JPH10151788A - 粉体飛翔式記録装置 - Google Patents

粉体飛翔式記録装置

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JPH10151788A
JPH10151788A JP31243396A JP31243396A JPH10151788A JP H10151788 A JPH10151788 A JP H10151788A JP 31243396 A JP31243396 A JP 31243396A JP 31243396 A JP31243396 A JP 31243396A JP H10151788 A JPH10151788 A JP H10151788A
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Eiji Shiozaki
英二 塩▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体飛翔式記録のための印字制御電極を小形
化し、記録装置の小形化と低コスト化とを図る。 【解決手段】 現像ローラ2およびトナー容器3を含む
印字ユニット1を、ガイドシャフト5に沿って往復移動
させ、この往復移動に同期させて記録用紙13を紙送り
モータ15によって搬送する。印字ユニット1の移動方
向の一端側には、クリーニングユニット10を配置し、
清掃ローラ11で印字ユニット1に付着している余分な
トナーを除去し、印字品質の劣化を防ぐ。印字ユニット
1には現像ローラ2を回転駆動するためのモータ4も含
まれる。記録用紙13は、周囲にバキューム用孔7を形
成した導電体板状電極6の表面に吸着され、導電体板状
電極6にトナーの加速用電圧を印加することによって、
記録用紙13の表面に移行して画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像を形成す
ることなく直接記録部材上に粉体状の現像剤を付着させ
て画像を形成する粉体飛翔式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、1938年にP.F.Car
lsonによって発明され、光導電性感光体上に静電潜
像を形成し、粉体状の現像剤であるトナーを電気的に吸
着させ、記録部材上に転写して画像を形成する電子写真
方式の記録装置が広く用いられている。しかしながら、
静電潜像を形成する感光体が高価であり保守の負担が大
きいので、粉体状の現像剤によって直接画像を形成する
粉体飛翔式記録方式が提案されている。この方式につい
ての先行技術は、たとえば公表特許公報平成1年第50
3221号公報などで開示されている。
【0003】先行技術として開示されている粉体飛翔式
記録装置では、画像を形成する記録部材としての紙など
と同じ幅か、またはそれ以上の印字記録幅を有する現像
ローラが現像剤を保持する現像剤担持体として用いられ
る。現像剤担持体の表面から電界制御によって現像剤を
飛翔させる印字制御電極の幅も、現像ローラと同程度が
必要である。記録部材は、現像ローラの幅方向に垂直な
方向に搬送され、現像剤が付着して画像が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先行技術によって提案
されているような粉体飛翔式記録装置では、記録部材で
ある紙の幅と同じかまたはそれ以上の印字記録幅を有す
る印字制御電極を使用する必要がある。印字制御電極
は、記録する画像を高精細度にするためには、非常に精
密に形成する必要があり、印字記録幅が大きくなると非
常に高価となる。現像剤担持体は、たとえば現像剤であ
るトナーを貯留するホッパが付属しており、ホッパの幅
も現像剤担持体の軸線方向の長さと同程度以上に必要と
なる。このため、ホッパおよび現像剤担持体を含む印字
ユニットの形状も大きくなり、記録装置全体のサイズが
大きくなって記録装置を小形化することが困難である。
さらに、記録する印字品質を向上させるためには、現像
剤担持体と印字制御電極との間の距離を均一に保つ必要
があるけれども、印字記録幅が大きくなると全体的に均
一にすることは非常に困難となる。
【0005】本発明の目的は、印字制御電極を小さく
し、記録装置を小形化して、製造コストの低減が可能な
粉体飛翔式記録装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉体状の現像
剤を保持する現像剤担持体に対して、印字制御電極およ
び印字加速電極をそれぞれ間隔をあけて配置し、印字制
御電極による電界制御によって現像剤担持体から現像剤
を飛翔させ、飛翔した現像剤を印字加速電極によって加
速させ、印字制御電極と印字加速電極との間に挿入され
る記録部材上に現像剤を付着させて画像として記録する
粉体飛翔式記録装置において、印字加速電極は平板状の
導電体であり、現像剤担持体および印字制御電極を装着
し、印字制御電極と印字加速電極との間に挿入される記
録部材の表面に対して一定の距離を保って、記録部材の
一端側から他端側へ移動しながら画像記録を行う印字ユ
ニットを備えることを特徴とする粉体飛翔式記録装置で
ある。
【0007】本発明に従えば、導電体である印字加速電
極と印字ユニットとの間に記録部材を挿入し、印字ユニ
ットに装着される印字制御電極と記録部材の表面との間
を一定の距離に保ちながら印字ユニットを記録部材の一
端側から他端側へ移動して画像記録を行うことができ
る。印字ユニットを印字記録幅の方向に移動させれば、
印字制御電極の幅が印字記録幅よりも小さくても印字記
録幅全体にわたる画像を形成することができ、記録装置
を小形化して低コスト化することができる。
【0008】また本発明は、前記印字ユニットの移動に
同期して、印字ユニットの1回の移動で記録可能な画像
の移動方向に対して垂直な方式の幅ずつ、前記記録部材
を印字ユニットの移動方向に垂直な方向に搬送する搬送
手段を備えることを特徴とする。本発明に従えば、印字
ユニットの移動とその移動方向に垂直な方式への記録部
材の搬送とを同期させ、小さな制御電極を有する印字ユ
ニットで記録部材の広い面積にわたる画像の記録を行う
ことができる。
【0009】また本発明は、前記印字ユニットを、移動
の際に往復印字するように制御する印字制御手段を備え
ることを特徴とする。本発明に従えば、印字ユニットを
移動する際には往復方向で印字するので、迅速な記録を
行うことができる。
【0010】また本発明で前記印字ユニットは、現像剤
担持体としての現像ローラと、現像ローラを回転駆動す
るモータとを備えることを特徴とする。本発明に従え
ば、印字ユニットには現像剤担持体としての現像ローラ
と、現像ローラを回転駆動するモータとが備えられるの
で、現像ローラの表面に現像剤を付着させ、電界制御に
よって現像剤を飛翔させる動作を安定に繰返し、無駄の
ない品位の高い画像を形成することができる。
【0011】また本発明で前記現像ローラは、軸線方向
両端側で外周面を回転可能に支持されることを特徴とす
る。本発明に従えば、ローラ上の現像剤担持体である現
像ローラの外周面で回転可能に支持するので、中心軸の
両側で回転可能に支持する場合のように、中心軸とロー
ラ表面の円筒面との同心度を正確に製造する場合の困難
性を回避することができる。現像ローラは偏心が少ない
状態で回転駆動されるので、制御電極との間の距離を一
定に保ちやすく、記録する画像の印字品質を向上させる
ことができる。
【0012】また本発明で前記現像剤は磁性を有し、前
記印字ユニットの移動可能な範囲内に配置され、磁石を
内蔵し、導電性を有する清掃ローラと、清掃ローラに、
前記電圧を印加する電圧源とを備えることを特徴とす
る。本発明に従えば、印字ユニットの移動可能な範囲内
に磁石を内蔵し導電性を有する清掃ローラが備えられる
ので、印字ユニットを清掃ローラの位置まで移動させれ
ば、制御電極の付近に付着している余分な現像剤を磁気
的に吸引して除去することができる。さらに電圧源から
清掃ローラに加速電圧を印加するので、清掃ローラによ
って電気的にも現像剤を吸引し、印字ヘッドの清掃を行
うことができる。印字ユニットが小形化されているの
で、清掃ローラも小形化することができ、低コストで高
印字品質を実現することができる。
【0013】また本発明で前記印字制御電極は可撓性プ
リント配線基板上に形成され、前記現像剤担持体と印字
制御電極との間に挿入される厚さ0.05mm以上で
0.2mm以下の弾性部材を備えることを特徴とする。
本発明に従えば、印字制御電極を可撓性プリント配線基
板上に形成するので、電極パターンを高精度に形成する
ことができる。印字制御電極と現像剤担持体との間に
は、弾性部材を挿入するので、現像剤担持体表面と印字
制御電極との間の距離を一定に保ち、電界制御による現
像剤の飛翔を安定に行うことができる。
【0014】また本発明で前記弾性部材は、導電性弾性
体、もしくは現像剤と摩擦したときに所定の電荷で現像
剤が帯電するような摩擦帯電系列上の位置にある絶縁材
料を主成分とする弾性体からなることを特徴とする。本
発明に従えば、現像剤担持体と印字制御電極との間に挿
入される弾性部材は、導電性弾性体、もしくは現像剤と
摩擦したときに所定の電荷で現像剤が帯電するような摩
擦帯電系列上の位置にある絶縁材料を主成分とする弾性
体からなるので、現像剤を充分に帯電させることがで
き、印字制御電極の電界制御による飛翔と、印字加速電
極による飛翔した現像剤の加速とを精度よく行うことが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の実施
の一形態による粉体飛翔式記録装置の概略的な平面図お
よび左側面図をそれぞれ示す。印字ユニット1には、現
像剤担持体である現像ローラ2と現像剤であるトナーを
貯留するトナー容器3とモータ4とが装着される。印字
ユニット1は、ガイドシャフト5に導かれて、往復移動
可能である。印字ユニット1が往復移動する範囲の下方
には、印字加速電極である導電体板状電極6が設けられ
る。導電体板状電極6で、印字ユニット1の現像ローラ
2の軸線方向の両端よりも外側には、バキューム用孔7
が開けられ、バキューム用ファン8を回転駆動すること
によって、負圧を発生させることができる。導電体板状
電極6には、印字ユニット1から飛翔するトナーを加速
するための電圧が、電圧源9から供給される。この電圧
は、たとえば+1500Vである。
【0016】ガイドシャフト5に沿って印字ユニット1
が移動する際の一端側には、クリーニングユニット10
が設けられる。クリーニングユニット10は、清掃ロー
ラ11を備え、モータ12によって回転駆動すると、印
字ユニット1の印字制御電極の付近に付着している余分
なトナーを除去することができる。記録部材である紙1
3は、レジストローラ14によって印字ユニット1の移
動方向と垂直な方向に搬送され、印字ユニット1と導電
体板状電極6との間に挿入される。レジストローラ14
を、紙送りモータ15によって駆動する動作を、印字ユ
ニット1を移動させる動作と同期させて行えば、比較的
小さな現像ローラ2で、広い範囲に画像を記録すること
ができる。記録用紙13上に形成される現像剤による画
像は、定着装置6で加熱し加圧することによって記録用
紙13の表面に強固に付着し、電子写真方式と同様な定
着が行われる。紙送り用モータ15による記録用紙13
の搬送を行わないときには、バキューム用ファン8を作
動させて記録用紙13を導電体板状電極6上に真空吸着
し、印字ユニット1を移動させながら画像形成を行う。
【0017】図3は、図1の印字ユニット1に関連する
より詳細な構成を示す。印字ユニット1の現像ローラ2
は、導電性であり、トナー容器3内に貯留されている粉
体状の現像剤であるトナー17を表面に吸引する。この
ために現像ローラ2には、バイアス電圧源18から−2
00〜+200V程度のバイアス電圧が与えられてい
る。現像ローラ2が回転駆動されると、トナー容器3内
で表面に付着したトナー17がスペーサ19によって一
定の距離だけ離れるように配置される印字制御電極20
側に移行する。印字制御電極20は、可撓性プリント配
線基板(以下「FPC」と略称する)21の表面に形成
されている。FPC21の裏面側には、記録部材ガイド
22が設けられ、記録用紙13を搬送する際に過度に浮
き上がるのを防ぐ。現像ローラ2の表面に付着して印字
制御電極20側に移行するトナー17の量は、ブレード
23によって規制される。前述のように、印字ユニット
1は、現像ローラ2の軸線に垂直な移動方向24,25
に往復移動可能である。
【0018】図4は、図1のクリーニングユニット10
の概略的な構成を示す。清掃ローラ11内には磁石26
が含まれ、磁性を有するトナー17を図3の印字制御電
極20の周囲から吸引して除去することができる。容器
27内にトナー17を確実に回収するため、清掃ローラ
11の外周面にはブレード28が当てられている。トナ
ー17の吸引は、清掃ローラ11に電圧源9から導電体
板状電極6と同様にトナー加速用の電圧を与えることに
よっても行う。
【0019】図5は、粉体状の現像剤であるトナーを飛
翔させるための構成を示す。FPC21に設けられる印
字制御電極20には、制御電圧源29からたとえば+3
00V程度の電圧が供給される。この電圧によって電界
制御され、現像ローラ2の表面から飛翔するトナー17
は、FPC21に形成する貫通孔30を介して導電体板
状電極6側に加速される。加速電極である導電体板状電
極6には、電圧源9からたとえば+1500Vの印字加
速用電圧が印加される。なお、現像ローラ2には、バイ
アス電圧源18から−200〜+200V程度のバイア
ス電圧が与えられて静電的にトナー17を吸引するとと
もに、現像ローラ2は磁化されており、磁性を有するト
ナー17を磁気的にも吸引する。
【0020】現像ローラ2の表面と導電体板状電極6の
表面との間の距離d1は、たとえば0.5mmから1.
0mmであり、現像ローラ2の表面と印字制御電極20
の表面との間の距離d2は、たとえば0.07mmであ
る。FPC21の厚みtは、0.06〜0.10mmで
ある。記録部材ガイド22の表面と印字制御電極20の
表面との間の距離d3は、たとえば0.2mmである。
この間隔は、記録用紙が挿入された場合のその表面と印
字制御電極13の表面との間隔となる。
【0021】スペーサ19は、たとえば導電性ウレタン
やウレタンシートあるいはポリイミドなど、導電性を有
する材料を用い、トナー17に負の電荷を帯電させるこ
とができる。スペーサ19の厚みを0.05mm〜0.
2mm程度とすれば、前述の距離d2を適正に保つこと
ができる。また図6に示すような帯電系列に基づき、ス
ペーサ19の材料にウレタンシートあるいはポリイミド
を使用すると、摩擦帯電によってトナーを容易に負の電
荷に帯電させることができる。
【0022】図7は、現像ローラ2の回転支持のための
構成を示す。現像ローラ2は円筒状であり、本実施形態
ではその軸線方向の両端側で、軸受け31によって外周
面32を支持する。一般的なローラは、中心軸で回転可
能に支持するけれども、中心軸と外周面との間のガタな
どによって、中心軸と外周面との同心度を高精度にする
ことが困難であり、外周面32を回転可能に支持するこ
とによって現像ローラ2の表面と印字制御電極20の間
の間隔を精度よく保つことができる。
【0023】図8は、印字制御電極20に関連する構造
を示す。図8(1)は部分的な平面図、図8(2)は部
分的な断面図をそれぞれ示す。印字制御電極20は、F
PC21の表面に、スペーサ19で囲まれた領域に形成
される。貫通孔30の周囲に電極パターン33を形成
し、電界制御によって飛翔させるトナー17を貫通孔3
0を通過させて飛翔させる。スペーサ19を、現像ロー
ラの軸線方向に延びるように細長い発泡弾性体として形
成する。発泡弾性体によるスペーサ19を張ることによ
って、FPC21を軽く押圧し、波打ち現象などの生じ
ることを防止することができる。電極パターン33は、
図8の横方向に延びる配線パターンを介して、他の部分
と電気的に接続される。
【0024】図9は、清掃ローラ11に関連する構成を
示す。清掃ローラ11は導電体であり、磁石26を内包
する。モータ12によって回転することによって、印字
ユニット1の印字制御電極20に付着しているトナー1
7を吸引し、除去することができる。
【0025】図10は、本実施形態の記録装置を制御す
るための概略的な電気的構成を示す。マイクロコンピュ
ータなどを含む制御回路40は、入力装置41から与え
られる指示に従って、プログラムメモリ42に予め格納
されているプログラムを選択し、データメモリ43から
読出すデータに従って記録を行う。印字ユニット1内に
は、印字制御電極20を駆動するための駆動回路44が
設けられ、制御回路40からのデータに従って印字制御
電極20による電界制御を行う。印字ユニット1は、移
動モータ45によってガイドシャフト5に沿う往復移動
を行い、この往復移動に同期させて紙送りモータ15に
よる記録用紙13の搬送が行われる。制御回路40は、
移動モータ45によって印字ユニット1を移動させなが
ら印字制御電極20による画像形成を行っている際に
は、バキューム用ファン8を駆動して記録用紙13を導
電体板状電極6の表面に真空吸着させる。また、印字制
御電極20の周辺を清掃する際には、移動モータ45で
印字ユニット1を図1に示すクリーニングユニット10
の位置まで移動させ、モータ12によって清掃ローラ1
1を回転駆動して印字制御電極20の周辺のトナー17
の清掃を行う。
【0026】図11、図12および図13は、本実施形
態による記録装置全体としての側面断面図、平面断面図
および正面断面図をそれぞれ示す。ケーシング50の後
端には、ストッカ51が設けられ、複数枚の記録用紙1
3を堆積させて保持可能である。堆積状態の記録用紙1
3は、1枚ずつ取出され、印字ユニット11による画像
形成の後、定着装置16による加熱加圧によってトナー
17が定着される。印字ユニット1は、移動モータ45
によって駆動されるベルトに従い、ガイドシャフト5に
沿って往復移動する。
【0027】図14および図15は印字ユニット1およ
びクリーニングユニット10の平面図をそれぞれ示す。
印字ユニット1内には半導体集積回路(IC)化された
駆動回路44が装着され、印字制御電極20に印加する
電圧の制御を行い、トナーの飛翔状態を制御する。現像
ローラ2は、トナー容器3の一方の側面側に設けられる
歯車60,61,62を介して回転駆動される。クリー
ニングユニット10でも、清掃ローラ11は容器27の
側面に設けられる歯車70,71,72を介しモータ1
2によって回転駆動される。
【0028】以上説明した発明の実施の形態では、印字
ユニット1を往復移動させるとともに記録用紙13を移
動方向と垂直な方向に搬送させて記録を行っているけれ
ども、記録用紙13を固定して印字ユニット1を平面的
に移動させて記録を行わせることもできる。また、記録
部材として記録用紙13を用いているけれども、オーバ
ヘットプロジェクタ(OHP)用の透明な樹脂シートな
どを用いることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、印字ユニ
ットを移動させて記録部材上に粉体飛翔方式で直接画像
を形成するので、印字ユニット内の印字制御電極や現像
剤担持体が記録部材に対して比較的小形であっても大き
な面積の画像を形成することができ、記録装置全体の小
形化と低コスト化とを図ることができる。
【0030】また本発明によれば、印字ユニットの移動
と記録部材の搬送とを同期して行うので、小形の印字制
御電極および現像剤担持体を装着する印字ユニットで、
広い面積の記録部材に画像を形成することができる。
【0031】また本発明によれば、印字ユニットを記録
部材の表面で往復移動させる際に、往復方向とも印字を
行うので、印字ヘッドの移動を両方向とも有効に利用し
て効率的な画像形成を行うことができる。
【0032】また本発明によれば、印字ユニット内には
モータによって回転駆動される現像剤担持体としての現
像ローラが備えられるので、現像剤を安定して飛翔さ
せ、記録する品位を高めることができる。
【0033】また本発明によれば、現像ローラは外周面
で回転可能に支持されるので、回転駆動する際に外周面
と印字制御電極との間の間隔を一定に保ち、現像剤の飛
翔を安定化させることができる。
【0034】また本発明によれば、印字ユニットを清掃
ローラの位置まで移動させれば、清掃ローラに内蔵され
る磁石によって磁性を有する現像剤を吸引し、あるいは
電圧源によって清掃ローラに加速電圧を印加することに
よって電気的に、印字制御電極付近に付着する余分な現
像剤を除去し、記録する画像の印字品質を向上させるこ
とができる。
【0035】また本発明によれば、現像剤担持体と印字
制御電極との間には弾性体が挿入され、間隔を一定に保
つスペーサとして機能するので、電界制御による現像剤
の飛翔を安定に行うことができる。
【0036】また本発明によれば、弾性部材は現像剤を
帯電させるので印字制御電極の電界制御による飛翔と印
字加速電極による飛翔した現像剤の加速とを、容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の記録装置の概略的な平
面図である。
【図2】図1の記録装置の左側面図である。
【図3】図1の記録装置の印字ユニット1および導電体
板状電極6の正面断面図である。
【図4】図1のクリーニングユニット10の正面断面図
である。
【図5】図3の印字ユニット1で粉体飛翔式記録を行う
原理的構成を示す断面図である。
【図6】図5のスペーサ19の材料とトナーとの帯電系
列を示す図である。
【図7】図1の印字ユニット1の現像ローラ2の回転支
持のための構成を示す部分的な断面図である。
【図8】図3の印字制御電極20の部分的平面図および
正面断面図である。
【図9】図4の清掃ローラ11を回転駆動する構成を示
す簡略化した斜視図である。
【図10】図1の実施形態の電気的制御のための概略的
な構成を示すブロック図である。
【図11】図1の実施形態の記録装置の全体としての側
面断面図である。
【図12】図11に示す記録装置の平面断面図である。
【図13】図11に示す記録装置の正面断面図である。
【図14】図11〜図13に示す記録装置の印字ユニッ
ト1の平面図である。
【図15】図11〜図13の記録装置のクリーニングユ
ニット10の平面図である。
【符号の説明】
1 印字ユニット 2 現像ローラ 3 トナー容器 4 モータ 5 ガイドシャフト 6 導電体板状電極 7 バキューム用孔 8 バキューム用ファン 9 電圧源 10 クリーニングユニット 11 清掃ローラ 12 モータ 13 記録用紙 14 レジストローラ 15 紙送りモータ 16 定着装置 17 トナー 18 バイアス電圧源 19 スペーサ 20 印字制御電極 21 FPC 22 記録部材ガイド 23 ブレード 24,25 移動方向 26 磁石 27 容器 29 制御電圧源 30 貫通孔 31 軸受け 32 外周面 33 電極パターン 40 制御回路 45 移動モータ 50 ケーシング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体状の現像剤を保持する現像剤担持体
    に対して、印字制御電極および印字加速電極をそれぞれ
    間隔をあけて配置し、印字制御電極による電界制御によ
    って現像剤担持体から現像剤を飛翔させ、飛翔した現像
    剤を印字加速電極によって加速させ、印字制御電極と印
    字加速電極との間に挿入される記録部材上に現像剤を付
    着させて画像として記録する粉体飛翔式記録装置におい
    て、 印字加速電極は平板状の導電体であり、 現像剤担持体および印字制御電極を装着し、印字制御電
    極と印字加速電極との間に挿入される記録部材の表面に
    対して一定の距離を保って、記録部材の一端側から他端
    側へ移動しながら画像記録を行う印字ユニットを備える
    ことを特徴とする粉体飛翔式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記印字ユニットの移動に同期して、印
    字ユニットの1回の移動で記録可能な画像の移動方向に
    対して垂直な方向の幅ずつ、前記記録部材を印字ユニッ
    トの移動方向に垂直な方向に搬送する搬送手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の粉体飛翔式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記印字ユニットを、移動の際に往復印
    字するように制御する印字制御手段を備えることを特徴
    とする請求項1または2記載の粉体飛翔式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記印字ユニットは、現像剤担持体とし
    ての現像ローラと、 現像ローラを回転駆動するモータとを備えることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の粉体飛翔式記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記現像ローラは、軸線方向両端側で外
    周面を回転可能に支持されることを特徴とする請求項4
    記載の粉体飛翔式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤は磁性を有し、 前記印字ユニットの移動可能な範囲内に配置され、磁石
    を内蔵し、導電性を有する清掃ローラと、 清掃ローラに、前記電圧を印加する電圧源とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の粉体飛
    翔式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記印字制御電極は可撓性プリント配線
    基板上に形成され、 前記現像剤担持体と印字制御電極との間に挿入される厚
    さ0.05mm以上で0.2mm以下の弾性部材を備え
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の粉
    体飛翔式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材は、導電性弾性体、もしく
    は現像剤と摩擦したときに所定の電荷で現像剤が帯電す
    るような摩擦帯電系列上の位置にある絶縁材料を主成分
    とする弾性体からなることを特徴とする請求項7記載の
    粉体飛翔式記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010002357A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Akim Kk 振動子片特性検査装置及び振動子片特性検査方法

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