JP4340385B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に係り、特に液晶パネルと、この液晶パネルの背面に補助照明装置を備えた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パソコンや小型の携帯情報端末、各種のディスプレイモニターなどでは、その表示デバイスとして省電力、あるいは軽量である液晶表示装置を採用するのが一般的である。この種の液晶表示装置には、液晶パネルに形成した電子潜像を可視化するための照明手段として外光を利用したもの、液晶パネルの背面あるいは前面に補助照明装置を設置したものがある。液晶パネルの背面に設置する補助照明装置はバックライトと称し、前面に設置する補助照明装置はフロントライトと称している。以下、これらをバックライト、フロントライトと称する。
【0003】
パソコンやディスプレイモニターに一般的に用いられている液晶表示装置では、導光板の側縁に沿って冷陰極蛍光管などの線状ランプを配置したサイドエッジ型と称するバックライトが多用されている。このバックライトは導光板の側縁に沿って配置した線状ランプの上記導光板と対向する側を開放した略コ字状あるいは円筒状のランプ反射板を当該線状ランプの全長に沿って備え、発光効率を上げている。
【0004】
図13は液晶表示装置の概略構造を説明する斜視図である。この種の液晶表示装置は、液晶パネルPNLの背面に光学シートOPSを介してバックライトBLを設置し、バックライトBLから出射した光で液晶パネルPNLを照明し、可視化している。
【0005】
光学シートOPSは、溝方向を交差させた2枚のプリズムシートの上下にそれぞれ拡散シートを重ねて構成される。しかし、上記プリズムシートや拡散板はそれぞれ一枚としたものや、2枚のプリズムシートと一枚の拡散シートで構成したものもある。
【0006】
バックライトBLはアクリル系樹脂の透明板からなる導光板GLBのサイドエッジに沿って線状ランプLPを配置し、この線状ランプの背側を囲むランプ反射板LSを備え、また、導光板GLBの裏面には導光板GLBから漏れる光を液晶パネル方向に反射させる反射板RFSが設置されている。
【0007】
図14は従来のバックライト構造におけるランプ反射板の構成例を説明する模式図である。図15はランプ反射板に収容する線状ランプの従来の構成例を説明する斜視図である。線状ランプLPは、一般に冷陰極蛍光管が用いられ、その両端に電極部を有し、この電極部から給電リード(電源コード)LPCが引き出されている。
【0008】
ランプ反射板LSは図14に示したような断面コ字状に限らず、断面が円形あるいは半楕円や放物線状等が知られている。
【0009】
なお、以下で説明するランプ反射板板LSは断面コ字状であるが、後述する本発明は上記した各形状のランプ反射板にも同様に適用できる。
【0010】
図14に示したように、ランプ反射板LSはシート状の反射材を折り曲げて形成され、折り曲げたコ字状の内部に図15に示した線状ランプLPを収容する。
【0011】
このランプ反射板は、図14の(a)に示したような開放端を、その対向辺に対して平行としたもの、あるいは同(b)に示したように、図13に示した導光板GLBの厚みが比較的薄い場合に、その開放端に折り曲げ部BNTを形成し、当該開放端の間隔が線状ランプLPの収容部より狭くなっているものがある。
【0012】
このようなランプ反射板LSに線状ランプLPの収容構造は、図15に示したように、当該線状ランプLPにシリコンゴム等の透明材を好適とする弾性体で形成したO−リングGRを嵌め込み、両端の電極部分に被せたゴムブッシュGLBと共にランプ反射板の内壁に嵌合させて、線状ランプLPの位置設定と外力の印加による移動、あるいは破壊を防止する構造になっている。
【0013】
上記のO−リングGRは、少なくとも線状ランプLPの中央部に設置する必要があり、線状ランプLPのサイズが大きい(長い)ものでは、さらに両端部にもO−リングGRを嵌め込んでいる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の液晶表示装置を構成するバックライト構造においては、下記に記述するような解決すべき課題を有している。
【0015】
先ず、図14の(a)に示したように、導光板に対向する開放端が線状ランプLPの径より大であるもの(O−リングGR、ゴムブッシュGBを嵌め込める大きさ)では、ランプ反射板LSの上記開放端に沿って線状ランプLPを平行にして、当該線状ランプLPの短軸方向(直径方向)からランプ反射板LSの内部空間に押し込んでいる。
【0016】
また、図14の(b)に示した形状を有するランプ反射板LSへの線状ランプLPの収納は、図15に示した状態の線状ランプLPの長軸方向を当該ランプ反射板LSの一方の端部から挿入する。
【0017】
上記何れの構成においても、線状ランプLPをランプ反射板LSに収容する際に、O−リングがランプ反射板LSの内壁と“こすれ”て不要な応力を発生させ、それが当該線状ランプの発熱にも起因して経時的にO−リングの劣化をもたらす。
【0018】
特に、図14の(b)に示した構造では、線状ランプLPをランプ反射板LSに挿入する際、O−リングGRの位置がずれてしまい、線状ランプLPの支持バランスがくずれ、導光板との間の間隙にばらつきが生じ、その結果として導光板への入射光の分布が設計値からずれ、液晶表示装置自体の表示品質を劣化させてしまう。
【0019】
また、部品としてのO−リングGRは、多数個を樹脂製等の袋に入れて組み立て部署に納入されるため、複数のO−リングが静電気で相互および袋に付着し、特に人手による線状ランプへの装着作業の能率を阻害する要因ともなっていた。
【0020】
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決して、ランプ反射板への線状ランプの収納作業を簡素化すると共に、ランプ反射板に対して線状ランプを正確に設置でき、導光板に対して線状ランプを正しく対向させることにより、高品質の液晶表示装置を得ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ランプ反射板に対する線状ランプの収容と支持をランプ反射板側に設けたスペーサ(ランプスペーサ)で行うようにし、線状ランプ側には従来のような取り扱いに問題のあるO−リングを不要としたものである。本発明の代表的な構成を記述すると以下のとおりである。
(1)液晶パネルと、この液晶パネルの背面に補助照明装置を備え、補助照明装置を透明板からなる導光板の入光面となる側端面に沿って配置した線状ランプと、線状ランプを収容して導光板の入光面となる側端面(サイドエッジ)に開口を有するランプ反射板の内壁と線状ランプの外壁との間にランプスペーサを介挿し、線状ランプをランプ反射板の内壁に対して所定の間隔をもって保持した。
【0022】
上記ランプ反射板に、上記線状ランプの上記導光板の側端面を除く複数の位置で対向する複数のスペーサ係止ホールを形成し、上記ランプスペーサに上記線状ランプの外壁に当接する間隔規制突起部とランプ反射板に形成したスペーサ係止ホールに嵌合する勘合部とを備えた。
【0023】
予めランプスペーサをランプ反射板に形成したスペーサ係止ホールに嵌合しておくことにより、あるいはランプ反射板に線状ランプを収容した後にランプスペーサを取り付けることにより、線状ランプ側には従来のようなO−リング等の部品を取り付ける必要がなく、単にランプ反射板に嵌め込む作業のみで正確に設置でき、導光板に対して線状ランプを正しく対向させることができる。
(2)上記(1)におけるランプスペーサに、複数のスペーサ係止ホールに嵌合する上記嵌合部を連結する連結部を備えた。
【0024】
ランプスペーサの複数の間隔規制突起部を一体化して一つの部品とすることで、ランプスペーサの勘合部をランプ反射板に設けた複数のスペーサ係止ホールに嵌合する作業を簡素化できる。
(3)上記(1)における複数のスペーサ係止ホール毎に独立したランプスペーサを用いる。
【0025】
これにより、ランプ反射板に設けるスペーサ係止ホールの配置の自由度が増し、線状ランプを最適に保持することができる。
(4)上記(1)〜(3)のランプスペーサを、上記反射板の外周側から上記スペーサの間隔規制突起部をスペーサ係止ホールに嵌合する構造とした。
【0026】
これにより、ランプ反射板の内壁と線状ランプの管壁の距離を接近させることができ、あるいは小径の線状ランプを用いる際の組立が容易になる。
(5)上記(1)〜(3)のランプスペーサを、上記反射板の内周側から上記スペーサの間隔規制突起部をスペーサ係止ホールに嵌合する構造とした。
【0027】
これにより、ランプ反射板の外壁側にスペースを確保することが容易になり、液晶パネルとの間に設置する拡散シートやプリズムシートの積み込みスペースを容易に確保できる。
(6)上記(1)〜(3)におけるスペーサ係止ホールを、上記線状ランプの少なくとも長手方向中央部に有し、かつ線状ランプの直径方向と平行に形成した。
【0028】
このようにスペーサ係止ホールを形成したことで、ランプスペーサのランプ反射板への取り付け作業が容易になり、かつ最少限のランプスペーサで線状ランプを正しく保持することができる。
(7)上記(1)〜(5)におけるスペーサ係止ホールを、上記線状ランプの長手方向中央部と両端部に有し、かつ上記線状ランプの直径方向と平行に形成した。
【0029】
このように構成したことで、比較的長サイズの、あるいは比較的小径の線状ランプの場合、このような支持を行うことでランプ反射板内での十分かつ正確な保持を実現できる。
【0030】
そして、本発明は、上記の構成、および後述する実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
図1は本発明による液晶表示装置の第1実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の展開斜視図である。図14および図15と同一符号は同一機能部分に対応する。
【0033】
ランプ反射板LSは断面が3面をコ字状に折り曲げて平らな壁面を構成しており、折り曲げ開放端は互いに平行となっている。そして、折り曲げたランプ反射板LSの長手方向の3ヵ所(中央部と両端部)の3面の各壁面には長手方向と直交する方向に並んで当該ランプ反射板の長手方向と直交する方向に長軸をもつ各1個のスペーサ係止ホールSRHを開口してある。
【0034】
このスペーサ係止ホールSRHのそれぞれには、ランプスペーサLSCの間隔規制突起PJを当該ランプ反射板LSの外側から嵌合し、間隔規制突起PJが線状ランプLPの管壁に当接するように内方に突出して固定される。
【0035】
ランプスペーサLSCは3個の間隔規制突起PJを背面から連結する連結部STCを有し、スペーサ係止ホールSRHの長手方向サイズより若干大きいサイズとした間隔規制突起PJの基部に上記スペーサ係止ホールSRHに嵌まり込む凹陥部LTを有し、間隔規制突起PJがランプ反射板LSから脱落しないようにしている。また、この凹陥部LTに代えて、間隔規制突起PJの広い壁側に刻み等の脱出防止構造を形成してもよい。
【0036】
図2はランプスペーサLSCを取り付けたランプ反射シートLSの要部構造の説明図で、(a)はランプスペーサLSCを取り付けた応対の斜視図、(b)は(a)の矢印D方向から見た側面図である。
【0037】
図2に示したように、ランプスペーサLSCの間隔規制突起PJは、ランプ反射板LSの内部でその後に挿入される線状ランプを3方から支持するように突出している。なお、当該間隔規制突起PJの先端は線状ランプの管壁の曲面に対応した曲りを持たせているが、これに代えて円錐あるいは角錐等のように一点で線状ランプの管壁に当接するようにしてもよい。
【0038】
ランプスペーサLSCは樹脂材の一体成形で形成するのが好適であり、図1の矢印Aのように折り曲げ、矢印Bに示した方向からランプ反射板LSに取り付ける。このときに、ランプ反射板の材質にもよるが、当該ランプ反射板LSの反射面(内面)に与える歪みが少ない程度の剛性を有するものとする。
【0039】
ランプ反射板LSにランプスペーサLSCを嵌合して取り付けた後、線状ランプLPを図1の矢印Cに示した方向からランプ反射板LSの内部空間に挿入する。このとき、線状ランプLPの管壁がランプスペーサLSCの間隔規制突起PJに当接するように押し込む。
【0040】
図3は本発明による液晶表示装置を構成するバックライトの全体図を光学シートを抜いて示した斜視図である。図中、図1〜図2と同一符号は同一部分に対応する。
【0041】
図3に示したように、線状ランプLPを収容したランプ反射板LSは導光板GLBの入光面(サイドエッジ)にランプ反射板LSの開放端が対向するように設置される。このとき、前記図1〜図3で説明した線状ランプの取り付け構造により、線状ランプLPと導光板GLBの間隔が所定値に保持されるため、導光板GLBの表面から出射する面光源の輝度分布にむらが生じることはない。
【0042】
本実施例によれば、ランプ反射板への線状ランプの収納作業を簡素化すると共に、ランプ反射板に対して線状ランプを正確に設置でき、導光板に対して線状ランプが正しく対向することにより、導光板への入射光分布が均一となって、高品質の液晶表示装置を得ることができる。
【0043】
図4は本発明による液晶表示装置の第2実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の展開斜視図である。また、図5は図4の矢印D’から見た側面図である。前記実施例の図面と同一符号は同一機能部分に対応する。
【0044】
本実施例では、ランプ反射板LSの内側(線状ランプLPを収容する内部)からランプスペーサLSCを取り付けたものである。本実施例のランプスペーサLSCも基本的には前記図1で説明したものと同様であるが、その連結部STCの背面(間隔規制突起PJと反対側)にランプ反射板LSに形成したスペーサ係止ホールSRHに嵌入して固定するための係止突起SPRを形成してある点で前記実施例と異なる。
【0045】
このランプスペーサLSCは、図4の矢印Eに示したようにランプ反射板LSの内側から取り付ける。係止突起SPRは連結部STCの弾性でランプ反射板LSに保持されるが、より確実に保持するためには、係止突起SPRの根元に前記図1に示したものと同様の凹陥部LTを形成すればよい。
【0046】
ランプ反射板LSにランプスペーサLSCを取り付けた後、線状ランプLPを図の矢印Cで示したように押し込み、ランプスペーサLSCの間隔規制突起PJで保持する。
【0047】
本実施例によっても、ランプ反射板への線状ランプの収納作業を簡素化すると共に、ランプ反射板に対して線状ランプを正確に設置でき、導光板に対して線状ランプが正しく対向することにより、導光板への入射光分布が均一となって、高品質の液晶表示装置を得ることができる。
【0048】
図6は本発明による液晶表示装置の第3実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の説明図であり、同図(a)は図5と同様の側面図、(b)は本実施例のランプスペーサLSCの形状を示す斜視図である。ランプスペーサLSCはランプ反射板LSに形成したスペーサ係止ホールSRHごとに取り付ける単体の部品としたもである。なお、前記各実施例の図面と同一符号は同一機能部分に対応する。
【0049】
図6に示した実施例では、ランプスペーサLSCはランプ反射板LSの内側から、図中の矢印Fで示したように、そのスペーサ係止ホールSRH(図1または図4参照)に取り付けたものである。
【0050】
このランプスペーサLSCは、スペーサ係止ホールSRHに嵌合する係止突起SPRの根元に前記実施例と同様の凹陥部LTを有しているものとして示したが、当該係止突起SPRとスペーサ係止ホールSRHの嵌合力が十分なものである場合、あるいは線状ランプLPの両端に被せたゴムブッシュGBが線状ランプLPをランプ反射板LSに対して保持可能なものである場合は、上記の凹陥部LTは特に必要としない。
【0051】
本実施例によっても、ランプ反射板への線状ランプの収納作業を簡素化すると共に、ランプ反射板に対して線状ランプを正確に設置でき、導光板に対して線状ランプが正しく対向することにより、導光板への入射光分布が均一となって、高品質の液晶表示装置を得ることができる。
【0052】
図7は本発明による液晶表示装置の第4実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の説明図であり、同図(a)は図6と同様の側面図、(b)は本実施例のランプスペーサの形状を示す斜視図である。本実施例では、ランプスペーサLSCはランプ反射板LSに形成したスペーサ係止ホールSRHごとに取り付ける単体の部品としたもである。なお、前記各実施例の図面と同一符号は同一機能部分に対応する。
【0053】
図7に示した実施例では、ランプスペーサLSCは、図中の矢印Gで示したように、ランプ反射板LSの外側から、そのスペーサ係止ホールSRH(図1または図4参照)に取り付けたものである。
【0054】
このランプスペーサLSCは、スペーサ係止ホールSRHに嵌合する係止突起SPRの根元に前記実施例と同様の凹陥部LTを有しているものとして示したが、当該係止突起SPRとスペーサ係止ホールSRHの嵌合力が十分なものである場合、あるいは他の隣接構成部品で抜けが抑制される構造を有する液晶表示装置である場合には上記の凹陥部LTは特に必要としない。
【0055】
本実施例によっても、ランプ反射板への線状ランプの収納作業を簡素化すると共に、ランプ反射板に対して線状ランプを正確に設置でき、導光板に対して線状ランプが正しく対向することにより、導光板への入射光分布が均一となって、高品質の液晶表示装置を得ることができる。
【0056】
図8は本発明による液晶表示装置の第5実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の展開斜視図、図9はランプ反射板の開放端に形成した折り曲げ部の側面形状の説明図である。前記各実施例と同一符号は同一機能部分に対応する。
【0057】
本実施例は、開放端(導光板GLBと対向する部分)に図9の(a)あるいは図9の(b)に示したような折り曲げ部BNTを有し、当該開放端の間隔が線状ランプLPの収容部より狭くなっているランプ反射板LSに本発明を適用したものである。なお、図8ではは図9の(a)の折り曲げ部を持つランプ反射板として示す。
【0058】
ランプ反射板LSに形成するスペーサ係止ホールSRHは前記各実施例と同様であり、ランプスペーサLSCは第1実施例と同様のものを用い、ランプ反射板LSに線状ランプLPを収容する作業を除いて第1実施例と同様である。
【0059】
ランプ反射板LSへの線状ランプLPの組立作業の第1の方法としては、開放端の間隔が線状ランプLPの収容部より狭くなっているランプ反射板LSに線状ランプLPを収容する場合、先にランプスペーサLSCを取り付け、当該線状ランプLPの一端に被せるゴムブッシュGBを外して、矢印Hに示した方向からランプ反射板LS内に挿入した後、上記ゴムブッシュGBを線状ランプLPに被せる。ランプ反射板LSへの線状ランプLPの組み立て作業の第2の方法は、両端にゴムブッシュを被せた線状ランプLPを矢印Hに示した方向からランプ反射板LS内に挿入した後、ランプスペーサLSCを取り付ける。上記何れの組立作業を採用してもよい。
【0060】
また、図8におけるランプスペーサLSCは、前記第2〜第4実施例で説明したものを用いることができる。この場合、線状ランプLPの組立作業を除いてはそれぞれの実施例と同様の構成となるので繰り返しの説明は省略する。ただし、前記図4と図5、および図6で説明した実施例のランプスペーサLSCを用いる場合は、線状ランプLPの挿入前にランプスペーサLSCを取り付ける必要があり、上記の第1の作業方法を採用することになる。
【0061】
なお、ランプ反射板LSの材質次第では、当該ランプ反射板LSの開放端の折り曲げ部BNTを押し開いて前記図1と図4に示したような方向から線状ランプLPを挿入してもよい。
【0062】
次に、本発明を適用した液晶表示装置の全体構成例とその適用例について図10〜図12を参照して説明する。
【0063】
図10は本発明による液晶表示装置の全体構成例を説明する展開斜視図であり、液晶表示装置(上下基板SUB1,SUB2を貼り合わせてなる液晶パネル、駆動手段、バックライト、その他の構成部材を一体化した液晶表示モジュール:MDLと称する)の具体的構造を説明するものである。
【0064】
SHDは金属板からなるシールドケース(メタルフレームとも言う)、WDは表示窓、INS1〜3は絶縁シート、PCB1〜3は駆動手段を構成する回路基板(PCB1はドレイン側回路基板(ドレイン線駆動回路):映像信号線駆動用回路基板、PCB2はゲート側回路基板(ゲート線駆動回路)、PCB3はインターフェース回路基板)、JN1〜3は回路基板PCB1〜3同士を電気的に接続するジョイナ、TCP1,TCP2はテープキャリアパッケージ、PNLは液晶パネルである。
【0065】
また、GCはゴムクッション、ILSは遮光スペーサ、PRSはプリズムシート、SPSは拡散シート、GLBは導光板、RFSは導光板GLBの背面に設置した反射シート、MCAは一体化成形により形成された下側ケース(モールドフレーム)、MOはMCAの開口、LPCはランプケーブル、GBは線状ランプLP(冷陰極蛍光管、図では単に蛍光管)の両端に被せたゴムブッシュ、BATは両面粘着テープ、BLは線状ランプLPや導光板GLB等からなるバックライトを示し、図示の配置関係で拡散板部材を積み重ねて液晶表示モジュールMDLが組立てられる。
【0066】
液晶表示モジュールMDLは、下側ケースMCAとシールドケースSHDの2種の収納・保持部材を有し、絶縁シートINS1〜3、回路基板PCB1〜3、液晶パネルPNLを収納固定した金属製のシールドケースSHDと、線状ランプ(蛍光管)LP、導光板GLB、プリズムシートPRS等からなるバックライトBLを収納した下側ケースMCAとを合体させてなる。
【0067】
映像信号線駆動用回路基板PCB1には液晶パネルPNLの各画素を駆動するための集積回路チップが搭載され、またインターフェース回路基板PCB3には外部ホストからの映像信号の受入れ、タイミング信号等の制御信号を受け入れる集積回路チップ、およびタイミングを加工してクロック信号を生成するタイミングコンバータTCON等が搭載される。
【0068】
上記タイミングコンバータで生成されたクロック信号はインターフェース回路基板PCB3および映像信号線駆動用回路基板PCB1に敷設されたクロック信号ラインCLLを介して映像信号線駆動用回路基板PCB1に搭載された集積回路チップに供給される。
【0069】
インターフェース回路基板PCB3および映像信号線駆動用回路基板PCB1は多層配線基板であり、上記クロック信号ラインCLLはインターフェース回路基板PCB3および映像信号線駆動用回路基板PCB1の内層配線として形成される。
【0070】
なお、液晶パネルPNLにはTFTを駆動するためのドレイン側回路基板PCB1、ゲート側回路基板PCB2およびインターフェース回路基板PCB3がテープキャリアパッケージTCP1,TCP2で接続され、各回路基板間はジョイナJN1,2,3で接続されている。液晶パネルPNLは前記した実施例の構成を持つTN方式の液晶パネルである。
【0071】
図11は液晶表示モジュールMDLの正面図および側面図である。シールドケースSHDの表示窓WDに露呈する領域が画像表示がなされる領域(表示領域)ARであり、最表面には偏光板が設けてある。シールドケースSHDとモールドケースMCAは爪のかしめで固定される。この液晶表示モジュールMDLの上辺内部にはバックライトを構成する線状ランプ(蛍光管)LPが収納され、給電用のランプケーブルLPCが引き出されている。この液晶表示装置(液晶表示モジュールMDL)をディスプレイモニターやパソコンの表示部に実装する。
【0072】
図12は本発明による液晶表示装置を実装した電子機器の一例としてのノート型コンピュータの斜視図である。このノート型コンピュータ(可搬型パソコン)はキーボード部(本体部)と、このキーボード部にヒンジで連結した表示部から構成される。キーボード部にはキーボードとホスト(ホストコンピュータ)、CPU等の信号生成機能を収納し、表示部には液晶表示装置を構成する液晶パネルPNLを露呈して表示画面を構成する。なお、筐体で隠された液晶パネルの周辺には図10に咳した駆動回路基板PCB1,PCB2、コントロールチップTCONを搭載したPCB3、およびバックライト電源であるインバータ電源基板などが実装される。
【0073】
上記したノート型コンピュータは、そのバックライトを構成するランプ反射板内に線状ランプが正確に収納されるため、導光板への入射光が所定の分布に維持され、液晶パネルの画面の全面でむらのない画像表示が高品質で得られる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ランプ反射板への線状ランプの収納作業が簡素化されると共に、ランプ反射板に対して線状ランプを正確に設置でき、導光板に対して線状ランプを正しく対向させることにより、高品質の液晶表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の第1実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の展開斜視図である。
【図2】ランプスペーサLSCを取り付けたランプ反射シートLSの要部構造の説明図である。
【図3】本発明による液晶表示装置を構成するバックライトの全体図を光学シートを抜いて示した斜視図である。
【図4】本発明による液晶表示装置の第2実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の展開斜視図である。
【図5】図4の矢印D’から見た側面図である。
【図6】本発明による液晶表示装置の第3実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の説明図である。
【図7】本発明による液晶表示装置の第4実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の説明図である。
【図8】本発明による液晶表示装置の第5実施例を説明するためのバックライトを構成するランプ反射板と線状ランプの取り付け構造の展開斜視図である。
【図9】ランプ反射板の開放端に形成した折り曲げ部の側面形状の説明図である。
【図10】本発明による液晶表示装置の全体構成例を説明する展開斜視図である。
【図11】液晶表示モジュールMDLの正面図および側面図である。
【図12】本発明による液晶表示装置を実装した電子機器の一例としてのノート型コンピュータの斜視図である。
【図13】液晶表示装置の概略構造を説明する斜視図である。
【図14】従来のバックライト構造におけるランプ反射板の構成例を説明する模式図である。
【図15】ランプ反射板に収容する線状ランプの従来の構成例を説明する斜視図である。
【符号の説明】
LP 線状ランプ(冷陰極蛍光管)
GB ゴムブッシュ
LPC ランプケーブル
LS ランプ反射板
SRH スペーサ係止ホール
LSC ランプスペーサ
PJ 間隔規制突起
LT 凹陥部
STC 連結部
GLB 導光板。
Claims (4)
- 液晶パネルと、この液晶パネルの背面に補助照明装置を備えた液晶表示装置であって、
前記補助照明装置は、透明板からなる導光板の入光面となる側端面に沿って配置した線状ランプと、前記線状ランプを収容して前記導光板の側端面に開口を有するランプ反射板と、前記ランプ反射板の内壁と前記線状ランプの外壁との間に介挿して当該線状ランプを前記ランプ反射板の内壁に対して所定の間隔をもって保持するランプスペーサとを有し、
前記ランプ反射板は、前記線状ランプの前記導光板の側端面を除く複数の位置で対向する複数のスペーサ係止ホールを有し、
前記ランプスペーサは、前記線状ランプの外壁に当接する間隔規制突起部と前記ランプ反射板に形成したスペーサ係止ホールに嵌合する勘合部とを有し、
前記ランプスペーサは前記反射板の外周から前記スペーサの間隔規制突起部を前記スペーサ係止ホールに嵌合してなることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記ランプスペーサは、前記複数のスペーサ係止ホールに嵌合する前記嵌合部を連結する連結部を有することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
- 前記複数のスペーサ係止ホール毎に独立したものであることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
- 前記ランプスペーサは前記反射板の内周から前記スペーサの間隔規制突起部を前記スペーサ係止ホールに嵌合してなることを特徴とする請求項1〜3記載の液晶表示装置。
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