JPH10156690A - 光学部材の球面創成方法 - Google Patents
光学部材の球面創成方法Info
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- JPH10156690A JPH10156690A JP31671296A JP31671296A JPH10156690A JP H10156690 A JPH10156690 A JP H10156690A JP 31671296 A JP31671296 A JP 31671296A JP 31671296 A JP31671296 A JP 31671296A JP H10156690 A JPH10156690 A JP H10156690A
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
熟練技術者でなくても、短時間で正確な加工条件設定が
行う。 【解決手段】 カーブジェネレータのワーク軸8上に光
学部材用素材7を保持して回転させ、これを回転するカ
ップ型研削砥石14に当接させて球面を創成する光学部
材の球面創成方法において、カップ型研削砥石14の真
の砥石有効径D0を、初期加工時のスイベル角θ1 、並
びに初期加工した光学部材用素材7の曲率半径R1 およ
びヘソ径Hのそれぞれの値から計算で求め、この真の砥
石有効径D 0 の値を基に加工条件の補正を行う。
Description
タを用いたレンズまたはレンズ成形型部材などの光学部
材の球面創成方法に関する。
部材の球面創成方法には、日本オプトメカトロニクス協
会発行の「光学素子加工技術」に所載の技術が開示され
ている。この技術を図11〜図14を用いて説明する。
図11は一般的に知られたカーブジェネレータを用いた
光学部材の球面創成方法の加工原理図、図12は砥石ス
ピンドルの軸心を所定のスイベル角に設定した図、図1
3はワークスピンドルの軸心を砥石先端曲率半径の中心
に合致させた図、図14はワークスピンドルをカップ型
研削砥石に当接させて球面創成加工する図である。
は、その軸心たるワーク軸105を中心に低速回転す
る。ワークスピンドル101の先端には、光学ガラス等
からなるワーク102を保持している。ワークスピンド
ル101は、ワーク軸105に平行なX軸および垂直な
Y軸の方向に、それぞれ矢印B、矢印Cに示すように移
動自在に構成されている。砥石スピンドル103は、そ
の軸心たるA軸を中心に高速回転する。砥石スピンドル
103の先端には、カップ型研削砥石104が取着され
ている。カップ型研削砥石104の先端は、砥石中央径
Dの環状をなし、その先端断面形状は砥石中央径D上に
中心104aをもつ砥石先端曲率半径rの円弧状に形成
されている。また、砥石スピンドル103のA軸上の原
点Oを中心として、砥石スピンドル103は矢印Sの方
向に旋回自在に構成されている。なお、X軸、Y軸およ
びA軸は原点Oを基準にした同一平面上に存在してい
る。
成するには、まず、スイベル角θを下記式を用いて算
出する。 sinθ=D/2(R±r)・・・ 但し、 θ:X軸とA軸とのなす角(以後「スイベル角」とよ
ぶ) D:カップ型研削砥石の砥石中央径 R:ワークに創成される球面の曲率半径 r:カップ型研削砥石の砥石先端曲率半径(+は凸面加
工、−は凹面加工)
カップ型研削工具の砥石中央径Dおよび先端曲率半径r
を測定し、式にそれぞれ代入してスイベル角θを求め
る。つぎに図12に示すように、砥石スピンドル3を,
計算で求めたスイベル角θになるように旋回させる。さ
らに、図13に示すように、ワークスピンドル101の
ワーク軸105のY座標y1 とカップ型研削砥石104
の砥石先端曲率半径rの中心104aのY座標y2 とが
合致するように、ワークスピンドル101をY軸方向に
移動する。さらにまた、図14に示すように、ワークス
ピンドル101を低速回転させながらX軸方向に移動し
て、高速回転するカップ型研削砥石104に近接させ、
ワーク102が所定の厚さになるまで研削加工する。所
定の厚さになったところで、ワークスピンドル101の
X軸方向の移動を停止し、ワ−ク102を1回転以上さ
せることにより、目標とする球面が得られる。
術には、つぎのような問題点があった。従来の加工条件
の設定においては、砥石中央径Dと砥石先端曲率半径r
とを測定し、その測定値を基に加工条件設定を行うが、
一般に砥石先端は精度良く製作されていないので、砥石
先端曲率半径rを精度良く測定することは困難である。
また、砥石先端曲率半径rが精度良く製作されていたと
しても、カップ型研削砥石は使用している間に先端形状
が変化する。即ち、加工条件によって異なるものの、図
15に示すように、(a)の円弧形状から(b)の尖っ
た形状に移行する。このように変化した形状では、砥石
先端曲率半径rを測定することはできないので、前記
式を用いる代わりに、新品の砥石でないかぎり、下記
式を用いた加工条件の設定を余儀なくされている。 sinθ=D11/(2R0 )・・・ 但し、 θ:スイベル角 D11:概略の砥石中央径 R0 :目標とする球面の曲率半径 従って、概略の砥石中央径D11は正確な数値を代入でき
ないので、正しいスイベル角θを求めることができず、
概略の球面創成加工を行って、熟練技術者による経験と
カンとによって、最終的な加工条件の補正が行われてい
た。
ンズの加工品質には、球面の曲率半径、レンズ中心部に
創成される削り残しの突起(以下ヘソとよぶ)の有無、
および中肉の厚さの3項目が挙げられるが、前記2項目
(球面の曲率半径、レンズ中心部のヘソの有無)の補正
をそれぞれ行うと他の項目に影響する。そのため、熟練
技術者といえども、1項目の補正を行い、目標とするレ
ンズの球面を創成するためには、数回〜数十回の補正に
よる試し加工を行うこととなり、長時間を要していた。
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題
は、カップ型研削砥石の磨耗状況に影響されず、熟練技
術者でなくても、短時間で正確な加工条件設定が行える
光学部材の球面創成方法を提供することである。
に、請求項1、2または3に係る発明は、カーブジェネ
レータのワーク軸上に光学部材用素材を保持して回転さ
せ、これを回転するカップ型研削砥石に当接させて球面
を創成する光学部材の球面創成方法において、前記カッ
プ型研削砥石の真の砥石有効径D0 を、初期加工時のス
イベル角θ1 、並びに初期加工した光学部材用素材の曲
率半径R1 およびヘソ径Hのそれぞれの値から計算で求
め、この真の砥石有効径D0 の値を基に加工条件の補正
を行うことを特徴とする。
は、カップ型研削砥石の真の砥石有効径D0 を、初期加
工時のスイベル角θ1 、並びに初期加工した光学部材用
素材の曲率半径R1 およびヘソ径Hのそれぞれの値から
計算で求め、この真の砥石有効径D0 の値を基に加工条
件の補正を行うことにより、カップ型研削砥石の磨耗を
直接測定する必要がなく、正確な補正を行うことができ
る。請求項2に係る発明の作用では、上記作用に加え、
真の砥石有効径D0 は、下記式にて求められるので、
迅速な計算が可能となる。 D0 =2|R1 |sin〔θ1 −sin-1{H/(2|R1 |)}〕・・ 但し、 θ1 :初期加工時のスイベル角 R1 :スイベル角θ1 で加工された球面の曲率半径(凸
面は+、凹面は−) H:スイベル角θ1 で加工された球面のヘソ径(外ヘソ
は+、内ヘソは−) 請求項3に係る発明の作用では、上記作用に加え、加工
条件の補正のうち、補正後のスイベル角θ0 を下記式
にて求められるので、迅速な計算が可能となる。 θ0 =sin-1{D0 /(2|R0 |)}・・・ 但し、 D0 :真の砥石有効径 R0 :目標とする球面の曲率半径
示し、図1はカーブジェネレータの平面図、図2はNC
装置による球面創成加工法のフローチャート、図3はス
イベル台の初期のスイベル角を設定した図、図4は砥石
先端とワーク軸を略合致させた図、図5は手動モードに
よる初期の球面創成加工の図、図6はヘソの種類を示す
図、図7はワークの測定図、図8は自動モードによる球
面創成加工の図である。まず、本発明の実施の形態に用
いるカーブジェネレータについて説明する。
は、Yスライド台1がYモータ2の駆動によりY軸方向
に移動自在に配設されている。Yスライド台1上には、
ワークヘッド3が配設され、Xモータ4の駆動によりX
軸方向に移動自在となっている。ワークヘッド3には、
ワークスピンドル5が装備され、図示を省略したモータ
の駆動によりワークスピンドル5の軸心たるワーク軸8
を中心に低速回転する。ワークスピンドル5の先端に
は、光学ガラスからなる光学部材用素材としてのワーク
7を保持したチャック6が取着されている。
駆動により原点Oを中心として旋回するスイベル台9が
配設されている。スイベル台9上には、砥石ヘッド11
が配設され、砥石ヘッド11には、砥石スピンドル12
が装備されている。砥石スピンドル12は図示を省略し
たモータの駆動により研磨スピンドル12の軸心たる砥
石軸13を中心に高速回転する。砥石スピンドル12の
先端には、カップ型研削砥石14が取着されている。カ
ップ型研削砥石14は、砥石先端が磨耗しているので、
真の砥石有効径D0 は測定できないため、概略砥石径D
1 が測定されている。なお、図1において原点Oを基準
として、ワーク軸8に平行なX軸と、ワーク軸8に垂直
なY軸とが設定され、X軸、Y軸、ワーク軸8および砥
石軸13は同一平面上に存在する。また、砥石軸13と
原点Oとの距離Wが存在し、カーブジェネレータ固有の
値を有している。
10は、NC装置15に電気的に接続されており、これ
らのモータは図2に示すフローチャートにより制御され
る。NC装置15には、通常の球面創成加工プログラム
と補正計算プログラムとが記憶されている。この補正計
算プログラムは、式(a)でカップ型研削砥石14の真
の砥石有効径D0 、式(b)でワーク7を目標とする球
面の曲率半径R0 に加工できるスイベル角θ0 、式
(d)でカップ型研削砥石14に対するYスライド台1
のY方向のスパークアウトY座標Y0 (真の砥石有効径
D0 と砥石先端部Eとが交差する位置)、式(f)でワ
ーク7の中肉測定値T1 と中肉目標値T0 との差ΔT、
式(g)で砥石軸13のスイベル角を補正することによ
るワーク7の中肉変化量ΔTθ、式(h)でワーク7の
中肉目標値T0 を加工できるカップ型研削砥石14に対
するワークヘッド3のX方向のスパークアウトX座標X
0 (真の砥石有効径D0 と砥石先端部Eとが交差する位
置)をそれぞれ求めている。なお、Yモータ2、Xモー
タ4および旋回モータ10は、手動モードで制御するこ
ともできるようになっている。
ズの凸球面を創成加工する場合について説明する。ま
ず、カップ型研削砥石14の概略砥石径D1 を測定す
る。つぎに下記式に概略砥石径D1 および球面の目標
曲率半径R0 を代入して、初期スイベル角θ1 (スイベ
ル角:砥石軸13とワーク軸8とのなす角)を求める。 θ1 =sin-1{D1 /(2|R0 |)}・・・ つぎに、図3に示すように、スイベル角がθ1 になるよ
うに、スイベル台9を手動モードで旋回する。さらに、
図4に示すように、カップ型研削砥石14の砥石先端部
Eとワーク軸8とが目分量で合致するように、Yスライ
ド台1を手動モードで移動する。
せ、ワークスピンドル5と砥石スピンドル12とを回転
させる。さらに、ワークヘッド3を手動モードで、X軸
の正方向へゆっくり移動させ、球面創成加工を行う。図
5に示すように、ワーク7がワーク軸8に相当する球面
の中心まで加工されたところでワークヘッド3の送りを
止める。このときの送りは、ワーク7が削り過ぎによる
不良とならないように、厚さが中肉目標値T0 より厚い
位置で停止させる。この状態で、ワーク7が1回転以上
するまで待機してから、ワークヘッド3のX座標を初期
位置(図4のX座標)に戻す。
率半径R1 、中心にできるヘソ径H、および中肉T1 を
測定する。それぞれの測定方法は以下の通りである。 (1)曲率半径R1 の測定 簡易球面計を使用して、マスターレンズとの比較により
計算で求める。 (2)ヘソ径Hの測定 ノギスまたは工具顕微鏡などを用いて測定する。但し、
ヘソには、図6(a)に示すように、ワーク7の回転軸
がカップ型研削砥石14の外側にあるために発生する外
へソと、図6(b)に示すように、内側にあるために発
生する内へソがある。計算上では、外へソの径Hは正
(+)として、内へソの径Hは負(−)として扱う。な
お、内へソと外へソとの見分けは、ワーク7の球面の加
工跡から判断する。 (3)中肉T1 の測定 図7(a)に示すように、ヘソが無い場合は、ワーク7
の回転軸上を、ヘソがある場合は、ヘソ径Hの円周上で
ワーク7の回転軸と平行な方向に測定する。
H、中肉T1 と、目標とする球面の曲率半径R0 、中肉
目標値T0 、初期スイベル角θ1 、ワークヘッドの初期
スパークアウトX座標X1 、および初期スパークアウト
Y座標Y1 の値をNC装置に入力する。手動モードから
自動モードに切り替えて、図2に示したフローチャート
のプログラムを走らせ、図8に示すように、球面創成加
工を行う。
率半径、ヘソ径および中肉を測定し、目標どおりの球面
が創成されたか否か確認する。このワーク7の球面は、
真の砥石有効径D0 を基に求められた加工条件で球面創
成加工されているので、殆どの場合、目標どおりの形状
に球面創成されているが、微妙に目標値とずれている項
目があれば、その項目のみ、測定値を再度入力し、再補
正を行う。補正が完了し、連続加工に入った後でも、カ
ップ型研削砥石の磨耗や、温度変化による影響から、ワ
ークの球面形状が変化する可能性があるので、定期的に
上記3項目(曲率半径R、ヘソ径H、中肉T)を測定
し、測定値が目標値とずれたときのみ、その測定値を入
力し、補正を行う。
ヘソ、中肉の3つの補正が同時に正確に行え、カップ型
研削砥石の磨耗による補正精度の悪化がないため、熟練
技術者でなくても、短時間で正確な加工条件設定を行う
ことができる。
面創成方法に基づいて、CADを用いた作図により、レ
ンズの凸球面の補正精度を確認した実施例を説明する。
図9〜図10は本実施例を示し、図9は初期加工を示す
図、図10は加工条件補正後の球面創成加工を示す図で
ある。
ワーク7を曲率半径R0 =17.372mm、中肉T0
=7.105mmの凸レンズに加工するものである。目
標とする球面の曲率半径R0 =17.372と、初期加
工時のスイベル角θ1 =38°とをNC装置15(図1
参照)に入力しての初期加工における各軸のスパークア
ウト座標は、X1 =−9.713mm、Y1 =7.15
6mm、θ1 =38°である。初期加工にて創成される
レンズの形状は、曲率半径R1 =11.757mm、中
肉T1 =9.219mm、ヘソ径H=2mm(内へソ)
になる。この3つの値を作業者が測定して、NC装置1
5に入力したとすると、図2で示した補正計算プログラ
ムの計算結果は、以下のようになる。
ークアウト座標で球面創成加工をした結果では、曲率半
径R0 =17.372mm、中肉T0 =7.105mm
で、ヘソが出現しないレンズの凸球面を創成できること
が分かり、1回の補正で目標どおりの球面を得ることが
確認できた。
の測定を球面計により換算する計算式は、補正計算プロ
グラムにはなく、別に行うものであったが、この計算プ
ログラムに入れてもよい。この場合、曲率半径Rを入力
する替わりに、球面計に表示されるマスターレンズとの
球欠量の差を入力すればよいので、より作業者の負担が
減り、工数削減になる。
角およびワーク軸のスパークアウト座標(θ、X、Y)
を毎回入力するようにしていたが、各軸のスパークアウ
ト座標は自動的にNC装置に入力できるようにしてもよ
い。この場合、作業者は補正したいときに、ワークの測
定値(曲率半径R、ヘソ径H、中肉T)の3項目のみ入
力すればよく、作業者の負担が減り工数削減になる。
ンズの凸球面を創成する場合について説明したが、凹球
面を創成する場合にも同様に適用することができる。ま
た、レンズの他、球面を有するプリズムなどの他の光学
素子の球面創成加工にも適用することができる。さら
に、プレスレンズやプラスチックレンズを成形するため
の成形型部材の球面創成加工にも適用することができ
る。
含むものである。 (1) 前記加工条件の補正を、下記に示すステップで
行うことを特徴とする請求項1記載の光学部材の球面創
成方法。 ステップ1) カップ型研削砥石の初期概略砥石径D1
を測定する。 ステップ2) 下記式により求めたスイベル角θ1 で
光学部材用素材の初期加工を行う。 θ1 =sin-1{D1 /(2|R0 |)}・・・ 但し、D1 :初期概略砥石径、R0 :目標の曲率半径 ステップ3) ステップ2で加工された光学部材用素材
の球面の曲率半径R1(凸面は+、凹面は−)とヘソ径
H(外ヘソは+、内ヘソは−)を測定する。 ステップ4) 前記式により、真の砥石有効径D0 を
求める。 ステップ5) 前記式により、目標の曲率半径R0 に
創成加工できるスイベル角θ0 を求める。 ステップ6) スイベル角をθ0 にする。 ステップ7) 真の砥石有効径D0 とワーク軸が交差す
るように、ワーク軸または砥石軸を移動する。 ステップ8) ステップ2で加工された光学部材用素材
の中肉測定値T1 と中肉目標値T0 との差ΔT=T0 −
T1 を求める。 ステップ9) ステップ6で、スイベル角をθ1 からθ
0 に変化させ、ステップ7でワーク軸または砥石軸を移
動したことにより、中肉が変化する量ΔTθを求める。 ステップ10) 中肉目標値T0 に加工するためのワーク
切り込み座標X0 を下記式により求める。 X0 =X1 +ΔTθ−ΔT・・・ 但し、X1 :初期加工でのワーク切り込み座標 ステップ11) ワークの切り込み座標がX0 になるまで
切り込み加工する。 ステップ12) 目標とする球面形状に加工されているか
確認する。ずれている項目があれば、ステップ4に戻
り、再度補正する。 このようなステップ1〜12によって作業を進めること
により、請求項1の効果に加え、NC装置による自動モ
ード作業を容易に推進することができる。
ば、カップ型研削砥石の磨耗を直接測定する必要がな
く、正確な補正を行うことができるので、カップ型研削
砥石の磨耗による補正精度の悪化がなく、熟練技術者で
なくても、短時間で正確な加工条件設定を行うことがで
きる。請求項2に係る発明によれば、上記効果に加え、
真の砥石有効径の迅速な計算が可能となるので、NC装
置による自動モード作業が容易となる。請求項3に係る
発明によれば、上記効果に加え、補正後のスイベル角の
迅速な計算が可能となるので、NC装置による自動モー
ド作業が容易となる。
図である。
工法のフローチャートである。
ル角を設定した図である。
致させた図である。
面創成加工の図である。
る。
加工の図である。
す図である。
ータを用いた光学部材の球面創成方法の加工原理図であ
る。
イベル角に設定した図である。
端曲率半径の中心に合致させた図である。
砥石に当接させて球面創成加工する図である。
況を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 カーブジェネレータのワーク軸上に光学
部材用素材を保持して回転させ、これを回転するカップ
型研削砥石に当接させて球面を創成する光学部材の球面
創成方法において、 前記カップ型研削砥石の真の砥石有効径D0 を、初期加
工時のスイベル角θ1、並びに初期加工した光学部材用
素材の曲率半径R1 およびヘソ径Hのそれぞれの値から
計算で求め、この真の砥石有効径D0 の値を基に加工条
件の補正を行うことを特徴とする光学部材の球面創成方
法。 - 【請求項2】 前記真の砥石有効径D0 は、下記式に
て求めることを特徴とする請求項1記載の光学部材の球
面創成方法。 D0 =2|R1 |sin〔θ1 −sin-1{H/(2|R1 |)}〕・・ 但し、 θ1 :初期加工時のスイベル角 R1 :スイベル角θ1 で加工された球面の曲率半径(凸
面は+、凹面は−) H:スイベル角θ1 で加工された球面のヘソ径(外ヘソ
は+、内ヘソは−) - 【請求項3】 前記加工条件の補正のうち、補正後のス
イベル角θ0 を下記式にて求めることを特徴とする請
求項1記載の光学部材の球面創成方法。 θ0 =sin-1{D0 /(2|R0 |)}・・・ 但し、 D0 :真の砥石有効径 R0 :目標とする球面の曲率半径
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JP31671296A JP3686196B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 光学部材の球面創成方法 |
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