JPH10148324A - ごみ焼却炉の火の粉防止装置 - Google Patents
ごみ焼却炉の火の粉防止装置Info
- Publication number
- JPH10148324A JPH10148324A JP32467696A JP32467696A JPH10148324A JP H10148324 A JPH10148324 A JP H10148324A JP 32467696 A JP32467696 A JP 32467696A JP 32467696 A JP32467696 A JP 32467696A JP H10148324 A JPH10148324 A JP H10148324A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- smoke
- chimney
- exhaust gas
- filter cylinder
- soot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Chimneys And Flues (AREA)
- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ごみ焼却により発生する排煙中の火の粉をそ
のまま煙突から排出しないで、煤または塵埃として収集
すること。 【解決手段】 ごみ焼却炉１の煙突７に、煙突７よりも
大きい径の煙緩衝筒１６を接続し、煙緩衝筒１６の内部
中央に金網製の濾過筒２０とその上面を閉鎖する覆い板
２２を宙吊り状態に設置し、煙突７から排出する排煙を
濾過筒２０の下端から濾過筒２０内を通して覆い板２２
に当て阻止し、濾過筒２０の金網を通して迂回させるよ
うにし、排煙中の煤や火の粉を覆い板２２や濾過筒２０
の金網に付着させて除去し、排煙口１８から排出する排
煙を浄化する。
のまま煙突から排出しないで、煤または塵埃として収集
すること。 【解決手段】 ごみ焼却炉１の煙突７に、煙突７よりも
大きい径の煙緩衝筒１６を接続し、煙緩衝筒１６の内部
中央に金網製の濾過筒２０とその上面を閉鎖する覆い板
２２を宙吊り状態に設置し、煙突７から排出する排煙を
濾過筒２０の下端から濾過筒２０内を通して覆い板２２
に当て阻止し、濾過筒２０の金網を通して迂回させるよ
うにし、排煙中の煤や火の粉を覆い板２２や濾過筒２０
の金網に付着させて除去し、排煙口１８から排出する排
煙を浄化する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却炉の火の
粉防止装置に関する。
粉防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にごみ焼却炉では、多様なごみを処
分するため、ごみの種類によっては焼却により発生する
火の粉が煙突内で消えないで排煙と一緒に排出され、火
災発生等の危険や作業者の安全上問題になることがあっ
た。
分するため、ごみの種類によっては焼却により発生する
火の粉が煙突内で消えないで排煙と一緒に排出され、火
災発生等の危険や作業者の安全上問題になることがあっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、ごみ焼却
により発生する排煙中の火の粉をそのまま煙突から外部
に排出しないで、煤または塵埃として収集するごみ焼却
炉の火の粉防止装置を提供することを目的とする。
により発生する排煙中の火の粉をそのまま煙突から外部
に排出しないで、煤または塵埃として収集するごみ焼却
炉の火の粉防止装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、ごみ焼却炉の煙突に接続すべき煙緩衝筒の
径を前記煙突よりも大に形成すると共に、煙緩衝筒の底
面に煙突接続口をまた上面に排煙口をそれぞれ開口し、
煙緩衝筒の内部中央に金網製の濾過筒を宙吊りに設置
し、濾過筒の上部を覆い板により閉鎖した。
本発明では、ごみ焼却炉の煙突に接続すべき煙緩衝筒の
径を前記煙突よりも大に形成すると共に、煙緩衝筒の底
面に煙突接続口をまた上面に排煙口をそれぞれ開口し、
煙緩衝筒の内部中央に金網製の濾過筒を宙吊りに設置
し、濾過筒の上部を覆い板により閉鎖した。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
示して説明する。図１は本発明の火の粉防止装置を装着
したごみ焼却炉の縦断面図、図２は火の粉防止装置の側
面図、図３は覆い板と煙緩衝筒の斜視図である。ごみ焼
却炉１は、その焼却筒２を耐熱性の鉄板により有底筒形
に形成し、その上面開口の一部を正面に向けて斜め下方
に切下げてごみ投入口３を形成し、上面開口とごみ投入
口３を蓋体５と、蓋体５に蝶番４により屈曲自在に取付
けたごみ投入口蓋６により覆い、蓋体５には煙突７を設
置する。焼却筒２の下部正面には前方に突出して灰取出
し口８を設け、灰取出し口８には灰取出し扉９を設け
る。焼却筒２の内側下部に底面から一定の高さに水平に
ロストル１０を設置し、ロストル１０の下方に集塵部１
１を形成する。ロストル１０は、その外周を焼却筒２の
内周に合わせ、その上面に複数の通風スリット（図示せ
ず）を穿設して通気性を付与する。ロストル１０の上
に、焼却筒２との間に均一に間隙をあけて内筒１２を着
脱自在に取付ける。内筒１２の上端は焼却筒２のごみ投
入口３の下端の高さに合わせ、ごみの投入を容易にす
る。内筒１２の内部中央には、ロストル１０の中央を貫
通して底面から垂直に空気供給筒１３を立設し、その下
端を底面に沿って焼却筒２の外に引出し、その先端を送
風機１４に接続する。空気供給筒１３はその下端から一
定間隔をあけて多数段に、同一円周状に複数の噴気口１
５を設け、その上端を閉鎖する。空気供給筒１３の下端
から１段目の噴気口１５はロストル１０の下方に配置す
る。噴気口１５は空気供給筒１３の軸心から斜め下方１
０〜１５度傾けて穿孔する。
示して説明する。図１は本発明の火の粉防止装置を装着
したごみ焼却炉の縦断面図、図２は火の粉防止装置の側
面図、図３は覆い板と煙緩衝筒の斜視図である。ごみ焼
却炉１は、その焼却筒２を耐熱性の鉄板により有底筒形
に形成し、その上面開口の一部を正面に向けて斜め下方
に切下げてごみ投入口３を形成し、上面開口とごみ投入
口３を蓋体５と、蓋体５に蝶番４により屈曲自在に取付
けたごみ投入口蓋６により覆い、蓋体５には煙突７を設
置する。焼却筒２の下部正面には前方に突出して灰取出
し口８を設け、灰取出し口８には灰取出し扉９を設け
る。焼却筒２の内側下部に底面から一定の高さに水平に
ロストル１０を設置し、ロストル１０の下方に集塵部１
１を形成する。ロストル１０は、その外周を焼却筒２の
内周に合わせ、その上面に複数の通風スリット（図示せ
ず）を穿設して通気性を付与する。ロストル１０の上
に、焼却筒２との間に均一に間隙をあけて内筒１２を着
脱自在に取付ける。内筒１２の上端は焼却筒２のごみ投
入口３の下端の高さに合わせ、ごみの投入を容易にす
る。内筒１２の内部中央には、ロストル１０の中央を貫
通して底面から垂直に空気供給筒１３を立設し、その下
端を底面に沿って焼却筒２の外に引出し、その先端を送
風機１４に接続する。空気供給筒１３はその下端から一
定間隔をあけて多数段に、同一円周状に複数の噴気口１
５を設け、その上端を閉鎖する。空気供給筒１３の下端
から１段目の噴気口１５はロストル１０の下方に配置す
る。噴気口１５は空気供給筒１３の軸心から斜め下方１
０〜１５度傾けて穿孔する。
【０００６】煙突７の上端に、煙突７の外径を上回る外
径の煙緩衝筒１６を取付ける。煙緩衝筒１６の底面には
煙突７に合わせて口元にフランジを形成した煙突接続口
１７を、また上面に口元にフランジを形成した排煙口１
８を設ける。煙突７の上端にフランジを形成し、煙緩衝
筒１６をフランジを介して連結し、煙緩衝筒１６の排煙
口１８にはフランジを介して延長煙突１９を接続する。
煙緩衝筒１６の内部中央に、煙緩衝筒１６の内壁から間
隔をあけて金網製の濾過筒２０を煙緩衝筒１６の内壁か
ら複数の吊下げ具２１により宙吊りし、濾過筒２０の下
端を煙緩衝筒１６の底面より離間する。濾過筒２０の上
端には、覆い板２２を水平に取付け、濾過筒２０の上端
を閉鎖する。さらに、煙緩衝筒１６の側壁には煤取出し
口２３を開口し、煤取出し口２３には煤取出し口蓋２４
を設ける。
径の煙緩衝筒１６を取付ける。煙緩衝筒１６の底面には
煙突７に合わせて口元にフランジを形成した煙突接続口
１７を、また上面に口元にフランジを形成した排煙口１
８を設ける。煙突７の上端にフランジを形成し、煙緩衝
筒１６をフランジを介して連結し、煙緩衝筒１６の排煙
口１８にはフランジを介して延長煙突１９を接続する。
煙緩衝筒１６の内部中央に、煙緩衝筒１６の内壁から間
隔をあけて金網製の濾過筒２０を煙緩衝筒１６の内壁か
ら複数の吊下げ具２１により宙吊りし、濾過筒２０の下
端を煙緩衝筒１６の底面より離間する。濾過筒２０の上
端には、覆い板２２を水平に取付け、濾過筒２０の上端
を閉鎖する。さらに、煙緩衝筒１６の側壁には煤取出し
口２３を開口し、煤取出し口２３には煤取出し口蓋２４
を設ける。
【０００７】以上のように構成して、ごみ焼却炉１のご
み投入口蓋６を開き、焼却筒２内に焼却するごみを投入
し、その上から燃えやすい新聞紙等に着火して投入し、
ごみ投入口蓋６を閉じ、火勢が強まってから送風機１４
を駆動して空気供給筒１３を通して内筒１２内に外気を
送り込み、ごみの焼却を開始する。焼却により発生した
排気は、内筒１２から焼却筒２の上部に上昇し、その一
部は焼却筒２の内壁で冷やされ、内筒１２と焼却筒２の
間の隙間から下降し集塵部１１に戻り、空気供給筒１２
から噴出する外気に混ざってその温度を上げ、内筒１１
内に送られる。他の排気は直接煙突７に送られ、排気中
には煤や火の粉等が混入して煙突７から排出する。煙突
７から上昇した排煙は煙緩衝筒１６に送られ、そのうち
の大部分が内部中央の濾過筒２０の下端から濾過筒２０
に入り、覆い板２２に当たって阻止され、濾過筒２０の
金網を通して迂回して排煙口１８から延長煙突１９を通
して外気中に排出する。このとき大部分の煤や火の粉は
覆い板２２と濾過筒２０の金網に付着し収集されて排煙
口１８から外気中に排出されず、ごみ焼却炉１の排煙が
浄化できる。実験の結果、排煙中の火の粉のうち６０〜
７０％を除くことができた。濾過筒２０に煤などが付着
して目づまりし、通気抵抗が大きくなると、煙突７の排
煙は、濾過筒２０を通過せず、濾過筒２０の下端と煙緩
衝筒１６の底面との隙間を抜けて排煙口１８から直接外
部に排出する。煙緩衝筒１６内に溜まった煤や塵埃は、
煤取出し口蓋２４を開き、濾過筒２０に付着した煤や塵
埃を落として、煤取出し口２３から簡単に排除すること
ができる。
み投入口蓋６を開き、焼却筒２内に焼却するごみを投入
し、その上から燃えやすい新聞紙等に着火して投入し、
ごみ投入口蓋６を閉じ、火勢が強まってから送風機１４
を駆動して空気供給筒１３を通して内筒１２内に外気を
送り込み、ごみの焼却を開始する。焼却により発生した
排気は、内筒１２から焼却筒２の上部に上昇し、その一
部は焼却筒２の内壁で冷やされ、内筒１２と焼却筒２の
間の隙間から下降し集塵部１１に戻り、空気供給筒１２
から噴出する外気に混ざってその温度を上げ、内筒１１
内に送られる。他の排気は直接煙突７に送られ、排気中
には煤や火の粉等が混入して煙突７から排出する。煙突
７から上昇した排煙は煙緩衝筒１６に送られ、そのうち
の大部分が内部中央の濾過筒２０の下端から濾過筒２０
に入り、覆い板２２に当たって阻止され、濾過筒２０の
金網を通して迂回して排煙口１８から延長煙突１９を通
して外気中に排出する。このとき大部分の煤や火の粉は
覆い板２２と濾過筒２０の金網に付着し収集されて排煙
口１８から外気中に排出されず、ごみ焼却炉１の排煙が
浄化できる。実験の結果、排煙中の火の粉のうち６０〜
７０％を除くことができた。濾過筒２０に煤などが付着
して目づまりし、通気抵抗が大きくなると、煙突７の排
煙は、濾過筒２０を通過せず、濾過筒２０の下端と煙緩
衝筒１６の底面との隙間を抜けて排煙口１８から直接外
部に排出する。煙緩衝筒１６内に溜まった煤や塵埃は、
煤取出し口蓋２４を開き、濾過筒２０に付着した煤や塵
埃を落として、煤取出し口２３から簡単に排除すること
ができる。
【０００８】
【発明の効果】以上のように、本発明ではごみ焼却炉１
の煙突７に、煙突７よりも大きい径の煙緩衝筒１６を接
続し、煙緩衝筒１６の内部中央に金網製の濾過筒２０と
その上面を閉鎖する覆い板２２を宙吊りに設置すること
により、煙突７より排出する排煙を濾過筒２０の下端か
ら濾過筒２０内を通り覆い板２２に当てて阻止し、濾過
筒２０の金網を通して迂回させることにより、排煙中の
煤や火の粉を覆い板２２や濾過筒２０の金網に付着させ
て除去し、煙緩衝筒１６の排煙口１８から出る排煙を浄
化することができる。また濾過筒２０に煤などが付着し
て目づまりし、通気抵抗が大きくなっても、煙突７の排
煙は、濾過筒２０の下端と煙緩衝筒１６の底面との隙間
を抜けて外部に排出するので、排煙の放出を妨げること
がなく、ごみ焼却炉の燃焼効率が保たれるという効果を
奏する。
の煙突７に、煙突７よりも大きい径の煙緩衝筒１６を接
続し、煙緩衝筒１６の内部中央に金網製の濾過筒２０と
その上面を閉鎖する覆い板２２を宙吊りに設置すること
により、煙突７より排出する排煙を濾過筒２０の下端か
ら濾過筒２０内を通り覆い板２２に当てて阻止し、濾過
筒２０の金網を通して迂回させることにより、排煙中の
煤や火の粉を覆い板２２や濾過筒２０の金網に付着させ
て除去し、煙緩衝筒１６の排煙口１８から出る排煙を浄
化することができる。また濾過筒２０に煤などが付着し
て目づまりし、通気抵抗が大きくなっても、煙突７の排
煙は、濾過筒２０の下端と煙緩衝筒１６の底面との隙間
を抜けて外部に排出するので、排煙の放出を妨げること
がなく、ごみ焼却炉の燃焼効率が保たれるという効果を
奏する。
【図１】本発明の火の粉防止装置を装着したごみ焼却炉
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図２】本発明の火の粉防止装置の正面図である。
【図３】本発明の濾過筒の拡大斜視図である。
１ ごみ焼却炉 ２ 焼却筒 ３ ごみ投入口 ４ 蝶番 ５ 蓋体 ６ ごみ投入口蓋 ７ 煙突 ８ 灰取出し口 ９ 灰取出し扉 １０ ロストル １１ 集塵部 １２ 内筒 １３ 空気供給筒 １４ 送風機 １５ 噴気口 １６ 煙緩衝筒 １７ 煙突接続口 １８ 排煙口 １９ 延長煙突 ２０ 濾過筒 ２１ 吊下げ具 ２２ 覆い板 ２３ 煤取出し口 ２４ 煤取出し口蓋
Claims (1)
- 【請求項１】 ごみ焼却炉の煙突に接続すべき煙緩衝筒
の径を前記煙突よりも大に形成すると共に、煙緩衝筒の
底面に煙突接続口をまた上面に排煙口をそれぞれ開口
し、煙緩衝筒の内部中央に金網製の濾過筒を宙吊りに設
置し、濾過筒の上部を覆い板により閉鎖して成るごみ焼
却炉の火の粉防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32467696A JPH10148324A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | ごみ焼却炉の火の粉防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32467696A JPH10148324A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | ごみ焼却炉の火の粉防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10148324A true JPH10148324A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18168493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32467696A Pending JPH10148324A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | ごみ焼却炉の火の粉防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10148324A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102445365A (zh) * | 2011-09-22 | 2012-05-09 | 云南烟草科学研究院 | 一种吸烟机风速稳定装置 |
| KR101157393B1 (ko) | 2011-12-28 | 2012-07-11 | 최광용 | 필터를 갖는 연통장치 |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP32467696A patent/JPH10148324A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102445365A (zh) * | 2011-09-22 | 2012-05-09 | 云南烟草科学研究院 | 一种吸烟机风速稳定装置 |
| KR101157393B1 (ko) | 2011-12-28 | 2012-07-11 | 최광용 | 필터를 갖는 연통장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000620 |