JPH10147378A - 調理済食品用包装箱 - Google Patents

調理済食品用包装箱

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JPH10147378A
JPH10147378A JP30804796A JP30804796A JPH10147378A JP H10147378 A JPH10147378 A JP H10147378A JP 30804796 A JP30804796 A JP 30804796A JP 30804796 A JP30804796 A JP 30804796A JP H10147378 A JPH10147378 A JP H10147378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper layer
packaging box
oil
foodstuffs
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30804796A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagaaki Yonezawa
長昭 米澤
Yoshio Akasaka
由夫 赤阪
Naohiro Kubota
尚広 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Rengo Co Ltd filed Critical Rengo Co Ltd
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Publication of JPH10147378A publication Critical patent/JPH10147378A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼きたてのピザのように調理済の温かい食品
をベタ付かせることなく包装することができ、このよう
な食品を包装しても表面にシミができない段ボール製の
包装箱を提供する。 【解決手段】 平坦な第1の紙層1の内面に、波形に形
成された第2の紙層2を貼り合わせた片面段ボールから
なり、第1の紙層1の内面に耐油層3を設け、第2の紙
層2を内面にして、包装箱を形成する。食品Aの油分
は、第2の紙層に吸収されるが、耐油層3にブロックさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焼きたてのピザ
を宅配する際や、フライドチキンあるいはフライドポテ
トを持ち帰る際に使用して好適な包装箱に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年は、焼きたてのピザの宅配が広く普
及しており、この焼きたてのピザの宅配には、保温性、
軽量、折畳自在、安価、廃棄の簡便性等の点から段ボー
ルによって形成された包装箱が使用されている。また、
段ボール製の包装箱は、吸湿性を有するので、吸湿性の
ないプラスチック製の容器のように、収容した焼きたて
のピザをベタ付かせることがないという利点もある。
【0003】ところで、このような包装箱としては、特
願平8−102832号の明細書に記載されたものがあ
る。この包装箱は、平坦な第1の紙層と波形に成形され
た第2の紙層が貼り合わされた片面段ボールからなり、
第2の紙層に防水加工を施し、この第2の紙層を内面に
して形成されている。
【0004】この包装箱は、食品との接触面となる箱内
面の第2の紙層に防水加工又は更に耐油加工を施してい
るので、食品からの吸水量が少なくなり、箱の強度低下
を防止することができ、第2の紙層が波形に形成されて
いるので、食品との接触面積が小さく、波形の溝によっ
て食品の底面に空気が流通し、食品の底面に露が溜まら
ないので、食品のベタ付きを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、食品の種類
によっては、多量の油分を出すものがあり、このような
食品を上記の耐油加工を施した包装箱に包装した場合
は、多量の油分により包装箱内の食品がベタ付いてしま
う。そこで第2の紙層に耐油加工を施さないようにし
て、この紙層に食品からの油分を積極的に吸収させる必
要があるが、このようにすると、第2の紙層に吸収され
た多量の油分が、第1の紙層に移り第1の紙層の表面か
ら滲み出してしまうので、包装箱の表面にシミが発生し
てしまうし、包装箱を持つ手に油が付いてしまう。ま
た、第1の紙層の表面に耐油性のコーティングを施す
と、手への油の付着は防止されるが、変色やシミは依然
として残ってしまう。特に第1の紙層に白板紙を用いた
場合には、このシミが目立ち内容物の品質が悪く見られ
るという問題がある。
【0006】そこで、この発明は、包装する食品からの
油分を吸収して食品をベタ付かせないようにすると共
に、吸収した油分の表面への滲み出しを抑えて、変色や
シミの発生を防止することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、平坦な第1の紙層の内面に、波形に
形成された第2の紙層を貼り合わせた片面段ボールから
なり、第1の紙層の内面に耐油層を設け、第2の紙層を
内面にして、調理済食品用包装箱を構成した。
【0008】この発明に係る調理済食品用包装箱におい
ては、第2の紙層が食品からの油分を吸収するので、包
装した食品がベト付かないし、この第2の紙層で吸収さ
れた油分が第1の紙層の内面の耐油層でブロックされる
ので、第1の紙層の内部に浸み込むことがなく、表面に
変色やシミが発生しない。
【0009】また、平坦な第1の紙層と波形の第2の紙
層と平坦な第3の紙層を順次貼り合わせた両面段ボール
からなり、第1の紙層における第2の紙層側の面と第2
の紙層のいずれか一方又は双方に耐油加工を施し、第3
の紙層を内面にして、調理済食品用包装箱を構成しても
よい。この場合は、食品からの油分は、第3の紙層、又
は第3と第2の紙層に吸収され、第2の紙層又は第1の
紙層でブロックされることとなる。
【0010】この発明に係る包装箱は、紙を基材にして
いるため、廃棄の簡便性とリサイクル性を備えている。
また、片面段ボールにおける第2の紙層は、箱強度を保
持する上で、両面段ボールの中芯に通常使用されている
原紙ではなく、段ボール用ライナ紙、クラフト紙などの
化学パルプを主体とするものを使用することが好まし
い。
【0011】耐油層を形成するためのコーティング剤と
しては、フッ素樹脂系のものが一般的であるが、特に限
定されるものではない。
【0012】また、耐水・耐油加工を施すためのエマル
ジョンタイプのコーティング剤としては、米国マイケル
マン社製の重合体エマルジョン(商品名 耐水・耐油剤
40H,コーティング375)、コニシボンド社製のワ
ックスエマルジョン(商品名P−10)などがある。な
お、耐油加工した第1の紙層と第2の紙層との貼り合わ
せには耐水性澱粉糊を用いることが好ましい。また、上
記の耐油剤を使って耐油層を形成する際には、平米当り
2〜4g(固形分)塗工すると効果的な耐油層を得るこ
とができるが、塗工面の平滑度、耐油剤の種類によって
は塗工量を増減させる必要がある。ただし、耐油剤を多
く使用することはコスト的にも古紙のリサイクルの面で
も好ましくないので、できるだけ平滑度のよい塗工面に
塗工することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、焼きたてピザの宅配用の
包装箱の一例を示しており、この包装箱は、図2に示す
ように、平坦な第1の紙層1の内面に、波形に成形され
た第2の紙層2を貼り合わせた片面段ボールからなり、
第1の紙層1の内面に耐油層3を設け、第2の紙層2を
内面にして形成したものである。図2において、Aは収
容する食品を示している。尚、この発明の実施形態とし
ては種々の箱形態が可能であり、図1の箱形態に限定さ
れるものではない。
【0014】上記片面段ボールは、第1の紙層1とし
て、レンゴー社製段ボールライナ原紙RK220gの内
面にマイケルマン社製の耐油剤SRCX3を乾燥状態で
平米当り3g塗工して耐油層3を形成した原紙を使用
し、第2の紙層2として、レンゴー社製段ボールライナ
原紙RK180gの原紙を使用して、この第2の紙層2
をコルゲーターで波形に成形しながら第1の紙層1の内
面に耐水澱粉糊を用いて貼り合わせたものである。
【0015】また、図3に示すように、平坦な第1の紙
層1’と波形の第2の紙層2’と平坦な第3の紙層4を
順次貼り合わせた両面段ボールで、図1に示すような包
装箱を形成することもできる。
【0016】この包装箱は、第3の紙層4が内面になる
よう形成されており、第2の紙層2’には耐油加工が施
されている。尚、この時の耐油加工は第2の紙層2’の
全体でもあっても、表層部だけの耐油層であってもかま
わない。また、図4に示すように、第2の紙層2’に耐
油加工を施す代わりに、第1の紙層1’の内面に、上記
の片面段ボールのような耐油層3’を設けるようにして
もよい。
【0017】このような片面又は両面段ボールで形成さ
れた包装箱は、食品Aに接する紙層2、4が耐油性を備
えておらず、食品Aからの油分を積極的に吸収するの
で、包装する食品Aが、例えば焼きたてのピザなどの多
量の油分を出すものであってもベタ付かず、その焼きた
ての風味が維持される。
【0018】また、紙層2、4に吸収された油分は、耐
油層3や耐油加工された第2の紙層2’にブロックされ
て、第1の紙層1、1’内部に浸み込まない。このた
め、この包装箱は、第1の紙層が変色してしまうという
ことがないし、表面にシミができるということがない。
また、第1の紙層1、1’の表面に油分が滲み出すこと
もないので包装箱を持つ手に食品からの油が付着しな
い。
【0019】
【効果】この発明に係る包装箱は、多量の油分を出す食
品を包装した場合に、その油分を積極的に吸収するの
で、調理済の温かい食品をベタ付かせることなく包装す
ることができる。しかも、吸収した油分が表面に滲み出
すことがないため、表面に変色やシミが発生しないし手
に油が付かないので、焼きたてピザの宅配や揚げたての
フライドチキン、フライドポテトの持ち帰りに都合がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包装箱の実施の一形態を示す斜視図
【図2】片面段ボールの断面図
【図3】両面段ボールの断面図
【図4】他の両面段ボールの断面図
【符号の説明】
1、1’ 第1の紙層 2、2’ 第2の紙層 3、3’ 耐油層 4 第3の紙層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な第1の紙層の内面に、波形に形成
    された第2の紙層を貼り合わせた片面段ボールからな
    り、第1の紙層の内面に耐油層を設け、第2の紙層を内
    面にして形成した調理済食品用包装箱。
  2. 【請求項2】 平坦な第1の紙層と波形の第2の紙層と
    平坦な第3の紙層を順次貼り合わせた両面段ボールから
    なり、第1の紙層における第2の紙層側の面と第2の紙
    層のいずれか一方又は双方に耐油加工を施し、第3の紙
    層を内面にして形成した調理済食品用包装箱。
  3. 【請求項3】 上記耐油層に防水性を付与した請求項1
    又は2に記載の調理済食品用包装箱。
JP30804796A 1996-11-19 1996-11-19 調理済食品用包装箱 Pending JPH10147378A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30804796A JPH10147378A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 調理済食品用包装箱

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005001246A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Toppan Printing Co Ltd 耐油性用紙とそれを用いて作製した耐油用カートン
JP2005212817A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Toppan Printing Co Ltd テイクアウトカートン用紙とそれを用いて作製したテイクアウトカートン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005001246A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Toppan Printing Co Ltd 耐油性用紙とそれを用いて作製した耐油用カートン
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JP4604503B2 (ja) * 2004-01-28 2011-01-05 凸版印刷株式会社 テイクアウトカートン用紙とそれを用いて作製したテイクアウトカートン

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