JPH10147569A - ビタミンaまたはそのカルボン酸エステルの製造方法 - Google Patents
ビタミンaまたはそのカルボン酸エステルの製造方法Info
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- JPH10147569A JPH10147569A JP8318491A JP31849196A JPH10147569A JP H10147569 A JPH10147569 A JP H10147569A JP 8318491 A JP8318491 A JP 8318491A JP 31849196 A JP31849196 A JP 31849196A JP H10147569 A JPH10147569 A JP H10147569A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビタミンA及びそのカルボン酸エステルを簡
単な操作で効率よく製造する方法、並びに該方法におい
て有効に用い得る合成中間体の提供。 【解決手段】 (i)下記の反応式; 【化1】 に従って、化合物(1)(式中R1は置換されていてもよい
アリール基)に、アルキルリチウム及び/又はハロゲン
化アルキルマグネシウムと化合物(2)(式中R2はアルカ
ノイル基を示す)を順次作用させ、さらに(ii)ハロゲン
含有化合物R3X(式中R3はアルコキシアルキル基又は
ジアルキルホスホノ基、Xはハロゲン原子)を作用させ
て化合物(3)(式中、R1、R2及びR3は上記と同じ基)を
製造し;そして(iii)該化合物(3)にアルカリ金属アル
コキシドを作用させてビタミンAを製造する本発明の方
法、該方法で得られたビタミンAをアシル化してビタミ
ンAのカルボン酸エステルを製造する本発明の方法、並
びに前記工程で生成する化合物(4)の基OR3がアルキ
ルホスホノ基である本発明の合成中間体により上記の課
題が解決される。
単な操作で効率よく製造する方法、並びに該方法におい
て有効に用い得る合成中間体の提供。 【解決手段】 (i)下記の反応式; 【化1】 に従って、化合物(1)(式中R1は置換されていてもよい
アリール基)に、アルキルリチウム及び/又はハロゲン
化アルキルマグネシウムと化合物(2)(式中R2はアルカ
ノイル基を示す)を順次作用させ、さらに(ii)ハロゲン
含有化合物R3X(式中R3はアルコキシアルキル基又は
ジアルキルホスホノ基、Xはハロゲン原子)を作用させ
て化合物(3)(式中、R1、R2及びR3は上記と同じ基)を
製造し;そして(iii)該化合物(3)にアルカリ金属アル
コキシドを作用させてビタミンAを製造する本発明の方
法、該方法で得られたビタミンAをアシル化してビタミ
ンAのカルボン酸エステルを製造する本発明の方法、並
びに前記工程で生成する化合物(4)の基OR3がアルキ
ルホスホノ基である本発明の合成中間体により上記の課
題が解決される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビタミンAおよび
そのカルボン酸エステルを簡単な操作で効率よく製造す
る方法、並びにビタミンAおよびそのカルボン酸エステ
ルの製造に有効に用い得る新規な合成中間体に関する。
そのカルボン酸エステルを簡単な操作で効率よく製造す
る方法、並びにビタミンAおよびそのカルボン酸エステ
ルの製造に有効に用い得る新規な合成中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビタミンAを製造する方法とし
て、下記の反応式で示される方法が知られている(特公
平4−68307号公報参照)。
て、下記の反応式で示される方法が知られている(特公
平4−68307号公報参照)。
【0003】
【化7】 すなわち、上記した従来法では、 (a) 化学式(6)で表されるシクロゲラニルフェニ
ルスルホンを、n−ブチルリチウムなどの塩基の存在下
に塩基性条件下で化学式(7)で表される8−アセトキ
シ−2,6−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−ア
ールと反応させて化学式(8)で表されるヒドロキシス
ルホン化合物を製造し; (b) 前記の工程(a)で得られるヒドロキシスルホ
ン化合物の水酸基を酸性条件下でジメトキシメタンなど
により保護して化学式(9)で表される化合物をつく
り;次いで (c) 前記の工程(b)で得られる化学式(9)で表
される化合物を塩基性条件下でカリウムメトキシドで処
理して、一般式(10)で表されるビタミンAを製造す
る方法;が採用されている。
ルスルホンを、n−ブチルリチウムなどの塩基の存在下
に塩基性条件下で化学式(7)で表される8−アセトキ
シ−2,6−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−ア
ールと反応させて化学式(8)で表されるヒドロキシス
ルホン化合物を製造し; (b) 前記の工程(a)で得られるヒドロキシスルホ
ン化合物の水酸基を酸性条件下でジメトキシメタンなど
により保護して化学式(9)で表される化合物をつく
り;次いで (c) 前記の工程(b)で得られる化学式(9)で表
される化合物を塩基性条件下でカリウムメトキシドで処
理して、一般式(10)で表されるビタミンAを製造す
る方法;が採用されている。
【0004】しかしながら、上記の従来法による場合
は、上述のように、化学式(8)で表されるヒドロキシ
スルホン化合物の製造工程(a)を塩基性条件下で行っ
た後、ヒドロキシスルホン化合物の水酸基を保護する次
の工程(b)を酸性条件下で行い、そして水酸基の保護
された化学式(9)で表される化合物をカリウムメトキ
シドで処理してビタミンAを製造する工程(c)を再び
塩基性条件下で行うことが必要である。そのため、各工
程毎に分液・抽出処理などを行って反応液のpHを塩基
性から酸性に、更に酸性から塩基性に調節しなければな
らず、その結果、製造工程上の操作が複雑となる。
は、上述のように、化学式(8)で表されるヒドロキシ
スルホン化合物の製造工程(a)を塩基性条件下で行っ
た後、ヒドロキシスルホン化合物の水酸基を保護する次
の工程(b)を酸性条件下で行い、そして水酸基の保護
された化学式(9)で表される化合物をカリウムメトキ
シドで処理してビタミンAを製造する工程(c)を再び
塩基性条件下で行うことが必要である。そのため、各工
程毎に分液・抽出処理などを行って反応液のpHを塩基
性から酸性に、更に酸性から塩基性に調節しなければな
らず、その結果、製造工程上の操作が複雑となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、工程
毎に反応液のpHを塩基性から酸性に、さらには酸性か
ら塩基性に調節するというような複雑な操作を行うこと
なく、ワンポットで簡便にビタミンAを製造することの
できる方法を提供することである。そして、本発明の目
的は、ワンポットでビタミンAを製造する際などに有効
に使用することのできる合成中間体を提供することであ
る。さらに、本発明の目的は、ワンポットでビタミンA
を製造し、それをさらにアシル化することにより、簡便
にビタミンAのカルボン酸エステルを製造する方法を提
供することである。
毎に反応液のpHを塩基性から酸性に、さらには酸性か
ら塩基性に調節するというような複雑な操作を行うこと
なく、ワンポットで簡便にビタミンAを製造することの
できる方法を提供することである。そして、本発明の目
的は、ワンポットでビタミンAを製造する際などに有効
に使用することのできる合成中間体を提供することであ
る。さらに、本発明の目的は、ワンポットでビタミンA
を製造し、それをさらにアシル化することにより、簡便
にビタミンAのカルボン酸エステルを製造する方法を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
本発明者は研究を行ってきた。そしてそのような研究の
一環として、ビタミンAを製造する際の中間体として生
成する、上記の化学式(8)で表される化合物で代表さ
れるヒドロキシスルホン化合物の水酸基を保護する際の
保護基について種々検討を重ねた。その結果、該ヒドロ
キシスルホン化合物の水酸基を保護する際に、一般式;
R3X(式中、R3はアルコキシアルキル基またはジアル
キルホスホノ基を表し、そしてXはハロゲン原子を示
す)で表される特定の化合物を使用すると、塩基性条件
下で該ヒドロキシスルホン化合物の水酸基の保護を円滑
に行うことができ、しかもその後のアルカリ金属アルコ
キシドを作用させてビタミンAを製造する工程も反応系
にアルカリ金属アルコキシドをそのまま添加することに
よって進行するので、反応系に反応成分をそのまま次々
と添加するいわゆるワンポット反応によりビタミンAを
簡便に製造できることを見出した。
本発明者は研究を行ってきた。そしてそのような研究の
一環として、ビタミンAを製造する際の中間体として生
成する、上記の化学式(8)で表される化合物で代表さ
れるヒドロキシスルホン化合物の水酸基を保護する際の
保護基について種々検討を重ねた。その結果、該ヒドロ
キシスルホン化合物の水酸基を保護する際に、一般式;
R3X(式中、R3はアルコキシアルキル基またはジアル
キルホスホノ基を表し、そしてXはハロゲン原子を示
す)で表される特定の化合物を使用すると、塩基性条件
下で該ヒドロキシスルホン化合物の水酸基の保護を円滑
に行うことができ、しかもその後のアルカリ金属アルコ
キシドを作用させてビタミンAを製造する工程も反応系
にアルカリ金属アルコキシドをそのまま添加することに
よって進行するので、反応系に反応成分をそのまま次々
と添加するいわゆるワンポット反応によりビタミンAを
簡便に製造できることを見出した。
【0007】また、本発明者は、上記したビタミンAの
製造工程で用いる一般式;R3Xで表される、ヒドロキ
シスルホン化合物の水酸基の保護用化合物のうちで、そ
の基R3がジアルキルホスホノ基でXがハロゲン原子で
ある化合物を用いた場合に得られる、下記の一般式
(5);
製造工程で用いる一般式;R3Xで表される、ヒドロキ
シスルホン化合物の水酸基の保護用化合物のうちで、そ
の基R3がジアルキルホスホノ基でXがハロゲン原子で
ある化合物を用いた場合に得られる、下記の一般式
(5);
【0008】
【化8】 (式中、R1は置換されていてもよいアリール基、R2は
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物は、新規な化合物であり、安定な化合物と
して単離して保存できることを見出した。そして本発明
者は、かかる種々の知見に基づいて本発明を完成した。
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物は、新規な化合物であり、安定な化合物と
して単離して保存できることを見出した。そして本発明
者は、かかる種々の知見に基づいて本発明を完成した。
【0009】したがって、本発明は、ビタミンAの製造
方法であって、 (i) 下記の一般式(1);
方法であって、 (i) 下記の一般式(1);
【0010】
【化9】 (式中、R1は置換されていてもよいアリール基を示
す)で表される化合物に、アルキルリチウムおよび/ま
たはハロゲン化アルキルマグネシウム、並びに下記の一
般式(2);
す)で表される化合物に、アルキルリチウムおよび/ま
たはハロゲン化アルキルマグネシウム、並びに下記の一
般式(2);
【0011】
【化10】 (式中、R2はアルカノイル基を示す)で表されるアル
デヒド化合物を順次作用させる工程; (ii) 上記の工程(i)で得られる化合物に、下記の
一般式(3);
デヒド化合物を順次作用させる工程; (ii) 上記の工程(i)で得られる化合物に、下記の
一般式(3);
【0012】
【化11】R3X (3) (式中、R3はアルコキシアルキル基またはジアルキル
ホスホノ基を表し、そしてXはハロゲン原子を示す)で
表されるハロゲン含有化合物を作用させて、下記の一般
式(4)
ホスホノ基を表し、そしてXはハロゲン原子を示す)で
表されるハロゲン含有化合物を作用させて、下記の一般
式(4)
【0013】
【化12】 (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ上記したのと同
じ基を示す)で表される化合物を製造する工程;並びに (iii) 上記の工程(ii)で得られる一般式(4)で
表される化合物に、アルカリ金属アルコキシドを作用さ
せてビタミンAを製造する工程;を有することを特徴と
するビタミンAの製造方法である。
じ基を示す)で表される化合物を製造する工程;並びに (iii) 上記の工程(ii)で得られる一般式(4)で
表される化合物に、アルカリ金属アルコキシドを作用さ
せてビタミンAを製造する工程;を有することを特徴と
するビタミンAの製造方法である。
【0014】そして、本発明は、下記の一般式(5);
【0015】
【化13】 (式中、R1は置換されていてもよいアリール基、R2は
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物に、アルカリ金属アルコキシドを作用させ
てビタミンAを製造することを特徴とするビタミンAの
製造方法である。
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物に、アルカリ金属アルコキシドを作用させ
てビタミンAを製造することを特徴とするビタミンAの
製造方法である。
【0016】そして、本発明は、上記したいずれかの製
造方法で得られるビタミンAの水酸基をアシル化して、
ビタミンAのカルボン酸エステルを製造する方法を包含
する。
造方法で得られるビタミンAの水酸基をアシル化して、
ビタミンAのカルボン酸エステルを製造する方法を包含
する。
【0017】さらに、本発明は、下記の一般式(5);
【0018】
【化14】 (式中、R1は置換されていてもよいアリール基、R2は
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物である。
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明では、まず、工程(i)において、上記の一般式
(1)で表される化合物[以下「シクロゲラニルアリー
ルスルホン化合物(1)」という]に、アルキルリチウ
ムおよび/またはハロゲン化アルキルマグネシウム、並
びに上記の一般式(2)で表されるアルデヒド化合物
[以下「アルデヒド化合物(2)」という]を作用させ
る。この工程(i)では、シクロゲラニルアリールスル
ホン化合物(1)に、アルキルリチウムおよび/または
ハロゲン化アルキルマグネシウムを作用させることによ
って、一般に、下記の一般式(6);
本発明では、まず、工程(i)において、上記の一般式
(1)で表される化合物[以下「シクロゲラニルアリー
ルスルホン化合物(1)」という]に、アルキルリチウ
ムおよび/またはハロゲン化アルキルマグネシウム、並
びに上記の一般式(2)で表されるアルデヒド化合物
[以下「アルデヒド化合物(2)」という]を作用させ
る。この工程(i)では、シクロゲラニルアリールスル
ホン化合物(1)に、アルキルリチウムおよび/または
ハロゲン化アルキルマグネシウムを作用させることによ
って、一般に、下記の一般式(6);
【0020】
【化15】 (式中、R1は上記と同じ基、Mはリチウムまたはハロ
ゲン化マグネシウムを示す)で表されるシクロゲラニル
アリールスルホン塩[以下「シクロゲラニルアリールス
ルホン塩(6)」という]が生成し、その塩とアルデヒ
ド化合物(2)が反応して、下記の一般式(7);
ゲン化マグネシウムを示す)で表されるシクロゲラニル
アリールスルホン塩[以下「シクロゲラニルアリールス
ルホン塩(6)」という]が生成し、その塩とアルデヒ
ド化合物(2)が反応して、下記の一般式(7);
【0021】
【化16】 (式中、R1、R2およびMは上記と同じ基を示す)で表
される化合物[以下「化合物(7)」という]が一般に
生成する。
される化合物[以下「化合物(7)」という]が一般に
生成する。
【0022】この工程(i)で用いるシクロゲラニルア
リールスルホン化合物(1)では、R1は置換されてい
てもよいアリール基を示し、R1が炭素原子数6〜12
個の非置換のまたは置換されたアリール基であることが
好ましく、置換されていてもよいフェニル基やナフチル
基であることがより好ましい。R1の具体例としては、
フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル
基、p−エチルフェニル基、p−イソプロピルフェニル
基、p−t−ブチルフェニル基、p−メトキシフェニル
基、ナフチル基などを挙げることができる。そのうちで
も、R1がフェニル基、p−トリル基であるシクロゲラ
ニルアリールスルホン化合物(1)が、入手の容易性な
どの点から好ましく用いられる。また、工程(i)で用
いるアルデヒド化合物(2)では、R2は低級アルカノ
イル基を表し、R2が炭素原子数1〜3の低級アルカノ
イル基であることが好ましい。R2の具体例としては、
ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基などが挙げら
れる。そのうちでも、R2がアセチル基であるアルデヒ
ド化合物(2)が、入手の容易性などの点から好ましく
用いられる。
リールスルホン化合物(1)では、R1は置換されてい
てもよいアリール基を示し、R1が炭素原子数6〜12
個の非置換のまたは置換されたアリール基であることが
好ましく、置換されていてもよいフェニル基やナフチル
基であることがより好ましい。R1の具体例としては、
フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル
基、p−エチルフェニル基、p−イソプロピルフェニル
基、p−t−ブチルフェニル基、p−メトキシフェニル
基、ナフチル基などを挙げることができる。そのうちで
も、R1がフェニル基、p−トリル基であるシクロゲラ
ニルアリールスルホン化合物(1)が、入手の容易性な
どの点から好ましく用いられる。また、工程(i)で用
いるアルデヒド化合物(2)では、R2は低級アルカノ
イル基を表し、R2が炭素原子数1〜3の低級アルカノ
イル基であることが好ましい。R2の具体例としては、
ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基などが挙げら
れる。そのうちでも、R2がアセチル基であるアルデヒ
ド化合物(2)が、入手の容易性などの点から好ましく
用いられる。
【0023】また、工程(i)で用いるアルキルリチウ
ムおよびハロゲン化アルキルマグネシウムとしては、そ
れらのアルキル基が炭素原子数1〜4の低級アルキル基
である化合物が好ましい。また、ハロゲン化アルキルマ
グネシウムにおけるハロゲンは、塩素、ヨウ素または臭
素のいずれであってもよい。アルキルリチウムの具体例
としては、メチルリチウム、エチルリチウム、n−プロ
ピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチ
ウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウムなどが
挙げられる。また、ハロゲン化アルキルマグネシウムの
例としては、塩化メチルマグネシウム、臭化メチルマグ
ネシウム、ヨウ化メチルマグネシウム、塩化エチルマグ
ネシウム、臭化エチルマグネシウム、塩化イソプロピル
マグネシウム、臭化イソプロピルマグネシウム、塩化n
−ブチルマグネシウム、塩化イソブチルマグネシウム、
塩化t−ブチルマグネシウム、臭化n−ブチルマグネシ
ウム、臭化イソブチルマグネシウム、臭化t−ブチルマ
グネシウムなどが挙げられる。工程(i)では、これら
のアルキルリチウムおよびハロゲン化アルキルマグネシ
ウムのうちの1種を用いても、または2種以上を用いて
もよい。そのうちでも、工程(i)では、n−ブチルリ
チウム、臭化メチルマグネシウムが入手の容易性などの
点から好ましく用いられる。
ムおよびハロゲン化アルキルマグネシウムとしては、そ
れらのアルキル基が炭素原子数1〜4の低級アルキル基
である化合物が好ましい。また、ハロゲン化アルキルマ
グネシウムにおけるハロゲンは、塩素、ヨウ素または臭
素のいずれであってもよい。アルキルリチウムの具体例
としては、メチルリチウム、エチルリチウム、n−プロ
ピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチ
ウム、s−ブチルリチウム、t−ブチルリチウムなどが
挙げられる。また、ハロゲン化アルキルマグネシウムの
例としては、塩化メチルマグネシウム、臭化メチルマグ
ネシウム、ヨウ化メチルマグネシウム、塩化エチルマグ
ネシウム、臭化エチルマグネシウム、塩化イソプロピル
マグネシウム、臭化イソプロピルマグネシウム、塩化n
−ブチルマグネシウム、塩化イソブチルマグネシウム、
塩化t−ブチルマグネシウム、臭化n−ブチルマグネシ
ウム、臭化イソブチルマグネシウム、臭化t−ブチルマ
グネシウムなどが挙げられる。工程(i)では、これら
のアルキルリチウムおよびハロゲン化アルキルマグネシ
ウムのうちの1種を用いても、または2種以上を用いて
もよい。そのうちでも、工程(i)では、n−ブチルリ
チウム、臭化メチルマグネシウムが入手の容易性などの
点から好ましく用いられる。
【0024】アルキルリチウムおよび/またはハロゲン
化アルキルマグネシウムは、シクロゲラニルアリールス
ルホン化合物(1)に対して0.7から1.2当量(複
数種を用いる場合はそれらの合計量)の範囲で用いるこ
とが、上記のシクロゲラニルアリールスルホン塩(6)
の形成が円滑に行われるので好ましい。また、アルデヒ
ド化合物(2)を、シクロゲラニルアリールスルホン化
合物(1)に対して0.8から2.0当量用いること
が、反応が円滑に進行して、化合物(7)の生成が円滑
に行われるので好ましい。
化アルキルマグネシウムは、シクロゲラニルアリールス
ルホン化合物(1)に対して0.7から1.2当量(複
数種を用いる場合はそれらの合計量)の範囲で用いるこ
とが、上記のシクロゲラニルアリールスルホン塩(6)
の形成が円滑に行われるので好ましい。また、アルデヒ
ド化合物(2)を、シクロゲラニルアリールスルホン化
合物(1)に対して0.8から2.0当量用いること
が、反応が円滑に進行して、化合物(7)の生成が円滑
に行われるので好ましい。
【0025】この工程(i)は、テトラヒドロフラン
(以下THFと略すことがある)、ジエチルエーテルな
どのエーテル系溶媒、n−ヘキサン、シクロヘキサン、
トルエンなどの炭化水素系溶媒のうちの1種の有機溶媒
または2種以上の混合溶媒中で行うことが、反応が円滑
に進行するので好ましく、THF中で行うことがより好
ましい。また、工程(i)の反応は、一般に−90℃か
ら30℃までの幅広い温度範囲で行うことができる。特
に、シクロゲラニルアリールスルホン化合物(1)にア
ルキルリチウムおよび/またはハロゲン化アルキルマグ
ネシウムを作用させてシクロゲラニルアリールスルホン
塩(6)を形成させる反応を−90℃から30℃までの
温度で5分〜5時間行い、次いでアルデヒド化合物
(2)を作用させて化合物(7)を生成させる反応を−
90℃から0℃までの温度範囲で5分〜5時間行うと化
合物(7)の生成が円滑に行われる。そして、この工程
(i)は窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で実施
することが好ましい。
(以下THFと略すことがある)、ジエチルエーテルな
どのエーテル系溶媒、n−ヘキサン、シクロヘキサン、
トルエンなどの炭化水素系溶媒のうちの1種の有機溶媒
または2種以上の混合溶媒中で行うことが、反応が円滑
に進行するので好ましく、THF中で行うことがより好
ましい。また、工程(i)の反応は、一般に−90℃か
ら30℃までの幅広い温度範囲で行うことができる。特
に、シクロゲラニルアリールスルホン化合物(1)にア
ルキルリチウムおよび/またはハロゲン化アルキルマグ
ネシウムを作用させてシクロゲラニルアリールスルホン
塩(6)を形成させる反応を−90℃から30℃までの
温度で5分〜5時間行い、次いでアルデヒド化合物
(2)を作用させて化合物(7)を生成させる反応を−
90℃から0℃までの温度範囲で5分〜5時間行うと化
合物(7)の生成が円滑に行われる。そして、この工程
(i)は窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で実施
することが好ましい。
【0026】次いで、工程(ii)において、上記の工程
(i)で得られる反応生成物に、上記の一般式(3)で
表されるハロゲン含有化合物R3X[以下「ハロゲン含
有化合物(3)」という]を作用させて、上記の一般式
(4)で表される化合物[以下「化合物(4)」とい
う]を製造する。
(i)で得られる反応生成物に、上記の一般式(3)で
表されるハロゲン含有化合物R3X[以下「ハロゲン含
有化合物(3)」という]を作用させて、上記の一般式
(4)で表される化合物[以下「化合物(4)」とい
う]を製造する。
【0027】この工程(ii)で用いるハロゲン含有化合
物(3)では、R3はアルコキシアルキル基またはジア
ルキルホスホノ基である。R3がアルコキシアルキル基
である場合には、炭素原子数が1〜4の低級アルコキシ
基で置換された炭素原子数1〜4の低級アルキル基であ
ることが好ましく、炭素原子数1〜3のアルコキシ基で
置換されたメチル基であることがより好ましい。また、
R3がジアルキルホスホノ基の場合には、そのアルキル
基は炭素原子数1〜4の低級アルキル基であることが好
ましい。また、ハロゲン含有化合物(3)におけるハロ
ゲン原子Xは、塩素、臭素またはヨウ素であることが好
ましい。ハロゲン含有化合物(3)の具体例としては、
ヨウ化メトキシメタン、臭化メトキシメタン、塩化メト
キシメタン、ヨウ化エトキシメタン、臭化エトキシメタ
ン、塩化エトキシメタン、塩化ジメチルホスファイト、
臭化ジメチルホスファイト、ヨウ化ジメチルホスファイ
ト、塩化ジエチルホスファイト、臭化ジエチルホスファ
イト、ヨウ化ジエチルホスファイト、塩化ジイソプロピ
ルホスファイト、臭化ジイソプロピルホスファイト、ヨ
ウ化ジイソプロピルホスファイトなどを挙げることがで
きる。そのうちでも、ハロゲン含有化合物(3)として
塩化メトキシメタン、臭化メトキシメタン、ヨウ化メト
キシメタンまたは塩化ジエチルホスファイトを用いる
と、化合物(7)と速やかに反応して化合物(4)を円
滑に形成することができ、しかも次の工程(iii)にお
いて化合物(4)の官能基(−OR3)のアルカリ金属
アルコキシドによる離脱が容易であり、目的とするビタ
ミンAを高収率で得ることができるので好ましい。
物(3)では、R3はアルコキシアルキル基またはジア
ルキルホスホノ基である。R3がアルコキシアルキル基
である場合には、炭素原子数が1〜4の低級アルコキシ
基で置換された炭素原子数1〜4の低級アルキル基であ
ることが好ましく、炭素原子数1〜3のアルコキシ基で
置換されたメチル基であることがより好ましい。また、
R3がジアルキルホスホノ基の場合には、そのアルキル
基は炭素原子数1〜4の低級アルキル基であることが好
ましい。また、ハロゲン含有化合物(3)におけるハロ
ゲン原子Xは、塩素、臭素またはヨウ素であることが好
ましい。ハロゲン含有化合物(3)の具体例としては、
ヨウ化メトキシメタン、臭化メトキシメタン、塩化メト
キシメタン、ヨウ化エトキシメタン、臭化エトキシメタ
ン、塩化エトキシメタン、塩化ジメチルホスファイト、
臭化ジメチルホスファイト、ヨウ化ジメチルホスファイ
ト、塩化ジエチルホスファイト、臭化ジエチルホスファ
イト、ヨウ化ジエチルホスファイト、塩化ジイソプロピ
ルホスファイト、臭化ジイソプロピルホスファイト、ヨ
ウ化ジイソプロピルホスファイトなどを挙げることがで
きる。そのうちでも、ハロゲン含有化合物(3)として
塩化メトキシメタン、臭化メトキシメタン、ヨウ化メト
キシメタンまたは塩化ジエチルホスファイトを用いる
と、化合物(7)と速やかに反応して化合物(4)を円
滑に形成することができ、しかも次の工程(iii)にお
いて化合物(4)の官能基(−OR3)のアルカリ金属
アルコキシドによる離脱が容易であり、目的とするビタ
ミンAを高収率で得ることができるので好ましい。
【0028】ハロゲン含有化合物(3)の使用量は、最
初に用いるシクロゲラニルアリールスルホン化合物
(1)に対し0.8から2.0当量であることが、工程
(ii)を円滑に進行させ得る点から好ましい。また、こ
の工程(ii)は、一般に、上記の工程(i)で生成した
化合物を反応系から取り出すことなくそのまま反応系に
存在させておき、そこにハロゲン含有化合物(3)を添
加することによって好ましく実施される。工程(ii)の
反応は通常−90℃からの0℃の広い温度範囲で実施す
ることができる。反応時間は特に制限されないが、一般
的には5分から5時間かけて行うことが好ましい。ま
た、工程(ii)は、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲
気下で実施することが好ましい。
初に用いるシクロゲラニルアリールスルホン化合物
(1)に対し0.8から2.0当量であることが、工程
(ii)を円滑に進行させ得る点から好ましい。また、こ
の工程(ii)は、一般に、上記の工程(i)で生成した
化合物を反応系から取り出すことなくそのまま反応系に
存在させておき、そこにハロゲン含有化合物(3)を添
加することによって好ましく実施される。工程(ii)の
反応は通常−90℃からの0℃の広い温度範囲で実施す
ることができる。反応時間は特に制限されないが、一般
的には5分から5時間かけて行うことが好ましい。ま
た、工程(ii)は、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲
気下で実施することが好ましい。
【0029】次に、工程(iii)で、上記の工程(ii)
で得られる化合物(4)にアルカリ金属アルコキシドを
作用させて、上記の化学式(10)で表されるビタミン
Aを製造する。この工程(iii)で用いるアルカリ金属
アルコキシドとしては、アルカリ金属の炭素原子数1〜
4の低級アルコキシドが好ましく用いられ、具体例とし
ては、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリ
ウムプロポキシド、カリウムt−ブトキシド、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムプロ
ポキシドなどを挙げることができ、そのうちでもカリウ
ムメトキシド、カリウムt−ブトキシドが反応収率およ
び入手の容易さの点から好ましい。この工程(iii)で
は、一般に、アルカリ金属アルコキシドの使用量を、最
初に用いるシクロゲラニルアリールスルホン化合物
(1)対して3〜30当量とすると、目的物であるビタ
ミンAを円滑に製造することができるので好ましい。
で得られる化合物(4)にアルカリ金属アルコキシドを
作用させて、上記の化学式(10)で表されるビタミン
Aを製造する。この工程(iii)で用いるアルカリ金属
アルコキシドとしては、アルカリ金属の炭素原子数1〜
4の低級アルコキシドが好ましく用いられ、具体例とし
ては、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリ
ウムプロポキシド、カリウムt−ブトキシド、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムプロ
ポキシドなどを挙げることができ、そのうちでもカリウ
ムメトキシド、カリウムt−ブトキシドが反応収率およ
び入手の容易さの点から好ましい。この工程(iii)で
は、一般に、アルカリ金属アルコキシドの使用量を、最
初に用いるシクロゲラニルアリールスルホン化合物
(1)対して3〜30当量とすると、目的物であるビタ
ミンAを円滑に製造することができるので好ましい。
【0030】この工程(iii)は、上記の工程(ii)で
生成した化合物(4)を反応系から取り出すことなくそ
のまま反応系に存在させておき、そこにアルカリ金属ア
ルコキシドを添加することによって実施することができ
る。その際の工程(iii)の反応は、通常−10℃から
60℃の温度範囲で実施することができる。反応時間は
特に制限されないが、一般的には10分から5時間かけ
て行うことが好ましい。また、工程(iii)は、窒素、
アルゴン等の不活性ガス雰囲気下に実施するのが好まし
い。
生成した化合物(4)を反応系から取り出すことなくそ
のまま反応系に存在させておき、そこにアルカリ金属ア
ルコキシドを添加することによって実施することができ
る。その際の工程(iii)の反応は、通常−10℃から
60℃の温度範囲で実施することができる。反応時間は
特に制限されないが、一般的には10分から5時間かけ
て行うことが好ましい。また、工程(iii)は、窒素、
アルゴン等の不活性ガス雰囲気下に実施するのが好まし
い。
【0031】そして、この工程(iii)を行うに当たっ
て、反応系にアルカリ金属ヨウ化物、特にヨウ化ナトリ
ウムを存在させておくと、ビタミンAの収率が向上する
ので好ましい。その場合のアルカリ金属ヨウ化物の使用
量は、最初に用いるシクロゲラニルスルホン化合物
(1)対して1〜10当量とすることが好ましい。工程
(iii)をアルカリ金属ヨウ化物の存在下で行う場合
は、アルカリ金属ヨウ化物は、上記の工程(ii)を終了
した時点[工程(iii)でアルカリ金属アルコキシドを
添加する直前]に添加しても、上記の工程(ii)を行う
際にハロゲン含有化合物(3)と共にアルカリ金属ヨウ
化物を添加しても、或いは工程(i)を行う前またはそ
の途中で添加してもよい。
て、反応系にアルカリ金属ヨウ化物、特にヨウ化ナトリ
ウムを存在させておくと、ビタミンAの収率が向上する
ので好ましい。その場合のアルカリ金属ヨウ化物の使用
量は、最初に用いるシクロゲラニルスルホン化合物
(1)対して1〜10当量とすることが好ましい。工程
(iii)をアルカリ金属ヨウ化物の存在下で行う場合
は、アルカリ金属ヨウ化物は、上記の工程(ii)を終了
した時点[工程(iii)でアルカリ金属アルコキシドを
添加する直前]に添加しても、上記の工程(ii)を行う
際にハロゲン含有化合物(3)と共にアルカリ金属ヨウ
化物を添加しても、或いは工程(i)を行う前またはそ
の途中で添加してもよい。
【0032】工程(iii)でビタミンAが生成した後、
反応系に水または重曹水などの停止剤を添加することに
よって反応を停止させることができる。その後、酢酸エ
チル、トルエン、ヘキサンなどの有機溶媒を加えて目的
化合物を抽出し、有機層を水または食塩水で洗浄後、溶
媒を除去することにより粗なビタミンAが得られる。こ
の粗なビタミンAは、晶析、カラムクロマトグラフィー
などの従来既知の精製方法を使用して高純度のビタミン
Aとすることができる。
反応系に水または重曹水などの停止剤を添加することに
よって反応を停止させることができる。その後、酢酸エ
チル、トルエン、ヘキサンなどの有機溶媒を加えて目的
化合物を抽出し、有機層を水または食塩水で洗浄後、溶
媒を除去することにより粗なビタミンAが得られる。こ
の粗なビタミンAは、晶析、カラムクロマトグラフィー
などの従来既知の精製方法を使用して高純度のビタミン
Aとすることができる。
【0033】さらに、上記で得られるビタミンAの水酸
基をアシル化することによってビタミンAのカルボン酸
エステルを製造することができる。ビタミンAのカルボ
ン酸エステル化方法は特に制限されず、従来既知のいず
れの方法で行ってもよい。何ら限定されるものではない
が、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチ
ルアミノピリジンなどのアミンの存在下に、ビタミンA
と当量以上の無水酢酸、塩化アセチル、塩化パルミトイ
ルなどのアシル化剤を−10℃から60℃の温度範囲で
1時間から12時間反応させた後、水および酢酸エチ
ル、トルエン、ヘキサンなどの有機溶媒を加えて目的化
合物を抽出し、有機層を水または食塩水で洗浄後、溶媒
を除去することによりビタミンAのカルボン酸エステル
を得ることができる。ビタミンAのカルボン酸エステル
の製造に当たっては、粗なビタミンAまたは純度の高い
ビタミンAのいずれを用いてもよい。そして得られるビ
タミンAのカルボン酸エステルは、晶析、カラムクロマ
トグラフィーなどの従来既知の方法で精製することによ
り純度をより高めることができる。この方法で製造され
るビタミンAのカルボン酸エステルの具体例としては、
ビタミンAアセテート、ビタミンAパルミテートなどを
挙げることができる。
基をアシル化することによってビタミンAのカルボン酸
エステルを製造することができる。ビタミンAのカルボ
ン酸エステル化方法は特に制限されず、従来既知のいず
れの方法で行ってもよい。何ら限定されるものではない
が、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチ
ルアミノピリジンなどのアミンの存在下に、ビタミンA
と当量以上の無水酢酸、塩化アセチル、塩化パルミトイ
ルなどのアシル化剤を−10℃から60℃の温度範囲で
1時間から12時間反応させた後、水および酢酸エチ
ル、トルエン、ヘキサンなどの有機溶媒を加えて目的化
合物を抽出し、有機層を水または食塩水で洗浄後、溶媒
を除去することによりビタミンAのカルボン酸エステル
を得ることができる。ビタミンAのカルボン酸エステル
の製造に当たっては、粗なビタミンAまたは純度の高い
ビタミンAのいずれを用いてもよい。そして得られるビ
タミンAのカルボン酸エステルは、晶析、カラムクロマ
トグラフィーなどの従来既知の方法で精製することによ
り純度をより高めることができる。この方法で製造され
るビタミンAのカルボン酸エステルの具体例としては、
ビタミンAアセテート、ビタミンAパルミテートなどを
挙げることができる。
【0034】上記した工程(i)〜工程(iii)を有す
る本発明の方法によれば、複雑な操作を要することな
く、ワンポットでビタミンAを簡便に製造することがで
きる。
る本発明の方法によれば、複雑な操作を要することな
く、ワンポットでビタミンAを簡便に製造することがで
きる。
【0035】また、本発明において、上記の工程(i)
〜工程(iii)をそのまま引き続いて行わずに、上記の
工程(ii)が終了した段階で反応を停止させて、そこで
生成した化合物(4)を反応系から合成中間体として分
離取得し、それを用いてビタミンAを製造してもよい。
その場合に、工程(ii)の反応の停止は、例えば反応液
に水または重曹水を加えることにより行うことができ、
次いでトルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン
などの炭化水素系溶媒や酢酸エチルなどのエステル系溶
媒を用いて化合物(4)を抽出し、溶媒を除去すること
によって化合物(4)を取得することができる。特に、
その場合に取得される化合物(4)のうちで、R3が式;
−PO(OR4)2(式中R4はアルキル基を示す)で表さ
れるジアルキルホスホノ基である下記の一般式(5);
〜工程(iii)をそのまま引き続いて行わずに、上記の
工程(ii)が終了した段階で反応を停止させて、そこで
生成した化合物(4)を反応系から合成中間体として分
離取得し、それを用いてビタミンAを製造してもよい。
その場合に、工程(ii)の反応の停止は、例えば反応液
に水または重曹水を加えることにより行うことができ、
次いでトルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン
などの炭化水素系溶媒や酢酸エチルなどのエステル系溶
媒を用いて化合物(4)を抽出し、溶媒を除去すること
によって化合物(4)を取得することができる。特に、
その場合に取得される化合物(4)のうちで、R3が式;
−PO(OR4)2(式中R4はアルキル基を示す)で表さ
れるジアルキルホスホノ基である下記の一般式(5);
【0036】
【化17】 (式中、R1は置換されていてもよいアリール基、R2は
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物[以下「化合物(5)」という]は、新規
な化合物であり、安定に貯蔵したり、流通することがで
きる。
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物[以下「化合物(5)」という]は、新規
な化合物であり、安定に貯蔵したり、流通することがで
きる。
【0037】そして、化合物(5)をも含めて、化合物
(4)はビタミンAを製造するための合成中間体などと
して有効に用いることができ、化合物(4)を用いるこ
とによりビタミンAを収率よく得ることができる。化合
物(5)をも含めて、上記で回収される化合物(4)を
用いてビタミンAを製造するに当たっては、アルカリ金
属アルコキシドを用いる上記の工程(iii)と同様の方
法が採用できる。この際、アルカリ金属アルコキシドの
使用量は、化合物(4)に対して2〜30当量とするこ
とが好ましい。また、上記の工程(iii)と同様に、反
応系にアルカリ金属ヨウ化物、特にヨウ化ナトリウムを
存在させておくと、ビタミンAの収率が向上するので好
ましい。その場合のアルカリ金属ヨウ化物の使用量は、
化合物(4)に対して0.5〜10当量とすることが好
ましい。
(4)はビタミンAを製造するための合成中間体などと
して有効に用いることができ、化合物(4)を用いるこ
とによりビタミンAを収率よく得ることができる。化合
物(5)をも含めて、上記で回収される化合物(4)を
用いてビタミンAを製造するに当たっては、アルカリ金
属アルコキシドを用いる上記の工程(iii)と同様の方
法が採用できる。この際、アルカリ金属アルコキシドの
使用量は、化合物(4)に対して2〜30当量とするこ
とが好ましい。また、上記の工程(iii)と同様に、反
応系にアルカリ金属ヨウ化物、特にヨウ化ナトリウムを
存在させておくと、ビタミンAの収率が向上するので好
ましい。その場合のアルカリ金属ヨウ化物の使用量は、
化合物(4)に対して0.5〜10当量とすることが好
ましい。
【0038】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を説明する
が、本発明はそれらの実施例に何ら限定されるものでは
ない。 《実施例1》 (1) 窒素置換した反応器に、THF5mlを入れ、
これにシクロゲラニルフェニルスルホン0.362g
(1.3mmol)を入れてTHFに溶解させた。メタ
ノール−ドライアイスバスを用いて―78℃に冷却した
後、n−ブチルリチウム0.75ml(1.2mmo
l、1.6Mヘキサン溶液)を滴下し、―78℃で1時
間撹拌した。その後、THF3mlに溶解した8−アセ
トキシ−2,6−ジメチル−2,6−オクタジエン−1
−アール0.211g(1.0mmol)を滴下して、―
78℃で10分間撹拌して反応させた[工程(i)]。
が、本発明はそれらの実施例に何ら限定されるものでは
ない。 《実施例1》 (1) 窒素置換した反応器に、THF5mlを入れ、
これにシクロゲラニルフェニルスルホン0.362g
(1.3mmol)を入れてTHFに溶解させた。メタ
ノール−ドライアイスバスを用いて―78℃に冷却した
後、n−ブチルリチウム0.75ml(1.2mmo
l、1.6Mヘキサン溶液)を滴下し、―78℃で1時
間撹拌した。その後、THF3mlに溶解した8−アセ
トキシ−2,6−ジメチル−2,6−オクタジエン−1
−アール0.211g(1.0mmol)を滴下して、―
78℃で10分間撹拌して反応させた[工程(i)]。
【0039】(2) 次に、上記(1)で得られた反応
混合物に、臭化メトキシメタン0.1ml(1.2mm
ol)と、無水ヨウ化ナトリウム0.225g(1.5
mmol)のTHF3ml懸濁液を加えて、―78℃で
3時間撹拌して反応させた[工程(ii)]。
混合物に、臭化メトキシメタン0.1ml(1.2mm
ol)と、無水ヨウ化ナトリウム0.225g(1.5
mmol)のTHF3ml懸濁液を加えて、―78℃で
3時間撹拌して反応させた[工程(ii)]。
【0040】(3) 上記(2)で得られた反応液を室
温まで昇温した後、カリウムメトキシド0.701g
(10mmol)を加えて室温で30分間、さらに40
℃で1時間撹拌して反応させた。次いで、飽和重曹水1
0mlを加えて反応を停止させた後、酢酸エチル15m
lで3回抽出処理を行った。得られた有機層(酢酸エチ
ル層)を飽和食塩水20mlで洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、溶媒を留去することにより、粗な
ビタミンA0.455gを得た[工程(iii)]。
温まで昇温した後、カリウムメトキシド0.701g
(10mmol)を加えて室温で30分間、さらに40
℃で1時間撹拌して反応させた。次いで、飽和重曹水1
0mlを加えて反応を停止させた後、酢酸エチル15m
lで3回抽出処理を行った。得られた有機層(酢酸エチ
ル層)を飽和食塩水20mlで洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、溶媒を留去することにより、粗な
ビタミンA0.455gを得た[工程(iii)]。
【0041】(4) 上記(3)で得られた粗なビタミ
ンA0.445gを反応器に入れ、そこに4―ジメチル
アミノピリジン0.048g、ピリジン0.5mlおよ
びヘキサン5mlを加え、さらに無水酢酸2mlを加え
て室温で1時間撹拌して反応させた。次いで、得られた
反応混合物を0℃に冷却した後、該反応混合物に飽和重
曹水30mlを加えて反応を停止し、酢酸エチル15m
lで3回抽出処理を行った。得られた有機層(酢酸エチ
ル層)を水20ml、飽和食塩水20mlで洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去すること
により、油状物0.442gを得た。
ンA0.445gを反応器に入れ、そこに4―ジメチル
アミノピリジン0.048g、ピリジン0.5mlおよ
びヘキサン5mlを加え、さらに無水酢酸2mlを加え
て室温で1時間撹拌して反応させた。次いで、得られた
反応混合物を0℃に冷却した後、該反応混合物に飽和重
曹水30mlを加えて反応を停止し、酢酸エチル15m
lで3回抽出処理を行った。得られた有機層(酢酸エチ
ル層)を水20ml、飽和食塩水20mlで洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去すること
により、油状物0.442gを得た。
【0042】(5) 上記(4)で得られた油状物0.
442gを下記に記載するHPLC分析にて分析したと
ころ、目的とするビタミンAアセテートが0.232g
(収率71%)含まれており、そのうち分子内の二重結
合が全てトランス型である化合物の割合が92%である
ことが分った。
442gを下記に記載するHPLC分析にて分析したと
ころ、目的とするビタミンAアセテートが0.232g
(収率71%)含まれており、そのうち分子内の二重結
合が全てトランス型である化合物の割合が92%である
ことが分った。
【0043】[HPLC分析条件] カラム:ZorbaxSIL 250mm×4mm 移動相:t−ブチルメチルエーテル:n−ヘキサン=
5:100(体積比) 内部標準物質:2,4,6−キシレノール
5:100(体積比) 内部標準物質:2,4,6−キシレノール
【0044】《実施例2》ヨウ化ナトリウム1.5mm
olを工程(ii)で加える代わりに、工程(i)におい
てn−ブチルリチウムを添加する前に加えたこと以外は
実施例1の(1)〜(4)と同様の操作を行ったとこ
ろ、ビタミンAアセテートが74%の収率で得られた。
olを工程(ii)で加える代わりに、工程(i)におい
てn−ブチルリチウムを添加する前に加えたこと以外は
実施例1の(1)〜(4)と同様の操作を行ったとこ
ろ、ビタミンAアセテートが74%の収率で得られた。
【0045】《実施例3》工程(i)〜工程(iii)の
いずれにおいてもヨウ化ナトリウムを加えることなく実
施例1の(1)〜(4)と同様の操作を行ったところ、
ビタミンAアセテートが66%の収率で得られた。
いずれにおいてもヨウ化ナトリウムを加えることなく実
施例1の(1)〜(4)と同様の操作を行ったところ、
ビタミンAアセテートが66%の収率で得られた。
【0046】《実施例4》ヨウ化ナトリウム1.5mm
olを工程(ii)で加える代わりに、工程(i)におい
てn−ブチルリチウムを添加する前に加え、且つ工程
(ii)において臭化メトキシメタン1.2mmolの代
わりに塩化メトキシメタン1.2mmolを加えたこと
以外は実施例1の(1)〜(4)と同様の操作を行った
ところ、ビタミンAアセテートが64%の収率で得られ
た。
olを工程(ii)で加える代わりに、工程(i)におい
てn−ブチルリチウムを添加する前に加え、且つ工程
(ii)において臭化メトキシメタン1.2mmolの代
わりに塩化メトキシメタン1.2mmolを加えたこと
以外は実施例1の(1)〜(4)と同様の操作を行った
ところ、ビタミンAアセテートが64%の収率で得られ
た。
【0047】《実施例5》有機溶媒としてTHFの代わ
りに同量のジエチルエーテルを用い、且つ工程(i)〜
工程(iii)のいずれにおいてもヨウ化ナトリウムを加
えることなく実施例1の(1)〜(4)と同様の操作を
行ったところ、ビタミンAアセテートが29%の収率で
得られた。
りに同量のジエチルエーテルを用い、且つ工程(i)〜
工程(iii)のいずれにおいてもヨウ化ナトリウムを加
えることなく実施例1の(1)〜(4)と同様の操作を
行ったところ、ビタミンAアセテートが29%の収率で
得られた。
【0048】《実施例6》工程(i)〜工程(iii)の
いずれにおいてもヨウ化ナトリウムを加えることなく、
且つ工程(ii)において臭化メトキシメタン1.2mm
olの代わりにヨウ化メトキシメタン1.2mmolを
使用したこと以外は実施例1の(1)〜(4)と同様の
操作を行ったところ、ビタミンAアセテートが59%の
収率で得られた。
いずれにおいてもヨウ化ナトリウムを加えることなく、
且つ工程(ii)において臭化メトキシメタン1.2mm
olの代わりにヨウ化メトキシメタン1.2mmolを
使用したこと以外は実施例1の(1)〜(4)と同様の
操作を行ったところ、ビタミンAアセテートが59%の
収率で得られた。
【0049】《実施例7》工程(i)〜工程(iii)の
いずれにおいてもヨウ化ナトリウムを加えることなく、
且つ工程(ii)において臭化メトキシメタン1.2mm
olの代わりに塩化ジエチルホスファイト1.2mmo
lを使用したこと以外は実施例1の(1)〜(4)と同
様の操作を行ったところ、ビタミンAアセテートが30
%の収率で得られた。
いずれにおいてもヨウ化ナトリウムを加えることなく、
且つ工程(ii)において臭化メトキシメタン1.2mm
olの代わりに塩化ジエチルホスファイト1.2mmo
lを使用したこと以外は実施例1の(1)〜(4)と同
様の操作を行ったところ、ビタミンAアセテートが30
%の収率で得られた。
【0050】《実施例8》ヨウ化ナトリウム1.5mm
olを工程(ii)で加える代わりに工程(i)において
n−ブチルリチウムを添加する前に加え、且つ工程(i
i)において臭化メトキシメタンの代わりに塩化ジエチ
ルホスファイトを1.2mmolの割合で使用したこと
以外は実施例1の(1)〜(4)と同様の操作を行った
ところ、ビタミンAアセテートが60%の収率で得られ
た。
olを工程(ii)で加える代わりに工程(i)において
n−ブチルリチウムを添加する前に加え、且つ工程(i
i)において臭化メトキシメタンの代わりに塩化ジエチ
ルホスファイトを1.2mmolの割合で使用したこと
以外は実施例1の(1)〜(4)と同様の操作を行った
ところ、ビタミンAアセテートが60%の収率で得られ
た。
【0051】《実施例9》 (1) 窒素雰囲気下、シクロゲラニルフェニルスルホ
ン0.278g(1.0mmol)のTHF4ml溶液
をメタノール−ドライアイスバスで−78℃に冷却し、
n−ブチルリチウム0.75ml(1.2mmol、
1.6Mヘキサン溶液)を滴下し、30分間撹拌した。
得られた混合物に、8−アセトキシ−2,6−ジメチル
−2,6−オクタジエン−1−アール0.253g
(1.2mmol)を滴下して−78℃で10分間撹拌
して反応させた[工程(i)]。
ン0.278g(1.0mmol)のTHF4ml溶液
をメタノール−ドライアイスバスで−78℃に冷却し、
n−ブチルリチウム0.75ml(1.2mmol、
1.6Mヘキサン溶液)を滴下し、30分間撹拌した。
得られた混合物に、8−アセトキシ−2,6−ジメチル
−2,6−オクタジエン−1−アール0.253g
(1.2mmol)を滴下して−78℃で10分間撹拌
して反応させた[工程(i)]。
【0052】(2) 次いで、上記(1)で得られた混
合物に塩化ジエチルホスファイト0.18ml(1.2
mmol)を滴下して、−78℃で9時間撹拌して反応
させた[工程(ii)]。
合物に塩化ジエチルホスファイト0.18ml(1.2
mmol)を滴下して、−78℃で9時間撹拌して反応
させた[工程(ii)]。
【0053】(3) 上記(2)で得られた反応液に飽
和塩化アンモニウム水溶液10mlを加えて反応を停止
し、酢酸エチル15mlで3回抽出処理した。有機層
(酢酸エチル層)を飽和食塩水20mlで洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去し、得られ
た残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=55/45(体積比)]
で精製して生成物0.543g(Rf値:0.3、収率
87%)を得た。
和塩化アンモニウム水溶液10mlを加えて反応を停止
し、酢酸エチル15mlで3回抽出処理した。有機層
(酢酸エチル層)を飽和食塩水20mlで洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去し、得られ
た残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=55/45(体積比)]
で精製して生成物0.543g(Rf値:0.3、収率
87%)を得た。
【0054】(4) 上記(3)で得られた生成物の構
造決定を行ったところ、そのスペクトルデータは下記に
示すとおりであり、上記した化合物(5)において1位
の基:−OR2がアセトキシ基であり且つ8位の基にお
ける−OR4がエトキシ基である、1−アセトキシ−
3,7−ジメチル−8−(ジエチルホスホニルオキシ)
−9−フェニルスルホニル−9−(2,6,6−トリメ
チル−1−シクロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナ
ジエンであることが確認された。
造決定を行ったところ、そのスペクトルデータは下記に
示すとおりであり、上記した化合物(5)において1位
の基:−OR2がアセトキシ基であり且つ8位の基にお
ける−OR4がエトキシ基である、1−アセトキシ−
3,7−ジメチル−8−(ジエチルホスホニルオキシ)
−9−フェニルスルホニル−9−(2,6,6−トリメ
チル−1−シクロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナ
ジエンであることが確認された。
【0055】(5) 1−アセトキシ−3,7−ジメチ
ル−8−(ジエチルホスホニルオキシ)−9−フェニル
スルホニル−9−(2,6,6−トリメチル−1−シク
ロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナジエンのスペク
トルデータ: 1H−NMR[CDCl3、δ(PPM)、300MH
z] :0.73(s,3H),1.06(s,3H),1.26(t,J=7.2Hz),1.2
8−1.35(m,6H),1.42−1.50(m,2H),1.52(S,3H),1.59
−1.67(m,2H),1.68(s,3H),1.97−2.05(m,7H),2.09
(s,3H),4.07−4.22(m,5H),4.58(d,J=6.9Hz,2H),5.31
−5.38(m,2H),5.57(dd,J=5.4,10.2Hz,1H),7.50−7.59
(m,3H),8.09(d,J=6.9Hz,2H) 13C− NMR[CDCl3、δ(PPM)、75MH
z] :−0.08,10.9,13.4,14.1,16.1,16.2,16.3,
18.8,24.0,25.9,28.2,29.8,34.7,35.8,38.3,3
9.9,60.3,61.2,63.7,63.8,63.9,70.7,70.8,82.
2,111.4,118.6,127.8,128.5,128.7,130.5,131.
5,132.8,140.2,141.4,143.5,171.0
ル−8−(ジエチルホスホニルオキシ)−9−フェニル
スルホニル−9−(2,6,6−トリメチル−1−シク
ロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナジエンのスペク
トルデータ: 1H−NMR[CDCl3、δ(PPM)、300MH
z] :0.73(s,3H),1.06(s,3H),1.26(t,J=7.2Hz),1.2
8−1.35(m,6H),1.42−1.50(m,2H),1.52(S,3H),1.59
−1.67(m,2H),1.68(s,3H),1.97−2.05(m,7H),2.09
(s,3H),4.07−4.22(m,5H),4.58(d,J=6.9Hz,2H),5.31
−5.38(m,2H),5.57(dd,J=5.4,10.2Hz,1H),7.50−7.59
(m,3H),8.09(d,J=6.9Hz,2H) 13C− NMR[CDCl3、δ(PPM)、75MH
z] :−0.08,10.9,13.4,14.1,16.1,16.2,16.3,
18.8,24.0,25.9,28.2,29.8,34.7,35.8,38.3,3
9.9,60.3,61.2,63.7,63.8,63.9,70.7,70.8,82.
2,111.4,118.6,127.8,128.5,128.7,130.5,131.
5,132.8,140.2,141.4,143.5,171.0
【0056】《実施例10》実施例9の(2)[工程
(ii)]において、塩化ジエチルホスファイト1.2m
molの代わりに、ヨウ化メトキシメタン1.2mmo
lを用いたこと以外は実施例9の(1)〜(3)と同様
の操作を行い、上記した化合物(4)において1位の
基:−OR2がアセトキシ基であり、且つ8位の基:−
OR3がメトキシメトキシ基である、1−アセトキシ−
3,7−ジメチル−8−メトキシメトキシ−9−フェニ
ルスルホニル−9−(2,6,6−トリメチル−1−シ
クロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナジエンを96
%の収率で得た。
(ii)]において、塩化ジエチルホスファイト1.2m
molの代わりに、ヨウ化メトキシメタン1.2mmo
lを用いたこと以外は実施例9の(1)〜(3)と同様
の操作を行い、上記した化合物(4)において1位の
基:−OR2がアセトキシ基であり、且つ8位の基:−
OR3がメトキシメトキシ基である、1−アセトキシ−
3,7−ジメチル−8−メトキシメトキシ−9−フェニ
ルスルホニル−9−(2,6,6−トリメチル−1−シ
クロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナジエンを96
%の収率で得た。
【0057】《実施例11》実施例9の(2)[工程
(ii)]において、塩化ジエチルホスファイト1.2m
molの代わりに、塩化メトキシメタン1.2mmol
を用いたこと以外は実施例9の(1)〜(3)と同様の
操作を行い、上記した化合物(4)において1位の基:
−OR2がアセトキシ基であり且つ8位の基:−OR3が
メトキシメトキシ基である、1−アセトキシ−3,7−
ジメチル−8−メトキシメトキシ−9−フェニルスルホ
ニル−9−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキ
セン−1−イル)−2,6−ノナジエンを39%の収率
で得た。
(ii)]において、塩化ジエチルホスファイト1.2m
molの代わりに、塩化メトキシメタン1.2mmol
を用いたこと以外は実施例9の(1)〜(3)と同様の
操作を行い、上記した化合物(4)において1位の基:
−OR2がアセトキシ基であり且つ8位の基:−OR3が
メトキシメトキシ基である、1−アセトキシ−3,7−
ジメチル−8−メトキシメトキシ−9−フェニルスルホ
ニル−9−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキ
セン−1−イル)−2,6−ノナジエンを39%の収率
で得た。
【0058】《実施例12》 (1) アルゴン雰囲気下、無水ヨウ化ナトリウム0.
135g(0.9mmol)およびカリウムメトキシド
0.211g(3.0mmol)をTHF2mlに懸濁
させてなる懸濁液に、化合物(5)として実施例9で得
られた1−アセトキシ−3,7−ジメチル−8−(ジエ
チルホスホニルオキシ)−9−フェニルスルホニル−9
−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1
−イル)−2,6−ノナジエン0.187g(0.3m
mol)を室温で滴下して、1時間撹拌して反応させ
た。
135g(0.9mmol)およびカリウムメトキシド
0.211g(3.0mmol)をTHF2mlに懸濁
させてなる懸濁液に、化合物(5)として実施例9で得
られた1−アセトキシ−3,7−ジメチル−8−(ジエ
チルホスホニルオキシ)−9−フェニルスルホニル−9
−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1
−イル)−2,6−ノナジエン0.187g(0.3m
mol)を室温で滴下して、1時間撹拌して反応させ
た。
【0059】(2) 次に、上記(1)で得られた反応
液に飽和重曹水10mlを加えて反応を停止した後、酢
酸エチル15mlで3回抽出処理した。有機層(酢酸エ
チル層)を飽和食塩水20mlで洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、溶媒を留去することにより、粗
なビタミンA0.097gを得た。
液に飽和重曹水10mlを加えて反応を停止した後、酢
酸エチル15mlで3回抽出処理した。有機層(酢酸エ
チル層)を飽和食塩水20mlで洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、溶媒を留去することにより、粗
なビタミンA0.097gを得た。
【0060】(3) 上記(2)で得られた粗なビタミ
ンAの0.097gに、4―ジメチルアミノピリジン
0.048g(0.4mmol)、ピリジン0.5ml
およびヘキサン5mlを加え、さらに無水酢酸2mlを
室温で滴下して、1時間撹拌して反応させた。得られた
反応混合物を0℃に冷却した後、飽和重曹水20mlを
加えて反応を停止し、酢酸エチル15mlで3回抽出処
理した。有機層(酢酸エチル層)を飽和食塩水20ml
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を
留去することにより、油状物0.122gを得た。
ンAの0.097gに、4―ジメチルアミノピリジン
0.048g(0.4mmol)、ピリジン0.5ml
およびヘキサン5mlを加え、さらに無水酢酸2mlを
室温で滴下して、1時間撹拌して反応させた。得られた
反応混合物を0℃に冷却した後、飽和重曹水20mlを
加えて反応を停止し、酢酸エチル15mlで3回抽出処
理した。有機層(酢酸エチル層)を飽和食塩水20ml
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を
留去することにより、油状物0.122gを得た。
【0061】(4) 上記(3)で得られた油状物を実
施例1の(5)に記載したのと同じ条件でのHPLCに
て分析したところ、目的とするビタミンAアセテートが
0.062g(収率63%)含まれており、そのうち分
子内の二重結合が全てトランス型である化合物の割合が
84%であることが分った。
施例1の(5)に記載したのと同じ条件でのHPLCに
て分析したところ、目的とするビタミンAアセテートが
0.062g(収率63%)含まれており、そのうち分
子内の二重結合が全てトランス型である化合物の割合が
84%であることが分った。
【0062】《実施例13》実施例12の(1)におい
て、THF2mlの代わりにトルエン2mlを用い、且
つ化合物(4)として実施例10で得られた1−アセト
キシ−3,7−ジメチル−8−メトキシメトキシ−9−
フェニルスルホニル−9−(2,6,6−トリメチル−
1−シクロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナジエン
0.3mmolを用いたこと以外は実施例12の(1)
〜(3)と同様の操作を行って油状物を得て、それを実
施例12の(4)と同様にしてHPLCにて分析したと
ころ、目的とするビタミンAアセテートが78%の収率
で得られていることが分った。
て、THF2mlの代わりにトルエン2mlを用い、且
つ化合物(4)として実施例10で得られた1−アセト
キシ−3,7−ジメチル−8−メトキシメトキシ−9−
フェニルスルホニル−9−(2,6,6−トリメチル−
1−シクロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナジエン
0.3mmolを用いたこと以外は実施例12の(1)
〜(3)と同様の操作を行って油状物を得て、それを実
施例12の(4)と同様にしてHPLCにて分析したと
ころ、目的とするビタミンAアセテートが78%の収率
で得られていることが分った。
【0063】《実施例14》実施例12の(1)におい
て、化合物(4)として実施例10で得られた1−アセ
トキシ−3,7−ジメチル−8−メトキシメトキシ−9
−フェニルスルホニル−9−(2,6,6−トリメチル
−1−シクロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナジエ
ン0.3mmolを用いたこと以外は実施例12の
(1)〜(3)と同様の操作を行って油状物を得て、そ
れを実施例12の(4)と同様にしてHPLCにて分析
したところ、目的とするビタミンAアセテートが69%
の収率で得られていることが分った。
て、化合物(4)として実施例10で得られた1−アセ
トキシ−3,7−ジメチル−8−メトキシメトキシ−9
−フェニルスルホニル−9−(2,6,6−トリメチル
−1−シクロヘキセン−1−イル)−2,6−ノナジエ
ン0.3mmolを用いたこと以外は実施例12の
(1)〜(3)と同様の操作を行って油状物を得て、そ
れを実施例12の(4)と同様にしてHPLCにて分析
したところ、目的とするビタミンAアセテートが69%
の収率で得られていることが分った。
【0064】
【発明の効果】上記した工程(i)〜工程(iii)を有
する本発明の製造方法によれば、複雑な操作を行う必要
がなく、反応成分を順次添加するという極めて簡便な操
作を行うだけで、目的とするビタミンAを円滑に製造す
ることができる。さらに、本発明の新規な化合物(5)
は、それ自体で安定に貯蔵、流通することができ、ビタ
ミンAなどを製造する際の合成中間体として有効に使用
することができる。そして、化合物(5)を用いてビタ
ミンAを製造する場合は、目的とするビタミンAを高収
率で得ることができる。
する本発明の製造方法によれば、複雑な操作を行う必要
がなく、反応成分を順次添加するという極めて簡便な操
作を行うだけで、目的とするビタミンAを円滑に製造す
ることができる。さらに、本発明の新規な化合物(5)
は、それ自体で安定に貯蔵、流通することができ、ビタ
ミンAなどを製造する際の合成中間体として有効に使用
することができる。そして、化合物(5)を用いてビタ
ミンAを製造する場合は、目的とするビタミンAを高収
率で得ることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 ビタミンAの製造方法であって、 (i) 下記の一般式(1); 【化1】 (式中、R1は置換されていてもよいアリール基を示
す)で表される化合物に、アルキルリチウムおよび/ま
たはハロゲン化アルキルマグネシウム、並びに下記の一
般式(2); 【化2】 (式中、R2はアルカノイル基を示す)で表されるアル
デヒド化合物を順次作用させる工程; (ii) 上記の工程(i)で得られる化合物に、下記の
一般式(3); 【化3】R3X (3) (式中、R3はアルコキシアルキル基またはジアルキル
ホスホノ基を表し、そしてXはハロゲン原子を示す)で
表されるハロゲン含有化合物を作用させて、下記の一般
式(4) 【化4】 (式中、R1、R2およびR3はそれぞれ上記したのと同
じ基を示す)で表される化合物を製造する工程;並びに (iii) 上記の工程(ii)で得られる一般式(4)で
表される化合物に、アルカリ金属アルコキシドを作用さ
せてビタミンAを製造する工程;を有することを特徴と
するビタミンAの製造方法。 - 【請求項2】 一般式(3)で表されるハロゲン含有化
合物が、塩化メトキシメタン、臭化メトキシメタン、ヨ
ウ化メトキシメタンまたは塩化ジエチルホスファイトで
ある請求項1の製造方法。 - 【請求項3】 工程(i)〜(iii)をエーテル系溶媒お
よび/または炭化水素系溶媒中で行う、請求項1または
2の製造方法。 - 【請求項4】 工程(iii)の反応を、アルカリ金属ヨ
ウ化物の存在下に行う請求項1〜3のいずれか1項の製
造方法。 - 【請求項5】 下記の一般式(5); 【化5】 (式中、R1は置換されていてもよいアリール基、R2は
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物に、アルカリ金属アルコキシドを作用させ
てビタミンAを製造することを特徴とするビタミンAの
製造方法。 - 【請求項6】 アルカリ金属ヨウ化物の存在下に一般式
(5)で表される化合物にアルカリ金属アルコキシドを
作用させる請求項5の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項の製造方法
で得られるビタミンAの水酸基をアシル化して、ビタミ
ンAのカルボン酸エステルを製造する方法。 - 【請求項8】 下記の一般式(5); 【化6】 (式中、R1は置換されていてもよいアリール基、R2は
アルカノイル基、そしてR4はアルキル基を示す)で表
される化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8318491A JPH10147569A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | ビタミンaまたはそのカルボン酸エステルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8318491A JPH10147569A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | ビタミンaまたはそのカルボン酸エステルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10147569A true JPH10147569A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18099716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8318491A Pending JPH10147569A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | ビタミンaまたはそのカルボン酸エステルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10147569A (ja) |
-
1996
- 1996-11-15 JP JP8318491A patent/JPH10147569A/ja active Pending
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