JPH10150045A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10150045A
JPH10150045A JP30924296A JP30924296A JPH10150045A JP H10150045 A JPH10150045 A JP H10150045A JP 30924296 A JP30924296 A JP 30924296A JP 30924296 A JP30924296 A JP 30924296A JP H10150045 A JPH10150045 A JP H10150045A
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film
insulating film
forming
mask
sidewall
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JP30924296A
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Masaaki Kaji
昌明 加持
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工膜としての導電膜上に微細パターンのマ
スクを形成する。 【解決手段】 導電膜4b上の絶縁膜5に開口部5aを
形成し、かつ開口部5aの側壁にサイドウォール6を形
成する。次にサイドウォール6の内側にマスク材7を埋
設し、絶縁膜5及びサイドウォール6を除去し、導電膜
4b上に、サイドウォール6により寸法が規制されるマ
スク材7を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に微細パターンを形成する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加工技術としては、例え
ばシリコン基板の表面にゲート酸化膜としてシリコン酸
化膜が形成され、次にポリシリコン膜がCVD法により
堆積され、リンなどの高濃度不純物が導入された後、フ
ォトリソグラフィ技術によりポリシリコン層にパターン
が形成され、続いて反応性イオンエッチングにより不要
な部分のポリシリコン層が除去されることにより所望の
パターンが得られ、これをマスクとして被加工膜が除去
する方法がある。
【0003】また、特開昭64−23574号公報に開
示された加工方法がある。この加工方法は図3(a)に
示されるように、シリコン基板30にCVD法により二
酸化シリコン膜31が形成され、パターニングしてドラ
イエッチにより二酸化シリコン膜をエッチングして開口
部32が形成され、その後エピタキシャル成長によりシ
リコン膜33が成長され単結晶シリコン膜及び多結晶シ
リコン膜が形成される。続いて素子分離を行うため窒化
シリコン膜をパターニングしてドライエッチし、酸化し
て素子分離が行われる。その後、窒化シリコン膜が除去
され、ゲート酸化を行ってゲート酸化膜34が形成され
た後、ゲート電極用多結晶シリコン膜35が堆積され
る。
【0004】さらに図3(b)に示されるように、厚い
絶縁膜の存在しない開口部内に存在する溝36の側壁の
傾斜領域の幅d1と等しいか、やや厚い厚さのd2の酸
化膜あるいは窒化膜などの膜37がCVD法によって堆
積される。その後、レジストが厚く塗布され、エッチバ
ックを行うことにより、厚い絶縁膜の存在しない開口部
内に存在する溝36内にレジスト膜38が埋め込まれる
(図3(c))。
【0005】次に図3(d)に示されるように、埋め込
まれたレジスト膜38をマスクとして、まずゲート電極
用多結晶シリコン35上の、溝36の側壁の傾斜領域の
幅d1と等しいか、やや厚い厚さのd2の酸化膜あるい
は窒化膜等の膜37が反応性イオンエッチングを用いて
エッチングされ、続いて多結晶シリコン膜35がECR
プラズマエッチング法によりエッチングされる。
【0006】その後レジスト膜38が除去され、図3
(e)に示すようにゲート電極用多結晶シリコン膜35
上の酸化膜あるいは窒化膜等の膜37の一部がエッチン
グ後の多結晶シリコン膜35の両端の上に突起状の壁と
して残るので、フッ酸でエッチングして除去する(図3
(f))。
【0007】また、特開平3−123082号公報に開
示された方法は、図4(a)に示されるようにシリコン
基板40の表面に通常のLOCOS法によりフィールド
酸化膜41が形成されて素子分離が行われる。その後、
ゲート酸化膜42が形成され、図4(b)に示されるよ
うにシリコン窒化膜43が堆積された後にフォトリソグ
ラフィ技術により幅1.0μmの開口部44が形成され
る。
【0008】その後、図4(c)に示されるように、C
VD酸化膜が形成されエッチバックによりサイドウォー
ル45が形成される。
【0009】次に図4(d)に示されるように、ポリシ
リコン層46が堆積されエッチバックすることにより開
口部44内にポリシリコン層46を残してゲート電極が
形成される。その後、シリコン窒化膜43とサイドウォ
ール45が除去される(図4(e))。
【0010】また、特開平1−119028号公報に開
示された方法は、図5(a)に示されるように、下地酸
化膜50に被加工物であるアルミニウム51が被着さ
れ、さらに中間層である酸化膜が成長された後にドライ
エッチングによりパターンが形成され、その後、プラズ
マ窒化膜53が成長される(図5(b))。
【0011】その後、図5(c)に示されるように、エ
ッチバックし酸化膜52の側壁にサイドウォール54が
形成され、次に中間層である酸化膜52がウェットエッ
チにより除去され、図5(d)に示されるように、残っ
た窒化膜53をマスクとしてアルミ51がエッチングさ
れ、最後にマスクのプラズマ窒化膜54が除去される。
【0012】また、特開平4−346476号公報に開
示された方法は、図6(a)に示されるように、シリコ
ン基板60の表面に酸化膜61が形成され、フォトリソ
グラフィ及びエッチング技術により開口部62が形成さ
れ、次いで図6(b)に示されるように窒化膜63が堆
積された後エッチバックしてサイドウォール64が形成
される(図6(c))。この状態で開口部62内で露呈
しているシリコン基板60の表面にゲート酸化膜65が
形成される。次にポリシリコンが堆積された後、リンを
拡散して導電性を持たせ、これをエッチバックしてサイ
ドウォール64,64間にゲート電極66となる導電性
のポリシリコンが残される(図6(d))。その後、C
VD酸化膜61がエッチングにより除去され、高濃度N
型層形成のためにヒ素がイオン注入される(図6
(e))。その後、窒化膜のサイドウォール64がエッ
チングにより除去された後、低濃度N型層形成のための
リンがイオン注入される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術を用いた場合の一般的な問題点は、ゲート電極をフ
ォトリソグラフィ技術により形成しているため、加工精
度はフォトグラフィ技術の精度で決定され、その精度以
上の微細なゲート長を有するゲート電極の加工ができな
い点にある。
【0014】その理由は、レジストやステッパーの解像
能力等その多くが装置依存によるフォトリソグラフィ技
術の限界によるものである。そのため、より微細なゲー
ト電極を形成するためには、高精度の装置を用いる必要
があった。
【0015】図3に示す特開昭64−23574号公報
に開示された方法の問題点は、寸法精度が落ちる点と、
目ズレによってフィールドと拡散層の境目で配線寸法に
差ができてしまう点にある。
【0016】その理由は、成膜工程を何度も行うために
出来上がりの寸法を制御しにくいからである。
【0017】また図4に示す特開平3−123082
号,図5に示す特開平1−119028号,図6に示す
特開平4−346476号にそれぞれ開示された方法の
問題点は、いずれも微細な配線と電源線のような太い配
線を同時に形成できない点にある。
【0018】その理由は、配線材料を溝中に残すために
エッチバックを行った際に、太い溝中の膜はサイドウォ
ール状にエッチングされてなくなっしまうためである。
【0019】本発明の目的は、より高精度なフォトリソ
グラフィ技術を必要とせず、または従来の製造装置を更
新することなしに、微細な配線を加工する方法を提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の製造方法は、被加工膜と
しての導電膜上に微細パターンのマスクを形成する半導
体装置の製造方法であって、導電膜上の絶縁膜に開口部
を形成し、かつ開口部の側壁にサイドウォールを形成
し、さらにサイドウォールの内側にマスク材を埋設し、
導電膜上に、サイドウォールより寸法が規制されるマス
クを形成する。
【0021】また前記サイドウォールの内側にマスク材
をエッチバックを利用して埋設させる。
【0022】また第1の絶縁膜形成工程と、開口形成工
程と、サイドウォール形成工程と、マスク材埋設工程
と、マスク形成工程とを有する半導体装置の製造方法で
あって、第1の絶縁膜形成工程は、被加工膜である導電
膜上に第1の絶縁膜を形成する処理であり、開口形成工
程は、第1の絶縁膜に、前記導電膜の表面が露出するよ
うに開口部を形成する処理であり、サイドウォール形成
工程は、第1の絶縁膜上にエッチングレートの異なる第
2の絶縁膜を形成し、該第2の絶縁膜をエッチバックし
て開口部の側壁にサイドウォールを形成する処理であ
り、マスク材埋設工程は、導電膜全面に塗布したマスク
材をエッチバックすることにより、サイドウォールの内
側にマスク材を埋設する処理であり、マスク形成工程
は、ウェットエッチにより絶縁膜及びサイドウォールを
除去し、サイドウォールの内側に埋設されたマスク材の
みをマスクとして導電膜上に残留する処理である。
【0023】また被加工膜としての導電膜上に微細パタ
ーンのマスクを形成する半導体装置の製造方法であっ
て、導電膜上の絶縁膜に開口部を形成し、かつ開口部の
側壁にサイドウォールを形成し、さらにサイドウォール
の内側にマスク材を埋設し、マスク材及びサイドウォー
ル,絶縁膜を研磨した後、サイドウォール,絶縁膜を除
去して、導電膜上にマスクを形成する。
【0024】また第1の絶縁膜形成工程と、開口形成工
程と、サイドウォール形成工程と、研磨工程と、マスク
形成工程とを有する半導体装置の製造方法であって、第
1の絶縁膜形成工程は、被加工膜である導電膜上に第1
の絶縁膜を形成する処理であり開口形成工程は、第1の
絶縁膜に前記導電膜表面が露出するように開口部を形成
する処理であり、サイドウォール形成工程は、第1の絶
縁膜上にエッチングレートの異なる第2の絶縁膜を形成
し、該第2の絶縁膜をエッチバックして開口部の側壁に
サイドウォールを形成する処理であり、マスク材埋設工
程は、導電膜全面にマスク材を形成し、マスク材,サイ
ドウォール,第2の絶縁膜を研磨し、サイドウォールの
内側にのみマスク材を埋設する処理であり、マスク形成
工程は、ウェットエッチにより第1と第2の絶縁膜を除
去し、サイドウォール内側のマスク材をマスクとして導
電膜上に残留する処理である。
【0025】
【作用】被加工膜の上にCVD酸化膜を堆積した後、前
記酸化膜に配線形成領域のみエッチングして開口部を形
成し、さらに被加工膜全面にCVD酸化膜を堆積した後
にエッチバックして、その開口部の内側側壁にサイドウ
ォールを形成する。次にフォトレジストを塗布した後に
エッチバックして、前記側壁の内側にゲート電極用のフ
ォトレジストを埋設する。
【0026】したがって、本発明によれば、ゲート電極
のゲート長は、前記サイドウォールの間隔によって決定
されることになり、フォトレジスト技術による制約を受
けることなく、微細な配線が可能となる。また、電源線
のような太い配線も同時に形成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0028】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図で
ある。
【0029】まず、図1(a)に示すようにシリコン基
板1の表面を素子分離法を用いてフィールド酸化膜3に
より拡散層領域とフィールド領域に分離し、その後、酸
化処理を行って50〜200Åのゲート酸化膜2を形成
する。
【0030】次にポリサイド構造を形成するため、ポリ
シリコン膜4aをゲート酸化膜2及びフィールド酸化膜
3上に渡って1000〜2000Å堆積し、導電性を持
たせるためリンを拡散した後に、タングステンシリサイ
ド膜4bをポリシリコン膜4a上に1000〜2000
Å堆積することにより、タングステンシリサイド構造を
作る。次に第1の絶縁膜5をタングステンシリサイド膜
4b上に8000〜20000Å形成する。第1の絶縁
膜5の表面をリフローなどにより平坦化した後、第1の
絶縁膜5に、導電膜としてのタングステンシリサイド膜
4bの表面が露出するようにフォトレジストにより開口
部5aを形成する。
【0031】次に図1(b)に示すように、第1絶縁膜
5上にエッチングレートの異なる第2の絶縁膜6を所望
の配線幅に応じて1000〜3000Å形成し、それを
終点検出装置を用いてエッチバックして第1の絶縁膜5
の開口部5aの側壁にサイドウォール6を形成する。
【0032】次に図1(c)に示すように、フォトレジ
スト7を10000〜40000Å塗布して更に終点検
出装置を用いてエッチバックすることにより、上記サイ
ドウォール6の内側にのみフォトレジスト7を埋設す
る。
【0033】次に図1(d)に示すように、ウェットエ
ッチにより第1と第2の絶縁膜5,6を除去して、タン
グステンシリサイド膜4b上にフォトレジスト7を残
し、解像限界以下の微細パターンを形成する。
【0034】最後に図1(e)に示すように、フォトレ
ジスト7をマスクとして、タングステンシリサイド膜4
b及びポリシリコン膜4aの不要部分を反応性イオンエ
ッチングにより除去し、所望のパターンのタングステン
シリサイド膜4b及びポリシリコン膜4aからなるゲー
ト電極を得る。
【0035】(実施例1)以下、本発明の実施例1を図
面を用いて説明する。
【0036】図1に示す実施例1は、MOS型トランジ
スタに0.2μm幅の単層ゲート電極を形成する場合を
示すものである。
【0037】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板1の表面を通常のLOCOS分離法を用いてフィー
ルド酸化膜3により拡散層領域とフィールド領域に分離
し、その後、900℃の酸化処理を行って100Åのゲ
ート酸化膜2を形成する。次にポリサイド構造を形成す
るため、ポリシリコン膜4aをゲート酸化膜2及びフィ
ールド酸化膜3上に渡って例えばCVD法により150
0Å堆積し、導電性を持たせるためリンを拡散した後に
タングステンシリサイド膜4bをポリシリコン膜4a上
に例えばPVD法により1500Å堆積する。次にタン
グステンシリサイド膜4b上に例えばCVD法によりB
PSG膜5を15000Å形成する。BPSG膜5を8
00℃で1分間熱処理を行い、リフローして平坦化した
後、BPSG膜5に、タングステンシリサイド膜4bの
表面が露出するようにフォトレジストにより0.5μm
幅の開口部5aを形成する。
【0038】次に図1(b)に示すように、BPSG膜
5上にエッチングレートの異なるNSG膜6を1500
Å形成し、それを終点検出装置を用いてエッチバックし
てBPSG膜5の開口部5a側壁にNSG膜6のサイド
ウォールを形成する。
【0039】次に図1(c)に示すようにフォトレジス
ト7を30000Å塗布して更に終点検出装置を用いて
エッチバックすることにより、サイドウォール6の内側
にフォトレジスト7を埋設する。
【0040】次に図1(d)に示すようにバッファード
フッ酸を用いたウェットエッチによりBPSG膜5とN
SG膜6を除去し、タングステンシリサイド膜4b上に
0.2μm幅のフォトレジスト7を残し、パターンを形
成する。
【0041】最後に図1(e)に示すように、フォトレ
ジスト7をマスクとして、反応性イオンエッチングにて
終点検出装置を用い、タングステンシリサイド膜4b及
びポリシリコン膜4aの不要部分を除去し、所望のパタ
ーンのタングステンシリサイド膜4b及びポリシリコン
膜4aからなるゲート電極を得る。
【0042】(実施形態2)次に本発明の実施形態2に
係る半導体装置の製造方法について図面を参照して詳細
に説明する。
【0043】または図2(a)に示すように、シリコン
基板1の表面を素子分離法により分離し、フィールド酸
化膜3aより拡散層領域とフィールド領域に分離した
後、酸化処理を行って50〜200Åのゲート酸化膜2
を形成する。次にポリサイド構造を形成するため、ポリ
シリコン膜4aをゲート酸化膜2及びフィールド酸化膜
3に渡って1000〜2000Å堆積し、導電性を持た
せるためリンをポリシリコン膜4aに拡散した後、タン
グステンシリサイド膜4bをポリシリコン膜4a上に例
えばPVD法により1500Å堆積する。次に第1の絶
縁膜5をタングステンシリサイド膜4b上に2000〜
6000Å形成する。第1の絶縁膜5をリフローなどに
より平坦化した後、第1の絶縁膜5に、タングステンシ
リサイド膜4bの表面が露出するようにフォトレジスト
により開口部5aを形成する。
【0044】次に図2(b)に示すように、第1の絶縁
膜5上にエッチングレートの異なる第2の絶縁膜6を所
望の配線幅に応じて1000〜3000Å形成し、それ
を終点検出装置を用いてエッチバックして第1の絶縁膜
5の開口部5aの側壁にサイドウォール6を形成する。
さらに基板全面にタングステンシリサイド膜4bを10
00〜2000Å堆積する。
【0045】ここで図2(d)のように、CMPを用い
て第1の絶縁膜5が露出するまでタングステンシリサイ
ド膜4bの表面を研磨する。
【0046】次に図2(e)に示すようにウェットエッ
チにより第1と第2の絶縁膜5,6を除去することによ
り、ポリシリコン膜4a上にパターニングされたタング
ステンシリサイド膜4bを残し、解像限界以下の微細パ
ターンを形成する。
【0047】最後に図2(f)に示すように、タングス
テンシリサイド膜4bをマスクとしてポリシリコン膜4
aの不要部分を反応性イオンエッチングにより除去し、
所望のパターンのタングステンシリサイド膜4b及びポ
リシリコン膜4aからなるゲート電極を得る。
【0048】(実施例2)本発明の実施例2を図面を用
いて説明する。
【0049】図2に示す実施例2は、MOS型トランジ
スタに0.2μm幅の2層ゲート電極を形成する場合を
示すものである。
【0050】まず、図2(a)に示すように、シリコン
基板1の表面を通常のLOCOS分離法により分離し、
フィールド酸化膜3により拡散層領域とフィールド領域
に分離した後、900℃の酸化処理を行って100Åの
ゲート酸化膜2を形成する。次に導電膜であるポリシリ
コン膜4aを1500Å堆積し、さらに第1の絶縁膜で
あるBPSG膜5をポリシリコン膜4a上に3000Å
形成する。BPSG膜5を800℃で1分間熱処理を行
いリフローして平坦化した後、BPSG膜5に、ポリシ
リコン膜4aの表面が露出するようにフォトレジストに
より0.5μm幅の開口部5aを形成する。
【0051】次に図2(b)に示すように、BPSG膜
5上にエッチングレートの異なる第2の絶縁膜であるN
SG膜6を1500Å堆積し、それを終点検出装置を用
いてエッチバックしてBPSG膜5の開口部5aの側壁
にNSG膜6のサイドウォールを形成する。
【0052】次に図2(c)に示すように、高融点金属
であるタングステンシリサイド膜4bを1500ÅをP
VD法により堆積しておく。タングステンシリサイド膜
4bの表面をCMP法により第1の絶縁膜であるBPS
G膜5が露出するまで研磨することにより、サイドウォ
ール6の内側にのみタングステンシリサイド膜4bを埋
設する。
【0053】次に図2(e)に示すように、バッファー
ドフッ酸を用いたウェットエッチによりBPSG膜5と
NSG膜6を除去し、ポリシリコン膜4a上に0.2μ
m幅に加工されたタングステンシリサイド膜4bを残
し、パターンを形成する。
【0054】最後に図2(f)に示すように、タングス
テンシリサイド膜4bをマスクとして、反応性イオンエ
ッチングにて終点検出装置を用いてポリシリコン膜4a
の不要部分を除去し、所望のパターンのタングステンシ
リサイド膜4bからなるゲート電極を得る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ォトレジストの解像限界以下のパターンにゲート電極を
加工できる。その理由は、シリコン基板上の第1の絶縁
膜に形成された開口部の側壁にサイドウォールを形成
し、その内側にエッチバックを利用してレジストを埋設
することによりフォトリソグラフィ技術の精度以上に微
細なパターニングを行えるためである。
【0056】さらに微細な配線と太い配線を同時に加工
できる。その理由は、シリコン基板上の第1の絶縁膜に
形成された開口部の側壁にサイドウォールを形成し、そ
の内側に上層の導電膜をエッチバックを利用して埋設す
ることにより、下層の導電膜をセルフアラインで形成で
きるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。
【図3】従来の半導体装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図4】従来の半導体装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図6】従来の半導体装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 ゲート酸化膜 3 フィールド酸化膜 4a ポリシリコン膜 4b タングステンシリサイド膜 5 CVD酸化膜 6 CVD酸化膜 7 フォトレジスト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工膜としての導電膜上に微細パター
    ンのマスクを形成する半導体装置の製造方法であって、 導電膜上の絶縁膜に開口部を形成し、かつ開口部の側壁
    にサイドウォールを形成し、 さらにサイドウォールの内側にマスク材を埋設し、導電
    膜上に、サイドウォールより寸法が規制されるマスクを
    形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記サイドウォールの内側にマスク材を
    エッチバックを利用して埋設させることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1の絶縁膜形成工程と、開口形成工程
    と、サイドウォール形成工程と、マスク材埋設工程と、
    マスク形成工程とを有する半導体装置の製造方法であっ
    て、 第1の絶縁膜形成工程は、被加工膜である導電膜上に第
    1の絶縁膜を形成する処理であり、 開口形成工程は、第1の絶縁膜に、前記導電膜の表面が
    露出するように開口部を形成する処理であり、 サイドウォール形成工程は、第1の絶縁膜上にエッチン
    グレートの異なる第2の絶縁膜を形成し、該第2の絶縁
    膜をエッチバックして開口部の側壁にサイドウォールを
    形成する処理であり、 マスク材埋設工程は、導電膜全面に塗布したマスク材を
    エッチバックすることにより、サイドウォールの内側に
    マスク材を埋設する処理であり、 マスク形成工程は、ウェットエッチにより絶縁膜及びサ
    イドウォールを除去し、サイドウォールの内側に埋設さ
    れたマスク材のみをマスクとして導電膜上に残留する処
    理であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 被加工膜としての導電膜上に微細パター
    ンのマスクを形成する半導体装置の製造方法であって、 導電膜上の絶縁膜に開口部を形成し、かつ開口部の側壁
    にサイドウォールを形成し、 さらにサイドウォールの内側にマスク材を埋設し、マス
    ク材及びサイドウォール,絶縁膜を研磨した後、サイド
    ウォール,絶縁膜を除去して、導電膜上にマスクを形成
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の絶縁膜形成工程と、開口形成工程
    と、サイドウォール形成工程と、研磨工程と、マスク形
    成工程とを有する半導体装置の製造方法であって、 第1の絶縁膜形成工程は、被加工膜である導電膜上に第
    1の絶縁膜を形成する処理であり開口形成工程は、第1
    の絶縁膜に前記導電膜表面が露出するように開口部を形
    成する処理であり、 サイドウォール形成工程は、第1の絶縁膜上にエッチン
    グレートの異なる第2の絶縁膜を形成し、該第2の絶縁
    膜をエッチバックして開口部の側壁にサイドウォールを
    形成する処理であり、 マスク材埋設工程は、導電膜全面にマスク材を形成し、
    マスク材,サイドウォール,第2の絶縁膜を研磨し、サ
    イドウォールの内側にのみマスク材を埋設する処理であ
    り、 マスク形成工程は、ウェットエッチにより第1と第2の
    絶縁膜を除去し、サイドウォール内側のマスク材をマス
    クとして導電膜上に残留する処理であることを特徴とす
    る請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004527914A (ja) * 2001-04-27 2004-09-09 マイクロン テクノロジー インコーポレイテッド 最小間隔のmram構造を作成する改善された方法

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