JPH10148177A - 可変容量型圧縮機 - Google Patents

可変容量型圧縮機

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JPH10148177A
JPH10148177A JP8309249A JP30924996A JPH10148177A JP H10148177 A JPH10148177 A JP H10148177A JP 8309249 A JP8309249 A JP 8309249A JP 30924996 A JP30924996 A JP 30924996A JP H10148177 A JPH10148177 A JP H10148177A
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JP
Japan
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housing
housing hole
pressure
suction
swash plate
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JP8309249A
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English (en)
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Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Takuya Okuno
卓也 奥野
Tetsuhiko Fukanuma
哲彦 深沼
Hiroyuki Nagai
宏幸 永井
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/22Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves
    • F04B49/225Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves with throttling valves or valves varying the pump inlet opening or the outlet opening

Abstract

(57)【要約】 【課題】部材相互間の接触摺動性や耐摩耗性を向上させ
る上で有利な構造を備えた可変容量型圧縮機を提供す
る。 【解決手段】吸入室3aへ冷媒ガスを導入するための吸
入通路26がリヤハウジング3に形成されている。中央
ハウジングとしてのシリンダブロック1の中心には収容
孔13が貫設され、この中には遮断体21が摺動可能に
収容される。更に収容孔13内には、遮断体21を吸入
通路26の開口から離間させる方向に付勢する付勢バネ
24が収容される。この付勢バネ24は、略円錐台状の
外形状をもって螺旋形成されたコイルバネであり、その
伸縮に際して収容孔13の内周壁との接触摺動を回避す
るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングに形成
されたシリンダボア内にピストンを往復動可能に収容
し、斜板を収容するクランク室内の圧力とシリンダボア
内の圧力とのピストンを介した差に応じて斜板の傾角を
可変制御すると共に、吐出圧領域からクランク室への圧
力供給とクランク室から吸入圧領域への放圧とに基づい
てクランク室内の調圧を行なう可変容量型圧縮機に関す
る。特に、外部駆動源から駆動力を得るのに電磁クラッ
チ機構を介在させる必要のないクラッチレス可変容量型
圧縮機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】車載用補機の一つとし
て、車両の空調装置で用いる冷媒ガス(被圧縮ガス)を
圧縮するための可変容量型圧縮機がある。このような車
載用補機は、プーリやVベルトを含む動力伝達系を介し
て外部駆動源としての車両エンジンから駆動力を得てい
る。可変容量型圧縮機のような補機は殊更に常時駆動さ
れる必要もないため、必要なときだけ車両エンジンから
圧縮機への動力伝達を選択的に行うために両者間に電磁
クラッチ機構を介在させるという設計も一般に行われて
いる。その一方で、車両エンジンと圧縮機の回転軸との
間の連結及び遮断を行なう電磁クラッチ機構を無くせ
ば、該クラッチのON/OFF動作に伴うショックによ
る体感フィーリングの悪さを解消できるのみならず、圧
縮機全体の重量減やコスト減が可能となるため、電磁ク
ラッチ機構を必要としないクラッチレス可変容量型圧縮
機が提案されている。
【0003】例えば、特開平8−159022号公報
は、そのようなクラッチレス可変容量型圧縮機の範疇に
属する揺動斜板式圧縮機を開示する。この揺動斜板式圧
縮機の構造的特徴を要約すれば、斜板を揺動可能に支持
する回転軸はプーリと直接連結され、圧縮機の本体中央
部に配されたシリンダブロックのほぼ中心には、その回
転軸の軸線方向にのびる収容孔が貫設されている。ま
た、シリンダブロックの後端に接合されたリヤハウジン
グには前記回転軸軸線の延長上に位置する冷媒ガスの吸
入通路が貫設されている。前記収容孔内には、大径部と
小径部とからなる筒状の遮断体(スプール)が摺動可能
に収容されており、この遮断体は斜板の傾角変化に応じ
て前記吸入通路の開口を閉塞又は開放する。そして、か
かる遮断体の軸線方向に沿った双方向摺動を可能ならし
めるために、収容孔内には、コイルバネからなる吸入通
路開放バネが遮断体と共に収容されている。
【0004】この吸入通路開放バネは、遮断体を吸入通
路の開口から離れる方向(斜板の方向)へ付勢する。吸
入通路開放バネは、遮断体の大径部と小径部との間に存
する段差、及び、収容孔を区画するシリンダブロック壁
の一部に形成された段部を両支点として当該段差と段部
との間に介在されている。しかし、この公開公報の圧縮
機では、遮断体の小径部の外径と収容孔の内径との間の
寸法関係やコイルバネの形態上の理由から、コイルバネ
の伸縮に伴い、コイルバネを形作るツル巻き状鋼線と収
容孔の内周壁及び遮断体の外周面との相互摺動は避けら
れない。
【0005】このように、揺動斜板式のクラッチレス可
変容量型圧縮機では相互に接触摺動する部材・部位が多
いため、部材相互間の接触摺動性や耐摩耗性を更に向上
させることが圧縮効率を改善し圧縮機の信頼性向上を図
る上でも重要な技術的課題となっている。
【0006】本発明の目的は、部材相互間の接触摺動性
や耐摩耗性を更に向上させる上で有利な構造を備えた可
変容量型圧縮機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハウ
ジングに形成されたシリンダボア内にピストンを往復動
可能に収容し、斜板を収容するクランク室内の圧力とシ
リンダボア内の圧力とのピストンを介した差に応じて斜
板の傾角を可変制御すると共に、吐出圧領域からクラン
ク室への圧力供給とクランク室から吸入圧領域への放圧
とに基づいてクランク室内の調圧を行なう可変容量型圧
縮機であって、外部回路から前記吸入圧領域へ被圧縮ガ
スを導入すべく、前記ハウジングに形成された吸入通路
と、前記ハウジングに形成された収容孔内に移動可能に
収容されると共に、前記斜板の傾動に連動して、前記吸
入通路を介しての前記外部回路から前記吸入圧領域への
被圧縮ガスの導入を許容する開位置と前記吸入通路を介
しての前記外部回路から前記吸入圧領域への被圧縮ガス
の導入を禁止する閉位置とに切り換え配置可能な遮断体
と、前記収容孔内に収容されて前記遮断体を前記閉位置
から前記開位置へ向かう方向に付勢する付勢バネとを備
えており、当該付勢バネは、前記遮断体の移動に伴う伸
縮に際して前記収容孔の内周壁との接触摺動を回避する
ように設けられていることをその要旨とする。
【0008】この構成によれば、斜板の傾動と付勢バネ
の付勢作用とに基づいて、斜板の傾動に連動して遮断体
が開位置と閉位置との間を切り換え配置される。そし
て、遮断体が開位置に配置されるか閉位置に配置される
かに応じて、吸入通路が連通又は遮断され、外部回路か
ら吸入圧領域への被圧縮ガスの導入が許容又は禁止され
る。遮断体が開位置と閉位置との間で収容孔内を移動す
るに伴い、付勢バネも収容孔内で伸縮するが、当該付勢
バネはその伸縮に際して収容孔の内周壁との接触摺動を
回避するように設けられている。このため、付勢バネと
収容孔の内周壁との間で相互摺動が生じず、付勢バネの
配設が摺動抵抗の増大をもたらしたり、収容孔の内周壁
の摩耗や損傷の原因となることがない。
【0009】請求項2の発明は、前記付勢バネが略円錐
台状の外形状をもって螺旋形成されたコイルバネである
ことを特徴とする。前記収容孔は遮断体を移動可能に収
容するものであるため、その内周壁面は遮断体の軸線と
ほぼ平行にのびることになる。このような状況下におい
て、収容孔内に収容される付勢バネを略円錐台状の外形
状をもって螺旋形成したコイルバネとした場合、当該コ
イルバネが伸縮しても、その円錐状外周部は収容孔の内
周壁と接触摺動する余地がない。従って、当該コイルバ
ネの配設が摺動抵抗の増大をもたらしたり、収容孔の内
周壁の摩耗や損傷の原因となることがない。
【0010】請求項3の発明は、前記付勢バネが前記収
容孔の内径よりも小さな外直径をもって形成されたコイ
ルバネであることを特徴とする。前記収容孔は遮断体を
移動可能に収容するものであるため、その内周壁面は遮
断体の軸線とほぼ平行にのびることになる。このような
状況下において、収容孔内に収容される付勢バネを当該
収容孔の内径よりも小さな外直径をもって形成したコイ
ルバネとした場合、当該コイルバネの最外周部の全体を
収容孔の内周壁から離間させて収容孔内に収めることが
できる。従って、当該コイルバネが伸縮してもその最外
周部が収容孔の内周壁と接触摺動することがなく、当該
コイルバネの配設が摺動抵抗の増大をもたらしたり、収
容孔の内周壁の摩耗や損傷の原因となることがない。
【0011】請求項4の発明は、請求項2又は3に記載
の可変容量型圧縮機において、前記遮断体が前記収容孔
の内径に対応する直径の大径部と、該大径部の直径より
も小さな直径の小径部とを備えており、前記大径部の半
径と前記小径部の半径との差は前記コイルバネを構成す
る線材の直径よりも大きく設定されていることを特徴と
する。
【0012】この構成によれば、付勢バネとしてのコイ
ルバネを、遮断体の小径部と収容孔の内周壁面との間に
配置する場合でも、コイルバネの外周部が収容孔の内周
壁面から離間した状況を作り出すことができ、コイルバ
ネの外周部と収容孔の内周壁面との接触摺動が回避され
る。
【0013】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
か一項に記載の可変容量型圧縮機において、前記収容孔
の内周壁面及びそれと接触する前記遮断体の外周面の少
なくとも一方に、両者間の接触摺動性を改善するコーテ
ィングが施されていることを特徴とする。
【0014】前記付勢バネは遮断体の移動に伴う伸縮に
際して収容孔の内周壁との接触摺動を回避するように設
けられているため、付勢バネの伸縮に起因して当該コー
ティングが傷付けられることがない。従って、当該コー
ティングは収容孔の内周壁面と遮断体の外周面との間の
接触摺動性の改善に長期にわたり貢献する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両の空調装置に
組み込まれる可変容量型圧縮機に具体化した一実施形態
を図1〜図4を参照しつつ説明する。
【0016】図1及び図4に示すように、中央ハウジン
グを構成するシリンダブロック1の前端にはフロントハ
ウジング2が接合されている。シリンダブロック1の後
端にはリヤハウジング3が、バルブプレート4、二つの
弁形成プレート5A,5B及びリテーナ形成プレート6
を介して接合固定されている。クランク室2aを形成す
るフロントハウジング2とシリンダブロック1との間に
は回転軸9が回転可能に架設支持されている。回転軸9
の前端はクランク室2aから外部へ突出しており、この
突出端部にはプーリ10が止着されている。プーリ10
はアンギュラベアリング7を介してフロントハウジング
2上に支持されると共に、ベルト11を介して外部駆動
源としての車両エンジン(図示略)に作動連結されてい
る。フロントハウジング2は、プーリ10に作用するス
ラスト方向の荷重及びラジアル方向の荷重の両方をアン
ギュラベアリング7を介して受け止める。回転軸9の前
端部とフロントハウジング2との間にはリップシール1
2が介在されている。リップシール12は回転軸9に沿
ったクランク室2aからの圧力洩れを防止する。
【0017】クランク室2a内において、回転軸9には
回転支持体8が止着されると共に、斜板15が回転軸9
の軸線方向へスライド可能かつ傾動可能に支持されてい
る。図2に示すように、斜板15には一対の連結片1
6,17が設けられ、これら連結片16,17には一対
のガイドピン18,19が止着されている。ガイドピン
18,19の各先端部にはガイド球18a,19aが形
成されている。回転支持体8には支持アーム8aが突設
されており、支持アーム8aには一対のガイド孔8b,
8cが形成されている。ガイド球18a,19aはガイ
ド孔8b,8cにスライド可能に嵌入されている。支持
アーム8aと一対のガイドピン18,19との連係によ
り、斜板15が回転軸9の軸線方向へ傾動可能かつ回転
軸9と一体的に回転可能となっている。斜板15の傾動
は、ガイド孔8b,8cとガイド球18a,19aとの
スライドガイド関係及び回転軸9による斜板15のスラ
イド支持作用により案内される。斜板15の半径中心部
がシリンダブロック1側へ移動するに伴い、斜板15の
傾角は減少する。
【0018】回転支持体8と斜板15との間には傾角減
少バネ41が介在されている。傾角減少バネ41は、斜
板15の傾角を減少する方向(図1における右方向)に
斜板15を付勢する。斜板15の最大傾角は、その斜板
15の一部と回転支持体8の傾角規制突部8dとの当接
によって規制される。
【0019】シリンダブロック1の中心部には収容孔1
3が回転軸9の軸線Lの方向に貫設されている。従っ
て、収容孔13の内周壁面は軸線Lと平行にのびる。収
容孔13内には、前記軸線Lを中心軸線とする筒状の遮
断体21が摺動可能に収容されている。遮断体21は、
収容孔13の内径に対応する直径の大径部21aと、そ
の大径部21aの直径よりも小さな直径の小径部21b
とを備えている。遮断体21の大径部21aの外周面上
には、遮断体21と収容孔13の内周壁面との間の接触
摺動性を改善するためのコーティング(図示略)が施さ
れている。かかるコーティングとしては、例えばテフロ
ンコーティングがあげられる。
【0020】遮断体21の大径部21aと小径部21b
との間に存する段差と、収容孔13を区画形成するシリ
ンダブロック壁の一部に形成された段部1cとの間に
は、付勢バネとしての吸入通路開放バネ24が介在され
ている。吸入通路開放バネ24は遮断体21を斜板15
側へ付勢して、遮断体21の後端面たる遮断面21cを
弁形成プレート5Aから離間させるべく作用する。
【0021】吸入通路開放バネ24は、線材としての鋼
線を円錐状の型材に対して螺旋状に巻回して得られたコ
イルバネであり、略円錐台状の外形状を有している。
尚、遮断体21の大径部21aの半径と小径部21bの
半径との差が、コイルバネ24を構成する鋼線(線材)
の直径よりも大きくなるように、遮断体21の各部の寸
法が決定され、あるいは、鋼線(線材)の選択がなされ
ている。
【0022】そして、図1及び図4に示すように、吸入
通路開放バネ24は、略円錐台状コイルの長径側端部を
前記収容孔13内の段部1cに係止させると共に、同コ
イルの短径側端部を遮断体21の大径部21aと小径部
21bとの段差に係止させつつ、遮断体21の小径部2
1bの外周面と収容孔13の内周壁面との間の領域に配
置されている。また、吸入通路開放バネ24を収容孔1
3内に安定保持するために、コイルバネ24の短径側端
部たる前端リングの内直径を遮断体21の小径部21b
の外直径にほぼ一致させると共に、コイルバネ24の長
径側端部たる後端リングの外直径を収容孔13の内直径
に一致させている。
【0023】遮断体21の筒内には回転軸9の後端部が
挿入されている。大径部21aの内周側にはラジアルベ
アリング25が嵌入支持されている。ラジアルベアリン
グ25は、大径部21aの内周面に取り付けられたサー
クリップ14によって遮断体21の筒内からの抜けを阻
止されている。回転軸9の後端部はラジアルベアリング
25及び遮断体21を介して収容孔13の内周面で支持
される。ラジアルベアリング25は遮断体21と共に回
転軸9上を摺動可能である。
【0024】リヤハウジング3の中心部には吸入通路2
6が形成されている。吸入通路26は遮断体21の移動
経路となる回転軸9の延長線上にある。図3に示すよう
に吸入通路26の断面形状は円形であり、吸入通路26
の断面円の中心は回転軸9の軸線Lと一致する。吸入通
路26は収容孔13に連通しており、収容孔13側の吸
入通路26の開口の周囲には弁形成プレート5A上にお
いて、位置決め面27が提供されている。遮断体21の
小径部21b端面上の遮断面21cは位置決め面27に
当接可能である。遮断面21cが位置決め面27に当接
することにより遮断体21は斜板15から離間する方向
(右方向)への移動を規制される。
【0025】斜板15と遮断体21との間の回転軸9上
には、スラストベアリング28が回転軸9上を摺動可能
に支持されている。斜板15が遮断体21側へ移動しつ
つ傾くに伴い、斜板15の傾動がスラストベアリング2
8を介して遮断体21に伝達される。この傾動伝達によ
り遮断体21が吸入通路開放バネ24のばね力に抗して
位置決め面27側へ移動し、遮断面21cが位置決め面
27に当接する。斜板15の回転はスラストベアリング
28の存在により遮断体21へは伝わらない。もし仮に
遮断体21が回転すれば圧縮機における負荷トルクが増
える。特に、遮断体21の遮断面21cが位置決め面2
7に当接している状態では負荷トルクが大きくなること
が予想される。スラストベアリング28はこのような負
荷トルクの増大を防止する。
【0026】シリンダブロック1に貫設されたシリンダ
ボア1a内には、片頭ピストン22(図1では一つのみ
図示)が収容されている。斜板15の回転運動は一対の
シュー23を介して片頭ピストン22の前後往復運動に
変換され、片頭ピストン22がシリンダボア1a内を前
後動する。
【0027】図1及び図3に示すように、リヤハウジン
グ3内には吸入室3a及び吐出室3bが略円環状に区画
形成されている。吸入室3aは吸入圧領域を形成し、吐
出室3bは吐出圧領域を形成する。バルブプレート4に
は吸入ポート4a及び吐出ポート4bが形成されてい
る。弁形成プレート5Aには吸入弁5aが形成されてお
り、弁形成プレート5Bには吐出弁5bが形成されてい
る。吸入室3a内の冷媒ガスは、片頭ピストン22の復
動動作により吸入ポート4aから吸入弁5aを押し退け
てシリンダボア1a内へ流入する。シリンダボア1a内
へ流入した冷媒ガスは片頭ピストン22の往動動作によ
り吐出ポート4bから吐出弁5bを押し退けて吐出室3
bへ吐出される。吐出弁5bはリテーナ形成プレート6
のリテーナ6aによって開度規制される。
【0028】回転支持体8とフロントハウジング2との
間にはスラストベアリング29が介在されている。スラ
ストベアリング29は、シリンダボア1aから片頭ピス
トン22、シュー23、斜板15、連結片16,17及
びガイドピン18,19を介して回転支持体8に作用す
る圧縮反力を受け止める。
【0029】吸入室3aは通口4cを介して収容孔13
に連通している。遮断面21cが位置決め面27に当接
すると、通口4cは吸入通路26との連通を遮断され
る。回転軸9内には通路30が形成されている。通路3
0の入口30aはリップシール12付近でクランク室2
aに開口しており、通路30の出口30bは遮断体21
の筒内に開口している。遮断体21の小径部21bには
放圧通口21dが貫設されている。この放圧通口21d
は遮断体21の筒内と収容孔13とを連通している。
【0030】更に図1に示すように、吐出室3bとクラ
ンク室2aとは、リヤハウジング3及びシリンダブロッ
ク1を貫通する圧力供給通路31で接続されている。圧
力供給通路31の途中には電磁開閉弁32が設けられて
いる。電磁開閉弁32のソレノイド33の励磁によって
弁体34が弁孔32aを閉鎖する一方、ソレノイド33
の消磁時には弁体34が弁孔32aを開放する。即ち、
電磁開閉弁32は吐出室3bとクランク室2aとを接続
する圧力供給通路31を開閉する。
【0031】吸入室3aへ冷媒ガスを導入する吸入通路
26と、吐出室3bから冷媒ガスを排出する排出口1b
とは外部冷媒回路(外部回路)35で接続されている。
外部冷媒回路35には、凝縮器36、膨張弁37及び蒸
発器38が介在されている。膨張弁37は蒸発器38の
出口側の冷媒ガス温度の変動に応じて冷媒流量を制御す
る温度式自動膨張弁である。蒸発器38の近傍には温度
センサ39が設置されている。温度センサ39は蒸発器
38における温度を検出し、この検出温度情報を制御コ
ンピュータCに出力する。
【0032】電磁開閉弁32のソレノイド33の励消磁
は、温度センサ39からの検出温度情報に基づいて制御
コンピュータCによって制御される。制御コンピュータ
Cは空調装置作動スイッチ40のON状態のもとに検出
温度が設定温度以下になるとソレノイド33の消磁を指
令する。この設定温度以下の温度は蒸発器38において
フロストが発生しそうな状況を反映する。又、制御コン
ピュータCは空調装置作動スイッチ40のOFFによっ
てソレノイド33を消磁する。
【0033】図1の状態ではソレノイド33は励磁状態
にあり、弁体34によって圧力供給通路31は閉じられ
ている。従って、吐出室3bからクランク室2aへの高
圧冷媒ガスの供給は行われない。この状態ではクランク
室2a内の冷媒ガスが通路30及び放圧通口21dを介
して吸入室3aに流出するばかりであり、クランク室2
a内の圧力は吸入室3a内の低圧力、即ち吸入圧に近づ
いていく。このため、斜板15は傾角増大方向に傾動
し、ついには斜板15の傾角は最大傾角に保持されて吐
出容量は最大となる。尚、クランク室2a内の冷媒ガス
はリップシール12付近の入口30aを経由するため、
この冷媒ガスと共に流動する潤滑油がリップシール12
と回転軸9との間の潤滑及びシール性を高める。
【0034】冷房負荷が小さくなった状態で斜板15が
最大傾角を維持して吐出作用が行われると、蒸発器38
における温度が低下し、次第にフロスト発生をもたらす
温度に近づいていく。温度センサ39は蒸発器38にお
ける検出温度情報を制御コンピュータCに送っており、
検出温度が設定温度以下になると制御コンピュータCは
ソレノイド33の消磁を指令する。ソレノイド33が消
磁されると圧力供給通路31が開かれ、吐出室3bとク
ランク室2aとが連通する。従って、吐出室3b内の高
圧冷媒ガスが圧力供給通路31を介してクランク室2a
へ供給され、クランク室2a内の圧力が高くなる。クラ
ンク室2a内の圧力上昇により斜板15の傾角が最小傾
角(図4参照)へ移行する。
【0035】斜板15の傾角が最大傾角から減少してい
くに伴い、遮断体21が吸入通路開放バネ24を縮小変
形させながら回転軸9に沿って吸入通路26側へ移動す
る。すると、遮断面21cが位置決め面27に当接し、
吸入通路26が完全に遮断される。また、空調装置作動
スイッチ40のOFFに基づいて制御コンピュータCが
ソレノイド33の消磁指令を発した場合も、同様にして
斜板15は最小傾角に移行する。
【0036】図4に示すように、遮断体21の遮断面2
1cが位置決め面27に当接すると吸入通路26におけ
る通過断面積が零となり、外部冷媒回路35から吸入室
3aへの冷媒ガス流入が阻止される。外部冷媒回路35
から吸入室3aへの冷媒ガス流入が阻止されれば、外部
冷媒回路35における冷媒循環がなくなる。吸入通路2
6における通過断面積が零になると斜板15の傾角が最
小となる。このように斜板15の最小傾角は遮断体21
の遮断面21cと位置決め面27との当接によって規制
される。
【0037】斜板15の最小傾角は0°よりも僅かに大
きい。この最小傾角状態は遮断体21が吸入通路26と
収容孔13との連通を遮断する閉位置(図4の位置)に
配置されたときにもたらされる。遮断体21は前記閉位
置と、この閉位置から離間した開位置(例えば図1の位
置)へと斜板15に連動して切り換え配置される。
【0038】斜板15の最小傾角は0°ではないため、
斜板傾角が最小の状態においてもシリンダボア1aから
吐出室3bへの吐出は行われている。シリンダボア1a
から吐出室3bへ吐出された冷媒ガスの一部は圧力供給
通路31を通ってクランク室2aへ流入する。クランク
室2a内の冷媒ガスは通路30及び放圧通口21dとい
う放圧通路を通って吸入室3aへ流入し、吸入室3a内
の冷媒ガスはシリンダボア1a内へ吸入され、その後ピ
ストン22によって吐出室3bへ吐出される。即ち、斜
板傾角が最小状態では、吐出圧領域である吐出室3b、
圧力供給通路31、クランク室2a、通路30、放圧通
口21d、吸入圧領域である吸入室3a及びシリンダボ
ア1aを経由する循環通路が圧縮機内にできており、吐
出室3b、クランク室2a及び吸入室3aの間では圧力
差が生じている。従って、冷媒ガスが前記循環通路を循
環し、冷媒ガスと共に流動する潤滑油が圧縮機内を潤滑
する。
【0039】図4の状態から冷房負荷が増大した場合、
この冷房負荷の増大が蒸発器38における温度上昇とし
て表れ、蒸発器38での温度センサ39による検出温度
が前記設定温度を越える。この検出温度変化に応じて制
御コンピュータCはソレノイド33の励磁を指令する。
ソレノイド33の励磁によって圧力供給通路31が閉じ
られ、クランク室2aの圧力が通路30及び放圧通口2
1dを介した放圧に基づいて低下してゆく。この減圧に
より遮断体21の遮断面21cが位置決め面27から離
間する。この離間に伴い、吸入通路26における通過断
面積が次第に増大してゆき、吸入通路26から吸入室3
aへの冷媒ガス流入量が徐々に増えていく。従って、吸
入室3aから各シリンダボア1a内へ吸入される冷媒ガ
ス量も徐々に増大してゆき、吐出容量が徐々に増大して
ゆく。そのため、吐出圧が徐々に増大し、圧縮機におけ
る負荷トルクが短時間で大きく変動しない。その結果、
最小吐出容量から最大吐出容量に到る間のクラッチレス
圧縮機における負荷トルクの変動が緩慢になり、負荷ト
ルクの変動による衝撃が緩和される。
【0040】以下に、本実施形態の効果を説明する。 (イ)収容孔13内における吸入通路開放バネ24とし
て、略円錐台状の外形状をもって螺旋形成されたコイル
バネを使用したため、当該バネ24が遮断体21の移動
に伴って伸縮しても、円錐状に並んだリング状外周部は
収容孔13の内周壁面と接触摺動しない。従って、当該
吸入通路開放バネ24の存在が、摺動抵抗の増大をもた
らしたり、収容孔13の内周壁の摩耗や損傷の原因にな
るという不都合を生じない。
【0041】(ロ)収容孔13の内周壁面は吸入通路開
放バネ24によって傷付けられず、滑らかな内周面であ
り続けることができる。従って、傷のある収容孔13の
内周壁で遮断体21の外周面上のコーティングを傷付け
たり、コーティングを剥がすというトラブルを未然に回
避することができる。この意味で、吸入通路開放バネ2
4と収容孔13の内周壁との接触摺動を回避する本発明
の構成は、遮断体21の寿命を延ばし、クラッチレス可
変容量型圧縮機の耐久性を向上させるのに大いに貢献す
る。
【0042】(ハ)両エンジンが停止すれば圧縮機の運
転も停止し、電磁開閉弁32が消磁される。電磁開閉弁
32の消磁により斜板15の傾角は最小傾角となる。圧
縮機の運転停止状態が続けば圧縮機内の圧力が均一化す
るが、斜板15の傾角は傾角減少バネ41のばね力によ
って最小傾角に保持される。従って、車両エンジンの起
動によって圧縮機の運転が開始されると、斜板15は負
荷トルクの最も少ない最小傾角状態から回転開始するの
で、圧縮機の起動時におけるショックが殆どない。
【0043】(ニ)本実施形態では、外部冷媒回路35
から吸入室3a(吸入圧領域)への冷媒ガスの導入を禁
止する閉位置と、その導入を許容する開位置とに切り換
えられる遮断体21を斜板15の傾動に連動させること
で冷媒循環阻止を行なっている。このような冷媒循環阻
止構成の採用により斜板15の最大傾角と最小傾角との
間の切り換えにおける負荷トルク変動の抑制効果が非常
に高くなる。圧力供給通路31の開閉は冷房負荷の増減
状況によっては頻繁に繰り返されることになるが、本実
施形態の冷媒循環阻止構成のトルク変動抑制効果の高さ
故にON/OFFショックがない。
【0044】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、例えば次のような態様にて実施することも
可能である。 (a)付勢バネとしての吸入通路開放バネ24を略円錐
台状の外形状のコイルバネとはせずに、普通に円筒状の
外形状を持つコイルバネとしてもよい。但し、その場合
には図5に示すように、吸入通路開放バネ24の外直径
を収容孔13の内径よりも小さく設定し、当該吸入通路
開放バネ24の伸縮時においても、吸入通路開放バネ2
4の各リングの外周部が収容孔13の内周壁面と摺接し
ないようにする必要がある。図5の構成によっても、上
記実施形態とほぼ同様の作用及び効果を奏することがで
きる。
【0045】(b)前記図1〜図4の実施形態では、遮
断体21の大径部21aの外周面上に接触摺動性を改善
するコーティングを施したが、かかるコーティングは収
容孔13の内周壁面側に形成されてもよい。この場合
も、接触摺動性の改善を図ることができる。
【0046】(c)前記図1〜図4の実施形態では、吸
入通路開放バネ24を、略円錐台状コイルの長径側端部
を収容孔13内の段部1cに係止させると共に、同コイ
ルの短径側端部を遮断体21の大径部21aと小径部2
1bとの段差に係止させつつ収容孔13内に収容した
が、略円錐台状コイルの向きをこれとは逆にして収容孔
13内に配置してもよい。即ち、略円錐台状コイル24
の長径側端部を遮断体21の大径部21aと小径部21
bとの段差に係止させると共に、同コイル24の短径側
端部を収容孔13内の段部1cに係止させるように設計
変更することも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、各請求項に記載の
可変容量型圧縮機によれば、斜板の傾動に連動して収容
孔内を移動することにより吸入通路の連通を許容又は禁
止する遮断体を特定方向に付勢する付勢バネを、遮断体
の移動に伴う伸縮に際して前記収容孔の内周壁との接触
摺動を回避するように設けているので、収容孔内壁面と
遮断体との間の接触摺動性や耐摩耗性を更に向上させる
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に従う圧縮機の縦断面図
(遮断体開位置)。
【図2】図1のA−A線での横断面図。
【図3】図1のB−B線での横断面図。
【図4】遮断体が閉位置にある状態を示す圧縮機の縦断
面図。
【図5】本発明の別例の要部を示す断面図(遮断体開位
置)。
【符号の説明】
1…中央ハウジングを構成するシリンダブロック、2…
フロントハウジング、3…リヤハウジング、1a…シリ
ンダボア、2a…クランク室、3a…吸入圧領域を形成
する吸入室、3b…吐出圧領域を形成する吐出室、13
…収容孔、15…斜板、21…遮断体、21a…大径
部、21b…小径部、22…片頭ピストン、24…付勢
バネとしての吸入通路開放バネ、26…吸入通路、35
…外部冷媒回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 宏幸 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成されたシリンダボア内
    にピストンを往復動可能に収容し、斜板を収容するクラ
    ンク室内の圧力とシリンダボア内の圧力とのピストンを
    介した差に応じて斜板の傾角を可変制御すると共に、吐
    出圧領域からクランク室への圧力供給とクランク室から
    吸入圧領域への放圧とに基づいてクランク室内の調圧を
    行なう可変容量型圧縮機であって、 外部回路から前記吸入圧領域へ被圧縮ガスを導入すべく
    前記ハウジングに形成された吸入通路と、 前記ハウジングに形成された収容孔内に移動可能に収容
    されると共に、前記斜板の傾動に連動して、前記吸入通
    路を介しての前記外部回路から前記吸入圧領域への被圧
    縮ガスの導入を許容する開位置と、前記吸入通路を介し
    ての前記外部回路から前記吸入圧領域への被圧縮ガスの
    導入を禁止する閉位置とに切り換え配置可能な遮断体
    と、 前記収容孔内に収容されて、前記遮断体を前記閉位置か
    ら前記開位置へ向かう方向に付勢する付勢バネとを備え
    ており、当該付勢バネは、前記遮断体の移動に伴う伸縮
    に際して前記収容孔の内周壁との接触摺動を回避するよ
    うに設けられている可変容量型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記付勢バネは、略円錐台状の外形状を
    もって螺旋形成されたコイルバネである請求項1に記載
    の可変容量型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記付勢バネは、前記収容孔の内径より
    も小さな外直径をもって形成されたコイルバネである請
    求項1に記載の可変容量型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記遮断体は前記収容孔の内径に対応す
    る直径の大径部と、該大径部の直径よりも小さな直径の
    小径部とを備えており、前記大径部の半径と前記小径部
    の半径との差は、前記コイルバネを構成する線材の直径
    よりも大きく設定されている請求項2又は3に記載の可
    変容量型圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記収容孔の内周壁面及びそれと接触す
    る前記遮断体の外周面の少なくとも一方には、両者間の
    接触摺動性を改善するコーティングが施されている請求
    項1〜4のいずれか一項に記載の可変容量型圧縮機。
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