JPH10156641A - ピストンピンのサークリップ組付け方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】サークリップをピン孔へテーパ状に縮径するガ
イド筒を用いて自動的に挿入する装置において、サーク
リップをガイド筒に対して常時確実に直交平面姿勢に保
持し、嵌入時のサークリップの姿勢不良に起因する弊害
を防止する。 【解決手段】ピストンピンの挿入されるピン孔２に隙間
無く挿入される外径を有した軸方向二つ割れの円柱体３
Ａであって、該円柱体３Ａの基部が枢支点３Ｂで連結さ
れ先端３Ｃがバネ５により開き方向に付勢され、さらに
先端面３Ｄにサークリップ６内面に前記付勢力により弾
撥的に係合する爪体４、４とを有したサークリップ把持
装置３と、一端内径が前記サークリップ６外径より大き
く、この開口端７Ａよりテーパ状に縮径するテーパ部７
Ｂ及びこのテーパ部に続いて前記ピン孔内径と同一径の
ストレート部７Ｃを有した、前記二つ割れの円筒状体よ
り短い筒状をなすガイド筒７と、図３に示すように、ガ
イド筒７と前記ピストンピンのピン孔２とを一連に貫通
可能にされた整列用ロッド８とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ピストンピンの
サークリップ組付け方法及びその装置に関し、詳しくは
サークリップをワークに対し確実に供給すると共に自動
的にピン孔内にセットする方法及び装置の改良に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】内燃機関のピストンとコンロッドとを連
接するピンをピストン内に組み込む場合、ピストンのピ
ン孔にピン抜け止め用のサークリップを予め嵌入する工
程が置かれる。

【０００３】従来、このサークリップをピン孔内に自動
的に嵌入する装置としては、テーパ状に縮径する内径を
有したガイド筒をピン孔に同軸整列し、広径側から供給
したサークリップを挿入ロッドで狭径側へ強制的に押し
込むことによりガイド筒の内径に沿って縮径させ、その
ままピン孔内へ押し込んでピン孔内面の嵌入溝に自動的
に嵌入する装置が知られている（例えば実開昭61-17863
5 号第７図、同62-123826 号、特公平7-63900 号公報)
。

【０００４】上記ガイド筒の内径は、サークリップを受
容する必要上ガイド筒の広径側内径をサークリップの変
形前の形状の外径より大径としておく必要がある。そし
てサークリップをピン孔へ向け縮径させる直前では、ガ
イド筒の広径側においてサークリップを軸線に対し直交
する平面姿勢に設置する必要がある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の装
置は、サークリップをガイド筒の広径側端に配置後挿入
ロッドで押し込むまでの間、ガイド筒の開口端に単に静
置されるだけで、しかもサークリップは無加力状態では
楕円形状をなし、ガイド筒の真円内周に沿わないので、
何らかの外力あるいは微妙なバランスの不均衡などによ
りサークリップが斜めに傾くことがある。

【０００６】従って、その姿勢のまま挿入ロッドを押し
込むとサークリップが異常変形し、正しく嵌入されない
ばかりでなくガイド筒内面も損傷されることがある問題
があった。

【０００７】このような問題を解消するものとして、サ
ークリップを孔内を通過できる径まで予め縮径し、これ
を孔内へ挿入して嵌入溝へと嵌め込む嵌入装置が提案さ
れている（例えば実開昭61-178635 号、実開昭62-12382
6 号等）。

【０００８】しかしながら、この場合挿入ロッドはサー
クリップを把持し縮径させるための複雑な機構を要し、
またその分保守点検などにも手間が係る問題があった。
この発明は上記問題点を解消することを目的としてなさ
れたものであって、サークリップをガイド筒に対して常
時確実に直交平面姿勢に保持でき、嵌入時のサークリッ
プの姿勢不良に起因する弊害を簡単な機構により防止す
ることを目的としてなされたものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】すなわち、請求項１に係
る発明は、ピストンピンのサークリップ組付け方法に関
し、ピストンピンのピン孔に嵌入されるサークリップ
を、挿入ロッド先端に前記ピン孔内周面の嵌入溝と平行
となる姿勢に保持し、一端内径が前記サークリップより
大径とされ他端内径が前記ピン孔と同一径とされたテー
パ状内面を有するガイド筒を前記ピン孔に整列配置し、
大径側開口端からサークリップを平行姿勢のまま強制的
に押し込み、テーパに沿って縮径させ、そのままの状態
で前記嵌入溝へ平行移動させ、嵌入溝位置で拡径させる
ことにより自動的に嵌入することを特徴とするものであ
る。

【００１０】請求項２に係る発明は、ピストンピンのサ
ークリップ組付け装置に関し、ピストンピンの挿入され
るピン孔に隙間無く挿入される外径を有した軸方向二つ
割れの円柱体であって、該円柱体の基部が枢支点で連結
され先端がバネにより開き方向に付勢され、さらに先端
面にサークリップ内面に前記付勢力により弾撥的に係合
する爪体とを有したサークリップ把持装置と、一端内径
が前記サークリップ外径より大きく、この開口端よりテ
ーパ状に縮径するテーパ部及びこのテーパ部に続いて前
記ピン孔内径と同一径のストレート部を有した、前記二
つ割れの円筒状体より短い筒状をなすガイド筒と、該ガ
イド筒と前記ピストンピンのピン孔とを一連に貫通可能
にされた整列用ロッドとからなることを特徴とするもの
である。

【００１１】請求項３に係る発明もピストンピンのサー
クリップ組付け装置に関し、請求項２に記載のピストン
ピンのサークリップ組付け装置において、拡径された円
柱体の先端外径より大きい開口内径を有し、この開口端
よりテーパ状に縮径するテーパ部及びこのテーパ部に続
いて前記閉じた円柱体の外径と同一径のストレート部を
有した、前記二つ割れの円柱体より短い筒状をなし二つ
割れとされた短筒体と、該二つ割れの短筒体の各セグメ
ントを軸に対し直角の方向に開閉移動させる駆動装置
と、セグメントを閉じた短筒体直下にサークリップを供
給するサークリップ供給装置とを備えたことを特徴とす
るものである。

【００１２】

【実施の形態】次にこの発明実施の形態を説明する。図
１はこの発明の実施の形態を示す正面図、図２及び図３
は要部拡大断面図である。

【００１３】この発明のピストンピンのサークリップ組
付け装置１は、図２に示すように、ピストンピンの挿入
されるピン孔２に隙間無く挿入される外径を有した軸方
向二つ割れの円柱体３Ａであって、該円柱体３Ａの基部
が枢支点３Ｂで連結され先端３Ｃがバネ５により開き方
向に付勢され、さらに先端面３Ｄにサークリップ６内面
に前記付勢力により弾撥的に係合する爪体４、４とを有
したサークリップ把持装置３と、一端内径が前記サーク
リップ６外径より大きく、この開口端７Ａよりテーパ状
に縮径するテーパ部７Ｂ及びこのテーパ部に続いて前記
ピン孔内径と同一径のストレート部７Ｃを有した、前記
二つ割れの円筒状体より短い筒状をなすガイド筒７と、
図３に示すように、ガイド筒７と前記ピストンピンのピ
ン孔２とを一連に貫通可能にされた整列用ロッド８とか
ら構成されている。

【００１４】上記において、サークリップ把持装置３と
整列用ロッド８は、図１に示すようにピストン２Ａの載
置される作業基台９に対し水平方向へ平行移動可能な基
板１０上に支持され、さらにサークリップ把持装置３と
整列用ロッド８は、それぞれピストン２Ａのピン孔２方
向に上下移動可能に取り付けられる。

【００１５】図中３Ｅ及び８Ａはサークリップ把持装置
３と整列用ロッド８を上下駆動するためのシリンダ装置
を示す。また、上記において、基板１０は基枠１１に対
し水平方向へ移動可能に支持され、その移動は基板１０
裏面に設けられたアクチュエータ（図示せず）により行
われる。

【００１６】ガイド筒７は、ピストン２Ａの載置される
作業基台９の直上に位置され、アーム１２によって支持
される。なお、ガイド筒７はピストン２Ａの種類によっ
て交換可能なようにその種類に応じた複数個が用意され
る。

【００１７】また、図中１３、１３はピストン２Ａを把
持し位置決めする支持アームを示し、ピストン２Ａはピ
ン孔２をほぼ垂直上方へ向けた姿勢で支持アーム１３、
１３間へ送り込まれる。

【００１８】図４は、他の発明の実施の形態におけるサ
ークリップの自動供給部を示す正面図、図５は図４の平
面図、図６は図５のＭ−Ｍ線断面図である。この実施の
形態に示すサークリップ組付け装置１は、図１に示した
サークリップ組付け装置１においてサークリップ６を自
動的に供給する装置１Ａを付加したものである。

【００１９】すなわち、上記構成のピストンピンのサー
クリップ組付け装置１において、拡径された円柱体３の
先端３Ｃ外径より大きい開口内径を有し、この開口端１
４Ａ（図６）よりテーパ状に縮径するテーパ部１４Ｂ及
びこのテーパ部１４Ｂに続いて前記閉じた円柱体３の外
径と同一径のストレート部１４Ｃを有した、二つ割れの
円柱体３より短い筒状をなし二つ割れとされた短筒体１
４と、該二つ割れの短筒体１４の各セグメント１４Ｘ、
１４Ｙを円柱体３の軸に対し直角な方向に開閉移動させ
る駆動装置１４Ｐ、１４Ｑと、セグメント１４Ｘ、１４
Ｙを閉じてできる短筒体１４直下にサークリップ６を供
給するサークリップ供給装置１５とを備えて構成されて
いる。

【００２０】サークリップ供給装置１５は、ガイド１５
Ａに沿って積まれたサークリップ６を最下段のものから
開いたセグメント１４Ｘ、１４Ｙ間に送り込む突き出し
ピン１５Ｂ及びこれを駆動するシリンダ装置１５Ｃから
なる。

【００２１】次にこの発明のピストンピンのサークリッ
プ組付け装置の作動を説明する。この発明における特徴
点は、サークリップ把持装置３に有り、サークリップ６
をガイド筒７に対し直交平面姿勢に保つと同時にそのま
ま挿入ロッドとして機能する点に特徴がある。

【００２２】以下動作の詳細を説明する。すなわち、図
１あるいは図２に示したサークリップ把持装置３は、先
端３Ｃ側が図７左側に示すようにバネ５で常時開き勝手
に付勢されているため、先端面３Ｄに設けた爪４、４は
図７右側に示すようにサークリップ６内面に弾撥的に係
合し、これによってサークリップ６はリング状をなす限
り真円、楕円状を問わず把持装置３先端に把持される。

【００２３】次に、ガイド筒７へ向けて押し込んでいく
際、図８に拡大して示すようにガイド筒７内面に接触す
るまでサークリップ６はサークリップ把持装置３先端で
ガイド筒７に対し直交平面内にあるように支持され、ガ
イド筒７内面に接触し始めた時点以後はサークリップ把
持装置先端面３Ｄに押されてガイド筒７内面へと押し込
まれていく。

【００２４】このとき、サークリップ把持装置３は、サ
ークリップ６と同様ガイド筒７内面との接触により先端
径を次第に狭めていき、引き続きピン孔２内へとサーク
リップ６を押し込む作動を行う。

【００２５】サークリップ６は、ピン孔２内の嵌合溝２
Ｂに至ったとき、弾撥力で拡径し溝内に自動的に嵌合す
る。一方、サークリップ把持装置３は、ガイド筒７のス
トレート部７Ｃおよびピン孔２内面に規制されて拡径し
ないから、この時点で先端の爪４、４とサークリップ６
とが離れ、サークリップ把持装置３を引き抜けばサーク
リップの嵌入が終了する。

【００２６】なお、上記において、ガイド筒７は、テー
パ部７Ｂに続いてストレート部７Ｃを有しているため、
サークリップ把持装置３の縮径条件はピン孔２内径では
なくこのストレート部７Ｃによって規制される。

【００２７】従って、このストレート部７Ｃの存在によ
りサークリップ把持装置３の先端拡開間隔が規制され、
サークリップ６が嵌入溝に嵌入した際の分離が確実に行
われる。

【００２８】次に、上記ピストンピンのサークリップ組
付け装置１において、サークリップを把持装置３先端に
自動的にセットする場合の作動は以下のとおりである。
すなわち、弾撥力で開いたサークリップ把持装置３先端
にサークリップ６を係合させるためには、一旦サークリ
ップ把持装置３先端の爪４間の間隔をサークリップ６内
径より小さく閉じる必要がある。

【００２９】内面にテーパ部１４Ａ及びストレート部１
４Ｂを有した短筒体１４がこの作用を行う。すなわち、
拡径したサークリップ把持装置３は、図９に示すように
セグメント１４Ｘ、１４Ｙを閉じてできる短筒体１４の
広径側開口端１４Ａから挿入され内面テーパ部１４Ｂで
先端３Ｃがバネ５の弾撥力に抗して縮径されつつ押し込
まれて行き、やがてストレート部１４Ｃへ至る。

【００３０】ストレート部１４Ｃではサークリップ把持
装置３の径が規制され、それ以後はストレート部１４Ｃ
で規制された外径のまま短筒体１４下面へと先端３Ｃと
爪体４を頭出する。

【００３１】この位置にサークリップ６を配置しておけ
ば、サークリップ把持装置３先端の爪４がサークリップ
６内面へと入り込む。この時点で短筒体１４を図１０に
示すように各セグメントに２つに分離すると、サークリ
ップ把持装置３の縮径制限が解かれ、開き勝手とされた
先端３Ｃが開き、バネ５の弾撥力により爪４、４がサー
クリップ６内面に係合し、支持される。

【００３２】その後、サークリップ把持装置３は図１に
示すシリンダ装置３Ｅにより上方へ引き上げられ、次い
で基板１０が基枠１１に沿って作業基台９方向へ移動す
る。このとき、作業基台９には未加工のピストン２Ａが
設置され、そのピン孔２にガイド筒７が張り出すアーム
１２によりあてがわれる。

【００３３】基板１０が作業基台９へ移動し、整列用ロ
ッド８がガイド筒７直上に来たとき、基板１０は一旦停
止し、次いでシリンダ装置８Ａにより整列用ロッド８が
下降させられる。

【００３４】このとき、整列用ロッド８はガイド筒７の
ストレート部７Ｃを経てピン孔２へと挿入されるため、
軸方向挿入圧力によりピン孔２の整列が行われる。次い
で、整列用ロッド８が引き上げられ、再び基板１０が移
動され、サークリップ６を保持したサークリップ把持装
置３がガイド筒７直上に位置され、シリンダ装置３Ｅに
よりガイド筒７へと圧入され、以後は冒頭に記載のよう
にサークリップ６が自動的に嵌入されていく。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ピン孔にサークリップを挿入する場合、テーパ状の
ガイド筒の開口端にサークリップを静置するのではな
く、挿入を行うサークリップ把持装置の先端に積極的に
把持し、その状態でピン孔内へ挿入していく構成である
から、サークリップ供給後圧入工程の間にサークリップ
が傾斜することがなく、安全確実にサークリップの挿入
が可能となる。

【００３６】また、サークリップをその把持装置先端に
セットする際も、二つ割れの短筒体を利用して行うの
で、サークリップ把持装置へのセット作業も自動的に行
え、全ての作業が人手を介することなく実施できるので
省力化にも寄与するなどの効果を有する。

【００３７】さらに、サークリップの把持装置も単なる
二つ割れの円柱体を基本とする構造であるため、構造が
非常に簡単であり安価に実施でき保守管理も容易となる
などの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】ピストンピンのサークリップ組付け装置の正面
図である。

【図２】ピストンピンのサークリップ組付け装置の部分
拡大断面図である。

【図３】同上他の部分拡大図である。

【図４】サークリップ組み付け装置の部分断面で示す正
面図である。

【図５】サークリップ組み付け装置の平面図である。

【図６】サークリップ組み付け装置の側断面図である。

【図７】サークリップ把持装置のピン嵌入動作の作動説
明図である。

【図８】同じく作動説明図である。

【図９】サークリップ把持装置にピンを把持させる作動
説明図である。

【図１０】同じく作動説明図である。

【符号の説明】

１…ピストンピンのサークリップ組付け装置 １Ａ…サークリップ自動供給装置 ２…ピン孔 ２Ａ…ピストン ３…サークリップ把持装置 ３Ａ…円柱体 ３Ｂ…枢支点 ３Ｃ…先端 ３Ｄ…先端面 ３Ｅ…サークリップ把持装置を上下駆動するシリンダ装
置 ４…爪体 ５…バネ ６…サークリップ ７…ガイド筒 ７Ａ…開口端 ７Ｂ…テーパ部 ７Ｃ…ストレート部 ８…整列用ロッド ８Ａ…整列用ロッドを上下駆動するシリンダ装置 ９…作業基台 １０…基板 １１…基枠 １２…アーム １４Ａ…開口端 １４Ｂ…テーパ部 １４Ｃ…ストレート部 １４…二つ割の短筒体 １５…サークリップ供給装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ピストンピンのピン孔に嵌入されるサーク
   リップを、挿入ロッド先端に前記ピン孔内周面の嵌入溝
   と平行となる姿勢に保持し、一端内径が前記サークリッ
   プより大径とされ他端内径が前記ピン孔と同一径とされ
   たテーパ状内面を有するガイド筒を前記ピン孔に整列配
   置し、大径側開口端からサークリップを平行姿勢のまま
   強制的に押し込み、テーパに沿って縮径させ、そのまま
   の状態で前記嵌入溝へ平行移動させ、嵌入溝位置で拡径
   させることにより自動的に嵌入することを特徴とするピ
   ストンピンのサークリップ組付け方法。
2. 【請求項２】ピストンピンの挿入されるピン孔に隙間無
   く挿入される外径を有した軸方向二つ割れの円柱体であ
   って、該円柱体の基部が枢支点で連結され先端がバネに
   より開き方向に付勢され、さらに先端面にサークリップ
   内面に前記付勢力により弾撥的に係合する爪体とを有し
   たサークリップ把持装置と、一端内径が前記サークリッ
   プ外径より大きく、この開口端よりテーパ状に縮径する
   テーパ部及びこのテーパ部に続いて前記ピン孔内径と同
   一径のストレート部を有した、前記二つ割れの円筒状体
   より短い筒状をなすガイド筒と、該ガイド筒と前記ピス
   トンピンのピン孔とを一連に貫通可能にされた整列用ロ
   ッドとからなることを特徴とするピストンピンのサーク
   リップ組付け装置。
3. 【請求項３】請求項２に記載のピストンピンのサークリ
   ップ組付け装置において、拡径された円柱体の先端外径
   より大きい開口内径を有し、この開口端よりテーパ状に
   縮径するテーパ部及びこのテーパ部に続いて前記閉じた
   円柱体の外径と同一径のストレート部を有した、前記二
   つ割れの円柱体より短い筒状をなし二つ割れとされた短
   筒体と、該二つ割れの短筒体の各セグメントを軸に対し
   直角の方向に開閉移動させる駆動装置と、セグメントを
   閉じた短筒体直下にサークリップを供給するサークリッ
   プ供給装置とを備えたことを特徴とするピストンピンの
   サークリップ組付け装置。