JPH10154403A - 距離測定システム及びこれを利用したスポットライト制御システム - Google Patents

距離測定システム及びこれを利用したスポットライト制御システム

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JPH10154403A
JPH10154403A JP31342296A JP31342296A JPH10154403A JP H10154403 A JPH10154403 A JP H10154403A JP 31342296 A JP31342296 A JP 31342296A JP 31342296 A JP31342296 A JP 31342296A JP H10154403 A JPH10154403 A JP H10154403A
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JP
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infrared
infrared light
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light receiving
spotlight
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JP31342296A
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Hiroyuki Tanaka
弘行 田中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの装置間の正確な距離が測定できるように
する。 【解決手段】被測定装置2は、距離の測定を開始すると
きに、赤外線発信器21から第1の赤外線信号s1を送
出し、超音波センサ22が測定装置1から出力された超
音波sを検出したときには、第2の赤外線信号s2を送
出する。一方の測定装置1は、赤外線受光素子ブロック
IBが被測定装置2から送出された第1の赤外線信号s
1を受信したときには、超音波発振器14aから超音波
sを出力し、計時手段16は、超音波sを出力してか
ら、第2の赤外線信号s2を受信するまでの時間を計測
し、演算手段10は、計時手段16の計測時間と、予め
設定された超音波sと第2の赤外線信号s2の伝搬速度
とを基に、被測定装置2までの距離を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの装置間の距
離を測定する距離測定システム、及び、このシステムを
利用し、リモートコントロール装置からスポットライト
への赤外線照射によって、スポットライトの照射方向を
遠隔制御するスポットライト制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種スタジオ、劇場、ホール
等に設置されたスポットライトは、リモートコントロー
ル装置(以下、リモコンと略す)によって、その照射方
向が遠隔制御できるようになっている。図4にスポット
ライトの外観図、図5にスポットライトの内部構成図を
示す。
【0003】スポットライト1は、照明灯LP及びレン
ズ1cとを設けたスポットライト本体1aと、スポット
ライト本体1aの外側に配置され、パン駆動ブロック1
1及びチルト駆動ブロック12とを備えたアーム1bと
により構成されている。パン駆動ブロック11は、アー
ム1bの上部に内蔵され、パン駆動軸PJは天井等に設
置された土台Dに固定される。一方、チルト駆動ブロッ
ク12は、アーム1bの側面部に内蔵され、チルト駆動
軸TJはスポットライト本体1aに固定されている。
【0004】このスポットライト1は、パン駆動ブロッ
ク11によりパン駆動軸PJを中心として回転すること
ができ、この回転によりスポットライト1のレンズ1c
の向きは水平方向に変化する。これをパン作動という。
また、このスポットライト1は、チルト駆動ブロック1
2によりチルト駆動軸TJを中心として回転することが
でき、この回転によりスポットライト1のレンズ1cの
向きは垂直方向に変化する。これをチルト作動という。
これらの作動によりスポットライト1は、任意の方向へ
光を照射することができる。
【0005】なお、スポットライト本体1aの前面に設
けられた赤外線受光素子ブロックIBは、1つの駆動停
止用赤外線ブロックSB、2つのパン用赤外線ブロック
PB1,PB2及び2つのチルト用赤外線ブロックTB
1,TB2で構成される。駆動停止用赤外線ブロックS
Bの受光面は、スポットライト本体1aの前面に設けた
レンズ1cの中心の垂直上方に設けられ、パン用赤外線
ブロックPB1,PB2の受光面は、駆動停止用赤外線
ブロックSBの受光面の水平方向の両横に、駆動停止用
赤外線ブロックSBからの距離が等しくなるように設け
られる。
【0006】また、同様に、チルト用赤外線ブロックT
B1,TB2の受光面は、駆動停止用赤外線ブロックS
Bの受光面の垂直方向の両横に、駆動停止用赤外線ブロ
ックSBからの距離が等しくなるように設けられる。図
6に、従来のスポットライト制御システムの構成をブロ
ック図を示す。スポットライト1は、上述したように、
赤外線受光素子ブロックIBが前面に設けられたスポッ
トライト本体1aと、スポットライト本体1aの外側に
配置され、パン駆動ブロック11及びチルト駆動ブロッ
ク12が取り付けられたアーム1bとで構成されてい
る。
【0007】リモコン2から発信された赤外線を、赤外
線受光素子ブロックIBのいずれかが受信すると、赤外
線検出信号が駆動制御手段10に出力される。駆動制御
手段10は、各赤外線受光素子ブロックIBからの検出
信号に基づいて、パン駆動回路11aにパン駆動信号又
は停止信号を出力し、パン駆動ブロック11を制御する
ことによって、パン作動を制御する一方、チルト駆動回
路12aにチルト駆動信号又は停止信号を出力し、チル
ト駆動ブロック12を制御することによって、チルト作
動を制御する。
【0008】また、オペレータが携帯するリモコン2に
は、超音波を反射するミラー2aを備えており、スポッ
トライト本体1aの前面に設けられた超音波発振装置1
4が、この超音波発振装置14が超音波を発してから、
ミラー2aによる反射波を検出するまでの時間を測定
し、これを基にスポットライト1とリモコン2との間の
距離を測定している。
【0009】この測定した距離から、待機時間設定手段
15によって、駆動中の駆動制御手段10がパン又はチ
ルト作動を停止させるまでの時間に変換し、より正確な
照射方向の制御が出来るようにしている。すなわち、こ
の待機時間によって、リモコン2までの距離によって異
なる駆動停止用赤外線ブロックSBが赤外線を検出する
範囲の中心に、リモコン2の操作位置を一致させるよう
にする。
【0010】スポットライト本体1aには、更に、上記
待機時間の経過を検出するための時間計測手段13を設
けており、駆動制御手段10は、この時間計測手段13
の出力に基づいてパン又はチルト作動を停止させる。駆
動制御手段10は、パン作動中又はチルト作動中に、駆
動停止用赤外線ブロックSBが赤外線を検出すると、時
間計測の開始信号を時間計測手段13へ出力する。時間
計測手段13は時間の計測を開始し、待機時間設定手段
15により設定された待機時間が経過すれば、停止信号
を駆動制御手段10へ出力する。駆動制御手段10は時
間計測手段13から停止信号が入力されると、パン駆動
回路11a及びチルト駆動回路12aへ停止制御信号を
出力し、スポットライト1のパン作動及びチルト作動を
停止させる。
【0011】このスポットライト1に使用される超音波
発信装置14の構成を図7に示す。超音波発振器14a
は音波を出力し、この超音波発振器14aから出た音波
がリモコン2に設けられたミラー2aで反射して超音波
センサ14bに入ると、超音波センサ14bの出力変化
を検波回路14cにより検出する。この検出された音波
が、超音波発振器14aから発振された音波と同じパル
スであれば、カウンタ14dによって音波の発振からこ
の音波の反射波の検出までの時間が計測される。ここ
で、計測される時間は、音波の速度でスポットライト
1、リモコン2間を往復するのに要する時間である。
【0012】このように、上記従来のスポットライト制
御システムでは、リモコン2からの操作距離に応じた待
機時間が設定できるため、リモコン2からの操作距離が
変化しても、スポットライト1の光の照射方向をリモコ
ン2の位置に、一致させることができる構成になってい
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
スポットライト制御システムでは、スポットライト本体
1aから超音波によってリモコン2までの距離を測定す
るときに、音波がリモコン2に備えられたミラー2a以
外のもの(例えば、舞台装置など)に反射し、この反射
波がミラー2aによる反射波より先に検知されて、誤っ
た距離を算出する場合があった。
【0014】そのため、上記駆動制御手段10の駆動を
停止させるまでの待機時間が正確に算出できなくなり、
正確な照射方向の位置決めが出来ない場合があった。図
8は、上記課題を説明するために示す赤外線受光素子ブ
ロックIBの赤外線の検知範囲を示す概略図である。ス
ポットライト1の前面の正面には、駆動停止用赤外線ブ
ロックSBの検知範囲SAが形成され、2つのパン用赤
外線ブロックPB1,PB2の検知範囲PA1,PA2
が、重複部分を有して、駆動停止用赤外線ブロックSB
の検知範囲SAを挟んで左右に形成され、2つのチルト
用赤外線ブロックTB1,TB2の検知範囲TA1,T
A2が、重複部分を有して、駆動停止用赤外線ブロック
SBの検知範囲SAを挟んで上下に形成される。
【0015】スポットライト本体1aから出力した超音
波が、リモコン2のミラー2aに反射し、正確にリモコ
ン2までの距離が算出できたとすれば、スポットライト
1の照射方向は、駆動停止用赤外線ブロックSBが最初
に赤外線を受信する位置Lsから、待機時間経過後に、
待機時間中に誤差距離△Lを移動した位置、つまり、検
知範囲SAの中心Lcで、パン作動又はチルト作動は停
止する。
【0016】ところが、スポットライト本体1aから出
力した超音波が、リモコン2のミラー2a以外のものに
反射したとすれば、スポットライト1の照射方向は、駆
動停止用赤外線ブロックSBが最初に赤外線を受信する
位置Lsから、誤った待機時間経過後に、誤差距離△
L’を移動した位置、つまり、検知範囲SAの中心Lc
とズレた位置Lc’で停止してしまう。つまり、スポッ
トライト1の照射方向に、Lc−Lc’間の距離のズレ
が生じていた。
【0017】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、2つの装置間の正確な距離が測定できる
距離測定システム、及び、これを利用することによっ
て、スポットライトの照射方向が正確に設定できるスポ
ットライト制御システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の距離測
定システムは、赤外線受光素子ブロックと超音波発振器
と計時手段と演算手段とを備えた測定装置と、赤外線発
信器と超音波センサとを備えた被測定装置とで構成され
ており、被測定装置は、距離の測定を開始するときに、
赤外線発信器から第1の赤外線信号を送出し、超音波セ
ンサが測定装置から出力された超音波を検出したときに
は、第2の赤外線信号を送出し、一方の測定装置は、赤
外線受光素子ブロックが被測定装置から送出された第1
の赤外線信号を受信したときには、超音波発振器から超
音波を出力し、計時手段は、超音波を出力してから、第
2の赤外線信号を受信するまでの時間を計測し、また、
演算手段は、計時手段の計測時間と、予め設定された超
音波と第2の赤外線信号の伝搬速度とを基に、被測定装
置までの距離を算出する。
【0019】すなわち、測定装置では、被測定装置から
送出された第1の赤外線信号の受信を契機に計時を開始
し、これと同時に送出した超音波と、被測定装置がこの
超音波を受けたことによって送出する第2の赤外線信号
との伝搬時間を計時して、これを基に被測定装置までの
距離を求める。請求項2に記載のスポットライト制御シ
ステムは、請求項1の距離測定システムを利用したもの
であり、照明灯を収容したスポットライト本体と、この
スポットライト本体をパン作動させるためのパン駆動ブ
ロック及びチルト作動させるためのチルト駆動ブロック
とを備えたスポットライトを測定装置、携帯用のリモコ
ンを被測定装置とする。
【0020】スポットライト本体は、その前面に、赤外
線受光素子ブロックとして、駆動停止用赤外線ブロック
と、この駆動停止用赤外線ブロックの水平方向の両横に
設けられた2つのパン用赤外線ブロックと、垂直方向の
両横に設けられた2つのチルト用赤外線ブロックとを構
成し、駆動制御手段と、演算手段が算出したリモコンま
での距離を基に、駆動停止用赤外線ブロックが赤外線を
検出したときから、パン又はチルト作動を停止させるま
でに待機すべき時間を設定する待機時間設定手段とを更
に備える。
【0021】駆動制御手段は、パン用赤外線ブロックの
一方のみが赤外線を検出した場合に、赤外線を検出した
ブロックの方向へスポットライト本体をパン作動させ、
チルト用赤外線ブロックの一方のみが赤外線を検出した
場合に、赤外線を検出したブロックの方向へスポットラ
イト本体をチルト作動させ、駆動停止用赤外線ブロック
が赤外線を検出した場合には、パン及びチルト作動を停
止させる基本動作を行うが、この駆動停止用赤外線ブロ
ックが赤外線を検出したときには、待機時間設定手段が
設定した待機時間の経過後に、パン又はチルト作動を停
止させる。
【0022】すなわち、スポットライトが正確に算出し
たリモコンまでの距離を基に、待機時間を設定して、リ
モコンの操作によるスポットライトの照射方向の位置決
めをより正確に行うようにする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明によるス
ポットライト制御システムの構成の一例を示すブロック
図である。スポットライト1は、照明灯LPを内部に収
容し、レンズ1c及び赤外線受光素子ブロックIBが前
面に設けられたスポットライト本体1aと、スポットラ
イト本体1aの外側に配置され、パン駆動ブロック11
及びチルト駆動ブロック12を備えたアーム1bで構成
されている(図4,5参照)。
【0024】スポットライト本体1aは、パン駆動ブロ
ック11によりパン駆動軸PJを中心とした回転、即
ち、パン作動され、レンズ1cの向きを水平方向に変化
させる。また、チルト駆動ブロック12によりチルト駆
動軸TJを中心とした回転、即ち、チルト作動され、レ
ンズ1cの向きを垂直方向に変化される。これらの作動
によりスポットライト1の照射方向を、任意の方向に向
けることができる。
【0025】赤外線受光素子ブロックIBは、1つの駆
動停止用赤外線ブロックSB、2つのパン用赤外線ブロ
ックPB1,PB2及び2つのチルト用赤外線ブロック
TB1,TB2で構成される。これらの受光素子ブロッ
クIBは、少なくとも、焦電素子等の赤外線検出素子、
増幅器及び閾値比較回路で構成され、赤外線検出素子は
入射した赤外線量を電気信号に変換し、この電気信号は
増幅器により増幅され、増幅された信号を閾値比較回路
により予め設定された閾値と比較することにより、リモ
コン2から照射された赤外線を検出する。
【0026】各赤外線受光素子ブロックIBは、図8に
示したような、赤外線の検知範囲を構成しており、オペ
レータが持つリモコン2より照射された赤外線を、各赤
外線受光素子ブロックIBが受光すると、赤外線検出信
号が駆動制御手段10に出力される。駆動制御手段10
は、各赤外線受光素子ブロックIBからの検出信号に基
づいて、パン駆動回路11aにパン駆動信号又は停止信
号を出力し、パン駆動ブロック11を制御して、パン作
動を行う一方、チルト駆動回路12aにチルト駆動信号
又は停止信号を出力し、チルト駆動ブロック12を制御
して、チルト作動を行う。
【0027】ところが、駆動停止用赤外線ブロックSB
が赤外線を検出する範囲SAは、リモコン2までの距離
によって異なるため、この距離に対応して、検知範囲S
Aの中心Lcにリモコン2の操作位置が一致するまで、
パン又はチルト作動の停止を待つ待機時間を可変に設定
する必要がある。すなわち、図8を用いて説明したよう
に、駆動停止用赤外線ブロックSBが赤外線を検出する
と、検知範囲SAの外周の部分の一点Lsで駆動制御手
段10によるパン又はチルト作動が停止しないように、
リモコン2までの距離を基に算出された待機時間の間待
ってから作動を停止し、リモコン2の操作位置が検知範
囲SAの中心Lcと一致するようにする。
【0028】図2には、上記検知範囲SAを側方から見
た図を示している。図示した角度θ(θ1〜θ3)は、
駆動停止用赤外線ブロックSBの検知範囲SAの外周部
分から入射される赤外線と、検知範囲SAの中心から入
射される赤外線とのなす角度であり、この角度は図8を
用いて説明した誤差距離△Lに対応し、これを誤差角度
と呼ぶこととする。従って、この誤差角度θだけ、パン
作動又はチルト作動を遅らせ、最初の赤外線検出位置L
sから誤差距離△Lだけ、照射方向を移動させなければ
ならない。
【0029】駆動停止用赤外線ブロックSBの検知範囲
SAと距離L(L1〜L3)との関係は、経験上、図示
したような形状であることが知られており、操作距離、
即ち、リモコン2との距離Lが長くなった場合に、検知
範囲SAは常に距離に比例して拡大していくのではな
く、ある距離を越えると縮小されていく。このため、操
作距離が異なると、誤差角度θも検知範囲SAの大きさ
に対応して異なる。ここでは、距離L1のときは誤差角
度θ1、距離L2のときは誤差角度θ2、距離L3のと
きは誤差角度θ3である。
【0030】本発明のスポットライト制御システムで
は、スポットライト1とリモコン2間の距離を測定する
ために、スポットライト本体1aには、赤外線受光素子
ブロックIBに加え、超音波発振器14aと、計時手段
であるカウンタ16とを備え、リモコン2には赤外線発
信器21の他に、超音波センサ22と、これらの送受信
を制御する信号処理手段23とを備えている。
【0031】リモコン2は、スポットライト2の照射方
向を制御すべく、距離の測定を開始するときには、赤外
線発信器21から第1の赤外線信号として位置決め用信
号s1を送出し、超音波センサ22がスポットライト1
側から超音波sを検出したときには、赤外線発信器21
から第2の赤外線信号として測定用信号s2を送出す
る。
【0032】一方のスポットライト本体1aは、赤外線
受光素子ブロックIBのいずれかがリモコン2から位置
決め用信号s1を受信したときには、超音波発振器14
aから超音波sを出力し、カウンタ16による計時を開
始する。この計時は超音波sを出力してから、測定用信
号s2を受信するまで行われ、演算手段として機能する
駆動制御手段10が、この計測時間と、予め設定された
超音波sと第2の赤外線信号s2の伝搬速度とを基に、
リモコン2までの距離を算出する。
【0033】すると、待機時間設定手段15が、リモコ
ン2までの距離を基に、駆動停止用赤外線ブロックSB
が赤外線を検出したときから、パン又はチルト作動を停
止させるまでの待機時間を設定する。これによって、パ
ン作動中又はチルト作動中に、駆動停止用赤外線ブロッ
クSBが赤外線を検出したときには、駆動制御手段10
が時間計測の開始信号を時間計測手段13へ出力して、
時間の計測を開始し、時間計測手段13は、待機時間設
定手段15に設定された待機時間だけ経過すれば、停止
信号を駆動制御手段10へ出力する。駆動制御手段10
は時間計測手段13から停止信号が入力されると、パン
駆動回路11a及びチルト駆動回路12aへ停止制御信
号を出力し、パン作動及びチルト作動を停止する。
【0034】このように、このスポットライト制御シス
テムによれば、リモコン2からの操作距離に応じた待機
時間が自動的に設定できるため、リモコン2からの操作
距離が変化しても、スポットライト1の照射方向をリモ
コン2の位置と精度よく一致させることができる。図3
は、上記した待機時間を設定するためのスポットライト
本体1a側の基本動作を示すフローチャートである。
【0035】駆動制御手段10は、いずれかの赤外線受
光素子ブロックIBが位置決め用信号s1を受信する
と、パン又はチルト駆動を開始するとともに、超音波発
振器14aから超音波sを出力する。このとき同時に、
カウンタ16による伝搬時間の計時を開始させる。その
後、測定用信号s2を受信したときに、カウンタ16に
よる計時を終了し、この計時した超音波sと測定用信号
s2の伝搬時間を基に、リモコン2までの距離Lを算出
する。この算出式は以下の数式で表される。
【0036】
【数1】
【0037】この式では、超音波sを基準としてリモコ
ン2までの距離Lを算出しているが、赤外線信号s2を
基準として距離Lを算出してもよい。リモコン2までの
距離Lが求められれば、図2に示した距離Lと検知範囲
SA(誤差距離△L、誤差角度θ)と関係を基に待機時
間を設定する(以上、S100〜S106)。
【0038】以上には、本発明の距離測定システムが、
スポットライト制御システムに適用される場合を説明し
たが、測定装置に赤外線受光素子ブロックと超音波発振
器と計時手段と演算手段とを備え、被測定装置に赤外線
発信器と超音波センサとを備えた被測定装置とを備える
ものであれば、本発明は適用され、確実に双方の間の距
離が測定できる。この場合の測定装置側の動作は、図3
のフローチャートのS100〜S105に相当する。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、請
求項1に記載の距離測定システムによれば、測定装置
は、被測定装置から第1の赤外線信号を受信したときに
超音波を出力し、この超音波の出力から、第2の赤外線
信号を受信するまでの時間を計測して、被測定装置まで
の距離を算出する。このように、双方の装置において、
信号を送受して距離を算出するので、正確な距離の測定
ができる。
【0040】請求項2に記載のスポットライト制御シス
テムによれば、スポットライトは、リモコンから第1の
赤外線信号を受信したときに超音波を出力し、この超音
波の出力から、第2の赤外線信号を受信するまでの時間
を計測して、リモコンまでの距離を算出する。このよう
に、双方で信号を送受して距離を算出するので、従来の
反射波を利用する場合のように、誤った距離を算出する
ことがない。
【0041】スポットライトでは、リモコンまでの正確
な距離が測定できれば、駆動停止用赤外線ブロックが赤
外線を検出してからの待機時間を正確に算出できるた
め、この待機時間経過後に駆動制御手段によるパン又は
チルト駆動を停止させて、正確に、駆動停止用赤外線ブ
ロックの検知範囲の中心にリモコンの操作位置を一致さ
せることができる。したがって、スポットライトの照射
方向の制御精度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスポットライト制御システムの構
成の一例を示すブロック図である。
【図2】駆動停止用赤外線ブロックの赤外線の検知範囲
を示す図である。
【図3】スポットライト本体の基本動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】スポットライトの一例を示す外観図である。
【図5】スポットライトの内部構成の一例を示す模式図
である。
【図6】従来のスポットライト制御システムの構成を示
すブロック図である。
【図7】図6のスポットライト制御システムの超音波発
振装置の構成を示すブロック図である。
【図8】従来のスポットライト制御システムの問題点を
説明するための赤外線の検知範囲を示す図である。
【符号の説明】
1 ・・・スポットライト 1a・・・スポットライト本体 IB・・・赤外線受光素子ブロック SB・・・駆動停止用の赤外線受光素子ブロック PB1,PB2・・・パン用の赤外線受光素子ブロック TB1,TB2・・・チルト用の赤外線受光素子ブロッ
ク 10・・・駆動制御手段 11・・・パン駆動ブロック 12・・・チルト駆動ブロック 14a・・・超音波発振器 15・・・待機時間設定手段 16・・・カウンタ 2 ・・・リモートコントロール装置(リモコン) 21・・・赤外線発信器 22・・・超音波センサ SA・・・駆動停止用の赤外線受光素子ブロックの検知
範囲 s1・・・位置決め用信号 s2・・・測定用信号 s・・・超音波

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤外線受光素子ブロックと超音波発振器と
    計時手段と演算手段とを備えた測定装置と、赤外線発信
    器と超音波センサとを備えた被測定装置とで構成された
    距離測定システムであって、 上記被測定装置は、距離の測定を開始するときには、上
    記赤外線発信器から第1の赤外線信号を送出し、上記超
    音波センサが上記測定装置から出力された超音波を検出
    したときには、第2の赤外線信号を送出する構成になっ
    ており、 上記測定装置は、上記赤外線受光素子ブロックが上記被
    測定装置から送出された上記第1の赤外線信号を受信し
    たときには、上記超音波発振器から超音波を出力し、 上記計時手段は、上記超音波を出力してから、上記第2
    の赤外線信号を受信するまでの時間を計測し、 上記演算手段は、上記計時手段の計測時間と、予め設定
    された上記超音波と上記第2の赤外線信号の伝搬速度と
    を基に、上記被測定装置までの距離を算出することを特
    徴とする距離測定システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の距離測定システムを利用
    したスポットライト制御システムであって、 照明灯を収容したスポットライト本体と、このスポット
    ライト本体をパン作動させるためのパン駆動ブロック及
    びチルト作動させるためのチルト駆動ブロックとを備え
    たスポットライトを上記測定装置とし、携帯用のリモー
    トコントロール装置を上記被測定装置とした構成になっ
    ており、 上記スポットライト本体は、その前面に、上記赤外線受
    光素子ブロックとして、駆動停止用赤外線受光素子ブロ
    ックと、この駆動停止用赤外線受光素子ブロックの水平
    方向の両横に設けられた2つのパン用赤外線受光素子ブ
    ロックと、上記駆動停止用赤外線受光素子ブロックの垂
    直方向の両横に設けられた2つのチルト用赤外線受光素
    子ブロックとを構成し、 上記パン用赤外線受光素子ブロックの一方のみが赤外線
    を検出した場合に、赤外線を検出したブロックの方向へ
    スポットライト本体をパン作動させ、上記チルト用赤外
    線受光素子ブロックの一方のみが赤外線を検出した場合
    に、赤外線を検出したブロックの方向へスポットライト
    本体をチルト作動させ、上記駆動停止用赤外線受光素子
    ブロックが赤外線を検出した場合には、パン及びチルト
    作動を停止させる駆動制御手段と、 上記演算手段が算出した上記リモートコントロール装置
    までの距離を基に、上記駆動停止用赤外線受光素子ブロ
    ックが赤外線を検出したときから、パン又はチルト作動
    を停止させるまでに待機すべき時間を設定する待機時間
    設定手段とを更に備え、 上記駆動制御手段は、上記駆動停止用赤外線受光素子ブ
    ロックが赤外線を検出したときには、上記待機時間設定
    手段が設定した待機時間の経過後に、パン又はチルト作
    動を停止させることを特徴とするスポットライト制御シ
    ステム。
JP31342296A 1996-11-25 1996-11-25 距離測定システム及びこれを利用したスポットライト制御システム Withdrawn JPH10154403A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107166275A (zh) * 2017-06-30 2017-09-15 苏州见真物联科技有限公司 新型智能家居用照明装置

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