JPH10153406A - 移動物体検出装置 - Google Patents

移動物体検出装置

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JPH10153406A
JPH10153406A JP32481996A JP32481996A JPH10153406A JP H10153406 A JPH10153406 A JP H10153406A JP 32481996 A JP32481996 A JP 32481996A JP 32481996 A JP32481996 A JP 32481996A JP H10153406 A JPH10153406 A JP H10153406A
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JP
Japan
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moving object
image
arrival time
time
predetermined position
Prior art date
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Application number
JP32481996A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kawachi
雅弘 河内
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動物体の所定位置の通過を検出して通過検
出信号を出力する移動物体検出装置に関し、移動物体が
所定位置を通過するのに同期して通過検出信号を出力
し、かつ所定位置の変更または調整を容易にすることを
目的とする。 【解決手段】 移動物体2が所定位置Pを通過するのを
撮像する撮像装置4、得られた画像から移動物体の速度
を検出して所定位置までの到達時間Tpを計測する計測
部12、到達時間経過後に移動物体が所定位置を通過し
たことを表す通過検出信号Spを出力する出力部18を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトコンベアな
どの搬送装置によって搬送される移動物体の所定位置の
通過を検出し、通過検出信号を出力する移動物体検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の移動物体検出装置の一例
を示す概略的構成図である。この装置は、ベルトコンベ
アなどの搬送体1上に載置された移動物体2が所定位置
を通過したことを光電スイッチ3によって検知するもの
で、移動物体2が光電スイッチ3を通過すると、光電ス
イッチ3の発光素子3aから受光素子3bに向かって発
せられていた光3cが移動物体2によって遮断され、受
光素子3bに達しなくなる。この光3cの遮断を検出装
置(図示せず)によって検知することで、移動物体2が
光電スイッチ3を通過したと判断する。
【0003】図10は、従来の移動物体検出装置の他の
例を示す概略的構成図である。この装置はベルトコンベ
ア1上に載置された移動物体2を、テレビカメラ等の撮
像装置4によって撮像し、得られた映像信号によって形
成される画像を画像処理装置5によって分析し、移動物
体2の中心部が画面上で所定位置を通過したときに移動
物体2が通過したと判断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した第1の従来例
(図9)では、移動物体2が光電スイッチ3を通過して
光3cを遮断する際に、チャタリングなどのノイズが発
生する。そこで、移動物体2の所定位置通過後にノイズ
カット等のための遅延時間を設ける必要があり、検出装
置から出力される検出信号に遅れが生じるという不都合
があった。そのうえ、この遅延時間は移動物体2の速
度、すなわち搬送体1の速度が変更される度に調整しな
ければならないという不都合があった。
【0005】また、移動物体2の通過を検出する所定位
置を変更する場合は、光電スイッチ3の位置を物理的に
変更する必要があり、所定位置の微調整についても同様
であるため、設置作業や調整作業に手間取るといった不
都合があった。
【0006】また、前述した第2の従来例(図10)で
は、一般のテレビカメラの1画面のサンプリングレート
は16.7msec(NTSC方式の1フィールド期間)で
あるので、移動物体2の検出には最大16.7msecの遅
延時間が生じる。しかも、この遅延時間は0〜16.7
msecの間で変動するため、所定位置の通過を安定して検
出できないといった不都合があった。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、移動物体が所定位置を通過す
るのと同時に通過検出信号を出力し、かつ通過検出位置
を容易に変更または調整することができる移動物体検出
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明は、移動物体が所定位置を通過するのを撮像する撮
像装置と、撮像装置で撮像した画像から移動物体の速度
を検出して所定位置までの到達時間を算出する計測部
と、到達時間経過後に移動物体が所定位置を通過したこ
とを表す通過検出信号を出力する出力部とを設けたこと
を特徴とする。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記到達時間に加算するための
調整時間を入力する到達時間調整部を設けたことを特徴
とする。
【0010】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記画像上における所定位置の
座標を変化させるための位置データを入力する所定位置
調整部を設けたことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、移動物体の移動速度を求
め、その移動速度に基づいて最新の通過位置から所定位
置までの到達時間を予測し、この到達時間経過後に通過
検出信号をオンするようにしているので、移動物体が所
定位置を通過するのと同時に通過検出信号をオンするこ
とができる。
【0012】また、算出した到達時間に調整時間を加算
することによって、あるいは外部から画像上の所定位置
の座標を調整することによって、撮像装置を固定したま
まで所定位置を実質的に変更または調整することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による移動物体検
出装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。本
実施の形態による移動物体検出装置は、前述したように
搬送体1上に載置されて移動する移動物体2をテレビカ
メラ等の撮像装置4によって撮像し、得られた映像信号
に基づいて移動物体2の所定位置の通過時期を計測処理
部10で計測するようにしている。
【0014】計測処理部10は、撮像装置4によって得
られた映像信号をディジタル画像信号に変換するA/D
(アナログ/ディジタル)変換部11と、このディジタ
ル画像信号に基づいて移動物体2の移動速度および所定
位置までの到達時間を計測する計測部12と、この装置
全体を制御するCPU(中央処理装置)13と、CPU
13で行う実行プログラムが記憶されたプログラムメモ
リ(ROM)14と、外部から入力される各データおよ
びCPU13での演算結果等が記憶されるワーキングメ
モリ(RAM)15とを備えている。
【0015】計測部12、CPU13、ROM14およ
びRAM15はシステムバス16を介して互いに接続さ
れている。システムバス16には、さらに移動物体2の
有無を検出するための検出感度を調整する検出感度入力
部17と、移動物体2が所定位置を通過したことを表す
通過検出信号Spを出力するタイマ出力部18と、通過
検出信号Spのオン状態を保持するための時間を設定す
るオン時間入力部19とがそれぞれ接続されている。
【0016】次に、図2に示すフローチャートを参照し
ながら、計測部12の動作について説明する。計測部1
2には、撮像装置4から1フィールド期間(16.7ms
ec)毎に1画面を形成するディジタル画像信号が送られ
てきており、撮像エリアの中に移動物体2が移動して来
ると、重心計測、パターンサーチまたはエッジ抽出など
の画像処理技術を用いて移動物体2の位置座標(Xi,
Yi)を求め(ステップS1)、次いで変数iをインク
リメントし(ステップS2)、さらに1フィールド後の
画面における移動物体2の位置座標(Xi,Yi)を求
める(ステップS3)。変数iは画面数(フィールド
数)である。
【0017】図3は、その様子を示す撮像エリア4aの
画面構成図で、画面左上に原点(0,0)を取り、水平
方向にx軸、垂直方向にy軸を取り、移動物体2が画面
の右側から左側へ等速直線運動をしている状態を示して
いる。そして、移動物体2のある時点i-1での位置座標
を(Xi-1 ,Yi-1 )、その1画面(1フィールド)後
の時点iでの位置座標を(Xi,Yi)とする。なお、
画面中央の垂線は所定位置としての通過検出位置Pであ
る。
【0018】次いで、移動物体2の最新位置のX座標
(Xi)が通過検出位置PのX座標(Xp)より大きい
か、すなわち移動物体2が通過検出位置Pを通過してお
らず、画面の右側に位置しているか判断する(ステップ
S4)。
【0019】移動物体2が通過検出位置Pを通過してい
ない場合は、通過検出位置Pまでの到達時間Tpを、 Tp=(Xi−Xp)÷{(Xi−Xi-1 )÷Ts} として求める。時間Tsはサンプリング時間で、この例
では16.7msec(1フィールド期間)である(ステッ
プS5)。この式は、時点i-1と時点iとの間の移動物
体2の移動速度を算出し、そこから通過検出位置Pまで
の到達時間Tpを求めたものである。
【0020】次いで、この到達時間Tpと、通過検出信
号Spのオン時間Toとをタイマ出力部18にセットし
(ステップS6)、次に到来する移動物体2の到達時間
Tpを計測するためにステップS2以降の処理を繰り返
す。オン時間Toは外部からの指示に基づいてオン時間
入力部19で設定する。
【0021】移動物体2の最新位置のX座標(Xi)が
通過検出位置PのX座標(Xp)より小さい場合は(ス
テップS4)、すでに移動物体2が通過検出位置Pを通
過した後であるので、次に到来する移動物体2の到達時
間Tpを計測するためにステップS2以降の処理を繰り
返す。
【0022】タイマ出力部18は、セットされた到達時
間Tpが経過すると、通過検出信号Spをオンとし、さ
らにオン時間Toが経過すると通過検出信号Spをオフ
とする。この様子を、図4のタイムチャートに示す。図
aは移動物体2の移動状況を表し、図bは通過検出信号
Spを表している。
【0023】こうして等速直線運動をしている移動物体
2の移動速度を求め、その移動速度に基づいて最新の通
過位置から通過検出位置Pまでの到達時間Tpを計測
し、到達時間Tp後に通過検出信号Spをオンすること
によって、移動物体2が通過検出位置Pを通過するのと
同時に通過検出信号Spをオンするようにしている。な
お、等速直線運動に限らず等加速度運動であってもよ
い。また、移動物体2の速度を算出するにはサンプリン
グ回数は2回に限らず3回以上であってもよい。
【0024】図5は、本発明による移動物体検出装置の
第2の実施の形態を示すブロック図で、前述の第1の実
施の形態と同一構成要素には同一符号を付し、詳細説明
は省略する。本実施の形態では、システムバス16に到
達時間調整部20を設けた点を除いては、前述の第1の
実施の形態と同一の構成を有している。
【0025】本実施の形態では、到達時間調整部20を
介して外部から調整時間Tpdを設定し、この調整時間T
pdを到達時間Tpに加算して「Tp←Tp+Tpd」とす
ることで通過検出位置Pを実質的に変更または調整する
ようにしている。従って、前述のステップS6におい
て、タイマ出力部18に到達時間として「Tp+Tpd」
をセットすれば、移動物体2は最新位置から「Tp+T
pd」経過後に通過検出位置Pを通過することになる。
【0026】図6は、その様子を示す撮像エリア4aの
画面構成図で、調整時間Tpdが正の値であれば通過検出
位置Pは実質的に図の左方向に移動したことになり、負
の値であれば通過検出位置Pは実質的に図の右方向に移
動したことになる。このように調整時間Tpdの値を変化
させることによって、撮像装置4を固定したままで通過
検出位置Pを変更または調整することができる。到達時
間調整部20として可変抵抗器を用いれば、調整時間T
pdを簡単に設定することができる。
【0027】図7は、本発明による移動物体検出装置の
第3の実施の形態を示すブロック図で、前述の第1の実
施の形態と同一構成要素には同一符号を付し、詳細説明
は省略する。
【0028】本実施の形態では、システムバス16に所
定位置調整部21と、モニタ画面に通過検出位置Pを表
示するための画像データが記憶された表示メモリ22と
を接続し、さらにA/D変換部11の出力と表示メモリ
22の出力とを合成する合成部23、この合成部23か
ら出力されるディジタル画像信号をアナログ映像信号に
変換するD/A(ディジタル/アナログ)変換部24、
アナログ映像信号によって形成される画像を表示するモ
ニタ画面を備えた表示装置6とを設けた点を除いては、
前述の第1の実施の形態と同一の構成を有している。
【0029】本実施の形態では、所定位置調整部21を
介して画面上の通過検出位置Pの座標を変化させること
により、すなわち通過検出位置PのX座標Xpを移動さ
せることにより、到達時間Tpを変化させ、撮像装置4
を固定したままで通過検出位置Pを実質的に変更または
調整するようにしている。
【0030】図8は、その様子を示す撮像エリア4aの
画面構成図で、座標Xpに調整値(−Xpd)を加算すれ
ば通過検出位置Pは実質的に図の左方向に移動したこと
になり、調整値(Xpd)を加算すれば通過検出位置Pは
実質的に図の右方向に移動したことになる。このように
通過検出位置PのX座標Xpを画面上で移動させること
によって、撮像装置4を固定したままで通過検出位置P
を変更または調整することができる。所定位置調整部2
1として可変抵抗器を用いれば、調整値±Xpdを簡単に
設定することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、移動物体の移動速度を
求め、その移動速度に基づいて最新の通過位置から通過
検出位置までの到達時間を計測し、この到達時間経過後
に通過検出信号をオンするようにしたので、移動物体が
通過検出位置を通過するのと同時に通過検出信号をオン
することができる。
【0032】また、本発明によれば、外部から到達時間
を調整することによって、あるいは外部から画面上の所
定位置の座標を調整することによって、撮像装置を固定
したままで通過検出位置を実質的に変更または調整する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】計測部の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】第1の実施の形態による撮像エリアの画面構成
図である。
【図4】移動物体の移動状況(a)と、通過検出信号
(b)を表すタイムチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図6】第2の実施の形態による撮像エリアの画面構成
図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図8】第3の実施の形態による撮像エリアの画面構成
図である。
【図9】従来の移動物体検出装置の一例を示す概略的構
成図である。
【図10】従来の移動物体検出装置の他の例を示す概略
的構成図である。
【符号の説明】
1 搬送体 2 移動物体 4 撮像装置 4a 撮像エリア 10 計測処理部 11 A/D変換部 12 計測部 18 タイマ出力部 20 到達時間調整部 21 所定位置調整部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動物体が所定位置を通過するのを撮像
    する撮像装置と、 前記撮像装置で撮像した画像から前記移動物体の速度を
    検出して前記所定位置までの到達時間を算出する計測部
    と、 前記到達時間経過後に前記移動物体が前記所定位置を通
    過したことを表す通過検出信号を出力する出力部と、を
    備えることを特徴とする移動物体検出装置。
  2. 【請求項2】 前記到達時間に加算するための調整時間
    を入力する到達時間調整部を備えることを特徴とする請
    求項1記載の移動物体検出装置。
  3. 【請求項3】 前記画像上における前記所定位置の座標
    を変化させるための位置データを入力する所定位置調整
    部を備えることを特徴とする請求項1記載の移動物体検
    出装置。
JP32481996A 1996-11-21 1996-11-21 移動物体検出装置 Pending JPH10153406A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109556484A (zh) * 2018-12-30 2019-04-02 深圳华侨城文化旅游科技股份有限公司 一种检测物体移动到位的方法及系统
JPWO2020194539A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01

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