JPH10152915A - 建築物の構造部材中の開口部を封止する方法 - Google Patents

建築物の構造部材中の開口部を封止する方法

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JPH10152915A
JPH10152915A JP9298549A JP29854997A JPH10152915A JP H10152915 A JPH10152915 A JP H10152915A JP 9298549 A JP9298549 A JP 9298549A JP 29854997 A JP29854997 A JP 29854997A JP H10152915 A JPH10152915 A JP H10152915A
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JP9298549A
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Eric Jude Joffre
ジュデ ジョフレ エリック
Robert Mark Schroeder
マーク スケロエダー ロバート
Arthur James Tselepis
ジェイムス セレピス アーサー
Andreas Thomas Franz Wolf
トーマス フラン ウォルフ アンドレアス
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    • E04B1/62Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の構造部材中の開口部を封止する方法
を提供すること。 【解決手段】 開口部を通り抜ける煙の量を減少させる
ために建築物の構造部材中の開口部を封止する方法であ
って、(a) 充填された開口部が形成されるように構造部
材中の開口部に支持材を実質的に充填すること;(b)24℃
かつ2.5rpmで測定される粘度が1000〜120,000mPa・s で
あるシリコーン組成物のコーティングを、充填された開
口部、充填された開口部に隣接する構造部材およびそれ
らを貫通している任意の物体上に適用すること;および
(c) シリコーン組成物を硬化させ、充填された開口部内
の支持材、前記隣接する構造部材およびそれらを貫通し
ている任意の物体に接着し、かつ、少なくとも±3%の
移動能を有する最小厚さ0.25mmの連続エラストマー被膜
であって、充填された開口部を封止し、かつ、充填され
た開口部を通り抜ける煙の量を減少させる被膜にするこ
とを含む方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の構造部材中
の開口部を通り抜ける煙の量を減少させるために前記開
口部を封止する方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】建築物を建設する際に
遭遇する多くの問題のうちの1つは、通常の建設により
生じる多くの開口部をどのように封止するかということ
である。これらの開口部は、壁と床の継ぎ部、壁と壁の
継ぎ部、壁と天井の継ぎ部のような建築物の2つ以上の
構造部材が接合する箇所に生じる得るものであり、また
天井および壁に必然的に通さなければならないケーブ
ル、ケーブルトレー、導管、メカニカルパイピング(me
chanical piping )およびダクトのような物体を収容す
るために造られた構造部材中の開口部でもあり得る。
【0003】シリコーンエラストマーはこれらの種類の
開口部を封止するのに望ましい特性を有するが、煙の遮
断を達成するための現在の技術は典型的には継ぎ部内に
ポンプ輸送、射出またはこて塗りされるシーラントまた
は独立気胞フォームを使用する。これは面倒な方法であ
り、ある場合においては通常の封止技術または適用技術
により継ぎ部を得ることは難しい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本明細書は、特定の特性
を有する連続エラストマー被膜に硬化するシリコーン組
成物のコーティングを適用することによって、火災の場
合に建築物の構造部材中の開口部を通り抜ける煙の量を
減少させるための前記開口部を封止する改良された方法
を開示する。
【0005】本明細書は、吹付け可能であり、かつ、特
定の特性を有する連続エラストマー被膜に硬化するシリ
コーン組成物を使用して構造部材中の開口部を封止する
方法も開示する。
【0006】建築物の構造部材中の開口部を通り抜ける
煙の量を減少させるために前記開口部を封止する方法
は、 (a)充填された開口部が形成されるように構造部材中
の開口部に支持材を実質的に充填すること; (b)24℃かつ2.5rpmで測定される粘度が10
00〜120,000mPa・sであるシリコーン組成
物のコーティングを、前記充填された開口部、前記充填
された開口部に隣接する構造部材およびそれらを貫通し
ている任意の物体上に適用すること;および (c)前記シリコーン組成物を硬化させ、前記充填され
た開口部内の支持材、前記隣接する構造部材およびそれ
らを貫通している任意の物体に接着し、かつ、少なくと
も±3%の移動能を有する最小厚さ0.25mmの連続
エラストマー被膜であって、前記充填された開口部を封
止し、前記充填された開口部を通り抜ける煙の量を減少
させる連続エラストマー被膜にすること;を含む。
【0007】
【発明の実施の形態】本明細書で用いる場合に「構造部
材」なる用語は、例えば建築物内の床、壁および天井並
びに建築物の前面および外側の他の要素を含む建築物の
種々の要素を意味する。建築物が建設される際に、構造
部材間に開口部が形成される箇所が多数存在する。本明
細書で用いる場合に「開口部」なる用語は、(a)少な
くとも2つの構造部材が接合する箇所、例えばカーテン
ウォールとコンクリートスラブ床の間の継ぎ部、壁と壁
の継ぎ部および壁と天井の継ぎ部に生じる開口部;
(b)ケーブル、ケーブルトレー、導管、メカニカルパ
イピング(mechanical piping )およびダクトのような
物体が貫通するように少なくとも1つの構造部材中に形
成された開口部;および(c)微小亀裂のような構造部
材自体中の開口部を意味する。本明細書で用いる場合に
「開口部」なる用語は、建築物を通っての出入りを可能
にする出入口および階段のような開口部を含まない。
【0008】この方法の第1工程は、充填された開口部
が得られるように開口部を支持材で充填することであ
る。使用すべき支持材の量は開口部の大きさに依存する
であろうから個々の場合に基づいて決定されねばならな
い。しかしながら、概して、隣接する構成部材と支持材
の間の隙間が幅3mm以下であるように十分な量が加え
られるべきである。開口部を貫通している物体がある場
合には、支持材と開口部を貫通している物体との間の隙
間も幅3mm以下であるべきである。支持材が構造部材
または開口部を貫通している任意の物体でフラッシュ
(flush)されることは必要ではない。当該コーティング
が3mm以下の開口部をブリッジングすることができる
ために、充填前に開口部が幅3mm以下である場合に
は、この開口部を充填する工程は任意である。本明細書
で用いる場合に「ブリッジ」または「ブリッジング」な
る用語は、亀裂またはボイドのない連続被膜を形成でき
ることを意味する。
【0009】支持材として種々の材料を使用することが
できる。支持材の主な目的は、適用すべきシリコーンコ
ーティングが開口部をブリッジすることができるように
開口部の大きさを小さくすることである。支持材の第2
の目的は断熱を提供することである。適切な支持材の例
には、無機ウール、ガラス繊維、セラミック繊維、裏板
(backer board)および裏棒材(backer rod)が含まれ
る。使用される支持材が構造部材および開口部を貫通し
ている任意の物体の移動を制限しないことが好ましい。
開口部に耐火性等級(fire rating)を必要とする用途に
対し、支持材は非液体の不燃性材料であることが好まし
い。最も好ましい種類の支持材は無機ウールおよびセラ
ミック繊維である。
【0010】次に、シリコーン組成物のコーティングは
充填された開口部、前記充填された開口部に隣接する構
造部材およびそれらを貫通している任意の物体上に適用
される。前記充填された開口部に隣接する構造部材およ
びそれらを貫通している任意の物体に沿うコーティング
の縦方向の広がりまたは重なりは、構造部材または開口
部を貫通している任意の物体の膨張または収縮により起
こる移動のために硬化により形成されたエラストマー被
膜の割れまたは分離を抑制するのに十分な程度であるべ
きことを除き、厳密ではない。概して、開口部および当
該開口部に隣接する構造部材を貫通している物体に沿っ
て20〜40mmのコーティングを適用することが十分
である。
【0011】当該コーティングをブラシ、ローラー、吹
付け等により適用することができる。好ましい適用方法
は、適用の容易さのために吹付けによる方法である。無
気吹付設備を用いる吹付けによりコーティングを適用す
ることが好ましい。完全な被覆を達成するために、繰返
し適用することが好ましい。
【0012】適用すべきコーティングの厚さは、硬化し
たエラストマー被膜が少なくとも0.25mmの厚さを
有するようなものである。この厚さはシリコーン組成物
の体積固形分に依存するものであって、硬化した被膜の
所望の厚さを体積固形分(%)で割ることにより決定で
きる。例えば体積固形分50%のシリコーン組成物を使
用して少なくとも0.25mmの硬化した被膜を得るに
は、少なくとも0.5mmのコーティングが適用される
べきである。
【0013】この用途に有用なシリコーン組成物は、2
4℃かつ2.5rpmで測定される粘度が1000mP
a・s〜120,000mPa・s、好ましくは24℃
かつ2.5rpmで測定される粘度が3000mPa・
s〜100,000mPa・sである。
【0014】シリコーン組成物のレオロジーは、支持材
を必要とせずに当該シリコーン組成物が3mm以下の開
口部をブリッジするようなものである。支持材を必要と
する3mmを超えるような開口部は、残る開口部が3m
m以下であるように充填されればよい。シリコーン組成
物が疑似塑性レオロジーまたは剪断減粘性を示すことが
好ましい。このことは本質において、当該シリコーン組
成物が吹付適用による噴霧の際に起こるような高剪断で
低粘度を有し、そして低剪断でかなり高い粘度を有する
ことを意味する。この剪断減粘性によって、吹付けによ
るコーティングの適用が容易になる。コーティングは、
当該コーティングが任意の支持材中に浸透しないように
急速に増粘する薄い層で適用されても、垂れない厚い層
で適用されてもよい。
【0015】本発明に有用なシリコーン組成物は多数の
特性を有する被膜に硬化する。この多数の特性はそれら
をこの用途に適するものにする。必要な特性を得るため
に、硬化した被膜は少なくとも0.25mmの厚さを有
するべきである。好ましくは、硬化した被膜の厚さは
0.5〜2.5mm、最も好ましくは0.6mm〜1m
mである。これらの厚さは最も高い移動能を提供するた
めにこれらの厚さが好ましい。「移動能」なる用語は以
下で説明する。
【0016】当該シリコーン組成物は硬化により連続被
膜を形成する。このことは、煙が通り抜けられる亀裂ま
たはボイドが被膜に存在しないことを意味する。さら
に、当該被膜は、開口部に隣接する構造部材および開口
部を貫通している物体による移動後にその連続性を保持
する。
【0017】前記被膜はエラストマーであり、またASTM
試験方法E1399-91「Standard TestMethod for Cyclic M
ovement and Measuring the Minimum and Maximum Join
t Widths of Architectural Joint Systems」により測
定した場合に、呼称継ぎ部幅(nominal joint width )
に対して各場合において少なくとも±3%、好ましくは
少なくとも±10%、より好ましくは少なくとも±25
%の収縮(−)および膨張(+)移動率を提供できるも
のである。本明細書で用いる場合に「呼称継ぎ部幅」な
る用語は、静止時の継ぎ部の幅を意味する。例えば、呼
称継ぎ部幅が20cmである場合には、継ぎ部と継ぎ部
を前記E1399-91に従って約±5cm被覆する被膜とを膨
張および収縮させると、破壊せずにその被膜の呼称継ぎ
部幅に対して±25%の移動能を提供する。
【0018】煙が前記被膜の周囲を通り抜け、そして開
口部を通り抜けることを防止するために、前記被膜を支
持体に接着させなくてはならない。硬化時間として30
日間の室温条件を用いるASTM試験方法C794-93 「Standa
rd Test Method for Adhesion-in-Peel of Elastomeric
Joint Sealants 」に従って試験した場合に、前記被膜
が少なくとも3N/cm(2lbf/in)の剥離強さ
を示すならば、前記被膜は種々の支持体に接着剤するも
のであると見なす。この接着は、別のプライマーの使用
により達成することができるが、シリコーン組成物がこ
の接着を提供することが好ましい。水性シリコーン配合
物が使用される場合には、これは水により希釈された組
成物の初期コーティングを吹付けることにより容易に達
成できる。熱に暴露した後で前記被膜が種々の支持体に
対する接着能を保持していることが好ましく、支持体へ
の前記被膜の接着力が熱への暴露後に高まることがより
好ましい。この特性は、A. N. Gent等による“Spontane
ous Adhesion of SiliconeRubber ”, J. Appl. Polym.
Sci., 1982, 27, 4357-4364 に記載されている。前記
被膜により被覆される支持体には、建築物の構造部材な
らびに開口部を充填する任意の支持材および開口部を貫
通する任意の物体が含まれる。構造部材を製造するため
に使用される材料の種類の例には、コンクリート、石造
物(masonry)、石膏、ドライ壁(dry wall)、波形甲
板またはスチールが含まれる。開口部を貫通することが
できる種々の物体を製造するために使用される材料の種
類の例には、アルミニウム、ポリ塩化ビニル、塩素化ポ
リ塩化ビニル、ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレンターポリマー、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン/ポリ塩化ビニルポリマーブレン
ドターポリマー、箔/スクリム全表面外被(foil/scri
m all surface jacket)、および架橋ポリエチレンが含
まれる。支持材の種類に関する説明は前述した通りであ
る。
【0019】耐火性等級(fire rating)を必要とする開
口部を被覆することに前記被膜が使用される場合には、
前記被膜は、ASTM試験方法E84-95「建材の表面燃焼性に
関する標準試験(Standard Test for Surface Burning
Characteristics of Building Materials)」に従って試
験した場合に、25未満の表面延焼度および50未満の
煙密度を有することも好ましい(前記表面延焼度および
煙密度は各々乾燥レッドオーク材の表面延焼度および煙
密度が100に等しいとした場合の相対値である)。
【0020】耐火性等級が望ましいまたは必要な場合
に、前記被膜が合格しなけらばならない他の好ましい試
験には、標準温度−時間燃焼試験、ホース流れ試験(ho
se stream test)および空気洩れ試験がある。特定の試
験方法および合格すべき性能標準は、当該被膜が封止す
る個々の開口部に依存する。開口部を貫通する物体が開
口部に存在する場合には、前記被膜を、1994年6月
29日付けの「防火充填材の燃焼試験に関する基準(St
andard for Fire Tests of Through-PenetrationFirest
ops)」アンダーライター実験室(UL)1479に従
って試験することが好ましい。開口部を貫通する物体を
開口部が有しない場合には、1994年11月29日付
けの「建築物継ぎ部システムの耐火性に関する基準(St
andard forFire Resistance of Building Joint System
s)」アンダーライター実験室(UL)2079に従っ
て試験することが好ましい。
【0021】これらの試験方法によって、実際の継ぎ部
の形態で前記被膜を試験した。開口部を突き抜けて初め
て延焼するまでの耐火時間、被膜の非露出面への着火、
極限伝熱特性、燃焼試験後のホース流れの適用下での性
能、および燃焼試験後の洩れに基づいて等級を付けた。
【0022】被膜を+25%伸びた状態に保ちながら被
膜に対して実施した標準温度−時間燃焼試験下で被膜が
許容可能な性能を示すことが好ましい。被膜を+25%
伸びた状態に保ちながらホース流れ試験下で被膜が許容
可能な性能を示すことも好ましい。さらに、被膜を+2
5%伸びた状態に保ちながら標準温度−時間燃焼試験、
ホース流れ試験および空気洩れ試験下で、各場合におい
て適用可能であるとしてUL1479またはUL207
9に従って試験したときに被膜が許容可能な性能を示す
ことが好ましい。
【0023】硬化により被膜を形成するこれらの特性を
有するシリコーン組成物には、脱水または水の蒸発によ
り硬化する水性シリコーンエマルジョンおよび大気水分
への暴露により硬化する室温加硫(RTV)シリコーン
組成物が含まれる。
【0024】本発明において有用な水性シリコーンエマ
ルジョンは周知であって、周知の方法により調製するこ
とができる。例えば、水性シリコーンエマルジョンは、
当業者に周知であり、また米国特許第2,891,92
0号、第3,294,725号、第3,355,406
号、第3,360,491号および第3,697,46
9号明細書に教示されている方法であるエマルジョン重
合方法により調製することができる。前記特許明細書に
は、本発明において使用するのに適する組成物の調製方
法および組成物の種類が教示されている。水性シリコー
ンエマルジョンを調製するための他の方法は、予備形成
されたジオルガノシロキサンポリマーを乳化することに
よる方法である。この直接乳化方法も当業者に周知であ
り、米国特許第4,177,177号明細書および係属
中の1995年4月27日に出願された米国特許出願第
430047号、1995年4月27日に出願された米
国特許出願第430776号および1995年4月27
日に出願された米国特許出願第430772号明細書に
教示されている。前記明細書には、本発明において使用
するのに適する組成物の調製方法および組成物の種類が
教示されている。
【0025】エマルジョン重合によると、界面活性剤に
より環状または線状シロキサンオリゴマーが水中に分散
され、予備混合物が形成される。典型的には、両性、ア
ニオンもしくはカチオン界面活性剤が使用され、また両
性、カチオンもしくはアニオン界面活性剤と非イオン界
面活性剤の混合物も作用する。次いで水性相と100〜
5000nmの間の粒度を有するシロキサンオリゴマー
の液滴を含む分散相とを含むエマルジョンが形成される
まで、高剪断で前記予備混合物が混合される。乳化前ま
たは乳化が完了した後に前記予備混合物に乳化重合を触
媒する酸または塩基を添加してよい。代わりに、米国特
許第3,697,469号明細書に記載されているよう
なイオン交換法を用いて界面活性剤をその酸または塩基
の形態に転化させてよい。重合は室温で十分に進行する
が、重合を高温で実施してもよく、好ましい温度範囲は
25〜80℃である。重合時間は温度およびポリマーの
所望の分子量に依存して概して1〜24時間である。ジ
オルガノシロキサンポリマーが所望の分子量に達した
後、エマルジョンを中和することにより重合は停止され
る。
【0026】前記エマルジョンポリマーを架橋させるこ
とが必要である場合には、架橋剤もしくは所望であれば
架橋触媒またはそれらの双方を乳化前または重合中に添
加することができる。しかしながら、往々にして架橋剤
および架橋触媒は重合が完了した後に前記エマルジョン
に加えられる。この場合に、架橋剤は、水から分散相に
移動することができ、かつ、その反応性を保持すること
ができるものでなくてはならない。
【0027】軟化剤、接着促進剤、充填剤、顔料、安定
剤、現場強化用樹脂(in-situ reinforcement resin )
および脱泡剤のような他の任意成分はいつ添加されても
よい。
【0028】直接乳化によると、シロキサンポリマー、
界面活性剤および水を含有する混合物が10〜70℃で
形成され、次いで十分な時間を要して十分な剪断により
混合することによって乳化される。典型的には、両性、
アニオン、カチオンまたは非イオン界面活性剤が1種で
または混合物として使用される。この方法において有用
なシロキサンポリマーは5000mPa・sを超えかつ
500,000mPa・s未満の粘度を有するが、溶剤
を用いるかまたはポリマーの配合により粘度が調節され
る場合には、より高い分子量のポリマーを使用すること
ができる。
【0029】乳化前または乳化後に前記架橋剤もしくは
架橋触媒またはそれらの双方を前記混合物に添加するこ
とができる。乳化前に架橋剤が前記混合物に添加されな
い場合には、架橋剤は、水相から分散相に移動すること
ができ、かつ、その反応性を保持することができるもの
でなくてはならない。
【0030】低いポリマー固形分が望ましい場合には、
追加量の水が当該方法の任意の工程で添加されてもよ
い。軟化剤、接着促進剤、充填剤、顔料、安定剤、現場
強化用樹脂および脱泡剤のような他の成分も当該方法の
任意の工程で添加されてよい。。
【0031】本発明において有用なRTVシリコーン組
成物も周知であり、周知の方法により調製することがで
きる。典型的には、これらの組成物は、ジオルガノシロ
キサンポリマー、感湿性架橋剤および充填剤を混合する
ことにより調製される。十分な時間枠内で硬化を起こさ
せるために典型的には触媒も添加される。添加してもよ
い任意成分には、顔料、酸化防止剤、接着促進剤および
カーボンブラックおよびグラファイトのような誘電体が
含まれる。
【0032】所望の粘度を達成するために、前記シリコ
ーンRTV組成物は、低粘度ポリマーと配合されてもよ
い。代わりに、有機溶剤または低分子量環状もしくは線
状シロキサンを添加して当該組成物の粘度を調節するこ
とができる。
【0033】これらの組成物は一液型組成物または二液
型組成物であることができる。当該組成物が一液型組成
物である場合に、配合および包装工程から水分が排除さ
れねばならない。当該組成物が二液系である場合に、ポ
リマー、充填剤および任意成分は1つの包装内にあり、
そして架橋剤および触媒は別の包装内にある。これらの
2つの包装は次いで適用前に混合される。
【0034】適切なRTVシリコーン組成物を調製する
方法は、米国特許第2,843,555号、第3,16
1,614号、第3,175,993号、第3,18
4,427号、第3,189,576号、第3,33
4,067号、第3,378,520号、第3,74
2,004号、第3,923,736号、第4,65
7,967号、第4,822,830号、第4,87
1,827号、第4,888,404号および第4,9
73,623号明細書により完全に記載されている。こ
れらの特許明細書には、本発明において使用するのに適
する組成物の調製方法および組成物の種類が記載されて
いる。本発明において使用するのに適する組成物の調製
方法および組成物の種類が記載されている他の特許明細
書には、英国特許第905,364号、西独特許第2,
737,303号、ベルギー特許第853,300号、
西独特許第2,653,498号、ヨーロッパ特許第7
4,001号、西独特許第4,033,096号、西独
特許第3,736,993号、ヨーロッパ特許第73,
994号および西独特許第3,032,625号明細書
が含まれる。
【0035】掃除が容易であり、そして特に作業者の安
全性の観点から、また揮発性有機化合物(VOS)の規
制に応じて水性シリコーンエマルジョンを使用すること
が好ましい。より好ましい水性シリコーンエマルジョン
は実施例で述べる。
【0036】例示のために以下に実施例を示す。
【0037】ASTM C661 「デュロメーターによるエラス
トマー型シーラントの押込硬度(Indentation Hardness
of Elastomeric-Type Sealants by Means of a Durome
ter)」に記載の方法によりデュロメーター結果を得た。
引張りおよび伸びの結果は、1.27mmに等しいL寸
法(L dimension )を有するダンベル状試験片を用いて
ASTM D412 「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴムならびに熱可
塑性エラストマー−引張応力(Vulcanized Rubber and
Thermoplastic Rubbers and Thermoplastic Elastomers
-Tension) 」に記載されている方法により得た。
【0038】
【実施例】実施例1 10リットルトゥレロ(Turello )ポットに、12,0
00mPa・sの粘度を有する15%トリメチルシロキ
シ末端キャップされ、かつ、85%シラノール末端キャ
ップされたポリジメチルシロキサン5000g、100
gの(Me3 SiO(Me2 SiO)3 (Me(ON
(エチル)2 )SiO)5 SiMe3 )(式中、Meは
メチルである。)(AOPS)、100gのメチルトリ
メトキシシラン(MTM)および3.8gの氷酢酸と予
備混合された50gの(MeO)2MeSiO(Me2
SiO)n Si(OMe)2 CH2 CH2 CH2 NHC
2CH2 NH2 (式中、nは6〜12であり、Meは
メチルである。)(AAPS)を装入した。前記ポット
を200rpmで2分間攪拌し、均質混合物を得た。こ
の混合物に、150gのTergitol(商標)TMN-10(エト
キシル化トリメチルノナノール、HLB=16.1)界
面活性剤および150gの水を加えた。この混合物を1
600rpmで3分間攪拌した。透明な非流動性ゲルが
形成された。水1000gを攪拌したポットに3分間に
わたって徐々に加えることによりこのゲルを更に希釈し
た。減圧下でこの材料を脱気し、固形分80%の乳白色
シリコーンエマルジョン約6.5リットルを得た。
【0039】実施例2 10リットルトゥレロポットに、12,000mPa・
sの粘度を有する15%トリメチルシロキシ末端キャッ
プされ、かつ、85%シラノール末端キャップされたポ
リジメチルシロキサン5000g、100gのAOP
S、100gMTM、50gのAAPSおよび3.8g
の氷酢酸を装入した。前記ポットを200rpmで2分
間攪拌し、均質混合物を得た。この混合物に、ヘプタメ
チルトリシロキサンとエトキシル化アリルアルコールの
シリコーングリコールヒドロシリル化生成物150gお
よび水150gを加えた。この混合物を1600rpm
で3分間攪拌すると透明な非流動性ゲルが形成された。
攪拌を続けながら3分間にわたって1000gの水を徐
々に添加することによりこのゲルを希釈し、固形分8
0.8%の架橋シリコーンエマルジョンとした。
【0040】実施例3 300リットルトゥレロポットに、50,000mPa
・sの粘度を有するシラノール末端がキャップされたポ
リジメチルシロキサンポリマー199kgおよび4.5
kgのAOPSを装入した。この混合物を1分間混合
し、そして5kgの水により希釈されたTergitol(商
標)TMN-10界面活性剤6.3kgの混合物を攪拌のもと
2分間にわたって加えた。この結果、透明な非流動性ゲ
ルが得られた。41kgの水を添加することによりこの
ゲルを固形分79.4%に希釈し、乳白色の架橋シリコ
ーンエマルジョン約246リットルを得た。
【0041】実施例4 300リットルトゥレロポットに、50,000mPa
・sの粘度を有するシラノール末端がキャップされたポ
リジメチルシロキサン160kg、3.1kgのAOP
S、2.4kgのMTMおよび0.09kgの氷酢酸と
予備混合された1.1kgのAAPSを装入した。この
混合物を1分間攪拌し、そして攪拌を続けながら3.6
kgの水により希釈されたTergitol(商標)TMN-10界面
活性剤4.5kgを徐々に加えた。この結果、透明な非
流動性ゲルが得られ、これを21.8kgの水により更
に希釈して乳白色のエマルジョンを得た。この架橋した
PDMSエマルジョンに100mPa・sのMe3 Si
(OSiMe2 n OSiMe3 (n=約40)3.2
kgを加え、固形分84%の架橋シリコーンエマルジョ
ン約204リットルを得た。
【0042】実施例5 10リットルトゥレロポットに、50,000mPa・
sの粘度を有するシラノール末端がキャップされたポリ
ジメチルシロキサン5000gと、100gのAOPS
と、70gのMTM、43gの(Me)2 Si(OM
e)2 (DMDM)および43gのTexanol (商標)エ
ステルアルコールからなる予備混合物と、34.1gの
AAPSおよび1.9gの氷酢酸とを装入した。前記ポ
ットを200rpmで2分間攪拌し、均質混合物を得
た。この混合物に166.7gのTergitol(商標)TMN-
10および133.3gの水を加えた。この混合物を16
00rpmで3分間攪拌すると透明な非流動性ゲルが形
成された。攪拌されたポットに3分間にわたって600
gの水を徐々に加えることによりこのゲルをさらに希釈
した。この材料を減圧下で脱気し、固形分83.8%の
乳白色架橋シリコーンエマルジョン約6.5リットルを
得た。
【0043】実施例6 10リットルトゥレロポットに、実施例2において調製
された架橋シリコーンエマルジョン1715.2gを装
入した。これに850gの水および49.8gのJohncr
yl 61LV (水溶性重合体アクリル樹脂)を加えた。均質
になるまでこの混合物を約2分間攪拌し、攪拌を続けな
がら1767.1gのHydral 710(粒度1ミクロンのア
ルミニウム三水和物)(ATH)を振りかけた。この混
合物を2000rpmで20分間攪拌してATHを分散
させた。153.2gの水を加えることによりこの組成
物を全固形分70%に希釈し、そして減圧下で脱気し、
ATH充填剤入りコーティング約4リットルを得た。
【0044】このコーティングをガラス上にキャスト
し、一晩乾燥させると不粘着性エラストマーが形成され
た。このエラストマーを200℃で1週間ベーキングす
ると、このエラストマーはガラスに凝集接着し、そして
重量損失がわずかに3.91%であることが分かった。
【0045】実施例7 10リットルトゥレロポットに、2122.6gの水お
よび152.5gのJohncryl 61LV (水溶性重合体アク
リル樹脂)を装入した。均質になるまでこの混合物を攪
拌し、2635.4gのHydral 710(ATH)を加え
た。この混合物を800rpmで10分間攪拌してAT
Hを分散させ、26.58gのW7114 ブラック(水およ
び界面活性剤中に黒色酸化鉄(55%)が存在する分散
液)を加えた。攪拌を2分間続け、実施例1に記載した
シリコーンエマルジョン3208.51gを加えた。こ
の混合物を800rpmで3分間攪拌し、5gのNalco
2311(鉱油ベースの脱泡剤)を加えた。減圧下で試料を
脱気し、200ミクロンのフィルターバッグに通して濾
過し、固形分65%のコーティング約8リットルを得
た。
【0046】このコーティングを、0.635cmのナ
ップローラー(nap roller)を使用し、3枚の0.63
5cm×61cm×244cmのスターリン板(sterli
ng board)に適用した。コーティングは2層の被膜で厚
さ0.25mmで適用された。コーティングを1週間乾
燥させ、前記板をASTM試験方法E84-95「建材の表面燃焼
性に関する標準試験方法」に従って試験するためにアン
ダーライター実験室に送った。前記E-84試験の結果は、
発煙については50未満であり、そして延焼については
25未満であった(乾燥レッドオーク材=100)。
【0047】実施例8 10リットルトゥレロポットに、1948.6gの水お
よび158.6gのJohncryl 61LV を装入した。均質に
なるまでこの混合物を攪拌し、2696.96gのHydr
al 710(ATH)を加えた。この混合物を800rpm
で10分間攪拌してATHを分散させ、66.4gのW3
041 レッド(水および界面活性剤中に赤色酸化鉄(68
%)が存在する分散液)を加えた。攪拌を2分間続け、
実施例2に記載したシリコーンエマルジョン3325.
2gを加えた。この混合物を800rpmで3分間攪拌
し、5.39gのNalco 2311(鉱油ベースの脱泡剤)を
加えた。減圧下で試料を脱気し、200ミクロンのフィ
ルターバッグに通して濾過し、固形分67%のコーティ
ング約8リットルを得た。
【0048】このコーティングを、0.635cmのナ
ップローラーを使用し、3枚の0.635cm×61c
m×244cmのスターリン板に適用した。コーティン
グは2層の被膜で厚さ0.25mmで適用された。コー
ティングを1週間乾燥させ、前記板をASTM試験方法E84-
95「建材の表面燃焼性に関する標準試験方法(Standard
Test Methcd for Surface Burning Characteristics o
f Building Materials) 」に従って試験するためにアン
ダーライター実験室に送った。前記E-84試験の結果は、
発煙については50未満であり、そして延焼については
25未満であった(乾燥レッドオーク材=100)。
【0049】実施例9 表1に記載の配合を有する3種のコーティングを調製し
た。10リットルトゥレロポットに、記載した量の水、
Tergitol TMN-6(エトキシル化トリメチルノナノール界
面活性剤、HLB=11.7)およびTergitol TMN-10
を装入することにより試料を調製した。攪拌(600r
pm)を開始し、所望の顔料(Hydral 710および/また
はDegussa P-25 TiO2 )を振りかけた。次いで記載した
エマルジョンと混合物を均質になるまで攪拌するだけで
なく着色剤を加えた。必要であれば、次にNalco 2311脱
泡剤だけでなくNalco 1115も加えた。減圧下で試料を脱
気して気泡を除去し、そして200ミクロンフィルター
バッグを使用して濾過した。
【0050】
【表1】
【0051】上記3種のコーティングを0.75mmス
ラブとしてキャストし、デュロメーター、室温で2週間
乾燥後に引張りおよび伸びについて試験した。表2を参
照されたい。
【0052】
【表2】
【0053】50%圧縮されたロックウールにより充填
された疑似床継ぎ部に、必要な被膜厚さを得るのに必要
な厚さでコーティングを適用し、そして30日間乾燥さ
せた場合に、コーティング1および2から得られた被膜
は耐火性等級の要件を満たすのに必須の確立された性能
標準に合格するであろう。
【0054】実施例10 10リットルトゥレロポットに、2189gの水、9.
4gのTergitol TMN-6および9.4gのTergitol TMN-1
0 を装入した。トゥレロ上の掻取り刃を起動させ、25
20gのHydral 710(ATH)を加えた。ATHを加え
た後、分散器の羽根を起動させ、そして混合物を800
rpmで10分間攪拌した。4.16gのW7114 ブラッ
クおよび16.7gのW1025 イエロー(水および界面活
性剤中に黄色酸化鉄(62%)が存在する分散液)を加
え、そして更に2分間攪拌を続けた。混合機を停止し、
実施例4に記載した架橋シリコーンエマルジョン373
8gを加えた。この混合物を掻取り刃および分散器の羽
根により800rpmで5分間攪拌し、4.41gのNa
lco 2311脱泡剤を加えた。配合されたコーティングを減
圧下で脱気し、200ミクロンのフィルターバッグに通
して濾過し、約8リットルのコーティングを得た。
【0055】24℃(75°F)で#4スピンドルを使
用するASTM法D2196-86「回転式(ブルックフィルド)粘
度計による非ニュートン材料の流動学的性質に関する標
準試験方法(Standard Test Method for Rheological P
roperties of Non-NewtonianMaterials by Rotational
(Brookfield) Viscometer) 」に従って、ブルックフィ
ールドHATDV-II粘度計を使用して上記材料のレオロジー
を試験した。結果は表3に示される通りである。
【0056】
【表3】
【0057】液体コーティングを厚さ1.25mmのポ
リエチレン上にキャストした。この材料は乾燥すると厚
さ0.75mmの不粘着性エラストマーを形成した。3
0日間の乾燥時間後、インストロン試験機を使用してシ
ョアーA型硬度、引張り、200%モジュラスおよび破
断点伸びについて前記エラストマーを試験した。結果は
以下の通りであった。 引張り 119psi(0.82MPa) ショアーA型デュロメーター 25 破断点伸び 1485 200%モジュラス 58psi(0.4MPa)
【0058】ASTM法D2243-82に従って凍解安定性につい
てもこの材料を試験すると、10凍結/解凍サイクル後
になんら凝固はみられなかった。
【0059】50%圧縮されたロックウールにより充填
された疑似床継ぎ部に、必要な被膜厚さを得るのに必要
な厚さでコーティングを適用し、そして30日間乾燥さ
せた場合に、被膜は耐火性等級の要件を満たすのに必須
の確立された性能標準に合格するであろう。
【0060】実施例11 10リットルトゥレロポットに、2069gの水、8g
のTergitol TMN-6および8gのTergitol TMN-10 を装入
した。トゥレロ上の掻取り刃を起動させ、160gのヒ
ュームド二酸化チタン(Degussa 製のP-25)および22
24gのHydral710(ATH)を加えた。この添加の
後、分散器の羽根を起動させ、そして混合物を800r
pmで10分間攪拌した。8gのW7114 ブラックを加
え、そして更に2分間攪拌を続けた。混合機を停止し、
実施例4に記載した架橋シリコーンエマルジョン353
8gを加えた。この混合物を掻取り刃および分散器の羽
根により800rpmで5分間攪拌し、8gのNalco 23
11脱泡剤を加えた。配合されたコーティングを減圧下で
脱気し、200ミクロンのフィルターバッグに通して濾
過し、約8リットルのコーティングを得た。
【0061】24℃(75°F)で#4スピンドルを使
用するASTM法D2196-86「回転式(ブルックフィルド)粘
度計による非ニュートン材料の流動学的性質に関する標
準試験方法」に従って、ブルックフィールドHATDV-II粘
度計を使用して上記材料のレオロジーを試験した。結果
は表4に示される通りである。
【0062】
【表4】
【0063】液体コーティングを厚さ1.25mmのポ
リエチレン上にキャストした。この材料は乾燥すると厚
さ0.75mmの不粘着性エラストマーを形成した。3
0日間の乾燥時間後、インストロン試験機を使用してシ
ョアーA型硬度、引張り、200%モジュラスおよび破
断点伸びについて前記エラストマーを試験した。結果は
以下の通りである。 引張り 113psi(0.78MPa) ショアーA型デュロメーター 24 破断点伸び 1310 200%モジュラス 52psi(0.36MPa)
【0064】ASTM法D2243-82「ラテックスおよびエマル
ジョンペイントの耐凍解性に関する標準試験方法(Stan
dard Test Method for Freeze Thaw Resistance of Lat
ex and Emulsion Paints) 」に従って凍解安定性につい
てもこの材料を試験すると、10凍結/解凍サイクル後
になんら凝固はみられなかった。
【0065】50%圧縮されたロックウールにより充填
された疑似床継ぎ部に、必要な被膜厚さを得るのに必要
な厚さでコーティングを適用し、そして30日間乾燥さ
せた場合に、シールは耐火性等級の要件を満たすのに必
須の確立された性能標準に合格するであろう。
【0066】実施例12 300リットルトゥレロポットに、63.4kgの水、
0.24kgのTergitol TMN-6および0.24kgのTe
rgitol TMN-10 を装入した。トゥレロ上の掻取り刃を起
動させ、掻き板により10分間にわたって次の材料のみ
を装入した:4.9kgDegussa P-25 TiO2 、0.23
kgのW7114 黒色顔料および68.1kgのHydral 710
(ATH)。攪拌機を起動させ、材料を800rpmで
10分間攪拌した。混合機を停止し、前記ポットを取り
出し、そして実施例4に記載したエマルジョン108.
3kgを加えた。混合機を再起動させ、均質になるまで
(約10分間)混合物をブレンドした。0.23kgの
Nalco 2311脱泡剤を加え、そして減圧下で材料を脱気
し、ドラムから取り出した。
【0067】コーティングの固形分は、1gの試料をア
ルミニウム皿内で150℃で90分間ベーキングするこ
とにより決定した。固形分は68.5%であった。これ
は67.0%の理論値と比較的良く一致する。
【0068】相対湿度50±5%、22±2℃で30日
間の乾燥時間を用いるASTM C794-93に従って、剥離時接
着力について試験した。また100℃で24時間加熱し
た後でこれらの試料を試験した。結果は表5に示される
通りである。
【0069】
【表5】
【0070】実施例13 下記表6に記載の配合を有する8種のエマルジョンを調
製した。各試料に対する一般方法は次の通りである:望
ましい量の50,000mPa・sのシラノール末端が
ブロックされたポリジメチルシロキサンポリマーをハウ
スチルドカップ(Hauschild cup )に装入する。次いで
望ましい量のAOPS、AAPSおよび氷酢酸を加え、
12秒間回転させる。次に、MTM、DMDMおよびTe
xanol を加え、そしてさらに12秒間攪拌する。Tergit
ol TMN-10 および第1の水を加え、12秒間回転させ、
透明なゲル相を形成させる。次に、希釈水を加え、さら
に12秒間回転させ、各々全固形分が80%であるエマ
ルジョンを形成させる。
【0071】
【表6】
【0072】実施例14 次の手順を用いて実施例13からの8種のエマルジョン
をコーティングとした:次の材料:20.6gの水、
0.15gのTergitol TMN-6、0.15gのTergitol T
MN-10 、1.59gのDegussa P-25、22.11gのHy
dral 710および0.07gのW7114 ブラックをハウスチ
ルドカップに装入し、そして12秒間回転させて界面活
性剤および水中に顔料が存在する均質分散液を形成させ
た。これらの分散液の各々に実施例13からのエマルジ
ョンのうちの1種35.28gを加えた。すなわちコー
ティング13−1Cはエマルジョン13−1を使用し
た。これによって、各々68.5%の全固形分を有する
8種のコーティングが得られ、これらをポリエチレン上
に25mmのスラブとしてキャストした。被膜を25±
5℃および相対湿度50±2%で14日間乾燥させ、次
いで物理的特性を試験した。結果は表7に示される通り
である。
【0073】
【表7】
【0074】実施例15 2ガロンステンレススチールポットに2100gのHO
Si(Me)2 [OSi(Me)2 n OSi(Me)
2 OH(式中、nは40であり、Meはメチルであ
る。)、90gのナトリウムラウレルスルフェート、7
75gの脱イオン水および21gのドデシルベンゼンス
ルホン酸を装入した。この材料を30分間攪拌し、次い
で5000psiでMicrofluidizer(商標)に3回通し
た。得られた水中油滴型エマルジョンは316.5nm
の平均粒度を有していた。このエマルジョンを25±5
℃および相対湿度50±2%で一晩静置した。一晩反応
させた後、メタノールを加えることによりエマルジョン
のアリコートを分離させ、油相の粘度は1×106 cp
を超えると決定された。残りのエマルジョンの重合を
8.5gのジエチルアミンを加えることにより停止さ
せ、全固形分70%のエマルジョンを得た。
【0075】実施例16 10リットルトゥレロポットに1280gのNalco 106
0、すなわちNalco Chemical Company製の60nmコロ
イドシリカを装入した。300rpmで攪拌しながら掻
取り刃により次の品目:59.2gのAMP、508.
4gのHydral 710(ATH)、338gのW308、240
2.4gの実施例15のエマルジョン、10.9gのN
−プロピルオルトシリケート(MPOS)および4gの
ジオクチル錫ジラウレートを徐々に加えた。前記混合物
を10分間攪拌して塊のない滑らかな分散液得た。次い
で212gの水、53.6gのASE-75(Rohm and Haas
Company 製のアクリル系増粘剤)および22.9gのRM
-5(Rohm and Haas Company製のウレタン系増粘剤)を
加えることによりこの混合物を増粘させると全固形分が
56%の増粘されたコーティングが形成された。このコ
ーティングをポリエチレン上に2.5mmのスラブとし
てキャストした。被膜を25±5℃および相対湿度50
±2%で14日間乾燥させ、次いで物理的特性を試験し
た。結果は以下の通りである: 引張り 1.75MPa ショアーA型デュロメーター 16 破断点伸び 623 200%モジュラス 0.63MPa
【0076】この材料をASTM試験方法E84-95「建材の表
面燃焼性に関する標準試験方法」に従う発煙および延焼
試験のためにイリノイ州に所在するアンダーライター実
験室に送った。前記E-84試験の結果は、発煙については
50を超え、そして延焼については25未満であった
(乾燥レッドオーク材=100)。従って、この材料
は、50未満の数値を必要とする当該試験の発煙部分に
ついては合格しなかった。
フロントページの続き (72)発明者 ロバート マーク スケロエダー アメリカ合衆国,ミシガン 48642,ミッ ドランド,キャンドルスティック レーン 2005 (72)発明者 アーサー ジェイムス セレピス アメリカ合衆国,ミシガン 48642,ミッ ドランド,メイフィールド レーン 312 (72)発明者 アンドレアス トーマス フラン ウォル フ アメリカ合衆国,ミシガン 48642,ミッ ドランド,ワイルドウッド アベニュー 1301

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の構造部材中の開口部を通り抜け
    る煙の量を減少させるために前記開口部を封止する方法
    であって、 (a)充填された開口部が形成されるように構造部材中
    の開口部に支持材を実質的に充填すること; (b)24℃かつ2.5rpmで測定される粘度が10
    00〜120,000mPa・sであるシリコーン組成
    物のコーティングを、前記充填された開口部、前記充填
    された開口部に隣接する構造部材およびそれらを貫通し
    ている任意の物体上に適用すること;および (c)前記シリコーン組成物を硬化させ、前記充填され
    た開口部内の支持材、前記隣接する構造部材およびそれ
    らを貫通している任意の物体に接着し、かつ、少なくと
    も±3%の移動能を有する最小厚さ0.25mmの連続
    エラストマー被膜であって、前記充填された開口部を封
    止し、前記充填された開口部を通り抜ける煙の量を減少
    させる連続エラストマー被膜にすること;を含む方法。
  2. 【請求項2】 建築物の構造部材中の開口部を通り抜け
    る煙の量を減少させるために前記開口部を封止する方法
    であって、 a.24℃かつ2.5rpmで測定される粘度が100
    0〜120,000mPa・sであるシリコーン組成物
    のコーティングを幅3mm以下の開口部を有する構造部
    材中に適用し、前記開口部、前記開口部に隣接する構造
    部材およびそれらを貫通している任意の物体を被覆する
    こと;および b.前記シリコーン組成物を硬化させ、前記隣接する構
    造部材およびそれらを貫通している任意の物体に接着
    し、かつ、少なくとも±3%の移動能を有する最小厚さ
    0.25mmの連続エラストマー被膜であって、前記開
    口部を封止し、前記開口部を通り抜ける煙の量を減少さ
    せる連続エラストマー被膜にすること;を含む方法。
JP9298549A 1996-10-31 1997-10-30 建築物の構造部材中の開口部を封止する方法 Withdrawn JPH10152915A (ja)

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