JPH10150175A - 半導体集積回路およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその製造方法

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JPH10150175A
JPH10150175A JP30810196A JP30810196A JPH10150175A JP H10150175 A JPH10150175 A JP H10150175A JP 30810196 A JP30810196 A JP 30810196A JP 30810196 A JP30810196 A JP 30810196A JP H10150175 A JPH10150175 A JP H10150175A
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cell
power supply
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semiconductor integrated
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Hiroshi Tanaka
博 田中
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同一のセル列内に電源電圧の異なるセルを自由
に配置することにより、資源(セル列)の有効活用が可
能になり、チップ面積の増大を抑止し、低消費電力化お
よび高速化を目指した設計が可能になるICを提供す
る。 【解決手段】セルが1列に配置されたセル列12と、セ
ル列の各セルに選択的に接続され、異なる電源電圧VD
DL、VDDHが供給される二種類の電源配線14、1
5および接地電位線13とを具備し、セル列は、その形
成領域の一部であるNウエル12aが列方向に複数に区
分されて各区分が電気的に分離されており、異なる電源
電圧に選択的に接続されるセルが列方向に混在してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路
(IC)およびその製造方法に係り、特に多電源電圧を
使用するLSI(大規模集積回路)においてセルが1列
に配置されたセル列およびその形成方法に関するもの
で、例えばゲートアレイ方式あるいはスタンダードセル
方式の特定用途集積回路(ASIC)に使用されるもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、多電源電圧を使用するICであっ
て、予め形成されたセルに対する配線の仕方により所望
の回路が構成される(いわゆるポリセル方式のIC)に
おける回路構成の方法として、例えば次の(1)〜
(3)が提案されている。
【0003】(1)特開平4−142077号公報、特
開平8−18021号公報に開示されているように、特
性の異なる2通りのトランジスタ列を交互に敷き詰めて
形成しておき、実現しようとする回路により適した一方
のトランジスタ列のみを用いて論理素子を構成する方
法。
【0004】(2)特開平5−55496号公報に開示
されているように、機能ブロック毎に必要十分な電源電
圧を供給する方法。 (3)特開平5−206415号公報、特開平6−28
284号公報に開示されているように、ICのチップ領
域を2つ以上のブロックに分割し、各ブロックで電源電
圧を定める方法。
【0005】しかし、前記(1)の方法は、使用しよう
とするトランジスタの特性が1列毎に決定されてしまう
ので、ある特性のトランジスタを例えば1個しか使用し
ない場合でもこのトランジスタが属する1列全てのトラ
ンジスタを上記特性に割り当ててしまうことになる。従
って、資源(セル列)の有効活用が困難になり、チップ
面積が増大するという問題がある。
【0006】また、前記(2)、(3)の方法は、同じ
電源電圧で動作するセルを機能ブロック内に固めて配置
すると、本来配置したい位置から大きく離れた別の位置
にセルが配置される可能性が生じるので、配線が必要以
上に引き回されるおそれがある。つまり、チップ面積の
増大をまねいたり、セルを配置する際にセルの位置に強
い制限が課せられたりするので、結果として、形成され
た回路の動作周波数の低下をまねくという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように多電源
電圧を動作電源として使用する従来のICにおいてそれ
ぞれセルが1列に配置された複数のセル列のセルを用い
て回路を構成する場合に、資源(セル列)の有効活用が
困難になり、チップ面積が増大し、回路の動作周波数の
低下をまねくという問題があった。
【0008】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、同一のセル列内に電源電圧の異なるセルを自
由に配置することにより、資源(セル列)の有効活用が
可能になり、チップ面積の増大を抑止し、低消費電力化
および高速化を目指した設計が可能になる半導体集積回
路およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、単位回路素子が1列に配置されたセル列と、前記セ
ル列の単位回路素子に選択的に接続され、異なる電源電
圧が供給される二種類の電源配線とを具備し、前記セル
列は、その形成領域の一部である所定の導電型のウエル
が列方向に複数に区分されて各区分が電気的に分離され
ており、異なる電源電圧が印加される単位回路素子が前
記セル列の列方向に混在していることを特徴とする。
【0010】また、本発明の半導体集積回路の製造方法
は、集積回路チップ上に単位回路素子が1列に配置さ
れ、その形成領域の一部である所定の導電型のウエルが
列方向に複数に区分されて各区分が電気的に分離された
セル列を形成する工程と、前記セル列の側方あるいは上
方を通過するとともに前記セル列の各セルの電源ノード
に選択的に電気的に接続される異なる電源電圧を供給す
るための二種類の電源配線を形成する工程とを具備する
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。本発明は、基本回路素子あ
るいは基本論理関数を実現する基本論理回路のような単
位回路素子(以下、セルと称する)が1列に配置された
セル列を具備するLSIに適用されるものである。
【0012】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
ゲートアレイ方式あるいはスタンダードセル方式のLS
Iのチップ上のパターンレイアウトの全体を概略的に示
している。
【0013】図1において、チップ10上の周辺領域に
は各辺に沿って配置された入出力回路部11が形成され
ており、チップ10上の中央領域(内部セル領域)には
それぞれセルが1列に配置された複数の内部セル列12
が並行に形成されている。
【0014】ゲートアレイ方式のLSIでは、例えば図
2中に示すように、各セル20として、1個のPMOS
トランジスタTPと1個のNMOSトランジスタTNと
を有する基本回路素子が形成されている。
【0015】スタンダードセル方式のLSIでは、例え
ば図5中に示すように、各セル50として、1個の二入
力ナンドゲート61、あるいは、1個の二入力ノアゲー
ト62、あるいは、1個のインバータ回路63のような
基本論理回路が形成されている。
【0016】そして、前記複数の内部セル列のうちの少
なくとも1つ(本例では全て)の内部セル列12におい
ては、内部セル列形成領域の一部である所定の導電型の
ウエル(本例では例えば図2中の12aに示すようなP
MOSトランジスタ形成領域であるNウエル)が列方向
に複数に区分され、各区分が電気的に分離(例えばp型
分離領域により物理的に分離)されている。
【0017】この場合、上記少なくとも1つの内部セル
列12は、例えば図2あるいは図5に示すように3個の
セル20あるいは50毎に分割されている。そして、低
い電源電圧VDDL(例えば3.3V)で動作する3個
のセル群(第1の同電位セル群)21あるいは51と高
い電源電圧VDDH(例えば5V)で動作するn個のセ
ル群(第2の同電位セル群)22あるいは52とが列方
向に交互に繰り返すように形成されている。なお、必ず
しもセル群21と22あるいは51と52が列方向に交
互に繰り返すように形成されている必要はなく、同電位
セル群がランダムに配置されていてもよい。
【0018】さらに、少なくとも1つの内部セル列12
に対しては、各セルに選択的に接続可能なように、接地
電位VSS供給用の接地配線(VSS線)13、低い電
源電圧VDDLを供給するための第1の電源配線(VD
DL線)14および高い電源電圧VDDHを供給するた
めの第2の電源配線(VDDH線)15が形成されてお
り、各セルに二種類の電源配線14、15が選択的に接
続されるとともに1本の接地配線13が接続されること
により、異なる電源電圧VDDH、VDDLが印加され
て動作する二種類のセルが内部セル列12の列方向に混
在することが可能になる。
【0019】この場合、前記二種類(二系統)の電源配
線14、15および1本の接地配線13は、内部セル列
12の側方(平面的な)に沿って形成されて内部配線
(図示せず)を介してセル20あるいは50に接続され
てもよく、内部セル列12の上方に形成されて例えばビ
アコンタクトを介してセル20あるいは50に接続され
てもよい。
【0020】なお、一般に、内部セル領域内で並行に形
成された複数の内部セル列12の相互間を分離するため
に、1〜5本程度の配線が通過可能なある程度の距離が
設けられている。
【0021】以下、まず、本発明をゲートアレイ方式の
LSIに適用した場合について、図2乃至図4を参照し
ながら説明する。図2は、内部セル列12の各セル20
が1個のPMOSトランジスタTPおよび1個のNMO
SトランジスタTNを有し、3個のセル20毎に分割さ
れた場合において、低い電源電圧VDDLで動作する第
1の同電位セル群21と高い電源電圧VDDHで動作す
る第2の同電位セル群22の各1組を取り出して具体例
を示す。
【0022】第1の同電位セル群21は、VSS線13
にそれぞれ選択的に接続される3個のNMOSトランジ
スタTNと、VDDL線14にそれぞれのソースが選択
的に接続される3個のPMOSトランジスタTPとを含
む。
【0023】第2の同電位セル群22は、VSS線13
にそれぞれ選択的に接続される3個のNMOSトランジ
スタTNと、VDDH線15にそれぞれのソースが選択
的に接続される3個のPMOSトランジスタTPとを含
む。
【0024】本例では、1本の接地配線13および二種
類の電源配線14、15は、内部セル列12のウエルの
上方を通過するように形成されてコンタクトを介してセ
ル20の接地ノードあるいは電源ノードに接続されてい
る。
【0025】このように内部セル列12のウエルの上方
に複数の電源配線を通過させることにより、配線チャネ
ルを圧迫しなくなり、パターンのレイアウトが可能にな
る。この場合、二種類の電源配線14、15が並行する
ように形成しておき、第1の同電位セル群21のセル2
0の電源ノード(本例ではPMOSトランジスタTPの
ソース)のコンタクト位置をVDDL線14の下方位置
に合わせ、第2の同電位セル群22のセル20の電源ノ
ード(本例ではPMOSトランジスタTPのソース)の
コンタクト位置をVDDH線15の下方位置に合わせる
ようにパターンを形成しておくことが望ましい。
【0026】このようにすれば、VDDL線14、VD
DH線15のそれぞれ直下にコンタクトを容易に形成す
ることが可能になり、セル上で電源供給用の特別な内部
配線を形成する必要がなくなり、パターンのレイアウト
が可能になる。
【0027】上記構造によれば、同電位セル群毎にNウ
エル12aが電気的に独立しているので、どの同電位セ
ル群に対しても電源電圧としてVDDL、VDDHのど
ちらか一方の電位を供給するとともにVSSを供給する
ことにより、VDDLが供給されるトランジスタを使用
した回路、あるいは、VDDHが供給されるトランジス
タを使用した回路を構成することが可能である。
【0028】また、VDDLが供給されるトランジスタ
とVDDHが供給されるトランジスタの両方を使用する
回路は、2つの隣接する(あるいは近くに存在する)同
電位セル群におけるトランジスタを割り当てて構成する
ことが可能であり、その具体例を図3、図4にそれぞれ
示している。
【0029】図3に示す回路は、図2中の2つの隣接す
る同電位セル群21、22におけるトランジスタを使用
して構成されたレベル変換回路の一例であり、VDDL
レベル入力をVDDHレベル出力に変換するものであ
る。
【0030】第1の同電位セル群21においては、1つ
のPMOSトランジスタTPのソースがVDDL線14
に接続され、1つのNMOSトランジスタTNのソース
がVSS線13に接続され、上記PMOSトランジスタ
TPとNMOSトランジスタTNのドレイン同士が接続
されることによりVDDLレベル入力用のCMOSイン
バータ回路31が構成されている。
【0031】第2の同電位セル群22においては、2つ
のPMOSトランジスタTPのソースがVDDH線15
に接続され、上記2つのPMOSトランジスタTPの互
いのドレイン、ゲートが交差接続され、2つのNMOS
トランジスタTNの各ソースがVSS線13に接続され
るとともに各ドレインが2つのPMOSトランジスタT
Pのドレインに対応して接続されることにより電圧比較
回路32が構成されている。
【0032】そして、前記CMOSインバータ回路31
のVDDLレベル入力とVDDLレベル出力とが前記電
圧比較回路32に入力するように接続されている。図4
に示す回路は、図2中の2つの隣接する同電位セル群2
1、22におけるトランジスタを使用して構成された二
入力アンド回路の一例であり、VDDHレベル入力の論
理積をとってVDDLレベルの出力に変換するものであ
る。
【0033】第2の同電位セル群22においては、2つ
のPMOSトランジスタTPのソースがVDDH線15
に接続され、上記2つのPMOSトランジスタTPのド
レインが共通接続され、2つのNMOSトランジスタT
Nが上記ドレイン共通接続ノードとVSS線13との間
に直列に接続されることによりVDDHレベル入力用の
二入力ナンド回路42が構成されている。
【0034】第1の同電位セル群21においては、VD
DL線14に接続された1つのPMOSトランジスタT
PとVSS線13に接続された1つのNMOSトランジ
スタTNとによりVDDHレベル入力用のCMOSイン
バータ回路41が構成されている。
【0035】そして、前記二入力ナンド回路42の出力
が前記CMOSインバータ回路41に入力するように接
続されている。なお、図3に示したレベル変換回路と同
等の回路、図4に示した二入力アンド回路42と同等の
回路を従来例の技術を用いて構成した場合には、1つの
内部セル列のトランジスタだけを使用して構成すること
ができず、2つの内部セル列のトランジスタを使用して
構成するので、2つの内部セル列の相互間を接続するた
めの長い信号配線が必要であった。
【0036】即ち、図3に示したレベル変換回路と同等
の回路を従来例の技術を用いて構成した場合の一例を図
7に示しており、図4に示した二入力アンド回路と同等
の回路を従来例の技術を用いて構成した場合の一例を図
8に示している。
【0037】図7および図8において、71、81は第
1の内部セル列、72、82は第2の内部セル列、73
は2つの内部セル列71、72の相互間を接続するため
の長い信号配線、83は2つの内部セル列81、82の
相互間を接続するための長い信号配線である。
【0038】また、図7あるいは図8の回路を構成する
ために、VDDLレベル用のCMOSインバータ回路と
して第1の内部セル列71、81における1つのセルし
か使用しないので、第1の内部セル列71、81におけ
る残りのセル群の全てあるいは大部分を他の回路で使用
しない場合には、資源(セル列)の有効活用上の無駄が
生じ、チップ面積の増大をまねくという問題があった。
【0039】図5は、内部セル列12の各セル50が1
個の二入力ナンドゲート61あるい1個の二入力ノアゲ
ート62あるいは1個のインバータ回路63を有し、3
個のセル50毎に分割された場合において、低い電源電
圧VDDLで動作する第1の同電位セル群51と高い電
源電圧VDDHで動作する第2の同電位セル群52の各
1組を取り出して具体例を示す。
【0040】第1の同電位セル群51は、VDDL線1
4に選択的に接続されるとともにVSS線13に接続さ
れる1個の二入力ノアゲート61、1個の二入力ナンド
ゲート62および1個のインバータ回路63を含む。
【0041】第2の同電位セル群52は、VDDH線1
5に選択的に接続されるとともにVSS線13に接続さ
れる1個の二入力ノアゲート61、1個の二入力ナンド
ゲート62および1個のインバータ回路63を含む。
【0042】本例では、前記二種類の電源配線14、1
5および1本の接地配線13は、前記内部セル列12の
ウエルの上方を通過するように形成されてコンタクトを
介して前記セルのノードに接続されている。
【0043】このように内部セル列12のウエルの上方
に複数の電源配線を通過させることにより、配線チャネ
ルを圧迫しなくなり、パターンのレイアウトが可能にな
る。この場合、二種類の電源配線14、15が並行する
ように形成しておき、第1の同電位セル群51のセルの
電源ノードのコンタクト位置をVDDL線14の下方位
置に合わせ、第2の同電位セル群52のセルの電源ノー
ドのコンタクト位置をVDDH線15の下方位置に合わ
せるようにパターンを形成しておけば、VDDL線1
4、VDDH線15のそれぞれ直下にコンタクトを容易
に形成しておくことが望ましい。
【0044】このようにすれば、VDDL線14、VD
DH線15のそれぞれ直下にコンタクトを容易に形成す
ることが可能になり、セル上で電源供給用の特別な内部
配線を形成する必要がなくなり、パターンのレイアウト
が可能になる。
【0045】上記構造によれば、同電位セル群毎にNウ
エルが電気的に独立しているので、どの同電位セル群に
対しても電源電圧としてVDDL、VDDHのどちらか
一方の電位を供給するとともにVSSを供給することに
より、VDDLが供給されるセルを使用した回路、ある
いは、VDDHが供給されるセルを使用した回路を構成
することが可能である。
【0046】また、VDDLが供給されるセルとVDD
Hが供給されるセルの両方を使用する回路は、2つの隣
接する(あるいは近くに存在する)同電位セル群におけ
るセル50を割り当てて構成することが可能であり、そ
の具体例を図6(a)、(b)に示している。
【0047】図6(a)、(b)は、図5中の2つの隣
接する同電位セル群51、52におけるセルを使用して
構成された論理ゲート回路の一例であり、VDDHレベ
ル入力の論理処理を行ってVDDLレベルの出力に変換
するための論理回路と、それを実現するパターンレイア
ウトの一例を示している。
【0048】第2の同電位セル群52においては、1個
の二入力ナンドゲート61の動作電源としてVDDH線
15およびVSS線13が接続され、1個のインバータ
回路63の動作電源としてVDDH線15およびVSS
線13が接続されることにより、VDDHレベル入力用
の論理回路が構成されている。
【0049】第1の同電位セル群51においては、1個
の二入力ノアゲート62の動作電源としてVDDH線1
5およびVSS線13が接続され、VDDHレベル入力
用の二入力ノアゲートが構成されている。
【0050】そして、第2の同電位セル群52の二入力
ナンドゲート61の出力およびインバータ回路63の出
力が第1の同電位セル群51の二入力ノアゲート62に
入力するように接続されている。
【0051】なお、図6(a)に示した論理ゲート回路
と同等の回路を従来例の技術を用いて構成した場合に
は、1つの内部セル列のセルだけを使用して構成するこ
とができず、2つの内部セル列のセルを使用して構成す
るので、2つの内部セル列の相互間を接続するための長
い信号配線が必要であった。
【0052】即ち、図6(a)に示したゲート回路と同
等の回路を従来例の技術を用いて構成した場合の一例を
図9に示している。図9において、91は第1の内部セ
ル列、92は第2の内部セル列、93は2つの内部セル
列91、92の相互間を接続するための長い信号配線で
ある。
【0053】また、図9の回路を構成するために、VD
DLレベル用のCMOSインバータ回路として第1の内
部セル列91における1つのセル90しか使用しないの
で、第1の内部セル列91における残りのセル群の全て
あるいは大部分を他の回路で使用しない場合には、資源
(セル列)の有効活用上の無駄が生じ、チップ面積の増
大をまねくという問題があった。
【0054】なお、前記各実施例では、電源系統が二系
統(VDDH、VDDL)の場合を示したが、電源系統
が三系統以上の場合にも本発明を適用できる。また、前
記したようなLSIを製造する際には、まず、集積回路
チップ上に前記したようなセル列12を形成し、この
後、セル列12の側方あるいは上方を通過するとともに
セル列の各セルの電源ノードに選択的に電気的に接続さ
れる異なる電源電圧を供給するための二種類の電源配線
14、15および接地線13を形成すればよい。
【0055】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、セル列
のウエルを複数に区分(例えば任意数のセル毎に区分)
して各区分を電気的に独立させているので、同一のセル
列内に電源電圧の異なるセルを自由に配置することが可
能になる半導体集積回路およびその製造方法を提供する
ことができる。
【0056】従って、本来あるべき位置に非常に近い位
置に各セルを配置することができ、配線経路の不要な迂
回による回路の動作周波数の低下をまねくことなく、低
消費電力化を目指したLSIの設計が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るゲートアレイ
方式あるいはスタンダードセル方式のLSIのチップ上
のパターンレイアウトの全体を概略的に示す図。
【図2】図1中の内部セル列の各セルが1個のPMOS
トランジスタTPおよび1個のNMOSトランジスタT
Nを有し、3個のセル毎に分割された場合における低い
電源電圧VDDLで動作する第1の同電位セル群と高い
電源電圧VDDHで動作する第2の同電位セル群の各1
組を取り出してパターンレイアウトの具体例を示す図。
【図3】図2中の2つの隣接する同電位セル群における
トランジスタを使用して構成されたレベル変換回路のパ
ターンレイアウトの一例を示す図。
【図4】図2中の2つの隣接する同電位セル群における
トランジスタを使用して構成された二入力アンド回路の
パターンレイアウトの一例を示す図。
【図5】図1中の内部セル列の各セルが基本論理回路を
有し、3個のセル毎に分割された場合における低い電源
電圧VDDLで動作する第1の同電位セル群と高い電源
電圧VDDHで動作する第2の同電位セル群の各1組を
取り出してパターンレイアウトの具体例を示す図。
【図6】図5中の2つの隣接する同電位セル群における
セルを使用して構成された論理ゲート回路の一例を示す
回路図およびそれを実現するパターンレイアウトの一例
を示す図。
【図7】図3に示したレベル変換回路と同等の回路を従
来例の技術を用いて構成した場合のパターンレイアウト
の一例を示す図。
【図8】図4に示した二入力アンド回路と同等の回路を
従来例の技術を用いて構成した場合のパターンレイアウ
トの一例を示す図。
【図9】図6に示した論理ゲート回路と同等の回路を従
来例の技術を用いて構成した場合のパターンレイアウト
の一例を示す図。
【符号の説明】
10…チップ、 11…入出力回路部、 12…内部セル列、 12a…Nウエル(PMOSトランジスタ形成領域)、 13…接地配線(VSS線)、 14…第1の電源配線(VDDL線)、 15…第2の電源配線(VDDH線)、 20、50…セル、 21、51…第1の同電位セル群、 22、52…第2の同電位セル群、 31…CMOSインバータ回路、 32…電圧比較回路、 41…CMOSインバータ回路、 42…二入力ナンド回路、 61…二入力ナンドゲート、 62…二入力ノアゲート、 63…インバータ回路、 TP…PMOSトランジスタ、 TN…NMOSトランジスタ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位回路素子が1列に配置されたセル列
    と、 前記セル列の単位回路素子に選択的に接続され、異なる
    電源電圧が供給される二種類の電源配線とを具備し、 前記セル列は、その形成領域の一部である所定の導電型
    のウエルが列方向に複数に区分されて各区分が電気的に
    分離されており、異なる電源電圧に選択的に接続される
    単位回路素子が列方向に混在していることを特徴とする
    半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、前記ウエルは、第1導電型の領域からなり、第2導
    電型の分離領域により物理的に分離されることにより複
    数に区分されていることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、前記二種類の電源配線は、前記セル列の側方を通過
    し、前記セル列の各セルの電源ノードに選択的に接続さ
    れることを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、前記二種類の電源配線は、前記セル列の上方を通過
    し、前記セル列の各セルの電源ノードに選択的に接続さ
    れることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体集積回路におい
    て、前記二種類の電源配線は、並行するように形成さ
    れ、それぞれ対応して前記第1の同電位セル群のセルの
    電源ノードのコンタクト位置の上方および前記第2の同
    電位セル群のセルの電源ノードのコンタクト位置の上方
    を通過するととも対応する前記同電位セル群のセルの電
    源ノードに選択的にコンタクトしていることを特徴とす
    る半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半導体集積回路において、前記セル列は、第1の電源電
    圧に選択的に接続される単位回路素子群からなる第1の
    同電位セル群と第2の電源電圧に選択的に接続される単
    位回路素子群からなる第2の同電位セル群とが列方向に
    交互に繰り返すように形成されていることを特徴とする
    半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半導体集積回路において、前記セル列は、所望のn(整
    数)個の単位回路素子毎に分割されており、第1の電源
    電圧に選択的に接続されるn個の単位回路素子群からな
    る第1の同電位セル群と第2の電源電圧に選択的に接続
    されるn個の単位回路素子群からなる第2の同電位セル
    群とが列方向に交互に繰り返すように形成されているこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    半導体集積回路において、前記単位回路素子は、導電型
    が異なる所望数のMOSトランジスタを含む基本回路素
    子であることを特徴とするゲートアレイ方式の半導体集
    積回路。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    半導体集積回路において、前記セル列は、それぞれ異な
    る基本論理関数を実現する複数種類の基本論理回路を有
    することを特徴とするスタンダードセル方式の半導体集
    積回路。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の半導体集積回路におい
    て、前記n個の単位回路素子群は、それぞれ異なる基本
    論理関数を実現する複数種類の基本論理回路を有するこ
    とを特徴とするスタンダードセル方式の半導体集積回
    路。
  11. 【請求項11】 集積回路チップ上に単位回路素子が1
    列に配置されたセル列を形成する工程と、 前記セル列の側方あるいは上方を通過するとともに前記
    セル列の各セルの電源ノードに選択的に電気的に接続さ
    れる異なる電源電圧を供給するための二種類の電源配線
    を形成する工程とを具備することを特徴とする半導体集
    積回路の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6759698B2 (en) 2002-01-23 2004-07-06 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit
JP2013537987A (ja) * 2010-09-10 2013-10-07 アップル インコーポレイテッド 構成可能な電源スイッチセル及び方法

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US6759698B2 (en) 2002-01-23 2004-07-06 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit
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