JPH10155U - プリペイドカード処理装置 - Google Patents

プリペイドカード処理装置

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JPH10155U
JPH10155U JP126698U JP126698U JPH10155U JP H10155 U JPH10155 U JP H10155U JP 126698 U JP126698 U JP 126698U JP 126698 U JP126698 U JP 126698U JP H10155 U JPH10155 U JP H10155U
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prepaid
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俊一 木下
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高砂電器産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリペイドカードの発行機能と受付機能と隣
接するゲーム機へのデータ送信機能とを具備させること
により、客サービスの向上に加えて、ゲーム機の交換や
カード詰まりなどの故障に伴う不都合を解消する。 【構成】 機械の前面に、カード投入口13と貨幣投入
口17とカード放出口16とが設けてある。貨幣投入口
17およびカード放出口16に対応する機械の内部に貨
幣処理部とカード発行部とが設けてある。貨幣投入口1
7へ特定の金種の紙幣が投入されると、貨幣処理部が金
種判別を行い、カード発行部がその金種に一致する金額
価値のプリペイドカードを発行する。プリペイドカード
がカード投入口13へ投入され、押釦スイッチ15が押
されると、プリペイドカードの金額価値がゲーム機のゲ
ーム実行可能回数に相当するデータに変換されてゲーム
機へ送信される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スロットマシンに用いられるメダルやパチンコゲーム機に用いら れるパチンコ玉を貸し出すための貸出機などに適用されるプリペイドカート処理 装置に関連し、殊にこの考案は、特定のゲーム機と組にして前記ゲーム機から独 立させて配備されるプリペイドカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばスロットマシンは、メダル投入口へメダルを投入することにより、毎回 のゲームが開始される仕組みのゲーム機である。この種のメダルは、一定の金額 (例えば100円)につき一定枚数(例えば5枚)が貸し出されるもので、通常 は遊戯場の随所に設置されたメダル貸出機により貸出が行われている。従って遊 戯者は、まずメダル貸出機でメダルの貸出を受けた後、いずれか機械を選択した 上でゲームを楽しむことになる。 近年、この種メダル貸出機として、プリペイドカードを用いることが可能な機 種が提案され、遊戯者は景品交換所で1枚以上のプリペイドカードを購入し、そ のプリペイドカードをメダル貸出機のカード投入口へ投入することにより、メダ ルの貸出を受けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらプリペイドカードを使い切ってしまった場合、遊戯者はその都度 景品交換所へ足を運んでプリペイドカードを購入することが必要となる。このた め遊戯者はスロットマシンとメダル貸出機と景品交換所との間を往復することに なって煩雑であり、客サービスに欠けるという問題がある。
【0004】 上記の問題を解決するものとして、プリペイドカードの発行機をゲーム機に隣 合わせて配備すると共に、ゲーム機本体にプリペイドカードの受付けおよび処理 機構を設け、プリペイドカードの投入により所定の遊戯媒体をゲーム機にセット するようにしたものが存在する(特開昭63−168195号公報)。この構成 によれば、遊戯者はプリペイドカードの購入のために席を立つ必要がないばかり でなく、購入したプリペイドカードをゲーム機に投入して直ちにゲームを行うこ とが可能となり、前記した煩雑さから解放される。
【0005】 しかしながら、近年の遊戯場ではゲーム機のモデルチェンジが頻繁に行われる ため、上記の構成の場合、新たに設置するゲーム機にも同様のプリペイドカード の処理機構を設ける必要が生じ、制作手数がかかり、コスト高となる。また取り 換えられたゲーム機が廃棄されたり、再利用されたとき、そのゲーム機からプリ ペイドカードに関する情報が外部に流出して悪用される虞があり、管理を強化し なければならないという問題も生じる。さらに使用中にカード詰まりなどの故障 が生じると、ゲーム機本体の使用も不可能となり、営業利益の損失につながると いう問題もある。
【0006】 この考案は、上記問題に着目してなされたもので、プリペイドカードの発行機 能と受付機能と隣接するゲーム機へのデータ送信機能とを具備させることにより 、客サービスの向上に加えて、ゲーム機の交換やカード詰まりなどの故障に伴う 不都合を解消したプリペイドカード処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、近接する特定のゲーム機と組にして前記ゲーム機から独立 させて配備されるプリペイドカード処理装置において、特定の金種の紙幣の投入 を受け付ける貨幣投入口と、前記貨幣投入口で受け付けられた紙幣を取り込んで 特定の金種であるかどうかを判別する貨幣処理部と、前記貨幣処理部が特定の金 種であると判別したとき、その金種に一致する金額価値のプリペイドカードを発 行するカード発行部と、プリペイドカードの投入を受け付けるカード投入口と、 前記カード投入口で受け付けられたプリペイドカードの金額価値を読み取るカー ド読取器と、前記カード読取器で読み取られた金額価値またはその金額価値に応 じたゲーム実行可能回数に関わるデータを前記ゲーム機へ送信するデータ送信部 と、前記貨幣処理部で判別された金種が特定の金種であるとき前記カード発行部 を動作可能とし、前記カード読取器で読み取られたプリペイドカードの金額価値 が所定の価値条件を満たすとき前記データ送信部を動作可能とする制御部とを備 えたものである。
【0008】 請求項2の考案は、近接する特定のゲーム機と組にして前記ゲーム機から独立 させて配備されるプリペイドカード処理装置において、複数種の金種の紙幣の投 入を受け付ける貨幣投入口と、前記貨幣投入口で受け付けられた紙幣を取り込ん で投入金額を判別する貨幣処理部と、前記貨幣処理部で判別された投入金額の範 囲内で所定の金額価値のプリペイドカードを発行するカード発行部と、プリペイ ドカードの投入を受け付けるカード投入口と、前記カード投入口で受け付けられ たプリペイドカードの金額価値を読み取るカード読取器と、前記カード読取器で 読み取られた金額価値またはその金額価値に応じたゲーム実行可能回数に関わる データを前記ゲーム機へ送信するデータ送信部と、前記貨幣処理部で判別された 投入金額が所定の金額条件を満たすとき前記カード発行部を動作可能とし、前記 カード読取器で読み取られたプリペイドカードの金額価値が所定の価値条件を満 たすとき前記データ送信部を動作可能とする制御部とを備えたものである。
【0009】 請求項3の考案では、前記カード発行部は、前記貨幣処理部で判別された投入 金額が、発行したプリペイドカードの金額価値より大きいとき、その残額に相当 する金額価値の第2のプリペイドカードを発行するようにしている。
【0010】
【作用】
請求項1のプリペイドカード処理装置では、貨幣投入口へ特定の金種の紙幣が 投入されると、貨幣処理部は投入された紙幣を取り込んで特定の金種であるかど うかを判別し、その金種に一致する金額価値のプリペイドカードがカード発行部 より発行される。一方、カード投入口へプリペイドカードが投入されると、カー ド読取器によりプリペイドカードの金額価値が読み取られ、その金額価値が所定 の価値条件を満たすとき、読み取られた金額価値またはその金額価値に応じたゲ ーム実行可能回数に関わるデータがゲーム機へ送信される。
【0011】 請求項2のプリペイドカード処理装置では、貨幣投入口へ任意の金種の紙幣が 投入されると、貨幣処理部は投入された紙幣を取り込んで投入金額を判別し、投 入金額が所定の金額条件を満たすとき、その投入金額の範囲内で所定の金額価値 のプリペイドカードがカード発行部より発行される。一方、カード投入口へプリ ペイドカードが投入されると、カード読取器によりプリペイドカードの金額価値 が読み取られ、その金額価値が所定の価値条件を満たすとき、読み取られた金額 価値またはその金額価値に応じたゲーム実行可能回数に関わるデータがゲーム機 へ送信される。
【0012】 請求項3のプリペイドカード処理装置では、貨幣投入口へ任意の金種の紙幣が 投入されると、貨幣処理部は投入された紙幣を取り込んで投入金額を判別し、投 入金額が所定の金額条件を満たすとき、その投入金額の範囲内で所定の金額価値 のプリペイドカードがカード発行部より発行される。もし、投入金額が前記プリ ペイドカードの金額価値より大きいとき、その残額に相当する金額価値の第2の プリペイドカードが発行される。
【0013】
【実施例】
図1は、遊戯場の設置台1上に、この考案が実施されたメダル貸出機2とスロ ットマシン3とを交互に整列配置した状況を示している。 各スロットマシン3は、3個のリール4a,4b,4cを持ち、機械の前面に は図柄表示部5,メダル貸与枚数表示器6,メダル投入口7,始動レバー8,3 個の停止釦スイッチ9,ゲーム釦スイッチ10,精算釦スイッチ11,メダル受 け皿12などがそれぞれ配備されている。
【0014】 図柄表示部5は各リール4a,4b,4cの周面に設けられた図柄を所定の停 止ラインに沿い整列して表示する部分であり、この図柄表示部5より内部の各リ ール4a,4b,4cの回転状況が透視できると共に、リール停止時、各リール 周面の3駒分の図柄が確認できるようになっている。
【0015】 始動レバー8は3個のリールを一斉始動させるためのもの、3個の停止釦スイ ッチ9は対応するリールを個別に停止させるためのものである。メダル投入口7 はメダルの投入を受け付ける部分であり、メダル受け皿12は精算時などにメダ ルの放出を受ける部分である。
【0016】 この実施例では、ゲームの開始に先立ち、手持ちの任意枚数のメダルを予め機 械に投入するか、或いはメダル貸出機2からメダル枚数データを転送することに より機械にメダルを貸与しておき、毎回のゲームに際してゲーム釦スイッチ10 を押操作することにより貸与メダルを消費してゲームを実行する方式(「クレジ ット方式」という)を採用している。従って前記ゲーム釦スイッチ10はゲーム の実行に際して、メダルの消費枚数に応じた回数分だけ押操作されることになる 。
【0017】 メダル貸与枚数表示器6は機械に貸与しているメダル枚数を表示し、精算釦ス イッチ11は貸与したメダルを精算してそのメダルをメダル受け皿12へ放出さ せる。
【0018】 図2は、メダル貸出機2の外観を示しており、機械の前面には、カード投入口 13,残金表示器14,送信指令用の押釦スイッチ15,カード放出口16,貨 幣投入口17などがそれぞれ設けられている。
【0019】 カード投入口13はプリペイドカードの投入を受け付ける部分であり、このカ ード投入口13に対応する機械の内部にはカード処理部(図示せず)が設けられ ている。このカード処理部は、投入されたプリペイドカードを搬出入するための カード搬送機構、プリペイドカードにエンコードされた金額価値を読み取るため のカード読取器18(図5に示す)などで構成される。
【0020】 残金表示器14はプリペイドカードの投入時の金額価値から消費された金額価 値を差し引いた残りの値(残金)を表示する。送信指令用の押釦スイッチ15は 一定の金額に相当するメダル枚数(例えば50枚分)データを特定(例えば左隣 )のスロットマシン3へ送信することを指令するためのものである。なお、この 送信データは金額データであってもよく、この場合はスロットマシン3の側で金 額をメダル枚数に変換する。
【0021】 貨幣投入口17は紙幣の投入を受け付けるための部分、またカード放出口16 は発行したプリペイドカードを放出するための部分である。この実施例では、所 定金種の紙幣(例えば1000円紙幣)のみを受け付けて、所定の金額価値(1 000円)のプリペイドカードを発行するようになっている。前記貨幣投入口1 7に対応する機械の内部には図4に例示する貨幣処理部19が、また前記カード 放出口16に対応する機械の内部には図3に例示するカード発行部20が、それ ぞれ設けられている。
【0022】 図3に示すカード発行部20は、箱状をなすケース21と、このケース21の 下面開口部に配備されるカード繰出機構22とで構成される。ケース21内には 多数枚のプリペイドカード23が積層状態で収容され、この積層体上にはカード を下方へ付勢するための適当な重量の錘板24が配備される。前記カード繰出機 構22は一対のローラ25,26間にベルト27を装着し、一方のローラにモー タ(図示せず)を連繋して成る。プリペイドカードの積層体はベルト27上に支 持され、このベルト27を矢印方向へ走行させると、最下位のプリペイドカード がカード放出口16へ繰り出される。
【0023】 図4に示す貨幣処理部19は、紙幣搬送機構28を有し、この紙幣搬送機構2 8は、一対のローラ29,30間にベルト31を装着し、一方のローラに図示し ない駆動モータを連繋して成る。紙幣搬送路沿いには複数のガイドローラ32と 、1000円紙幣を判別するための紙幣判別器33と、貨幣投入口17への紙幣 の投入を検知する第1の光電センサ34と、紙幣判別器33への紙幣の到達を検 知する第2の光電センサ35とが配備され、この紙幣搬送路の終端、すなわちベ ルト31の下方位置には紙幣収納空間36が設けられている。なお図中、37は 扉であり、この扉37を開放することにより、この紙幣収納空間36に収納され た紙幣の取出が可能である。
【0024】 図5は、メダル貸出機2の回路構成例を示すもので、マイクロコンピュータよ り成る制御部は、制御・演算の主体であるCPU38と、プログラムが格納され るROM39と、ワークエリアとしてのRAM40とを備えている。前記CPU 38にはI/Oポート41を介して光電センサなどのセンサ群42,送信指令用 の押釦スイッチ15,残金表示器14,カード読取器18,紙幣判別器33,カ ード繰出機構22,紙幣搬送機構28,送信部43などが接続される。
【0025】 前記送信部43は、カード投入口13より投入されたプリペイドカードの金額 価値が1000円以上のとき、CPU38の制御の下に、前記送信指令用の押釦 スイッチ15の押操作に応答して、1000円に相当するメダル枚数データを左 隣のスロットマシン3の制御回路部へ送信する。なお、後述する他の実施例では 、貨幣投入口17より投入された紙幣が1000円以上の紙幣であるときも、同 様のデータ送信が可能になっている。
【0026】 図6は、この考案の他の実施例にかかるメダル貸出機2の外観を示している。 この実施例は、前記実施例が1000円紙幣のみを受け付けかつ1000円のプ リペイドカードのみを発行する構成であるのに対し、5000円紙幣や1000 0円紙幣も受け付け、また押釦スイッチによる選択操作に応じてプリペイドカー ドを発行せずに1000円に相当するメダル枚数データを転送したり、或いは預 け金額に相当する金額価値のプリペイドカードを発行することを可能としたもの である。
【0027】 この実施例では、図2に示す各構成に加えて、預け金額表示器44,カード発 行用の押釦スイッチ45,転送指令用の押釦スイッチ46などが設けられている 。預け金額表示器44は個々の時点の預け金額を表示する。カード発行用の押釦 スイッチ45はプリペイドカードの発行を選択するためのもの、また転送指令用 の押釦スイッチ46はプリペイドカードを発行せずに1000円に相当するメダ ル枚数データを転送することを選択するためのものである。
【0028】 図7は、図6に示す実施例のカード発行部20の構成例を示している。図中、 21,22はケースおよびカード繰出機構であって、図3に示すものと同様の構 成である。カード繰出方向にはカード放出口16に連通するカード搬送機構47 が設けられ、そのカード搬送路沿いには預け金額に相当する金額価値をエンコー ドするための書込ヘッド48が配備されている。
【0029】 なお、図6に示す実施例で付加された構成、すなわちカード発行用の押釦スイ ッチ45,転送指令用の押釦スイッチ46,預け金額表示器44,カード搬送機 構47,書き込みヘッド48は、図5においては、破線のブロックで示してある 。
【0030】 図8は、図2の実施例におけるCPU38によるメダル貸出機2の制御手順を 示す。 同図のステップ1(図中「ST1」で示す)において、CPU38はプリペイ ドカードがカード投入口13へ投入されたか否かを判別しており、その判定が「 YES」であれば、つぎのステップ2で図示しないカード搬送機構を駆動させて プリペイドカードを取り込み、カード読取器18がそのカードの金額価値を判別 する。
【0031】 その金額価値が1000円以上であれば、ステップ3の「残金ありか?」の判 定が「YES」となり、CPU38はその金額をRAM40の所定の記憶エリア に記憶させると共に、残金表示器14に残金を表示させる。もしステップ3の判 定が「NO」であれば、ステップ5へ進み、プリペイドカードをカード投入口1 3へ返却させる。
【0032】 ステップ6は、送信指令用の押釦スイッチ15が押されたか否かを判別してお り、その判定が「YES」であれば、1000円に相当するメダル枚数データを RAM40の送信エリアに書き込み、その書込データを送信部43より左隣のス ロットマシン3の制御回路部へ送信する(ステップ7)。つぎのステップ8では CPU38はプリペイドカードの残金から1000円を差し引いて新たな金額価 値(残金)を算出してRAM40に記憶させる。もし残金が1000円以上あれ ば、つぎのステップ9の判定は「YES」であり、ステップ4に戻って残金表示 器14の表示内容を変更し、送信指令用の押釦スイッチ15の押操作に待機する 。
【0033】 つぎにプリペイドカードが投入されずに1000円紙幣が貨幣投入口17へ投 入された場合、ステップ1の判定が「NO」、ステップ10の判定が「YES」 となり、CPU38はつぎのステップ11で紙幣搬送機構28を駆動させて紙幣 を取り込み、紙幣判別器28がその紙幣の真偽や金種を判別する。
【0034】 もし1000円紙幣であれば、ステップ12の判定が「YES」となり、CP U38はカード発行部20のカード繰出機構22を駆動して、1000円のプリ ペイドカードをカード放出口16へ放出させる(ステップ13)。もし1000 円以外の紙幣であれば、ステップ12の判定が「NO」であり、投入紙幣は貨幣 投入口17へ返却させる。(ステップ14)。
【0035】 かくして遊戯者は、そのプリペイドカードをそのメダル貸出機2または他のメ ダル貸出機2のカード投入口13へ投入することにより、所望のスロットマシン 3でゲームを開始することになる。
【0036】 図9および図10は、図6に示す実施例におけるCPU38による制御手順を 示すが、プリペイドカードがカード投入口13へ投入された場合の制御手順(ス テップ1〜ステップ9)は図8と同様であり、ここではその説明は省略する。
【0037】 いま貨幣投入口17へ任意の紙幣が投入されると、ステップ10の判定が「Y ES」となり、CPU38はステップ11で紙幣搬送機構28を駆動させて紙幣 を取り込み、紙幣判別器28がその紙幣の真偽や金種を判別する。
【0038】 もし投入紙幣が1000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣のいずれ かであれば、ステップ12の判定が「YES」となり、CPU38は預け金額表 示器44にその金額を表示させるが、もしステップ12の判定が「NO」であれ ば、投入紙幣は貨幣投入口17へ返却される。(ステップ14)。
【0039】 つぎのステップ15はカード発行用の押釦スイッチ45が押されたか否か、ス テップ18は転送指令用の押釦スイッチ46が押されたか否かを判別しており、 もしステップ15が「NO」、ステップ18が「YES」であれば、CPU38 はステップ19で1000円に相当するメダル枚数データをRAM40の送信エ リアに転送し、つぎのステップ20で投入紙幣の金額より1000円を差し引い て預け金額を新たに算出し、その値をRAM20の所定エリアに記憶させる。
【0040】 つぎのステップ21は送信指令用の押釦スイッチ15が押されたか否かを判別 しており、その判定が「YES」であれば、CPU38は1000円に相当する メダル枚数データを送信部43より特定のスロットマシン3の制御回路部へ送信 する(ステップ22)。そして預け金額が存在する場合、つぎのステップ23が 「YES」となり、ステップ13へ進み、CPU38は預け金額を預け金額表示 器44に表示させてつぎの押釦操作に待機する。
【0041】 つぎにカード発行用の押釦スイッチ45が押されると、ステップ15が「YE S」となり、CPU38はカード発行部20のカード繰出機構22を駆動させ、 書込ヘッド48により預け金額に相当するプリペイドカードを発行させ、カード 放出口16へ放出させる(ステップ16)。この場合はつぎのステップ17の「 預け金ありか?」の判定は「NO」となる。
【0042】 もし紙幣投入直後にカード発行用の押釦スイッチ45が押されると、ステップ 15からステップ16へ進み、この実施例ではCPU38はカード発行部20に より1000円のプリペイドカードを発行させる。そして預け金が残っている場 合は、ステップ17からステップ13へ戻るが、この段階で引続きカード発行用 の押釦スイッチ45が押されると、CPU38は書込ヘッド48を駆動して預け 金額に相当するプリペイドカードを発行させる(ステップ16)。
【0043】
【考案の効果】
この考案は上記の如く、特定のゲーム機と組にして前記ゲーム機から独立させ てプリペイドカード処理装置を配備し、このプリペイドカード処理装置によりプ リペイドカードの発行を行うとともに、発行されたプリペイドカードを受け付け てその金額価値またはそれに応じたゲーム実行可能回数に関わるデータをゲーム 機に送信するようにしたから、遊戯者はプリペイドカードの購入や使用のために 席を立つ必要がなくなり、客サービスを向上できる。 またプリペイドカードの購入や使用をゲーム機と独立した装置で行うので、ゲ ーム機が入れ換えられた場合もデータを送信するための信号ラインの結合を行う だけですみ、ゲーム機のモデルチェンジに伴うコストが削減できる上、プリペイ ドカードに関する情報の流出が避けられる。 さらにプリペイドカード処理装置が故障した場合も、ゲーム機の使用は可能で あるため、営業収益を保持できる。
【0044】 しかも請求項1の考案によれば、特定の金種の紙幣のみが使用できるようにし 、またその金種に一致する金額価値のプリペイドカードを発行するようにしたか ら、一種類の紙幣および一種類のプリペイドカードのみを扱うことになり、貨幣 処理部やカード発行部の構成が簡易となり、プリペイドカード処理装置を安価に 製作でき、またプリペイドカード処理装置の保守や管理も容易である。
【0045】 一方、請求項2の考案によれば、複数種の金種の紙幣が使用できるようにした から、プリペイドカードの発行を受けるのに、紙幣の両替などの手数がなく、客 サービスを向上できる。
【0046】 さらに請求項3の考案によれば、投入金額が発行したプリペイドカードの金額 価値より大きいとき、その残額に相当する金額価値の第2のプリペイドカードを 発行するようにしたから、釣銭を払い出す機構を組み込む必要がなく、プリペイ ドカード処理装置の構造の複雑化を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案が実施されたメダル貸出機の配置状況
を示す正面図である。
【図2】この考案が実施されたメダル貸出機の外観を示
す正面図である。
【図3】カード発行部の構成を示す断面図である。
【図4】貨幣処理部の構成を示す説明図である。
【図5】メダル貸出機の回路構成例を示すブロック図で
ある。
【図6】メダル貸出機の他の実施例を示す正面図であ
る。
【図7】図6の実施例におけるカード発行部の構成を示
す説明図である。
【図8】図2の実施例の制御手順を示すフローチャート
である。
【図9】図6の実施例の制御手順を示すフローチャート
である。
【図10】図6の実施例の制御手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
2 メダル貸出機 13 カード投入口 15 送信指令用の押釦スイッチ 16 カード放出口 17 貨幣投入口 19 貨幣処理部 20 カード発行部 23 プリペイドカード 38 CPU

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接する特定のゲーム機と組にして前記
    ゲーム機から独立させて配備されるプリペイドカード処
    理装置において、 特定の金種の紙幣の投入を受け付ける貨幣投入口と、 前記貨幣投入口で受け付けられた紙幣を取り込んで特定
    の金種であるかどうかを判別する貨幣処理部と、 前記貨幣処理部が特定の金種であると判別したとき、そ
    の金種に一致する金額価値のプリペイドカードを発行す
    るカード発行部と、 プリペイドカードの投入を受け付けるカード投入口と、 前記カード投入口で受け付けられたプリペイドカードの
    金額価値を読み取るカード読取器と、 前記カード読取器で読み取られた金額価値またはその金
    額価値に応じたゲーム実行可能回数に関わるデータを前
    記ゲーム機へ送信するデータ送信部と、 前記貨幣処理部で判別された金種が特定の金種であると
    き前記カード発行部を動作可能とし、前記カード読取器
    で読み取られたプリペイドカードの金額価値が所定の価
    値条件を満たすとき前記データ送信部を動作可能とする
    制御部とを備えて成るプリペイドカード処理装置。
  2. 【請求項2】 近接する特定のゲーム機と組にして前記
    ゲーム機から独立させて配備されるプリペイドカード処
    理装置において、 複数種の金種の紙幣の投入を受け付ける貨幣投入口と、 前記貨幣投入口で受け付けられた紙幣を取り込んで投入
    金額を判別する貨幣処理部と、 前記貨幣処理部で判別された投入金額の範囲内で所定の
    金額価値のプリペイドカードを発行するカード発行部
    と、 プリペイドカードの投入を受け付けるカード投入口と、 前記カード投入口で受け付けられたプリペイドカードの
    金額価値を読み取るカード読取器と、 前記カード読取器で読み取られた金額価値またはその金
    額価値に応じたゲーム実行可能回数に関わるデータを前
    記ゲーム機へ送信するデータ送信部と、 前記貨幣処理部で判別された投入金額が所定の金額条件
    を満たすとき前記カード発行部を動作可能とし、前記カ
    ード読取器で読み取られたプリペイドカードの金額価値
    が所定の価値条件を満たすとき前記データ送信部を動作
    可能とする制御部とを備えて成るプリペイドカード処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記カード発行部は、前記貨幣処理部で
    判別された投入金額が、発行したプリペイドカードの金
    額価値より大きいとき、その残額に相当する金額価値の
    第2のプリペイドカードを発行するようにした請求項2
    に記載されたプリペイドカード処理装置。
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