JPH10155530A - 装身具の留め具及びこれを用いた装身具 - Google Patents

装身具の留め具及びこれを用いた装身具

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JPH10155530A
JPH10155530A JP33292396A JP33292396A JPH10155530A JP H10155530 A JPH10155530 A JP H10155530A JP 33292396 A JP33292396 A JP 33292396A JP 33292396 A JP33292396 A JP 33292396A JP H10155530 A JPH10155530 A JP H10155530A
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ring
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shaped
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Kikuo Shinoda
きくお 篠田
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PEARL SUPENSAA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装身具の留め具の着脱操作性を容易にし、ま
た、多用途性に容易に対応する。 【解決手段】 装身具を着脱する留め具の第一の部品1
02が、所定の間隔だけ隔てられた第一の端部と第二の
端部とを有する略C字形状のリング状本体141と、リ
ング状本体の第一の端部に設けられた受け部142と、
一端部が該リング状本体のリング内側から上記受け部に
当接するように他端部が該リング状本体の第二の端部に
回動自在に支持されたピン部材145とを有し、上記受
け部とピン部材の当接部分が磁石および該磁石に吸着す
る材料で形成され、第一の部品102におけるピン部材
が受け部から該リング状本体のリング内側に離脱した状
態で、第一及び第二の端部間の隙間を通して該リング状
本体と第二の部品103の係合孔104との係合、離脱
ができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネックレス、ブレ
スレッドなどの各種装身具を着脱する留め具及びこれを
用いた装身具に係り、詳しくは、装身具の着脱操作性あ
るいは多用途性を簡単に実現することが可能な装身具の
留め具及びこれを用いた装身具に関する。
【0002】
【従来の技術】装身具、例えば、ネックレスの基本的な
構造は、図6に示すようになっている。すなわち、ネッ
クレス(装身具)100は、金鎖などの装身具本体10
1と、その装身具本体101の一端に結合された第一の
金具部品102と、装身具本体101の他端に結合さ
れ、係合孔が形成された第二の金具部品103とを備え
た構造となっている。上記第一の金具部品102は、例
えば、図7に示すような構造を有している。図7におい
て、中空のリング状本体121の内部にスプリング12
5と可動部材122が収納され、スプリング125によ
って可動部材122が常時リング状本体121の一端か
ら突出して他端に当接された状態となっている。可動部
材122は突片122aを有している。可動部材122
の可動範囲に対応して、リング状本体121に該突片1
22aが貫通するスリット(図示せず)が形成されてい
る。
【0003】上記のような構造のネックレス100を身
に付ける場合、指で突片122aを操作してスプリング
125の反発力に抗して可動部材122をリング状本体
121内に収容し、リング状本体121の両端部間に隙
間を形成した状態にする。この状態を維持し、第二の金
具部材103を該隙間に入れ、リング状本体121を第
二の金具部材103の係合孔に差し入れる。その後、指
を突片122aから離すことによって、スプリング12
5の反発力により可動部材122が初期位置(図4参
照)に戻される。その結果、第一の金具部品102と第
二の金具部品103が結合し、ネックレス100がリン
グ状に形成され、身に付けられる。また一方、ネックレ
ス100を取り外す場合は、上記と同様に、指で突片1
22aを操作してリング状本体121の両端部間に隙間
を形成した状態を維持し、リング状本体121に係合し
た第二の金具部品103を該隙間を通して外す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造のネ
ックレス(装身具)100を身につける場合、取り外す
場合に、非常に小さい突片122aを操作してリング状
本体121の両端部に隙間を形成した状態を維持しなけ
ればならない。突片122aが非常に小さいことからそ
の操作自体が行ないづらい。また、スプリング125の
反発力が小さい突片122aに集中することから、第二
の金具部品103をリング状本体121に係合させる
間、及び第二の金具部品103をリング状本体121か
ら外す間、突片122aが指に食い込んで、操作感覚が
良くない。
【0005】更に、従来のネックレスの留め具は通常装
身具本体の端部に固定された一対の金具部品で構成され
ていたので、装身具本体と金具部品とは一体不可分の関
係にあると言える。従って、例えば金色や石の入った留
め具は仏事や喪に相応しくないとの考えがあり、このよ
うな場合、金色や石の入った留め具をそのまま仏事や喪
には使用し難く、ネックレスの用途が狭いものになると
いう技術的課題もある。
【0006】そこで、本発明の第一の課題は、容易な操
作で身につけること、及び取り外すことが可能なネック
レス等の装身具の留め具及びこれを用いた装身具を提供
することである。また、本発明の第二の課題は、各種用
途に容易に対応する(用途を拡大する)ことが可能な装
身具の留め具及びこれを用いた装身具を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るために、本発明に係る装身具の留め具は、請求項1に
記載されるように、装身具本体の一端に設けられた第一
の部品と、該装身具本体の他端に設けられ、係合孔が形
成された第二の部品とを備え、上記第一の部品が、所定
の間隔だけ隔てられた第一の端部と第二の端部とを有す
る略C字形状のリング状本体と、該リング状本体の第一
の端部に設けられた受け部と、一端部が該リング状本体
のリング内側から上記受け部に当接するように他端部が
該リング状本体の第二の端部に回動自在に支持されたピ
ン部材とを有し、上記受け部とピン部材の当接部分が磁
石および該磁石に吸着する材料で形成され、第一の部品
におけるピン部材が受け部から該リング状本体のリング
内側に離脱した状態で、第一及び第二の端部間の隙間を
通して該リング状本体と第二の部品の係合孔との係合、
離脱ができるようにしたものである。
【0008】上記のような留め具を有する装身具は、通
常、第一の部品におけるリング状本体の各端部に設けら
れた受け部とピン部材が当接した状態にあり、その当接
部において、磁石と該磁石に吸着する材料が吸着してい
る。その結果、リング状本体の各端部間がピン部材で閉
鎖されている。この装身具を身に付ける場合、ピン部材
をリング状本体のリング内側に回動させてピン部材と受
け部の当接状態を解除する。このピン部材と受け部の当
接状態を解除するための操作は、ピン部材をリング状本
体のリング内側に指、または、第二の部品で押してもよ
いし、リング状本体を振って、ピン部材の慣性を利用し
てもよい。このように、ピン部材と受け部との当接状態
を解除すると、リング状本体の両端部間に隙間が形成さ
れ、その隙間を通して、該リング状本体を第二の部品の
係合孔に係合させる。そして、ピン部材を受け部に当接
するまで回動させ、その当接部において、磁石によって
ピン部材と受け部が吸着固定される。その結果、第一の
部品と第二の部品が結合される。
【0009】この第一の部品と第二の部品が結合した状
態では、ピン部材がリング状本体のリング内側から受け
部に当接しているので、第二の部品をリング状本体から
外そうとしても、ピン部材が当接部に引っかかって外す
ことができない。また、この装身具を外す場合、上記と
同様に、ピン部材をリング状本体のリング内側に回動さ
せてピン部材と受け部の当接状態を解除する。その結果
リング状本体の両端部間に形成された隙間を通して第二
の部品をリング状本体から外す。上記のように、上記構
造の装身具では、ピン部材と受け部の当接状態を解除す
るためには、ピン部材と受け部との間の磁石による吸引
力に抗した力をピン部材に与えればよく、ピン部材が受
け部から離脱した後にその力を保持する必要はない。
【0010】ピン部材と受け部の当接部において、受け
部の少なくとも一部を磁石で、ピン部材の少なくとも一
部を磁石に吸着する材料(磁性体)で構成することがで
きる。また、逆に、当該当接部において、ピン部材の少
なくとも一部を磁石で、受け部の少なくとも一部を磁石
に吸着する材料で構成することもできる。さらに、上記
磁石に吸着する材料として、他の磁石を用いることもで
きる。この場合、当該当接部において、ピン部材の少な
くとも一部及び受け部の少なくとも一部の双方が磁石に
て構成される。
【0011】また、上記第二の課題を解決するために、
本発明は、請求項2に記載されるように、装身具を着脱
する留め具であって、留め具を構成する部品に連結用係
合孔を設ける一方、装身具本体の部品固定部位には連結
係止具を設けたタイプにおいて、連結係止具が、所定の
間隔だけ隔てられた第一の端部と第二の端部とを有する
略C字形状のリング状本体と、該リング状本体の第一の
端部に設けられた受け部と、一端部が該リング状本体の
リング内側から上記受け部に当接するように他端部が該
リング状本体の第二の端部に回動自在に支持されたピン
部材とを有し、上記受け部とピン部材の当接部分が磁石
および該磁石に吸着する材料で形成され、ピン部材が受
け部からリング状本体のリング内側に離脱した状態で、
第一及び第二の端部間の隙間を通して部品の連結用係合
孔とリング状本体との係合、離脱ができるようにしたも
のである。
【0012】このタイプにおいては、留め具を構成する
部品は連結係止具を介して装身具の部品固定部位に固定
されている。ここで、連結係止具の連結係止状態を解除
する、具体的には、連結係止具のピン部材をリング状本
体のリング内側に回動させてピン部材と受け部の当接状
態を解除すると、当該装身具で使用されていた留め具を
構成する部品は装身具本体から取り外される。この状態
において、他の留め具を構成する部品を連結係止具を介
して装身具本体に連結係止する、具体的には、ピン部材
をリング状本体のリング内側に回動させてピン部材と受
け部の当接状態を解除した後、リング状本体の両端部間
に形成された隙間を通して、該リング状本体を部品の連
結用係合孔に係合させ、更に、ピン部材を受け部に当接
するまで回動させ、その当接部において、磁石によって
ピン部材と受け部とを吸着固定すると、当該装身具本体
と他の留め具とが一体化される。このとき、部品と連結
係止具とが結合した状態では、ピン部材がリング状本体
のリング内側から受け部に当接し、磁気吸着されている
ので、部品をリング状本体から外そうとしても、ピン部
材が当接部に引っかかって外すことができない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 ◎実施の形態1 装身具として、ネックレスを例に説明する。このネック
レス100の基本的な構造は、図1に示すように、例え
ば金鎖等の装身具(ネックレス)本体101の一端に第
一の金具部品102が設けられ、他端に第二の金具部品
103が設けられている。そして、第二の金具部品10
3には、所定の係合孔104が形成されている。
【0014】上記第一の金具部品102は、例えば図2
に示すように構成される。図2において、この第一の金
具部品102は、例えば略楕円形状のリング状本体14
1を有している。このリング状本体141の装身具本体
101の長手方向に略直交する側方箇所には、両端部が
所定の間隔だけ離れたギャップGが形成されている。そ
して、リング状本体141のギャップGの一端には、磁
石で形成された受け部材142が、例えば、接着やロー
付け等の手法により固定されている。リング状本体14
1のギャップGの他端には、ピン部材145が軸148
によってリング状本体141と平行な面において回動自
在となるように支持されている。このように支持される
ピン部材145は、受け部材142と当接した位置から
リング状本体141のリング内側の範囲で回動できるよ
うになっている。このピン部材145は、磁石に吸着さ
れるスチールにて形成されている。
【0015】上記のような構造のネックレス100で
は、通常、図2(a)に示すように、ピン部材145が
受け部材142に当接し、磁石によって吸引された状態
となっている。そして、このネックレス100を身につ
ける場合、第二の金具部品103にて、リング状本体1
41の外側からピン部材145を押す。すると、受け部
材142に当接していたピン部材145は当該受け部材
142から離脱してリング状本体141のリング内側に
回動する。
【0016】その結果、図2(b)に示すように、リン
グ状本体141の各端部間にギャップGが形成される。
そして、第二の金具部品103の係合孔104を該ギャ
ップGを通してリング状本体141に係合させる。その
後、指により、ピン部材145を受け部材142への当
接位置に戻す。その結果、第一の金具部品102と第二
の金具部品103が連結され、ネックレス100が身に
つけられる。上記のように、ピン部材145がリングの
内側から受け部材142に当接しているので、リング状
本体141に係合した第二の金具部品103をギャップ
Gを通して当該リング状本体141から外すことができ
なくなる。即ち、確実に第一の金具部品102と第二の
金具部品103とを連結することができる。特に、本実
施の形態にあっては、両金具部品102,103を連結
した状態において、ピン部材145と受け部材142と
の係合部から離れたリング状本体141が第二の金具部
品103の係合孔104に係合することから、仮に、ピ
ン部材145がリングの内側に倒れ込んだとしても、両
金具部品102,103の連結状態が直ちに解除される
ことはない。
【0017】一方、上記のようにして身に付けたネック
レス100を取り外す場合、上記と同様に、ピン部材1
45を指などで押して、ピン部材145を受け部材14
2から離脱させる(図2(b)の状態)。この状態にお
いて、第二の金具部材103の係合孔104とリング状
本体141との係合状態を解除し、第一の金具部材10
2と第二の金具部材103とを分離する。その結果、ネ
ックレス100が取り外される。上記ピン部材145を
受け部材142から外す場合、次のようにしてもでき
る。図2(a)に示すように、リング状本体141をA
方向に振ると、ピン部材145の慣性力により、ピン部
材145が受け部材142から離れてリング内側に回動
する(B方向)。また、同様に、上記ピン部材145を
受け部材142に当接させる場合、次のようにしてもで
きる。図2(b)に示すように、リング状本体141を
C方向に振ると、ピン部材145の慣性力により、ピン
部材145がD方向に受け部材142に当接するまで回
動する。そして、ピン部材145が受け部材142に当
接すると、磁石によって吸引固定される。
【0018】上記のような構造の第一の金具部品102
を備えたネックレス100では、ピン部材145を受け
部材142から離脱させるという容易な操作にて、リン
グ状本体141に第二の金具部品103を連結するため
のギャップGを形成することができる。その結果、ネッ
クレス100を容易に身につけることが可能となる。そ
して、第一の金具部品102と第二の金具部品103が
連結した後は、受け部材142に当接するピン部材14
5によって、該第二の金具部品103がリング状本体1
41から脱却することを防止することができる。
【0019】◎実施の形態2 図3は本発明が適用された装身具の留め具の実施の形態
2を示す。図3においては、例えば真珠のネックレス1
00の留め具が示されており、この留め具は、真珠の装
身具本体101の一端部に連結係止具105を介して連
結固定される第一の金具部品106と、装身具本体10
1の他端部に同じく連結係止具105を介して連結固定
される第二の金具部品107とで構成されている。
【0020】本実施の形態では、前記連結係止具105
が装身具本体101の両端部に固定されている。この連
結係止具105の固定方法としては、例えば図3に示す
ように、真珠からなる装身具本体101をつなげる芯糸
に直接連結するようにしてもよいが、本実施の形態で
は、装身具本体101の両端部に芯糸で連結された目隠
しパーツ108を設け、この目隠しパーツ108を介し
て連結装身具105を連結固定する方法が採られてい
る。
【0021】そして、連結係止具105は、例えば図4
(a)(b)に示すように、例えば楕円形状のリング状
本体151を有している。このリング状本体151の装
身具本体101の長手方向に沿った先端箇所には、両端
部が所定の間隔だけ離れたギャップGが形成されてい
る。そして、リング状本体151のギャップGの一端に
は、磁石で形成された受け部材152が、例えば、接着
やロー付け等の手法により固定されている。リング状本
体151のギャップGの他端には、例えばスチール製の
ピン部材155が軸158によってリング状本体151
と平行な面において回動自在となるように支持されてい
る。このように支持されるピン部材155は、受け部材
152と当接した位置からリング状本体151のリング
内側の範囲で回動できるようになっている。
【0022】また、本実施の形態で用いられる留め具の
第一の金具部品106は、図3及び図5に示すように、
金具本体161の一端側に板状の挿入舌片162を突設
し、その挿入舌片162の先端に二つの係止突起163
を設ける一方、金具本体161の他端部(装身具本体1
01側端部)には連結リング164を設けたものであ
る。更に、第二の金具部品107は、図3及び図5に示
すように、中空状の金具本体171を有し、この金具本
体171の第一の金具部品106に対向した部位には挿
入舌片162が挿入される案内開口172を開設する一
方、金具本体171内には挿入された挿入舌片162の
先端の係止突起163に係脱する一対の係合片173を
配置すると共に、この一対の係合片173を弾性スプリ
ング174にて弾性支持するようにし、更に、金具本体
171の他端部(装身具本体101側端部)には連結リ
ング175を設けたものである。尚、本実施の形態で
は、係合片173の案内開口172側面には挿入舌片1
62が衝合した際に係止突起163により押し広げられ
るような曲面状のガイド面176が形成されている。
【0023】次に、本実施の形態に係るネックレスの留
め具の使用方法について説明する。今、図3に示すよう
に、装身具本体101に留め具を装着する場合について
説明すると、例えば装身具本体101の両端部にある連
結係止具105のピン部材155と受け部材152との
当接(係合)を解除し、その隙間を通じて、第一、第二
の金具部品106,107の連結リング164,175
を連結係止具105内に係合させ、しかる後、ピン部材
155を受け部材152に当接(係合)させるようにす
ればよい。このとき、ピン部材155が受け部材152
に当接すると、磁石によって吸引固定されることから、
各金具部品106,107は連結係止具105を介して
装身具本体101の端部に一体的に連結固定される。特
に、本実施の形態では、連結係止具105のピン部材1
55と受け部材152との係合部が各金具部品106,
107の連結リング164,175に対向する部位に形
成されていることから、装身具本体101の端部と金具
部品106,107の連結リング164,175とをそ
のままつき合わせて衝合させるという簡単な操作で両者
の連結を行うことが可能である。
【0024】そして、本実施の形態において、このよう
に留め具が固定されたネックレス100を装着する場合
には、図5(a)(b)に示すように、第二の金具部品
107の案内開口172に第一の金具部品106の挿入
舌片162を挿入し、第二の金具部品107の弾性変位
可能な係合片173を前記挿入舌片162の先端係止突
起163で押し広げながら、係止突起163が係合片1
73を乗り越えた箇所で当該係合片173に係止突起1
63を係止させ、両金具部品106,107を接続固定
するようにすればよい。
【0025】一方、ネックレス100を取り外す場合に
は、図5(a)(c)に示すように、第一の金具部品1
06を挿入舌片162を回転中心として矢印M方向に適
宜回転させ、挿入舌片162の傾斜姿勢に応じて弾性変
位可能な係合片173を押し広げ、係合片173間に充
分な隙間(挿入舌片162の先端に形成された係止突起
163との係合状態が解除される程度の隙間)177が
形成された状況下で前記隙間177から挿入舌片162
を抜き取り、両金具部品106,107の接続状態を解
除するようにすればよい。
【0026】特に、本実施の形態にあっては、両金具部
品106,107の接続時には直接的な連結部が第二の
金具部品107内に隠され、しかも、解除用の操作ノブ
などが外部に露呈することはないため、両金具部品10
6,107のどちらの面もデザイン面として有効に機能
させることが可能である。また、両金具部品106,1
07を接続解除する場合には、第一の金具部品106を
適宜回転した後に第二の金具部品107から挿入舌片1
62を抜き取る操作で済むため、両金具部品106,1
07の接続解除操作が極めて簡単になる。
【0027】また、仮に、上記ネックレス100を所定
の用途で使用する上で装着されている留め具のデザイン
が好ましくないような場合には、上記留め具の各金具部
品106,107を装身具本体101から取り外し、上
記用途に適したデザインの留め具の各金具部品106,
107を装身具本体101に装着して一体化するように
すればよい。従って、本実施の形態にあっては、ネック
レス本体101に対して適宜デザインの留め具をユーザ
ーの用途や好みに応じて選定することが可能になる。
【0028】
【発明の効果】以上、説明してきたように、請求項1に
記載される装身具の留め具によれば、ピン部材の簡単な
操作により留め具の両部品の接続、解除を行ない、装身
具を身に付けること、および、外すことを可能としたの
で、装身具の着脱操作性を簡略化することができる。ま
た、請求項2に記載される装身具の留め具によれば、装
身具本体に連結係止具を設け、この連結係止具のピン部
材の簡単な操作により、装身具本体に対して任意の留め
具を連結、解除するようにしたので、用途や好みに応じ
て装身具の留め具を簡単に交換することができる。更
に、これらの留め具を用いた装身具によれば、着脱操作
性に優れた装身具あるいは多用途性に適した装身具を簡
単に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る装身具(ネックレス)の留め具
の実施の形態1を示す説明図である。
【図2】 (a)は実施の形態1で用いられる第一の金
具部品の具体例を示す説明図、(b)は第一の金具部品
のピン部材が開いた状態を示す説明図である。
【図3】 本発明に係る装身具(ネックレス)の留め具
の実施の形態2を示す説明図である。
【図4】 (a)は実施の形態2で用いられる第一の金
具部品を示す説明図、(b)は第一の金具部品のピン部
材が開いた状態を示す説明図である。
【図5】 (a)は実施の形態2の両金具部品の接続状
態を示す説明図、(b)は(a)中矢印X方向から見た
矢視図、(c)は両金具部品の接続解除時の操作例を示
す(b)と同様な矢視図である。
【図6】 ネックレス(装身具)の基本的な構成を示す
説明図である。
【図7】 従来のネックレスに用いられる金具部品を示
す説明図である。
【符号の説明】
100…ネックレス,101…装身具本体,102,1
06…第一の金具部品,103,107…第二の金具部
品,105…連結係止具,141,151…リング状本
体,142,152…受け部材,145,155…ピン
部材,148,158…軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装身具を着脱する留め具であって、 装身具本体の一端に設けられた第一の部品と、 該装身具本体の他端に設けられ、係合孔が形成された第
    二の部品とを備え、 上記第一の部品は、 所定の間隔だけ隔てられた第一の端部と第二の端部とを
    有する略C字形状のリング状本体と、 該リング状本体の第一の端部に設けられた受け部と、 一端部が該リング状本体のリング内側から上記受け部に
    当接するように他端部が該リング状本体の第二の端部に
    回動自在に支持されたピン部材とを有し、 上記受け部とピン部材の当接部分が磁石および該磁石に
    吸着する材料で形成され、 第一の部品におけるピン部材が受け部から該リング状本
    体のリング内側に離脱した状態で、第一及び第二の端部
    間の隙間を通して該リング状本体と第二の部品の係合孔
    との係合、離脱ができるようにした装身具の留め具。
  2. 【請求項2】 装身具を着脱する留め具であって、 留め具を構成する部品に連結用係合孔を設ける一方、装
    身具本体の部品固定部位には連結係止具を設けたタイプ
    において、 連結係止具は、所定の間隔だけ隔てられた第一の端部と
    第二の端部とを有する略C字形状のリング状本体と、 該リング状本体の第一の端部に設けられた受け部と、 一端部が該リング状本体のリング内側から上記受け部に
    当接するように他端部が該リング状本体の第二の端部に
    回動自在に支持されたピン部材とを有し、 上記受け部とピン部材の当接部分が磁石および該磁石に
    吸着する材料で形成され、 ピン部材が受け部からリング状本体のリング内側に離脱
    した状態で、第一及び第二の端部間の隙間を通して部品
    の連結用係合孔とリング状本体との係合、離脱ができる
    ようにした装身具の留め具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の留め具を使用した
    ことを特徴とする装身具。
JP33292396A 1996-11-28 1996-11-28 装身具の留め具及びこれを用いた装身具 Pending JPH10155530A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022688A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Shokosha:Kk ネックレス連結具及びペンダント

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