JPH10146108A - トラクタにおける作業機の姿勢制御装置 - Google Patents

トラクタにおける作業機の姿勢制御装置

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JPH10146108A
JPH10146108A JP31866496A JP31866496A JPH10146108A JP H10146108 A JPH10146108 A JP H10146108A JP 31866496 A JP31866496 A JP 31866496A JP 31866496 A JP31866496 A JP 31866496A JP H10146108 A JPH10146108 A JP H10146108A
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JP
Japan
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tractor
sensor
lift cylinder
expansion
lift
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JP31866496A
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Tomoshi Tamura
智志 田村
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタの後部に装着する作業機を、作業目
的に応じ、圃場面の傾斜に影響されず、希望の姿勢に自
動制御することができるトラクタにおける作業機の姿勢
制御装置を提供する。 【解決手段】 トラクタ1を軸架した前輪フロントアク
スル13の機体幅方向の揺動角を検出するスイングセン
サ14と、トラクタ本体の傾斜状態を検出する機体セン
サ15を備え、かつ一方のロアリンク7とリフトアーム
5との間に設けたリフトシリンダー9の伸縮量を検出す
るリフトセンサ10を作業機3側に設けて、トラクタが
傾斜圃場面を走行した際に生ずる各センサ14、15の
検出信号変化で、上記リフトシリンダー9を所定の作業
機姿勢位置まで伸縮駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの後部に
装着する作業機を、作業目的に応じ、圃場面の傾斜に影
響されず、希望の姿勢に制御するトラクタにおける作業
機の姿勢制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタには、三点リンクを介し
て機体後部に装着される作業機を、作業目的に応じて、
また圃場面の傾斜に影響されずに最適の姿勢に制御する
ため、上記三点リンクの片側のリフトロッドをリフトシ
リンダーに置き換え、該リフトシリンダーのリフトロッ
ドを伸縮させて作業機の姿勢を自動制御する姿勢制御装
置が併設されており、運転操作部に設けた傾斜設定ボリ
ュームの操作で予め作業機の傾斜姿勢を設定し、同じく
運転操作部に設けた傾斜自動スイッチをオンすることに
より、例えば図8(a)(b)に示すように、作業機a
を圃場の水平面bに対して平行となるように設定した場
合には、圃場走行中のトラクタcの傾きに関係なく一定
の傾斜角度(図では圃場の水平面bと平行する状態)に
作業機aを保持するように構成されている。
【0003】しかしながら、上記のように構成した姿勢
制御装置では、同図(c)に示すように、トラクタcが
平坦面で形成される傾斜面dを走行する場合に、上記傾
斜自動スイッチをオンのままにしておくと、姿勢制御装
置により予め傾斜設定ボリュームで設定した水平面bと
平行となる傾斜角度に作業機aの姿勢が変化してしま
い、図示の例では、上記の如く制御される作業機aが傾
斜面dと衝接して当該作業機aの破損を誘発し、円滑な
傾斜面での走行作業を行うことができなくなる。そこ
で、平坦面で形成される傾斜面dを走行する際には、傾
斜自動スイッチをオンしたままの時は傾斜設定ボリュー
ムを再度操作して作業機aが二点鎖線で示すように傾斜
面dと平行となるように設定し直すか、あるいは傾斜自
動スイッチをオフして姿勢制御装置の自動制御を停止さ
せて手動により作業機aを傾斜面dと平行する状態に復
帰させる、等の操作を、傾斜面dの傾斜角度が変化する
毎にいちいち行うという煩わしい作業を余儀なくされる
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き実
状に鑑み従来の問題点を解消すべく創案されたものであ
って、その目的とするところは、作業機の姿勢を制御す
る姿勢制御装置のオフ操作や、これに付随して行う作業
機の姿勢操作等の煩わしい制御操作を要することなく、
平坦な圃場面から斜面の圃場面に移行してトラクタを走
行させる場合でも、姿勢制御装置を自動制御状態とした
ままで斜面に対する作業機の姿勢を適正に保持すること
ができ、円滑な圃場作業を行うことができるトラクタに
おける作業機の姿勢制御装置を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が採用した技術的手段は、トラクタ後部の左
右位置に離間してそれぞれ配設したロアリンクのうち、
一方のロアリンクとリフトアームとの間に伸縮自在なリ
フトシリンダーを介装し、該リフトシリンダーの伸縮長
の変化で作業機の姿勢を制御するようにしたトラクター
における作業機の姿勢制御装置であって、上記トラクタ
を軸架した前輪フロントアクスルの機体幅方向の揺動角
を検出するスイングセンサと、トラクタ本体の傾斜状態
を検出する機体センサをトラクタ側に備え、かつ作業機
側に、前記リフトシリンダーに設けたロッドの伸縮量を
検出するリフトセンサを設けて、トラクタが傾斜圃場面
を走行した際に、これに連繋する上記スイングセンサと
機体センサの検出信号変化で、リフトシリンダーを所定
の作業機姿勢位置まで伸縮駆動するように構成したこと
を特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施例に基
づいて詳細に説明する。図1において、1は前輪1a、
後輪1bを擁する農用トラクタ、2はトラクタ1の後部
に設けられた三点リンク、3は三点リンク2を介してト
ラクタ1後部に装着された作業機で、該作業機3として
は耕耘機が例示されている。
【0007】上記三点リンク2は、トラクタ1の出力軸
1cの四点で作業機3を自動的に連結するもので、トラ
クタ1の油圧ケース4後面に基端側を枢着した上下回動
自在なリフトアーム5と、ギヤケース6の両側面に基端
部を枢着した左右のロアリンク7、7と、当該各ロアリ
ンク7、7と上記リフトアーム5の先端側との間にリフ
トロッド8、8´をそれぞれ介装して三点リンク2が構
成されていると共に、一方のロアリンク7とリフトアー
ム5との間に介装されるリフトロッド8´は、伸縮自在
なリフトシリンダー9に置換されており、該リフトシリ
ンダー9の伸縮量の変化で、作業機3の作業姿勢を圃場
の水平面に対して平行、右上りおよび右下りの各姿勢に
保持するようになっており、上記リフトシリンダー9に
併設したリフトセンサ10により姿勢制御装置11に当
該リフトシリンダー9の伸縮量変化を伝達する構成とな
っている。
【0008】また、上記農用トラクタ1の前輪1a、1
aは、図2に示すように、枢支点12を回動基点として
機体幅方向に揺動自在な前輪フロントアクスル13にそ
れぞれ軸架されていると共に、上記枢支点12には、ス
イングセンサ14が装着されており、走行中に機体幅方
向に揺動する前輪フロントアクスル13の揺動角を検出
して前記姿勢制御装置11に検出信号を送出するように
なっている。
【0009】更に、前記農用トラクタ1の後部に位置す
る油圧ケース4上には、当該農用トラクタ1本体の傾斜
状態を検出する機体センサ15が装備されており、上記
スイングセンサ14による前輪フロントアクスル13の
揺動変化と機体センサ15による農用トラクタ1本体の
姿勢変化により、予め姿勢制御装置11で設定した作業
機3の設定姿勢を保持するようにリフトシリンダー9の
伸縮量を制御する構成となっている。
【0010】一方、上記農用トラクタ1の運転席16の
側方位置には、図3に示すように、作業機3に対する
「水平」「右上」「右下」の切換え設定を行う傾斜設定
ボリューム17と、該傾斜設定ボリューム17で設定し
た作業機姿勢の自動制御を有効あるいは無効にする傾斜
自動切換えスイッチ18が、他の制御スイッチ、操作レ
バー類とともに操作パネル19に設けられており、上記
傾斜設定ボリューム17の任意の設定操作で、種々の作
業機3に見合った作業姿勢を、走行する農用トラクタ1
の姿勢変化に影響されることなく、一定に保持するよう
になっている。
【0011】次に、上記姿勢制御装置11の制御動作に
ついて詳細に説明する。図4において、20は姿勢制御
装置11に内装された傾斜制御部であって、該傾斜制御
部20は、機体センサ15とスイングセンサ14の各検
出値に基づき圃場斜度αを算出する第1の演算手段と、
機体センサ15の検出値と圃場斜度αに基づきリフトシ
リンダー9の伸縮目標値を算出する第2の演算手段と、
当該第2の演算手段で得られた目標値を、リフトシリン
ダー9の現状の伸縮量を示すリフトセンサ10の検出値
で補正してリフトシリンダー9の新たな伸縮駆動量を算
出する第3の演算手段を有しており、図5に示すフロー
チャートに沿ってリフトシリンダー9を伸縮駆動するよ
うに構成されている。
【0012】本発明は叙上の如く構成されているから、
通常の水平面からなる圃場面を農用トラクタ1が走行す
る場合は、まず機体センサ15の検出値(機体が水平状
態であることを示す検出値)を元に、操作パネル19に
設けた傾斜設定ボリュームにより作業機3の姿勢を所望
の姿勢、即ち圃場面に対して平行または右上り、右下り
の何れかの姿勢に設定する。
【0013】次いで、機体の走行に先立ち傾斜自動切換
えスイッチ18をオンして作業機姿勢の自動制御を有効
にすると、この時のリフトシリンダー9(リフトロッド
8´)の伸縮長が作業機の姿勢変化に対する目標値とな
る。
【0014】そして、上記の設定が完了した後に農用ト
ラクタ1を走行させた際、圃場面の凹凸で機体が一時的
に機体進行方向の左右に傾くと、機体センサ15の検出
値がその傾斜の度合いに応じて増減変化し、これを元に
リフトシリンダー9が伸縮駆動されて、農用トラクタ1
の傾斜状態に影響されることなく、圃場面に対する当初
の傾斜姿勢に作業機3が保持されることになる。
【0015】このような姿勢制御装置11の自動制御に
おいて、本発明では特に前輪フロントアクスル13に設
けたスイングセンサ14により、農用トラクタ1が平坦
な傾斜地で形成される圃場面を走行する場合において
も、上記姿勢制御装置11の自動制御状態を保持したま
まで作業機3の姿勢制御を適切に行うことができる。
【0016】上記姿勢制御を図5のフローチャートに基
づいて説明すれば、傾斜地からなる圃場面を農用トラク
タ1が走行すると、まず機体センサ15で検出される傾
斜値が変化し、検出値を当初のリフトロッド目標値βに
加算して傾斜圃場面に対する作業機3の姿勢を、水平の
圃場面で設定した作業機3と同様の姿勢、すなわち傾斜
圃場面を水平の圃場面とみなす制御動作が行われる。
【0017】次いで、上記農用トラクタ1が平坦な傾斜
圃場面を走行すると、前輪フロントアクスル13が揺動
したか否かの判断がなされ、揺動しない場合は先に検出
された機体センサ15の傾斜値から圃場斜度αが算出さ
れる。その後、上記の如く算出された圃場斜度αが機体
センサ15の検出値と一致し、かつリフトセンサ10の
検出値がリフトロッド目標値βと一致していれば、リフ
トシリンダー9の伸縮作動が行われずに現状の伸縮長が
保持されることになる。
【0018】また、圃場斜度αが機体センサ15の検出
値と不一致の時、すなわち圃場斜度αの算出の後に圃場
面の傾斜の度合いが変化した時には、リフトロッド目標
値βの再算出および変更が行われて、このリフトロッド
目標値βと現状のリフトセンサの検出値とを比較し、一
致していなければリフトシリンダー9の伸縮駆動が行わ
れて作業機3は常に一定の姿勢に自動制御される。
【0019】上記の自動制御は、農用トラクタ1の走行
中にループ制御で逐次行われ、圃場斜度およびリフトロ
ッド目標値の算出、更新が傾斜圃場面の傾斜変化に応じ
て連続的に行われることになる。したがって、作業機3
の姿勢を制御する姿勢制御装置11のオフ操作や、これ
に付随して行う作業機3の手動による姿勢操作等の煩わ
しい制御操作を要することなく、平坦な圃場面から斜面
の圃場面に移行して農用トラクタ1を走行させる場合で
も、姿勢制御装置11を自動制御状態としたままで傾斜
圃場面に対する作業機3の姿勢を常に適正に保持するこ
とができ、円滑な圃場作業を行うことができる。
【0020】図6は、姿勢制御装置11に内装される傾
斜制御部の他例を示すものであって、当該姿勢制御装置
11内の傾斜制御部21は、機体センサ15とスイング
センサ14の各検出値に基づき圃場斜度αを算出する第
1の演算手段と、機体の基準水平値γと当該圃場斜度α
に基づきリフトシリンダー9の伸縮補正量を算出する第
2の演算手段と、上記伸縮補正量を前記リフトセンサ1
0の変量値に変換し、当該変量値と現状のセンサ値とを
演算して新たなリフトシリンダー9の伸縮補正値を算出
する第3の演算手段と、予め設定したリフトシリンダー
9の目標値βに対する上記伸縮補正値の大小を比較して
リフトシリンダー9の伸縮駆動量を算出する第4の演算
手段を有しており、図7に示すフローチャートに沿って
リフトシリンダー9を伸縮駆動するように構成されてい
る。
【0021】即ち、通常の水平面からなる圃場面を農用
トラクタ1が走行する場合は、まず機体の基準水平値γ
を元に、操作パネル19に設けた傾斜設定ボリュームに
より作業機3の姿勢を所望の姿勢、即ち圃場面に対して
平行または右上り、右下りの何れかの姿勢に設定し、次
いで、機体の走行に先立ち傾斜自動切換えスイッチ18
をオンして作業機姿勢の自動制御を有効にすると、この
時のリフトシリンダー9(リフトロッド8´)の伸縮長
が作業機の姿勢変化に対する目標値(リフトロッド目標
値)βとなる。
【0022】そして、上記の設定が完了した後に農用ト
ラクタ1を走行させた際、圃場面の凹凸で機体が一時的
に機体進行方向の左右に傾くと、機体センサ15の検出
値がその傾斜の度合いに応じて増減変化し、これに連繋
してリフトシリンダー9がリフトロッド目標値βとの比
較で相対的に伸縮駆動されることになり、農用トラクタ
1の傾斜状態に影響されることなく、圃場面に対する当
初の傾斜姿勢に作業機3が保持されることになる。
【0023】然る後、傾斜地からなる圃場面を農用トラ
クタ1が走行すると、まず機体センサ15の傾斜検出値
が変化して継続的な斜面走行状態であることが検出さ
れ、次いで前輪フロントアクスル13が揺動したか否か
の判断がなされ、揺動しない場合は先に検出された機体
センサ15の傾斜値から圃場斜度αが算出される。そし
て、上記の圃場斜度αを元に算出したリフトシリンダー
9(リフトロッド8´)の伸縮補正量をリフトセンサ1
0の変量値に変換し、現状のリフトセンサ値と当該リフ
トセンサ10の変量値とを演算して新たなリフトシリン
ダー9(リフトロッド8´)の伸縮補正値を算出する。
【0024】そして、上記の新たなリフトシリンダー9
(リフトロッド8´)の伸縮補正値がリフトロッドの目
標値βと一致していれば、リフトシリンダー9の伸縮作
動が行われずに現状の伸縮長が保持され、不一致の場合
は目標値βと一致させるようにリフトシリンダー9の伸
縮駆動がなされる。
【0025】上記の自動制御は、前記実施例と同様に農
用トラクタ1の走行中にループ制御で逐次行われ、圃場
斜度α、リフトロッド補正量およびリフトセンサ値の算
出、更新が傾斜圃場面の傾斜変化に応じて連続的に行わ
れることになる。
【0026】
【発明の効果】以上要するに本発明は、トラクタ後部の
左右位置に離間してそれぞれ配設したロアリンクのう
ち、一方のロアリンクとリフトアームとの間に伸縮自在
なリフトシリンダーを介装し、該リフトシリンダーの伸
縮長の変化で作業機の姿勢を制御するようにしたトラク
ターにおける作業機の姿勢制御装置であって、上記トラ
クタを軸架した前輪フロントアクスルの機体幅方向の揺
動角を検出するスイングセンサと、トラクタ本体の傾斜
状態を検出する機体センサをトラクタ側に備え、かつ作
業機側に、前記リフトシリンダーに設けたロッドの伸縮
量を検出するリフトセンサを設けて、トラクタが傾斜圃
場面を走行した際に、これに連繋する上記スイングセン
サと機体センサの検出信号変化で、リフトシリンダーを
所定の作業機姿勢位置まで伸縮駆動するように構成した
から、作業機の姿勢を制御する姿勢制御装置のオフ操作
や、これに付随して行う作業機の手動による姿勢操作等
の煩わしい制御操作を要することなく、平坦な圃場面か
ら斜面の圃場面に移行して農用トラクタを走行させる場
合でも、姿勢制御装置を自動制御状態としたままで傾斜
圃場面に対する作業機の姿勢を常に適正に保持すること
ができ、円滑な圃場作業を行うことができる、という有
用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタの全体側面図である。
【図2】農用トラクタの正面図である。
【図3】操作パネルの配置を示す平面図である。
【図4】傾斜制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】傾斜自動制御のフローチャート図である。
【図6】傾斜制御部の他の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】傾斜自動制御のフローチャート図である。
【図8】(a)は水平面の圃場を走行する農用トラクタ
と、その後部に装着した作業機との位置関係を示す作用
説明図である。(b)は水平面の圃場を走行する機体幅
方向に傾斜した農用トラクタと、その後部に装着した作
業機との位置関係を示す作用説明図である。(c)は傾
斜面の圃場を走行する農用トラクタと、その後部に装着
した作業機との位置関係を示す作用説明図である。
【符号の説明】
1 農用トラクタ 3 作業機 5 リフトアーム 7 ロアリンク 9 リフトシリンダー 10 リフトセンサ 11 姿勢制御装置 13 前輪フロントアクスル 14 スイングセンサ 15 機体センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ後部の左右位置に離間してそれ
    ぞれ配設したロアリンクのうち、一方のロアリンクとリ
    フトアームとの間に伸縮自在なリフトシリンダーを介装
    し、該リフトシリンダーの伸縮長の変化で作業機の姿勢
    を制御するようにしたトラクターにおける作業機の姿勢
    制御装置であって、上記トラクタを軸架した前輪フロン
    トアクスルの機体幅方向の揺動角を検出するスイングセ
    ンサと、トラクタ本体の傾斜状態を検出する機体センサ
    をトラクタ側に備え、かつ作業機側に、前記リフトシリ
    ンダーに設けたロッドの伸縮量を検出するリフトセンサ
    を設けて、トラクタが傾斜圃場面を走行した際に、これ
    に連繋する上記スイングセンサと機体センサの検出信号
    変化で、リフトシリンダーを所定の作業機姿勢位置まで
    伸縮駆動するように構成したことを特徴とするトラクタ
    における作業機の姿勢制御装置。
  2. 【請求項2】 上記機体センサとスイングセンサの各検
    出値に基づき圃場斜度を算出する第1の演算手段と、機
    体センサの検出値と圃場斜度に基づきリフトシリンダー
    の伸縮目標値を算出する第2の演算手段と、当該第2の
    演算手段で得られた目標値をリフトシリンダーの現状の
    伸縮量で補正してリフトシリンダーの伸縮駆動量を算出
    する第3の演算手段を有していることを特徴とする請求
    項1記載のトラクタにおける作業機の姿勢制御装置。
  3. 【請求項3】 上記機体センサとスイングセンサの各検
    出値に基づき圃場斜度を算出する第1の演算手段と、機
    体の基準水平値と当該圃場斜度に基づきリフトシリンダ
    ーの伸縮補正量を算出する第2の演算手段と、上記伸縮
    補正量を前記リフトセンサの変量値に変換し、当該変量
    値と現状のセンサ値とを演算して新たなリフトシリンダ
    ーの伸縮補正値を算出する第3の演算手段と、予め設定
    したリフトシリンダーの目標値に対する上記伸縮補正値
    の大小を比較してリフトシリンダーの伸縮駆動量を算出
    する第4の演算手段を有していることを特徴とする請求
    項1記載のトラクタにおける作業機の姿勢制御装置。 【0001】
JP31866496A 1996-11-14 1996-11-14 トラクタにおける作業機の姿勢制御装置 Pending JPH10146108A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170000338A (ko) * 2015-06-23 2017-01-02 엘에스엠트론 주식회사 농작업차량의 수평 제어 시스템 및 이를 이용한 수평 제어 방법
KR20180130932A (ko) * 2017-05-30 2018-12-10 엘에스엠트론 주식회사 농작업차량에서의 수평제어 시스템

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KR20180130932A (ko) * 2017-05-30 2018-12-10 엘에스엠트론 주식회사 농작업차량에서의 수평제어 시스템

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