JPH10152984A - 床付き布枠 - Google Patents

床付き布枠

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JPH10152984A
JPH10152984A JP31029296A JP31029296A JPH10152984A JP H10152984 A JPH10152984 A JP H10152984A JP 31029296 A JP31029296 A JP 31029296A JP 31029296 A JP31029296 A JP 31029296A JP H10152984 A JPH10152984 A JP H10152984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
floor
pawl
section
angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP31029296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Taguchi
芳男 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Kizai Forming Co Ltd
Original Assignee
Kawatetsu Kizai Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawatetsu Kizai Kogyo Co Ltd filed Critical Kawatetsu Kizai Kogyo Co Ltd
Priority to JP31029296A priority Critical patent/JPH10152984A/ja
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 床付き布枠の取り外し作業を1人の作業員で
行えるようにして、作業床の解体作業を効率化する。 【解決手段】 長方形状の金属性の床材1の両端を端部
材2により枠組みし、4隅にクランプを取り付けてなる
床付き布枠Pにおいて、長手方向一方の2隅には従来ど
おりのセルフロック式の爪付きクランプ3を備え、他方
の2隅には角度θだけ下方外側に開いた開口を有する爪
なしクランプ4を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枠組み鋼管足場等
の工事用足場材として使用する床付き布枠に関する。
【0002】
【従来の技術】労働安全衛生法に基づく労働安全衛生規
則第 518条、第 563条等により、「高さ2m以上の箇所
で作業を行う場合」に、作業床の設置が義務付けられて
いる。作業床の床部分に使用する床材としては、従来、
天然木を裁断した木板や薄い木板を重ね合わせた合板材
などが使用されてきたが、腐食、折損等により長期、繰
り返しの使用に耐えないことや森林資源の枯渇が懸念さ
れることから、近年では長寿命を期待できる鋼製や軽金
属製のものがもっぱら使用されるようになった。鋼製の
床付き布枠の一例を図4により説明する。
【0003】この床付き布枠Pは、 240mm幅の床材1を
20mmの間隙を設けて2枚並べ、それらの両端を端部材2
により枠組みして一体に成形し、4隅の端部に下方に開
口するかぎ形状のセルフロック式爪付きクランプ3を取
り付けて幅 500mm、長さ(かけ渡す布材の間隔)1800mm
あるいは1829mmの床付き布枠とし、前記のクランプを鋼
管製の建枠(組立式足場枠ともいう)の水平方向の横架
材(布材)にかけ渡して使用する。
【0004】床材1は、帯状の鋼板の両縁部を下方に折
り曲げ、さらに下面で内側に折り返して長手方向のリブ
を形成したもので、面方向のたわみを抑制するため、床
材1の下面の折り返し部分を連結するフラットバーの連
結板5が溶接により取り付けられている。また、この図
では図示を省略しているが、床材1の表面には、作業者
がすべることのないよう、すべり止めの突起あるいは溝
等を設けてある。
【0005】図5はセルフロック式の爪付きクランプ3
を示す正面図、図6は同じく平面図である。すなわち、
爪付きクランプ3は板材をかぎ形状に成形したもので、
かぎ形状のあごの部分に2本のスタッド31により係止さ
れる可動爪32が取り付けられている。可動爪32には2本
のスタッド31に合わせて2か所の曲線状の長孔があけら
れているので、可動爪32を軽く持ち上げてやると図7に
示すように爪付きクランプ3のあごが開き、横架材Sと
着脱可能となるが、手をはなせば自重によって可動爪32
は図5の状態に戻り、横架材Sと係合状態となる。した
がって床付き布枠Pは突風等が襲来しても吹き上げられ
ることなく、両側の建枠を連結する水平部材として機能
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の床付き布枠Pに
おいては、可動爪32が前記のようにロック機構として作
動するので、手でこの可動爪32を押してやらない限り爪
付きクランプ3は可動爪32によってセルフロックされて
おり、床付き布枠Pを横架材Sから取り外す際には、そ
の都度爪付きクランプ3に手をそえて可動爪32を持ち上
げてやる必要があった。爪付きクランプ3は床付き布枠
Pの4隅、すなわち長手方向の両端にあり、一旦取り外
しても、再度横架材Sの上に下ろせば可動爪32が作動し
て爪付きクランプ3は自動的にロックされてしまうか
ら、床付き布枠Pの取り外しの際は爪付きクランプ3を
長手方向の両側で同時に開いてやるか、片側を取り外し
たらそのままの位置で保持しながら残る側を取り外す必
要があり、作業員1名が頭で支えたり作業員2名が必要
である。ところで、床付き布枠Pは、前記した寸法例の
幅 500mm、長さ1829mmのものでも重量はたかだか18.0kg
程度であるから、元来一人の作業員で十分取り扱うこと
ができる。
【0007】そこで本発明は、床付き布枠の取り外しの
作業を片側のクランプを操作するだけで安全かつ容易に
行えるようにすることにより、作業床の解体作業を効率
化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、長方形状の金
属製床材の両端を端部材により枠組みし、4隅に略下方
に開口するかぎ形状のクランプを取り付けてなる床付き
布枠において、この床付き布枠の長手方向の一方の2隅
には可動爪を有するセルフロック式の爪付きクランプを
備え、他方の2隅には床面と垂直な面から角度θだけ下
方外側に開いた開口を有する爪なしクランプを備えたこ
とを特徴とする床付き布枠であり、望ましくは爪なしク
ランプの開口の角度θが30°ないし40°である前記の床
付き布枠である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の床付き布枠は、細長い長
方形状の金属性床材の両端を端部材により枠組みし、4
隅のうち長手方向の一方の2隅には従来と同様の、すな
わち図5、6に示したような可動爪32を有するセルフロ
ック式の爪付きクランプを備えるが、他方の2隅には特
殊な形状を有する爪(可動爪)なしクランプを備えるこ
とを特徴とする。
【0010】図1はこの爪なしクランプ4を示す正面
図、図2は同じく平面図で、41は先端のフック部、42は
手前のあご部である。図1に示すように、爪なしクラン
プ4は外径Dの鋼管である横架材Sを上方から囲む形の
かぎ形状で、フック部41は、そのaで示す先端内側の部
分を斜め方向にカットし、あご部42は、bで示す下側先
端の部分を外径Dの円に沿いながら先端方向へ突出さ
せ、全体として間隔Dの開口を床面と垂直な面に対して
下方外側へ角度θだけ傾けた構成となっている。したが
って、横架材Sに係合している状態から爪なしクランプ
4を真上方向に押し上げようとしても、bの部分が当た
るため離脱しないが、角度θで示す開口方向に押し上げ
れば爪なしクランプ4を容易に離脱させることができ
る。
【0011】本発明者らは開口の角度θをさまざまに変
化させて実験を繰り返した結果、理屈の上では 0°<θ
<90°の範囲で有効ではあるが、θがあまりに小さいと
吹き上げによる離脱がおこりやすく、またあまりに大き
いと解体の際に反対側を高く持ち上げなければならず作
業性が悪くなるので、30°ないし40°の範囲がもっとも
効果的であることがわかった。
【0012】図3は、本発明の床付き布枠Pを解体する
状況を示す説明図である。(a)は床付き布枠Pが相対
する2本の横架材Sに組み付けられている状態を示し、
左側の爪なしクランプ4が左側の横架材S1 に、右側の
爪付きクランプ3が右側の横架材S2 に係合している。
この状態で床付き布枠Pあるいは個々のクランプを鉛直
方向に持ち上げようとしても、爪なしクランプ4の場合
はあご部bが、爪付きクランプ3の場合は可動爪32が障
害となるので持ち上げることができず、床付き布枠Pは
相対する2本の横架材Sに対する水平部材として安定し
て作用する。
【0013】つぎに(b)に示すように、まず右側の横
架材S2 に対して爪付きクランプ3の可動爪32を押し開
いて係合を外し、床付き布枠Pの右端を持ち上げる。爪
付きクランプ3が横架材S2 から外れると、爪なしクラ
ンプ4の向きが横架材S1 に対して引き出し方向となる
ので、そのまま上方へ引き上げることができる。このと
き、作業員は爪なしクランプ4そのものに手をふれる必
要はないので、以上の作業は1名で実施可能である。ま
た、この床付き布枠Pを2本の横架材Sに組み付ける作
業についても、手順が逆になるだけで要領は全く同様で
ある。
【0014】本発明によれば、このように作業が効率化
されるばかりでなく、爪なしクランプ4には可動部分が
ないので爪付きクランプ3に比較して製造コストも低
く、繰り返し使用に伴うメンテナンスも簡単であるなど
の経済効果も大きい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、作業床の解体作業が安
全かつ容易に行えるようになって効率化される他、床付
き布枠の製造コスト、メンテナンスコストが低減される
などのすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用する爪なしクランプの一実
施例を示す正面図である。
【図2】本発明において使用する爪なしクランプの一実
施例を示す平面図である。
【図3】本発明の床付き布枠の組み付け、あるいは解体
状況を示す説明図である。
【図4】従来の技術における床付き布枠の一例を示す斜
視図である。
【図5】従来の技術における爪付きクランプの一例を示
す正面図である。
【図6】従来の技術における爪付きクランプの一例を示
す平面図である。
【図7】従来の技術における爪付きクランプの一例を爪
の開いた状態で示す正面図である。
【符号の説明】
1 床材 2 端部材 3 爪付きクランプ 4 爪なしクランプ 5 連結板 31 スタッド 32 可動爪 41 フック部 42 あご部 P 床付き布枠 S 横架材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の金属製床材(1)の両端を端
    部材(2)により枠組みし、4隅に略下方に開口するか
    ぎ形状のクランプ(3、4)を取り付けてなる床付き布
    枠(P)において、この床付き布枠(P)の長手方向の
    一方の2隅には可動爪(32)を有するセルフロック式の
    爪付きクランプ(3)を備え、他方の2隅には床面と垂
    直な面から角度θだけ下方外側に開いた開口を有する爪
    なしクランプ(4)を備えたことを特徴とする床付き布
    枠。
  2. 【請求項2】 爪なしクランプ(4)の開口の角度θが
    30度ないし40度である請求項1に記載の床付き布枠。
JP31029296A 1996-11-21 1996-11-21 床付き布枠 Pending JPH10152984A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31029296A JPH10152984A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 床付き布枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31029296A JPH10152984A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 床付き布枠

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Publication Number Publication Date
JPH10152984A true JPH10152984A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18003471

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31029296A Pending JPH10152984A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 床付き布枠

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JP (1) JPH10152984A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020016139A (ja) * 2018-07-14 2020-01-30 株式会社杉孝グループホールディングス 仮設床材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020016139A (ja) * 2018-07-14 2020-01-30 株式会社杉孝グループホールディングス 仮設床材

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