JPH10154120A - 出力装置 - Google Patents

出力装置

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JPH10154120A
JPH10154120A JP8313189A JP31318996A JPH10154120A JP H10154120 A JPH10154120 A JP H10154120A JP 8313189 A JP8313189 A JP 8313189A JP 31318996 A JP31318996 A JP 31318996A JP H10154120 A JPH10154120 A JP H10154120A
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JP8313189A
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Kazuhiro Otani
和宏 大谷
Yu Nameki
祐 行木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数のユーザがそれぞれ所望する
出力条件を容易に得ることを可能にし、各ユーザが共有
して使用するのに好適である出力装置の提供を課題とす
る。 【解決手段】 ネットワーク上において、ホスト装置3
1、32…に接続され、これらからの出力要求に応じて
画像データの出力を行う出力装置10であって、画像デ
ータを出力する際の出力条件及びその出力の要求元に関
する情報が論理装置情報として前記ホスト装置31、3
2…で設定されると、その論理装置情報を受け取り、受
け取った論理装置情報によって特定される内容に基づい
て出力要求のあった画像データの出力を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを出力
を行う出力装置に係わり、特にLAN(ローカルエリア
ネットワーク)等のネットワーク上で用いられる出力装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ装置、ファクシ
ミリ装置、あるいはこれらの機能を統合した複合機など
の出力装置には、LAN等のネットワーク上で、複数の
ホスト装置(ワークステーションやパーソナルコンピュ
ータ等)に接続されて用いられるものがある。つまり、
出力装置には、複数のユーザによって共有されて使用さ
れるものがある。
【0003】ところで、このように複数のユーザが出力
装置を共有して使用する場合に、各ユーザは、それぞれ
が異なる出力条件による画像データの出力を所望するこ
とが多い。そこで、例えば特開平5−270109号公
報には、画像データの出力条件の初期値を複数保存でき
るようにし、複数のユーザが共有して使用する場合であ
っても、各ユーザ毎に異なる出力条件での出力を可能と
した装置が開示されている。また、例えば特開平6−1
30766号公報には、予め複数種類の出力条件を保存
しておき、ユーザの好みに応じた出力条件をパスワード
によって選択することにより、各ユーザ毎の出力条件に
対応することを可能にした装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の出力装置においては、各ユーザ毎に異なる出力
条件で画像データの出力を行うために、出力装置が予め
複数の出力条件あるいはその初期値を保存していなけれ
ばならない。つまり、出力装置では、この出力装置が有
するメモリ(記憶手段)内に、複数の出力条件あるいは
その初期値を保存するための領域が必要となる。さらに
は、複数の出力条件あるいはその初期値をメモリ内に保
存させるため処理や、メモリ内に保存された複数の出力
条件あるいはその初期値の中から画像データ出力時の出
力条件を決定するための処理など、煩雑な処理が必要に
なってしまう。
【0005】また、上述の出力装置では、各ユーザ毎に
異なる出力条件で画像データの出力を行うことは可能で
あるが、各ユーザ毎に異なる処理形態、例えばあるユー
ザからの出力要求を優先して処理するといったことに対
応することができない。つまり、より複雑化する各ユー
ザからの要求に答えることができない。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、出力装置が予め複数の出力条件ある
いはその初期値を保存していなくても、複数のユーザが
それぞれ所望する出力条件を容易に得ることを可能に
し、各ユーザが共有して使用するのに好適である出力装
置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された出力装置で、ホスト装置に接続
され、このホスト装置からの出力要求に応じて画像デー
タの出力を行うものであって、画像データを出力する際
の出力条件及びその出力の要求元に関する情報が論理装
置情報として前記ホスト装置で設定されるとともに、前
記ホスト装置で複数種類の論理装置情報が設定されてい
るとこれらの中から一つの論理装置情報が前記ホスト装
置で選択される場合に、前記出力要求のあった画像デー
タについての論理装置情報を、前記ホスト装置から受け
取る受信手段と、前記受信手段が論理装置情報を受け取
ると、その論理装置情報に基づいて前記出力要求のあっ
た画像データの出力を行う画像形成手段とを備えること
を特徴とするものである。
【0008】上記構成の出力装置によれば、受信手段が
ホスト装置から論理装置情報を受け取ると、その論理装
置情報を基に画像形成手段が画像データの出力を行う。
さらに、ホスト装置で複数種類の論理装置情報が設定さ
れていれば、これらの中から選択された一つの論理装置
情報を基に画像データを出力する。したがって、この出
力装置では、例えば論理装置情報によって特定される出
力条件に従って画像データの出力を行うことにより、予
め複数の出力条件を保存していなくても各要求元毎に異
なる出力条件での出力が可能となり、各要求元毎の要望
に対応できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る出力装置について説明する。ただし、ここでは、複写
機、プリンタ装置、及びファクシミリ装置としての機能
を統合した複合機に、本発明を適用した場合を例に挙げ
て説明する。図1は、本実施の形態の複合機10におい
て画像データの出力を行う場合の動作例を示すフローチ
ャートであり、図2は、本実施の形態の複合機10のハ
ードウエア構成を示すブロック図である。
【0010】図2に示すように、本実施の形態の複合機
10は、LAN等のネットワーク30及び公衆回線40
に接続されているものである。ネットワーク30上に
は、複数のワークステーション端末(以下、クライアン
トと称す)31、32…が設けられており、また公衆回
線40上には、複数のファクシミリ装置(以下、FAX
と称す)41、42…が設けられている。
【0011】ここで、複合機10の説明に先立ち、この
複合機10とネットワーク30を介して接続するクライ
アント31、32…について説明する。クライアント3
1、32…は、それぞれ、複合機10に対するホスト装
置として機能するものであり、図3に示すように、機能
選択部33と、出力管理テーブル34と、機能設定部3
5と、表示制御部36とを備えているものである。
【0012】機能選択部33は、画像データの出力条件
を決定するためのものである。つまり、複合機10に画
像データを出力させる際に、複合機10が有する機能の
うちのどの機能を用いて出力するかをユーザに選択させ
るものである。なお、機能選択部33では、複合機10
が有する各機能の内容を、ネットワーク30を介して、
あるいはフロッピーディスク等の記憶媒体を介して、予
め複合機10から受け取っているものとする。
【0013】出力管理テーブル34は、機能選択部33
で決定された内容を論理装置情報として登録しておくた
めのものである。ただし、出力管理テーブル34では、
例えば「プリンタA」、「プリンタB」、「FAX
A」、「FAX B」などのように、複数種類の論理装
置情報の登録が可能であり、各種類の論理装置情報毎に
どの機能(例えばステイプル機能やメールボックス機能
など)を用いて出力するかが特定されるようになってい
る。なお、論理装置情報としては、画像データの出力条
件に加えて、画像データの出力の要求元に関する情報、
すなわち要求元のユーザ名やパスワード等が登録され
る。つまり、この出力管理テーブル34に登録される論
理装置情報とは、画像データを出力する際の出力条件
と、その出力の要求元とを、特定するための情報であ
る。
【0014】機能設定部35は、出力管理テーブル34
に登録された論理装置情報を参照することにより、論理
装置情報として登録された機能を表示制御部36を伝え
るものである。表示制御部36は、機能設定部35から
伝えられた内容を基に、図4に示すように、出力管理テ
ーブル34に登録されている論理装置情報の種類と、各
論理装置情報の内容とを、クライアントが有するCRT
(Cathode Ray Tube)画面上に表示するものである。例
えば、出力管理テーブル34に「プリンタA」、「プリ
ンタB」、「FAX A」といった三種類の論理装置情
報が登録されている場合に、ユーザによって「プリンタ
B」が指定されると、表示制御部36は、「プリンタ
B」として登録されている内容、すなわち「プリンタ
B」という出力条件で画像データの出力を行う際の出力
先、出力処理形態、利用可能機能、データ形式、インタ
フェース(以下、インタフェースをI/Fと略す)形
式、マージン、出力要求元(ユーザ名)、パスワード、
利用枚数などの項目を、CRT画面上に表示する。
【0015】なお、クライアント31、32…では、出
力管理テーブル34に登録されている中から一つの論理
装置情報がユーザによって指定されると、その論理装置
情報を、画像データの出力要求と共に複合機10へ送信
するようになっている。
【0016】このように構成されたクライアント31、
32…に接続される複合機10は、図2のように、ネッ
トワークI/F11と、通信回線I/F12と、RAM
(Random Access Memory)13と、不揮発性RAM14
と、画像形成部15と、ビデオI/F16と、コントロ
ーラ17と、DMAC(Direct Memory Access Control
ler )18と、ROM(Read Only Memory)19と、C
PU(Central Processing Unit )20と、これらを互
いに接続するCPUバス10aとを備えて構成されたも
のである。
【0017】ネットワークI/F11は、ネットワーク
30上のクライアント31、32…との通信を行うため
のものである。通信回線I/F12は、公衆回線40上
のFAX41、42…との通信を行うためのものであ
る。RAM13及び不揮発性RAM14は、ネットワー
クI/F11または通信回線I/F12を介して受信し
た画像データを一時的に記憶したり、後述する画像処理
を行う際のワークエリアとして用いられるものである。
画像形成部15は、記録用紙上に可視画像を形成するも
のである。ビデオI/F16は、画像形成部15との間
で画像データのやりとりを行うものである。コントロー
ラ17は、画像形成部15の制御を行うものである。D
MAC18は、RAM13または不揮発性RAM14と
ビデオI/F16との間の画像データの転送を制御する
ものである。ROM19は、制御プログラムを記憶して
いるものである。
【0018】CPU20は、ROM19に記憶されてい
る制御プログラムを基に、複合機全体の制御を行うもの
である。さらに詳しく説明すると、CPU20は、図5
に示す入力部制御タスク21、画像処理タスク22、出
力部制御タスク23、及びジョブ制御タスク24を実行
するものである。
【0019】入力部制御タスク21は、ネットワークI
/F11または通信回線I/F12が受信した画像デー
タ及びその出力要求の入力制御を行うための機能であ
る。画像処理タスク22は、受信した画像データに対し
て画像処理を施すための機能である。例えば、画像処理
タスク22では、受信した画像データがPDL(Page D
escription Language )データであれば、そのPDLデ
ータにデコンポーズ(画像展開)を行って、ビットマッ
プデータに変換する。また受信した画像データがビット
マップデータであれば、そのビットマップデータを複合
機10の特性に合った解像度へ変換する。出力部制御タ
スク23は、画像処理タスク22によって画像処理され
た画像データの出力制御を行うための機能である。画像
データの出力先としては、ビデオI/F16を始めとし
て、通信回線I/F12やネットワークI/F11など
がある。また、出力部制御タスク23では、画像データ
を出力する際に、その出力数、具体的には出力した画像
データのページ数をカウントするようになっている。
【0020】ジョブ制御タスク24は、画像データの出
力要求とその出力条件に対する制御を行うための機能で
ある。例えば、ジョブ制御タスク24では、複数の出力
要求があった場合にこれらの出力要求の実行順を決定し
たり、出力要求と共に送信された論理装置情報の種類及
びその内容を判別したりするようになっている。ただ
し、ジョブ制御タスク24では、画像データの出力要求
と共に論理装置情報が送信されてこなければ、出力要求
の要求元にその旨を通知し、要求元に論理装置情報の選
択あるいは設定を行わせるようになっている。なお、ジ
ョブ制御タスク24では、複数の出力要求があった場合
に、これらの出力要求を、マルチタスク(多重処理)に
より実行することが可能となっている。
【0021】また、ジョブ制御タスク24では、画像デ
ータの出力要求に対する制御を行うために、ジョブ管理
テーブル25と、スプール管理テーブル26と、処理比
率管理テーブル27と、課金管理テーブル28とを備え
ている。
【0022】ジョブ管理テーブル25は、図6に示すよ
うに、「ジョブテーブル」と呼ばれるジョブキュー(待
ち行列)を保持したものである。ジョブキューには、実
行ジョブキューと実行待ちジョブキューとがあり、それ
ぞれが実行中あるいは実行待ちの状態であるジョブ情報
を格納している。なお、ジョブ情報とは、例えばジョブ
ID、ジョブ種類、インタプリタの種別、ユーザID、
出力先などといった、出力要求を識別するとともにこれ
らを管理するために必要な情報であり、出力要求及び論
理装置情報を基に、ジョブ制御タスク24によって生成
される情報である。
【0023】スプール管理テーブル26は、図7に示す
ように、出力要求の要求元、すなわちユーザ名毎に、R
AM13あるいは不揮発性RAM14における画像デー
タのスプール(一時記憶)量が、予め登録されているも
のである。処理比率管理テーブル27は、図8に示すよ
うに、複数の出力要求が競合した場合のために、出力要
求の要求元、すなわちユーザ名毎に、その出力要求を実
行する際の処理比率が、予め登録されているものであ
る。課金管理テーブル28は、図9に示すように、出力
部制御タスク23がカウントした画像データのページ数
を、出力要求の要求元、すなわちユーザ名毎に記憶する
ためのものである。
【0024】次に、以上のように構成された複合機10
において、クライアント31、32…からの出力要求を
実行して画像データの出力を行う場合の動作例につい
て、図1のフローチャートを参照しながら説明する。
【0025】クライアント31、32…において一つの
論理装置情報がユーザによって指定され、その論理装置
情報と画像データの出力要求とがクライアント31、3
2…から送信されると、複合機10では、ネットワーク
I/F11がこれらを受信する。ネットワークI/F1
1が論理装置情報及び出力要求を受信すると、CPU2
0は、ジョブ制御タスク24を実行して、その出力要求
についての処理を開始する(ステップ100、以下ステ
ップをSと略す)。
【0026】ここで、ジョブ制御タスク24は、その出
力要求と共に受信した論理装置情報の種類を判別し(S
101)、その判別結果よりジョブ情報を生成し、ジョ
ブ管理テーブル25によってその出力要求の実行順を管
理する。つまり、ジョブ制御タスク24では、ネットワ
ークI/F11が論理装置情報及び出力要求を受信する
と、これらをひとつのジョブとして管理する。なお、論
理装置情報が送信されてこなければ、出力要求の要求元
にその旨を通知し、論理装置情報の送信を要求する。
【0027】そして、ジョブの実行順が来ると、ジョブ
制御タスク24は、画像処理タスク22へ画像処理開始
通知を送る。画像処理タスク22は、該当する出力要求
に対応する画像データについての画像処理を開始する。
ただし、画像データは、クライアント31、32…から
送信されるものとする。このとき、画像処理タスク22
では、スプール管理テーブル26を参照して、ジョブの
要求元に対応した画像データのスプール量を決定し、そ
のスプール量の記憶領域をRAM13または不揮発性R
AM14に設定し、この記憶領域を用いて画像データの
画像処理を開始する(S102)。
【0028】また、画像処理タスク22が画像処理を行
うにあたって、複数のジョブが競合している場合に、ジ
ョブ制御タスク24は、処理比率管理テーブル27を参
照して各ジョブ毎の処理比率を決定する。つまり、処理
比率管理テーブル27には各要求元(ユーザ)毎の処理
比率が登録されているので、ジョブ制御タスク24で
は、例えばユーザAとユーザBとのジョブが競合してい
る場合に、これらに対する処理比率を1(ユーザA):
3(ユーザB)の配分で実行するように決定し(図8参
照)、比率に対応した時間毎に画像処理タスク22での
画像処理を切り替えさせる(S103)。
【0029】ここで、一つのジョブについて、画像処理
タスク22における画像処理が完了すると、画像処理タ
スク22では、画像処理終了通知と、画像処理が完了し
たジョブのジョブIDとを、ジョブ制御タスク24へ通
知する。画像処理終了通知が通知されると、ジョブ制御
タスク24は、出力部制御タスク23に対して、通知さ
れたジョブID、すなわち画像処理が完了したジョブの
ジョブIDと、そのジョブについての出力開始要求とを
送出する。出力開始要求を受けた出力部制御タスク23
は、そのジョブに関するジョブ情報によって特定される
出力先、例えばビデオI/F16へ画像データを出力す
る。これに併せて、出力部制御タスク23では、その画
像データの出力条件、すなわちジョブ情報によって特定
される出力条件を、例えばコントローラ17へ通知す
る。これにより、画像データの出力先、例えば画像形成
部15では、クライアント31、32…からの論理装置
情報によって特定される出力条件に従って、画像データ
の出力を行う。
【0030】また、出力部制御タスク23では、ジョブ
情報によって特定される出力先へ画像データを出力する
際に、その画像データのページ数をカウントして、課金
管理テーブル28に更新/記憶させる。課金管理テーブ
ル28は、各要求元(ユーザ)毎に、プリントページの
カウント数を記憶しており、出力部制御タスク23がペ
ージ数をカウントする毎にカウント数がカウントアップ
される(S104)。この課金管理テーブル28に記憶
されたカウント数は、複合機10の使用に対して課金を
行う場合に、その課金の金額を各ユーザ毎に求める場合
などに用いられる。
【0031】このようにして、複合機10では、クライ
アント31、32…からの出力要求についての処理を完
了する(S105)。なお、クライアント31、32…
からの出力要求が複数ある場合、すなわち複数のジョブ
が競合している場合には、複合機10では、上述したよ
うに、ジョブ管理テーブル25によって管理されるジョ
ブの実行順、スプール管理テーブル26によって管理さ
れる画像データのスプール量、あるいは処理比率管理テ
ーブル27によって管理される各ユーザ毎の処理比率を
基に、各ジョブの多重処理を行う。
【0032】次に、複数のジョブが競合した場合の各ユ
ーザ毎の処理比率の決定について、図10のフローチャ
ートを参照しながら、さらに詳しく説明する。各ユーザ
毎の処理比率の決定は、以下に説明する手順で行われ
る。先ず、ジョブ制御タスク24は、複数のジョブが競
合している場合に、処理比率管理テーブル27を参照し
て、スケジューリング時間の計算を行う(S201)。
スケジューリング時間は、例えば10秒を一区切りとす
ると、この一区切りの中でユーザAのジョブを2.5秒
間、ユーザBのジョブを7.5秒間行うといったように
計算する。スケジューリング時間を計算すると、続い
て、複合機10内に設けられたタイマ(但し図示せず)
にスケジューリング時間の計算結果を通知して、このタ
イマが計数する計数値の設定を行う(S202)。
【0033】タイマは、タイマ計数値が設定されると、
設定された計数値の時間が経過する毎にその旨をジョブ
制御タスク24へ知らせる(S203)。そして、タイ
マからの知らせを受ける毎に、ジョブ制御タスク24
は、競合している複数のジョブの間で、これらのジョブ
の実行を切り替える(S204)。この切り替えは、画
像処理タスク22に対して、実行中のジョブについての
ジョブIDと共に、画像処理中断要求を出すことによっ
て行う。
【0034】画像処理中断要求を受けた画像処理タスク
22は、実行中のジョブについての画像処理を中断し、
これと競合している他のジョブについての画像処理を開
始する。例えば、ユーザAとユーザBとのジョブが競合
している場合に、画像処理タスク22は、ユーザAのジ
ョブについての画像処理を2.5秒間行うと、その後に
ユーザBのジョブについての画像処理を7.5秒間行
い、さらにその後にユーザAのジョブについての画像処
理を2.5秒間実行する。このようにして、ジョブ制御
タスク24及び画像処理タスク22は、各ユーザ毎の処
理比率の決定及び切り替えを行う。
【0035】以上のように、本実施の形態の複合機10
では、クライアント31、32…から画像データの出力
要求と共に送信される論理装置情報を受け取って、その
論理装置情報により特定される出力条件に従って、画像
データの出力を行うようになっている。これにより、こ
の複合機10では、クライアント31、32…で論理装
置情報が設定され、かつ、クライアント31、32…で
既に複数種類の論理装置情報が設定されている場合にこ
れらの中から一つの論理装置情報が選択されれば、クラ
イアント31、32…からの論理装置情報を基に、各ユ
ーザ毎に異なる出力条件での出力を行うことが可能とな
り、予め複数の出力条件あるいはその初期値を保存した
り、それに伴う煩雑な処理を行うことなく、各ユーザ元
毎の要望に対応できるようになる。さらに、この複合機
10では、クライアント31、32…からの論理装置情
報によって、各ユーザ名、すなわち画像データの出力要
求元が明らかになるので、各ユーザ毎に異なる処理形
態、例えばあるユーザからの出力要求を優先して処理す
るといったことに対応することができるようになり、よ
り複雑化する各ユーザからの要求に答えることが可能と
なる。
【0036】また、本実施の形態の複合機10では、ス
プール管理テーブル26に設定されたジョブの要求元毎
のスプール量に基づき、画像処理タスク22がRAM1
3または不揮発性RAM14における画像データのスプ
ール領域を決定するようになっている。よって、この複
合機10では、スプール量が多く設定された要求元から
のジョブについては、画像処理タスク22が画像処理を
行う際のワークエリアが、他のジョブに比べて多く確保
されるので、他のジョブよりも処理に要する時間が短く
なる。すなわち、スプール量が多く設定された要求元か
らのジョブを、他のジョブに比べて優先して処理すると
いったことができるようになる。
【0037】さらに、本実施の形態の複合機10では、
処理比率管理テーブル27に設定された各ジョブ毎に処
理比率に基づき、競合するジョブに対する画像処理タス
ク22での画像処理の処理比率(処理時間)を、ジョブ
制御タスク24が切り替えるようになっている。よっ
て、この複合機10では、処理比率が高く設定された要
求元からのジョブについては、画像処理タスク22が画
像処理を行う際の時間が、他のジョブに比べて長く確保
されるので、他のジョブよりも処理完了までに要する時
間が短くなる。すなわち、処理比率が高く設定された要
求元からのジョブを、他のジョブに比べて優先して処理
するといったことができるようになる。
【0038】また、本実施の形態の複合機10では、出
力部制御タスク23がカウントした画像データのページ
数を、課金管理テーブル28が各要求元(ユーザ)毎に
記憶するようになっている。よって、この複合機10で
は、例えば、複合機10の使用に対して課金を行う場合
に、その課金の金額を各ユーザ毎に求めるといったこと
が可能になり、より複雑化する各ユーザからの要求に対
応することができるとうになる。
【0039】なお、本実施の形態では、本発明を複合機
に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではない。例えば、LAN等のネット
ワーク上で用いられるものであれば、複写機、プリンタ
装置、あるいはファクシミリ装置などであっても適用可
能である。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の出力装
置は、ホスト装置からの論理装置情報に基づいて画像デ
ータを出力するので、予め複数の出力条件あるいはその
初期値を保存したり、それに伴う煩雑な処理を行うこと
なく、各要求元毎に異なる出力条件での出力を行うこと
が可能となり、各ユーザの要望に対応できるようにな
る。さらには、論理装置情報により画像データの出力要
求元が明らかになるので、各要求元毎に異なる処理形
態、例えばある要求元からの出力要求を優先して処理す
るといったことができるようになり、より複雑化する各
ユーザからの要求に答えることが可能となる。つまり、
この出力装置は、複数のユーザが共有して使用するよう
な場合であっても、各ユーザがそれぞれ所望する出力条
件を容易に得ることが可能になり、結果として各ユーザ
が共有して使用するのに好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる出力装置において画像データ
の出力を行う場合の動作例を示すフローチャートであ
る。
【図2】 本発明に係わる出力装置の実施の形態の一例
のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図3】 図2の出力装置に接続するホスト装置が有す
る機能構成を示すブロック図である。
【図4】 図3のホスト装置における表示画面の具体例
を示す説明図である。
【図5】 図2の出力装置におけるソフトウエア構成を
示すブロック図である。
【図6】 ジョブ管理テーブルの具体例を示す説明図で
ある。
【図7】 スプール管理テーブルの具体例を示す説明図
である。
【図8】 処理比率管理テーブルの具体例を示す説明図
である。
【図9】 課金管理テーブルの具体例を示す説明図であ
る。
【図10】 図2の出力装置において複数の出力要求が
競合した際の各ユーザ毎の処理比率の決定の手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 複合機 13 RAM 14 不揮発性RAM 15 画像形成部 20 CPU 21 入力部制御タスク 22 画像処理タスク 23 出力部制御タスク 24 ジョブ制御タスク 25 ジョブ管理テーブル 26 スプール管理テーブル 27 処理比率管理テーブル 28 課金管理テーブル 31、32 ワークステーション端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 107 H04N 1/32 Z 1/32 1/34 1/34 H04L 11/00 310D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置に接続され、該ホスト装置か
    らの出力要求に応じて画像データの出力を行う出力装置
    であって、 画像データを出力する際の出力条件及び該出力の要求元
    に関する情報が論理装置情報として前記ホスト装置で設
    定されるとともに、前記ホスト装置で複数種類の論理装
    置情報が設定されているとこれらの中から一つの論理装
    置情報が前記ホスト装置で選択される場合に、前記出力
    要求のあった画像データについての論理装置情報を、前
    記ホスト装置から受け取る受信手段と、 前記受信手段が論理装置情報を受け取ると、該論理装置
    情報に基づいて前記出力要求のあった画像データの出力
    を行う画像形成手段とを備えることを特徴とする出力装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成手段が出力しようとする画
    像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段が画像データを記憶する際に使用する記憶
    容量を、前記受信手段で受け取った論理装置情報によっ
    て特定される要求元毎に決定するスプール管理手段とが
    設けられたことを特徴とする請求項1記載の出力装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成手段が複数の出力要求を多
    重処理するものである場合に、前記画像形成手段での多
    重処理の際の各出力要求に対する処理比率を、前記受信
    手段で受け取った論理装置情報によって特定される要求
    元に応じて決定する処理比率管理手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の出力装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成手段が出力した画像データ
    の出力数をカウントする課金手段と、 前記課金手段がカウントした画像データの出力数を、前
    記受信手段で受け取った論理装置情報によって特定され
    る要求元毎に記憶する課金管理手段が設けられたことを
    特徴とする請求項1、2または3記載の出力装置。
JP8313189A 1996-11-25 1996-11-25 出力装置 Pending JPH10154120A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125935A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 印刷装置、印刷システム、制御方法、および制御プログラム

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125935A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 印刷装置、印刷システム、制御方法、および制御プログラム
US8879097B2 (en) 2010-12-13 2014-11-04 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Printing device for printing a document to be passed to one or more recipients, printing system, control method, and computer-readable storage medium for control program

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