JP2007089058A - マイクアレイ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 マイクアレイを用いて音源の方向や位置を精度よく検出すること。また、検出した音源の方向や位置に応じてマイクアレイの指向性を制御すること。
【解決手段】 A/Dコンバータ211〜21nは、マイクアレイ1を構成する各マイクロホン101〜10nによって得られたアナログ音声信号を、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値よりも高い周波数でサンプリングする。ビームスキャナ22は、サンプリングの結果得られた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号と、各マイクロホン101〜10nの位置とを用いて音源100の方向や位置を検出し、ビームコントローラ23は、検出された音源100の方向や位置に応じてマイクアレイ1の指向性を制御する。また、サンプリングレートコンバータ24は、出力するデジタル音声信号のサンプリングレートを、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値まで下げる。
【選択図】 図3
【解決手段】 A/Dコンバータ211〜21nは、マイクアレイ1を構成する各マイクロホン101〜10nによって得られたアナログ音声信号を、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値よりも高い周波数でサンプリングする。ビームスキャナ22は、サンプリングの結果得られた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号と、各マイクロホン101〜10nの位置とを用いて音源100の方向や位置を検出し、ビームコントローラ23は、検出された音源100の方向や位置に応じてマイクアレイ1の指向性を制御する。また、サンプリングレートコンバータ24は、出力するデジタル音声信号のサンプリングレートを、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値まで下げる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、マイクアレイを用いて音源の方向や位置を検出する技術と、検出した音源の方向や位置に応じてマイクアレイの指向性を制御する技術に関する。
例えば、特許文献1には、複数のマイクロホンによって構成されるマイクアレイ108と、音源方向算出部104と、指向性収音部112と、撮像カメラ101の方向を制御する撮像方向制御装置107とを備えた撮像装置100が開示されている。この撮像装置100では、撮像対象(音源)から発生する音をマイクアレイ108を用いて収音し、音源方向算出部104において音源の方向を算出すると、撮像方向制御装置107は、算出した音源の方向に撮像カメラ101を向ける一方、指向性収音部112は、算出した音源の方向に対してマイクアレイ108の指向性を高める。このように引用文献1に記載された撮像装置100では、音の発生方向を検出して迅速にその方向を撮像することができ、また、音の発生方向に指向性を持たせてマイクアレイ108により音を収音することができる。
特開2003−8972号公報
ところで、マイクアレイを用いて音源の方向や位置を検出する原理は以下の通りである。すなわち、音源からの音波が平面波として伝わってくると仮定した場合、例えば、複数のマイクロホンが並べられたマイクアレイにおいて、音源からの音波が各マイクロフォンに到達するまでの到達時間には、僅かではあるが時間差が生じる。したがって、各マイクロホンにおける到達時間差を求め、各マイクロホンにおける到達時間差と、各マイクロホンの位置とを用いれば、マイクアレイに対する音源の方向や位置を検出することができる。したがって、音源の方向や位置を精度よく検出するためには、各マイクロホンにおける到達時間差をいかに正確に求めることができるかが鍵となる。しかしながら、一般的に用いられるマイクロホンのサンプリング周波数は、例えば、44.1kHzや48kHz程度であるので、マイクアレイを構成するマイクロホンの数や音源との距離等の条件にもよるが、各マイクロホンにおける到達時間差を正確に求めることができず、音源の方向や位置を精度よく検出することが困難であった。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクアレイを用いて音源の方向や位置を精度よく検出することである。また、検出した音源の方向や位置に応じてマイクアレイの指向性を制御することである。
上記課題を解決するため、本発明は、複数のマイクロホンが並べられたマイクアレイを制御するマイクアレイ制御装置であって、前記マイクアレイを構成する各マイクロホンによって得られたアナログ音声信号を、当該マイクアレイ制御装置の後段に接続された音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数の定格値よりも高い周波数でサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を検出する検出手段と、前記各マイクロホンのデジタル音声信号のサンプリングレートを前記定格値に下げ、当該サンプリングレートが下げられた各マイクロホンのデジタル音声信号を前記音声処理装置に出力するサンプリングレート変更手段とを具備することを特徴としている。
本発明によれば、マイクアレイ制御装置は、各マイクロホンによって得られたアナログ音声信号を音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数の定格値よりも高い周波数でサンプリングし、このサンプリングの結果得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を検出する。また、各マイクロホンのデジタル音声信号のサンプリングレートを、音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数の定格値まで下げた上で音声処理装置に出力する。
また、前記検出手段は、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を推定する推定手段と、前記推定手段により推定された方向に音源があると仮定し、当該仮定した音源からの音の前記各マイクロホンに対する到達時間差を算出する第1の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、当該決定されたタイミングで前記各マイクロホンのデジタル音声信号を取得して積算する第2の算出手段と、前記到達時間差を変更しつつ、当該変更された到達時間差毎に前記第2の算出手段による処理を実行した上で、積算値が最大値となった場合の到達時間差と、前記推定手段により推定された音源の方向とを用いて、音源の方向を算出する第3の算出手段とを具備する構成であってもよい。
また、前記検出手段は、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号を、サンプリングが行われたタイミング毎に記憶する記憶手段をさらに具備し、前記第2の算出手段は、前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、当該決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を前記記憶手段から読み出して積算する構成であってもよい。
また、前記検出手段は、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の位置を検出する構成であってもよい。この際、前記検出手段は、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号を用いて、前記各マイクロホンのうち2以上のマイクロホンに対する音源からの音波の入射角度を求め、当該入射角度と前記2以上のマイクロホンの位置とを用いて前記音源の位置を検出する構成であっもよい。
また、本発明は、複数のマイクロホンが並べられたマイクアレイを制御するマイクアレイ制御装置であって、前記マイクアレイを構成する各マイクロホンによって得られたアナログ音声信号を、当該マイクアレイ制御装置の後段に接続された音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数でサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号のサンプリングレートを、前記定格値よりも高い周波数に上げるサンプリングレート変更手段と、前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された音源の方向を示す情報と、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号とを前記音声処理装置に出力する出力手段とを具備することを特徴としている。
また、前記検出手段は、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号または前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を推定する推定手段と、前記推定手段により推定された方向に音源があると仮定し、当該仮定した音源からの音の前記各マイクロホンに対する到達時間差を算出する第1の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、前記サンプリングレート変更手段によって得られる各マイクロホンのデジタル音声信号のうち、前記決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を取得して積算する第2の算出手段と、前記到達時間差を変更しつつ、当該変更された到達時間差毎に前記第2の算出手段による処理を実行した上で、積算値が最大値となった場合の到達時間差と、前記推定手段により推定された音源の方向とを用いて、音源の方向を算出する第3の算出手段とを具備する構成であってもよい。
また、前記検出手段は、前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号を、前記サンプリングレート変更手段による変更後のサンプリングレートによって定まる時間間隔毎に記憶する記憶手段をさらに具備し、前記第2の算出手段は、前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、当該決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を前記記憶手段から読み出して積算する構成であってもよい。
また、前記検出手段は、前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の位置を検出する構成であってもよい。この際、前記検出手段は、前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号を用いて、前記各マイクロホンのうち2以上のマイクロホンに対する音源からの音波の入射角度を求め、当該入射角度と前記2以上のマイクロホンの位置とを用いて前記音源の位置を検出する構成であっもよい。
また、前記マイクアレイの指向性を前記検出手段により検出された音源の方向に高める指向性制御手段をさらに具備する構成であってもよい。また、前記検出手段により検出された音源の方向の履歴を記憶する記憶手段をさらに具備し、前記推定手段は、前記記憶手段の記憶内容を参照して音源の方向を推定する構成であってもよい。
また、本発明は、複数のマイクロホンが並べられたマイクアレイを制御するマイクアレイ制御装置であって、前記マイクアレイを構成する各マイクロホンによって得られたアナログ音声信号を、当該マイクアレイ制御装置の後段に接続された音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数の定格値よりも高い周波数でサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を検出する検出手段と、前記検出手段により方向が検出された音源から発生した音の前記各マイクロホンに対する到達時間差を算出する第1の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、前記サンプリング手段によって得られる各マイクロホンのデジタル音声信号のうち、前記決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を取得して積算する第2の算出手段と、前記第2の算出手段により積算されたデジタル音声信号のサンプリングレートを前記定格値に下げ、当該サンプリングレートが下げられたデジタル音声信号を前記音声処理装置に出力するサンプリングレート変更手段とを具備することを特徴としている。
また、本発明は、複数のマイクロホンが並べられたマイクアレイを制御するマイクアレイ制御装置であって、前記マイクアレイを構成する各マイクロホンによって得られたアナログ音声信号を、当該マイクアレイ制御装置の後段に接続された音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数でサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号のサンプリングレートを、前記定格値よりも高い周波数に上げるサンプリングレート変更手段と、前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を検出する検出手段と、前記検出手段により方向が検出された音源から発生した音の前記各マイクロホンに対する到達時間差を算出する第1の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、前記サンプリング手段によって得られる各マイクロホンのデジタル音声信号のうち、前記決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を取得して積算する第2の算出手段と、前記第2の算出手段により積算されたデジタル音声信号を前記音声処理装置に出力する出力手段とを具備することを特徴している。
本発明によれば、音声処理装置で使用可能なデジタル音声信号を出力しつつ、マイクアレイを用いて音源の方向や位置を精度よく検出することができる。また、検出した音源の方向や位置に応じてマイクアレイの指向性を制御することができる。
まず、実施形態について説明する前に、マイクアレイを用いて音源の方向や位置を検出する原理について説明する。図1において、マイクアレイ1は、n個(nは2以上の整数)のマイクロホン101,102〜10n-1,10nを直線状に等間隔で並べて構成されている。このマイクアレイ1に対し、例えば、図外に位置する音源から発生した音波が、同図に示すように右斜め上から平面波として伝わってくる場合、音源から発生した音波が各マイクロホン101〜10nに到達するまでの到達時間には時間差が生じる。
例えば、音源の位置がマイクアレイ1に対して極めて遠く、同図に示すように各マイクロホン101〜10nに対する音波の入射角度θ1〜θnが略同一とみなせる場合、各マイクロホン101〜10nにおける到達時間差は全てΔtとなる。すなわち、同図において、マイクロホン10nに到達した音波は、マイクロホン10nに到達した時点からΔtだけ経過した後にマイクロホン10n-1に到達し、その後も順次、Δtだけ経過した後に次のマイクロホン10に到達する。したがって、各マイクロホン101〜10nにおける到達時間差を求め、各マイクロホン101〜10nにおける到達時間差と、各マイクロホン101〜10nの位置とを用いれば、マイクアレイ1に対する音源の方向や位置を検出することができる。
勿論、図2に示すように、音源100の位置がマイクアレイ1に対して比較的近く、各マイクロホン101〜10nに対する音波の入射角度θ1〜θnがそれぞれ異なる場合であっても、各マイクロホン101〜10nにおける到達時間差と、各マイクロホン101〜10nの位置とを用いれば、マイクアレイ1に対する音源100の方向や位置を検出することが可能である。但し、マイクアレイ1を構成するマイクロホンが計2個で到達時間差がない場合や、図1および図2において、音源がマイクアレイ1に対して図中上側のみでなく図中下側にも位置できると仮定した場合は、音源の方向や位置を1点に絞れない場合がある。
また、図2に示す場合において、例えば、マイクアレイ1の一方の端に設けられたマイクロホン101に対する音波の入射角度θ1と、他方の端に設けられたマイクロホン10nに対する音波の入射角度θnを求め、入射角度θ1,θnと、マイクロホン101,10nの位置とを用いて、マイクアレイ1に対する音源100の位置を検出することも可能である。この場合、マイクロホン101,10nでは、例えば、指向性が狭いマイクロホンの向きを順次変えながら音圧レベルを測定し、最も音圧レベルの高い向きを音波の入射角度θ1,θnとして特定してやればよい。
なお、マイクアレイ1を構成するマイクロホン101〜10nは、図1および図2に示したように必ずしも直線状や等間隔で配置されている必要はない。
[A.第1実施形態]
次に、図3は、第1実施形態に係るマイクアレイ制御装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。同図において、A/D(Analog/Digital)コンバータ211〜21nは、マイクロホン101〜10nによって得られたアナログ音声信号をサンプリングしてデジタル音声信号に変換する。なお、A/Dコンバータ211〜21nは、マイクアレイ制御装置2の後段に接続されている、録音装置や編集装置等の音声処理装置3で使用可能なデジタル音声信号のサンプリング周波数の定格値(例えば44.1kHzや48kHz)よりも高い、例えば100kHzや200kHz等といったサンプリング周波数でアナログ音声信号をサンプリングする。
次に、図3は、第1実施形態に係るマイクアレイ制御装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。同図において、A/D(Analog/Digital)コンバータ211〜21nは、マイクロホン101〜10nによって得られたアナログ音声信号をサンプリングしてデジタル音声信号に変換する。なお、A/Dコンバータ211〜21nは、マイクアレイ制御装置2の後段に接続されている、録音装置や編集装置等の音声処理装置3で使用可能なデジタル音声信号のサンプリング周波数の定格値(例えば44.1kHzや48kHz)よりも高い、例えば100kHzや200kHz等といったサンプリング周波数でアナログ音声信号をサンプリングする。
ビームスキャナ22は、A/Dコンバータ211〜21nによって得られた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号と、予めメモリ等に登録された各マイクロホン101〜10nの位置とを用いて、音源100の方向や位置を検出する装置である。なお、以下では、ビームスキャナ22を用いて音源100の方向を検出する場合について説明するが、音源100の方向を検出する代わりに音源100の位置を検出する構成であってもよい。
ビームスキャナ22は、まず、A/Dコンバータ211〜21nによって得られた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を用いて音源100の方向を推定する。例えば、音源100が移動せず、同じ音を同一の音量で断続的に放音している場合、ビームスキャナ22では、各マイクロホン101〜10nの音圧レベルを比較したり、いずれか2個以上のマイクロホンに対する音波の入射角度を特定することで、音源100のおおよその方向を推定することができる。
次いで、ビームスキャナ22は、推定した方向に音源100が位置していると仮定し、各マイクロホン101〜10nに対する音源100からの音波の到達時間差を求める。この後、ビームスキャナ22は、求められた到達時間差の分だけマイクロホン101〜10n毎に遅延を設定し、デジタル音声信号を取得するタイミングをマイクロホン101〜10n毎に定める。そして、ビームスキャナ22は、定められたタイミングで各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を取得してこれを積算する。つまり、ビームスキャナ22は、音波の到達遅延分を相殺した上で各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を取得し、これを積算するのである。さらに、ビームスキャナ22は、到達時間差の値を少しずつ変更し、変更された到達時間差の値毎に、各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を取得してこれを積算する。
ここで、積算値を求める処理について具体的に説明すると、まず、ビームスキャナ22に備わるメモリ22aには、図4に示すように、A/Dコンバータ211〜21nによってオーバサンプリングされた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号について、その音量(音圧レベル)を示す値が、オーバサンプリングを行ったタイミング(t1,t2,t3〜tm−1,tm/但し、mは2以上の整数)毎に記憶される。なお、オーバサンプリングを行うタイミングは基本的に等間隔であり、その時間間隔をΔLとすると、このΔLは、オーバサンプリングを行っているため十分に小さい時間量である。
ここで、図1に示したように、各マイクロホン101〜10n−1に対する音源からの音波の到達時間差が全て同じ値であった場合、到達時間差がΔLの場合は、メモリ22aに記憶されたデータと(式1)を用いて、音波の到達遅延分を相殺した各マイクロホン101〜10nの音圧レベルの積算値を求めることができる。また、到達時間差がΔL×2の場合は、(式1)の代わりに(式2)を用いることで、音波の到達遅延分を相殺した各マイクロホン101〜10nの音圧レベルの積算値を求めることができる。
つまり、到達時間差をΔL×k(kは1以上の整数)とすると、メモリ22aに記憶されたデータと(式3)を用いることで、音波の到達遅延分を相殺した各マイクロホン101〜10nの音圧レベルの積算値を求めることができる。以上のようなことから、ビームスキャナ22では、求められた到達時間差の値を(式3)を用いて少しずつ変更し、変更された到達時間差の値毎に、メモリ22aを参照しながら音波の到達遅延分を相殺した各マイクロホン101〜10nの音圧レベルの積算値を算出する。
図5および図6は、このようにして得られた積算結果を示すグラフである。なお、図6は、図5に示す場合に比べ、A/Dコンバータ211〜21nにおけるサンプリング周波数を2倍に高めた場合について示している。また、図5および図6において、T(到達時間差の変更量)=0の部分が、推定した音源100の方向での積算結果となる。つまり、T=0の部分にピーク(音圧レベルの最大値)がくれば、推定した方向が音源100の方向となる。また、T=0の部分からピークがズレている場合は、ピークが位置する到達時間差の変更量Tの分だけ、推定した音源100の方向を補正してやることで、音源100の方向を検出することができる。
図5および図6を比較すると明かになるように、図5においてはサンプリング周波数が低いため、T=1.0の場合がピーク値であると特定される。つまり、推定した音源100の方向をT=1.0の分だけ補正してやることで、音源100の方向が検出される。これに対し、図6においては、図5に示す場合に比べ、サンプリング周波数を2倍に高めているので、T=1.5の場合がピーク値であると特定される。つまり、推定した音源100の方向をT=1.5の分だけ補正してやることで、音源100の方向が検出される。このようにサンプリング周波数を高めた方が、分解能が高くなるのでピーク値をより正確に特定することができ、音源100の方向をより正確に検出することができる。
なお、ビームスキャナ22は、音源100の方向を検出すると、検出した方向に音源100が位置する場合の各マイクロホン101〜10nにおける到達時間差を求め、これをビームコントローラ23に出力する。
図3に戻り、ビームコントローラ23は、ビームスキャナ22によって検出された音源100の方向や位置に応じてマイクアレイ1の指向性を制御する装置である。具体的に説明すると、このビームコントローラ23は、まず、ビームスキャナ22から入力された到達時間差の分だけマイクロホン101〜10n毎に遅延を設定し、デジタル音声信号を取得するタイミングをマイクロホン101〜10n毎に定める。次いで、ビームコントローラ23は、定められたタイミングで、A/Dコンバータ211〜21nから入力される各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を取得してこれを積算し、マイクアレイ1からのデジタル音声信号として出力する。これにより、マイクアレイ1を用いて音源100の音を収音する際のSN(Signal to Noise ratio)比を高めることができる。つまり、ビームスキャナ22によって検出された音源100の方向にマイクアレイ1の指向性を高めることができ、音源100を追従する指向性マイクとしてマイクアレイ1を機能させることができるのである。
次に、サンプリングレートコンバータ24は、ビームコントローラ23から出力されたデジタル音声信号のサンプリングレートを、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値まで下げる。そして、このようにしてサンプリングレートが下げられたデジタル音声信号が音声処理装置3へと出力される。なお、サンプリングレートコンバータ24を用いてサンプリングレートを下げるのは、A/Dコンバータ211〜21nによってオーバサンプリングされたデジタル音声信号を音声処理装置3にそのまま出力しても、オーバサンプリングされているため音声処理装置3で使用できないためである。
以上説明したように本実施形態によれば、A/Dコンバータ211〜21nは、各マイクロホン101〜10nによって得られたアナログ音声信号を、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値よりも高い周波数でオーバサンプリングする。そして、ビームスキャナ22は、オーバサンプリングの結果得られた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号と、各マイクロホン101〜10nの位置とを用いて音源100の方向や位置を検出し、ビームコントローラ23は、検出された音源100の方向や位置に応じてマイクアレイ1の指向性を制御する。また、サンプリングレートコンバータ24は、出力するデジタル音声信号のサンプリングレートを、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値まで下げる。
よって、マイクアレイ制御装置2では、音声処理装置3で使用可能なデジタル音声信号を出力しつつ、マイクアレイ1を用いて音源100の方向や位置を精度よく検出することができる。また、検出した音源100の方向や位置に応じてマイクアレイ1の指向性を制御することもできる。また、オーバサンプリングした際の各マイクロホン101〜10nの音圧レベルの値を、オーバサンプリングしたタイミング毎にメモリ22aに記憶するとともに、このメモリ22aに記憶されたデータと(式3)を用いて、音波の到達遅延分を相殺した各マイクロホン101〜10nの音圧レベルの積算値を求める構成としたので、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ等を用いた場合に比べ、積算値の算出を簡素な回路構成で迅速に行うことができる。
[B.第2実施形態]
図7は、第2実施形態に係るマイクアレイ制御装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、同図に示すマイクアレイ制御装置4のうち、第1実施形態で説明したマイクアレイ制御装置2と同じ部分については、説明を省略するとともに同じ符号を使用するものとする。
図7は、第2実施形態に係るマイクアレイ制御装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、同図に示すマイクアレイ制御装置4のうち、第1実施形態で説明したマイクアレイ制御装置2と同じ部分については、説明を省略するとともに同じ符号を使用するものとする。
A/Dコンバータ411〜41nは、第1実施形態で説明したA/Dコンバータ211〜21nのようにオーバサンプリングを行わず、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値(例えば44.1kHzや48kHz)でマイクロホン101〜10nのアナログ音声信号をサンプリングする。また、サンプリングよって得られた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号は、サンプリングレートコンバータ42とビームコントローラ44に出力される。
サンプリングレートコンバータ42は、ビームスキャナ43から指示された期間においてのみ、A/Dコンバータ411〜41nから入力される各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号について、そのサンプリングレートを音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値よりも高い、例えば100kHzや200kHz等といった値に引き上げる。すなわち、サンプリングレートコンバータ42では、ビームスキャナ43から指示された期間内においてのみ、A/Dコンバータ411〜41nから入力される各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を補完し、サンプリングレートを高めたデジタル音声信号を生成してこれをビームスキャナ43に出力する。なお、ビームスキャナ43から指示された期間外においては、A/Dコンバータ411〜41nから入力される各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号がそのままビームスキャナ43へ出力される。
ビームスキャナ43は、第1実施形態で説明したビームスキャナ22と同様、メモリ22aに記憶されたデータと前述した(式3)を用いて音源100の方向や位置を検出するとともに、検出した方向や位置に音源100がある場合の各マイクロホン101〜10nにおける到達時間差を求め、これをビームコントローラ44に出力する。また、ビームスキャナ43は、音源100の方向や位置を検出するためメモリ22aにデータを取り込む場合等、各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号についてサンプリングレートを高める必要がある場合に、その期間をサンプリングレートコンバータ42に指示する。
なお、ビームスキャナ43は、サンプリングレートコンバータ42によってサンプリングレートが高められた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号をビームコントローラ44に出力することもできる。また、ビームスキャナ43において、音源100の方向や位置を推定する際には、サンプリングレートコンバータ42によってサンプリングレートが高められた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号の代わりに、サンプリングレートコンバータ42によってサンプリングレートが高められていない各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を用いることもできる。
ビームコントローラ44は、ビームスキャナ43によって検出された音源100の方向や位置に応じてマイクアレイ1の指向性を制御する装置である。このビームコントローラ44には、図7に示すように、A/Dコンバータ411〜41nから直接、各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号が入力される。すなわち、ビームコントローラ44には、サンプリングレートコンバータ42によってサンプリングレートが高められていない、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値(例えば44.1kHzや48kHz)でサンプリングされた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号がA/Dコンバータ411〜41nから入力される。
このビームコントローラ44においてマイクアレイ1の指向性を制御する際の動作は、第1実施形態で説明したビームコントローラ23と同様であるが、具体的に説明すると、まず、ビームコントローラ44は、ビームスキャナ43から入力された到達時間差の分だけマイクロホン101〜10n毎に遅延を設定し、デジタル音声信号を取得するタイミングをマイクロホン101〜10n毎に定める。次いで、ビームコントローラ44は、定められたタイミングで、A/Dコンバータ411〜41nから入力される各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を取得してこれを積算し、マイクアレイ1からのデジタル音声信号として音声処理装置3に出力する。これにより、マイクアレイ1を用いて音源100の音を収音する際のSN比を高めることができる。つまり、ビームスキャナ43によって検出された音源100の方向にマイクアレイ1の指向性を高めることができ、音源100を追従する指向性マイクとしてマイクアレイ1を機能させることができるのである。
なお、マイクアレイ1の指向性を制御する場合、ビームコントローラ44は、A/Dコンバータ411〜41nから入力される各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号の代わりに、ビームスキャナ43から入力される、サンプリングレートコンバータ42によってサンプリングレートが高められた各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を使用して、より高い精度でマイクアレイ1の指向性を制御することも可能である。但し、この場合は、音声処理装置3に出力するデジタル音声信号のサンプリングレートを、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値まで下げてやらなければならないので、例えば、第1実施形態で説明したサンプリングレートコンバータ24をビームコントローラ44と音声処理装置3の間に設ける必要がある。また、マイクアレイ1の指向性を制御しない場合、ビームコントローラ44は、A/Dコンバータ411〜41nから入力される各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号を、積算せずにそのまま音声処理装置3に出力する。
以上説明したように本実施形態においても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、音源100の方向や位置を検出する場合や、マイクアレイ1の指向性をより高い精度で制御する場合等、必要な場合においてのみ、サンプリングレートコンバータ42を用いてサンプリングレートを引き上げる構成としたので、第1実施形態のようにオーバサンプリングを常時行わずに済む。
なお、図7において点線で囲んだ部分については、図8に示す回路構成とすることもできる。図8において、サンプリングレートコンバータ421〜42nと記憶回路451〜45nは、A/Dコンバータ411〜41nに対応させて設けられている。例えば、サンプリングレートコンバータ421は、ビームスキャナ46から指示された期間においてのみ、A/Dコンバータ41から入力されるマイクロホン101のデジタル音声信号について、そのサンプリングレートを引き上げる処理を行なう。また、記憶回路451は、ビームスキャナ46から指示された期間内においてのみ、サンプリングレートコンバータ421から入力されるマイクロホン101のデジタル音声信号について、その音量(音圧レベル)を示す値をサンプリングレートによって定まる時間間隔毎に逐次記憶する。これにより記憶回路451には、図4において、マイクロホン101の音圧レベルを示す値E11,E12,E13〜E1,m−1,E1,mに相当する値が記憶される。
ビームスキャナ46は、記憶回路451〜45nに記憶されたデータと前述した(式3)を用いて、音源100の方向や位置を検出する。また、このビームスキャナ46は、音源100の方向や位置を検出するため記憶回路451〜45nにデータを取り込む場合や、ビームコントローラ44においてマイクアレイ1の指向性を制御する場合等、各マイクロホン101〜10nのデジタル音声信号のサンプリングレートを高める必要がある場合に、その期間をサンプリングレートコンバータ421〜42nと記憶回路451〜45nに指示する。
[C.変形例]
(1)上述した各実施形態では、マイクアレイ1を音源追尾型の指向性マイクとして機能させるためビームコントローラ23,44を備える構成としたが、単に音源100の方向や位置を検出するだけであるのならば、マイクアレイ制御装置2,4にビームコントローラ23,44を備える必要はない。また、マイクアレイ制御装置2,4は、ビームスキャナ22,43によって検出された音源100の方向や位置を示す情報を音声処理装置3に出力する構成であってもよい。
(1)上述した各実施形態では、マイクアレイ1を音源追尾型の指向性マイクとして機能させるためビームコントローラ23,44を備える構成としたが、単に音源100の方向や位置を検出するだけであるのならば、マイクアレイ制御装置2,4にビームコントローラ23,44を備える必要はない。また、マイクアレイ制御装置2,4は、ビームスキャナ22,43によって検出された音源100の方向や位置を示す情報を音声処理装置3に出力する構成であってもよい。
(2)上述した各実施形態において、マイクアレイ制御装置2,4に、ビームスキャナ22,43によって検出された音源100の方向や位置を移動履歴として逐次記憶するメモリを備えさせ、ビームスキャナ22,43は、このメモリに記憶されている音源100の移動履歴を参照して音源100の移動する方向や位置を予測してもよい。この場合、ビームスキャナ22,43は、音源100の方向や位置を推定する際に、予測した音源100の方向や位置を用いることができる。
(3)マイクアレイ制御装置2,4にビームコントローラ23,44を複数備える構成として、音源100の探索を行なった結果、音源100が複数見つかった場合には、それぞれの音源100の位置する方向にマイクアレイ1の指向性を高めるよう、各々のビームコントローラ23,44で別々の音源100についての指向性を制御するようにしてもよい。
(4)第1実施形態において、A/Dコンバータ211〜21nにおけるサンプリング周波数を可変にし、音源100の方向や位置を検出する際に、まず最初は粗いサンプリングレートで大よその音源100の方向や位置を推定してから、サンプリングレートを上げて音源100の方向や位置を高精度に検出する構成としてもよい。また、A/Dコンバータ211〜21nにおけるサンプリング周波数を可変にし、音源100の探索を行なった結果、音源100が見つからなかった場合は、A/Dコンバータ211〜21nにおけるサンプリング周波数を音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値まで下げるとともに、ビームコントローラ23によってマイクアレイ1の指向性を無指向性に切り換えて、次に発音があった場合に音を確実に捉えられるようにしてもよい。
また、音源100を見つけた後、音源100が動いていなければ、A/Dコンバータ211〜21nにおけるサンプリング周波数を、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値まで下げる構成としてもよい。音源100が動いていない期間においては、A/Dコンバータ211〜21nにおけるサンプリング周波数を上記定格値より高くしても電力を無駄に消費するだけであるので、上記構成を採用するとマイクアレイ制御装置2の消費電力を低減できる。勿論、音源100が動いていない期間において、音源100が動き出す場合に備え、A/Dコンバータ211〜21nにおけるサンプリング周波数を、予め定められた周期毎に上記定格値よりも高くしたり低くしたりする構成としてもよい。
(5)第1実施形態において、マイクアレイ制御装置2は、音声処理装置3が接続された場合に、この音声処理装置3と通信を行って、音声処理装置3で対応可能なサンプリング周波数の定格値を示す情報を取得し、この情報に従ってサンプリングレートコンバータ24におけるサンプリングレートの変更値を決定する構成であってもよい。
1…マイクアレイ、2,4…マイクアレイ制御装置、3…音声処理装置、101〜10n…マイクロホン、211〜21n,411〜41n…A/Dコンバータ、22,43,46…ビームスキャナ、22a…メモリ、23,44…ビームコントローラ、24,42,421〜42n…サンプリングレートコンバータ、451〜45n…記憶回路、100…音源。
Claims (12)
- 複数のマイクロホンが並べられたマイクアレイを制御するマイクアレイ制御装置であって、
前記マイクアレイを構成する各マイクロホンによって得られたアナログ音声信号を、当該マイクアレイ制御装置の後段に接続された音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数の定格値よりも高い周波数でサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を検出する検出手段と、
前記各マイクロホンのデジタル音声信号のサンプリングレートを前記定格値に下げ、当該サンプリングレートが下げられた各マイクロホンのデジタル音声信号を前記音声処理装置に出力するサンプリングレート変更手段と
を具備することを特徴とするマイクアレイ制御装置。 - 前記検出手段は、
前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された方向に音源があると仮定し、当該仮定した音源からの音の前記各マイクロホンに対する到達時間差を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、当該決定されたタイミングで前記各マイクロホンのデジタル音声信号を取得して積算する第2の算出手段と、
前記到達時間差を変更しつつ、当該変更された到達時間差毎に前記第2の算出手段による処理を実行した上で、積算値が最大値となった場合の到達時間差と、前記推定手段により推定された音源の方向とを用いて、音源の方向を算出する第3の算出手段とを具備する
ことを特徴とする請求項1記載のマイクアレイ制御装置。 - 前記検出手段は、
前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号を、サンプリングが行われたタイミング毎に記憶する記憶手段をさらに具備し、
前記第2の算出手段は、前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、当該決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を前記記憶手段から読み出して積算する
ことを特徴とする請求項2記載のマイクアレイ制御装置。 - 前記検出手段は、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の位置を検出する
ことを特徴とする請求項1記載のマイクアレイ制御装置。 - 複数のマイクロホンが並べられたマイクアレイを制御するマイクアレイ制御装置であって、
前記マイクアレイを構成する各マイクロホンによって得られたアナログ音声信号を、当該マイクアレイ制御装置の後段に接続された音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数でサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号のサンプリングレートを、前記定格値よりも高い周波数に上げるサンプリングレート変更手段と、
前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された音源の方向を示す情報と、前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号とを前記音声処理装置に出力する出力手段と
を具備することを特徴とするマイクアレイ制御装置。 - 前記検出手段は、
前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号または前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された方向に音源があると仮定し、当該仮定した音源からの音の前記各マイクロホンに対する到達時間差を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、前記サンプリングレート変更手段によって得られる各マイクロホンのデジタル音声信号のうち、前記決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を取得して積算する第2の算出手段と、
前記到達時間差を変更しつつ、当該変更された到達時間差毎に前記第2の算出手段による処理を実行した上で、積算値が最大値となった場合の到達時間差と、前記推定手段により推定された音源の方向とを用いて、音源の方向を算出する第3の算出手段とを具備する
ことを特徴とする請求項5記載のマイクアレイ制御装置。 - 前記検出手段は、
前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号を、前記サンプリングレート変更手段による変更後のサンプリングレートによって定まる時間間隔毎に記憶する記憶手段をさらに具備し、
前記第2の算出手段は、前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、当該決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を前記記憶手段から読み出して積算する
ことを特徴とする請求項6記載のマイクアレイ制御装置。 - 前記検出手段は、前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の位置を検出する
ことを特徴とする請求項5記載のマイクアレイ制御装置。 - 前記マイクアレイの指向性を前記検出手段により検出された音源の方向に高める指向性制御手段をさらに具備する
ことを特徴とする請求項1または5に記載のマイクアレイ制御装置。 - 前記検出手段により検出された音源の方向の履歴を記憶する記憶手段をさらに具備し、
前記推定手段は、前記記憶手段の記憶内容を参照して音源の方向を推定する
ことを特徴とする請求項2または6に記載のマイクアレイ制御装置。 - 複数のマイクロホンが並べられたマイクアレイを制御するマイクアレイ制御装置であって、
前記マイクアレイを構成する各マイクロホンによって得られたアナログ音声信号を、当該マイクアレイ制御装置の後段に接続された音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数の定格値よりも高い周波数でサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を検出する検出手段と、
前記検出手段により方向が検出された音源から発生した音の前記各マイクロホンに対する到達時間差を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、前記サンプリング手段によって得られる各マイクロホンのデジタル音声信号のうち、前記決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を取得して積算する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段により積算されたデジタル音声信号のサンプリングレートを前記定格値に下げ、当該サンプリングレートが下げられたデジタル音声信号を前記音声処理装置に出力するサンプリングレート変更手段と
を具備することを特徴とするマイクアレイ制御装置。 - 複数のマイクロホンが並べられたマイクアレイを制御するマイクアレイ制御装置であって、
前記マイクアレイを構成する各マイクロホンによって得られたアナログ音声信号を、当該マイクアレイ制御装置の後段に接続された音声処理装置で対応可能なサンプリング周波数でサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号のサンプリングレートを、前記定格値よりも高い周波数に上げるサンプリングレート変更手段と、
前記サンプリングレート変更手段によって得られた各マイクロホンのデジタル音声信号と、前記各マイクロホンの位置とを用いて音源の方向を検出する検出手段と、
前記検出手段により方向が検出された音源から発生した音の前記各マイクロホンに対する到達時間差を算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された到達時間差を用いて前記各マイクロホン毎にデジタル音声信号を取得するタイミングを決定し、前記サンプリング手段によって得られる各マイクロホンのデジタル音声信号のうち、前記決定されたタイミングにおける前記各マイクロホンのデジタル音声信号を取得して積算する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段により積算されたデジタル音声信号を前記音声処理装置に出力する出力手段と
を具備することを特徴とするマイクアレイ制御装置。
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