JPH10153527A - 軸受用試験装置 - Google Patents

軸受用試験装置

Info

Publication number
JPH10153527A
JPH10153527A JP8312075A JP31207596A JPH10153527A JP H10153527 A JPH10153527 A JP H10153527A JP 8312075 A JP8312075 A JP 8312075A JP 31207596 A JP31207596 A JP 31207596A JP H10153527 A JPH10153527 A JP H10153527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
housing
support
test
tested
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8312075A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Konishi
和昭 小西
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
Masayuki Hosoya
真幸 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP8312075A priority Critical patent/JPH10153527A/ja
Publication of JPH10153527A publication Critical patent/JPH10153527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験軸受1の揺動中心を固定し、再現性、信
頼性の高い試験の実現を可能にする。 【解決手段】 試験軸受1の外輪を固定したハウジング
5aを、1対の支持軸受24、24を中心とする揺動自
在に支持する。これら両支持軸受24、24を支持した
支持腕23、23を介して上記ハウジング5aに、ラジ
アル荷重を付与自在とする。試験軸受1の内輪を固定し
た主軸12を回転駆動自在とする。又、加振機30によ
り上記ハウジング5aを、加振ロッド29及び揺動腕2
7を介して往復揺動自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る軸受用試験装
置は、転がり軸受或は滑り軸受等のラジアル軸受の耐久
性、振動特性、回転トルク等の各種性能を測定する為に
利用する。
【0002】
【従来の技術】例えばラジアル転がり軸受の性能を知る
為に、このラジアル転がり軸受を構成する内輪と外輪と
を相対回転させつつ、これら内輪の中心軸と外輪の中心
軸とをずらせ、上記ラジアル転がり軸受の耐久性、振動
特性、回転トルク等を測定する事が行なわれている。即
ち、オルタネータの回転軸、或は中間プーリ等を支持す
る為の玉軸受は、その使用状態から、高速回転しなが
ら、しばしば軸方向に亙る揺動運動を繰り返していると
考えられている。そこで、この様な部位に使用する玉軸
受の性能を知る為には、内輪と外輪とを相対回転させつ
つ、これら内輪と外輪とを軸方向に亙って往復揺動さ
せ、上記耐久性、振動特性、回転トルク等を測定する必
要がある。この様な場合に使用する軸受用試験装置とし
て従来から、図5〜6に示す様な軸受用試験装置が知ら
れている。
【0003】先ず、図5に示した第1例の構造の場合に
は、試験軸受1の内輪2(後述する図7参照)を回転軸
3に外嵌固定し、同じく外輪4(同じく図7参照)をプ
ーリ等のハウジング5に内嵌固定している。このハウジ
ング5は、ベルト等の引っ張り部材6と、プーリ等の係
止部材7とを介して、油圧或は空圧式のラム、梃子等の
荷重付与装置8に連結している。従って上記ハウジング
5には、引き上げ方向のラジアル荷重を付与自在であ
る。又、上記ハウジング5の一部には、図示しない加振
機を構成する加振腕の先端部を突き当てて、このハウジ
ング5をスラスト方向に揺動変位自在としている。又、
図6に示した第2例の構造の場合には、荷重付与装置8
aによりハウジング5に、押し上げ方向のラジアル荷重
を付与自在としている。
【0004】上記試験軸受1の試験(耐久性、振動特
性、回転トルク等を測定)を行なう際には、上記荷重付
与装置8、8aにより、ハウジング5を介して上記外輪
4にラジアル荷重を付与し、このハウジング5を揺動変
位させつつ、上記回転軸3により上記内輪2を回転駆動
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5〜6に示す様な従
来装置により試験軸受1の試験を行なうと、ハウジング
5が揺動変位する際の中心が、必ずしも一定にならな
い。この点に就いて、図7により説明する。矢印αで示
す様にハウジング5の底部にラジアル荷重を加えつつ、
矢印βで示す様にこのハウジング5の上部側面にスラス
ト方向に亙る振動を付加すると、このハウジング5は矢
印γで示す方向に振動する。この振動の中心が常に同じ
であれば再現性が高く、信頼性の高い試験を行なえる
が、従来装置ではこの中心を常に同じにできないばかり
か、試験時に振動の中心がどこにあるのかを正確に把握
する事も難しかった。
【0006】即ち、図7に示した様な状態で試験軸受1
の試験を行なうと、上記振動の中心となる可能性のある
部分は、上記ハウジング5の底面で上記ラジアル荷重の
作用点(図7のa部)、この作用点に最も近い玉9の転
動面と外輪軌道10との当接点(図7のb部)、上記玉
9の転動面と内輪軌道11との当接点(図7のc部)と
の3個所存在する。これら3個所の点の何れが実際の揺
動中心になるかは、ハウジング5の形状・寸法、試験軸
受の内部隙間、付加するラジアル荷重等により変化す
る。そして、実際にどの点が揺動中心になっているかを
把握する事は困難である。この為、試験の再現性が低く
なり、信頼性の高い試験を行なう事が難しくなる。本発
明の軸受用試験装置は、この様な事情に鑑みて発明した
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の軸受用試験装置
は、軸受の外輪を支持するハウジングと、この軸受の内
輪に挿通してこの内輪を回転駆動する主軸と、上記ハウ
ジングの一部に互いに同心に設けた1対の支持軸受と、
これら1対の支持軸受を中心として上記ハウジングを往
復揺動変位させる加振装置とを備える。
【0008】
【作用】上述の様に構成される本発明の軸受用試験装置
の場合には、加振装置の駆動時にハウジングは、1対の
支持軸受を中心として往復揺動変位する。従って、試験
時の揺動中心を一定にして、再現性の高い試験を行なえ
る。又、上記1対の支持軸受の位置を調節する事によ
り、ハウジングの揺動中心を変換自在である。従って、
実際の使用条件に則した、信頼性の高い試験を行なえ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。尚、図1は本発明の軸受用試験
装置の構造の概略を、図2〜3はより具体的な構造を、
それぞれ示している。ハウジング5aの中央部には、試
験軸受1の外輪4を内嵌固定している。又、この試験軸
受1の内輪2には、主軸12の一端部を内嵌し、更にこ
の一端部に外嵌したスリーブ13をナット14により上
記内輪2の端面に押し付ける事により、上記主軸12の
一端部に上記内輪2を固定している。この主軸12は、
この主軸12の軸方向に離隔して設けた複数の支持軸受
15a、15bにより、回転自在に支持している。又、
上記主軸12の他端部は、図示しない駆動装置に結合し
て、この主軸12を回転駆動自在としている。従って上
記試験軸受1の試験時に上記内輪2は、任意の速度で回
転駆動自在である。
【0010】又、上記ハウジング5aの左右両側縁で、
上記試験軸受1の直径方向反対側位置には1対の支持軸
16、16を、互いに同心に設けている。図示の例の場
合にこれら両支持軸16、16は、互いに同心の位置決
めピン17と支持ピン18とを有する枢支ブラケット1
9、19を上記ハウジング5aの左右両側縁に、ねじ2
0、20で固定する事により設けている。このハウジン
グ5aの左右両側縁には、互いに同心の位置決め孔2
1、21を形成しており、上記両枢支ブラケット19、
19の位置決めピン17、17をこれら両位置決め孔2
1、21に、がたつきなく挿入自在としている。上記各
ねじ20、20は、これら各位置決め孔21、21に上
記各位置決めピン17、17を挿入した状態で、上記ハ
ウジング5aの左右両側縁に形成したねじ孔22、22
に螺合し、更に緊締している。上記各ねじ20、20の
緊締により上記枢支ブラケット19、19を上記ハウジ
ング5aの左右両側縁に固定した状態で、これら各枢支
ブラケット19、19の支持ピン18、18が、上記各
支持軸16、16となる。
【0011】これら各支持軸16、16(支持ピン1
8、18)は左右1対の支持腕23、23の下端部に、
それぞれ支持軸受24、24により、揺動変位自在に支
持している。又、上記1対の支持腕23、23の上端部
内側面同士の間には連結腕25を掛け渡し、これら両支
持腕23、23の上端部同士を連結している。更に、こ
の連結腕25の中央部には荷重付加ロッド26の下端部
を結合している。この荷重付加ロッド26の上端部は、
図示しない荷重付与装置の出力部に結合して、上下方向
に亙る荷重を付与自在としている。
【0012】一方、上記ハウジング5aの上端面には揺
動腕27の基端部(下端部)を、ねじ28、28により
固定している。又、この揺動腕27の先端部(上端部)
には加振ロッド29の先端部(図3の左端部)を結合固
定し、更にこの加振ロッド29の基端部(図3の右端
部)を、加振機30の出力部に結合している。この加振
機30は、運転時に上記加振ロッド29を軸方向に細か
く往復移動させて、上記1対の支持軸受24、24を中
心として上記ハウジング5aを往復揺動変位させる。
【0013】上述の様に構成される本発明の軸受用試験
装置により、前記試験軸受1の試験を行なう際には、図
示しない荷重付与装置により上記荷重付加ロッド26を
引き上げ(或は押し下げ)る。この結果、上記連結腕2
5、それぞれ1対ずつの支持腕23、23、支持軸受2
4、24、枢支ブラケット19、19、ハウジング5a
を介して、試験軸受1の外輪4にラジアル荷重が付与さ
れる。この状態で、図示しない駆動装置により前記主軸
12を回転駆動しつつ、上記加振機30により上記加振
ロッド29を、図3の矢印β´方向に細かく往復移動さ
せる。この往復移動に基づき上記ハウジング5aが、上
記支持軸受24、24を中心として、図3の矢印γ´方
向に往復揺動する。そこで、この状態で、上記試験軸受
1の耐久性、振動特性、回転トルク等の各種性能を測定
する。
【0014】特に、本発明の軸受用試験装置の場合に
は、上記支持軸24、24を中心とする揺動変位は軽い
力で円滑に行なわれる。この為、上記加振機30の運転
に伴う上記ハウジング5a及び試験軸受1の揺動変位の
中心軸は、常に上記支持軸24、24に固定される。従
って、上記試験軸受1の揺動変位の状態を常に同じにし
て、再現性の高い試験を行なえる。
【0015】尚、上述した第1例の構造の場合には、左
右1対の支持軸受24、24により支持される支持軸1
6、16を、試験軸受1の直径方向反対側に設けている
が、これら支持軸16、16と試験軸受1との位置関係
は、必ずしもこの様な関係である必要はない。例えば、
図4に示した本発明の実施の形態の第2例の様に、支持
軸16、16を試験軸受1の直径方向から外れた位置に
設ける事もできる。又、この図4に示した第2例の場合
には、上記支持軸16、16を上記試験軸受1の中心に
対して、揺動腕27と反対側に偏らせて設けているが、
これとは逆に、支持軸を試験軸受の中心に対して、揺動
腕27の側に偏らせて設ける事もできる。尚、支持軸1
6、16の位置が異なる複数種類の試験装置を用意し
て、支持軸16、16の位置の違いが試験軸受1の性能
に及ぼす影響等を求める事も可能である。
【0016】又、本発明の軸受用試験装置により試験す
る軸受は、図示の様な玉軸受に限らず、円筒ころ軸受、
円錐ころ軸受、自動調心軸受、滑り軸受等、他の形式の
軸受でも良い。
【0017】
【発明の効果】本発明の軸受用試験装置は、以上に述べ
た通り構成され作用するので、再現性が高く、延ては信
頼性の高い試験を行なう事ができて、優れた性能を有す
る軸受の設計に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例である、軸受用試
験装置の構造の概略を示す斜視図。
【図2】同じく具体的構造を示す、一部切断正面図。
【図3】同じく縦断側面図。
【図4】本発明の実施の形態の第2例を示す、図2と同
様の図。
【図5】従来装置の第1例の概略を示す斜視図。
【図6】同第2例の概略を示す斜視図。
【図7】ハウジング及び試験軸受の揺動変位の状態を示
す為の断面図。
【符号の説明】
1 試験軸受 2 内輪 3 回転軸 4 外輪 5、5a ハウジング 6 引っ張り部材 7 係止部材 8、8a 荷重付与装置 9 玉 10 外輪軌道 11 内輪軌道 12 主軸 13 スリーブ 14 ナット 15a、15b 支持軸受 16 支持軸 17 位置決めピン 18 支持ピン 19 枢支ブラケット 20 ねじ 21 位置決め孔 22 ねじ孔 23 支持腕 24 支持軸受 25 連結腕 26 荷重付加ロッド 27 揺動腕 28 ねじ 29 加振ロッド 30 加振機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受の外輪を支持するハウジングと、こ
    の軸受の内輪に挿通してこの内輪を回転駆動する主軸
    と、上記ハウジングの一部に互いに同心に設けた1対の
    支持軸受と、これら1対の支持軸受を中心として上記ハ
    ウジングを往復揺動変位させる加振装置とを備える軸受
    用試験装置。
JP8312075A 1996-11-22 1996-11-22 軸受用試験装置 Pending JPH10153527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8312075A JPH10153527A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 軸受用試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8312075A JPH10153527A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 軸受用試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10153527A true JPH10153527A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18024940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8312075A Pending JPH10153527A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 軸受用試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10153527A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100909693B1 (ko) 2002-12-21 2009-07-29 주식회사 포스코 베어링 블록장치
CN110243600A (zh) * 2019-07-05 2019-09-17 宁波慈兴轴承有限公司 一种谐波减速器用柔性轴承耐久测试装置及其测试方法
CN113884302A (zh) * 2021-10-13 2022-01-04 人本股份有限公司 Ct机轴承噪音试验台架
CN116067655A (zh) * 2023-03-06 2023-05-05 西安航天动力研究所 一种零件测试装置、零件测试设备和零件测试方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100909693B1 (ko) 2002-12-21 2009-07-29 주식회사 포스코 베어링 블록장치
CN110243600A (zh) * 2019-07-05 2019-09-17 宁波慈兴轴承有限公司 一种谐波减速器用柔性轴承耐久测试装置及其测试方法
CN113884302A (zh) * 2021-10-13 2022-01-04 人本股份有限公司 Ct机轴承噪音试验台架
CN116067655A (zh) * 2023-03-06 2023-05-05 西安航天动力研究所 一种零件测试装置、零件测试设备和零件测试方法
CN116067655B (zh) * 2023-03-06 2023-07-14 西安航天动力研究所 一种零件测试装置、零件测试设备和零件测试方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6354167B1 (en) Scara type robot with counterbalanced arms
JP3383537B2 (ja) 軸受用試験機
JPH0510835A (ja) 転がり軸受の予圧を測定する方法と装置
JPH04364408A (ja) 転がり軸受の接触角を測定する方法と装置
JPH10153527A (ja) 軸受用試験装置
JP2837939B2 (ja) 捩り疲労試験用補助装置
JP2007135270A (ja) 球面超音波モータ
JP2004325447A (ja) モータのトルク測定装置及び測定方法
JP2000024478A (ja) 容器内に入れられた液体を振動するための振動デバイス
JP2006105894A (ja) 転がり軸受の特性測定用回転装置及び転がり軸受の特性測定装置と特性測定方法
US6467330B1 (en) Apparatus for testing physical characteristics, especially rolling contact fatigue resistance of materials
JPH03188341A (ja) バランシングマシン
JP2966040B2 (ja) 遠心荷重軸受試験機
US2748607A (en) Vibrator
US2992492A (en) Bore hole inclinometer apparatus
JPH04366014A (ja) ころがり玉軸受の予圧測定方法
JP3725502B2 (ja) マグネットカップリングの回転検査装置
JP2721782B2 (ja) 風洞試験装置
JPS6015538A (ja) 2自由度加振装置
JP2001141014A (ja) トロイダル型無段変速機用パワーローラユニットの測定装置
JPH075089A (ja) 高圧雰囲気摩擦摩耗試験装置
JP2003247915A (ja) 転がり滑り試験方法
JP5133221B2 (ja) 等速自在継手の検査装置及び検査方法
JPH02183168A (ja) 揺動加減速試験機
JPH02108934A (ja) ダイナモメータ支持構造