JPH10146214A - 付け爪の構造とその製造方法 - Google Patents
付け爪の構造とその製造方法Info
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- JPH10146214A JPH10146214A JP32120496A JP32120496A JPH10146214A JP H10146214 A JPH10146214 A JP H10146214A JP 32120496 A JP32120496 A JP 32120496A JP 32120496 A JP32120496 A JP 32120496A JP H10146214 A JPH10146214 A JP H10146214A
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Abstract
に着用でき、軽く指で押し上げるだけで外すことがで
き、外した後に粘着剤が人体の爪側に残ることがなく、
同じ付け爪を繰り返し着用できるようにする。 【解決手段】 合成樹脂製の付け爪本体1の裏面の全面
または付け爪が人体の爪と接する面に形成してある下塗
り処理剤層2と、この下塗り処理剤層の裏面のうち人体
の爪と接する面に形成してある粘着剤層3とを有する。
付け爪の製造方法は合成樹脂にて人体の爪に対応するよ
うに付け爪本体を形成し、付け爪本体の裏面の全面また
は付け爪が人体の爪と接する面に下塗り処理剤を均一に
塗布して下塗り処理剤層を形成し、下塗り処理剤層の裏
面のうち人体の爪と接する面に粘着剤を均一に塗布して
粘着剤層を形成する。
Description
脱できる付け爪の構造と、その製造方法に関するもので
ある。
れている。付け爪の材料として通常は種々の合成樹脂材
料が使用され、これを爪の形に加工して付け爪としてい
る。この付け爪を人体の爪に着用するために、半永久着
用の場合には、付け爪の裏面か人体の爪の表面に接着剤
を塗布し、両者を接合することにより着用している。
剤を用意しておき、使用の都度、平面状の粘着剤を爪に
合わせて切り取って、これを付け爪の裏面か人体の爪の
表面に貼着し、付け爪を人体の爪に押し付けて着用して
いる。
て、接着剤を用いて接合するものでは、付け爪を簡単に
剥がすことができず、特別な薬品を使用しなければなら
ず、使用に際して不便であるばかりでなく、爪にとって
も好ましいものとはいえないものであった。
用するものでは、爪の形状が平面ではなく複雑な曲面で
あるので、爪に合わせて切り取るのが難しく、隅々まで
ぴったりと接合することが困難であった。更に、付け爪
を剥がす際に、粘着剤が人体の爪側に残ることが多く、
爪を汚したり、この粘着剤を爪を傷付けないで除去する
のが難しかった。また、再度付け爪を着用するには、再
び別塗りの平面状の粘着剤から爪の形状に合わせて切り
取らなければならず、上述した難しさを繰り返さなけれ
ばならないという問題点があった。
押さえるだけで何時でも着用することができ、軽く指で
押し上げるだけで外すことができ、しかも外した後に粘
着剤が人体の爪側に残ることがなく、同じ付け爪を繰り
返し着用できる付け爪の構造とその製造方法を提供する
ことにある。
に、本発明の付け爪の構造は、合成樹脂製の付け爪本体
と、上記付け爪本体の裏面の全面または付け爪が人体の
爪と接する面に形成してある下塗り処理剤層と、上記下
塗り処理剤層の裏面のうち人体の爪と接する面に形成し
てある粘着剤層とを有することを特徴としている。
樹脂にて人体の爪に対応するように付け爪本体を形成
し、上記付け爪本体の裏面の全面または付け爪が人体の
爪と接する面に下塗り処理剤を均一に塗布して下塗り処
理剤層を形成し、上記下塗り処理剤層の裏面のうち人体
の爪と接する面に粘着剤を均一に塗布して粘着剤層を形
成することを特徴としている。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS、AES、EV
A、EEA等が適宜用いられる。
ライマリー処理剤を用いるもので、例えば、ニュー密着
バインダーMONARCH−1(カンペ共同販東京
(株)やプラスチックプライマー349−102(関西
ペイント(株))等が使用できる。この下塗り処理剤層
を形成しておくことによって、付け爪を外した際に粘着
剤層が人体の爪側に移行することが無くなり、粘着剤層
が常に付け爪本体側に残るように作用するものである。
は、スプレー法、スクリーン法、刷毛塗り法、その他の
塗布手段がある。
ホットメルト性などの各種の市販されているもの、例え
ばオリバインBPS1109(東洋インキ製造(株))
またはサイビノールAT−500,AT−181(サイ
デン(株))等を適宜使用できる。
を、図面に基づいて説明する。図1(a)は付け爪の裏
面図である。先ず、付け爪本体1はここには1つのみ図
示しているが、左右10本の指の爪の形状にほぼ対応す
るようにその幅及び曲面を設定し、長さは人体の爪より
も長く設定して、例えばポリエチレン樹脂を用いて射出
成形する。付け爪本体1の表面は、図示しないがマニキ
ュアの色として好ましい色に着色したり、つやのある素
材などを用いて模様を形成したり等、適宜の飾りが施こ
されるものである。
付け爪本体1の裏面の全面に、プライマリー処理剤であ
るプラスチックプライマー349−102(関西ペイン
ト(株))を、刷毛塗り法によって均一の厚みになるよ
うに塗布して、下塗り処理剤層2を形成して乾燥する。
その後で、下塗り処理剤層2の裏面であって、人体の対
応する爪よりも長い延長部分2aをカバーしておき、人
体の対応する爪への接合面に粘着剤であるオリバインB
PS1109(東洋インキ製造(株))を、刷毛塗り法
によって約100μmの均一の厚みになるように塗布し
て、粘着剤層3を形成する。また、これとは別に、下塗
り処理材2としてニュー密着バインダーMONARCH
−1(既述)を用い、また、粘着材としてポリゾールP
SA−SE−1002(昭和高分子(株))を用い、こ
れを50μmの厚みに塗布したものによって粘着剤層3
を形成した。上記した2例について後述の方法によって
実際に人体に装着して使用したところ、いずれも所望の
結果が得られた。
下塗り処理剤層12を、人体の対応する爪への接合面に
のみ形成した例を示しており、したがって粘着剤層3と
一致する範囲に形成されている。
ースに収納する際に、粘着剤層3がケース内面に付着す
ることのないようにケースの形状が設定してあるもので
は、このまま粘着剤層3を露出状態にしておいても良
い。しかし、ケースの内面に粘着剤層3が付着するおそ
れのある形状の場合には、粘着剤層3の裏面に剥離紙を
付着させておくのが望ましい。
は、単に粘着剤層3を、対応する人体の爪に押し付ける
だけで良く、粘着剤層3の粘着力によって普通に指を使
う程度では付け爪が脱落することはない。付け爪を外す
ときには、軽く指で付け爪の先端部を持ち上げると、付
け爪が人体の爪から外れ、その際に粘着剤層3は、下塗
り処理剤層2の存在によって付け爪側に付着した状態が
保たれ、人体の爪側に移行することはない。このために
爪の汚れはなく、爪にとって有害な溶剤などを用いる必
要もない。再び付け爪を着用したいときには、同様に爪
に押し付ければ良く、粘着剤層3の粘着度が残っている
限り何度でも着脱が可能である。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
着用が極めて容易にできる。また、付け爪本体と粘着剤
層との間に下塗り処理剤層が設けてあるので、一旦人体
の爪に着用した付け爪を外す際に、粘着剤層が人体の爪
側に移行することがなく、常に付け爪側に付着した状態
が保たれる。したがって人体の爪が汚れることがなく、
有害な溶剤などを使用しないので爪を傷めることもな
い。
も着脱ができるので、常時付け爪を持ち歩いて必要なと
きに着用し、不必要になったら取り外すことが、日常的
に気楽にできる。
て、容易に上記のような効果のある付け爪を簡単に製造
でき、しかも安価に製造できる効果がある。
(b)はA−A線断面図、(c)はB−B線断面図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂製の付け爪本体と、 上記付け爪本体の裏面の全面または付け爪が人体の爪と
接する面に形成してある下塗り処理剤層と、 上記下塗り処理剤層の裏面のうち人体の爪と接する面に
形成してある粘着剤層とを有することを特徴とする付け
爪の構造。 - 【請求項2】 合成樹脂にて人体の爪に対応するように
付け爪本体を形成し、 上記付け爪本体の裏面の全面または付け爪が人体の爪と
接する面に下塗り処理剤を均一に塗布して下塗り処理剤
層を形成し、 上記下塗り処理剤層の裏面のうち人体の爪と接する面に
粘着剤を均一に塗布して粘着剤層を形成することを特徴
とする付け爪の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32120496A JP3886578B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 付け爪の構造とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32120496A JP3886578B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 付け爪の構造とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10146214A true JPH10146214A (ja) | 1998-06-02 |
JP3886578B2 JP3886578B2 (ja) | 2007-02-28 |
Family
ID=18129966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32120496A Expired - Lifetime JP3886578B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 付け爪の構造とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3886578B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000019858A1 (fr) * | 1998-10-06 | 2000-04-13 | Mayumi Kobayashi | Ongle artificiel et son procede de production |
EP1151692A2 (en) * | 2000-05-01 | 2001-11-07 | KMC Exim Corp. | Pre-glued ornamental fingernail accessory |
US6394100B1 (en) | 2000-05-01 | 2002-05-28 | Kmc Exim Corp. | Reusable artificial fingernail having molded textured surface |
CN100387167C (zh) * | 2003-07-02 | 2008-05-14 | 利昌企业株式会社 | 假指甲的附着装置 |
EP2283742A1 (de) * | 2009-08-11 | 2011-02-16 | Elmar Mötsch | Schnell wechselbarer künstlicher Nagel für Hände und Füsse |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2010119694A1 (ja) * | 2009-04-16 | 2012-10-22 | 純子 山崎 | 付け爪とその製造方法 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP32120496A patent/JP3886578B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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EP1151692A3 (en) * | 2000-05-01 | 2004-08-04 | KMC Exim Corp. | Pre-glued ornamental fingernail accessory |
CN100459900C (zh) * | 2000-05-01 | 2009-02-11 | Kmc伊格西姆公司 | 预施胶指甲装饰附件及其制作方法 |
CN100387167C (zh) * | 2003-07-02 | 2008-05-14 | 利昌企业株式会社 | 假指甲的附着装置 |
EP2283742A1 (de) * | 2009-08-11 | 2011-02-16 | Elmar Mötsch | Schnell wechselbarer künstlicher Nagel für Hände und Füsse |
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JP3886578B2 (ja) | 2007-02-28 |
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