JP4048434B2 - 溝加工方法及び数値制御装置 - Google Patents

溝加工方法及び数値制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4048434B2
JP4048434B2 JP2003309132A JP2003309132A JP4048434B2 JP 4048434 B2 JP4048434 B2 JP 4048434B2 JP 2003309132 A JP2003309132 A JP 2003309132A JP 2003309132 A JP2003309132 A JP 2003309132A JP 4048434 B2 JP4048434 B2 JP 4048434B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
end position
groove end
measuring
machining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003309132A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005074584A (ja
Inventor
義博 惣明
佳文 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2003309132A priority Critical patent/JP4048434B2/ja
Publication of JP2005074584A publication Critical patent/JP2005074584A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4048434B2 publication Critical patent/JP4048434B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)

Description

本発明は、特に、柱状又は筒状からなる被加工物の外周面又は内周面に軸方向溝を加工する溝加工方法及び数値制御装置に関するものである。
従来、柱状又は筒状からなる被加工物の外周面又は内周面に軸方向溝を加工する溝加工方法としては、例えば、特開2002−160150号公報に開示された技術がある。当該開示技術は、砥石車により研削された検知ピンの研削面とベッド上に固定された基準ブロックの基準面とにタッチセンサのプローブを当接して両者の段差を測定することにより、砥石車の先端位置の座標値を確定している。これにより、構成部品の熱変形等による砥石車の先端位置の変位を補正するようにしている。
特開2002−160150号公報
しかし、特開2002−160150号公報に開示された技術によれば、基準ブロックと砥石車の先端位置との補正であって、被加工物の加工位置に対しては、間接的な補正を行っているにすぎない。つまり、例えば被加工物の加工位置が基準ブロックに対して熱変形等している場合には、上記従来技術のみでは、高精度に加工することができないことになる。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、被加工物の加工位置である溝端位置を直接測定して工具位置を補正することにより、より高精度に溝加工することができる溝加工方法及び数値制御装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る溝加工方法は、主軸に回動可能に支持された柱状又は筒状からなる被加工物の外周面又は内周面に軸方向溝を加工する溝加工方法であって、前記主軸を第一の回転位置に位置決めする第一主軸位置決めステップと、前記主軸を前記第一の回転位置に位置決めした状態において、前記主軸に対して相対移動可能な工具台に搭載された工具により荒加工された前記軸方向溝の溝端位置溝測定用タッチセンサが備える1本のプローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第一溝端位置測定ステップと、前記主軸を前記第一の回転位置から所定角度回転させ、前記第一の回転位置と異なる第二の回転位置に位置決めする第二主軸位置決めステップと、前記主軸を前記第二の回転位置に位置決めした状態において、第一溝端位置測定ステップにて測定した前記軸方向溝の溝端位置に前記プローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第二溝端位置測定ステップと、測定されたそれぞれの前記回転位置における前記溝端位置と前記所定角度とに基づき前記溝端位置の径を算出する溝端径算出ステップと、前記溝端位置の径に基づき仕上加工における前記工具による加工位置の補正量を算出する加工位置補正量算出ステップと、算出された前記加工位置の補正量に基づき前記工具による加工指令値を補正する加工指令値補正ステップと、からなることを特徴とする。
請求項2に係る溝加工方法は、前記第一の回転位置は、前記軸方向溝を前記工具により加工する加工位置であり、前記第二の回転位置は、該加工位置から前記主軸を180度回転させた180度位置であることを特徴とする。
請求項3に係る溝加工方法は、前記溝測定用タッチセンサは、前記工具台に搭載されると共に、前記工具台に対して平行移動するフローティング手段を有する1本の前記プローブを備えたタッチセンサであることを特徴とする。
請求項4に係る溝加工方法は、前記溝測定用タッチセンサは、前記工具台に搭載され、さらに、前記主軸に取付又は形成された位置基準部材に前記プローブを当接させて前記プローブの当接位置を算出する測定器当接位置算出ステップと、算出された前記当接位置に基づき前記溝測定用タッチセンサの補正量を算出する測定器補正量算出ステップと、算出された前記溝測定用タッチセンサの補正量に基づき前記溝測定用タッチセンサの位置指令値を補正する測定器補正ステップと、を前記第一溝端位置測定ステップの前に備えたことを特徴とする。
請求項5に係る溝加工方法は、前記工具は、砥石であり、前記加工方法は、研削方法であることを特徴とする。
請求項6に係る数値制御装置は、柱状又は筒状からなり外周面又は内周面に軸方向溝が形成される被加工物を軸周りに回動可能に支持する主軸と、前記軸方向溝を加工可能な工具と、前記軸方向溝の溝端位置を測定可能であり、1本のプローブを備えた溝測定用タッチセンサと、前記工具及び前記位置測定器を搭載すると共に前記主軸に対して相対移動可能に配設された工具台と、を備えた加工機の数値制御装置であって、前記主軸を第一の回転位置に位置決めする第一主軸位置決めステップと、前記主軸を前記第一の回転位置に位置決めした状態において、前記主軸に対して相対移動可能な工具台に搭載された工具により荒加工された前記軸方向溝の溝端位置に、前記プローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第一溝端位置測定手段と、前記主軸を前記第一の回転位置から所定角度回転させ、前記第一の回転位置と異なる第二の回転位置に位置決めする第二主軸位置決めステップと、前記主軸を前記第二の回転位置に位置決めした状態において、第一溝端位置測定ステップにて測定した前記軸方向溝の溝端位置に前記プローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第二溝端位置測定ステップと、測定されたそれぞれの前記回転位置における前記溝端位置と前記所定角度とに基づき前記溝端位置の径を算出する溝端径算出手段と、前記溝端位置の径に基づき仕上加工における前記工具による加工位置の補正量を算出する加工位置補正量算出手段と、算出された前記加工位置の補正量に基づき前記工具による加工指令値を補正する加工指令値補正手段と、を備えたことを特徴とする。
なお、上記溝加工方法における他の特徴的部分を数値制御装置に同様に適用することもできる。この場合、上述した同様の効果を奏することができる。
これまでは、本発明を方法及び装置と考えた場合について説明してきたが、本発明は方法及び装置に限られるものではない。つまり、同様の機能を実現させることができる限り、溝加工用プログラムでも良いし、溝加工用プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であっても良い。
すなわち、本発明を溝加工用プログラムとした場合には、溝加工用プログラムは、主軸に回動可能に支持された柱状又は筒状からなる被加工物の外周面又は内周面に軸方向溝を加工する溝加工用プログラムであって、前記主軸を第一の回転位置に位置決めする第一主軸位置決めステップと、前記主軸を前記第一の回転位置に位置決めした状態において、前記主軸に対して相対移動可能な工具台に搭載された工具により荒加工された前記軸方向溝の溝端位置溝測定用タッチセンサが備える1本のプローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第一溝端位置測定ステップと、前記主軸を前記第一の回転位置から所定角度回転させ、前記第一の回転位置と異なる第二の回転位置に位置決めする第二主軸位置決めステップと、前記主軸を前記第二の回転位置に位置決めした状態において、第一溝端位置測定ステップにて測定した前記軸方向溝の溝端位置に前記プローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第二溝端位置測定ステップと、測定されたそれぞれの前記回転位置における前記溝端位置と前記所定角度とに基づき前記溝端位置の径を算出する溝端径算出ステップと、前記溝端位置の径に基づき仕上加工における前記工具による加工位置の補正量を算出する加工位置補正量算出ステップと、算出された前記加工位置の補正量に基づき前記工具による加工指令値を補正する加工指令値補正ステップと、からなることを特徴とする。
さらに、上記溝加工方法における他の特徴的部分を溝加工用プログラムに同様に適用することもできる。この場合、上述した同様の効果を奏することができる。
また、本発明を溝加工用プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体とした場合には、当該記録媒体は、主軸に回動可能に支持された柱状又は筒状からなる被加工物の外周面又は内周面に軸方向溝を加工する溝加工用プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、前記主軸を第一の回転位置に位置決めする第一主軸位置決めステップと、前記主軸を前記第一の回転位置に位置決めした状態において、前記主軸に対して相対移動可能な工具台に搭載された工具により荒加工された前記軸方向溝の溝端位置溝測定用タッチセンサが備える1本のプローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第一溝端位置測定ステップと、前記主軸を前記第一の回転位置から所定角度回転させ、前記第一の回転位置と異なる第二の回転位置に位置決めする第二主軸位置決めステップと、前記主軸を前記第二の回転位置に位置決めした状態において、第一溝端位置測定ステップにて測定した前記軸方向溝の溝端位置に前記プローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第二溝端位置測定ステップと、測定されたそれぞれの前記回転位置における前記溝端位置と前記所定角度とに基づき前記溝端位置の径を算出する溝端径算出ステップと、前記溝端位置の径に基づき仕上加工における前記工具による加工位置の補正量を算出する加工位置補正量算出ステップと、算出された前記加工位置の補正量に基づき前記工具による加工指令値を補正する加工指令値補正ステップと、からなることを特徴とする。
さらに、上記溝加工方法における他の特徴的部分を溝加工用プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に同様に適用することもできる。この場合、上述した同様の効果を奏することができる。
また、上記本発明を実現するための加工機は、ベッドと、前記ベッドの上に載置され柱状又は筒状からなり外周面又は内周面に軸方向溝が形成される被加工物を軸周りに回動可能に支持する主軸と、前記軸方向溝を加工可能な工具と、前記工具を搭載すると共に前記主軸に対して相対移動可能に前記ベッドの上に配設された工具台と、を備えた加工機において、さらに、前記被加工物の前記軸方向に略平行に延在するプローブを有し前記軸方向溝の溝端位置を測定する溝測定用タッチセンサを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る溝加工方法によれば、被加工物の加工位置である溝端位置を少なくとも2カ所の回転位置において直接的に測定することにより、荒加工により加工された溝端位置の径、すなわち被加工物の中心から溝端位置までの距離を正確に算出することができる。その結果、実際に荒加工された溝端位置の径に基づき、工具の加工位置を補正することにより、正確な軸方向溝を加工することができる。ここで、溝端位置の径の算出は、測定された2カ所の回転位置における軸方向溝の溝端位置及び各測定位置の回転角度に基づき、円弧近似することにより容易に算出することができる。
請求項2に係る溝加工方法によれば、主軸の回転軸に平行なZ軸と該Z軸に垂直なX軸のみの2軸に移動可能な加工機であっても、測定位置を180度反対位置とすることにより、正確な軸方向溝を加工することができる。例えば、被加工物の内周面の軸方向溝を測定する場合、以下のように行われる。まず、位置測定器をZ軸方向に移動させて被加工物の内側に挿入させる。その後、X軸正方向に移動させて軸方向溝に当接させ、その当接位置を測定する。そして、溝測定用タッチセンサのプローブを軸方向溝から離して、被加工物を180度回転させる。その後、X軸負方向に移動させて軸方向溝に当接させ、その当接位置を測定する。
請求項3に係る溝加工方法によれば、フローティング手段を有するタッチセンサを位置測定器として用いることにより、確実に溝端位置を測定することができる。ここで、タッチセンサにより溝端位置の測定は、例えば、軸方向溝の深さ方向がX軸方向に一致させている場合には、タッチセンサのプローブをX軸方向に移動させてプローブを溝端位置に接触させ、プローブに所定の荷重が作用した位置を溝端位置として認識させることにより行う。そこで、フローティング手段を有することにより、例えば、プローブのX軸及びZ軸に垂直方向(Y軸方向)にずれている場合であっても、溝端位置を誤って認識することを防止することができる。すなわち、本発明によれば、正確に溝端位置を測定することができる。
請求項4に係る溝加工方法によれば、主軸に取付又は形成された位置基準部材を用いることにより、溝測定用タッチセンサのプローブ位置誤差を補正することができるので、溝端位置を誤って認識することを防止することができる。さらに、溝測定用タッチセンサのプローブが、軸方向溝の溝幅より大きくずれている場合には、上述したフローティング手段のみでは誤差を解消することができないが、軸方向溝の溝幅より大きな誤差を解消可能な位置基準部材を用いることにより、確実に溝端位置を測定することができる。
請求項5に係る溝加工方法によれば、いわゆる研削方法としている。一般に、研削加工を行う被加工物は非常に高精度が要求される。そこで、本発明を研削方法に適用することにより、高精度な軸方向溝を加工することができる。
請求項6に係る数値制御装置によれば、被加工物の加工位置である溝端位置を少なくとも2カ所の回転位置において直接的に測定することにより、荒加工により加工された溝端位置の径、すなわち被加工物の中心から溝端位置までの距離を正確に算出することができる。その結果、実際に荒加工された溝端位置の径に基づき、工具の加工位置を補正することにより、正確な軸方向溝を加工することができる。ここで、溝端位置の径の算出は、測定された2カ所の回転位置における軸方向溝の溝端位置及び各測定位置の回転角度に基づき、円弧近似することにより容易に算出することができる。
なお、本発明を溝加工用プログラムとした場合には、当該溝加工用プログラムによれば、被加工物の加工位置である溝端位置を少なくとも2カ所の回転位置において直接的に測定することにより、荒加工により加工された溝端位置の径、すなわち被加工物の中心から溝端位置までの距離を正確に算出することができる。その結果、実際に荒加工された溝端位置の径に基づき、工具の加工位置を補正することにより、正確な軸方向溝を加工することができる。ここで、溝端位置の径の算出は、測定された2カ所の回転位置における軸方向溝の溝端位置及び各測定位置の回転角度に基づき、円弧近似することにより容易に算出することができる。
なお、本発明を溝加工用プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体とした場合には、当該記録媒体によれば、被加工物の加工位置である溝端位置を少なくとも2カ所の回転位置において直接的に測定することにより、荒加工により加工された溝端位置の径、すなわち被加工物の中心から溝端位置までの距離を正確に算出することができる。その結果、実際に荒加工された溝端位置の径に基づき、工具の加工位置を補正することにより、正確な軸方向溝を加工することができる。ここで、溝端位置の径の算出は、測定された2カ所の回転位置における軸方向溝の溝端位置及び各測定位置の回転角度に基づき、円弧近似することにより容易に算出することができる。
また、上記本発明を実現するための加工機によれば、上述した溝加工方法、数値制御装置、溝加工用プログラム、及び溝加工用プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を適切に適用することができる加工機となる。つまり、軸方向に略平行に延在するプローブを有する溝測定用タッチセンサを備えたことにより、確実に軸方向溝の溝端位置を測定することができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
(溝加工装置の全体構成)
本実施形態における溝加工方法等を適用可能な溝加工装置(加工機)について、図1を参照して説明する。図1は、溝加工装置の全体構成の平面図を示す。
図1に示すように、溝加工装置は、主として、ベッド1と、Z軸回りに回動可能な主軸3と、ワーク(被加工物)Wを把持するチャック4と、X軸及びY軸方向に摺動可能でワークWを研削する砥石車Gと、溝測定用タッチセンサ33と、砥石測定用タッチセンサ35とから構成される。以下に詳細な構成について説明する。
ベッド1は、機械設置場所に固定されている。そして、このベッド1の上に主軸台2が載置されている。主軸台2は、主軸3をZ軸(図1の左右方向の軸)に平行な水平軸線回りに回動可能に軸承している。この主軸3の先端側(図1の左側)には、ワーク(被加工物)Wを着脱可能に把持するチャック4が取付られている。さらに、主軸3のうちチャック4が取付られる面には、基準穴(位置基準部材)H(図13に示す)が形成されている。この基準穴Hは、後述する溝測定用タッチセンサ33のプローブ34の径に比べて大きな径を有する。例えば、基準穴Hの径は、プローブ34の径の約3〜10倍等の径である。そして、主軸3のうちのチャック4と反対側(図1の右側)に、主軸3の回転軸に連結された主軸回転用サーボモータ5が配設されている。この主軸回転用サーボモータ5は、主軸3の割出し回転を可能としている。さらに、主軸回転用サーボモータ5の出力軸には、主軸3の回転位置を検出する回転位置検出手段であるエンコーダ6が配設されている。
ここで、ワークWについて図3を参照して簡単に説明する。図3に示すように、ワークWは、CVT用コーンであって、中央に筒状の貫通孔Whが形成されておる。さらに、この貫通孔Whの内周面には、底面が断面半円形状で底部に逃がしが刻設された三カ所の軸方向溝Wdが貫通孔Whの軸線に平行に等ピッチに形成されている。ここで、本実施形態の溝加工装置は、軸方向溝Wdを研削する装置である。
ベッド1の上には、さらに、固定ベース10が主軸台2に対向して固定されている。この固定ベース10には、Z軸方向に摺動可能なZ軸スライド11が支承されている。このZ軸スライド11は、固定ベース10に取付られたZ軸移動用サーボモータ12によりボールねじ機構によりZ軸方向に送り移動される。このZ軸移動用サーボモータ12の出力軸には、Z軸移動用サーボモータ12の回転位置を検出する回転位置検出手段であるエンコーダ13が配設されている。このエンコーダ13の検出値に基づき、Z軸スライド11のZ軸方向の位置を検出することができる。
Z軸スライド11の上面には、X軸方向に摺動可能なX軸スライド15が支承されている。このX軸スライド15は、Z軸スライド11に取付られたX軸移動用サーボモータ16によりボールねじ機構によりX軸方向に送り移動される。このX軸移動用サーボモータ16の出力軸には、X軸移動用サーボモータ16の回転位置を検出する回転位置検出手段であるエンコーダ17が配設されている。このエンコーダ17の検出値に基づき、X軸スライド15のX軸方向の位置を検出することができる。
X軸スライド15の上面には、コラム18が立設されている。そして、このコラム18に、砥石台20がY軸方向に摺動可能に支承されている。この砥石台20は、コラム18の上面に取付られたY軸移動用サーボモータ21によりボールねじ機構によりY軸方向に送り移動される。このY軸移動用サーボモータ21の出力軸には、Y軸移動用サーボモータ21の回転位置を検出する回転位置検出手段であるエンコーダ22が配設されている。このエンコーダ22の検出値に基づき、砥石台20のY軸方向の位置を検出することができる。
ここで、砥石台20については、図1に併せて図2も参照して説明する。図2は、砥石台20の部分正面図を示す。図2に示すように、砥石台20は、主軸台2側にワークWの貫通孔Whに進入可能な細長い円柱形状の突出部28がZ軸方向に突設されている。この突出部28の先端側(主軸台2側)には、X軸に平行な軸回りに回転可能に軸承された砥石軸23が配設されており、この砥石軸23には円盤状工具である砥石車Gが嵌着されている。砥石軸23には、さらに、第1プーリ24が嵌着されている。
さらに、砥石台20には、駆動モータ25(図1に示す)及びこの駆動モータ25の出力軸に嵌着された第2プーリ26とが取り付けられている。そして、プーリベルト27が、第1プーリ24と第2プーリ26との間に掛け渡されている。すなわち、駆動モータ25の回転駆動により第2プーリ24が回転駆動し、第2プーリ24の回転に伴いプーリベルト27を介して第1プーリ24が回転駆動し、第1プーリ24の回転に伴い砥石車Gが回転駆動する。
さらに、砥石台20の上側には、旋回アーム30が旋回可能に支承されている。この旋回アーム30の詳細について、図1に併せて図3及び図4も参照して説明する。旋回アーム30は、突出部28の上方で水平姿勢となる測定位置と垂直姿勢となる非測定位置との間で旋回する。なお、突出部28の上方で水平姿勢となる測定位置は、砥石車GによりワークWを研削することができない状態、すなわち研削不可能状態である。一方、突出部28の上方で垂直姿勢となる非測定位置は、砥石車GによりワークWを研削することができる状態、すなわち研削可能状態である。つまり、溝端位置等を測定する場合には図3に示す測定位置(研削不可能状態)とし、加工する場合には図4に示す非測定位置(研削可能状態)とする。ここで、図3は測定位置における旋回アーム30を示し、図4は非測定位置における旋回アーム30を示す。
図1、図3及び図4に示すように、砥石台20の上方には、回転軸31がX軸に平行な軸回りに回動可能に軸承されている。この回転軸31の前端側(図1の下側)には、旋回アーム30が固定されており、回転軸31の後端側(図1の上側)には、砥石台20に固定された旋回シリンダ32(図1に示す)の出力軸に連結されている。
旋回アーム30の先端側には、溝測定用タッチセンサ33が取付られている。この溝測定用タッチセンサ33は、図3に示す測定位置に旋回アーム30が旋回した場合に、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34がZ軸方向に平行な方向に延在する水平状態となるようにしている。さらに、旋回アーム30の中央部には、砥石測定用タッチセンサ35が取付られている。この砥石測定用タッチセンサ35は、図3に示す測定位置に旋回アーム30が旋回した場合に、砥石測定用タッチセンサ35のプローブ36がY軸方向に平行な方向に延在する垂直状態となるようにしている。そして、この砥石測定用タッチセンサ35のプローブ36の先端は、砥石車Gの下端外周面にZ軸方向及びY軸方向でほぼ一致する。また、溝測定用タッチセンサ33及び砥石測定用タッチセンサ35は、プローブの軸に垂直方向に平行移動するフローティング手段を共に有している。
ベッド1には、さらに、主軸台2と固定ベース10との間で砥石車GからX軸方向に適宜離間して固定された取付台40が配設されている。この取付台40の上には、X軸に平行な方向に延在された第1検知ピン41と、Y軸方向に平行な方向に延在された第2検知ピン42とが配設されている。さらに、取付台40には、X軸に直角な基準面(X軸基準面)43及びY軸に直角な基準面(Y軸基準面)44が形成された基準ブロック45が配設されている。
(数値制御装置)
数値制御装置46は、中央処理装置47と、メモリ48を有し、インターフェース49を介して軸駆動制御ユニット50、プログラマブルコントローラ51及び入力装置52に接続されている。軸駆動制御ユニット50には各サーボモータ5,12,16,21及び各エンコーダ6,13,17,22が接続され、プログラマブルコントローラ51には駆動モータ25、旋回シリンダ32、溝測定用タッチセンサ33及び砥石測定用タッチセンサ35が接続されている。
ここで、砥石測定用タッチセンサ35及び基準ブロック45等を用いて溝加工を行う方法については、特開2002−160150号公報に開示されているので、詳細な説明を省略する。従って、本実施形態においては、本発明の溝加工方法等に関する数値制御装置46のついて詳細に説明する。
(数値制御装置46の概略構成)
本実施形態における数値制御装置46の概略構成について図5を参照して説明する。図5は、数値制御装置46の構成を示すブロック図である。図5に示すように、数値制御装置46は、NCプログラム記憶部61と、溝端位置測定プログラム記憶部62と、測定器補正プログラム記憶部63と、NCプログラム処理部64と、加工指令値補正部65と、加工処理部66と、測定器当接位置算出部67と、測定器補正量算出部68と、測定器補正部69と、溝端位置算出部70と、溝端径算出部71と、加工位置補正量算出部72と、溝端位置測定プログラム処理部73と、測定器補正用プログラム処理部74とから構成される。
NCプログラム記憶部61は、入力されたNCプログラムを記憶する。このNCプログラムは、本実施形態の溝加工装置を動作させるためのメインプログラムである。すなわち、このNCプログラムは、ワークWを荒加工するための溝加工装置の位置指令、ワークWを仕上加工するための溝加工装置の位置指令、後述する溝端位置測定プログラムを実行するための指令、後述する測定器補正用プログラムを実行するための指令等を含んでいる。溝端位置測定プログラム記憶部62は、入力された溝端位置測定プログラムを記憶する。溝端位置測定プログラムは、ワークWの貫通孔Whの内周面に形成される軸方向溝Wdの溝端位置を測定するためのプログラムである。すなわち、溝端位置測定プログラムは、溝端位置を測定するための溝加工装置の位置指令を含んでいる。軸方向溝Wdの溝端位置とは、軸方向溝Wdの最も深い位置、すなわち軸方向溝WdのうちワークWの中心から最も離れた位置である。測定器補正用プログラム記憶部63は、入力された測定器補正用プログラムを記憶する。測定器補正用プログラムとは、溝測定用タッチセンサ33の位置誤差を補正するために、主軸3に形成された基準穴Hに当接させるためのプログラムである。すなわち、測定器補正用プログラムは、溝測定用タッチセンサ33のY軸位置誤差を補正するための溝加工装置の位置指令を含んでいる。なお、NCプログラム記憶部61、溝端位置測定プログラム記憶部62、及び測定器補正用プログラム記憶部63は、メモリ48の一部を構成する。
NCプログラム処理部64は、NCプログラム記憶部61に記憶されたNCプログラムを処理する。NCプログラム記憶部61に記憶されたNCプログラムに基づき、所定の処理を行う。例えば、ワークWを荒加工するための溝加工装置の位置指令又はワークWを仕上加工するための溝加工装置の位置指令に対しては、後述する荒加工処理又は仕上加工処理を行う。また、溝端位置測定プログラムを実行するための指令に対しては、溝端位置測定プログラム記憶部62に記憶された溝端位置測定プログラムを実行するための指令を後述する溝端位置測定プログラム処理部73に出力して、溝端位置測定プログラム処理部73にて溝端位置測定プログラムを実行させる処理を行う。測定器補正用プログラムを実行するための指令に対しては、測定器補正用プログラム記憶部63に記憶された測定器補正用プログラムを実行するための指令を後述する測定器補正用プログラム処理部74に出力して、測定器補正用プログラム処理部74にて測定器補正用プログラムを実行させる処理を行う。
加工指令値補正部65は、上述したNCプログラム処理部64から出力された荒加工するための位置指令値及び後述する加工位置補正量算出部72により算出された加工位置補正量に基づき、補正後の荒加工するための位置指令値を生成して、加工処理部66に出力する。ただし、本実施形態では、荒加工する前に加工位置補正量は算出されていないので、補正後の荒加工するための位置指令値は、NCプログラム処理部64から出力された荒加工するための位置指令値と同一である。また、加工指令値補正部65は、上述したNCプログラム処理部64から出力された仕上加工するための位置指令値及び後述する加工位置補正量算出部72により算出された加工位置補正量に基づき、補正後の仕上加工するための位置指令値を生成して、加工処理部66に出力する。
加工処理部66は、加工指令値補正部65から出力された荒加工するための位置指令値又は仕上加工するための位置指令値に基づき、軸駆動ユニット50及びプログラマブルコントローラ51を介して、各サーボモータ5,12,16,21及び駆動モータ25の動作指令処理を行う。すなわち、荒加工又は仕上加工の位置指令値に基づき、軸方向溝Wdの荒加工又は仕上加工を行う。
測定器当接位置算出部67は、測定器補正用プログラム処理部74により動作される溝測定用タッチセンサ33のY軸当接信号に基づき、溝測定用タッチセンサ33が基準穴Hに当接したY軸座標値を算出する。具体的には、測定器当接位置算出部67は、X軸位置及びZ軸位置を固定して溝測定用タッチセンサ33をY軸正負方向に移動させた場合に、溝測定用タッチセンサ33が基準穴Hに当接した2箇所のY軸座標値y(1),y(2)を算出する。
測定器補正量算出部68は、測定器当接位置算出部67により算出された2箇所のY軸座標値に基づき、溝測定用タッチセンサ33の補正量を算出する。測定器補正部69は、測定器補正量算出部68により算出された測定器補正量に基づき、後述する溝端位置測定プログラム処理に際して溝測定用タッチセンサ33のY軸座標値の補正処理を行う。
溝端位置算出部70は、溝端位置測定プログラム処理部73により動作される溝測定用タッチセンサ33の溝端位置信号に基づき、溝測定用タッチセンサ33が軸方向溝Wdの溝端に当接した座標値(溝端位置)aを算出する。なお、本実施形態においては、溝端位置aは、主軸3を回転させた所定の2箇所の回転位置における軸方向溝Wdの溝端位置a(1),a(2)を算出する。
溝端径算出部71は、溝端位置算出部70により算出された2箇所の軸方向溝Wdの溝端位置a(1),a(2)及び測定した2箇所の主軸3の回転角度ψに基づき、溝端位置aの径(溝端径)、すなわち、ワークWの中心から溝端位置aまでの距離Rを算出する。
加工位置補正量算出部72は、溝端径算出部71により算出された軸方向溝Wdの溝端径Rに基づき、溝端位置Rの加工位置の誤差である補正量を算出する。そして、この算出された加工位置の誤差である補正量を上述した加工指令値補正部65に出力する。
溝端位置測定プログラム処理部73は、NCプログラム処理部64から出力された指令に基づき、溝端位置測定プログラム記憶部62に記憶された溝端位置測定プログラムを処理する。この溝端位置測定プログラムの処理に際しては、上述した測定器補正部69の補正処理を考慮して行われる。つまり、溝測定用タッチセンサ33のY軸座標値の誤差を補正した状態で、軸方向溝Wdの測定が行われる。なお、この処理の詳細については後述する。測定器補正用プログラム処理部74は、NCプログラム処理部64から出力された指令に基づき、測定器補正用プログラム記憶部63に記憶された測定器補正用プログラムを処理する。この詳細については後述する。
(数値制御装置及び溝加工装置の動作)
次に、数値制御装置46及び溝加工装置の動作について説明する。ここでは、以下の3種類のNCプログラムを用いた場合について、それぞれ説明する。なお、第1のNCプログラムは、ワークWの軸方向溝Wdを荒加工するための溝加工装置の位置指令及びワークWの軸方向溝Wdを仕上加工する溝加工装置の位置指令のみからなる。第2のNCプログラムは、第1のNCプログラムに加えて、溝端位置測定プログラムを実行するための指令が含まれている。第3のNCプログラムは、第2のNCプログラムに加えて、測定器補正用プログラムを実行するための指令が含まれている。ここで、第1のNCプログラムは、従来から用いられているNCプログラムであるが、本発明を適用した第2のNCプログラム及び第3のNCプログラムと比較するために、以下に説明する。
(第1のNCプログラム)
まず、第1のNCプログラムを用いた場合における数値制御装置46及び溝加工装置の動作について説明する。第1のNCプログラムは、上述したように、ワークWの軸方向溝Wdを荒加工するための溝加工装置の位置指令及びワークWの軸方向溝Wdを仕上加工する溝加工装置の位置指令のみからなる。具体的には、図6(a)に示すように、第1のNCプログラムは、まずワークWの軸方向溝Wdを荒加工するための溝加工装置の位置指令があり、続いてワークWの軸方向溝Wdを仕上加工する溝加工装置の位置指令がある。
この第1のNCプログラムが数値制御装置46に入力された場合には、まず、NCプログラム記憶部61に第1のNCプログラムが記憶される。続いて、NCプログラム処理部64にて、第1のNCプログラムが処理される。
(第1のNCプログラムのNCプログラム処理)
ここで、NCプログラム処理部64による第1のNCプログラムの処理について図7のフローチャートを参照して詳述する。図7に示すように、NCプログラム処理部64は、まず、NCプログラム記憶部61に記憶された第1のNCプログラムを入力する(ステップS1)。
続いて、第1のNCプログラムの最初に存在する荒加工指令に基づき荒加工処理を行う(ステップS2)。荒加工処理とは、ワークWの軸方向溝Wdを荒加工するための溝加工装置の位置指令値を加工指令値補正部65に出力する処理である。具体的には、ワークWの軸方向溝Wdの荒加工処理は、ワークWの軸方向溝Wdの最終加工形状(仕上げ形状)に対して所定の残し代を残して砥石車Gにより加工する加工処理である。そして、NCプログラム処理部64により荒加工処理が行われた場合には、加工指令値補正部65にて荒加工するための位置指令値が生成される。ここで、第1のNCプログラムにおいては、加工位置補正量算出部72により加工位置の補正量が算出されていないので、NCプログラム処理部64により生成された荒加工するための位置指令値と加工指令値補正部65により生成される荒加工するための位置指令値とは、同一である。そして、この荒加工するための位置指令値に基づき、加工処理部66にて駆動ユニット50及びプログラマブルコントローラ51を介して各サーボモータ5,12,16,21及び駆動モータ25を駆動させることにより、ワークWの軸方向溝Wdの荒加工を行う。
ここで、軸方向溝Wdの荒加工の状態について図10(a)を参照して説明する。図10は、本実施形態の溝加工方法の順序を示す図であって、ワークWの軸方向から見た図である。そして、軸方向溝Wdの荒加工は、図10(a)に示すように、軸方向溝Wdが下方側を向くように、主軸3を位置決めする。そして、X軸移動用サーボモータ16及びY軸移動用サーボモータ21の動作により、ワークWの貫通孔Whに突出部28が挿入可能な位置で、かつ、軸方向溝Wdの溝端位置のY軸座標値と砥石車Gの先端位置のY軸座標値とが一致する位置に移動させる。ここでは、貫通孔Whの中心と突出部28の中心とが一致する位置に移動させる。続いて、Z軸移動用サーボモータ12の動作により、砥石車GをワークWの貫通孔Wh内に挿入する。続いて、X軸移動用サーボモータ16の動作により、突出部28を徐々に下方側の軸方向溝Wdの方に移動させて、軸方向溝Wdの溝端の荒加工位置に位置決めする。続いて、Z軸移動用サーボモータ12の動作により、軸方向溝Wdを形成する。このようにして、軸方向溝Wdの荒加工が行われる。
続いて、第1のNCプログラムに測定器補正指令が存在するか否かを判断する(ステップS3)。すなわち、第1のNCプログラム内に、測定器補正用プログラムを実行するための指令を有しているか否かを判断する。そして、第1のNCプログラム内には測定器補正指令が存在しないので(ステップS3:No)、続いて、第1のNCプログラムに溝端位置測定指令が存在するか否かを判断する(ステップS5)。すなわち、第1のNCプログラム内に、溝端位置測定プログラムを実行するための指令を有しているか否かを判断する。
そして、第1のNCプログラム内には溝端位置測定指令が存在しないので(ステップS5:No)、続いて仕上加工処理を行う(ステップS7)。仕上加工処理とは、ワークWの軸方向溝Wdを仕上加工するための溝加工装置の位置指令値を加工指令値補正部65に出力する処理である。具体的には、ワークWの軸方向溝Wdの仕上加工処理は、ワークWの軸方向溝Wdの最終加工形状(仕上げ形状)に砥石車Gにより加工する加工処理である。そして、NCプログラム処理部64により仕上加工処理が行われた場合には、加工指令値補正部65にて仕上加工するための位置指令値が生成される。ここで、第1のNCプログラムにおいては、加工位置補正量算出部72により加工位置の補正量が算出されていないので、NCプログラム処理部64により生成された仕上加工するための位置指令値と加工指令値補正部65により生成される仕上加工するための位置指令値とは、同一である。そして、この仕上加工するための位置指令値に基づき、加工処理部66にて駆動ユニット50及びプログラマブルコントローラ51を介して各サーボモータ5,12,16,21及び駆動モータ25を駆動させることにより、ワークWの軸方向溝Wdの仕上加工を行う。
ここで、軸方向溝Wdの仕上加工の状態について図10(f)を参照して説明する。軸方向溝Wdの仕上加工は、図10(f)に示すように、荒加工と同様に軸方向溝Wdが下方側を向くように、主軸3を位置決めする。そして、X軸移動用サーボモータ16及びY軸移動用サーボモータ21の動作により、ワークWの貫通孔Whに突出部28が挿入可能な位置で、かつ、軸方向溝Wdの溝端位置のY軸座標値と砥石車Gの先端位置のY軸座標値とが一致する位置に移動させる。続いて、Z軸移動用サーボモータ12の動作により、砥石車GをワークWの貫通孔Wh内に挿入する。続いて、X軸移動用サーボモータ16の動作により、突出部28を徐々に下方側の軸方向溝Wdの方に移動させて、軸方向溝Wdの溝端の仕上加工位置に位置決めする。続いて、Z軸移動用サーボモータ12の動作により、軸方向溝Wdを形成する。このようにして、軸方向溝Wdの仕上加工が行われる。
(第2のNCプログラム)
まず、第2のNCプログラムを用いた場合における数値制御装置46及び溝加工装置の動作について説明する。第2のNCプログラムは、上述したように、ワークWの軸方向溝Wdを荒加工するための溝加工装置の位置指令及びワークWの軸方向溝Wdを仕上加工する溝加工装置の位置指令に加えて、溝端位置測定プログラムを実行するための指令が含まれている。具体的には、図6(b)に示すように、第2のNCプログラムは、まずワークWの軸方向溝Wdを荒加工するための溝加工装置の位置指令があり、続いて溝端位置測定プログラムを実行するための指令があり、最後にワークWの軸方向溝Wdを仕上加工する溝加工装置の位置指令がある。
この第2のNCプログラムが数値制御装置46に入力された場合には、まず、NCプログラム記憶部61に第2のNCプログラムが記憶される。続いて、NCプログラム処理部64にて、第2のNCプログラムが処理される。
(第2のNCプログラムのNCプログラム処理)
ここで、NCプログラム処理部64による第2のNCプログラムの処理について図7のフローチャートを参照して詳述する。図7に示すように、NCプログラム処理部64は、まず、NCプログラム記憶部61に記憶された第2のNCプログラムを入力する(ステップS1)。続いて、第2のNCプログラムの最初に存在する荒加工指令に基づき荒加工処理を行う(ステップS2)。荒加工処理は、上述の第1のNCプログラムのNCプログラム処理における荒加工処理と同様であるので説明を省略する。
続いて、第2のNCプログラムに測定器補正指令が存在するか否かを判断する(ステップS3)。すなわち、第2のNCプログラム内に、測定器補正用プログラムを実行するための指令を有しているか否かを判断する。そして、第2のNCプログラム内には測定器補正指令が存在しないので(ステップS3:No)、続いて、第2のNCプログラムに溝端位置測定指令が存在するか否かを判断する(ステップS5)。すなわち、第2のNCプログラム内に、溝端位置測定プログラムを実行するための指令を有しているか否かを判断する。
そして、第2のNCプログラム内には溝端位置測定指令が存在するので(ステップS5:Yes)、続いて溝端位置測定指令に基づき溝端位置測定処理を行う(ステップS6)。
(溝端位置測定処理)
ここで、溝端位置測定処理について図8〜図10を参照して説明する。図8は、溝端位置測定処理のメイン処理のフローチャートを示す。図9は、溝端位置測定プログラム処理のフローチャートを示す。図10は、溝端位置測定プログラム処理を説明する図である。
図8に示すように、溝端位置測定処理は、まず、NCプログラム処理部64により溝端位置測定プログラム処理部73に溝端位置測定プログラムを実行するための指令を出力する(ステップS11)。続いて、この指令に基づき、溝端位置測定プログラム処理部73は、溝端位置測定プログラム処理を行う(ステップS12)。
ここで、溝端位置測定プログラム処理については、図9及び図10を参照する。まず、溝端位置測定プログラム処理部73は、溝端位置測定プログラム記憶部62に記憶された溝端位置測定プログラムを入力する(ステップS21)。続いて、旋回シリンダ32を駆動させて旋回アーム30を測定位置(図3に示す位置)に位置決めする(ステップS22)。続いて、iの値を1として初期化する(ステップS23)。続いて、図10(b)に示すように、主軸3の回転位置を回転位置θ(i)、すなわち回転位置θ(1)に位置決めされる(ステップS24)。なお、図10(a)は、上述したとおり荒加工を行う際の状態を示す図である。従って、ここでは、図10(a)(b)に示すように、荒加工を行った主軸3の回転位置、すなわち軸方向溝Wdが軸中心に対して下方側に位置する主軸3の回転位置をθ(1)としている。
続いて、主軸3の回転位置θ(i)が360°であるか否かを判断する(ステップS25)。ここでは、主軸3の回転位置θ(1)は0°であるので、主軸3の回転位置θ(i)は360°ではない。従って、軸中心に対して下方側に位置する軸方向溝Wdの溝端位置a(1)に溝測定用タッチセンサ33を当接させる(ステップS26)。具体的には、まず、X軸移動用サーボモータ16及びY軸移動用サーボモータ21の動作により、ワークWの貫通孔Whに溝測定用タッチセンサ33のプローブ34が挿入可能な位置で、かつ、軸方向溝Wdの溝端位置のY軸座標値と溝測定用タッチセンサ33のプローブ34の中心位置のY軸座標値とが一致する位置に移動させる。ここでは、貫通孔Whの中心と溝測定用タッチセンサ33のプローブ34の中心とが一致する位置に移動させる。続いて、Z軸移動用サーボモータ12の動作により、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34をワークWの貫通孔Wh内に挿入する。続いて、X軸移動用サーボモータ12の動作により、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34を徐々に下方側の軸方向溝Wdの方に移動させる。そして、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34がフローティング手段により正確に軸中心に対して下方側に位置する軸方向溝Wdに当接すると、溝測定用タッチセンサ33が溝端位置信号を出力する。その後、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34の中心が貫通孔Whの中心と一致する位置に移動させる。
続いて、iを1加算する(ステップS27)。続いて、ステップS24に戻り、処理を繰り返す。つまり、図10(c)に示すように、主軸3の回転位置を回転位置θ(2)に位置決めされる(ステップS24)。ここでは、回転位置θ(2)は、回転位置θ(1)から180°回転した位置としている。つまり、軸方向溝Wdが軸中心に対して上方側に位置する。
続いて、主軸3の回転位置θ(i)が360°であるか否かを判断する(ステップS25)。ここでは、主軸3の回転位置θ(2)は180°であるので、主軸3の回転位置θ(i)は360°ではない。従って、図10(d)に示すように、軸中心に対して上方側に位置する軸方向溝Wdの溝端位置a(2)に溝測定用タッチセンサ33を当接させる(ステップS26)。具体的には、現在、貫通孔Whの中心と溝測定用タッチセンサ33のプローブ34の中心とが一致する位置にあるので、この状態から、X軸移動用サーボモータ12の動作により、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34を徐々に上方側の軸方向溝Wdの方に移動させる。そして、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34がフローティング手段により正確に軸中心に対して上方側に位置する軸方向溝Wdに当接すると、溝測定用タッチセンサ33が溝端位置信号を出力する。その後、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34の中心が貫通孔Whの中心と一致する位置に移動させる。
続いて、iを1加算する(ステップS27)。続いて、ステップS24に戻り、処理を繰り返す。つまり、図10(e)に示すように、主軸3の回転位置を回転位置θ(3)に位置決めされる(ステップS24)。ここでは、回転位置θ(3)は、回転位置θ(2)から180°回転した位置、すなわち主軸3の回転位置θ(i)は360°となる。つまり、軸方向溝Wdが軸中心に対して下方側に位置する。
続いて、主軸3の回転位置θ(i)が360°であるか否かを判断する(ステップS25)。ここでは、主軸3の回転位置θ(3)は360°であるので、処理を終了する(ステップS25:Yes)。
続いて、図8に戻り説明する。すなわち、溝端位置測定プログラム処理の後は、溝端位置算出70にてそれぞれの主軸3の回転位置θ(1),θ(2)における溝端位置a(1),a(2)を算出する(ステップS13)。そして、溝端位置測定処理は終了する。なお、溝端位置算出部70にて溝端位置が算出された後は、上述したように、溝端径算出部71により溝端径Rが算出され、加工位置補正量算出部72により加工位置補正量が算出される。
続いて、図7に戻り説明する。すなわち、溝端位置測定処理の後は、第2のNCプログラムの最後に存在する仕上加工指令に基づき仕上加工処理を行う(ステップS7)。仕上加工処理とは、ワークWの軸方向溝Wdを仕上加工するための溝加工装置の位置指令値を加工指令値補正部65に出力する処理である。そして、NCプログラム処理部64により仕上加工処理が行われた場合には、加工指令値補正部65にて仕上加工するための位置指令値が生成される。ここで、第2のNCプログラムにおいては、加工位置補正量算出部72により加工位置補正量が算出されているので、NCプログラム処理部64により生成された仕上加工するための位置指令値及び加工位置補正量算出部72により算出された加工位置補正量に基づき、仕上加工するための位置指令値が生成される。そして、この補正後の仕上加工するための位置指令値に基づき、加工処理部66にて駆動ユニット50及びプログラマブルコントローラ51を介して各サーボモータ5,12,16,21及び駆動モータ25を駆動させることにより、ワークWの軸方向溝Wdの仕上加工を行う。
上述したように、第2のNCプログラムにより軸方向溝Wdの加工を行うことにより、第1のNCプログラムにより軸方向溝Wdの加工を行う場合に比べて、より高精度に加工することができる。さらに、直接、加工位置である軸方向溝Wdを荒加工後に測定して、その誤差を仕上加工に反映させることにより、熱変形等による影響を取り除くことができ、より高精度に加工することができる。
(第3のNCプログラム)
まず、第3のNCプログラムを用いた場合における数値制御装置46及び溝加工装置の動作について説明する。第3のNCプログラムは、上述したように、ワークWの軸方向溝Wdを荒加工するための溝加工装置の位置指令、ワークWの軸方向溝Wdを仕上加工する溝加工装置の位置指令、及び溝端位置測定プログラムを実行するための指令に加えて、測定器補正用プログラムを実行するための指令が含まれている。具体的には、図6(c)に示すように、第3のNCプログラムは、まずワークWの軸方向溝Wdを荒加工するための溝加工装置の位置指令があり、続いて溝端位置測定プログラムを実行するための指令があり、続いて測定器補正用プログラムを実行するための指令があり、最後にワークWの軸方向溝Wdを仕上加工する溝加工装置の位置指令がある。
この第3のNCプログラムが数値制御装置46に入力された場合には、まず、NCプログラム記憶部61に第3のNCプログラムが記憶される。続いて、NCプログラム処理部64にて、第3のNCプログラムが処理される。
(第3のNCプログラムのNCプログラム処理)
ここで、NCプログラム処理部64による第3のNCプログラムの処理について図7のフローチャートを参照して詳述する。図7に示すように、NCプログラム処理部64は、まず、NCプログラム記憶部61に記憶された第3のNCプログラムを入力する(ステップS1)。続いて、第3のNCプログラムの最初に存在する荒加工指令に基づき荒加工処理を行う(ステップS2)。荒加工処理は、上述の第1のNCプログラムのNCプログラム処理における荒加工処理と同様であるので説明を省略する。
続いて、第3のNCプログラムに測定器補正指令が存在するか否かを判断する(ステップS3)。すなわち、第3のNCプログラム内に、測定器補正用プログラムを実行するための指令を有しているか否かを判断する。そして、第3のNCプログラム内には測定器補正指令が存在するので(ステップS3:Yes)、続いて測定器補正指令に基づき測定器補正処理を行う(ステップS4)。
(測定器補正処理)
ここで、測定器補正処理について図11〜図13を参照して説明する。図11は、測定器補正処理のメイン処理のフローチャートを示す。図12は、測定器補正用プログラム処理のフローチャートを示す。図13は、測定器補正用プログラム処理を説明する図である。
図11に示すように、測定器補正処理は、まず、NCプログラム処理部64により測定器補正用プログラム処理部74に測定器補正用プログラムを実行するための指令を出力する(ステップS31)。続いて、この指令に基づき、測定器補正用プログラム処理部74は、測定器補正用プログラム処理を行う(ステップS32)。
ここで、測定器補正用プログラム処理については、図12及び図13を参照する。まず、測定器補正用プログラム処理部74は、測定器補正用プログラム記憶部63に記憶された測定器補正用プログラムを入力する(ステップS41)。続いて、旋回シリンダ32を駆動させて旋回アーム30を測定位置(図3に示す位置)に位置決めする(ステップS42)。続いて、主軸3に形成された基準穴Hが所定位置に位置するように、主軸3の回転位置を回転位置φに位置決めされる(ステップS43)。
続いて、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34を基準穴HのY軸正方向に当接させる(ステップS44)。具体的には、まず、X軸移動用サーボモータ16及びY軸移動用サーボモータ21の動作により、基準穴Hに溝測定用タッチセンサ33のプローブ34が挿入可能な位置に移動させる。ここでは、図13に示すように、基準穴Hの中心位置のX軸座標値及びY軸座標値が、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34の中心のX軸座標値及びY軸座標値と一致する位置に移動させる。続いて、Z軸移動用サーボモータ12の動作により、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34を基準穴H内に挿入する。続いて、Y軸移動用サーボモータ21の動作により、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34を徐々にY軸正方向に移動させる。そして、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34が基準穴Hの内周面のうちのY軸正方向側y(1)に当接すると、溝測定用タッチセンサ33がY軸正方向の当接信号を出力する。
続いて、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34を基準穴HのY軸負方向に当接させる(ステップS45)。具体的には、現在、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34は、基準穴Hの内周面のうちY軸正方向側に当接しているので、この状態から、Y軸移動用サーボモータ21の動作により、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34を徐々にY軸負方向に移動させる。そして、溝測定用タッチセンサ33のプローブ34が基準穴Hの内周面のうちのY軸負方向側y(2)に当接すると、溝測定用タッチセンサ33がY軸負方向の当接信号を出力する。
続いて、図11に戻り説明する。すなわち、測定器補正用プログラム処理の後は、測定器当接位置算出部67にて溝測定用タッチセンサ33のプローブ34が基準穴Hの内周面のうちのY軸正方向及びY軸負方向に当接したそれぞれのY軸座標値を算出する(ステップS33)。続いて、測定器補正量算出部68にて、測定器当接位置算出部67により算出された2箇所のY軸座標値y(1),y(2)に基づき、溝測定用タッチセンサ33の補正量を算出する(ステップS34)。具体的には、測定器当接位置算出部67により算出された2箇所のY軸座標値y(1),y(2)に基づき、それらの中間位置のY軸座標値を算出する。そして、予め記憶された基準穴Hの中心位置のY軸座標値と、算出された前記中間位置のY軸座標値とを比較して、その誤差であるY軸補正量を算出する。
続いて、測定器補正部69にて、測定器補正量算出部68により算出された測定器補正量に基づき、溝端位置測定プログラム処理に際して溝測定用タッチセンサ33のY軸座標値の補正処理を行う(ステップS35)。すなわち、溝端位置測定プログラム処理において、溝測定用タッチセンサ33がY軸方向に移動する際には、測定器補正量を考慮した位置に移動される。そして、測定器補正処理は終了する。
続いて、図7に戻り説明する。すなわち、測定器補正処理の後は、第3のNCプログラムに溝端位置測定指令が存在するか否かを判断する(ステップS5)。すなわち、第3のNCプログラム内に、溝端位置測定プログラムを実行するための指令を有しているか否かを判断する。
そして、第3のNCプログラム内には溝端位置測定指令が存在するので(ステップS5:Yes)、続いて溝端位置測定指令に基づき溝端位置測定処理を行う(ステップS6)。ここで、溝端位置測定処理は、上述した第2のNCプログラムのNCプログラム処理における溝端位置測定処理と概略同一である。ただし、図9のステップS26における溝測定用タッチセンサ33を溝端位置a(i)に当接させる処理において、Y軸方向に位置決めする際には、上述した測定器補正処理により算出された測定器補正量を考慮して位置決めされる。
続いて、第3のNCプログラムの最後に存在する仕上加工指令に基づき仕上加工処理を行う(ステップS7)。仕上加工処理は、上述の第2のNCプログラムのNCプログラム処理における仕上加工処理と同様であるので説明を省略する。
上述したように、第3のNCプログラムにより軸方向溝Wdの加工を行うことにより、例えば、熱変形等により溝測定用タッチセンサ33のプローブ34の位置が軸方向溝Wdの大きさに比べて大きくずれている場合等であっても、軸方向溝Wdの測定直前にその誤差を取り除くことができるので、確実に軸方向溝Wdの測定を行うことができる。
(その他)
なお、上記実施形態においては、CVT用コーンの貫通孔に形成される軸方向溝Wdを研削する方法について説明したが、これに限られるものではない。例えば、柱状のワークの外周面に形成される軸方向溝を加工する場合にも、同様に本発明を適用することができる。また、上記実施形態における溝加工装置は、Y軸方向にも移動可能な構成を採用しているが、第2のNCプログラムであれば、Y軸方向に移動できない構成であってもよい。すなわち、X軸方向及びZ軸方向に移動可能な構成であってもよい。
本実施形態における溝加工方法等を適用可能な溝加工装置(加工機)の全体構成を示す図である。 砥石台の砥石車を支承する突出部を示す図である。 溝測定用タッチセンサと砥石測定用タッチセンサが取付られた旋回アームが測定位置に位置する場合を示す図である。 溝測定用タッチセンサと砥石測定用タッチセンサが取付られた旋回アームが非測定位置に位置する場合を示す図である。 数値制御装置の構成を示すブロック図である。 NCプログラムを示すフローチャートである。 NCプログラム処理を示すフローチャートである。 溝端位置測定処理を示すフローチャートである。 測定器補正処理を示すフローチャートである。 溝端位置測定処理を説明する図である。 測定器補正処理を示すフローチャートである。 測定器補正用プログラム処理を示すフローチャートである。 測定器補正用プログラム処理を説明する図である。
符号の説明
1:ベッド、2:主軸台、3:主軸、4:チャック、5:主軸回転用サーボモータ、6:エンコーダ、10:固定ベース、11:Z軸スライド、12:Z軸移動用サーボモータ、13:エンコーダ、15:X軸スライド、16:X軸移動用サーボモータ、17:エンコーダ、18:コラム、20:砥石台、21:Y軸移動用サーボモータ、22:エンコーダ、23:砥石軸、24:第1プーリ、25:駆動モータ、26:第2プーリ、27:プーリベルト、28:突出部、30:旋回アーム、31:回転軸、32:旋回シリンダ、33:溝測定用タッチセンサ、34:プローブ、35:砥石測定用タッチセンサ、36:プローブ、40:取付台、41:第1検知ピン、42:第2検知ピン、43:X軸基準面、44:Y軸基準面、45:基準ブロック、46:数値制御装置、47:中央処理装置、48:メモリ、49:インターフェース、50:軸駆動制御ユニット、51:プログラマブルコントローラ、W:ワーク(被加工物)、Wh:貫通孔、Wd:軸方向溝、G:砥石車、H:基準穴(位置基準部材)

Claims (6)

  1. 主軸に回動可能に支持された柱状又は筒状からなる被加工物の外周面又は内周面に軸方向溝を加工する溝加工方法であって、
    前記主軸を第一の回転位置に位置決めする第一主軸位置決めステップと、
    前記主軸を前記第一の回転位置に位置決めした状態において、前記主軸に対して相対移動可能な工具台に搭載された工具により荒加工された前記軸方向溝の溝端位置溝測定用タッチセンサが備える1本のプローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第一溝端位置測定ステップと、
    前記主軸を前記第一の回転位置から所定角度回転させ、前記第一の回転位置と異なる第二の回転位置に位置決めする第二主軸位置決めステップと、
    前記主軸を前記第二の回転位置に位置決めした状態において、第一溝端位置測定ステップにて測定した前記軸方向溝の溝端位置に前記プローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第二溝端位置測定ステップと、
    測定されたそれぞれの前記回転位置における前記溝端位置と前記所定角度とに基づき前記溝端位置の径を算出する溝端径算出ステップと、
    前記溝端位置の径に基づき仕上加工における前記工具による加工位置の補正量を算出する加工位置補正量算出ステップと、
    算出された前記加工位置の補正量に基づき前記工具による加工指令値を補正する加工指令値補正ステップと、
    からなることを特徴とする溝加工方法。
  2. 前記第一の回転位置は、前記軸方向溝を前記工具により加工する加工位置であり、
    前記第二の回転位置は、該加工位置から前記主軸を180度回転させた180度位置であることを特徴とする請求項1記載の溝加工方法。
  3. 前記溝測定用タッチセンサは、
    前記工具台に搭載されると共に、前記工具台に対して平行移動するフローティング手段を有する1本の前記プローブを備えたタッチセンサであることを特徴とする請求項1記載の溝加工方法。
  4. 前記溝測定用タッチセンサは、前記工具台に搭載され、
    さらに、前記主軸に取付又は形成された位置基準部材に前記プローブを当接させて前記プローブの当接位置を算出する測定器当接位置算出ステップと、
    算出された前記当接位置に基づき前記溝測定用タッチセンサの補正量を算出する測定器補正量算出ステップと、
    算出された前記溝測定用タッチセンサの補正量に基づき前記溝測定用タッチセンサの位置指令値を補正する測定器補正ステップと、
    を前記第一溝端位置測定ステップの前に備えたことを特徴とする請求項1記載の溝加工方法。
  5. 前記工具は、砥石であり、
    前記加工方法は、研削方法であることを特徴とする請求項1記載の溝加工方法。
  6. 柱状又は筒状からなり外周面又は内周面に軸方向溝が形成される被加工物を軸周りに回動可能に支持する主軸と、
    前記軸方向溝を加工可能な工具と、
    前記軸方向溝の溝端位置を測定可能であり、1本のプローブを備えた溝測定用タッチセンサと、
    前記工具及び前記位置測定器を搭載すると共に前記主軸に対して相対移動可能に配設された工具台と、
    を備えた加工機の数値制御装置であって、
    前記主軸を第一の回転位置に位置決めする第一主軸位置決めステップと、
    前記主軸を前記第一の回転位置に位置決めした状態において、前記主軸に対して相対移動可能な工具台に搭載された工具により荒加工された前記軸方向溝の溝端位置に、前記プローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第一溝端位置測定手段と、
    前記主軸を前記第一の回転位置から所定角度回転させ、前記第一の回転位置と異なる第二の回転位置に位置決めする第二主軸位置決めステップと、
    前記主軸を前記第二の回転位置に位置決めした状態において、第一溝端位置測定ステップにて測定した前記軸方向溝の溝端位置に前記プローブを当接させることにより、前記溝端位置を測定する第二溝端位置測定ステップと、
    測定されたそれぞれの前記回転位置における前記溝端位置と前記所定角度とに基づき前記溝端位置の径を算出する溝端径算出手段と、
    前記溝端位置の径に基づき仕上加工における前記工具による加工位置の補正量を算出する加工位置補正量算出手段と、
    算出された前記加工位置の補正量に基づき前記工具による加工指令値を補正する加工指令値補正手段と、
    を備えたことを特徴とする数値制御装置。
JP2003309132A 2003-09-01 2003-09-01 溝加工方法及び数値制御装置 Expired - Fee Related JP4048434B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003309132A JP4048434B2 (ja) 2003-09-01 2003-09-01 溝加工方法及び数値制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003309132A JP4048434B2 (ja) 2003-09-01 2003-09-01 溝加工方法及び数値制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005074584A JP2005074584A (ja) 2005-03-24
JP4048434B2 true JP4048434B2 (ja) 2008-02-20

Family

ID=34411391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003309132A Expired - Fee Related JP4048434B2 (ja) 2003-09-01 2003-09-01 溝加工方法及び数値制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4048434B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4921032B2 (ja) * 2006-05-09 2012-04-18 株式会社岡本工作機械製作所 クラウニングロ−ルの溝加工方法
CN103921194A (zh) * 2014-03-24 2014-07-16 无锡威孚高科技集团股份有限公司 在轴类零件的端面上加工出圆弧盲槽的工艺
CN111638682B (zh) * 2020-05-26 2023-04-28 四川新迎顺信息技术股份有限公司 一种使用磨损砂轮磨削周齿螺旋刃后刀面的补偿方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5047280A (ja) * 1973-05-31 1975-04-26
JPS6116048Y2 (ja) * 1981-04-30 1986-05-17
JP2637488B2 (ja) * 1988-07-28 1997-08-06 豊田工機株式会社 数値制御研削盤
JPH05312557A (ja) * 1992-05-06 1993-11-22 Honda Motor Co Ltd ワークの内径測定値補正方法および補正値表示装置
JP2574031Y2 (ja) * 1992-12-24 1998-06-11 オークマ株式会社 刃先検出装置
JPH06218662A (ja) * 1993-01-22 1994-08-09 Toyo A Tec Kk 周面に溝をもつワークの加工方法及び装置
JP3901290B2 (ja) * 1997-05-26 2007-04-04 シチズン時計株式会社 内径加工寸法の補正方法及びこの補正方法を実施可能なnc旋盤
JP3127134B2 (ja) * 1997-05-30 2001-01-22 上田日本無線株式会社 加工工具を用いてワーク基準位置を測定可能な加工機
JP2000308954A (ja) * 1999-04-26 2000-11-07 Toyoda Mach Works Ltd 内溝加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005074584A (ja) 2005-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100506480C (zh) 带有同心度修正的研磨机
US8494800B2 (en) Method and program for identifying mechanical errors
JP4051872B2 (ja) 加工部の測定方法及び加工方法
CN113518690B (zh) 切削装置以及接触位置确定程序
US20160116275A1 (en) Geometric-error identification system and geometric-error identification method
JP5581825B2 (ja) 工作機械の基準位置検出装置および基準位置検出方法
JP4510755B2 (ja) 工具刃先位置演算方法及び工作機械
US20230152772A1 (en) Positional relationship measurement method and machining apparatus
JP6803043B2 (ja) 工作機械の幾何誤差測定方法
JP7298131B2 (ja) 工作機械
JP2011206862A (ja) 多軸加工機における回転工具の位置合わせ方法
JPH05111851A (ja) 歯車測定方法および歯車測定兼用歯車研削盤
JP4048434B2 (ja) 溝加工方法及び数値制御装置
CN113547174B (zh) 齿轮加工装置
JP3840389B2 (ja) 加工方法および加工装置
WO2017051445A1 (ja) 多関節ロボットのティーチングシステム
JP4088071B2 (ja) 複合加工用工作機械におけるワ−ク端面位置検出手段およびワ−ク端面位置検出方法
JP2004348350A (ja) 工作機械の補正装置
JP2015039732A (ja) 工作機械及び工作機械を用いたワーク加工部測定方法
JP2006062031A (ja) 工作機械の自動心出し用治具
JP2012091261A (ja) 工具研削盤における熱変位補正方法、工具研削盤、ncプログラム
JP4847049B2 (ja) 極座標制御方式マシニングセンタにおける基準点誤差計測方法及び極座標制御方式マシニングセンタ
JP2019034381A (ja) 加工方法
JP7683072B1 (ja) アタッチメント主軸を用いた加工方法
JPH0641088B2 (ja) 工作機械のワーク芯出し方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050629

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees