーティング等の積層部分(ラミネート層)7を形成す
ることが一般的に行なわれている。この積層処理(ラミ
ネート処理)は、多数の医薬用ゴム栓要素を有する共通
弾性体基板に対して行なうのが普通であるが、この積層
処理の済んだ共通弾性基板から打ち抜かれたゴム栓(栓
体)5は、切断部分(バリ)5aは無処理である。つま
り、図17に示すように、バリ5aには、積層部分7が
形成されない。このため、例えばスチーム滅菌、乾燥後
に、塊状化し、あるいは他のゴム栓のバリどうしが接着
してしまうという問題点がある。足6は種々の形状が知
られており、また積層部分7は、必要に応じ、ゴム栓5
の任意の表面に形成される。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来の注射器の滑栓、あるい
は医薬用ゴム栓等の弾性栓体の製造方法及び装置につい
ての以上の問題意識に基づき、共通弾性基板から切断す
る際、切断バリが発生しない滑栓(栓体)の製造方法及
び装置を得ることを目的とする。
【0009】
【発明の概要】本発明は、注射器用滑栓の製造方法の態
様によると、注射器外筒内に摺動自在に挿入される、軸
線に関して回転対称形状をなす柱体からなる注射器用滑
栓の製造方法において、共通弾性基板上に、該基板と一
体に複数の滑栓要素を成形するステップ;複数の滑栓要
素をそれぞれダイの筒状部に挿入するステップ;複数の
滑栓要素の間の共通弾性体基板に引張力を及ぼして該滑
栓要素を弾性変形させ、該滑栓要素をダイの筒状部内面
に密着させるステップ;及びダイの筒状部内にパンチを
挿入して、共通弾性体基板から滑栓要素を切り離し、弾
性体滑栓を得るステップ;を有することを特徴としてい
る。
【0010】また本発明は、注射器用滑栓の製造装置の
態様によると、共通弾性基板上に、該基板と一体に、複
数の滑栓要素を成形し、この滑栓要素を共通弾性体基板
から切り離す注射器用滑栓の製造装置において、共通弾
性基板上の複数の滑栓要素をそれぞれ挿入する複数の筒
状部を有するダイ;このダイの筒状部に複数の滑栓要素
を挿入した状態において、該滑栓要素が存在しない部分
の共通弾性体基板に引張力を及ぼして該滑栓要素を弾性
変形させて筒状部内面に密着させるストリッパプレー
ト;及びストリッパプレートが共通弾性体基板に引張力
を及ぼしている状態において、ダイの複数の筒状部内に
それぞれ挿入され、共通弾性体基板から滑栓要素を切り
離す複数の切刃を有するパンチ;を備えたことを特徴と
している。
【0011】本発明は、滑栓要素が共通弾性基板側の基
部に細径部を有する場合だけでなく、滑栓要素全体が同
一径の場合にも、切断バリを生じさせない好ましい結果
が得られる。
【0012】本発明は、単一の弾性体からなる共通弾性
基板から複数の滑栓を切断して取り出す場合は勿論、シ
リコーンフリー滑栓、すなわち複数の滑栓要素を有する
共通弾性基板のこれら複数の滑栓要素の表面の少なくと
も一部に、テトラフルオロエチレン樹脂フィルム、エチ
レン・テトラフルオロエチレン樹脂フィルム及び超高分
子量ポリエチレン樹脂フィルムからなる群より選ばれた
積層部分を有している場合にも適用できる。この場合に
は、滑栓要素の共通弾性基板からの切断部には積層部分
が存在しないが、バリ自体が生じないので、この積層部
分の不存在部分が特別な問題になることはない。
【0013】本発明は、より一般的に、医薬用ゴム栓そ
の他の弾性栓体の製造方法に適用できる。すなわち、本
発明方法は、別の製造方法の態様によると、筒部に挿入
される、軸線に関して回転対称形状をなす柱体からなる
弾性栓体の製造方法において、共通弾性基板上に、該基
板と一体に複数の栓体要素を成形するステップ;複数の
栓体要素をそれぞれダイの筒状部に挿入するステップ;
複数の栓体要素の間の共通弾性体基板に引張力を及ぼし
て該栓体要素を弾性変形させ、該栓体要素をダイの筒状
部内面に密着させるステップ;及びダイの筒状部内にパ
ンチを挿入して、共通弾性体基板から栓体要素を切り離
し、弾性栓体を得るステップ;を有することを特徴とし
ている。
【0014】また本発明装置は、別の製造装置の態様に
よると、共通弾性基板上に、該基板と一体に、複数の栓
体要素を成形し、この栓体要素を共通弾性体基板から切
り離す弾性栓体の製造装置において、共通弾性基板上の
複数の栓体要素をそれぞれ挿入する複数の筒状部を有す
るダイ;このダイの筒状部に上記複数の栓体要素を挿入
した状態において、該栓体要素が存在しない部分の共通
弾性体基板に引張力を及ぼして該栓体要素を弾性変形さ
せて筒状部内面に密着させるストリッパプレート;スト
リッパプレートが共通弾性体基板に引張力を及ぼしてい
る状態において、ダイの複数の筒状部内にそれぞれ挿入
され、共通弾性体基板から栓体要素を切り離す複数の切
刃を有するパンチ;を備えたことを特徴としている。
【0015】本発明は、栓体要素が共通弾性基板側の基
部に細径部を有する場合だけでなく、栓体要素全体が同
一径の場合にも、切断バリを生じさせない好ましい結果
が得られる。
【0016】本発明は、単一の弾性体からなる共通弾性
基板から複数の栓体を切断して取り出す場合は勿論、複
数の滑栓要素を有する共通弾性基板のこれら複数の栓体
要素の表面の少なくとも一部に、シリコーン、フッ共通
弾性基板は、これら複数の栓体要素の表面の少なくとも
一部に、シリコーン、フッ素樹脂、オレフィン系プラス
チック、ダイアモンド薄膜、及びポリパラキシリレンか
らなる群より選ばれた積層部分を有している場合にも適
用できる。この場合には、滑栓要素の共通弾性基板から
の切断部には積層部分が存在しないが、バリ自体が生じ
ないので、この積層部分の不存在部分が特別な問題にな
ることはない。
【0017】
【発明の実施形態】図示実施形態は、本発明を注射器用
滑栓の製造に適用した形態である。図4は、本発明の製
造装置によって打ち抜いた後の滑栓形状を描いたもので
ある。滑栓10は、その軸線10xを中心とする回転対
称形状の柱体からなっており、先端部から後端部にかけ
て、徐々に径を縮小し、後端部に細径部(最小径部)1
2が形成されている。またこの滑栓10の先端面には、
軸部が高い偏平な円錐台13が形成されている。
【0018】図1ないし図3は、後端部(基部)に細径
部12を有する滑栓10を製造する本発明の製造方法及
び装置の一形態を示している。多数の注射器用滑栓要素
10’は、共通弾性体基板11上に、該基板と一体にし
て、マトリックス状に並べて形成されている。各滑栓要
素10’は、その共通弾性体基板11側に細径部12’
を有する。
【0019】この共通弾性体基板11から滑栓要素1
0’を打ち抜くためのダイ(雌型)20には、滑栓要素
10’の位置に対応させて、多数の定径の筒状部21
と、各筒状部21の間の凹部22とが形成されている。
各筒状部21に各滑栓要素10’を挿入すると、筒状部
21の上端部には、細径部12’による隙間19が生じ
る。ダイ20の詳細形状を、図5ないし図7に示した。
図5のハッチングは、凹部22の平面形状を示したもの
である。
【0020】ダイ20上には、パンチ30の間に位置し
て、該パンチ30とは別に昇降運動するストリッパプレ
ート40が備えられている。ストリッパプレート40
は、パンチ30の環状刃31が通過する昇降孔41と、
ダイ20の筒状部21の上端面との間に共通弾性体基板
11を挟着する押え部42と、凹部22内に入り込んで
共通弾性体基板11に張力を与える引張突起43とを有
している。ストリッパプレート40の詳細形状を、図8
ないし図10に示した。
【0021】パンチ30は、ストリッパプレート40の
各昇降孔41から、ダイ20の各筒状部21内に隙間な
く進入して共通弾性体基板11から滑栓要素10’を切
断する複数のマトリックス状に配列された環状刃(切
刃)31を有する。
【0022】上記構成の本装置において、共通弾性体基
板11から滑栓要素10’を切断するには、図1に示す
ように、ダイ20の各筒状部21内に、共通弾性体基板
11と一体の各滑栓要素10’をそれぞれ挿入する。次
に、ストリッパプレート40を下降させ、引張突起43
によって、滑栓要素10’の周囲の共通弾性体基板11
に引張力を及ぼし、その状態で、押え部42と筒状部2
1の上端部との間に、共通弾性体基板11を挟着する。
すると、図2に示すように、滑栓要素10’の細径部1
2’側の基部も外方に引かれて、滑栓要素10’はその
細径部12’を含む全体が筒状部21の内面に密着する
(隙間19がなくなる)。この状態において、パンチ3
0が下降して、環状刃31が筒状部21の内面に隙間な
く進入し、共通弾性体基板11から滑栓要素10’を切
断する(図3)。
【0023】以上の切断工程によると、切断された滑栓
10の後端部外周に切断バリが発生することがなく、図
4に示すように、後端部に最小径部12が生じる。な
お、細径部12’の径がより小さい場合には、原理的に
は、ストリッパプレート40によって共通弾性体基板1
1に与える引張力を大きくすればよいが、同時に、ダイ
20の筒状部21に滑栓要素10’を挿入する際、滑栓
要素10’を若干押し潰すようにしてもよい。なお、滑
栓要素10’(滑栓10)には、図4に示すように、そ
の軸部にプランジャ15のねじ込み孔6が予め形成され
ているが、図4以外の図では、その図示を省略してい
る。
【0024】滑栓10(滑栓要素10’)は、本出願人
が提案したラミネート滑栓、すなわち、弾性体の表面
を、テトラフルオロエチレン樹脂フィルム、エチレン・
テトラフルオロエチレン樹脂フィルム及び超高分子量ポ
リエチレン樹脂フィルムからなる群より選ばれる積層部
分で覆った滑栓であってもよい。
【0025】上記実施形態は、滑栓要素10’の基部
(後端部)に、細径部12’を有する場合に本発明を適
用したものであるが、滑栓要素10’の全体が一定径で
ある場合に本発明を適用すれば、後端部を細径部(最小
径部)とする滑栓を得ることができる。
【0026】また、上記実施形態は、滑栓要素10’に
積層部分が形成されていないが、共通弾性基板11の滑
栓要素10’の表面の少なくとも一部に、上述の各種積
層部分(ラミネート層)を形成する場合にも、本発明
は、同様に適用できる。
【0027】さらに、以上の実施形態は、注射器用滑栓
の製造に本発明を適用したものであるが、全く同様にし
て、医薬用ゴム栓(弾性栓体)の製造に適用できる。図
11は、複数の栓体要素10”を有する共通弾性基板1
1の断面形状例を示している。この実施形態では、上述
の説明の注射器用滑栓を弾性栓体と読み替え、滑栓要素
10’を栓体要素10”と読み替え、さらに、各種積層
部分を、『テトラフルオロエチレン樹脂フィルム、エチ
レン・テトラフルオロエチレン樹脂フィルム及び超高分
子量ポリエチレン樹脂フィルムからなる群より選ばれた
積層部分』から、『シリコーン、フッ素樹脂、オレフィ
ン系プラスチック、ダイアモンド薄膜、及びポリパラキ
シリレンからなる群より選ばれた積層部分』と読み替え
ればよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弾性体か
らなる複数の滑栓(栓体)要素を共通弾性基板から切り
離す際、切り離し部にバリが生じるのを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による注射器用滑栓の製造装置の一実施
形態を示す縦断面図である。
【図2】同製造装置の図1とは異なる作動工程の縦断面
図である。
【図3】同製造装置の図1、図2とは異なる作動工程の
縦断面図である。
【図4】図1ないし図3の工程で製造された注射器用滑
栓の拡大断面図である。
【図5】図1ないし図3の装置のダイの平面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図6のVII 部拡大図である。
【図8】図1ないし図3の装置のストリッパプレートの
平面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図9のX 部拡大図である。
【図11】本発明の製造方法及び装置で製造される弾性
栓体(医薬用ゴム栓)を有する共通弾性基板の形状例を
示す断面図である。
【図12】従来の注射器用滑栓の製造装置を示す縦断面
図である。
【図13】同製造装置の図12とは異なる作動工程の縦
断面図である。
【図14】図12、図13の工程で製造された従来の注
射器用滑栓の拡大断面図である。
【図15】同じく従来の図12、図13の工程で製造さ
れた従来の弾性栓体(医薬用ゴム栓)の拡大断面図であ
る。
【図16】図15の平面図である。
【図17】共通弾性基板に積層部分を形成した場合の従
来の弾性栓体の形状例を示す、図15に対応する拡大断
面図である。
【符号の説明】 10 滑栓(弾性体) 10’滑栓要素 10” 栓体要素 10x 軸線 11 共通弾性体基板 12 12’ 細径部 13 バリ 19 隙間 20 ダイ 21 筒状部 22 凹部 40 ストリッパプレート 41 昇降孔 42 押え部 43 引張突起 30 パンチ 31 環状刃

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注射器外筒内に摺動自在に挿入される、
    軸線に関して回転対称形状をなす柱体からなる注射器用
    滑栓の製造方法において、 共通弾性基板上に、該基板と一体に複数の滑栓要素を成
    形するステップ;上記複数の滑栓要素をそれぞれダイの
    筒状部に挿入するステップ;上記複数の滑栓要素の間の
    共通弾性体基板に引張力を及ぼして該滑栓要素を弾性変
    形させ、該滑栓要素をダイの筒状部内面に密着させるス
    テップ;及びダイの筒状部内にパンチを挿入して、共通
    弾性体基板から滑栓要素を切り離し、注射器用滑栓を得
    るステップ;を有する注射器用滑栓の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、複数の滑
    栓要素を有する上記共通弾性基板は、これら複数の滑栓
    要素の表面の少なくとも一部に、テトラフルオロエチレ
    ン樹脂フィルム、エチレン・テトラフルオロエチレン樹
    脂フィルム及び超高分子量ポリエチレン樹脂フィルムか
    らなる群より選ばれた積層部分を有している注射器用滑
    栓の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の方法において、
    滑栓要素は、共通弾性基板側の基部に細径部を有してお
    り、該滑栓要素をダイの筒状部内面に密着させるステッ
    プにおいて、この細径部が筒状部内面に密着する注射器
    用滑栓の製造方法。
  4. 【請求項4】 共通弾性基板上に、該基板と一体に、複
    数の滑栓要素を成形し、この滑栓要素を共通弾性体基板
    から切り離す注射器用滑栓の製造装置において、 上記共通弾性基板上の複数の滑栓要素をそれぞれ挿入す
    る複数の筒状部を有するダイ;このダイの筒状部に上記
    複数の滑栓要素を挿入した状態において、該滑栓要素が
    存在しない部分の共通弾性体基板に引張力を及ぼして該
    滑栓要素を弾性変形させて筒状部内面に密着させるスト
    リッパプレート;及び上記ストリッパプレートが共通弾
    性体基板に引張力を及ぼしている状態において、上記ダ
    イの複数の筒状部内にそれぞれ挿入され、共通弾性体基
    板から滑栓要素を切り離す複数の切刃を有するパンチ;
    を備えたことを特徴とする注射器用滑栓の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、複数の滑
    栓要素を有する上記共通弾性基板は、これら複数の滑栓
    要素の表面の少なくとも一部に、テトラフルオロエチレ
    ン樹脂フィルム、エチレン・テトラフルオロエチレン樹
    脂フィルム及び超高分子量ポリエチレン樹脂フィルムか
    らなる群より選ばれた積層部分を有している注射器用滑
    栓の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の装置において、
    滑栓要素は、共通弾性基板側の基部に細径部を有してお
    り、該滑栓要素をストリッパプレートによりダイの筒状
    部内面に密着させるとき、この細径部が筒状部内面に密
    着する注射器用滑栓の製造装置。
  7. 【請求項7】 筒部に挿入される、軸線に関して回転対
    称形状をなす柱体からなる弾性栓体の製造方法におい
    て、共通弾性基板上に、該基板と一体に複数の栓体要素
    を成形するステップ;上記複数の栓体要素をそれぞれダ
    イの筒状部に挿入するステップ;上記複数の栓体要素の
    間の共通弾性体基板に引張力を及ぼして該栓体要素を弾
    性変形させ、該栓体要素をダイの筒状部内面に密着させ
    るステップ;及びダイの筒状部内にパンチを挿入して、
    共通弾性体基板から栓体要素を切り離し、弾性栓体を得
    るステップ;を有する弾性栓体の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法において、複数の栓
    体要素を有する上記共通弾性基板は、シリコーン、フッ
    共通弾性基板は、これら複数の栓体要素の表面の少なく
    とも一部に、シリコーン、フッ素樹脂、オレフィン系プ
    ラスチック、ダイアモンド薄膜、及びポリパラキシリレ
    ンからなる群より選ばれた積層部分を有している弾性栓
    体の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載の方法において、
    栓体要素は、共通弾性基板側の基部に細径部を有してお
    り、該栓体要素をダイの筒状部内面に密着させるステッ
    プにおいて、この細径部が筒状部内面に密着する弾性栓
    体の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれか1項記載
    の方法において、上記筒部は、薬液容器の口である弾性
    栓体の製造方法。
  11. 【請求項11】 共通弾性基板上に、該基板と一体に、
    複数の栓体要素を成形し、この栓体要素を共通弾性体基
    板から切り離す弾性栓体の製造装置において、 上記共通弾性基板上の複数の栓体要素をそれぞれ挿入す
    る複数の筒状部を有するダイ;このダイの筒状部に上記
    複数の栓体要素を挿入した状態において、該栓体要素が
    存在しない部分の共通弾性体基板に引張力を及ぼして該
    栓体要素を弾性変形させて筒状部内面に密着させるスト
    リッパプレート;及び上記ストリッパプレートが共通弾
    性体基板に引張力を及ぼしている状態において、上記ダ
    イの複数の筒状部内にそれぞれ挿入され、共通弾性体基
    板から栓体要素を切り離す複数の切刃を有するパンチ;
    を備えたことを特徴とする弾性栓体の製造装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の装置において、複数
    の栓体要素を有する上記共通弾性基板は、これら複数の
    栓体要素の表面の少なくとも一部に、シリコーン、フッ
    共通弾性基板は、これら複数の栓体要素の表面の少なく
    とも一部に、シリコーン、フッ素樹脂、オレフィン系プ
    ラスチック、ダイアモンド薄膜、及びポリパラキシリレ
    ンからなる群より選ばれた積層部分を有している弾性栓
    体の製造装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または12記載の装置にお
    いて、栓体要素は、共通弾性基板側の基部に細径部を有
    しており、該栓体要素をストリッパプレートによりダイ
    の筒状部内面に密着させるとき、この細径部が筒状部内
    面に密着する弾性栓体の製造装置。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし13のいずれか1項
    記載の装置において、上記筒部は、薬液容器の口である
    弾性栓体の製造装置。
JP9268791A 1996-10-02 1997-10-01 注射器用滑栓及び弾性栓体の製造方法及び製造装置 Pending JPH10156969A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004216753A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd 医薬用ゴム栓の製造方法
JP2015226841A (ja) * 2015-08-11 2015-12-17 住友ゴム工業株式会社 プレフィルドシリンジ用ガスケット、その製造方法及びプレフィルドシリンジ

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