JPH10155001A - ネットワークファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置の制御方法

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JPH10155001A
JPH10155001A JP32334496A JP32334496A JPH10155001A JP H10155001 A JPH10155001 A JP H10155001A JP 32334496 A JP32334496 A JP 32334496A JP 32334496 A JP32334496 A JP 32334496A JP H10155001 A JPH10155001 A JP H10155001A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローカルエリアネットワークに接続されてい
る複数のネットワークファクシミリ装置が、誤りなく画
情報を配信することのできるネットワークファクシミリ
装置の制御方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 いずれかのファクシミリ装置においてア
ドレス変換テーブルが更新されると、その更新後のアド
レス変換テーブルを通知する電子メールを全てのファク
シミリ装置に送信して、記憶しているアドレス変換テー
ブルの内容を更新しているので、同一のローカルエリア
ネットワークに接続された複数のファクシミリ装置で記
憶しているアドレス変換テーブルの内容は、ほぼ同時に
更新され、それにより、受信画情報の配信を適切に行う
ことができるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワーク上でのデータのやりとりの機能と、公衆網を
介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミリデ
ータのやりとりの機能を備えるとともに、ファクシミリ
伝送手順により受信するサブアドレス情報と、そのサブ
アドレス情報に対応したメールアドレスを関連づけて記
憶したアドレス変換テーブルを備え、公衆網を介して受
信した画情報を、その画情報受信時に相手端末より通知
されたサブアドレス情報に対応して上記アドレス変換テ
ーブルに記憶されているメールアドレスの宛先端末に、
ローカルエリアネットワークを介して送信するネットワ
ークファクシミリ装置の制御方法、および、ローカルエ
リアネットワーク上でのデータのやりとりの機能と、公
衆網を介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシ
ミリデータのやりとりの機能を備え、公衆網を介して受
信した画情報を、その画情報受信時に相手端末より通知
されたサブアドレス情報に対応した宛先端末に、ローカ
ルエリアネットワークを介して送信するネットワークフ
ァクシミリ装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルエリアネットワーク上で
のデータのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファ
クシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとり
の機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により
受信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に
対応したメールアドレスを関連づけて記憶したアドレス
変換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報
を、その画情報受信時に相手端末より通知されたサブア
ドレス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶
されているメールアドレスの宛先端末に、ローカルエリ
アネットワークを介して送信するネットワークファクシ
ミリ装置が提案されている(例えば、特開平6−164
645号公報、あるいは、特開平7−66957号公報
参照)。
【0003】このようなネットワークファクシミリ装置
を利用すると、ローカルエリアネットワークに接続した
ワークステーション装置に対し、公衆網に接続されてい
るファクシミリ装置からの画情報を配信することができ
るので、ファクシミリネットワークの利用性を大幅に拡
大することができ、非常に便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば、ロ
ーカルエリアネットワークに接続されているネットワー
クファクシミリ装置が複数ある場合に、ローカルエリア
ネットワークに接続されているワークステーション装置
の構成、あるいは、ユーザが変更になり、サブアドレス
情報とユーザアドレスとの対応付けが変更になると、お
のおののネットワークファクシミリ装置に記憶している
アドレス変換テーブルを全て更新する必要があるが、従
来装置では、このような場合には、ローカルエリアネッ
トワークの管理者が全てのネットワークファクシミリ装
置に記憶しているアドレス変換テーブルを更新する必要
があり、非常に手間がかかるという不都合を生じてい
た。
【0005】また、アドレス変換テーブルの更新内容を
誤ると、指定された宛先に画情報が適切に配信されない
という事態も生じていた。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、ローカルエリアネットワークに接続されてい
る複数のネットワークファクシミリ装置が、誤りなく画
情報を配信することのできるネットワークファクシミリ
装置の制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローカルエリ
アネットワーク上でのデータのやりとりの機能と、公衆
網を介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミ
リデータのやりとりの機能を備えるとともに、ファクシ
ミリ伝送手順により受信するサブアドレス情報と、その
サブアドレス情報に対応したメールアドレスを関連づけ
て記憶したアドレス変換テーブルを備え、公衆網を介し
て受信した画情報を、その画情報受信時に相手端末より
通知されたサブアドレス情報に対応して上記アドレス変
換テーブルに記憶されているメールアドレスの宛先端末
に、ローカルエリアネットワークを介して送信するネッ
トワークファクシミリ装置の制御方法において、同一の
ローカルエリアネットワークに接続されているネットワ
ークファクシミリ装置にそれぞれ割り当てられているメ
ールアドレスを記憶し、アドレス変換テーブルが更新さ
れると、その更新後のアドレス変換テーブルを通知する
電子メールを、上記記憶しているおのおののネットワー
クファクシミリ装置のメールアドレスに送信する一方、
アドレス変換テーブルを通知する電子メールを受信する
と、その受信した電子メールに含まれているアドレス変
換テーブルの内容で、自端末に記憶しているアドレス変
換テーブルの内容を更新するようにしたものである。
【0008】また、ローカルエリアネットワーク上での
データのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの
機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受
信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対
応したメールアドレスを関連づけて記憶したアドレス変
換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報を、
その画情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレ
ス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶され
ているメールアドレスの宛先端末に、ローカルエリアネ
ットワークを介して送信するネットワークファクシミリ
装置の制御方法において、ローカルエリアネットワーク
に接続されるネットワークファクシミリ装置のうち、少
なくとも1台をファクシミリサーバ端末に設定し、上記
アドレス変換テーブルの更新は、このファクシミリサー
バ端末を操作して行う一方、このファクシミリサーバ端
末は、同一のローカルエリアネットワークに接続されて
いるネットワークファクシミリ装置にそれぞれ割り当て
られているメールアドレスを記憶し、アドレス変換テー
ブルが更新されると、その更新後のアドレス変換テーブ
ルを通知する電子メールを、上記記憶しているおのおの
のネットワークファクシミリ装置のメールアドレスに送
信し、おのおののネットワークファクシミリ装置は、ア
ドレス変換テーブルを通知する電子メールを受信する
と、その受信した電子メールに含まれているアドレス変
換テーブルの内容で、自端末に記憶しているアドレス変
換テーブルの内容を更新するようにしたものである。
【0009】また、ローカルエリアネットワーク上での
データのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの
機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受
信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対
応したメールアドレスを関連づけて記憶したアドレス変
換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報を、
その画情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレ
ス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶され
ているメールアドレスの宛先端末に、ローカルエリアネ
ットワークを介して送信するネットワークファクシミリ
装置の制御方法において、ローカルエリアネットワーク
に接続されるネットワークファクシミリ装置のうち、少
なくとも1台をファクシミリサーバ端末に設定し、上記
アドレス変換テーブルの更新は、他の端末からこのファ
クシミリサーバ端末に対して、アドレス変更情報を送信
することで行う一方、このファクシミリサーバ端末は、
同一のローカルエリアネットワークに接続されているネ
ットワークファクシミリ装置にそれぞれ割り当てられて
いるメールアドレスを記憶し、アドレス変換テーブルが
更新されると、その更新後のアドレス変換テーブルを通
知する電子メールを、上記記憶しているおのおののネッ
トワークファクシミリ装置のメールアドレスに送信し、
おのおののネットワークファクシミリ装置は、アドレス
変換テーブルを通知する電子メールを受信すると、その
受信した電子メールに含まれているアドレス変換テーブ
ルの内容で、自端末に記憶しているアドレス変換テーブ
ルの内容を更新するようにしたものである。
【0010】また、前記ネットワークファクシミリ装置
は、電源投入時、前記アドレス変換テーブルの送信を要
求する電子メールを前記ファクシミリサーバ端末に送信
し、上記ファクシミリサーバ端末は、アドレス変換テー
ブルの送信を要求する電子メールを受信すると、そのと
きに記憶している上記アドレス変換テーブルを通知する
電子メールを、受信電子メールの送信元に返送するよう
にするとよい。
【0011】また、前記ファクシミリサーバ端末は、ア
ドレス変換テーブルの一覧表示情報を要求する電子メー
ルを受信すると、そのときに記憶している上記アドレス
変換テーブルの一覧表示情報を通知する電子メールを、
受信電子メールの送信元に返送するようにするとよい。
【0012】また、ローカルエリアネットワーク上での
データのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの
機能を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受
信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対
応したメールアドレスを関連づけて記憶したアドレス変
換テーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報を、
その画情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレ
ス情報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶され
ているメールアドレスの宛先端末に、ローカルエリアネ
ットワークを介して送信するネットワークファクシミリ
装置の制御方法において、ローカルエリアネットワーク
に接続されるネットワークファクシミリ装置のうち、少
なくとも1台をファクシミリサーバ端末に設定する一
方、このファクシミリサーバ端末には、同一のローカル
エリアネットワークに接続されているネットワークファ
クシミリ装置にそれぞれ割り当てられているメールアド
レスを記憶し、おのおののネットワークファクシミリ装
置は、アドレス変換テーブルが更新されると、その更新
後のアドレス変換テーブルを保存するとともに、上記フ
ァクシミリサーバ端末以外のネットワークファクシミリ
装置は、その更新後のアドレス変換テーブルを上記ファ
クシミリサーバ端末に通知し、上記ファクシミリサーバ
端末は、他のネットワークファクシミリ装置より更新後
のアドレス変換テーブルが通知されると、その通知され
たアドレス変換テーブルにより、記憶しているアドレス
変換テーブルの内容を更新する一方、記憶しているアド
レス変換テーブルの内容が更新されると、その更新後の
アドレス変換テーブルを通知する電子メールを、上記記
憶しているおのおののネットワークファクシミリ装置の
メールアドレスに送信し、おのおののネットワークファ
クシミリ装置は、アドレス変換テーブルを通知する電子
メールを受信すると、その受信した電子メールに含まれ
ているアドレス変換テーブルの内容で、自端末に記憶し
ているアドレス変換テーブルの内容を更新するようにす
るとよい。
【0013】また、ローカルエリアネットワーク上での
データのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの
機能を備え、公衆網を介して受信した画情報を、その画
情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情報
に対応した宛先端末に、ローカルエリアネットワークを
介して送信するネットワークファクシミリ装置の制御方
法において、ローカルエリアネットワークに接続される
ネットワークファクシミリ装置のうち、少なくとも1台
をファクシミリサーバ端末に設定し、このファクシミリ
サーバ端末には、ファクシミリ伝送手順により受信する
サブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応した
メールアドレスを関連づけて記憶したアドレス変換テー
ブルを記憶する一方、ネットワークファクシミリ装置
は、画情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレ
ス情報を対応するメールアドレスに変換する要求を上記
ファクシミリサーバ端末に通知し、上記ファクシミリサ
ーバ端末は、他のネットワークファクシミリ装置より、
サブアドレス情報をメールアドレスに変換する要求を受
けると、記憶している上記アドレス変換テーブルを参照
して対応するメールアドレスを取り出し、その取り出し
たメールアドレスを、要求元の他のネットワークファク
シミリ装置に通知するようにしたものである。
【0014】また、ローカルエリアネットワーク上での
データのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの
機能を備え、公衆網を介して受信した画情報を、その画
情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情報
に対応した宛先端末に、ローカルエリアネットワークを
介して送信するネットワークファクシミリ装置の制御方
法において、ローカルエリアネットワークに接続される
ネットワークファクシミリ装置のうち、1台を主ファク
シミリサーバ端末に設定し、他の1台を副ファクシミリ
サーバ端末に設定し、この主ファクシミリサーバ端末お
よび副ファクシミリサーバ端末には、ファクシミリ伝送
手順により受信するサブアドレス情報と、そのサブアド
レス情報に対応したメールアドレスを関連づけて記憶し
たアドレス変換テーブルを記憶する一方、ネットワーク
ファクシミリ装置は、画情報受信時に相手端末より通知
されたサブアドレス情報を対応するメールアドレスに変
換する要求を上記主ファクシミリサーバ端末に通知し、
上記主ファクシミリサーバ端末は、他のネットワークフ
ァクシミリ装置より、サブアドレス情報をメールアドレ
スに変換する要求を受けると、記憶している上記アドレ
ス変換テーブルを参照して対応するメールアドレスを取
り出し、その取り出したメールアドレスを、要求元の他
のネットワークファクシミリ装置に通知するとともに、
ネットワークファクシミリ装置は、上記主ファクシミリ
サーバ端末より、要求したサブアドレス情報に対応する
メールアドレスを受信できなかったときには、同一サブ
アドレス情報を対応するメールアドレスに変換する要求
を上記副ファクシミリサーバ端末に通知し、上記副ファ
クシミリサーバ端末は、他のネットワークファクシミリ
装置より、サブアドレス情報をメールアドレスに変換す
る要求を受けると、記憶している上記アドレス変換テー
ブルを参照して対応するメールアドレスを取り出し、そ
の取り出したメールアドレスを、要求元の他のネットワ
ークファクシミリ装置に通知するようにするとよい。
【0015】また、前記副ファクシミリサーバ端末は、
電源投入時、前記アドレス変換テーブルの送信要求を、
前記主ファクシミリサーバ端末に対して発行し、上記主
ファクシミリサーバ端末は、アドレス変換テーブルの送
信要求を上記副ファクシミリサーバ端末より受けると、
そのときに記憶している上記アドレス変換テーブルを、
上記副ファクシミリサーバ端末に通知するようにすると
よい。
【0016】また、前記主ファクシミリサーバ端末は、
記憶しているアドレス変換テーブルが更新されると、そ
の更新後のアドレス変換テーブルを前記副ファクシミリ
サーバ端末に通知し、上記副ファクシミリサーバ端末
は、上記主ファクシミリサーバ端末より更新後のアドレ
ス変換テーブルが通知されると、自端末に記憶している
アドレス変換テーブルの内容を、その通知されたアドレ
ス変換テーブルの内容に更新するようにするとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例にかかるネット
ワークシステムを示している。
【0019】同図において、ローカルエリアネットワー
クLANには、複数のワークステーション装置WS1〜
WSn、メールサーバ装置SM、および、複数のファク
シミリ装置FX1〜FXmが接続されている。
【0020】ここで、メールサーバ装置SMは、ローカ
ルエリアネットワークLANに接続されているワークス
テーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、およ
び、ファクシミリ装置FX1〜FXmに対して、電子メ
ール(後述)の収集および配布のサービスを提供するも
のである。
【0021】また、ワークステーション装置WS1〜W
Snには、ローカルエリアネットワークLANを介して
種々のデータのやりとりを行うアプリケーションソフト
ウェアや、ファクシミリ装置FX1〜FXmより受信し
た電子メールに含まれる画情報を処理するアプリケーシ
ョンソフトウェアなどの種々のプログラムが導入されて
おり、特定のユーザにより使用されるものである。ここ
で、特定のユーザは、一人または複数人のユーザであっ
てよい。
【0022】また、ファクシミリ装置FX1〜FXm
は、ローカルエリアネットワークLANに接続して、画
情報を電子メールとしてやりとりするための伝送機能
と、公衆網(PSTN)に接続し、この公衆網を伝送路
として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画
情報伝送を行う伝送機能を備えている。
【0023】さて、基本的には、ローカルエリアネット
ワークLANに接続されている端末相互間でのデータの
やりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ばれるトランス
ポートレイヤまでの伝送プロトコルと、それ以上の上位
レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロ
トコルスイート)が適用して行われる。例えば、電子メ
ールのデータのやりとりでは上位レイヤの通信プロトコ
ルとしてSMTP(Simple Mail Tran
sfer Protocol)という通信プロトコルが
適用される。
【0024】また、本実施例では、電子メールは、メー
ルサーバ装置SMにいったん蓄積された後に宛先へと配
信される蓄積配信型の伝送形態で送信される。すなわ
ち、例えば、ファクシミリ装置FX1からワークステー
ション装置WS1のユーザへの電子メールは、メールサ
ーバ装置SMにいったん蓄積される。一方、ワークステ
ーション装置WS1〜WSnおよびファクシミリ装置F
X1〜FXmは、適宜な周期でメールサーバ装置SMに
対して、自端末のユーザ宛の電子メール受信の問い合わ
せを行い、ユーザ宛の電子メールがメールサーバ装置S
Mに蓄積されているときには、メールサーバ装置SMよ
りその電子メールを受信して、自端末ユーザにその旨を
通知する。
【0025】したがって、この場合には、ワークステー
ション装置WS1は、メールサーバ装置SMに自端末の
ユーザ宛の電子メール受信の問い合わせを行った際に、
自端末のユーザ宛の電子メールがメールサーバ装置SM
に蓄積されていることが通知されるので、その電子メー
ルを受信して、適宜な方法でその旨をユーザに対して通
知する。
【0026】この通知を受けたユーザは、その電子メー
ルの内容を読み出して、内容を確認する。この場合、後
述するように電子メールの内容として、例えば、ファク
シミリ画情報のようなバイナリデータを含むものである
場合には、そのバイナリデータを適切に処理できるアプ
リケーションを起動して、電子メールの内容を確認す
る。
【0027】ここで、各端末がメールサーバ装置SMに
対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や送信要求な
どのために適用するプロトコルとしては、いわゆるPO
P(Post Office Protocol)など
を適用することができる。
【0028】また、TCP/IP,SMTP,POPな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれIETF(In
ternet Engineering Task F
orce)というインターネットに関する技術内容をま
とめている組織から発行されているRFC(Reque
st For Comments)文書により規定され
ている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC
793、SMTPはRFC821、電子メールの形式
は、RFC822,RFC1341,RFC1342な
どでそれぞれ規定されている。
【0029】図2は、ファクシミリ装置FX1〜FXm
の構成例を示している。
【0030】同図において、システム制御部1は、この
ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシ
ミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うもので
あり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行す
る制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行
するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、
システム制御部1のワークエリアを構成するものであ
り、パラメータメモリ3は、このファクシミリ装置に固
有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路
4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0031】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0032】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0033】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0034】網制御装置11は、このファクシミリ装置
を国際電話回線網PSTNに接続するためのものであ
り、自動発着信機能を備えている。
【0035】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路12は、このインターネットファクシミリ装置
をローカルエリアネットワークに接続するためのもので
あり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、
ローカルエリアネットワークおよびインターネットを介
して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやり
とりするための所定のプロトコルスイートの通信制御処
理を実行するためのものである。
【0036】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網
制御装置11、および、ローカルエリアネットワーク伝
送制御部13は、内部バス14に接続されており、これ
らの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内
部バス14を介して行われている。
【0037】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0038】さて、ファクシミリ装置FX1〜FXm
は、ファクシミリ伝送手順により受信するサブアドレス
情報と、そのサブアドレス情報に対応したメールアドレ
スを関連づけて記憶したアドレス変換テーブルを備え、
公衆網を介して受信した画情報を、その画情報受信時に
相手端末より通知されたサブアドレス情報に対応してア
ドレス変換テーブルに記憶されているメールアドレスの
宛先端末に、ローカルエリアネットワークLANを介し
て送信する。
【0039】このようなファクシミリ画情報の配信のた
めのアドレス変換テーブルの一例を図3(a)に示す。
【0040】このアドレス変換テーブルは、サブアドレ
スと、そのサブアドレスに登録されているワークステー
ション装置WS1〜WSnのメールアドレスを、対にし
て記憶するものである。
【0041】また、ファクシミリ装置FX1〜FXm
は、それぞれのファクシミリ装置FX1〜FXmに割り
当てられているメールアドレスをあらわすグループリス
トを記憶しており、その一例を同図(b)に示す。
【0042】ここで、メールアドレスに付設して記憶さ
れている「メインサーバ」、「サブサーバ」および「N
A」のサーバ種別情報は、そのメールアドレスのファク
シミリ装置FX1〜FXmが、後述するファクシミリサ
ーバに割り当てられているか否かを示すためのものであ
る。通常、メインサーバおよびサブサーバは、それぞれ
1つのファクシミリ装置に割り当てられる。
【0043】例えば、サーバ種別情報に「メインサー
バ」が記憶されているメールアドレス「faxa@**
*.co.jp」のファクシミリ装置は、メインサーバ
(後述)に割り当てられ、サーバ種別情報に「サブサー
バ」が記憶されているメールアドレス「faxb@**
*.co.jp」のファクシミリ装置は、サブサーバ
(後述)に割り当てられ、サーバ種別情報に「NA」が
記憶されているメールアドレス「faxc@***.c
o.jp」のファクシミリ装置は、ファクシミリサーバ
に割り当てられていないことをあらわす。
【0044】また、本実施例では、ファクシミリ装置F
X1〜FXmからワークステーション装置WS1〜WS
nへの受信画情報の配信は、電子メールを用いて行って
おり、その際に適用する電子メールの一例を図4に示
す。この例では、メールアドレス「faxa@***.
co.jp」のファクシミリ装置から、メールアドレス
「ws1@***.co.jp」のワークステーション
装置に送信される電子メールを示している。
【0045】電子メールは、基本的に、ヘッダ情報と本
文情報からなり、そのヘッダ情報は、基本的には、送信
日時情報をセットする「Date」フィールド、電子メ
ールの識別のための情報がセットされる「Messag
e−ID」フィールド、発信者を表示するための「Fr
om」フィールド、宛先アドレスを表示するための「T
o」フィールド、および、本文の表題などを表示するた
めに用いられる「Subject」フィールドからな
る。
【0046】したがって、この場合、送信日時が「Tu
e, 23 Jul 1996 15:45:21 +
0900(JSTを示す)」で、電子メールの識別情報
が「<XXXXXXXXXXXXXX@***.co.
jp>」である。また、発信者は「faxa@***.
co.jp>」であり、宛先アドレスは「WS1@**
*.co.jp>」である。また、「Subject」
フィールドには、ファクシミリ画情報であることをあら
わす内容の「FAX message」がセットされて
いる。
【0047】また、電子メールの本文情報は、基本的に
は、7ビットコードの可読情報でなければならないとい
う制限があるが、この場合に送信しようとするファクシ
ミリ画情報は、バイナリデータであるので直接送信する
ことができない。そこで、本実施例では、図示のよう
に、MIME(Multipurpose Inter
net Mail Extentions(多目的メー
ル);RFC1341,RFC1342)形式の情報に
変換する。
【0048】すなわち、この場合の本文情報は、この本
文情報がMIME形式であることを表示する「MIME
−Version」フィールド(この値は、「1.0」
固定)、内容の符号化方式を表示するための「Cont
ent−Transfer−Encoding」フィー
ルド(この場合は、「base64」符号化方式を使用
していることを表示)、および、画情報をbase64
符号化規則に従って符号化した後のMIME情報からな
る。
【0049】以上の構成で、ファクシミリ装置FX1が
公衆網から発呼されると、ファクシミリ装置FX1は着
信応答し、所定の伝送前手順を実行して、相手端末との
間でその画情報通信に使用する伝送機能を設定する。こ
のとき、伝送前手順において、サブアドレス信号SUB
を受信したときには、その内容を記憶しておく。
【0050】次いで、相手端末との間で所定のグループ
3ファクシミリ受信手順を実行して画情報を受信し、そ
の受信した画情報を画像蓄積装置9に保存する。そし
て、画情報受信を終了すると、所定の伝送後手順を実行
して、画情報受信動作を終了する。
【0051】次に、相手端末よりサブアドレス信号SU
Bを受信している場合には、その内容を取り出し、アド
レス変換テーブルを参照して、受信したサブアドレス信
号SUBに対応したメールアドレスを取り出す。
【0052】そして、画像蓄積装置9に保存した画情報
を、その取り出したメールアドレスに対して送信するた
めの電子メールを、上述したようなMIME形式で作成
し、ローカルエリアネットワークLANのメールサーバ
装置SMに送信する。
【0053】この電子メールは、メールサーバ装置SM
にいったん蓄積され、宛先のワークステーション装置W
S1〜WSnが受信メールをチェックするための問い合
わせをメールサーバ装置SMに対して行った際、受信メ
ールがあることが通知されるので、そのワークステーシ
ョン装置WS1〜WSnは、電子メールをメールサーバ
装置SMから受信し、電子メールを受信した旨をユーザ
に対して通知する。
【0054】そこで、この通知を受けたユーザが、受信
した電子メールを表示するように指示すると、ワークス
テーション装置WS1〜WSnは、受信した電子メール
のMIME情報の部分を復号化して受信画情報を形成
し、さらに、その受信画情報をファクシミリ復号化し
て、元のファクシミリ画像データを形成し、そのファク
シミリ画像データを表示する。
【0055】ここで、例えば、ワークステーション装置
を追加し、この追加したワークステーション装置につい
てもファクシミリ宛先のサブアドレスを設定した場合に
は、その新たなサブアドレスとワークステーション装置
のメールアドレスとの関係をあらわす情報を、上述した
アドレス変換テーブルに追加する必要がある。
【0056】この場合、例えば、ユーザがファクシミリ
装置FX1を操作して、アドレス変換テーブルの更新要
求を指定すると、ファクシミリ装置FX1は、アドレス
変換テーブルの更新処理を実行する。それにより、この
場合には、ユーザは、新たなサブアドレスと、それに登
録するメールアドレスを追加登録する。
【0057】このようにして、ユーザにより、アドレス
変換テーブルが更新されると、ファクシミリ装置FX1
は、その更新された後のアドレス変換テーブルの内容
を、グループリストに登録されている全てのメールアド
レスに対して送信する電子メールを作成し、その電子メ
ールをメールサーバ装置SMに送信する。
【0058】この電子メールの内容としては、例えば、
「Subject」フィールドに「Address C
onversion Table」など、アドレス変換
テーブルであることをあらわす内容の表題(固定値)を
セットし、本文情報として、グループリストのそれぞれ
の項目を1行ずつに配置した情報などを適用することが
できる。
【0059】これにより、ファクシミリ装置FX1〜F
Xmは、更新後のアドレス変換テーブルの内容を通知す
る電子メールを、メールサーバ装置SMより受信する。
【0060】ファクシミリ装置FX1〜FXmは、電子
メールを受信すると、その「Subject」フィール
ドの内容がアドレス変換テーブルであることをあらわす
上述した固定値になっているかどうかを調べ、その固定
値である場合には、本文情報の内容をアドレス変換テー
ブルに変換し、そのアドレス変換テーブルの内容で、記
憶しているアドレス変換テーブルの内容を更新する。
【0061】このようにして、本実施例では、いずれか
のファクシミリ装置FX1〜FXmにおいてアドレス変
換テーブルが更新されると、その更新後のアドレス変換
テーブルを通知する電子メールを全てのファクシミリ装
置FX1〜FXmに送信し、その電子メールを受信した
ファクシミリ装置FX1〜FXmでは、受信した電子メ
ールから取り出したアドレス変換テーブルの内容で、記
憶しているアドレス変換テーブルの内容を更新している
ので、同一のローカルエリアネットワークLANに接続
された複数のファクシミリ装置FX1〜FXmで記憶し
ているアドレス変換テーブルの内容は、ほぼ同時に更新
され、それにより、受信画情報の配信を適切に行うこと
ができる。
【0062】この場合、ファクシミリ装置FX1〜FX
mが画情報受信時に実行する処理の一例を図5に示す。
【0063】ファクシミリ装置は、着信検出すると、そ
の着信に応答して(処理101)、相手端末との間に呼
を張り、所定の伝送前手順を実行して、相手端末との間
でその画情報通信に使用する伝送機能を設定する(処理
102)。このとき、伝送前手順において、サブアドレ
ス信号SUBを受信したときには、その内容を記憶して
おく。
【0064】次いで、そのときに設定したモデム速度で
所定のモデムトレーニング手順(処理103)を実行し
て、そのときに使用するモデム速度を決定した後に、相
手端末との間で所定のグループ3ファクシミリ受信手順
を実行して画情報を受信し、その受信した画情報を画像
蓄積装置9に保存する(処理104)。
【0065】この画情報受信を終了すると、所定の伝送
後手順を実行し(処理105)、回線を復旧して(処理
106)、画情報受信動作を終了する。
【0066】次に、相手端末よりサブアドレス信号SU
Bを受信しているか否かを調べ(判断107)、相手端
末よりサブアドレス信号SUBを受信していて判断10
7の結果がYESになる場合には、その内容を取り出
し、アドレス変換テーブルを参照して、受信したサブア
ドレス信号SUBに対応したメールアドレスを記憶して
いるかどうかを調べる(処理108、判断109)。
【0067】受信したサブアドレス信号SUBに対応し
たメールアドレスを記憶している場合で、判断109の
結果がYESになるときには、画像蓄積装置9に保存し
た画情報を上述したbase64符号化方式で変換して
MIME情報を形成し(処理110)、その取り出した
メールアドレスに対して、その形成したMIME情報を
送信するための電子メールを、上述したような形式で作
成し(処理111)、その電子メールを、ローカルエリ
アネットワークLANのメールサーバ装置SMに送信す
る(処理112)。
【0068】また、相手端末よりサブアドレス信号SU
Bを受信していない場合で判断107の結果がYESに
なるとき、または、受信したサブアドレス信号SUBに
対応したメールアドレスを記憶していない場合で判断1
09の結果がNOになるときには、画像蓄積装置9に保
存した画情報を符号化復号化部8で復号化して元の画像
データを形成し(処理113)、その画像データをプロ
ッタ6に転送して、受信原稿を記録出力して(処理11
4)、この受信時の動作を終了する。
【0069】図6は、ユーザによりアドレス変換テーブ
ルの更新が要求操作されたときにファクシミリ装置FX
1〜FXmが実行する処理の一例を示している。
【0070】ユーザによりアドレス変換テーブルの更新
が要求操作され、判断120の結果がYESになると、
適宜な操作処理を実行して、アドレス変換テーブルの更
新操作を行わせる(処理121)。
【0071】次いで、記憶しているアドレス変換テーブ
ルの内容を読み出して(処理122)、処理121で操
作入力された情報により、アドレス変換テーブルの内容
を更新し、その更新後のアドレス変換テーブルを保存す
ることで、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を
更新する(処理123)。
【0072】次いで、その更新された後のアドレス変換
テーブルの内容を、グループリストに登録されている全
てのメールアドレスに対して送信する電子メールを作成
し(処理124)、その電子メールをメールサーバ装置
SMに送信する(処理125)。ここで、処理124で
作成する電子メールとしては、上述したように、「Su
bject」フィールドに「Address Conv
ersion Table」など、アドレス変換テーブ
ルであることをあらわす内容の表題(固定値)をセット
し、本文情報として、グループリストのそれぞれの項目
を1行ずつに配置した情報などを適用することができ
る。
【0073】図7は、電子メールを受信した場合に、フ
ァクシミリ装置FX1〜FXmが実行する処理の一例を
示している。
【0074】メールサーバ装置SMに電子メールの受信
を問い合わせた際に、電子メールが受信されていること
が通知され、その電子メールをメールサーバ装置SMよ
り受信すると(判断130の結果がYES)、その受信
した電子メールの「Subject」フィールドの内容
が、本文情報がアドレス変換テーブルであることをあら
わす上述した固定値になっているかどうかを調べる(判
断131)。
【0075】判断131の結果がYESになるときに
は、電子メールより本文情報の内容を取り出して(処理
132)、その取り出した内容に基づいてアドレス変換
テーブルを形成し、そのアドレス変換テーブルの内容
で、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を更新す
る(処理133)。
【0076】また、受信した電子メールが、アドレス変
換テーブルを運ぶものではなく、判断134の結果がN
Oになるときには、その受信した電子メールに対応した
適宜な処理を実行して(処理134)、この動作を終了
する。
【0077】ところで、上述した実施例では、全てのフ
ァクシミリ装置FX1〜FXmが、アドレス変換テーブ
ルの更新について対等な動作を行っているが、アドレス
変換テーブルの管理処理を1つのファクシミリ装置に行
わせるようにすることもできる。以下、このように、ア
ドレス変換テーブルの管理処理を行うファクシミリ装置
を、ファクシミリメインサーバ装置という。また、この
場合、ファクシミリメインサーバ装置は、ファクシミリ
装置FX1に設定されているものとする。したがって、
この場合、グループリストの内容は、図3(b)に示し
たもののうち、サーバ種別情報に「サブサーバ」の設定
項目がないものが適用される。
【0078】この場合には、ユーザは、アドレス更新操
作を、全てのファクシミリ装置FX1〜FXmについて
行うことができる。
【0079】そして、ファクシミリメインサーバ装置以
外のファクシミリ装置FX2〜FXmについて、アドレ
ス更新操作が行われた場合には、そのファクシミリ装置
FX2〜FXmは、ローカルエリアネットワークLAN
における適宜なポイント・ツー・ポイント通信アプリケ
ーションにより、ファクシミリメインサーバ装置に対し
て、更新された後のアドレス変換テーブルの内容を通知
する。
【0080】このように、ポイント・ツー・ポイント通
信によりアドレス変換テーブルの内容が通知されたファ
クシミリメインサーバ装置は、その通知された内容によ
り、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を更新す
るとともに、その更新後のアドレス変換テーブルの内容
を、グループリストに登録されているメールアドレスの
うち、自端末を除いたものに対して送信する電子メール
を作成し、その電子メールをメールサーバ装置SMに送
信する。
【0081】この電子メールの内容としては、例えば、
「Subject」フィールドに「Address C
onversion Table」など、アドレス変換
テーブルであることをあらわす内容の表題(固定値)を
セットし、本文情報として、グループリストのそれぞれ
の項目を1行ずつに配置した情報などを適用することが
できる。
【0082】これにより、ファクシミリ装置FX2〜F
Xmは、更新後のアドレス変換テーブルの内容を通知す
る電子メールを、メールサーバ装置SMより受信する。
【0083】ファクシミリ装置FX2〜FXmは、電子
メールを受信すると、その「Subject」フィール
ドの内容がアドレス変換テーブルであることをあらわす
上述した固定値になっているかどうかを調べ、その固定
値である場合には、本文情報の内容をアドレス変換テー
ブルに変換し、そのアドレス変換テーブルの内容で、記
憶しているアドレス変換テーブルの内容を更新する。
【0084】また、ファクシミリ装置FX2〜FXm
は、電源投入してシステムが立ち上がるとき、所定の内
部初期化処理を実行した後に、上述したポイント・ツー
・ポイント通信アプリケーションにより、ファクシミリ
メインサーバ装置に対して、アドレス変換テーブルの取
得を要求する。
【0085】これにより、ファクシミリメインサーバ装
置は、そのポイント・ツー・ポイント通信アプリケーシ
ョンの同一のセッションにおいて、記憶しているアドレ
ス変換テーブルの内容を、要求元のファクシミリ装置F
X2〜FXmに送信する。
【0086】このようにして、アドレス変換テーブルを
受信すると、ファクシミリ装置FX2〜FXmは、その
受信したアドレス変換テーブルを保存する。これによ
り、ファクシミリ装置FX2〜FXmは、最新のアドレ
ス変換テーブルを保持することができる。
【0087】このようにして、本実施例では、ファクシ
ミリメインサーバ装置により、アドレス変換テーブルの
管理を集中して行っているので、ローカルエリアネット
ワークLANに接続されている全てのファクシミリ装置
FX1〜FXmは、常に、同一のアドレス変換テーブル
を保持することができ、受信画情報の配信動作を適切に
行うことができる。
【0088】また、アドレス変換テーブルの更新後の内
容をファクシミリメインサーバ装置に通知する場合、お
よび、ファクシミリ装置が立ち上がり時にファクシミリ
メインサーバ装置に対してアドレス変換テーブルの取得
を要求する場合には、電子メールを使わずに、より実時
間性の高いポイント・ツー・ポイント通信を使うので、
アドレス変換テーブルの更新および取得をより迅速に行
うことができる。
【0089】図8および図9は、ファクシミリメインサ
ーバ装置が、アドレス変換テーブルの管理について実行
する処理の要部を示している。
【0090】まず、ファクシミリメインサーバ装置は、
ユーザによりアドレス変換テーブルの更新が要求操作さ
れるか、あるいは、ローカルエリアネットワークLAN
においてポイント・ツー・ポイント通信の開始が要求さ
れることを監視している(判断201,202のNOル
ープ)。
【0091】ここで、ユーザによりアドレス変換テーブ
ルの更新が要求操作された場合で、判断201の結果が
YESになると、適宜な操作処理を実行して、アドレス
変換テーブルの更新操作を行わせる(処理203)。
【0092】次いで、記憶しているアドレス変換テーブ
ルの内容を読み出して(処理204)、処理203で操
作入力された情報により、アドレス変換テーブルの内容
を更新し、その更新後のアドレス変換テーブルを保存す
ることで、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を
更新する(処理205)。
【0093】そして、その更新された後のアドレス変換
テーブルの内容を、グループリストに登録されているメ
ールアドレスのうち自端末以外のメールアドレスに対し
て送信する電子メールを作成し(処理206)、その電
子メールをメールサーバ装置SMに送信する(処理20
7)。ここで、処理206で作成する電子メールとして
は、上述したように、「Subject」フィールドに
「Address Conversion Tabl
e」など、アドレス変換テーブルであることをあらわす
内容の表題(固定値)をセットし、本文情報として、グ
ループリストのそれぞれの項目を1行ずつに配置した情
報などを適用することができる。
【0094】また、ローカルエリアネットワークLAN
においてポイント・ツー・ポイント通信の開始が要求さ
れた場合で、判断202の結果がYESになると、その
開始要求先に対して、所定の応答信号を送出し(処理2
08)、相手端末よりコマンドを受信し(処理20
9)、そのコマンドが、アドレス変換テーブル更新をあ
らわすものであるかどうかを調べる(判断210)。
【0095】受信したコマンドが、アドレス変換テーブ
ル更新をあらわすものであり、判断210の結果がYE
Sになるときには、更新後のアドレス変換テーブルを受
信し(処理211)、そのときのポイント・ツー・ポイ
ント通信を終了する(処理212)。そして、そのとき
に受信したアドレス変換テーブルの内容を記憶すること
で、保存しているアドレス変換テーブルの内容を更新し
(処理213)、その更新後のアドレス変換テーブルの
内容を他のファクシミリ装置FX2〜FXmに通知する
ために、処理206に移行して、それ以降の処理を実行
する。
【0096】また、受信したコマンドがアドレス変換テ
ーブル更新をあらわすものではない場合で、判断210
の結果がNOになるときには、受信したコマンドがアド
レス変換テーブルの取得を要求するものであるかどうか
を調べる(判断214)。
【0097】受信したコマンドがアドレス変換テーブル
の取得を要求するものであり、判断214の結果がYE
Sになるときには、保存しているアドレス変換テーブル
を読み出して、そのアドレス変換テーブルを相手先に送
信し(処理215)、そのときのポイント・ツー・ポイ
ント通信を終了し(処理216)、このときの動作を終
了する。
【0098】また、受信したコマンドがアドレス変換テ
ーブルの取得を要求するものではなく、判断214の結
果がNOになるときには、受信したコマンドに対応した
適宜な処理を実行し(処理217)、処理216に移行
してそのときのポイント・ツー・ポイント通信を終了
し、このときの動作を終了する。
【0099】図10は、ファクシミリ装置FX2〜FX
mが電源投入時に実行する処理の要部を示している。
【0100】ファクシミリ装置FX2〜FXmは、電源
投入してシステムが立ち上がるとき、所定の内部初期化
処理を実行した後に(処理220)、ファクシミリメイ
ンサーバ装置に対してポイント・ツー・ポイント通信を
開始し(処理221)、ファクシミリメインサーバ装置
より応答信号を受信すると(処理222)、アドレス変
換テーブルの取得を要求するコマンドを送信する(処理
223)。
【0101】そして、ファクシミリメインサーバ装置よ
り、アドレス変換テーブルを受信すると(処理22
4)、そのときのポイント・ツー・ポイント通信を終了
して(処理225)、その受信したアドレス変換テーブ
ルを保存して(処理226)、この動作を終了する。
【0102】図11は、アドレス変換テーブルの更新に
ついて、ファクシミリ装置FX2〜FXmが実行する処
理の要部を示している。
【0103】まず、ファクシミリ装置FX2〜FXm
は、ユーザによりアドレス変換テーブルの更新が要求操
作されるか、あるいは、電子メールを受信することを監
視している(判断230,231のNOループ)。
【0104】ここで、ユーザによりアドレス変換テーブ
ルの更新が要求操作された場合で、判断230の結果が
YESになると、適宜な操作処理を実行して、アドレス
変換テーブルの更新操作を行わせる(処理232)。
【0105】次いで、記憶しているアドレス変換テーブ
ルの内容を読み出して(処理233)、処理232で操
作入力された情報により、アドレス変換テーブルの内容
を更新し、その更新後のアドレス変換テーブルを保存す
ることで、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を
更新する(処理234)。
【0106】次いで、ファクシミリメインサーバ装置に
対してポイント・ツー・ポイント通信を開始し(処理2
35)、ファクシミリメインサーバ装置より応答信号を
受信すると(処理236)、アドレス変換テーブルの更
新を要求するコマンドを送信する(処理237)。
【0107】そして、更新後のアドレス変換テーブルを
送信すると(処理238)、そのときのポイント・ツー
・ポイント通信を終了して(処理239)、この動作を
終了する。
【0108】また、電子メールを受信した場合で、判断
231の結果がYESになるときには、その受信した電
子メールの「Subject」フィールドの内容が、本
文情報がアドレス変換テーブルであることをあらわす上
述した固定値になっているかどうかを調べる(判断24
0)。
【0109】判断240の結果がYESになるときに
は、電子メールより本文情報の内容を取り出して(処理
241)、その取り出した内容に基づいてアドレス変換
テーブルを形成し、そのアドレス変換テーブルの内容
で、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を更新す
る(処理242)。
【0110】また、受信した電子メールが、アドレス変
換テーブルを運ぶものではなく、判断240の結果がN
Oになるときには、その受信した電子メールに対応した
適宜な処理を実行して(処理243)、この動作を終了
する。
【0111】さて、上述した実施例では、ファクシミリ
メインサーバ装置以外のファクシミリ装置にも、アドレ
ス変換テーブルを記憶させているが、ファクシミリメイ
ンサーバ装置にのみアドレス変換テーブルを記憶し、他
のファクシミリ装置は、サブアドレスの変換の必要が生
じた場合に、その変換をファクシミリメインサーバ装置
に対して要求するようにすることもできる。
【0112】その場合、例えば、ファクシミリ装置FX
2〜FXmが画情報受信して、そのときに相手端末より
サブアドレス信号SUBが通知されている場合、上述し
たポイント・ツー・ポイント通信により、ファクシミリ
メインサーバ装置に対して、サブアドレスをメールアド
レスに変換する処理の要求を行う。
【0113】ファクシミリメインサーバ装置は、サブア
ドレスの変換要求を受けると、自端末で記憶しているア
ドレス変換テーブルを参照して、通知されたサブアドレ
スに対応したメールアドレスを検索し、対応するメール
アドレスを見つけ出すと、その見つけ出したメールアド
レスを要求元のファクシミリ装置に送信する。
【0114】それにより、メールアドレスを受信したフ
ァクシミリ装置は、画像蓄積装置9に保存した画情報
を、その受信したメールアドレスに対して送信するため
の電子メールを、上述したようなMIME形式で作成
し、ローカルエリアネットワークLANのメールサーバ
装置SMに送信する。
【0115】このようにして、ファクシミリメインサー
バ装置にのみ、アドレス変換テーブルを保存させるよう
にすることで、全てのファクシミリ装置FX1〜FXm
が、全く同一のアドレス変換テーブルを用いた画情報の
配信動作を行うので、画情報の配信先を誤るような不具
合を解消することができる。
【0116】また、この場合には、ファクシミリメイン
サーバ装置にのみ、アドレス変換テーブルの更新操作を
行うようにすることもできる。
【0117】図12および図13は、この場合に、ファ
クシミリメインサーバ装置がアドレス変換テーブルにつ
いて行う処理の要部を示している。
【0118】まず、ファクシミリメインサーバ装置は、
ユーザによりアドレス変換テーブルの更新が要求操作さ
れるか、あるいは、ローカルエリアネットワークLAN
においてポイント・ツー・ポイント通信の開始が要求さ
れることを監視している(判断301,302のNOル
ープ)。
【0119】ここで、ユーザによりアドレス変換テーブ
ルの更新が要求操作された場合で、判断301の結果が
YESになると、適宜な操作処理を実行して、アドレス
変換テーブルの更新操作を行わせる(処理303)。
【0120】次いで、記憶しているアドレス変換テーブ
ルの内容を読み出して(処理304)、処理303で操
作入力された情報により、アドレス変換テーブルの内容
を更新し、その更新後のアドレス変換テーブルを保存す
ることで、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を
更新して(処理305)、この動作を終了する。
【0121】また、ローカルエリアネットワークLAN
においてポイント・ツー・ポイント通信の開始が要求さ
れた場合で、判断302の結果がYESになると、その
開始要求先に対して、所定の応答信号を送出し(処理3
06)、相手端末よりコマンドを受信すると(処理30
7)、そのコマンドが、サブアドレス変換を要求するも
のであるかどうかを調べる(判断308)。
【0122】受信したコマンドが、サブアドレス変換要
求をあらわすものであり、判断308の結果がYESに
なるときには、アドレス変換テーブルを参照して、受信
したサブアドレスに対応したメールアドレスを記憶して
いるかどうかを調べる(処理309、判断310)。
【0123】受信したサブアドレスに対応したメールア
ドレスを記憶している場合で、判断309の結果がYE
Sになるときには、そのメールアドレスを相手端末に送
出し(処理311)、ポイント・ツー・ポイント通信を
終了して(処理312)、この動作を終了する。
【0124】また、受信したサブアドレスに対応したメ
ールアドレスを記憶しない場合で、判断309の結果が
NOになるときには、サブアドレスが登録されていない
旨を相手端末に通知し(処理313)、処理312に移
行してポイント・ツー・ポイント通信を終了して、この
動作を終了する。
【0125】また、受信したコマンドがサブアドレス変
換要求をあらわすものではない場合で、判断308の結
果がNOになるときには、受信したコマンドに対応した
適宜な処理を実行し(処理314)、処理312に移行
してそのときのポイント・ツー・ポイント通信を終了
し、このときの動作を終了する。
【0126】また、この場合のファクシミリ装置FX2
〜FXmの受信時の処理の一例を図14(a),(b)
に示す。なお、この場合、ファクシミリメインサーバ装
置は、画情報受信時には、図5に示したと同様の処理を
行う。
【0127】ファクシミリ装置は、着信検出すると、そ
の着信に応答して(処理320)、相手端末との間に呼
を張り、所定の伝送前手順を実行して、相手端末との間
でその画情報通信に使用する伝送機能を設定する(処理
321)。このとき、伝送前手順において、サブアドレ
ス信号SUBを受信したときには、その内容を記憶して
おく。
【0128】次いで、そのときに設定したモデム速度で
所定のモデムトレーニング手順(処理322)を実行し
て、そのときに使用するモデム速度を決定した後に、相
手端末との間で所定のグループ3ファクシミリ受信手順
を実行して画情報を受信し、その受信した画情報を画像
蓄積装置9に保存する(処理323)。
【0129】この画情報受信を終了すると、所定の伝送
後手順を実行し(処理324)、回線を復旧して(処理
325)、画情報受信動作を終了する。
【0130】次に、相手端末よりサブアドレス信号SU
Bを受信しているか否かを調べ(判断326)、相手端
末よりサブアドレス信号SUBを受信していて判断32
6の結果がYESになる場合には、ファクシミリメイン
サーバ装置に対してポイント・ツー・ポイント通信を開
始し(処理327)、ファクシミリメインサーバ装置よ
り応答信号を受信すると(処理328)、サブアドレス
変換を要求するコマンドを送信する(処理329)。
【0131】そして、ファクシミリメインサーバ装置よ
りデータを受信すると(処理330)、そのときのポイ
ント・ツー・ポイント通信を終了し、有効なメールアド
レスを受信したかどうかを調べる(判断331)。
【0132】ファクシミリメインサーバ装置より有効な
メールアドレスをデータ受信した場合で、判断331の
結果がYESになるときには、画像蓄積装置9に保存し
た画情報を上述したbase64符号化方式で変換して
MIME情報を形成し(処理332)、そのときに通知
されたメールアドレスに対して、その形成したMIME
情報を送信するための電子メールを、上述したような形
式で作成し(処理333)、その電子メールを、ローカ
ルエリアネットワークLANのメールサーバ装置SMに
送信する(処理334)。
【0133】また、相手端末よりサブアドレス信号SU
Bを受信していない場合で判断326の結果がYESに
なるとき、または、ファクシミリメインサーバ装置に、
通知したサブアドレスに対応したメールアドレスが記憶
されていない場合で判断331の結果がNOになるとき
には、画像蓄積装置9に保存した画情報を符号化復号化
部8で復号化して元の画像データを形成し(処理33
5)、その画像データをプロッタ6に転送して、受信原
稿を記録出力して(処理336)、この受信時の動作を
終了する。
【0134】さて、上述した実施例では、ファクシミリ
メインサーバ装置がシステムダウンしているとき、ファ
クシミリ装置FX2〜FXmが画情報受信した場合に
は、ファクシミリ装置FX2〜FXmは、サブアドレス
をメールアドレスに変換できないので、受信画情報の配
信動作を行えないという事態を生じる。この場合には、
ファクシミリメインサーバ装置が復旧して、正常稼動す
るまで待つしかない。
【0135】そこで、ファクシミリメインサーバ装置を
補助するファクシミリサブサーバ装置を、ファクシミリ
メインサーバ装置とは別途設けることで、ファクシミリ
メインサーバ装置がシステムダウンしている場合でも、
サブアドレスをメールアドレスに変換させることができ
る。ここで、以下の説明において、ファクシミリ装置F
X2をファクシミリサブサーバ装置に設定するものとす
る。したがって、この場合のグループリストの内容は、
図3(b)に示したものがそのまま適用される。
【0136】また、ファクシミリメインサーバ装置とフ
ァクシミリサブサーバ装置で記憶するアドレス変換テー
ブルの内容を一致させるために、ファクシミリメインサ
ーバ装置でアドレス変換テーブルの内容が更新された場
合は、更新後のアドレス変換テーブルを電子メールによ
りファクシミリサブサーバ装置に通知して、ファクシミ
リサブサーバ装置で記憶しているアドレス変換テーブル
の内容を更新させるようにする。
【0137】また、逆に、ファクシミリサブサーバ装置
でアドレス変換テーブルの内容が更新された場合は、更
新後のアドレス変換テーブルを、上述と同様の内容の電
子メールによりファクシミリメインサーバ装置に通知す
ることで、稼動状態に復旧したファクシミリメインサー
バ装置に対し、記憶しているアドレス変換テーブルの内
容を確実に更新できるようにする。
【0138】一方、ファクシミリサブサーバ装置は、電
源投入時の立ち上がり時において、ファクシミリメイン
サーバ装置に対し、アドレス変換テーブルとグループリ
ストの取得を要求し、ファクシミリメインサーバ装置よ
り受信したアドレス変換テーブルとグループリストの内
容を保存する。
【0139】また、この場合、ファクシミリ装置FX3
〜FXmにおいて、ユーザによるサブアドレスとメール
アドレスの更新操作を行えるようにすることで、かかる
更新作業をファクシミリ装置FX3〜FXmにおいても
実行できるようにする。そして、ファクシミリ装置FX
3〜FXmにおいて、かかる更新操作が行われた場合、
ファクシミリ装置FX3〜FXmは、その更新内容をフ
ァクシミリメインサーバ装置、あるいは、ファクシミリ
サブサーバ装置に通知する。
【0140】この通知を受けたファクシミリメインサー
バ装置、あるいは、ファクシミリサブサーバ装置は、通
知された内容に基づいて記憶しているアドレス変換テー
ブルの内容を更新するとともに、その更新後のアドレス
変換テーブルを、上述した方法により、ファクシミリサ
ブサーバ装置、あるいは、ファクシミリメインサーバ装
置にそれぞれ通知する。
【0141】図15は、ファクシミリメインサーバ装置
が電子メールを受信した場合に実行する処理の要部を示
している。
【0142】メールサーバ装置SMより電子メールを受
信すると(判断401の結果がYES)、その受信した
電子メールの「Subject」フィールドの内容が、
本文情報がアドレス変換テーブルであることをあらわす
上述した固定値になっているかどうかを調べる(判断4
02)。
【0143】判断402の結果がYESになるときに
は、電子メールより本文情報の内容を取り出して(処理
403)、その取り出した内容に基づいてアドレス変換
テーブルを形成し、そのアドレス変換テーブルの内容
で、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を更新す
る(処理404)。
【0144】また、受信した電子メールが、アドレス変
換テーブルを運ぶものではなく、判断402の結果がN
Oになるときには、その受信した電子メールに対応した
適宜な処理を実行して(処理405)、この動作を終了
する。
【0145】図16および図17は、アドレス変換テー
ブルの更新について、ファクシミリメインサーバ装置が
実行する処理の一例を示している。
【0146】まず、ファクシミリメインサーバ装置は、
ユーザによりアドレス変換テーブルの更新が要求操作さ
れるか、あるいは、ローカルエリアネットワークLAN
においてポイント・ツー・ポイント通信の開始が要求さ
れることを監視している(判断410,411のNOル
ープ)。
【0147】ここで、ユーザによりアドレス変換テーブ
ルの更新が要求操作された場合で、判断410の結果が
YESになると、適宜な操作処理を実行して、アドレス
変換テーブルの更新操作を行わせる(処理412)。
【0148】次いで、記憶しているアドレス変換テーブ
ルの内容を読み出して(処理413)、処理412で操
作入力された情報により、アドレス変換テーブルの内容
を更新し、その更新後のアドレス変換テーブルを保存す
ることで、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を
更新する(処理414)。
【0149】そして、その更新された後のアドレス変換
テーブルの内容を、グループリストにサブサーバとして
登録されているメールアドレスに対して送信する電子メ
ールを作成し(処理415)、その電子メールをメール
サーバ装置SMに送信する(処理416)。ここで、処
理415で作成する電子メールとしては、上述したよう
に、「Subject」フィールドに「Address
Conversion Table」など、アドレス
変換テーブルであることをあらわす内容の表題(固定
値)をセットし、本文情報として、グループリストのそ
れぞれの項目を1行ずつに配置した情報などを適用する
ことができる。
【0150】また、ローカルエリアネットワークLAN
においてポイント・ツー・ポイント通信の開始が要求さ
れた場合で、判断411の結果がYESになると、その
開始要求先に対して、所定の応答信号を送出し(処理4
17)、相手端末よりコマンドを受信すると(処理41
8)、そのコマンドが、サブアドレス変換を要求するも
のであるか、アドレス変換テーブルの取得を要求するも
のであるか、あるいは、アドレス登録内容の変更を要求
するものであるかを調べる(判断419,420,42
1)。
【0151】受信したコマンドが、サブアドレス変換要
求をあらわすものであり、判断419の結果がYESに
なるときには、アドレス変換テーブルを参照して、受信
したサブアドレスに対応したメールアドレスを記憶して
いるかどうかを調べる(処理422、判断423)。
【0152】受信したサブアドレスに対応したメールア
ドレスを記憶している場合で、判断423の結果がYE
Sになるときには、そのメールアドレスを相手端末に送
出し(処理424)、ポイント・ツー・ポイント通信を
終了して(処理425)、この動作を終了する。
【0153】また、受信したサブアドレスに対応したメ
ールアドレスを記憶していない場合で、判断423の結
果がNOになるときには、サブアドレスが登録されてい
ない旨を相手端末に通知し(処理426)、処理425
に移行してポイント・ツー・ポイント通信を終了し、こ
の動作を終了する。
【0154】また、受信したコマンドがアドレス変換テ
ーブルの取得を要求するものであり、判断420の結果
がYESになるときには、記憶しているアドレス変換テ
ーブルとグループリストを取り出して、相手端末に送信
し(処理427)、処理425に移行してポイント・ツ
ー・ポイント通信を終了し、この動作を終了する。
【0155】また、受信したコマンドがアドレス登録内
容の変更を要求するものであり、判断421の結果がY
ESになるときには、アドレス登録内容の変更データを
受信し(処理428)、ポイント・ツー・ポイント通信
を終了し(処理429)、そのときに受信した変更デー
タに基づいて、アドレス変換テーブルの内容を更新し、
その更新したアドレス変換テーブルを保存する(処理4
30)。そして、処理415へ移行し、更新後のアドレ
ス変換テーブルの内容をファクシミリサブサーバに通知
する電子メールを送信して、この動作を終了する。
【0156】また、受信したコマンドが、サブアドレス
変換を要求するものでも、アドレス変換テーブルの取得
を要求するものでも、アドレス登録内容の変更を要求す
るものでもなく、判断421の結果がNOになるときに
は、受信したコマンドに対応した適宜な処理を実行し
(処理431)、処理425に移行してそのときのポイ
ント・ツー・ポイント通信を終了し、このときの動作を
終了する。
【0157】図18は、ファクシミリサブサーバ装置が
電源投入時に実行する処理の要部を示している。
【0158】ファクシミリサブサーバ装置は、電源投入
してシステムが立ち上がるとき、所定の内部初期化処理
を実行した後に(処理440)、ファクシミリメインサ
ーバ装置に対してポイント・ツー・ポイント通信を開始
し(処理441)、ファクシミリメインサーバ装置より
応答信号を受信すると(処理442)、アドレス変換テ
ーブルの取得を要求するコマンドを送信する(処理44
3)。
【0159】そして、ファクシミリメインサーバ装置よ
り、アドレス変換テーブルとグループリストを受信する
と(処理444)、そのときのポイント・ツー・ポイン
ト通信を終了して(処理445)、その受信したアドレ
ス変換テーブルおよびグループリストを保存して(処理
446)、この動作を終了する。
【0160】図19および図20は、アドレス変換テー
ブルの更新について、ファクシミリサブサーバ装置が実
行する処理の一例を示している。
【0161】まず、ファクシミリサブサーバ装置は、ユ
ーザによりアドレス変換テーブルの更新が要求操作され
るか、あるいは、ローカルエリアネットワークLANに
おいてポイント・ツー・ポイント通信の開始が要求され
ることを監視している(判断450,451のNOルー
プ)。
【0162】ここで、ユーザによりアドレス変換テーブ
ルの更新が要求操作された場合で、判断450の結果が
YESになると、適宜な操作処理を実行して、アドレス
変換テーブルの更新操作を行わせる(処理452)。
【0163】次いで、記憶しているアドレス変換テーブ
ルの内容を読み出して(処理453)、処理452で操
作入力された情報により、アドレス変換テーブルの内容
を更新し、その更新後のアドレス変換テーブルを保存す
ることで、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を
更新する(処理454)。
【0164】そして、その更新された後のアドレス変換
テーブルの内容を、グループリストにメインサーバとし
て登録されているメールアドレスに対して送信する電子
メールを作成し(処理455)、その電子メールをメー
ルサーバ装置SMに送信する(処理456)。ここで、
処理415で作成する電子メールとしては、上述したよ
うに、「Subject」フィールドに「Addres
s Conversion Table」など、アドレ
ス変換テーブルであることをあらわす内容の表題(固定
値)をセットし、本文情報として、グループリストのそ
れぞれの項目を1行ずつに配置した情報などを適用する
ことができる。
【0165】また、ローカルエリアネットワークLAN
においてポイント・ツー・ポイント通信の開始が要求さ
れた場合で、判断451の結果がYESになると、その
開始要求先に対して、所定の応答信号を送出し(処理4
57)、相手端末よりコマンドを受信すると(処理45
8)、そのコマンドが、サブアドレス変換を要求するも
のであるか、あるいは、アドレス登録内容の変更を要求
するものであるかを調べる(判断459,460)。
【0166】受信したコマンドが、サブアドレス変換要
求をあらわすものであり、判断459の結果がYESに
なるときには、アドレス変換テーブルを参照して、受信
したサブアドレスに対応したメールアドレスを記憶して
いるかどうかを調べる(処理461、判断462)。
【0167】受信したサブアドレスに対応したメールア
ドレスを記憶している場合で、判断462の結果がYE
Sになるときには、そのメールアドレスを相手端末に送
出し(処理463)、ポイント・ツー・ポイント通信を
終了して(処理464)、この動作を終了する。
【0168】また、受信したサブアドレスに対応したメ
ールアドレスを記憶していない場合で、判断462の結
果がNOになるときには、サブアドレスが登録されてい
ない旨を相手端末に通知し(処理465)、処理464
に移行してポイント・ツー・ポイント通信を終了し、こ
の動作を終了する。
【0169】また、受信したコマンドがアドレス登録内
容の変更を要求するものであり、判断460の結果がY
ESになるときには、アドレス登録内容の変更データを
受信し(処理467)、ポイント・ツー・ポイント通信
を終了し(処理468)、そのときに受信した変更デー
タに基づいて、アドレス変換テーブルの内容を更新し、
その更新したアドレス変換テーブルを保存する(処理4
69)。そして、処理464へ移行し、更新後のアドレ
ス変換テーブルの内容をファクシミリサブサーバに通知
する電子メールを送信して、この動作を終了する。
【0170】また、受信したコマンドが、サブアドレス
変換を要求するものでも、アドレス登録内容の変更を要
求するものでもなく、判断460の結果がNOになると
きには、受信したコマンドに対応した適宜な処理を実行
し(処理470)、処理464に移行してそのときのポ
イント・ツー・ポイント通信を終了し、このときの動作
を終了する。
【0171】図21、図22、および、図23は、ファ
クシミリ装置FX3〜FXmが、画情報受信時に実行す
る処理の概略を示している。なお、この場合、ファクシ
ミリメインサーバ装置およびファクシミリサブサーバ装
置は、画情報受信時には、図5に示したと同様の処理を
行う。
【0172】ファクシミリ装置は、着信検出すると、そ
の着信に応答して(処理480)、相手端末との間に呼
を張り、所定の伝送前手順を実行して、相手端末との間
でその画情報通信に使用する伝送機能を設定する(処理
481)。このとき、伝送前手順において、サブアドレ
ス信号SUBを受信したときには、その内容を記憶して
おく。
【0173】次いで、そのときに設定したモデム速度で
所定のモデムトレーニング手順(処理482)を実行し
て、そのときに使用するモデム速度を決定した後に、相
手端末との間で所定のグループ3ファクシミリ受信手順
を実行して画情報を受信し、その受信した画情報を画像
蓄積装置9に保存する(処理483)。
【0174】この画情報受信を終了すると、所定の伝送
後手順を実行し(処理484)、回線を復旧して(処理
485)、画情報受信動作を終了する。
【0175】次に、相手端末よりサブアドレス信号SU
Bを受信しているか否かを調べ(判断486)、相手端
末よりサブアドレス信号SUBを受信していて判断48
6の結果がYESになる場合には、カウンタnの値を0
に初期設定した後(処理487)、ファクシミリメイン
サーバ装置に対してポイント・ツー・ポイント通信を開
始し(処理488)、ファクシミリメインサーバ装置よ
り応答信号を受信できたかどうかを調べる(判断48
9)。
【0176】ファクシミリメインサーバ装置が正常に稼
働中で、ファクシミリメインサーバ装置より応答信号を
受信できた場合で、判断489の結果がYESになると
きには、サブアドレス変換を要求するコマンドを送信す
る(処理490)。
【0177】そして、ファクシミリメインサーバ装置よ
りデータを受信すると(処理491)、そのときのポイ
ント・ツー・ポイント通信を終了し、有効なメールアド
レスを受信したかどうかを調べる(判断492)。
【0178】ファクシミリメインサーバ装置(またはフ
ァクシミリサブサーバ装置;後述)より有効なメールア
ドレスをデータ受信した場合で、判断492の結果がY
ESになるときには、画像蓄積装置9に保存した画情報
を上述したbase64符号化方式で変換してMIME
情報を形成し(処理493)、そのときに通知されたメ
ールアドレスに対して、その形成したMIME情報を送
信するための電子メールを、上述したような形式で作成
し(処理494)、その電子メールを、ローカルエリア
ネットワークLANのメールサーバ装置SMに送信する
(処理495)。
【0179】また、相手端末よりサブアドレス信号SU
Bを受信していない場合で判断486の結果がYESに
なるとき、または、ファクシミリメインサーバ装置(ま
たはファクシミリサブサーバ装置)に、通知したサブア
ドレスに対応したメールアドレスが記憶されていない場
合で判断492の結果がNOになるときには、画像蓄積
装置9に保存した画情報を符号化復号化部8で復号化し
て元の画像データを形成し(処理496)、その画像デ
ータをプロッタ6に転送して、受信原稿を記録出力して
(処理497)、この受信時の動作を終了する。
【0180】また、ファクシミリメインサーバ装置より
応答信号を受信できない場合で、判断489の結果がN
Oになるときには、カウンタnの値を1つ増やし(処理
498)、カウンタnの値が所定値KA以上になってい
るかどうかを調べる(判断499)。
【0181】判断499の結果がNOになるときには、
処理488に戻り、再度ファクシミリメインサーバ装置
に対してポイント・ツー・ポイント通信を開始する。
【0182】また、判断499の結果がYESになると
きには、ファクシミリメインサーバ装置が正常に稼動し
ていない場合であるので、カウンタnの値を0に初期設
定した後(処理500)、ファクシミリサブサーバ装置
に対してポイント・ツー・ポイント通信を開始し(処理
501)、ファクシミリサブサーバ装置より応答信号を
受信できたかどうかを調べる(判断502)。
【0183】ファクシミリサブサーバ装置が正常に稼働
中で、ファクシミリサブサーバ装置より応答信号を受信
できた場合で、判断502の結果がYESになるときに
は、処理490に移行し、サブアドレス変換を要求する
コマンドを送信して、それ以降の処理を、ファクシミリ
サブサーバ装置との間で実行する。
【0184】また、ファクシミリサブサーバ装置より応
答信号を受信できない場合で、判断502の結果がNO
になるときには、カウンタnの値を1つ増やし(処理5
03)、カウンタnの値が所定値KA以上になっている
かどうかを調べる(判断504)。
【0185】判断504の結果がNOになるときには、
処理501に戻り、再度ファクシミリサブサーバ装置に
対してポイント・ツー・ポイント通信を開始する。
【0186】また、判断504の結果がYESになると
きには、ファクシミリサブサーバ装置も正常に稼動して
いない場合であるので、処理487に移行し、カウンタ
nの値を0に初期設定した後に、ファクシミリメインサ
ーバ装置に対して、再度ポイント・ツー・ポイント通信
を開始する。なお、判断504の結果がYESになると
きには、ファクシミリメインサーバ装置およびファクシ
ミリサブサーバ装置の両方がシステムダウンしている可
能性があるので、その動作をエラー終了し、その旨をユ
ーザあるいは特定のシステム管理者等に通知するように
してもよい。
【0187】図24および図25は、ユーザによりアド
レス変換テーブルの登録内容の更新が要求操作されたと
きにファクシミリ装置FX3〜FXmが実行する処理の
一例を示している。
【0188】ユーザによりアドレス変換テーブルの登録
内容の更新が要求操作され、判断510の結果がYES
になると、適宜な操作処理を実行して、登録内容の更新
操作を行わせる(処理511)。
【0189】次にカウンタnの値を0に初期設定し(処
理512)、ファクシミリメインサーバ装置に対してポ
イント・ツー・ポイント通信を開始し(処理513)、
ファクシミリメインサーバ装置より応答信号を受信でき
たかどうかを調べる(判断514)。
【0190】ファクシミリメインサーバ装置が正常に稼
働中で、ファクシミリメインサーバ装置より応答信号を
受信できた場合で、判断514の結果がYESになると
きには、アドレス登録内容の変更を要求するコマンドを
送信し(処理515)、引き続いて、操作入力された更
新情報を送信する(処理516)。そして、そのときの
ポイント・ツー・ポイント通信を終了し(処理51
7)、このときの動作を終了する。
【0191】また、ファクシミリメインサーバ装置より
応答信号を受信できない場合で、判断514の結果がN
Oになるときには、カウンタnの値を1つ増やし(処理
518)、カウンタnの値が所定値KA以上になってい
るかどうかを調べる(判断519)。
【0192】判断519の結果がNOになるときには、
処理513に戻り、再度ファクシミリメインサーバ装置
に対してポイント・ツー・ポイント通信を開始する。
【0193】また、判断519の結果がYESになると
きには、ファクシミリメインサーバ装置が正常に稼動し
ていない場合であるので、カウンタnの値を0に初期設
定した後(処理520)、ファクシミリサブサーバ装置
に対してポイント・ツー・ポイント通信を開始し(処理
521)、ファクシミリサブサーバ装置より応答信号を
受信できたかどうかを調べる(判断522)。
【0194】ファクシミリサブサーバ装置が正常に稼働
中で、ファクシミリサブサーバ装置より応答信号を受信
できた場合で、判断522の結果がYESになるときに
は、処理515に移行し、アドレス登録内容の変更を要
求するコマンドをファクシミリサブサーバ装置に対して
送信し、それ以降の処理を、ファクシミリサブサーバ装
置との間で実行する。
【0195】また、ファクシミリサブサーバ装置より応
答信号を受信できない場合で、判断522の結果がNO
になるときには、カウンタnの値を1つ増やし(処理5
23)、カウンタnの値が所定値KA以上になっている
かどうかを調べる(判断524)。
【0196】判断524の結果がNOになるときには、
処理521に戻り、再度ファクシミリサブサーバ装置に
対してポイント・ツー・ポイント通信を開始する。
【0197】また、判断524の結果がYESになると
きには、ファクシミリサブサーバ装置も正常に稼動して
いない場合であるので、処理512に移行し、カウンタ
nの値を0に初期設定した後に、ファクシミリメインサ
ーバ装置に対して、再度ポイント・ツー・ポイント通信
を開始する。なお、判断524の結果がYESになると
きには、ファクシミリメインサーバ装置およびファクシ
ミリサブサーバ装置の両方がシステムダウンしている可
能性があるので、その動作をエラー終了し、その旨をユ
ーザあるいは特定のシステム管理者等に通知するように
してもよい。
【0198】ところで、ローカルエリアネットワークL
ANに接続されているワークステーション装置WS1〜
WSnのユーザが、ファクシミリ装置FX1〜FXmに
登録されているアドレス変換テーブルの内容を確認した
いという要求を生じる場合がある。
【0199】かかる場合には、ワークステーション装置
WS1〜WSnのユーザは、ファクシミリメインサーバ
装置に対して、アドレス変換テーブルの内容を要求する
電子メールを送信する。
【0200】これにより、ファクシミリメインサーバ装
置は、アドレス変換テーブルの内容を一覧表示する表示
情報の電子メールを作成し、その電子メールを、要求元
のワークステーション装置WS1〜WSnに対して送信
する。
【0201】この場合に、ファクシミリメインサーバ装
置が実行する処理の一例を図26に示す。
【0202】ファクシミリメインサーバ装置は、電子メ
ールを受信すると(判断601の結果がYES)、その
内容がアドレス変換テーブルの内容を要求するものであ
るかどうかを調べる(判断602)。
【0203】受信した電子メールの内容がアドレス変換
テーブルの内容を要求するものであり、判断602の結
果がYESになるときには、保存しているアドレス変換
テーブルを一覧表示する表示情報を作成し(処理60
3)、そのときに受信した電子メールの送信元のメール
アドレスに対して、その表示情報を送信する電子メール
を作成し(処理604)、その電子メールをメールサー
バ装置SMに送信して(処理605)、この動作を終了
する。
【0204】また、受信した電子メールの内容がアドレ
ス変換テーブルの内容を要求するものではなく、判断6
02の結果がNOになるときには、そのときに受信した
電子メールの内容に対応した適宜な処理を実行して(処
理606)、この動作を終了する。
【0205】なお、上述した各実施例では、サブアドレ
スを運ぶ信号として、グループ3ファクシミリ伝送手順
信号の1つであるサブアドレス信号SUBを用いたが、
それ以外の信号、例えば、非標準機能設定信号NSSを
用いて、サブアドレスを運ぶこともできる。
【0206】また、上述した実施例では、ネットワーク
ファクシミリ装置の公衆網側の機能として、PSTNと
接続してグループ3ファクシミリ伝送を実行する機能を
備えているが、ISDNと接続してグループ4ファクシ
ミリ伝送を実行する機能を備えたものについても、本発
明を同様にして適用することができる。
【0207】また、上述した実施例では、アドレス変換
テーブルを更新する場合、ユーザがファクシミリ装置を
直接操作しているが、アドレス変換テーブルの更新を、
適宜なユーティリティソフトウェアを実行して、ワーク
ステーション装置の操作により行わせることもできる。
【0208】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
いずれかのファクシミリ装置においてアドレス変換テー
ブルが更新されると、その更新後のアドレス変換テーブ
ルを通知する電子メールを全てのファクシミリ装置に送
信し、その電子メールを受信したファクシミリ装置で
は、受信した電子メールから取り出したアドレス変換テ
ーブルの内容で、記憶しているアドレス変換テーブルの
内容を更新しているので、同一のローカルエリアネット
ワークに接続された複数のファクシミリ装置で記憶して
いるアドレス変換テーブルの内容は、ほぼ同時に更新さ
れ、それにより、受信画情報の配信を適切に行うことが
できるという効果を得る。
【0209】また、ファクシミリメインサーバ装置によ
り、アドレス変換テーブルの管理を集中して行っている
ので、ローカルエリアネットワークに接続されている全
てのファクシミリ装置は、常に、同一のアドレス変換テ
ーブルを保持することができ、受信画情報の配信動作を
適切に行うことができるという効果も得る。
【0210】また、ファクシミリメインサーバ装置がシ
ステムダウンしているとき、ファクシミリ装置が画情報
受信した場合には、ファクシミリ装置は、ファクシミリ
サブサーバ装置に対して、サブアドレスをメールアドレ
スに変換する動作を要求できるので、ファクシミリメイ
ンサーバ装置がシステムダウンしているときに受信画情
報の配信動作を行えないという事態を回避することがで
きる。
【0211】また、ファクシミリメインサーバ装置とフ
ァクシミリサブサーバ装置で記憶するアドレス変換テー
ブルの内容を一致させるようにしているので、ファクシ
ミリサブサーバ装置がアドレス変換動作を行った場合に
も、適切に受信画情報の配信動作を行うことができると
いう効果も得る。
【0212】また、ローカルエリアネットワークに接続
されているワークステーション装置のユーザが、ファク
シミリ装置に登録されているアドレス変換テーブルの内
容を確認することができるので、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステ
ムを示したブロック図。
【図2】ファクシミリ装置の構成例を示したブロック
図。
【図3】アドレス変換テーブルおよびグループリストの
一例を示した概略図。
【図4】ファクシミリ装置からワークステーション装置
への受信画情報の配信に適用される電子メールの一例を
示した概略図。
【図5】ファクシミリ装置が画情報受信時に実行する処
理の一例を示したフローチャート。
【図6】ユーザによりアドレス変換テーブルの更新が要
求操作されたときにファクシミリ装置が実行する処理の
一例を示したフローチャート。
【図7】電子メールを受信した場合に、ファクシミリ装
置が実行する処理の一例を示したフローチャート。
【図8】ファクシミリメインサーバ装置が、アドレス変
換テーブルの管理について実行する処理の要部の一部を
示したフローチャート。
【図9】ファクシミリメインサーバ装置が、アドレス変
換テーブルの管理について実行する処理の要部の他の部
分を示したフローチャート。
【図10】ファクシミリ装置が電源投入時に実行する処
理の要部を示したフローチャート。
【図11】アドレス変換テーブルの更新について、ファ
クシミリ装置が実行する処理の要部を示したフローチャ
ート。
【図12】ファクシミリメインサーバ装置がアドレス変
換テーブルについて行う処理の要部の一部を示したフロ
ーチャート。
【図13】ファクシミリメインサーバ装置がアドレス変
換テーブルについて行う処理の要部の他の部分を示した
フローチャート。
【図14】ファクシミリ装置の受信時の処理の他の例を
示したフローチャート。
【図15】ファクシミリメインサーバ装置が電子メール
を受信した場合に実行する処理の要部を示したフローチ
ャート。
【図16】アドレス変換テーブルの更新について、ファ
クシミリメインサーバ装置が実行する処理の一例の一部
を示したフローチャート。
【図17】アドレス変換テーブルの更新について、ファ
クシミリメインサーバ装置が実行する処理の一例の他の
部分を示したフローチャート。
【図18】ファクシミリサブサーバ装置が電源投入時に
実行する処理の要部を示したフローチャート。
【図19】アドレス変換テーブルの更新について、ファ
クシミリサブサーバ装置が実行する処理の一例の一部を
示したフローチャート。
【図20】アドレス変換テーブルの更新について、ファ
クシミリサブサーバ装置が実行する処理の一例の他の部
分を示したフローチャート。
【図21】ファクシミリ装置が、画情報受信時に実行す
る処理のさらに他の例の一部を示したフローチャート。
【図22】ファクシミリ装置が、画情報受信時に実行す
る処理のさらに他の例の他の部分を示したフローチャー
ト。
【図23】ファクシミリ装置が、画情報受信時に実行す
る処理のさらに他の例の残りの部分を示したフローチャ
ート。
【図24】ユーザによりアドレス変換テーブルの登録内
容の更新が要求操作されたときにファクシミリ装置が実
行する処理の一例の一部を示したフローチャート。
【図25】ユーザによりアドレス変換テーブルの登録内
容の更新が要求操作されたときにファクシミリ装置が実
行する処理の一例の他の部分を示したフローチャート。
【図26】アドレス変換テーブルの内容を一覧表示する
表示情報の電子メールを受信したときのファクシミリメ
インサーバ装置の処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
WS1〜WSn ワークステーション装置 SM メールサーバ装置 FX1〜FXm ファクシミリ装置 LAN ローカルエリアネットワーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 11/00 303 H04L 11/20 101C H04N 1/00 107 1/32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信す
    るサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応し
    たメールアドレスを関連づけて記憶したアドレス変換テ
    ーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報を、その
    画情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情
    報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶されてい
    るメールアドレスの宛先端末に、ローカルエリアネット
    ワークを介して送信するネットワークファクシミリ装置
    の制御方法において、 同一のローカルエリアネットワークに接続されているネ
    ットワークファクシミリ装置にそれぞれ割り当てられて
    いるメールアドレスを記憶し、アドレス変換テーブルが
    更新されると、その更新後のアドレス変換テーブルを通
    知する電子メールを、上記記憶しているおのおののネッ
    トワークファクシミリ装置のメールアドレスに送信する
    一方、 アドレス変換テーブルを通知する電子メールを受信する
    と、その受信した電子メールに含まれているアドレス変
    換テーブルの内容で、自端末に記憶しているアドレス変
    換テーブルの内容を更新することを特徴とするネットワ
    ークファクシミリ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信す
    るサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応し
    たメールアドレスを関連づけて記憶したアドレス変換テ
    ーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報を、その
    画情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情
    報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶されてい
    るメールアドレスの宛先端末に、ローカルエリアネット
    ワークを介して送信するネットワークファクシミリ装置
    の制御方法において、 ローカルエリアネットワークに接続されるネットワーク
    ファクシミリ装置のうち、少なくとも1台をファクシミ
    リサーバ端末に設定し、上記アドレス変換テーブルの更
    新は、このファクシミリサーバ端末を操作して行う一
    方、 このファクシミリサーバ端末は、同一のローカルエリア
    ネットワークに接続されているネットワークファクシミ
    リ装置にそれぞれ割り当てられているメールアドレスを
    記憶し、アドレス変換テーブルが更新されると、その更
    新後のアドレス変換テーブルを通知する電子メールを、
    上記記憶しているおのおののネットワークファクシミリ
    装置のメールアドレスに送信し、 おのおののネットワークファクシミリ装置は、アドレス
    変換テーブルを通知する電子メールを受信すると、その
    受信した電子メールに含まれているアドレス変換テーブ
    ルの内容で、自端末に記憶しているアドレス変換テーブ
    ルの内容を更新することを特徴とするネットワークファ
    クシミリ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信す
    るサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応し
    たメールアドレスを関連づけて記憶したアドレス変換テ
    ーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報を、その
    画情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情
    報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶されてい
    るメールアドレスの宛先端末に、ローカルエリアネット
    ワークを介して送信するネットワークファクシミリ装置
    の制御方法において、 ローカルエリアネットワークに接続されるネットワーク
    ファクシミリ装置のうち、少なくとも1台をファクシミ
    リサーバ端末に設定し、上記アドレス変換テーブルの更
    新は、他の端末からこのファクシミリサーバ端末に対し
    て、アドレス変更情報を送信することで行う一方、 このファクシミリサーバ端末は、同一のローカルエリア
    ネットワークに接続されているネットワークファクシミ
    リ装置にそれぞれ割り当てられているメールアドレスを
    記憶し、アドレス変換テーブルが更新されると、その更
    新後のアドレス変換テーブルを通知する電子メールを、
    上記記憶しているおのおののネットワークファクシミリ
    装置のメールアドレスに送信し、 おのおののネットワークファクシミリ装置は、アドレス
    変換テーブルを通知する電子メールを受信すると、その
    受信した電子メールに含まれているアドレス変換テーブ
    ルの内容で、自端末に記憶しているアドレス変換テーブ
    ルの内容を更新することを特徴とするネットワークファ
    クシミリ装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記ネットワークファクシミリ装置は、
    電源投入時、前記アドレス変換テーブルの送信を要求す
    る電子メールを前記ファクシミリサーバ端末に送信し、
    上記ファクシミリサーバ端末は、アドレス変換テーブル
    の送信を要求する電子メールを受信すると、そのときに
    記憶している上記アドレス変換テーブルを通知する電子
    メールを、受信電子メールの送信元に返送することを特
    徴とする請求項2または請求項3記載のネットワークフ
    ァクシミリ装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記ファクシミリサーバ端末は、アドレ
    ス変換テーブルの一覧表示情報を要求する電子メールを
    受信すると、そのときに記憶している上記アドレス変換
    テーブルの一覧表示情報を通知する電子メールを、受信
    電子メールの送信元に返送することを特徴とする請求項
    2または請求項3または請求項4記載のネットワークフ
    ァクシミリ装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により受信す
    るサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応し
    たメールアドレスを関連づけて記憶したアドレス変換テ
    ーブルを備え、公衆網を介して受信した画情報を、その
    画情報受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情
    報に対応して上記アドレス変換テーブルに記憶されてい
    るメールアドレスの宛先端末に、ローカルエリアネット
    ワークを介して送信するネットワークファクシミリ装置
    の制御方法において、 ローカルエリアネットワークに接続されるネットワーク
    ファクシミリ装置のうち、少なくとも1台をファクシミ
    リサーバ端末に設定する一方、このファクシミリサーバ
    端末には、同一のローカルエリアネットワークに接続さ
    れているネットワークファクシミリ装置にそれぞれ割り
    当てられているメールアドレスを記憶し、 おのおののネットワークファクシミリ装置は、アドレス
    変換テーブルが更新されると、その更新後のアドレス変
    換テーブルを保存するとともに、上記ファクシミリサー
    バ端末以外のネットワークファクシミリ装置は、その更
    新後のアドレス変換テーブルを上記ファクシミリサーバ
    端末に通知し、 上記ファクシミリサーバ端末は、他のネットワークファ
    クシミリ装置より更新後のアドレス変換テーブルが通知
    されると、その通知されたアドレス変換テーブルによ
    り、記憶しているアドレス変換テーブルの内容を更新す
    る一方、 記憶しているアドレス変換テーブルの内容が更新される
    と、その更新後のアドレス変換テーブルを通知する電子
    メールを、上記記憶しているおのおののネットワークフ
    ァクシミリ装置のメールアドレスに送信し、 おのおののネットワークファクシミリ装置は、アドレス
    変換テーブルを通知する電子メールを受信すると、その
    受信した電子メールに含まれているアドレス変換テーブ
    ルの内容で、自端末に記憶しているアドレス変換テーブ
    ルの内容を更新することを特徴とするネットワークファ
    クシミリ装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備え、公衆網を介して受信した画情報を、その画情報
    受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情報に対
    応した宛先端末に、ローカルエリアネットワークを介し
    て送信するネットワークファクシミリ装置の制御方法に
    おいて、 ローカルエリアネットワークに接続されるネットワーク
    ファクシミリ装置のうち、少なくとも1台をファクシミ
    リサーバ端末に設定し、このファクシミリサーバ端末に
    は、ファクシミリ伝送手順により受信するサブアドレス
    情報と、そのサブアドレス情報に対応したメールアドレ
    スを関連づけて記憶したアドレス変換テーブルを記憶す
    る一方、 ネットワークファクシミリ装置は、画情報受信時に相手
    端末より通知されたサブアドレス情報を対応するメール
    アドレスに変換する要求を上記ファクシミリサーバ端末
    に通知し、 上記ファクシミリサーバ端末は、他のネットワークファ
    クシミリ装置より、サブアドレス情報をメールアドレス
    に変換する要求を受けると、記憶している上記アドレス
    変換テーブルを参照して対応するメールアドレスを取り
    出し、その取り出したメールアドレスを、要求元の他の
    ネットワークファクシミリ装置に通知することを特徴と
    するネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 ローカルエリアネットワーク上でのデー
    タのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミ
    リ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能
    を備え、公衆網を介して受信した画情報を、その画情報
    受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情報に対
    応した宛先端末に、ローカルエリアネットワークを介し
    て送信するネットワークファクシミリ装置の制御方法に
    おいて、 ローカルエリアネットワークに接続されるネットワーク
    ファクシミリ装置のうち、1台を主ファクシミリサーバ
    端末に設定し、他の1台を副ファクシミリサーバ端末に
    設定し、この主ファクシミリサーバ端末および副ファク
    シミリサーバ端末には、ファクシミリ伝送手順により受
    信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対
    応したメールアドレスを関連づけて記憶したアドレス変
    換テーブルを記憶する一方、 ネットワークファクシミリ装置は、画情報受信時に相手
    端末より通知されたサブアドレス情報を対応するメール
    アドレスに変換する要求を上記主ファクシミリサーバ端
    末に通知し、 上記主ファクシミリサーバ端末は、他のネットワークフ
    ァクシミリ装置より、サブアドレス情報をメールアドレ
    スに変換する要求を受けると、記憶している上記アドレ
    ス変換テーブルを参照して対応するメールアドレスを取
    り出し、その取り出したメールアドレスを、要求元の他
    のネットワークファクシミリ装置に通知するとともに、 ネットワークファクシミリ装置は、上記主ファクシミリ
    サーバ端末より、要求したサブアドレス情報に対応する
    メールアドレスを受信できなかったときには、同一サブ
    アドレス情報を対応するメールアドレスに変換する要求
    を上記副ファクシミリサーバ端末に通知し、 上記副ファクシミリサーバ端末は、他のネットワークフ
    ァクシミリ装置より、サブアドレス情報をメールアドレ
    スに変換する要求を受けると、記憶している上記アドレ
    ス変換テーブルを参照して対応するメールアドレスを取
    り出し、その取り出したメールアドレスを、要求元の他
    のネットワークファクシミリ装置に通知することを特徴
    とするネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記副ファクシミリサーバ端末は、電源
    投入時、前記アドレス変換テーブルの送信要求を、前記
    主ファクシミリサーバ端末に対して発行し、上記主ファ
    クシミリサーバ端末は、アドレス変換テーブルの送信要
    求を上記副ファクシミリサーバ端末より受けると、その
    ときに記憶している上記アドレス変換テーブルを、上記
    副ファクシミリサーバ端末に通知することを特徴とする
    請求項8記載のネットワークファクシミリ装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記主ファクシミリサーバ端末は、記
    憶しているアドレス変換テーブルが更新されると、その
    更新後のアドレス変換テーブルを前記副ファクシミリサ
    ーバ端末に通知し、 上記副ファクシミリサーバ端末は、上記主ファクシミリ
    サーバ端末より更新後のアドレス変換テーブルが通知さ
    れると、自端末に記憶しているアドレス変換テーブルの
    内容を、その通知されたアドレス変換テーブルの内容に
    更新することを特徴とする請求項8または請求項9記載
    のネットワークファクシミリ装置の制御方法。
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