JPH10154318A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH10154318A
JPH10154318A JP31237096A JP31237096A JPH10154318A JP H10154318 A JPH10154318 A JP H10154318A JP 31237096 A JP31237096 A JP 31237096A JP 31237096 A JP31237096 A JP 31237096A JP H10154318 A JPH10154318 A JP H10154318A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic head
core
slider
medium
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Application number
JP31237096A
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English (en)
Inventor
Koji Takahashi
浩二 高橋
Hiroshi Akiyasu
啓 秋保
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で回転駆動される高密度化された磁気記
録媒体に対して浮上量を抑制して記録再生することが可
能な磁気ヘッド及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 磁気ヘッドは、媒体摺動面が磁気記録媒
体と近接して、情報信号を記録再生する磁気ヘッドであ
って、媒体摺動面に複数のホールが形成されている。ま
た、この磁気ヘッドの製造方法は、媒体摺動面が磁気記
録媒体に近接して情報信号を記録再生する磁気ヘッドを
製造する際、スライダに複数のホールを形成するホール
形成工程の後に、ホール形成工程でホールが形成された
スライダと、磁気記録媒体に対して情報信号の記録再生
を行う磁気コアとを、接合させる接合工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に対
して情報信号等の記録再生を行う磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、円盤状の磁気記録媒体として広く
使用されているメディアとしては、例えばフレキシブル
ディスクがある。このフレキシブルディスクに対して記
録再生を行う磁気ヘッドとしては、フレキシブルディス
クの主面に対して略接触させて記録再生を行う磁気ヘッ
ドが広く使用されている。このフレキシブルディスク
は、300〜600rpm程度の回転数で回転駆動され
て情報信号の記録再生が行われている。
【0003】上記の磁気ヘッドにより情報信号が記録再
生されるフレキシブルディスクは、一般に、フォーマッ
ト時の記録容量が約1.44メガバイトとされるが、記
録容量を150〜650メガバイトに向上させたものも
提案されている。
【0004】このフレキシブルディスクは、記録密度の
高密度化を図るとともに、回転数を約1200〜360
0rpm程度として記録再生を行うことにより、データ
転送レートの向上が図られている。ここで、磁気ヘッド
は、フレキシブルディスクに情報信号等の記録再生を行
う際、スライダ支持機構によって負荷荷重が加えられて
フレキシブルディスクに押圧される。そして、フレキシ
ブルディスクが回転駆動されると、スライダは、スライ
ダ支持機構によってフレキシブルディスクに押圧される
とともに、フレキシブルディスクが回転駆動されること
により空気流による浮上力が加えられる。フレキシブル
ディスクは、浮上力よりスライダ支持機構による押圧の
ほうが大きいので、スライダと略接触して情報信号の記
録再生が行われる。
【0005】ここで、磁気ヘッドは、フレキシブルディ
スクに対して摺動するスライダを有している。この磁気
ヘッドの媒体摺動面は、フレキシブルディスクに摺接す
るように、略平坦に成形されている。
【0006】ところで、円盤状の磁気記録媒体として
は、例えばポリカーボネート樹脂等からなる基板上に磁
性層が積層されてなるハードディスクがある。このハー
ドディスクに対して記録再生を行う磁気ヘッドは、一般
的に、ハードディスクの表面と微小な空気層を介して情
報信号の記録再生を行う浮上型ヘッドとして構成され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、記録密度やデー
タ転送レート等の向上にともなって、フレキシブルディ
スクの回転数を向上させることが望まれている。
【0008】しかしながら、上述のフレキシブルディス
クに対して記録再生を行う磁気ヘッド及び浮上型の磁気
ヘッドは、ディスクの回転数を向上させると、ディスク
の表層部における空気の流れの影響によって、磁気ヘッ
ドに加わる浮上力がスライダ支持機構によって加わる押
圧よりも大きくなり、大きく浮上してしまう。そして、
この浮上量が大きくなると、良好な記録再生特性を得る
ことができなくなってしまう。
【0009】そこで、本発明は、上述のような問題点に
鑑み、高速で回転駆動される高密度化された磁気記録媒
体に対して浮上量を抑制して記録再生することが可能な
磁気ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明にかかる磁気ヘッドは、媒体摺動面が磁気記録媒体
と近接して、情報信号を記録再生する磁気ヘッドであっ
て、媒体摺動面に複数のホールが形成されたことを特徴
とするものである。
【0011】なお、複数のホールは、貫通穴又は所定の
深さで形成された凹部であっても良い。
【0012】このように構成された磁気ヘッドは、媒体
摺動面に複数のホールが形成されているので、記録再生
時において、磁気記録媒体と媒体摺動面との間に空気流
が発生しても空気流の流れを変化させ、媒体摺動面の反
対側に空気流を流すことが可能となる。したがって、こ
の磁気ヘッドは、上記のように空気流を変化させること
によって、磁気記録媒体との間隔を小さくすることが可
能となる。
【0013】また、複数のホールの開口端の磁気記録媒
体進入側には、テーパを形成しても良い。このように、
複数のホールにテーパを形成することによって、記録再
生時において、磁気ヘッドの媒体摺動面と磁気記録媒体
との間に生じる空気流の流れを円滑に変化させることが
可能となる。
【0014】また、本発明にかかる磁気ヘッドの製造方
法は、媒体摺動面が磁気記録媒体に近接して情報信号を
記録再生する磁気ヘッドを製造する際、スライダに複数
のホールを形成するホール形成工程の後に、ホール形成
工程でホールが形成されたスライダと、磁気記録媒体に
対して情報信号の記録再生を行う磁気コアとを、接合さ
せる接合工程とを有する。
【0015】なお、ホール形成工程で形成されるホール
は、貫通孔又は所定の深さで形成された凹部であっても
良い。また、ホール形成工程で形成されるホールの開口
端の磁気記録媒体進入側には、テーパを形成しても良
い。
【0016】このような磁気ヘッドの製造方法は、ホー
ル形成工程でホールを形成するので、完成した磁気ヘッ
ドの媒体摺動面にホールが形成され、記録再生時におい
て、媒体摺動面と磁気記録媒体との間に生じる空気流の
流れを変化させることが可能となる。また、ホールの開
口端の磁気記録媒体進入側にテーパを形成することによ
って空気流の流れをさらに円滑に変化させることが可能
となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる磁気ヘッド
及びその製造方法について図面を参照しながら詳細に説
明する。なお、本実施の形態は、本発明の好適な一例で
あるので、以下に述べる例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能であ
る。また、本実施の形態においては、フレキシブルディ
スクに対して情報信号の記録再生を行う磁気ヘッド及び
その製造方法について説明する。
【0018】本実施の形態にかかる磁気ヘッド1は、図
1に示すように、情報信号の記録再生を行う磁気コア2
と、磁気コア2の側面に接合される第1のスライダ3及
び第2のスライダ4とを備えており、これらの上面が媒
体摺動面1a,1bとなる。そして、この媒体摺動面1
aには、磁気コア2の第1のスライダ3側及び第2のス
ライダ4側に複数のホール5が形成されている。
【0019】なお、以下の説明では、本実施の形態にか
かる磁気ヘッド1において、回転駆動されるフレキシブ
ルディスクに対して先方に位置する側をディスク進入側
と称し、回転駆動されるフレキシブルディスクの対して
後方に位置する側を単に後方側と称する。
【0020】媒体摺動面1aは、図1に示すように、記
録再生時において、図示しないフレキシブルディスクD
がA方向に回転駆動されたとき、このフレキシブルディ
スクDの主面と摺接する面である。この媒体摺動面1a
には、磁気ギャップg1,g2を中心として第1のスライ
ダ3側及び第2のスライダ4側にホール5が形成されて
いる。
【0021】このホール5は、記録再生時において、フ
レキシブルディスクDが回転駆動されることによって生
ずる空気流により、フレキシブルディスクDと磁気ヘッ
ド1との間隙に負圧を生じさせるために形成される。ま
た、このホール5は、摺動方向Aを平行に一列に複数個
が並んで形成されている。したがって、磁気ヘッド1
は、記録再生時に、フレキシブルディスクDが回転駆動
されることにより、負圧によりフレキシブルディスクD
との間隔が狭くなり、フレキシブルディスクDに対して
摺接状態が保持され、情報信号等の記録再生を行うこと
が可能である。
【0022】なお、このホール5は、第1のスライダ3
及び第2のスライダ4を貫通するような貫通穴として形
成しても良く、凹部で形成しても良い。このホール5
は、第1のスライダ3及び第2のスライダ4を貫通する
にように形成されることによって、媒体摺動面1a,1
bとフレキシブルディスクDとの間に負圧を生じさせる
とともに、媒体摺動面1a,1bとフレキシブルディス
クDの間に存在する塵等を媒体摺動面1a,1bの反対
側に流すことが可能となる。
【0023】また、各ホール5の開口端のディスク進入
側には、図2に示すように、テーパ5aが形成されてい
る。このテーパ5aは、開口縁のディスク進入側に向か
って、次第にデプス方向において、大きくなるように形
成されている。このようにテーパ5aは、所定の角度θ
で形成される。したがって、このテーパ5aは、記録再
生時において、空気流が媒体摺動面1a,1bとフレキ
シブルディスクDの間に、媒体摺動面1a,1bの反対
側に空気流が円滑に流れるようにすることが可能であ
る。したがって、テーパ5aが各ホール5に形成された
磁気ヘッド1は、媒体摺動面1a,1bとフレキシブル
ディスクDとの間を狭くするような負圧をさらに大きく
することが可能となる。
【0024】磁気コア2は、図3に示すように、本実施
の形態において、フェライト材で構成され、情報信号の
記録再生を行うリード/ライト用コア6と、フレキシブ
ルディスクD上に記録された情報信号のトラック相互の
磁気的な絶縁性を保持するイレーズ用コア7から構成さ
れている。これらのリード/ライト用コア6とイレーズ
用コア7とは、非磁性材8によって融着されており、磁
気的な絶縁性が保持されている。
【0025】上記のリード/ライト用コア6は、フレキ
シブルディスクDに記録された情報信号の再生や、フレ
キシブルディスクDに対して情報信号等の記録を行うた
めのものであり、媒体摺動面1aの反対側に凹部9aが
形成されるように、ディスク進入側に配された略L字状
の磁気コア半体10と、後方側に配された略I字状の磁
気コア半体11とが、ガラス12によって接合されてな
る。磁気コア半体10,11は、フェライト等の軟磁気
特性に優れた磁性材料からなる。そして磁気ギャップg
1は、媒体摺動面1aからガラス12に至るまで形成さ
れており、このガラス12によって一対の磁気コア半体
10,11を介して接合されてなる。
【0026】また、一対の磁気コア半体10,11のう
ち、ディスク進入側の磁気コア半体10には、図示しな
いコイルボビンに巻回されたコイル13が組み付けられ
る。また、ディスク進入側の磁気コア半体10には、他
方の磁気コア半体11と磁気的に接合して閉ループを形
成するように、磁性材料からなるバックコア14が取り
付けられる。
【0027】そして、フレキシブルディスクDに記録さ
れた情報信号を再生する際には、フレキシブルディスク
Dに記録された情報信号をコイルに13よって電気信号
に変換して出力するようになっている。また、フレキシ
ブルディスクDに対して情報信号等の記録を行う際に
は、フレキシブルディスクDに記録すべき情報信号がコ
イル13に電気信号として供給される。
【0028】イレーズ用コア7は、消去用の磁気コアで
あり、フレキシブルディスクDに対してリード/ライト
用コア6によって情報信号等の記録を行った直後に形成
されるフレキシブルディスクDのトラックの両端部分に
対して消去処理を施すためのものである。これにより、
フレキシブルディスクDに情報信号の記録を行う際、磁
気ヘッド1の位置が若干ずれたとしても、隣接する各ト
ラック間の磁気的絶縁性が確保される。
【0029】このイレーズ用コア7は、媒体摺動面1a
の反対側に凹部9bが形成されるように、ディスク進入
側に配された略I字状の磁気コア半体15と、後方側に
配された略L字状の磁気コア半体16とが磁気ギャップ
2を介してガラス17によって接合されてなる。磁気
コア半体15,16は、フェライト等の軟磁気特性に優
れた磁性材料からなる。そして、磁気ギャップg2は、
媒体摺動面1aからガラス17に至るまで形成されてお
り、このガラス17によって一対の磁気コア半体15,
16が磁気ギャップg2を介して接合されてなる。
【0030】イレーズ用コア7は、上述したように、フ
レキシブルディスクDに対してリード/ライト用コア6
によって情報信号の記録を行った直後に、記録された情
報信号の両脇部分に対して消去処理を施すためのもので
ある。したがって、イレーズ用コア7の磁気ギャップg
2は、図1に示すように、リード/ライト用コア6の磁
気ギャップg1の両脇に対応する位置にそれぞれギャッ
プ部分を有するように形成される。
【0031】また、イレーズ用コア7を構成する一対の
磁気コア半体15,16のうち、後方側の磁気コア半体
16には、コイルボビンに巻回されたコイル18が組み
付けられるとともに、一方の磁気コア半体15と他方の
磁気コア半体16とが磁気的に結合して閉ループを形成
するように、これら磁気コア半体15,16には磁性材
料からなるバックコア19が取り付けられる。そして、
フレキシブルディスクDに対して情報信号の記録を行う
際には、消去用の信号がコイル18に電気信号として供
給される。
【0032】そして、リード/ライト用コア6とイレー
ズ用コア7とは、上述したように、非磁性材8によって
磁気的に絶縁された状態で接合されて、磁気コア2を構
成している。ここで、リード/ライト用コア6とイレー
ズ用コア7とは、リード/ライト用コア6がディスク進
入側に位置し、イレーズ用コア7が後方側に位置するよ
うに配され、リード/ライト用コア6の後方側の磁気コ
ア半体11とイレーズ用コア7のディスク進入側の磁気
コア半体15とが例えばセラミック等からなる非磁性材
8によって接合される。また、リード/ライト用コア6
とイレーズ用コア7とは、それらの上面が連続した面と
され、これにより、リード/ライト用コア6からイレー
ズ用コア7にわたって平滑な媒体摺動面1aを形成す
る。
【0033】第1のスライダ3及び第2のスライダ4
は、例えばチタン酸カルシウム等の耐摩耗性や摺動特性
に優れたセラミックからなる。また、第1のスライダ3
及び第2のスライダ4は、図1に示すように、磁気コア
等からなる媒体摺動面1aと対称となるような位置に媒
体摺動面1bを形成するように磁気コア2と接合され
る。また、第1のスライダ3及び第2のスライダ4は、
磁気コア2と接合された状態において、磁気コア2と第
1のスライダ3からなる各媒体摺動面1aと第2のスラ
イダ4からなる媒体摺動面1bとが同じ高さになるよう
に形成されている。そして、第2のスライダ4には、媒
体摺動面1aと媒体摺動面1bとの間にグルーブ溝1c
が摺動方向Aと直交する方向に形成されている。
【0034】第1のスライダ3及び第2のスライダ4に
は、磁気コア2との接合面に複数のホール5が形成され
ている。この第1のスライダ3及び第2のスライダ4
は、磁気コア2と接合された状態において、媒体摺動面
1aに、複数のホール5を形成し、記録再生時におい
て、媒体摺動面1a,1bとフレキシブルディスクDと
の間に負圧を生じさせることが可能となる。したがっ
て、第1のスライダ3及び第2のスライダ4には、ホー
ル5が形成されることによって、磁気ヘッド1とフレキ
シブルディスクDとの間隔を狭くすることが可能とな
る。
【0035】上記磁気ヘッド1で、フレキシブルディス
クDに対して記録再生を行うときは、図4に示すよう
に、上下一対の磁気ヘッド1A,1Bを用いる。なお、
図4に示した磁気ヘッド1A,1Bは、磁気コア2を第
1のスライダ3と第2のスライダ4で挟み込んで作製し
た磁気ヘッドである。また、この磁気ヘッド1A,1B
は、媒体摺動面1aに複数のホール5を形成したことを
特徴とする磁気ヘッドである。なお、図4に示した磁気
ヘッド1は、磁気ヘッドの側面図を示す図である。
【0036】上記の磁気ヘッド1A、1Bで情報信号の
記録再生を行う際は、回転駆動されるフレキシブルディ
スクDを挟んで、互いに対向するように、これらの磁気
ヘッド1A,1Bを配してフレキシブルディスクDの一
方の面に、一方の磁気ヘッド1Aの媒体摺動面1aを摺
接させるとともに、フレキシブルディスクDの他方の面
に、他方の磁気ヘッド1Bの媒体摺動面1aを摺接させ
る。これにより、フレキシブルディスクDが各磁気ヘッ
ド1A,1Bに対して摺動する。そして、このように、
フレキシブルディスクDの両面に磁気ヘッド1A,1B
を摺接させた状態で、フレキシブルディスクDを回転駆
動させて、これらの磁気ヘッド1A,1Bによって両面
から情報信号等の記録再生を行う。
【0037】ここで、フレキシブルディスクDが回転駆
動されると、磁気ヘッド1A,1Bとフレキシブルディ
スクDとの間には、空気流が生じる。このとき、磁気ヘ
ッド1A,1Bには、媒体摺動面1aに複数のホールが
形成されているので、フレキシブルディスクDが回転駆
動されることによって生ずる空気流が、ホール5内を通
過して媒体摺動面1a,1bの反対側に流れるようにな
る。そして、この空気流は、図4中のa方向に、すなわ
ちフレキシブルディスクDとの間隙を狭くするように圧
力を生じさせる。
【0038】そして、フレキシブルディスクDに情報信
号を記録するときは、当該フレキシブルディスクDを約
300rpmにて回転させた状態で、当該フレキシブル
ディスクDの一方の面に磁気ヘッド1Aを摺接させると
ともに、当該フレキシブルディスクDの他方の面に磁気
ヘッド1Bを摺接させて、これら磁気ヘッド1A,1B
の磁気コア2を用いて当該フレキシブルディスクDに情
報信号を記録する。
【0039】このとき、磁気コア2のリード/ライト用
コア6によって信号を記録した直後に記録された情報信
号等の両脇部分に対して下位用磁気コア2のイレーズ用
コア7によって消去処理を施す。これにより、隣接する
トラック間のガードバンドが補償されることとなる。
【0040】また、フレキシブルディスクDから情報信
号を再生するときは、当該フレキシブルディスクDを約
300rpmにて回転駆動させた状態で、当該フレキシ
ブルディスクDの一方の面に磁気ヘッド1Aを摺接させ
るとともに、当該フレキシブルディスクDの他方の面に
磁気ヘッド1Bを摺接させて、これらの磁気ヘッド1
A,1Bの磁気コア2を用いて当該フレキシブルディス
クDから情報信号を再生する。このときは、磁気コア2
のうち、イレーズ用コア7は使用せずに、リード/ライ
ト用コア6のみを用いて、フレキシブルディスクDに記
録されている情報信号を再生する。
【0041】なお、本実施の形態にかかる磁気ヘッド1
は、図1に示したように、第1のスライダ3の磁気コア
2との接合部及び第2のスライダの磁気コア2との接合
部にホール5を形成していたが、これに限らず、図5に
示すように、第1のスライダ3及び第2のスライダ4の
接合部にホール5を形成するとともに、第2のスライダ
3からなる媒体摺動面1bにも複数のホール5を形成し
ても良い。
【0042】このように、この磁気ヘッド1は、媒体摺
動面1aのみならず、媒体摺動面1bにも複数のホール
5が形成されることによって、更に大きな負圧を媒体摺
動面1a,1bとフレキシブルディスクとの間に生じさ
せることが可能となる。また、この磁気ヘッド1は、ホ
ール5を貫通穴にすることによって空気流が、ホール内
を通過して、媒体摺動面1a,1bの反対側に流れるよ
うになるので、媒体摺動面1a,1bとフレキシブルデ
ィスクとの間の塵等を媒体摺動面1a,1bの反対側に
排除することが可能となる。
【0043】また、本実施の形態においては、磁気コア
2の側面に対して第1のスライダ3及び第2のスライダ
4を接合して製造される磁気ヘッド1について説明した
が、本発明は、一体化したスライダに形成された孔に対
して磁気コアを埋め込むことによって製造される、いわ
ゆる埋め込み型の磁気ヘッドにも適用可能である。
【0044】なお、本実施の形態においては、リード/
ライト用コアとイレーズ用コアとによってフレキシブル
ディスクに対して情報信号の記録再生を行う磁気ヘッド
について説明したが、例えばハードディスク等に対して
情報信号の記録再生を行うメタル・イン・ギャップ型の
磁気ヘッド等にも適用可能であることは勿論である。
【0045】つぎに、本実施の形態にかかる磁気ヘッド
の製造方法ついて説明する。
【0046】本実施の形態にかかる磁気ヘッドの製造方
法は、図6に示すように、リード/ライト用コアを形成
する工程S−1〜S−4と、イレーズ用コアを形成する
工程S−5〜S−8とを有する。
【0047】リード/ライト用コアを形成する工程S−
1〜S−4は、フレキシブルディスクに記録された情報
信号の再生や、フレキシブルディスクに対して情報信号
の記録を行うためのリード/ライト用コア6を形成する
工程である。このリード/ライト用コア6を形成する工
程S−1〜S−4は、一対のフェライトブロック20を
所定の形状に成形する工程S−1と、この工程S−1に
おいて、所定の形状に形成されたフェライトブロック2
0に対してガラスを充填するガラス充填溝21とトラッ
ク幅規制溝22とを形成する工程S−2と、この工程S
−2においてガラス充填溝21とトラック幅規制溝22
とが形成されたフェライトブロック20を対向させるよ
うにガラス融着させる工程S−3と、摺動方向Aにおい
て所定の長さ寸法になるように一対のフェライトブロッ
クの一方の側面を加工する工程S−4からなる。
【0048】先ず、S−1においては、図7に示すよう
に、一対のフェライトブロック20を用意し、各フェラ
イトブロック20を所定の形状に成形する。このフェラ
イトブロック20は、後の工程において、多数個の磁気
コアが切り出し可能な大きさを有している。
【0049】次に、S−2において、S−1において所
定の形状に成形された一対のフェライトブロックのうち
一方のフェライトブロックは、図8に示すように、後の
工程で一対のフェライトブロックをガラス融着する際、
融着ガラスが充填されるガラス充填溝21が形成され
る。そして、図9に示すように、一対のフェライトブロ
ックには、ガラス充填溝21と直角に磁気ギャップg1
となる部分及び後の工程でガラス融着される部分が凸部
になり、それ以外の部分が凹部になるようなトラック幅
規制溝22が形成される。ここで、凸部の長さ寸法tに
よってリード/ライト用コアによって形成される磁気ギ
ャップの摺動方向Aに直交する方向の寸法tが定められ
る。このフェライトブロック20は、後の工程におい
て、凸部が対向して接合されることによって磁気ギャッ
プg1を形成する。
【0050】次に、S−2においてガラス充填溝21、
トラック幅規制溝22が形成されたフェライトブロック
20は、S−3において、図10に示すように、ガラス
融着することによって接合される。ここで、一対のフェ
ライトブロックは、トラック幅充填溝22を形成するこ
とによって形成された凸部を対向させる。そして、ガラ
ス充填溝21及びトラック幅規制溝22が形成されたフ
ェライトブロックとトラック幅規制溝22が形成された
フェライトブロックとは、ガラス充填溝22に融着ガラ
スを充填することによって接合され、磁気ギャップg1
を形成し、リード/ライト用コアブロック23となる。
【0051】次に、S−3において接合されてなるリー
ド/ライト用コアブロック23の一方側面23aには、
図11に示すように、S−4において摺動方向Aに所定
の長さ寸法を有するように側面加工が施される。このS
−4において、リード/ライト用コアブロック23の一
方側面23aであって、後の工程においてガラスが接合
される面を所定の長さを有するように削る。そして、一
方側面23aが削られたリード/ライト用コアブロック
23は、所定の精度で研磨が施される。このリード/ラ
イト用コアブロック23は、この研磨が行われることに
よって後の工程でイレーズ用コアブロック24とガラス
を介してと接合されたとき、密着性が向上する。
【0052】また、磁気コア2を構成するイレーズ用コ
ア7の形成工程は、消去用の磁気コアであって、フレキ
シブルディスクに対してリード/ライト用コア6によっ
て情報信号の記録を行った直後に形成されるフレキシブ
ルディスクのトラックの両端部分に対して消去処理を施
すためのイレーズ用コア7を形成する工程である。この
イレーズ用コア6の形成工程S−5〜S−8は、一対の
フェライトブロックを所定の形状に成形するS−5と、
S−5において所定の形状に形成されたフェライトブロ
ックに対して融着ガラスを充填するガラス充填溝21と
トラック幅規制溝22とを形成するS−6と、S−6に
おいてガラス充填溝21とトラック幅規制溝22とが形
成された一対のフェライトブロックを対向させるように
ガラス融着させるS−7と、摺動方向Aにおいて所定の
長さ寸法になるように一対のフェライトブロックの一方
の側面に加工を施すS−8からなる。
【0053】イレーズ用コア7の形成は、先ず、S−5
において、リード/ライト用コアブロック23を作製し
たときと同様に、一対のフェライトブロックを所定の形
状に成形する。このフェライトブロックは、S−1にお
いて成形したフェライトブロックとほぼ同等の大きさを
有し、多数個の磁気コアが切り出し可能な大きさを有し
ている。
【0054】次に、S−6において、S−5において所
定の形状に成形された一対のフェライトブロックのうち
一方のフェライトブロックには、リード/ライト用コア
ブロック23を作製したときと同様に、後の工程で一対
のフェライトブロックをガラス融着する際、融着ガラス
が充填されるガラス充填溝21を形成する。そして、リ
ード/ライト用コアブロック23を作製したときと同様
に、ガラス充填溝21と直角に磁気ギャップg2となる
部分及び後の工程でガラス融着される部分が凸部にな
り、それ以外の部分が凹部になるようなトラック幅規制
溝22を形成する。ここで、凸部の長さ寸法tによって
イレーズ用コア7によって形成される磁気ギャップg2
の摺動方向Aに直交する方向の寸法tが定められる。こ
のフェライトブロックは、後の工程において、凸部が対
向して接合されることによって磁気ギャップg2を形成
する。
【0055】次に、S−6においてガラス充填溝21、
トラック幅規制溝22が形成された一対のフェライトブ
ロックは、S−7において、図12に示すように、ガラ
ス融着することによって接合される。ここで、一対のフ
ェライトブロックは、一方のフェライトブロックに形成
されたガラス充填溝21及びトラック幅規制溝22を形
成することによって形成された凸部を対向させる。そし
て、一対のフェライトブロックは、ガラス充填溝21に
融着ガラスを充填することによって接合され、磁気ギャ
ップg2を形成し、イレーズ用コアブロック24とな
る。
【0056】次に、S−7において形成されたイレーズ
用コアブロック24の一方側面24aには、図13に示
すように、S−8において摺動方向Aに所定の長さ寸法
を有するように加工が施される。このS−8において、
イレーズ用コアブロック24の一方側面24aであっ
て、後の工程においてガラスが接合される面を摺動方向
Aにおいてリード/ライト用コアブロック23と同等の
長さ寸法を有するように削られる。この後、イレーズ用
コアブロック24は、研磨が行われることによって後の
工程でリード/ライト用コアブロック23とガラスを介
して接合されたとき、密着性が向上する。
【0057】次にS−9において、図14に示すよう
に、上述の工程において形成されたリード/ライト用コ
アブロック23とイレーズ用コアブロック24とを接合
する。ここで、リード/ライト用コアブロック23及び
イレーズ用コアブロック24の研磨が施された面23
a,24aを接合面とする。また、リード/ライト用コ
アブロック23とイレーズ用コアブロック24との接合
面の間には、非磁性材8が配設される。このように、リ
ード/ライト用コアブロック23及びイレーズ用コアブ
ロック24の接合面との間に非磁性材8を配設すること
によってリード/ライト用コアブロック23とイレーズ
用コアブロック24との磁気的な絶縁性が保持される。
そして、リード/ライト用コアブロック23とイレーズ
用コアブロック24とは、非磁性材8によってガラス融
着されることによって接合され、磁気コアブロック25
が作製される。
【0058】次にS−9において作製された磁気コアブ
ロック25には、図15に示すように、S−10におい
て、後の工程でコイルが組み付けられるように、凹部2
6が形成される。なお、リード/ライト用コアブロック
23及びイレーズ用コアブロック24の凹部26には、
後の工程で各磁気ヘッド毎にカッティングされた後に、
コイルボビンが巻回されたコイルが組み付けられて、一
方の磁気コア半体と他方の磁気コア半体とが磁気的に結
合して閉ループを形成するように、磁性材料からなるバ
ックコアが取り付けられる。
【0059】次に、磁気コアブロック25は、S−11
において、図16に示すように、各磁気コア毎にカッテ
ィングされる。
【0060】一方、スライダの作製工程は、先ず、図1
7に示すように、S−12において、例えばチタン酸カ
ルシウム等の耐摩耗性や摺動特性に優れたセラミックか
らなる部材を所定の形状に成形する。ここで、第1のス
ライダ3と第2のスライダ4となる部材26,27は、
別の形状に成形される。
【0061】次に、S−13において、図18に示すよ
うに所定の形状に成形された部材26,27の磁気コア
2との接合面26a,27aに、複数のホール28を形
成する。ここで、複数のホール28は、摺動方向Aと平
行になるように形成する。なお、この複数のホール5
は、部材26,27の、磁気コア2との接合面26a,
27aのみに形成しても良いが、部材27の媒体摺動面
となる面27bに形成しても良い。また、このホール2
8は、貫通穴で形成しても良いが、所定の深さ寸法で形
成した凹部で形成しても良い。
【0062】これら部材26,27は、後の工程で磁気
コア2と接合した状態において、媒体摺動面1a,1b
に、複数のホール5を形成し、記録再生時において、媒
体摺動面1a,1bとフレキシブルディスクとの間を狭
くするような負圧を生じさせることが可能となる。
【0063】次に、S−14においては、各ホール28
の開口端のディスク進入側に、上述の図2で示したよう
に、テーパを形成することによって第1のスライダ3、
第2のスライダ4となる。このように所定の角度θでテ
ーパを形成することによって記録再生時において、空気
流が媒体摺動面とフレキシブルディスクの間に、媒体摺
動面1a,1bの反対側に流れる空気流が円滑に流れる
ように形成される。したがって、テーパを各ホールに形
成した磁気ヘッドは、媒体摺動面とフレキシブルディス
クとの間を狭くするような負圧をさらに大きくすること
が可能となる。
【0064】次に、S−15においては、図19に示す
ように、第1のスライダ3及び第2のスライダ4を、S
−11において作製された各磁気コアの側面を挟み込む
ようにガラス融着することによって接合する。そして、
第1のスライダ3、第2のスライダ4を接合することに
よって、磁気コア等からなる媒体摺動面1aと、媒体摺
動面1aと対称となるような位置に媒体摺動面1bとを
形成する。なお、部材26,27は、磁気コア2と接合
された状態において、磁気コア2と、部材26からなる
媒体摺動面1aと部材27からなる媒体摺動面1bと
が、同じ高さになるように形成される。
【0065】次に、S−16においては、図20に示す
ように、第2のスライダ4には、媒体摺動面1aと媒体
摺動面1bとの間にグルーブ溝1cを摺動方向Aと直交
する方向に形成する。ここで、このグルーブ溝1cは、
媒体摺動面1a側と、媒体摺動面1b側とを分割するよ
うに形成する。
【0066】次に、S−17において、媒体摺動面1
a,1bを平滑になるように加工を施す。次に、S−1
8において、コイル、バックコアを装着して磁気ヘッド
が完成する。
【0067】なお、上述の磁気ヘッドの製造方法は、磁
気コアの側面に第1のスライダと第2のスライダを挟み
込むように接合して製造する、いわゆる接合型の磁気ヘ
ッドの製造方法について説明したが、以下の説明におい
ては、図21に示すような磁気コアを一体化したスライ
ダに対して埋め込むことによって磁気コアとスライダと
を一体化させてなる、いわゆる埋め込み型の磁気ヘッド
を製造する磁気ヘッドの製造方法についても本発明が適
用可能である。
【0068】図21に示す埋め込み型のヘッド30は、
先ず、上述した磁気ヘッドの製造工程S−1〜S−11
で磁気コア31を形成する。一方、スライダ32は、先
ず、所定の形状に成形した後に媒体摺動面30aを平滑
に形成する。また、スライダ32には、磁気コア31を
埋め込むための孔30bを形成する。
【0069】次に、スライダに形成された孔に磁気コア
31を埋め込む。ここで、スライダ32と磁気コア31
とは、セラミック又はガラス等からなる非磁性材料で接
合させる。
【0070】次に、複数のホール33を、磁気コア31
の近傍であって、摺動方向Aに平行に媒体摺動面1a上
に形成する。ここで、複数のホール33は、例えば、プ
レス加工等の手段で形成する。なお、ホール33は、貫
通孔でも良いが、凹部で形成しても良い。また、ホール
33は、図21に示すように、一方の媒体摺動面30a
上にのみ形成しても良いが、図22に示すように、他方
の媒体摺動面30a上に形成しても良い。
【0071】なお、本実施の形態においては、リード/
ライト用コアとイレーズ用コアとによってフレキシブル
ディスクに対して情報信号の記録再生を行う磁気ヘッド
及びその製造方法について説明したが、例えばハードデ
ィスク等に対して情報信号の記録再生を行うメタル・イ
ン・ギャップ型の磁気ヘッド等にも適用可能であること
は勿論である。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる磁気ヘッドは、媒体摺動面が磁気記録媒体と近接し
て情報信号を記録再生する磁気ヘッドであって、媒体摺
動面に複数のホールを形成することにより、媒体摺動面
と磁気記録媒体との間の空気流を制御することが可能で
ある。したがって、本発明にかかる磁気ヘッドによれ
ば、記録再生時において、磁気記録媒体との間に負圧を
生じさせることが可能となる。したがって、この磁気ヘ
ッドは、情報信号の記録再生時において、媒体摺動面と
磁気記録媒体との間を狭くすることが可能となる。した
がって、磁気ヘッドは、記録再生時において、浮上量を
抑制することによって磁気記録媒体との間隔を狭くして
情報信号の記録再生を行うことが可能であり、高密度化
された磁気記録媒体に対して情報信号の記録再生を行っ
ても、良好なヘッド特性が得られる。また、この磁気ヘ
ッドは、ホールを貫通穴にすることによって媒体摺動面
と磁気記録媒体との間の塵等を効果的に排除することが
可能となる。
【0073】また、本発明にかかる磁気ヘッドの製造方
法は、媒体摺動面が磁気記録媒体に近接して記録された
情報信号を記録再生する磁気ヘッドを製造するとき、ス
ライダに複数のホールを形成するホール形成工程と、こ
のホール形成工程でホールが形成されたスライダと磁気
記録媒体に対して情報信号の記録再生を行う磁気コアと
を接合させる接合工程とを有するので、磁気ヘッドの媒
体摺動面に複数のホールを形成することが可能である。
したがって、この磁気ヘッドの製造方法によれば、記録
再生時において、媒体摺動面とフレキシブルディスクと
の間を狭くするような負圧を生じさせる磁気ヘッドを製
造することが可能となる。したがって、このような磁気
ヘッドの製造方法によれば、記録再生時において、磁気
記録媒体からの浮上量を抑制し、高密度化された磁気記
録媒体に対して情報信号の記録再生を行っても、良好な
ヘッド特性が得られる磁気ヘッドを製造することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる磁気ヘッドの一例を示す分解斜
視図である。
【図2】同磁気ヘッドのホールの開口縁に形成されるテ
ーパの一例を示す要部拡大図である。
【図3】同磁気ヘッドを構成する磁気コアの一例を示す
側面図である。
【図4】同磁気ヘッドにより磁気記録媒体に対して記録
再生を行う様子を示す図である。
【図5】同磁気ヘッドの他の一例を示す平面図である。
【図6】本発明にかかる磁気ヘッドの製造方法の一例を
示す工程図である。
【図7】フェライトブロックの一例を示す斜視図であ
る。
【図8】フェライトブロックにガラス充填溝を形成した
状態の一例を示す斜視図である。
【図9】フェライトブロックにトラック幅規制溝を形成
した状態の一例を示す斜視図である。
【図10】一対のフェライトブロックが接合されてなる
リード/ライト用コアブロックの一例を示す斜視図であ
る。
【図11】リード/ライト用コアブロックに側面加工を
施した状態の一例を示す斜視図である。
【図12】一対のフェライトブロックが接合されてなる
イレーズ用コアブロックの一例を示す斜視図である。
【図13】イレーズ用コアブロックに側面加工を施した
状態の一例を示す斜視図である。
【図14】リード/ライト用コアブロックとイレーズ用
コアブロックとをガラスを介して接合してなる下位用磁
気コアブロックの一例を示す斜視図である。
【図15】下位用磁気コアブロックに凹部を形成した状
態の一例を示す斜視図である。
【図16】磁気コアブロックに対してカッティングを施
した状態の一例を示す斜視図である。
【図17】部材を所定の形状に成形した一例を示す斜視
図である。
【図18】所定の形状に成形した部材に対してホールを
形成した状態の一例を示す斜視図である。
【図19】磁気コアとスライダとを接合した状態の一例
を示す斜視図である。
【図20】媒体摺動面にグルーブ溝を形成した状態の一
例を示す斜視図である。
【図21】磁気ヘッドの他の一例を示す平面図である。
【図22】磁気ヘッドの他の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド、1a,1b 媒体摺動面、2 磁気コ
ア、3 第1のスライダ、4 第2のスライダ、5 ホ
ール、5a テーパ、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体摺動面が磁気記録媒体の主面と略接
    触して情報信号を記録再生する磁気ヘッドにおいて、 上記媒体摺動面に複数のホールを形成することにより、
    この媒体摺動面と上記磁気記録媒体との間の空気流を制
    御することを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記複数のホールは、貫通穴であること
    を特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記複数のホールは、凹部であることを
    特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 上記複数のホールの開口端の磁気記録媒
    体進入側には、次第に深さを大とするテーパが形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 媒体摺動面が磁気記録媒体の主面と略接
    触して情報信号を記録再生する磁気ヘッドの製造する方
    法において、 スライダの媒体摺動面に複数のホールを形成するホール
    形成工程と、 上記ホール形成工程でホールが形成されたスライダと磁
    気記録媒体に対して情報信号等の記録再生を行う磁気コ
    アとを接合させる接合工程とを有することを特徴とする
    磁気ヘッドの製造方法。
JP31237096A 1996-11-22 1996-11-22 磁気ヘッド及びその製造方法 Withdrawn JPH10154318A (ja)

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