JPH10148816A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10148816A
JPH10148816A JP30617596A JP30617596A JPH10148816A JP H10148816 A JPH10148816 A JP H10148816A JP 30617596 A JP30617596 A JP 30617596A JP 30617596 A JP30617596 A JP 30617596A JP H10148816 A JPH10148816 A JP H10148816A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
lower case
display device
shield case
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Application number
JP30617596A
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English (en)
Inventor
Kiyohiko Yokoo
清彦 横尾
Akitoshi Matsuda
章稔 松田
Atsushi Nemoto
篤志 根本
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シールドケースを下側ケースに固定するため
の、該シールドケース側面に設けた切欠きと爪とから構
成される固定手段の強度を向上し、信頼性の高い液晶表
示装置を提供する。 【解決手段】金属製シールドケースSHDの側面を、
「コ」の字形の閉じた形状に切り欠いて、該側面と一体
に複数個の爪NLを形成し、切欠きCBの下に縁さん部
ECを設け、かつ、爪NLに対応して、下側ケースMC
Aの側面に該爪NLが嵌合する凹部RECを形成し、爪
NLを液晶表示モジュールMDLの内部に向かう方向に
折り曲げ、凹部RECに嵌合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
り、特に、液晶表示パネルを収納する金属製シールドケ
ースと、該液晶表示パネルの下に配置されるバックライ
トを収納する下側ケースとを含んでなる液晶表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(すなわち、液晶表示モジ
ュール)は、例えば、表示用の透明画素電極や配向膜等
を積層した面が対向するように所定の間隙を隔てて2枚
のガラス等からなる透明絶縁基板を重ね合わせ、該両基
板間の周縁部に枠状(ロの字状)に設けたシール材によ
り、両基板を貼り合わせるとともに、シール材の一部の
切り欠け部である液晶封入口から両基板間のシール材の
内側に液晶を封止し、さらに両基板の外側に偏光板を設
けてなる液晶表示パネル(すなわち、液晶表示素子、L
CD:リキッド クリスタル ディスプレイ(Liquid Crys
tal Display))と、液晶表示パネルの下に配置され、液
晶表示パネルに光を供給するバックライトと、液晶表示
パネルの2方〜4方の外側に略同一平面上に配置した液
晶駆動用回路基板と、バックライトを収納、保持するプ
ラスチックモールド成型品である下側ケースと、前記各
部材を収納、保持し、表示窓があけられた金属製シール
ドケース等で構成されている。
【0003】図13(a)は従来の液晶表示モジュール
の全体斜視図、(b)は金属製シールドケースの側面を
切り欠いて形成した爪とその嵌合状態を示す拡大要部斜
視図、(c)は(b)のB−B切断線に対応する要部断
面図である。
【0004】図において、MDLは液晶表示モジュー
ル、SHDは薄い鋼板で成形された金属製シールドケー
ス(メタルフレーム)、WDは金属製シールドケースS
HDに設けた表示窓、CBは金属製シールドケースSH
Dの側面に設けた「L」字形の切欠き、NLは該側面と
一体に設けた爪、PNLは液晶表示パネル、MCAはバ
ックライト(図示省略)を収納、保持するプラスチック
モールド成型品からなる下側ケース、RECは爪NLを
嵌合させるための下側ケースMCAに設けた凹部、CR
は金属製シールドケースの側面に生じたクラックであ
る。
【0005】なお、このような液晶表示装置は、例えば
特開昭61−214548号公報や、実開平2−137
65号公報等に記載されている。また、図13に示す爪
NLの形状に関しては、例えば特願平6−519号に記
載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13に示すように、
従来の液晶表示モジュールMDLにおいては、金属製シ
ールドケースSHDの側面を「L」字形に切り欠いて、
該側面と一体に複数個の爪NLを形成している。また、
該爪NLに対応して、下側ケースMCAに爪NLが嵌合
する凹部RECを形成している。そして、爪NLを液晶
表示モジュールMDLの内部に向かう方向に折り曲げ、
凹部RECに嵌合させ、金属製シールドケースSHDを
下側ケースMCAに固定し、内部の各部材を保持してい
る。
【0007】このような構成の従来の液晶表示モジュー
ルMDLに、振動を与えて信頼性を調べる試験を実施し
たところ、「L」字形の切欠きCBのコーナー部に応力
が集中し、図13(b)に示すように、クラック(ひ
び、割れ目)CRが発生する問題が生じた。なお、液晶
表示モジュールMDLの軽量化のため、金属製シールド
ケースSHDの鋼板は薄型化の傾向にあり、シールドケ
ースSHDを下側ケースMCAに固定するための、切欠
きCBと爪NLとから構成される固定手段の強度の向上
が望まれる。
【0008】本発明の目的は、シールドケースを下側ケ
ースに固定するための、該シールドケース側面に設けた
切欠きと爪とから構成される固定手段の強度を向上し、
信頼性の高い液晶表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの
下に配置されるバックライトと、該バックライトを収
納、保持する下側ケースと、前記各部材を収納、保持
し、前記液晶表示パネルを外部に露出させる表示窓を有
するシールドケースとを含んでなる液晶表示装置におい
て、前記シールドケースの側面を閉じた形状に切り欠い
て、該側面と一体に複数個の爪を形成し、前記爪に対応
して、前記下側ケースの側面に前記爪が嵌合する凹部を
形成し、前記爪を当該液晶表示装置の内部に向かう方向
に折り曲げ、前記凹部に嵌合させたことを特徴とする。
【0010】また、表示窓を有する金属製シールドケー
スと、液晶駆動用回路基板を外側に一体化してなる液晶
表示パネルと、導光体および線状光源とを含んでなるバ
ックライトと、前記バックライトを収納、保持する下側
ケースとをこの順に積層し、前記金属製シールドケース
と前記下側ケースとを連結固定してなる液晶表示装置に
おいて、前記金属製シールドケースの側面を閉じた形状
に切り欠いて、該側面と一体に複数個の爪を形成し、前
記爪に対応して、前記下側ケースの側面に前記爪が嵌合
する凹部を形成し、前記爪を当該液晶表示装置の内部に
向かう方向に折り曲げ、前記凹部に嵌合させ、前記金属
製シールドケースを前記下側ケースに着脱容易に固定し
たことを特徴とする。
【0011】また、前記閉じた形状が「コ」の字形であ
ることを特徴とする。
【0012】また、前記閉じた形状に切り欠いた切欠き
のコーナー部にR(アール。すなわち、半径)を設けた
ことを特徴とする。
【0013】さらに、前記下側ケースがプラスチックに
よるモールド成型品であることを特徴とする。
【0014】本発明では、シールドケースの側面を、例
えば「コ」の字形等の閉じた形状に切り欠いて、該側面
と一体に複数個の爪を形成したことにより、該切欠きの
下にシールドケースの縁さん部が存在するので、切欠き
と爪とから構成される固定手段の強度が向上し、当該液
晶表示装置の信頼性が向上する。また、切欠きのコーナ
ー部にRを設けることにより、応力の集中を分散させる
ことができ、該固定手段の強度が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する
図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0016】《本発明の構成》図1(a)は本発明の一
実施の形態を示す液晶表示モジュールの全体斜視図、
(b)は金属製シールドケースの側面を切り欠いて形成
した爪とその嵌合状態を示す拡大要部斜視図、(c)は
(b)のA−A切断線に対応する要部断面図である。
【0017】図において、MDLは液晶表示モジュー
ル、SHDは金属製シールドケース(メタルフレー
ム)、WDは金属製シールドケースSHDに設けた表示
窓、CBは金属製シールドケースSHDの側面に設けた
「コ」字形の切欠き、NLは該側面と一体に設けた爪、
CNは切欠きCBのコーナー部、ECはシールドケース
SHDの側面の縁さん部、PNLは液晶表示パネル、M
CAはバックライト(図示省略。図2、図6参照)を収
納、保持するプラスチックモールド成型品からなる下側
ケース、RECは爪NLを嵌合させるための下側ケース
MCAに設けた凹部である。
【0018】本実施の形態の液晶表示モジュールMDL
では、金属製シールドケースSHDの側面を閉じた形
状、ここでは「コ」の字形に切り欠いて、該側面と一体
に複数個の爪NL(換言すれば、四角い開口中に延びた
細長い突起)が形成してある。また、切欠きCBのコー
ナー部にはRが設けてある。また、該爪NLに対応し
て、下側ケースMCAの側面に爪が嵌合する凹部REC
が形成してある。液晶表示モジュールMDLを組み立て
る際、爪NLを液晶表示モジュールMDLの内部に向か
う方向に折り曲げ、凹部RECに嵌合させることによ
り、金属製シールドケースSHDが下側ケースMCAに
着脱容易に固定される。
【0019】なお、図1(b)中、「コ」の字形の切欠
きCBの高さhは4.5mm、幅wは6mm、爪NLの
長さnは4mm、切欠きCBの6個のコーナー部CNの
Rは0.75mmである。また、金属製シールドケース
SHDを構成する鋼板の厚さは0.3〜0.5mmであ
る。
【0020】また、シールドケースSHDは、1枚の金
属板をプレス加工技術により、打ち抜きと折り曲げ加工
により作製される。
【0021】本実施の形態では、金属製シールドケース
SHDの側面を、「コ」の字形の閉じた形状に切り欠い
て、該側面と一体に複数個の爪NLを形成したことによ
り、切欠きCBの下に縁さん部ECが存在するので、切
欠きCBと爪NLとから構成される固定手段の強度が向
上する。すなわち、図13に示した従来の開いた形状の
切欠きCBは、外側に開くように変形しやすいが、本実
施の形態の閉じた形状の切欠きCBは、外側に開くよう
に変形しにくいため、振動等により切欠きCBのコーナ
ー部CNにクラックが発生しにくい。また、切欠きCB
のコーナー部CNにRを設けたので、応力の集中を分散
させることができ、該固定手段の強度が向上する。振動
試験を行なったところ、従来2Gでクラックが発生した
が、本実施の形態では、2Gでクラックが発生しなかっ
た。また、該固定手段の強度を向上できるので、金属製
シールドケースSHDを構成する鋼板の厚さを薄くする
ことができ、液晶表示モジュールMDLを軽量化に有利
である。この結果、液晶表示モジュールMDLの信頼性
を向上することができる。
【0022】《アクティブ・マトリクス液晶表示装置》
以下、本発明を適用した他のアクティブ・マトリクス方
式のカラー液晶表示装置(すなわち、液晶表示モジュー
ル)について詳細に説明する。
【0023】《液晶表示モジュールの全体構成》図2
は、液晶表示モジュールMDLの分解斜視図であり、各
構成部品の具体的な構成は図3〜図10に示す。
【0024】SHDは金属板からなるシールドケース
(メタルフレームとも称す)、WDは表示窓、INS1
〜3は絶縁シート、PCB1〜3は回路基板(PCB1
はドレイン側回路基板、PCB2はゲート側回路基板、
PCB3はインターフェイス回路基板)、JNは回路基
板PCB1〜3どうしを電気的に接続するジョイナ、T
CP1、TCP2はテープキャリアパッケージ、PNL
は液晶表示パネル、GCはゴムクッション、ILSは遮
光スペーサ、PRSはプリズムシート、SPSは拡散シ
ート、GLBは導光板、RFSは反射シート、MCAは
一体成型により形成された下側ケース(モールドケー
ス)、LPは蛍光管、LPCはランプケーブル、GBは
蛍光管LPを支持するゴムブッシュであり、図に示すよ
うな上下の配置関係で各部材が積み重ねられて液晶表示
モジュールMDLが組み立てられる。
【0025】モジュールMDLは、下側ケースMCA、
シールドケースSHDの2種の収納・保持部材を有す
る。絶縁シートINS1〜3、回路基板PCB1〜3、
液晶表示パネルPNLを収納、固定した金属製シールド
ケースSHDと、蛍光管LP、導光板GLB、プリズム
シートPRS等からなるバックライトBLを収納した下
側ケースMCAとを合体させることにより、モジュール
MDLが組み立てられる。
【0026】以下、各部材について詳しく説明する。
【0027】《金属製シールドケースSHD》図3は、
シールドケースSHDの上面、前側面、後側面、右側
面、左側面を示す図であり、シールドケースSHDの斜
め上方からみたときの斜視図は図2に示される。
【0028】シールドケース(メタルフレーム)SHD
は、1枚の金属板をプレス加工技術により、打ち抜きと
折り曲げ加工により作製される。WDは表示パネルPN
Lを視野に露出する開口を示し、以下表示窓と称す。
【0029】NLはシールドケースSHDと下側ケース
MCAとの固定用爪(全部で12個)、HKは同じく固
定用のフック(全部で4個)であり、シールドケースS
HDに一体に設けられている。図2、図3に示された固
定用爪NLは折り曲げ前の状態で、回路基板PCB1〜
3をシールドケースSHDに収納した後、それぞれ内側
に折り曲げられて下側ケースMCAに設けられた四角い
固定用凹部NR(図4の各側面図参照)に挿入される。
固定用フックHKは、それぞれ下側ケースMCAに設け
た固定用突起HP(図4の側面図参照)に嵌合される。
これにより、液晶表示パネルPNL、回路基板PCB1
〜3等を保持・収納するシールドケースSHDと、導光
板GLB、蛍光管LP等を保持・収納する下側ケースM
CAとがしっかりと固定される。また、表示パネルPN
Lの下面の表示に影響を与えない四方の縁周囲には薄く
細長い長方形状のゴムクッションGC(ゴムスペーサと
も称す。図2参照)が設けられている。ゴムクッション
GCは、表示パネルPNLと導光板GLBとの間に介在
される。ゴムクッションGCの弾性を利用して、シール
ドケースSHDを装置内部方向に押し込むことにより固
定用フックHKが固定用突起HPにひっかかり、また、
固定用爪NLが折り曲げられ、固定用凹部NRに挿入さ
れて、各固定用部材(固定手段)がストッパとして機能
し、シールドケースSHDと下側ケースMCAとが固定
され、モジュール全体が一体となってしっかりと保持さ
れ、他の固定用部材が不要である。従って、組立が容易
で製造コストを低減できる。また、機械的強度が大き
く、耐振動衝撃性が高く、装置の信頼性を向上できる。
また、固定用爪NLと固定用フックHKは取り外しが容
易なため(固定用爪NLの折り曲げを延ばし、固定用フ
ックHKを外すだけ)、2部材の分解・組立が容易なの
で、修理が容易で、バックライトBLの蛍光管LPの交
換も容易である。また、本例では、図3に示すように、
一方の辺を主に固定用フックHKで固定し、向かい合う
他方の辺を固定用爪NLで固定しているので、すべての
固定用爪NLを外さなくても、一部の固定用爪NLを外
すだけで分解することができる。したがって、修理やバ
ックライトの交換が容易である。
【0030】本例においても、図2、図3に示すよう
に、金属製シールドケースSHDの側面を、「コ」の字
形の閉じた形状に切り欠いて、該側面と一体に複数個の
爪NL(換言すれば、四角い開口中に延びた細長い突
起)を形成し、また、該爪NLに対応して、図4に示す
ように、下側ケースMCAの側面に該爪NLが嵌合する
凹部RECを形成し、爪NLを液晶表示モジュールMD
Lの内部に向かう方向に折り曲げ、凹部RECに嵌合さ
せてある。これにより、切欠きCBの下に縁さん部EC
が存在するので、振動等により切欠きCBのコーナー部
CNにクラックが発生しにくく、切欠きCBと爪NLと
から構成される固定手段の強度が向上する。また、切欠
きCBのコーナー部CNにRを設けたので、応力の集中
を分散させることができ、該固定手段の強度が向上す
る。また、該固定手段の強度を向上できるので、金属製
シールドケースSHDを構成する鋼板の厚さを薄くする
ことができ、液晶表示モジュールMDLを軽量化に有利
である。この結果、信頼性の高い液晶表示モジュールM
DLを提供することができる。
【0031】CHは、回路基板PCB1〜3と共通して
同じ平面位置に設けた共通貫通穴で、製造時、固定して
立てたピンに、シールドケースSHDと回路基板PCB
1〜3とを順に各共通貫通穴CHを挿入して実装するこ
とにより、両者の相対位置を精度よく設定するためのも
のである。また、当該モジュールMDLをパソコン等の
応用製品に実装するとき、この共通貫通穴CHを位置決
めの基準とすることができる。
【0032】FGNは金属製シールドケースSHDと一
体に形成された合計12個のフレームグランド用爪で、
固定用爪NLと同様なシールドケースSHDの側面に開
けられた「コ」の字状の開口、換言すれば、四角い開口
中に延びた細長い突起により構成される。この細長い突
起、すなわち、爪FGNが、それぞれ装置内部へ向かう
方向に根元のところで折り曲げられ、回路基板PCB1
〜3のグランド配線(図示省略)に接続されたフレーム
グランドパッドFGPに半田付けにより接続された構造
になっている。なお、爪FGNをシールドケースSHD
の側面に設けたので、爪FGNを装置内部へ折り曲げ、
かつ、フレームグランドパッドFGPに半田付けする作
業は、液晶表示パネルPNLと一体化された回路基板P
CB1〜3をシールドケースSHD内に収納し、固定し
た後、シールドケースSHDの内面(下面)を上に向け
た状態で行なうことができ、作業性がよい。また、爪F
GNを折り曲げるときは、爪FGNが回路基板PCB1
〜3に当たらないので、折り曲げの作業性がよい。ま
た、半田付け作業では、開放されたシールドケースSH
Dの内面側から半田こてを当てることができるので、半
田付けの作業性がよい。したがって、爪FGNとフレー
ムグランドパッドFGPとの接続信頼性を向上すること
ができる。
【0033】SH1〜4は、当該モジュールMDLを表
示部としてパソコン、ワープロ等の情報処理装置に実装
するために、シールドケースSHDに設けた4個の取付
穴である。下側ケースMCAにも、シールドケースSH
Dの取付穴SH1〜4に一致する取付穴MH1〜4が形
成されており(図4、図5参照)、両者の取付穴にねじ
等を通して情報処理装置に固定、実装する。ところで、
取付穴を金属製シールドケースSHDのコーナーに設け
る場合は、取付穴の絞り加工部(金属製シールドケース
SHDを構成する金属板と一体で、かつ該金属板と高さ
が異なる平行面を成す絞り加工で作られた部分)を1/
4の円形状とすることができる。しかし、回路基板PC
B3の実装部品の配置の関係上、および回路基板PCB
1とPCB2の電気的接続の関係上、取付穴SHをコー
ナーに設けたくなく、コーナーから所定の距離離れた中
間部に設けたい場合、取付穴SHDの絞り加工部DRの
形状は絞り加工の都合上1/4の円形状とすることがで
きず、1/2の円形状となり、取付穴として必要な領域
が大きくなってしまう。そこで、図3に示すように、絞
り加工部DRとこれに隣接する金属板との間の1/4の
円形状の半径部に切欠きLを設けることにより、絞り加
工が容易となり、取付穴SH1の絞り加工部DRを1/
4の円形状とすることができ、取付穴に必要な領域を小
さくすることができる。したがって、モジュールMDL
を小型化、軽量化することができ、製造コストを低減す
ることができる。換言すれば、モジュールMDLの小型
化を実現しつつ、取付穴SHをモジュールMDLのコー
ナーから所定の距離離れた中間部に設けることができ
る。
【0034】《下側ケースMCA》図4は、下側ケース
MCAの上面図、上側面図、後側面図、右側面図、左側
面図、図5は、下側ケースMCAの下面図である。
【0035】モールド成型により形成した下側ケースM
CAは、蛍光管LP、ランプケーブルLPC、導光板G
LB等の保持部材、すなわち、バックライト収納ケース
であり、合成樹脂で1個の型で一体成型することにより
作られる。下側ケースMCAは、《シールドケースSH
D》のところで詳述したように、金属製シールドケース
SHDと、各固定部材と弾性体の作用により、しっかり
と合体するので、モジュールMDLの耐振動衝撃性、耐
熱衝撃性が向上でき、信頼性を向上できる。すなわち、
下側ケースMCAの側面には、金属製シールドケースS
HDの側面に設けた爪NLに対応して、該爪NLが嵌合
する凹部RECが形成されており、該爪NLを液晶表示
モジュールMDLの内部に向かう方向に折り曲げ、凹部
RECに嵌合させ、金属製シールドケースSHDが下側
ケースMCAに着脱容易に固定されるようになってい
る。
【0036】下側ケースMCAの底面には、周囲の枠状
部分を除く中央の部分に、該面の半分以上の面積を占め
る大きな開口MOが形成されている。これにより、モジ
ュールMDLの組み立て後、液晶表示パネルPNLと、
導光板GLB間のゴムクッションGC(図8参照)の反
発力により、下側ケースMCAの底面に上面から下面に
向かって垂直方向に加わる力によって、下側ケースMC
Aの底面がふくらむのを防止でき、最大厚みを抑えるこ
とができる。したがって、ふくらみを抑えるために、下
側ケースの厚さを厚くしなくて済み、下側ケースの厚さ
を薄くすることができるので、モジュールMDLを薄型
化、軽量化することができる。
【0037】MLCは、インターフェイス回路基板PC
B3の発熱部品、本例では、ハイブリッドIC化した電
源回路(DC−DCコンバータ)等の実装部に対応する
箇所の下側ケースMCAに設けた切欠きである。このよ
うに、回路基板PCB3上の発熱部を下側ケースMCA
で覆わずに、切欠きを設けておくことにより、インター
フェイス回路基板PCB3の発熱部の放熱性を向上する
ことができる。すなわち、現在、薄膜トランジタTFT
を用いた液晶表示装置を高性能化し、使い易さを向上す
るため、多階調化、単一電源化が要求されている。これ
を実現するための回路は、消費電力が大きく、また、回
路手段をコンパクトに実装しようとすると、高密度実装
となり、発熱が問題となる。したがって、下側ケースM
CAに発熱部に対応して切欠きMLCを設けることによ
り、回路の高密度実装性、およびコンパクト性を向上す
ることができる。この他にも、信号源集積回路TCON
が発熱部品と考えられ、この上の下側ケースMCAを切
り欠いてもよい。
【0038】MH1〜4は、当該モジュールMDをパソ
コン等の応用装置に取り付けるための4個の取付穴であ
る。金属製シールドケースSHDにも、下側ケースMC
Aの取付穴MH1〜4に一致する取付穴SH1〜4が形
成されており、ねじ等を用いて応用製品に固定、実装さ
れる。
【0039】《蛍光管LP、ランプケーブルLPC、ゴ
ムブッシュGBの下側ケースMCAへの収納》図6
(A)は、下側ケースMCA内にバックライトBL(蛍
光管LP、ランプケーブルLPC、ゴムブッシュGB、
導光板GLB)が収納・実装された状態を示す上面図、
(B)は(A)のB−B切断線における断面図、(C)
は(A)のC−C切断線における断面図である。
【0040】下側ケースMCAの内面(上面)を示す図
4において、MBは導光板GLBの保持部、MLは蛍光
管LPの収納部、MGはゴムブッシュGBの収納部、M
C1はランプケーブルLPC1の収納部、MC2はラン
プケーブルLPC2の収納部である。
【0041】バックライトBLは、図6(A)〜(C)
に示すように、バックライト収納ケースである下側ケー
スMCA内に収納される。すなわち、蛍光管LPとラン
プケーブルLPCとを保持したゴムブッシュGB1、G
B2は、ゴムブッシュGB1、GB2がぴったりはまる
ように形成された図4に示す収納部MGにはめ込まれ、
蛍光管LPは下側ケースMCAと非接触で収納部ML内
に収納される。ランプケーブルLPC1、LC2は、ラ
ンプケーブルLPC1、2の形状にほぼぴったり沿うよ
うに下側ケースMCAに形成された溝からなる収納部M
C1、MC2に収納される。インバータIVに接続され
る先端部に近い、すなわち、ゴムブッシュGB2以降
の、ランプケーブルLPC1、ランプケーブルLPC2
は、回路基板PCB2の長軸方向から回路基板PCB2
の長軸方向にほぼ垂直に方向を変え(図2、図6参
照)、取付穴MH3(図4参照)と回路基板PCB2と
の間のスペースに収納される。ランプケーブルLPC
1、LP2の先端部にはインバータIVが接続され、イ
ンバータIVは、図6(A)に示すように、回路基板P
CB2の横に設けたインバータ収納部MIに収納され
る。このように、モジュールMDをパソコン等の応用製
品に組み込んだ場合、ランプケーブルLPCがモジュー
ルの外側の側面を通ったり、インバータIVがモジュー
ルMDの外側にはみ出ることなく、バックライトBLの
蛍光管LP、ランプケーブルLPC、ゴムブッシュG
B、インバータIVをコンパクトに収納、実装すること
ができ、モジュールMDLを小型化、軽量化することが
でき、製造コストを低減することができる。
【0042】なお、本例では蛍光管LPを1本配置した
が、2本以上配置してもよく、また、設置場所も導光板
GLBの短辺側に設置してもよい。
【0043】《導光板GLBの下側ケースMCAへの収
納》図7は、下側ケースMCA、導光板GLB、蛍光管
LP、ランプケーブルLPC等の要部断面図である。
【0044】従来の導光板は、モジュール内での保持用
の無駄な領域が多く、有効発光部の寸法より大幅に大き
かったが、本例の導光板GLBは、図6(A)に示すよ
うに四角形状(長方形状)をしており、導光板GLBの
全体の寸法を、発光部の寸法にできる限り近付けてい
る。導光板GLBの3辺は、ほぼぴったりはまるように
形成された下側ケースMCAの導光板用収納部の内壁に
保持され、蛍光管LP側の導光板GLBの残りの1辺
は、導光板GLBと蛍光管LPとの間の下側ケースMC
Aの内面(上面)におけるゴムブッシュGB近傍に、該
下側ケースMCAと一体に形成された2個の微小な突起
(爪)PJによって保持される。突起PJにより、導光
板GLBの蛍光管LP側への移動を防止し、導光板GL
Bが蛍光管LPに当たって蛍光管LPを破損するのが防
止される。なお、ランプ反射シートLSは取り付ける前
は長方形状をしており、取り付け後は、ランプ反射シー
トLSの長辺の端部が反射シートRFSの下面端部に接
着され、蛍光管LPを全長に渡って覆い、もう一方の長
辺の端部がプリズムシートPRSの上面端部に載置さ
れ、保持される。ランプ反射シートLSは、断面形状が
U字状で、突起PJの内側に配置されるような長さに形
成されている。突起PJは、光の利用効率をなるべく低
減させないために、なるべく微小に形成する。
【0045】このように導光板GLBの寸法を有効発光
部の寸法にできる限り近付け、できる限り小さくするこ
とにより、従来の導光板の占めていたスペースに電子部
品を実装することができ、かつ、下側ケースMCAと一
体に設けた突起PJにより導光板GLBを保持すること
により、小さいスペースで導光板GLBを保持すること
ができるので、モジュールMDLを小型化、軽量化する
ことができ、製造コストを低減することができる。換言
すれば、モジュールMDLの小型化を実現しつつ、導光
板GLBの発光効率を向上することができる。
【0046】なお、突起PJは、必ずしも下側ケースM
CAと一体に設けなくてもよく、金属等の別部材で形成
した突起を下側ケースMCAに取り付けてもよい。
【0047】《拡散シートSPS》拡散シートSPS
は、導光板BLBの上に載置され、導光板GLBの上面
から発せられる光を拡散し、液晶表示パネルPNLに均
一に光を照射する。
【0048】《プリズムシートPRS》プリズムシート
PRSは、拡散シートSPSの上に載置され、下面は平
滑面で、上面がプリズム面となっている。プリズム面
は、例えば、互いに平行な直線状に配列された断面形状
がV字状の複数本の溝からなる。プリズムシートPRS
は、拡散シートSPSから広い角度範囲にわたって拡散
される光をプリズムシートPRSの法線方向に集めるこ
とにより、バックライトBLの輝度を向上させることが
できる。したがって、バックライトBLを低消費電力化
することができ、その結果、モジュールMDLを小型
化、軽量化することができ、製造コストを低減すること
ができる。
【0049】《反射シートRFS》反射シートRFS
は、導光板GLBの下に配置され、導光板GLBの下面
から発せられる光を液晶表示パネルPNLの方へ反射さ
せる。
【0050】《導光板GLBおよび液晶表示パネルPN
Lの押さえ構造》図8は、導光板GLBおよび液晶表示
パネルPNLの押さえ構造を示すモジュールMDLの要
部断面図である。
【0051】図8に示すように、プリズムシートPRS
と拡散シートSPSの寸法が導光板GLBの寸法より大
きく、プリズムシートPRSと拡散シートSPSの端部
が導光板GLBの端部より出ており(オーバーハングさ
せ)、下側ケースMCAの側壁の上にかかっている。こ
のプリズムシートPRSと拡散シートSPSのオーバー
ハング部と下側ケースMCAの側壁の上にゴムクッショ
ンGCとゴムからなる遮光スペーサILSが配置され、
液晶表示パネルPNLの上部透明ガラス基板SUB2を
加圧し、保持するようになっている(後述の《液晶表示
パネルPNLの押さえ構造》と図9参照)。これによ
り、プリズムシートPRSと拡散シートSPSの両方あ
るいは拡散シートSPSが、導光板GLBと下側ケース
MCAとの間の間隙に入り込み、導光板GLBのかたつ
きが防止され、導光板GLBがモジュールMDL内でし
っかりと保持される。図8に示す構造により、ゴムクッ
ションGCおよび遮光スペーサILSの圧力がプリズム
シートPRSと拡散シートSPSを介して下側ケースM
CAに加わり、液晶表示パネルPNLがモジュールMD
L内で確実に保持され、導光板GLB、液晶表示パネル
PNL等の保持力が向上し、製品の信頼性を向上するこ
とができる。
【0052】ここでは、プリズムシートPRSと拡散シ
ートSPSの両方を導光板GLBからオーバーハングさ
せたが、いずれか一方をオーバーハングさせてもよい。
また、ここでは、導光板GLBの4辺全周にオーバーハ
ングさせたが、必ずしも4辺全周にオーバーハングさせ
なくてもよく、1〜3辺だけでも効果がある。
【0053】《液晶表示パネルPNLの押さえ構造》図
9は、本発明の一例の液晶表示モジュールMDLにおけ
る液晶表示パネルPNLの押さえ構造を示す要部断面図
である。
【0054】従来の液晶表示モジュールMDLにおいて
は、液晶表示パネルPNLをモジュールMDL内で固定
するのに、液晶表示パネルPNLを構成する2枚の透明
ガラス基板の両方をゴムクッションGCを介して押さえ
込んでいた。すなわち、《シールドケースSHD》のと
ころで詳述したように、ゴムクッションGCの弾性を利
用して、シールドケースSHDを装置内部方向に押し込
むことにより、シールドケースSHDと下側ケースMC
Aの各固定部材により固定される(すなわち、固定用フ
ックHKが固定用突起HPにひっかかり、また、固定用
爪NLが内側に折り曲げられ、固定用凹部NRに挿入さ
れる)。したがって、従来は、2枚の透明ガラス基板が
ゴムクッションGCを介して強く押されるので、液晶表
示パネルPNLの2枚の透明ガラス基板間の液晶のギャ
ップが部分的に変化し、表示むらが生じる。したがっ
て、液晶表示パネルPNLをあまり強く押さえることが
できず、機械的強度が十分確保できなかった。これに対
して、本発明では、図9に示すように、液晶表示パネル
PNLを構成する2枚の透明ガラス基板の寸法を変え、
すなわち、端子が配置されていない辺(インターフェイ
ス回路基板PCB3側の辺)についても、透明ガラス基
板をもう一方の透明ガラス基板より突出させて、液晶表
示パネルPNLの3辺にわたって1枚ガラス板部を設
け、片方の透明ガラス基板のみを該1枚ガラス板部に載
せたゴムクッションGCを介して押さえるので、強く押
さえても2枚の透明ガラス基板間のギャップが変化せ
ず、表示むらが生じない。したがって、液晶表示パネル
PNLの押さえ力を増すことができ、したがって、機械
的強度が向上し、信頼性を向上できる。また、液晶表示
パネルPNLの1枚ガラス板部の上面と金属製シールド
ケースSHDの下面(内面)との間には、両面粘着テー
プBATが介在され、両者が固定されている。なお、図
9は、液晶表示パネルPNLの押さえ構造の概略を示す
図で、実際は、ゴムクッションGCと下側ケースMCA
との間には導光板GLBが配置されている。
【0055】なお、図9に示した例では、先に述べたプ
リズムシートPRSをオーバーハングさせることに限定
されるものではないので、プリズムシートPRSを導光
板GLBにオーバーハングさせていない。
【0056】《マトリクス部の概要》図10は本発明が
適用可能なアクティブ・マトリクス方式カラー液晶表示
装置の一画素とその周辺を示す平面図、図11はマトリ
クスの画素部、すなわち、図10の11b−11b切断
線における断面を中央(b)にして、左側(a)に液晶
表示パネル(すなわち、液晶表示素子。LCD)の角付
近における断面と、右側(c)に映像信号駆動用回路が
接続されるべき映像信号端子部(外部接続端子DTM)
付近の断面を示す図である。
【0057】図10に示すように、各画素は隣接する2
本の走査信号線(ゲート信号線または水平信号線)GL
と、隣接する2本の映像信号線(ドレイン信号線または
垂直信号線)DLとの交差領域内(4本の信号線で囲ま
れた領域内)に配置されている。各画素は薄膜トランジ
スタTFT、透明画素電極ITO1および保持容量素子
Caddを含む。走査信号線GLは列方向に延在し、行方
向に複数本配置されている。映像信号線DLは行方向に
延在し、列方向に複数本配置されている。
【0058】図11に示すように、液晶LCを基準に下
部透明ガラス基板SUB1側には薄膜トランジスタTF
Tおよび透明画素電極ITO1が形成され、上部透明ガ
ラス基板SUB2側にはカラーフィルタFIL、遮光用
ブラックマトリクスパターンBMが形成されている。下
部透明ガラス基板SUB1は例えば1.1mm程度の厚さ
で構成されている。また、透明ガラス基板SUB1、S
UB2の両面にはディップ処理等によって形成された酸
化シリコン膜SIOが設けられている。このため、透明
ガラス基板SUB1、SUB2の表面に鋭い傷があった
としても、鋭い傷を酸化シリコン膜SIOで覆うことが
できるので、その上にデポジットされる走査信号線G
L、遮光膜BM等の膜質を均質に保つことができる。
【0059】上部透明ガラス基板SUB2の内側(液晶
LC側)の表面には、遮光膜BM、カラーフィルタFI
L、保護膜PSV2、共通透明画素電極ITO2(CO
M)および上部配向膜ORI2が順次積層して設けられ
ている。
【0060】以上本発明を実施の形態に基づいて具体的
に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。例えば、図1や図2、
図3に示した切欠きCBや爪NLの形状、向き、位置等
はあくまで1つの例示であり、種々のものが考えられ
る。また、図1や図4に示した下側ケースMCAの爪N
L嵌合用の凹部RECの形状、位置等も種々のものが考
えられる。さらに、本発明は、縦電界方式のアクティブ
マトリクス方式の液晶表示装置に適用した例を示した
が、横電界方式やCOG(チップオンガラス)方式の液
晶表示装置にも、また、単純マトリクス方式の液晶表示
装置にも適用可能なことは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シールドケースの側面を、例えば「コ」の字形等の閉じ
た形状に切り欠いて、該側面と一体に複数個の爪を形成
したことにより、該切欠きの下にシールドケースの縁さ
ん部が存在するので、切欠きと爪とから構成される固定
手段の強度が向上し、当該液晶表示装置の信頼性が向上
する。また、切欠きのコーナー部にRを設けることによ
り、応力の集中を分散させることができ、該固定手段の
強度が向上する。この結果、信頼性の高い液晶表示装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施の形態を示す液晶表示
モジュールの全体斜視図、(b)は金属製シールドケー
スの側面を切り欠いて形成した爪とその嵌合状態を示す
拡大要部斜視図、(c)は(b)のA−A切断線に対応
する要部断面図である。
【図2】本発明を適用したアクティブ・マトリックス方
式のカラー液晶表示装置の液晶表示モジュールの分解斜
視図である。
【図3】シールドケースSHDの上面図、前側面図、後
側面図、右側面図、左側面図である。
【図4】下側ケースMCAの上面図、前側面図、後側面
図、右側面図、左側面図である。
【図5】下側ケースMCAの下面図である。
【図6】(A)は下側ケースMCA内に収納した導光板
GLB、蛍光管LP、ゴムブッシュGB等の上面図、
(B)はB−B切断線における断面図、(C)はC−C
切断線における断面図である。
【図7】下側ケースMCA内に収納したバックライトB
L(導光板GLB、蛍光管LP等)の要部断面図であ
る。
【図8】導光板GLBと液晶表示パネルPNLの押さえ
構造を示す液晶表示モジュールMDの要部断面図であ
る。
【図9】シールドケースSHD、液晶表示パネルPN
L、ゴムクッションGC、下側ケースMCAの実装状態
を示す要部断面図である。
【図10】液晶表示部の一画素とその周辺を示す要部平
面図である。
【図11】マトリクスの画素部を中央(b)に、両側
(a)、(c)にパネル角付近と映像信号端子部付近を
示す断面図である。
【図12】液晶表示モジュールMDLを実装したノート
ブック型のパソコン、あるいはワープロの斜視図であ
る。
【図13】(a)は従来の液晶表示モジュールの全体斜
視図、(b)は金属製シールドケースの側面を切り欠い
て形成した爪とその嵌合状態を示す拡大要部斜視図、
(c)は(b)のB−B切断線に対応する要部断面図で
ある。
【符号の説明】
MDL…液晶表示モジュール、SHD…金属製シールド
ケース、WD…表示窓、CB…「コ」字形の切欠き、N
L…爪、CN…コーナー部、EC…縁さん部、PNL…
液晶表示パネル、MCA…下側ケース、REC…凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 章稔 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 根本 篤志 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの下
    に配置されるバックライトと、該バックライトを収納、
    保持する下側ケースと、前記各部材を収納、保持し、前
    記液晶表示パネルを外部に露出させる表示窓を有するシ
    ールドケースとを含んでなる液晶表示装置において、 前記シールドケースの側面を閉じた形状に切り欠いて、
    該側面と一体に複数個の爪を形成し、 前記爪に対応して、前記下側ケースの側面に前記爪が嵌
    合する凹部を形成し、 前記爪を当該液晶表示装置の内部に向かう方向に折り曲
    げ、前記凹部に嵌合させたことを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】表示窓を有する金属製シールドケースと、
    液晶駆動用回路基板を外側に一体化してなる液晶表示パ
    ネルと、導光体および線状光源とを含んでなるバックラ
    イトと、前記バックライトを収納、保持する下側ケース
    とをこの順に積層し、前記金属製シールドケースと前記
    下側ケースとを連結固定してなる液晶表示装置におい
    て、 前記金属製シールドケースの側面を閉じた形状に切り欠
    いて、該側面と一体に複数個の爪を形成し、 前記爪に対応して、前記下側ケースの側面に前記爪が嵌
    合する凹部を形成し、 前記爪を当該液晶表示装置の内部に向かう方向に折り曲
    げ、前記凹部に嵌合させ、前記金属製シールドケースを
    前記下側ケースに着脱容易に固定したことを特徴とする
    液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記閉じた形状が「コ」の字形であること
    を特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記閉じた形状に切り欠いた切欠きのコー
    ナー部にRを設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記下側ケースがプラスチックによるモー
    ルド成型品であることを特徴とする請求項1または2記
    載の液晶表示装置。
JP30617596A 1996-11-18 1996-11-18 液晶表示装置 Pending JPH10148816A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001356707A (ja) * 2000-06-16 2001-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd バックライトユニットおよび液晶表示装置
JP2002350851A (ja) * 2001-05-17 2002-12-04 Samsung Electronics Co Ltd ランプワイヤ固定手段を有する液晶表示装置
KR100486907B1 (ko) * 2001-12-24 2005-05-03 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치의 케이스
JP2009229964A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Epson Imaging Devices Corp 電気光学装置及び電子機器
WO2012137712A1 (ja) * 2011-04-06 2012-10-11 シャープ株式会社 液晶表示装置

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JP2002350851A (ja) * 2001-05-17 2002-12-04 Samsung Electronics Co Ltd ランプワイヤ固定手段を有する液晶表示装置
KR100486907B1 (ko) * 2001-12-24 2005-05-03 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치의 케이스
JP2009229964A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Epson Imaging Devices Corp 電気光学装置及び電子機器
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