JPH10146710A - 布設管の切断装置 - Google Patents

布設管の切断装置

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JPH10146710A
JPH10146710A JP30036896A JP30036896A JPH10146710A JP H10146710 A JPH10146710 A JP H10146710A JP 30036896 A JP30036896 A JP 30036896A JP 30036896 A JP30036896 A JP 30036896A JP H10146710 A JPH10146710 A JP H10146710A
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JP
Japan
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pipe
head
main body
axis
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP30036896A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Asakura
正貴 朝倉
Hiroshi Kato
泰士 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NDS Co Ltd
Original Assignee
Nippon Denwa Shisetsu Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Denwa Shisetsu Co Ltd filed Critical Nippon Denwa Shisetsu Co Ltd
Priority to JP30036896A priority Critical patent/JPH10146710A/ja
Publication of JPH10146710A publication Critical patent/JPH10146710A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中に布設された管を、マンホールの内壁面
よりも奥で管の内周側から切断可能とすることにより、
管の切断のためにマンホールの外側を掘削するといった
作業を不要にする。 【解決手段】 管50の内周にセットできるように構成
された本体10と、この本体10に対して管50の軸線
回りに回転可能で、かつ管50の径方向への移動及び位
置決め可能に支持されたヘッド40と、同じく前記本体
10に設けられて前記ヘッド40を管50の軸線回りに
回転駆動させる送り用モーター12と、前記ヘッド40
に対し、その内蔵モーターによって回転駆動するように
設けられた刃部(エンドミル44)とを備え、この刃部
を回転駆動させながら前記ヘッド40を管50の径方向
へ移動させて管50に孔をあけ、その状態で前記送り用
モーター12によりヘッド40を管50の軸線回りに回
転させて管50を周方向に切削するように構成されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信用ケー
ブルを通す目的で地中に布設される管の端部とマンホー
ルの壁面との接続処理の一環として、この管の端を切り
落とすための布設管の切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の管(鋼管)を地中に布設するに
は、普通は道路を掘削して管を埋めるのであるが、道路
事情や周辺の環境問題などから道路を広範囲にわたって
掘削することができない場合がある。そこでこのような
場合には、図6で示すようにマンホールをつくる場所に
掘られた立溝70の中に管用の推進装置74を入れ、こ
の推進装置74によって所定長さ(例えば2.5m)の管5
0を順次接続しながら別の立溝72に向けて推進させ
る。そして先頭の管50が立溝72に到達したら、この
管50の端に設けられている先端部材76を取り外した
後、管50を長さ調整のために切断する。つまり前記の
立溝72にマンホールをつくる前に管50を所定の長さ
に切断するので、この管50の外周部分には切断作業に
必要なスペースが充分に確保されている。
【0003】ところが図7で示すように管50の到達部
に既設のマンホール52がある場合に、前記先端部材7
6を取り外せるまで管50を推進させると、先頭の管5
0の一部がマンホール52の内壁面から突出した状態と
なる。したがってこの場合にも管50を切断する必要が
あるが、管50とマンホール52の壁面とを接続するた
めの規定のダクト(図示外)をこの管50の端部に結合
するにはマンホール52の内壁面よりも一定の寸法L
(例えば約30cm)だけ奥で管50を切断しなければなら
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように既設のマン
ホール52がある場合には前記管50の切断箇所が地中
に位置しているため、この切断箇所が露出するまでマン
ホール52の外部を掘削する作業が必要となる。しかし
路面の掘削は、すでに説明したような事情によって制約
を受けており、これを避ける工法の出現が望まれてい
る。
【0005】本発明の目的は、地中に布設された管の端
部を、マンホールの内壁面よりも奥で管の内周側から切
断可能とすることにより、管の切断のためにマンホール
の外側を掘削するといった作業を不要にすることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の布設管の切断装
置は、管の内周にセットできるように構成された本体
と、この本体に対して管の軸線回りに回転可能で、かつ
管の径方向への移動及び位置決め可能に支持されたヘッ
ドと、同じく前記本体に設けられて前記ヘッドを管の軸
線回りに回転駆動させる送り用モーターと、前記ヘッド
に対し、その内蔵モーターによって回転駆動するように
設けられた刃部とを備え、この刃部を回転駆動させなが
ら前記ヘッドを管の径方向へ移動させて管に孔をあけ、
その状態で前記送り用モーターによりヘッドを管の軸線
回りに回転させて管を周方向に切削するように構成され
ていることを特徴とする。この構成によれば、新たに布
設された管の中に既設のマンホール内から前記の切断装
置を組み込んでセットした後、前記ヘッドの内蔵モータ
ーと前記送り用モーターとを駆動させることで、前記管
をその内周側から切断することができる。したがってマ
ンホールの内壁面よりも奥であってもマンホールの外部
を掘削することなく、管を所望の位置で切断できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は布設管の切断装置を一部断面で表した側面
図、図2は同じく切断装置を一部断面で表した平面図で
ある。また図3は切断装置の正面図、図4は切断装置の
外観斜視図である。これらの図面から明らかなように切
断装置は、大きく分けて本体10、送り用モーター1
2、チャック22及びヘッド40から構成されている。
【0008】前記本体10の後ろ側には、前記送り用モ
ーター12が減速機14と共に取り付けられている。ま
た本体10は図1,2で示すように中空形状になってお
り、その軸心部には筒状の主軸18が前後一対のベアリ
ング20によって回転自在に支持されている。そしてこ
の主軸18の後端部には、前記減速機14の出力軸16
が回転伝達可能に結合されている。したがって前記主軸
18には前記送り用モーター12の回転が前記減速機1
4により充分に減速されて伝えられ、主軸18はその軸
線回りに低速で回転することとなる。
【0009】図1,2で示すように前記主軸18の前端
部には、前記本体10の前側においてフランジ19が一
体に形成されている。このフランジ19にはガイドベー
ス30が複数本(4本)のボルト32によって固定さ
れ、このガイドベース30の前面にはスライド台34が
前記主軸18の軸線と直交する方向へ移動可能に組み付
けられている。前記ヘッド40はスライド台34の前面
に固定されており、その内蔵モーター(図示外)によっ
てエンドミル44(刃部)を高速で回転駆動させるよう
になっている。なおこのエンドミル44は、ヘッド40
のコレットチャック42を操作することによって交換可
能である。
【0010】図4に示されている前記ガイドベース30
のハンドル取付杆36を図3で示すハンドル48によっ
て回転操作することにより、前記スライド台34を前記
ヘッド40と共に移動させることができる。なおスライ
ド台34は、例えばガイドベース30に設けられている
ロックボルト(図示外)を締め付けることにより、任意
の移動位置でロックできるようになっている。
【0011】前記チャック22は前記本体10の外周部
に対して前記主軸18と同心状態で固定されている。こ
のチャック22は、図3で示す複数個(3個)のハンド
ル取付孔28の一つに図2で示されているハンドル46
の先を差し込んで操作することにより、3個のジョウナ
ット24がチャック22の径方向へ一斉に往復移動する
周知の構造になっている。そして各ジョウナット24の
外端部には、本体10の前後方向に所定の長さをもつ爪
26がそれぞれ固定されている。なおこれらの各爪26
のうち、前記本体10の下部に位置する2個の爪26は
それぞれローラ26aを備えており、つぎで説明するよ
うに管50の中に切断装置を組み込むとき、この管50
内での装置の移動が円滑に行えるようになっている。
【0012】つづいて前記切断装置の使用手順について
説明する。まず図5で示すように新設の管50の端部
が、すでに説明した理由によって既設のマンホール52
の内壁面から突出した状態で布設されているものとす
る。そこでマンホール52の内部から管50の中に切断
装置を組み込み、前記ヘッド40のエンドミル44と管
50の切断すべき箇所とを合わせる。この状態で前記チ
ャック22の各ジョウナット24を前記の操作によって
一斉に外方向へ移動させることにより、それぞれの爪2
6が管50の内周面に強く押し付けられる。これによっ
て切断装置は前記本体10の軸心、つまり前記主軸18
の軸線と管50の軸線とが一致した状態で、この管50
の内部にしっかりとセットされることになる。
【0013】つぎに前記ヘッド40の内蔵モーターを駆
動させて前記エンドミル44を高速で回転駆動させる。
そして前記スライド台34を前記ガイドベース30に対
し、すでに説明した操作によってヘッド40と共に前記
主軸18の軸線と直交する方向、すなわち管50の径方
向へ移動させて前記エンドミル44により管50の切断
すべき箇所に孔をあける。またスライド台34は、エン
ドミル44が管50を貫通した位置で前記のような手段
によって移動しないようにロックしておく。なお管50
の切断すべき箇所は、すでに説明した理由によってマン
ホール52の内壁面よりも奥に位置している。
【0014】前記のようにエンドミル44で管50に孔
をあけた後、前記送り用モーター12を駆動させると、
前記のように前記主軸18がその軸線回りに低速で回転
し、この回転が前記ガイドベース30及びスライド台3
4を通じて前記ヘッド40に伝達される。したがってこ
のヘッド40は前記主軸18の軸線、つまり前記管50
の軸線回りに回転し、高速で回転している前記のエンド
ミル44によって管50がその内周側から周方向に沿っ
て切断される。この切断を終えたら前記送り用モーター
12及びヘッド40の内蔵モーターをそれぞれ停止さ
せ、前記チャック22の各ジョウナット24をそれぞれ
中心方向へ移動させて管50に対する切断装置のセット
を解除し、この装置を管50の中から取り出す。
【0015】前記送り用モーター12及びヘッド40の
内蔵モーターを駆動あるいは停止させる操作は、マンホ
ール52内でのスイッチ(図示外)のオン・オフ操作に
よって行えるようになっている。また前記チャック22
は管50の奥の方に位置しているため、このチャック2
2を操作する前記ハンドル46は管50の開口端部から
操作しやすい形状となっている(図2)。
【0016】切断の対象となる前記管50(鋼管)の直
径は、一般に300mm、350mm、400mm、450mm、500mm、600
mmの六種類がある。そこで前記ヘッド40は管50の径
に応じて交換可能とし、管径300,350mm用と400〜600mm
用との二種類のヘッド40を用意している。そして前記
チャック22のジョウナット24及び爪26についても
管50の径に応じて交換可能とし、管径300,350mm用と
400,450mm用と500mm用と600mm用との四種類を用意して
いる。ただし、前記ヘッド40、ジョウナット24及び
爪26を共に一種類として各種径の管50に対応できる
ようにすることも当然可能である。
【0017】このように前記の切断装置によれば、前記
管50をマンホール52の内壁面よりも奥で、かつこの
管50の内周側から切断できるため、この切断のために
マンホール52の外側を掘削するといった作業が不要と
なる。また前記ヘッド40の刃部はエンドミル44に限
るものではないが、このエンドミル44による鋼管の切
断は、円盤形のカッターなどと比べて切削火花が発生せ
ず、騒音も低い。したがって作業を安全に行え、かつ夜
間などの作業においても騒音防止のための配慮が不要と
なる。しかもエンドミル44による切断面は滑らかであ
るため、切断面の形を整えるための仕上げ作業を省略で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】布設管の切断装置を一部断面で表した側面図。
【図2】同じく切断装置を一部断面で表した平面図。
【図3】切断装置の正面図。
【図4】切断装置の外観斜視図。
【図5】切断装置の使用状態を表した斜視図。
【図6】従来の鋼管の布設工法を表した説明図。
【図7】既設のマンホールがある場合の鋼管の布設工法
を表した説明図。
【符号の説明】
10 本体 12 送り用モーター 40 ヘッド 44 刃部(エンドミル) 50 管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の内周にセットできるように構成され
    た本体と、この本体に対して管の軸線回りに回転可能
    で、かつ管の径方向への移動及び位置決め可能に支持さ
    れたヘッドと、同じく前記本体に設けられて前記ヘッド
    を管の軸線回りに回転駆動させる送り用モーターと、前
    記ヘッドに対し、その内蔵モーターによって回転駆動す
    るように設けられた刃部とを備え、この刃部を回転駆動
    させながら前記ヘッドを管の径方向へ移動させて管に孔
    をあけ、その状態で前記送り用モーターによりヘッドを
    管の軸線回りに回転させて管を周方向に切削するように
    構成されていることを特徴とする布設管の切断装置。
JP30036896A 1996-11-12 1996-11-12 布設管の切断装置 Pending JPH10146710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30036896A JPH10146710A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 布設管の切断装置

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JP30036896A JPH10146710A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 布設管の切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10146710A true JPH10146710A (ja) 1998-06-02

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ID=17883944

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30036896A Pending JPH10146710A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 布設管の切断装置

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JP (1) JPH10146710A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126335A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Nagoya City 管内用穿孔装置
CN106670587A (zh) * 2017-01-24 2017-05-17 浙江工业大学 一种短距离管道内壁仿生沟槽表面加工装置及其加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126335A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Nagoya City 管内用穿孔装置
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