JPH10154356A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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Publication number
JPH10154356A
JPH10154356A JP8310900A JP31090096A JPH10154356A JP H10154356 A JPH10154356 A JP H10154356A JP 8310900 A JP8310900 A JP 8310900A JP 31090096 A JP31090096 A JP 31090096A JP H10154356 A JPH10154356 A JP H10154356A
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JP
Japan
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recording
groove
signal
magneto
optical disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP8310900A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Otomo
勝彦 大友
Hiroshi Nomura
宏 野村
Hiroyuki Takemoto
宏之 竹本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グルーブ記録方式を採用しつつ、更なる高密
度記録化に対応することが可能な光ディスクを提供す
る。 【解決手段】 ディスク基板上にグルーブが形成され、
上記グルーブの少なくとも一部に凹凸によって情報信号
を示すエンボスピットが形成された光ディスクにおい
て、グルーブの深さをエンボスピットの深さよりも深く
する。ここで、ディスク基板の屈折率をnとし、エンボ
スピットの検出に使用されるレーザ光の波長をλとした
とき、グルーブの深さはλ/(4n)〜λ/(2n)の
範囲内、エンボスピットの深さはλ/(8n)〜(3
λ)/(8n)の範囲内とすることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グルーブに情報信
号の記録がなされるグルーブ記録方式の光ディスクに関
する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を用いて情報の読み出し、書き
込み及び消去を行うことが可能な書換可能光ディスクの
一つに、光磁気ディスクと称されるものがある。光磁気
ディスクは、磁気光学効果を有する材料を記録層に使用
した円盤状の記録媒体であり、コンピュータの記録装置
や音楽・画像情報等のパッケージメディアとして実用化
されている。
【0003】このような光磁気ディスクは、通常、透明
なディスク基板上に記録層が形成され、更に記録層を覆
うように保護層が形成されて作製される。そして、光磁
気ディスクへの記録は、通常、ディスク基板側から記録
層にレーザ光を照射するとともに、保護層側から記録層
に磁界を印加することによって行われる。このとき、レ
ーザ光が照射された記録層は、その照射部分がキュリー
点又は温度補償点を越えて昇温され、保磁力が低下す
る。そして、この保磁力が低下した部分は、外部から印
加される記録磁界の向きに磁化方向が反転する。これに
より、レーザ光が照射されている部分に記録が行われる
こととなる。
【0004】一方、光磁気ディスクからの再生は、通
常、ディスク基板側からレーザ光を照射し、そのレーザ
光の偏光面が、記録層の磁気カー効果によって回転する
のを検出することによって行われる。ここで、磁気カー
効果による偏光面の回転角は、記録層の磁化方向によっ
て異なるものとなる。したがって、この回転角を検出す
ることで、記録層の磁化方向が識別されて、情報信号が
再生されることとなる。
【0005】このように記録再生が行われる光磁気ディ
スクのセクタフォーマットの例として、ISO規格準拠
の130mm径の光磁気ディスクのセクタフォーマット
を図13及び図14に示す。ここで、図13(a)は、
1024バイト/セクタ対応の光磁気ディスクのセクタ
フォーマットを示しており、図13(b)は、当該セク
タのプリフォーマットヘッダ−部PFHのフォーマット
を示しており、図13(c)は、当該セクタのALPC
&Gap部AGのフォーマットを示している。また、図
14(a)は、512バイト/セクタ対応の光磁気ディ
スクのセクタフォーマットを示しており、図14(b)
は、当該セクタのプリフォーマットヘッダ−部PFHの
フォーマットを示しており、図14(c)は、当該セク
タのALPC&Gap部AGのフォーマットを示してい
る。
【0006】図13及び図14に示すように、これらの
光磁気ディスクはいずれも、アドレス情報等が記録され
るプリフォーマットヘッダー部PFHと、プラグ情報等
が記録されるALPC&Gap部AGと、任意のデータ
が記録されるデータエリア部DAと、バッファ領域であ
るバッファ部BFとが1セクタ内に設けられている。
【0007】ところで、これらの光磁気ディスクは、連
続溝サーボ方式によってトラッキングサーボが行われ
る。すなわち、これらの光磁気ディスクには、ディスク
基板上にグルーブと呼ばれる螺旋状又は同心円状の案内
溝が形成されており、記録再生時にはグルーブからの回
折光を利用してトラッキングサーボが行われる。そし
て、このようなグルーブとグルーブの間の部分は、一般
にランドと呼ばれており、ISO規格準拠の130mm
径の光磁気ディスクでは、ランドの部分に光磁気記録に
よって情報信号を記録する。なお、このようにランドの
部分に情報信号を記録する方式は、ランド記録方式と呼
ばれている。
【0008】具体的には、図13に示したようなセクタ
ーフォーマットを有するISO規格準拠の130mm径
の光磁気ディスクでは、図15に示すように、プリフォ
ーマットヘッダー部PFHやデータエリア部DAに対応
するように、1.15μm間隔にてグループ101が形
成されており、これらのグルーブ101とグルーブ10
1の間の部分であるランド102に、グルーブ101の
間隔に対応したトラックピッチにて、光磁気記録によっ
て情報信号の記録がなされる。
【0009】このような光磁気ディスクにおいて、プリ
フォーマットヘッダー部PFHには、同期信号パターン
VFO1,VFO2を示すVFO信号や、アドレスを示
すアドレス信号等が、予め書き込まれている。すなわ
ち、ランド102上であってプリフォーマットヘッダー
部PFHに対応する部分には、VFO信号やアドレス信
号等を示すピットが予め形成されている。そして、これ
らのピットは、凹凸によって情報信号を示すピット、す
なわちエンボスピットとして、予めディスク基板上に形
成されている。
【0010】一方、データエリア部DAは、光磁気記録
がなされる領域であり、この領域にはエンボスピットは
形成されない。そして、データエリア部DAに対して記
録再生を行うときは、連続的に形成されたグルーブ10
1からの回折光を利用して、連続的にトラッキングサー
ボをかけながら、レーザ光をグルーブ101に沿って移
動させるようにする。なお、データエリア部DAにも同
期信号パターンVFO3が記録されるが、この同期信号
パターンVFO3はエンボスピットによるものではな
く、磁気的に記録されるものである。
【0011】このようにプリフォーマットヘッダー部P
FHにエンボスピットが予め形成されるような光磁気デ
ィスクでは、ディスク基板を成形するマスタリング時
に、プリフォーマットヘッダー部PFHに対応する部分
にエンボスピットを形成する。しかしながら、ランド記
録方式では、エンボスピットがグループ101で挟まれ
ることとなるため、エンボスピットからの信号を検出し
たときに、当該検出信号の変調度がグループ101の影
響によって低下してしまう。特に、VFO信号を示すエ
ンボスピットは、非常に微細なパターンとなるので、レ
ーザ光を照射したときに、当該エンボスピットによる反
射光量分布に対して、グループ101による反射光量分
布の割合が大きくなりやすく、このため、VFO信号を
示すエンボスピットから検出される信号の変調度は非常
に小さくなってしまいやすかった。
【0012】そして、このような変調度の低下によっ
て、例えばチャンネルクロックを再生できなくなると、
重大な問題となる。特に、VFO信号は、記録再生信号
の基準信号であるので、このVFO信号の変調度が規定
の信号量を満たさないと、記録再生システムが成り立た
なくなる。
【0013】このように、ランド記録方式では、グルー
ブ101に挟まれた位置にエンボスピットが形成される
ため、エンボスピットから検出される信号の変調度が低
下しやすいという問題があった。そして、このような変
調度の低下は、トラックピッチが狭くなってくると更に
顕著となるため、ランド記録方式では高記録密度化を図
ることは非常に困難であった。
【0014】そこで、このような問題を解決するため
に、ランド102に情報信号を記録するのではなく、グ
ルーブ101に情報信号を記録するようにしたグルーブ
記録方式が提案されている。
【0015】グルーブ記録方式では、図16に示すよう
に、データエリア部DAに対応する部分にグルーブ10
1を形成し、このように形成されたグルーブ101内
に、光磁気記録によって情報信号を記録するようにす
る。このとき、プリフォーマットヘッダー部PFHは、
グルーブ101が形成されていない部分に位置すること
となる。すなわち、グルーブ記録方式の光磁気ディスク
では、光磁気記録によって情報信号が記録される部分と
なるグルーブ101がディスク基板上に形成されるとと
もに、グルーブ101と同一のトラック上に、プリフォ
ーマットヘッダー部PFHを構成するエンボスピットが
形成される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より提
案されているグループ記録方式では、図16に示したよ
うに、グループ101とプリフォーマットヘッダー部P
FHが同一トラック上に形成されているが、グルーブ1
01の深さと、プリフォーマットヘッダー部PFHを構
成するエンボスピットの深さとは同一とされている。
【0017】しかしながら、グルーブ記録方式の光ディ
スクにおいて、グループ101の部分から得られる信号
が最大となるときのグルーブ深さと、エンボスピットか
ら得られる信号が最大となるときのエンボスピット深さ
とは、異なるものとなる。したがって、グルーブ深さと
エンボスピット深さとが同一にされている従来のグルー
ブ記録方式では、グルーブ101とエンボスピットの両
方から最適な信号を得ることはできなかった。
【0018】そこで、従来のグルーブ記録方式の光磁気
ディスクでは、エンボスピットからの信号の変調度を犠
牲にして、クロストークが少なく良好な信号がグルーブ
101の部分から得られるように、グループ深さを設定
していた。そして、エンボスピット深さは、このように
設定されたグルーブ深さに合わせるようにしていた。
【0019】線記録密度が低い場合には、このような従
来のグルーブ記録方式でも対応することができたが、近
年、記録密度の増大に対する要求が非常に高まってお
り、今後の光磁気ディスクでは、線記録密度が光学ピッ
クアップのMTF限界を越えたような領域を使用するこ
とさえも研究されている。そして、線記録密度が限界付
近とされるような光磁気ディスクでは、グルーブ部分
と、エンボスピット部分の両方から、最適な信号が得ら
れるようにする必要がある。
【0020】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、グルーブ記録方式を採用しつ
つ、更なる高密度記録化に対応することが可能な光ディ
スクを提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに完成された本発明に係る光ディスクは、ディスク基
板上にグルーブが形成され、上記グルーブの少なくとも
一部に凹凸によって情報信号を示すエンボスピットが形
成された光ディスクであって、上記グルーブの深さが、
上記エンボスピットの深さよりも深いことを特徴とする
ものである。
【0022】ここで、上記ディスク基板の屈折率をnと
し、上記エンボスピットの検出に使用されるレーザ光の
波長をλとしたとき、上記グルーブの深さはλ/(4
n)〜λ/(2n)の範囲内であり、上記エンボスピッ
トの深さはλ/(8n)〜3λ/(8n)の範囲内であ
ることが好ましい。
【0023】上記光ディスクでは、グルーブ深さとエン
ボスピット深さとを異なるものとしているので、グルー
ブ部分から得られる信号の最適化と、エンボスピット部
分から得られる信号の最適化との両立を図ることができ
る。そして、グルーブの深さをλ/(4n)〜λ/(2
n)の範囲内とすることにより、グルーブ部分からクロ
ストークの少ない良好な信号を得ることができ、ピット
の深さをλ/(8n)〜3λ/(8n)の範囲内とする
ことにより、エンボスピットからも変調度の大きい良好
な信号を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本発明は以下の例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能
であることは言うまでもない。
【0025】本実施の形態に係る光ディスクは、グルー
ブ記録方式の光磁気ディスクであり、図1に示すよう
に、エンボスピットによって構成されるプリフォーマッ
トヘッダー部PFHと、データエリア部DAが記録され
るグルーブ1とがディスク基板に形成されている。すな
わち、この光磁気ディスクにおいて、プリフォーマット
ヘッダー部PFHには、凹凸によって情報信号を示すエ
ンボスピットが形成されており、このプリフォーマット
ヘッダー部PFHと同一トラック上にグルーブ1が形成
されている。そして、この光磁気ディスクは、グルーブ
記録方式の光磁気ディスクであり、グルーブ1の内部に
光磁気記録によって情報信号が書き込まれる。すなわ
ち、グルーブ1の部分がデータエリア部DAとなる。
【0026】そして、本実施の形態に係る光磁気ディス
クでは、図2に示すように、グルーブ1の深さt1が、
エンボスピット2の深さt2よりも深く形成されてい
る。ここで、図2(a)は、図1のA−A線におけるデ
ィスク基板の断面を示しており、図2(b)は、図1の
B−B線におけるディスク基板の断面を示している。具
体的には、ディスク基板の屈折率をnとし、エンボスピ
ット2の検出に使用されるレーザ光の波長をλとしたと
き、グルーブ1の深さt1は約λ/(3n)とし、エン
ボスピット2の深さt2はλ/(4n)とする。
【0027】上記光磁気ディスクにおいて、隣接するグ
ルーブ1の間隔t3はトラックピッチに相当するが、こ
の間隔t3は、所望する記録密度等に応じて適宜設定す
れば良く、例えば0.9〜0.8μm程度とする。ま
た、グルーブ1の幅t4は、グルーブ1の内部に光磁気
記録によって情報信号を書き込めるように、十分に広く
しておく必要があり、具体的には、トラックピッチの5
0%以上とすることが好ましい。したがって、グルーブ
1の間隔t3を0.8〜0.9μm程度としたときに
は、グルーブ1の幅t4は、0.45〜0.7μm程度
とすることが好ましい。
【0028】一方、エンボスピット2の間隔t5は、グ
ルーブ1の間隔t3と同じとなるように設定する。すな
わち、グルーブ1の間隔t3を0.9〜0.8μm程度
としたときには、エンボスピット2の間隔t5も0.9
〜0.8μm程度とする。また、エンボスピット2の幅
t6は、エンボスピット自体が情報信号を示すため、グ
ルーブ1の幅に比べて若干狭く形成する。具体的には、
グルーブ1の間隔t3を0.8〜0.9μm程度とした
ときには、エンボスピット2の幅t6は、0.3〜0.
6μm程度とすることが好ましい。このように、グルー
ブ1は幅が比較的に広く形成され、エンボスピット2は
幅が比較的に狭く形成されるため、図2に示すように、
グルーブ1は、その断面形状が台形状となるように形成
され、エンボスピット2は、その断面形状がV状となる
ように形成される。
【0029】以上のような本実施の形態に係る光磁気デ
ィスクでは、グルーブ1の深さt1をλ/(3n)とし
ているので、グルーブ1に記録された情報信号を検出す
る際のクロストークが少なくなり、しかも、グルーブ1
からの回折光によって得られるトラッキングサーボ信号
も非常に高いレベルで得られる。また、この光磁気ディ
スクでは、エンボスピット2の深さt2はλ/(4n)
としているので、エンボスピット2から検出される信号
の変調度が大きく、エンボスピット2から非常に高いレ
ベルの信号を得ることができる。したがって、この光磁
気ディスクでは、アドレスエラーレートが非常に低くな
る。
【0030】なお、ここでは、グルーブ1の深さt1を
λ/(3n)とし、エンボスピット2の深さt2をλ/
(4n)としたが、グルーブ1やエンボスピット2の深
さは、これに限られるものではない。グルーブ1から得
られる信号は、グルーブ1の深さt1がλ/(4n)〜
λ/(2n)のときに、比較的に高いレベルとなり、エ
ンボスピット2から得られる信号は、エンボスピット2
の深さt2がλ/(8n)〜3λ/(8n)のときに、
比較的に高いレベルとなる。したがって、グルーブ1や
エンボスピット2の深さをこれらの範囲内とすれば、グ
ルーブ1から得られる信号と、エンボスピット2から得
られる信号との両方を高いレベルとするという本発明の
効果が得られる。
【0031】なお、以上の説明では、ディスク基板上に
形成されるグルーブ1とエンボスピット2について主に
説明したが、このようなディスク基板上に光磁気記録用
の記録層や、記録層を覆う保護層等が形成されることは
言うまでもない。そして、記録層や保護層等について
は、従来公知のものが適宜使用可能である。
【0032】以上のような光磁気ディスクにおいて、ト
ラッキングサーボ信号のうち、レーザ光のスポットが移
動したときに当該スポットがどれだけのトラックを跨い
だかを検出するための信号として使用されるクロストラ
ッキング信号(以下、CTS信号と称する。)につい
て、グルーブ1の深さt1との関係について説明する。
ここで、CTS信号は、レーザ光のスポットをトラック
方向に対して垂直又は斜め方向に移動させたときの戻り
光量として取りだされるものであり、このCTS信号に
より、シーク動作時にどれだけのトラックをまたいでス
ポットが移動したのかがカウントされ、スポットの移動
量や移動速度等が検出されることとなる。
【0033】そして、このようなCTS信号について、
グルーブ1の深さt1との関係を計算によって求めた。
ここで、計算の対象としたグルーブは、図3に示すよう
に、グルーブ1の幅t3を0.315μmとし、グルー
ブ1の間隔t4を0.84μmとし、グルーブ側面の斜
面となっている部分の幅t7を0.078μmとした。
また、計算時のパラメータは、ディスク基板の屈折率n
=1.58、レーザ光の波長λ=780nm、レーザ光
集束用対物レンズの開口数NA=0.55、A/W=
(0.61,0.99)とした。なお、A/Wは、照射
面における光の強度分布を規定する光学系のパラメータ
の1つであり、ガウシアン分布のビームとして近似され
るレーザ光を使用した場合に、このレーザ光がどの程度
対物レンズでけられるかを示す指標である。すなわち、
図4に示すように、Aは対物レンズの実効半径を示し、
Wはレーザ光の対物レンズ上におけるスポットサイズ、
すなわちビーム中心での光強度を1としたときに光強度
が1/e2 となる位置の径を示している。そして、入射
されるレーザ光のx方向のスポットサイズをWx とし、
y方向のスポットサイズWy としたとき、A/W=(A
/Wx ,A/Wy )である。
【0034】そして、以上のような条件にて、CTS信
号とグルーブ1の深さt1との関係を計算によって求め
た結果を図5に示す。ここで、グルーブ1の深さt1=
λ/(4n)は108nmに相当し、グルーブ1の深さ
t1=λ/(3n)は143nmに相当し、グルーブ1
の深さt1=λ/(2n)は215nmに相当する。
【0035】図5から分かるように、グルーブ1の深さ
t1を、λ/(4n)〜λ/(2n)の範囲内とするこ
とにより、非常に高いレベルのCTS信号が得られる。
すなわち、グルーブ1の深さt1をλ/(4n)〜λ/
(2n)の範囲内とすることにより、トラッキングサー
ボを非常に良好に行うことが可能となる。
【0036】つぎに、以上のような光磁気ディスクの製
造方法について、具体的な例を挙げて詳細に説明する。
【0037】上記光磁気ディスクを作製する際は、先
ず、図6に示すように、研磨した厚さ約10mmのガラ
ス基板11にポジ型のフォトレジスト12を塗布し、そ
の後、図7に示すように、レーザー光を用いてレーザカ
ッティングを行う。すなわち、レーザ光のパワーを変化
させながらフォトレジスト12に照射して、グルーブ1
及びエンボスピット2に対応した記録パターンを露光す
る。
【0038】このとき、グループ1に対応する部分の露
光深さと、エンボスピット2に対応する部分の露光深さ
とが異なるように、レーザ光のパワーを、グループ1に
対応する部分を露光する際と、エンボスピット2に対応
する部分を露光する際とで変化させる。すなわち、グル
ーブ1に対応する部分については、図2(a)に示した
ような台形状のグルーブ1が形成されるように強いパワ
ーで露光し、エンボスピット2に対応する部分について
は、図2(b)に示したようなV状のエンボスピット2
が形成されるように弱いパワーで露光する。
【0039】次に、レーザカッティングが施されたフォ
トレジスト12に対して現像処理を施す。これにより、
フォトレジスト12のうち、露光された部分12aが溶
解除去され、その結果、図8に示すように、グルーブ1
及びエンボスピット2に対応する記録パターンが形成さ
れたフォトレジスト12bがガラス基板11上に残され
る。
【0040】次に、記録パターンが形成されたフォトレ
ジスト12bに対して、図9に示すように、無電解メッ
キを施して導電化膜13を形成し、更に、図10に示す
ように、導電化膜13上に金属メッキを施して金属メッ
キ膜14を形成する。そして、このようにフォトレジス
ト12b上に形成された金属メッキ膜14を剥離するこ
とにより、金属製のスタンパーが完成する。
【0041】以上にように金属製のスタンパーが作製さ
れた後は、大量複製工程に移り、ディスク基板を作製す
る。すなわち、上記スタンパーを型として、或いは、上
記スタンパーの複製を型として、例えば射出成型法、圧
縮成型法又はフォトポリマイゼーション(2P)法等を
用いて、グルーブ1及びピット2を有するディスク基板
を作製する。
【0042】その後、ディスク基板上に光磁気記録用の
記録層や、記録層を覆う保護層等を形成することによ
り、光磁気ディスクが完成する。
【0043】つぎに、上述のようなレーザカッティング
に使用されるレーザカッティング装置の一構成例につい
て、図11を参照して説明する。
【0044】このレーザカッティング装置は、図示する
ように、気体を増幅媒質とするガスレーザ光源21と、
このガスレーザ光源21から出射されたレーザ光Lを、
入力される信号電界に応じて強度変調する横型電気光学
変調器(Electro Optic Modulator:以下、単にEOM
と称する。)22と、記録信号にて変調された超音波に
基づいて、上記EOMからのレーザ光Lを強度変調する
音響光学変調器(Acousto Optic Modulator:以下、単
にAOMと称する。)23と、このAOM23にて強度
変調されたレーザ光Lを、カッティングヘッド24に導
くミラー25とから構成されている。
【0045】カッティングヘッド24は、レーザ光L
を、円形のガラス基板11上に形成されたフォトレジス
ト12上に集光する対物レンズ26と、上記ミラー25
によって導かれたレーザ光Lを対物レンズ26側に反射
させるミラー27とから構成され、特に対物レンズ26
は、上記フォトレジスト12上に所定の間隔をもって対
向して配されている。そして、このカッティングヘッド
24は、ステッピングモータ28を主体とする移動機構
によって、ガラス基板11の径方向に移動する。
【0046】カッティングヘッド24の位置は、このカ
ッティングヘッド24に取り付けられたスリット板(レ
ーザスケール)、或いはステッピングモータ28の軸に
取り付けられた符号板等から構成されたエンコーダ29
によって検出されるようになっている。また、ガラス基
板11は、円形のステージ30上に例えば真空吸着によ
って固定されており、このステージ30がスピンドルモ
ータ31によって回転駆動されることによって回転する
ようになっている。
【0047】ここで、上記レーザ光Lとしては、Arレ
ーザでは458nm、He−Cdレーザでは442nm
の発振波長のものが選定される。また、最近では、40
0nm付近の発振波長を有するKrレーザも使用される
場合もある。また、これらのガスレーザは、ブリュース
ター窓により直線偏光のレーザ光Lとして出射される。
【0048】上記EOM22は、例えばADPやKDP
の結晶で構成されており、このEOM22の電極間に可
変直流電源32が接続されている。通常、この可変直流
電源32からは、一定レベルの直流電圧Vが出力され
る。そして、EOM22に入射された直線偏光のレーザ
光Lについて、特に媒質中における2つの直交偏光成分
間の光学的位相差Δφが、上記可変直流電源22からの
直流電圧Vの供給によって制御され、この制御によりレ
ーザ光Lの偏光状態が変化する。
【0049】このEOM22を透過したレーザ光Lは、
楕円偏光となるため、後段の1/4波長板及び検光子か
らなるアナライザ33にて強度変調光に変換される。す
なわち、EOM22から出力された楕円偏光のレーザ光
Lは、先ず、1/4波長板にて直線偏光のレーザL光に
戻されるが、入射光に比べて電気ベクトルの振動面が直
流電圧Vに比例した角度Δφ/2だけ回転しているた
め、次に、検光子によって強度変調光に変換される。
【0050】また、EOM22の後段(正確には、アナ
ライザ33の後段)には、ハーフミラー34を配置し、
これによって、EOM22を透過したレーザ光Lを2つ
に分け、この2つに分岐された光路中、EOM22の透
過光路を延長した第1の光路上に光検出器35を配置
し、その後段に電圧制御回路36を接続する。そして、
この電圧制御回路36と上記可変直流電源32とを接続
する。すなわち、EOM22、光検出器35、電圧制御
回路36及び可変直流電源32にて1つのフィードバッ
ク系が構成される。光検出器35は、EOM22を透過
したレーザ光Lの光出力を信号電流(検出信号)Ssに
変換するもので、例えばフォトダイオードにて構成する
ことができる。
【0051】一方、ハーフミラー34によって2つに分
岐された光路中、このハーフミラー34によって反射さ
れたレーザ光Lが通る第2の光路上に、ビーム縮小レン
ズ37、AOM23及びビーム拡大レンズ38が順に配
置されている。上記AOM23には、超音波発生器39
が接続されており、この超音波発生器39は、発生した
超音波を、入力端子φinに供給される記録信号(フォト
レジスト12に描画する記録パターンが電気的に変換さ
れた信号)に基づいて変調する。この超音波発生器39
によって変調された超音波は、AOM23に供給され
る。
【0052】AOM23は、例えばTeO2結晶から構
成されており、超音波発生器39からの超音波供給によ
り結晶中に生じた屈折率変化による位相回折格子を用い
て、そのブラッグ回折の一次回折光を信号記録に使用す
るようにするものである。回折光の強度は、超音波パワ
ーで決まり、回折方向はキャリア周波数で決まる。した
がって、原理的に上記EOM22のようなバイアス変動
がない。なお、最近では、結晶デバイスと発生器の改善
により、EOMと同等の変調帯域幅を得ることができ
る。しかも、フィードバック制御を行わないため、どの
ようなデューティの信号や低周波の信号に対しても安定
な光変調を行うことができる。
【0053】記録信号Swは、記録信号発生器40によ
って生成される。この記録信号発生器40は、PLL4
1にて生成されたクロック信号Scと制御部42からの
記録データDpに基づいて記録信号Swを生成する。P
LL41は、スピンドルモータ31からの回転タイミン
グ信号Stに基づいて、クロック信号Scを生成する。
【0054】制御部42は、パワー変調用メモリ43に
登録されている記録データを、PLL41からのクロッ
ク信号Scに基づいて読み出し、記録信号発生器40に
順次供給する。そして、この記録信号発生器40から
は、上記制御部42からの記録データDpに応じた記録
信号Swが出力される。
【0055】記録信号発生器40の後段には、振幅変調
回路44が接続されており、カッティングヘッド24の
位置に応じて上記記録信号Swの振幅を変化させる。す
なわち、この振幅変調回路44は、制御部42からD/
A変換器45を介して送られてくるパワー変調信号Sm
に基づいて、記録信号発生器40からの記録信号Swの
振幅を変調する。
【0056】一方、制御部42は、PLL41からのク
ロック信号Scに基づいて、エンコーダ29から位置デ
ータDを読み出し、この位置データDをアドレスとし
て、パワー変調用メモリ43から対応するパワー変調デ
ータDmを読み出す。読み出されたパワー変調データD
mは、D/A変換器45にてアナログのパワー変調信号
Smに変換されて振幅変調回路44に供給される。そし
て、この振幅変調回路44において、上記記録信号発生
器40から送られてくる記録信号Swの振幅を、パワー
変調信号Smのレベルに応じて変調する。
【0057】そして、AOM23にて強度変調されたレ
ーザ光Lは、後段のビーム拡大レンズ38によって、そ
のビーム径が復元され、更に、後段のミラー25,27
によって対物レンズ26側に誘導され、最終的にこの対
物レンズ26よって集光されて、フォトレジスト12上
に照射される。このとき、ガラス基板11がスピンドル
モータ31によって一定方向に回転しており、また、カ
ッティングヘッド24が移動機構によって、ガラス基板
11の径方向に移動することから、フォトレジスト12
の全面にわたって記録信号Swに基づいた記録パターン
が描画され、その描画された記録パターンに従ってフォ
トレジストが感光されることとなる。
【0058】つぎに、以上のような光磁気ディスクが使
用される記録再生装置の具体例について、図12を参照
しながら説明する。
【0059】この記録再生装置は、図示するように、ス
ピンドルモータ51を備えており、光磁気ディスク52
に対して記録再生を行う際は、このスピンドールモータ
51によって光磁気ディスク52を回転駆動する。そし
て、情報信号を記録する際は、回転駆動された光磁気デ
ィスク52に対して、光学ピックアップ53によりレー
ザ光を照射した状態で、記録データに応じた変調磁界を
磁気ヘッド54から印加する。これにより、光磁気ディ
スク52の記録トラックに沿ってデータの記録を行う。
なお、このように磁界を変調して記録する方法は、磁界
変調記録と呼ばれる。また、情報信号を再生する際は、
光磁気ディスク52の記録トラックを、光学ピックアッ
プ53によりレーザ光でトレースする。そして、その反
射光を検出することにより、磁気光学的に情報信号を再
生する。
【0060】ここで、光学ピックアップ53は、例え
ば、レーザダイオード等のレーザ光源、コリメータレン
ズ、対物レンズ、偏光ビームスプリッタ、シリンドリカ
ルレンズ等の光学部品と、所定の配置に分割されたフォ
トディテクタ等とから構成されており、光磁気ディスク
52を間にして磁気ヘッド54と対向する位置に配され
る。
【0061】そして、光学ピックアップ53は、光磁気
ディスク52にデータを記録するときに、ヘッド駆動回
路55により磁気ヘッド54が駆動されて記録データに
応じた変調磁界が光磁気ディスク52に印加された状態
にて、光磁気ディスク52の目的トラックにレーザ光を
照射することによって、熱磁気記録によるデータ記録を
行う。また、この光学ピックアップ53は、光磁気ディ
スク52からデータを再生するときに、目的トラックに
照射したレーザ光の反射光の偏光角(カー回転角)を検
出し、これにより再生信号を生成する。なお、この光学
ピックアップ53は、記録再生時に、目的トラックに照
射したレーザ光の反射光を検出することにより、例えば
非点収差法によりフォーカスエラーを検出し、また、例
えばプシュプル法によりトラッキングエラーを検出す
る。
【0062】また、この記録再生装置は、図示するよう
に、記録再生装置全体の動作を制御するシステムコント
ローラ56や、光学ピックアップ53から出射されるレ
ーザ光のパワーを制御するレーザパワーコントロール回
路57や、光学ピックアップ53によって検出された信
号の処理等を行う信号処理回路58や、サーボ動作を制
御するためにサーボ制御回路59や、光学ピックアップ
53を移動させるためのリニアモータ60等も備えてい
る。
【0063】ここで、サーボ制御回路59は、例えば、
フォーカスサーボ制御回路、トラッキングサーボ制御回
路、スピンドルモータサーボ制御回路、スライドサーボ
制御回路等から構成される。そして、フォーカスサーボ
制御回路は、フォーカスエラー信号が零になるように、
光学ピックアップ53の光学系のフォーカス制御を行
う。また、トラッキングエラー制御回路は、トラッキン
グエラー信号が零になるように、光学ピックアップ53
の光学系のトラッキング制御を行う。また、スピンドル
モータサーボ制御回路は、光磁気ディスク52を所定の
回転速度(例えば一定回転数)で回転するように、スピ
ンドルモータ51の回転を制御する。また、スライドサ
ーボ制御回路は、システムコントローラ56により指定
される光磁気ディスク52の目的トラック位置に、光学
ピックアップ53及び磁気ヘッド54を移動させる。
【0064】そして、このような記録再生装置を用いて
記録再生を行うとき、上述の光磁気ディスクでは、エン
ボスピットから検出される信号の変調度が従来のフォー
マットの光磁気ディスクよりも大きくとれるので、アド
レスエラーレートが良くなり、アドレスが読めないこと
による交替処理や再生不能等になるようなことが少なく
て済む。
【0065】なお、本発明は、エンボスピットとグルー
ブの深さを規定するものであり、セクタフォーマット等
については、任意のものが使用可能である。すなわち、
本発明は、例えば、図13や図14に示したようなセク
タフォーマットの光磁気ディスクに適用可能であるし、
また、それら以外のセクタフォーマットの光磁気ディス
クにも適用することができる。更に、本発明は、エンボ
スピットとグルーブがディスク基板に形成されたグルー
ブ記録方式の光ディスクに広く適用可能であり、上述の
ような光磁気ディスクだけでなく、例えば、媒体の相変
化を利用して記録再生を行う相変化型光ディスク等にも
適用可能である。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る光ディスクでは、グルーブの深さとエンボスピッ
トの深さとを異なるものとしているので、グルーブ部分
から得られる信号の最適化と、エンボスピット部分から
得られる信号の最適化との両立を図ることができる。
【0067】すなわち、本発明を適用することにより、
例えば、高いレベルのトラッキングサーボ信号が得られ
るようにすることと、クロストークが少ない良好な再生
信号が得られるようにすることと、エンボスピットから
変調度の大きな信号が得られるようにすることとを同時
に実現することが可能となる。
【0068】したがって、本発明によれば、記録密度を
上げても、アドレスエラーレートや、再生信号のエラー
レートを低く抑えることが可能であり、しかもトラッキ
ングサーボを精度良く行うことが可能な、非常に優れた
光ディスクを提供することができる。
【0069】なお、本発明は、スタンパーを作製する際
に、フォトレジストに対する露光パワーを制御するだけ
で実現することができ、光磁気ディスクの製造工程を殆
ど変更する必要がない。したがって、本発明によれば、
製造コストの増大を招くことなく、高性能な光ディスク
を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光磁気ディスクの一例につい
て、その記録トラック部分を拡大して模式的に示す平面
図である。
【図2】図1のA−A線における断面図、及びB−B線
における断面図である。
【図3】CTS信号の計算に用いたグルーブのモデルを
示す図である。
【図4】ガウスビームが対物レンズに入射したときの様
子を模式的に示す図である。
【図5】CTS信号とグルーブ深さとの関係を示す図で
ある。
【図6】スタンパの作製工程を順次示す図であり、ガラ
ス基板上にフォトレジストを塗布した状態を示す図であ
る。
【図7】スタンパの作製工程を順次示す図であり、レー
ザカッティングの工程を示す図である。
【図8】スタンパの作製工程を順次示す図であり、フォ
トレジストに対して現像処理を施した状態を示す図であ
る。
【図9】スタンパの作製工程を順次示す図であり、フォ
トレジスト上に導電化膜を形成した状態を示す図であ
る。
【図10】スタンパの作製工程を順次示す図であり、導
電化膜上に金属メッキ膜を形成した状態を示す図であ
る。
【図11】レーザカッティング装置の一構成例につい
て、その光学系及び回路系の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】記録再生装置の一構成例について、その光学
系及び回路系の構成を示すブロック図である。
【図13】1024バイト/セクタ対応の光磁気ディス
クのセクタフォーマットの一例を示す図である。
【図14】512バイト/セクタ対応の光磁気ディスク
のセクタフォーマットの一例を示す図である。
【図15】ランド記録方式の光磁気ディスクの一例につ
いて、その記録トラック部分を拡大して模式的に示す平
面図である。
【図16】グルーブ記録方式の光磁気ディスクの一例に
ついて、その記録トラック部分を拡大して模式的に示す
平面図である。
【符号の説明】
1 グルーブ、 2 エンボスピット、 t1 グルー
ブの深さ、 t2 エンボスピットの深さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク基板上にグルーブが形成され、
    上記グルーブの少なくとも一部に凹凸によって情報信号
    を示すエンボスピットが形成された光ディスクにおい
    て、 上記グルーブの深さが、上記エンボスピットの深さより
    も深いことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 上記ディスク基板の屈折率をnとし、上
    記エンボスピットの検出に使用されるレーザ光の波長を
    λとしたとき、 上記グルーブの深さがλ/(4n)〜λ/(2n)の範
    囲内であり、 上記エンボスピットの深さがλ/(8n)〜(3λ)/
    (8n)の範囲内であることを特徴とする請求項1記載
    の光ディスク。
JP8310900A 1996-11-21 1996-11-21 光ディスク Pending JPH10154356A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1001410A2 (en) * 1998-11-02 2000-05-17 Sony Corporation Optical recording medium, master for manufacturing same, and optical recording/reproducing apparatus

Cited By (2)

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EP1001410A2 (en) * 1998-11-02 2000-05-17 Sony Corporation Optical recording medium, master for manufacturing same, and optical recording/reproducing apparatus
EP1001410A3 (en) * 1998-11-02 2001-01-24 Sony Corporation Optical recording medium, master for manufacturing same, and optical recording/reproducing apparatus

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