JPH10144475A - El素子、及び有機薄膜表面へのカソード電極膜の形成方法 - Google Patents
El素子、及び有機薄膜表面へのカソード電極膜の形成方法Info
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- JPH10144475A JPH10144475A JP8312675A JP31267596A JPH10144475A JP H10144475 A JPH10144475 A JP H10144475A JP 8312675 A JP8312675 A JP 8312675A JP 31267596 A JP31267596 A JP 31267596A JP H10144475 A JPH10144475 A JP H10144475A
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Abstract
る。 【解決手段】 EL素子2のカソード電極膜16を形成
する際、透明な基体10上に有機薄膜12、13を形成
した後、大気に曝さずに、スパッタリング法によって金
属薄膜14を200nm〜1000nmの膜厚に形成
し、次いで、その表面に透明導電膜15を形成し、金属
薄膜14と透明導電膜15とでカソード電極膜16を構
成させる。両面発光のEL素子2を得ることができる。
金属薄膜14のスパッタリングは、ヘリカルカソードを
用い、ターゲットとの距離を200mm以上にし、1.
33×10-2Pa以下の圧力で行うとよい。
Description
分野にかかり、特に、有機薄膜表面へカソード電極膜を
形成する技術に関する。
機EL(Electro Luminescence)素子を用いた表示装置が
注目されており、カラー化と長寿命化による実用品の製
作に向けて精力的な研究が行われている。
に、ガラス基体210上に、透明導電膜211と、第1
層目の有機薄膜212と、第2層目の有機薄膜213
と、カソード電極膜215とがこの順に成膜されて構成
されており、透明導電膜211をアノード電極膜とし、
カソード電極膜215との間に電圧を印加すると、第1
層目と第2層目の有機薄膜212、213の界面が発光
し、透明導電膜211とガラス基体210とを透過した
光219が外部に放射されるように構成されている。
ては、MgAg膜、MgIn膜、LiAl膜等が知られ
ているが、MgAg膜の形成を例にとってカソード電極
膜形成方法を説明すると、従来は、図5に示すような真
空排気可能な真空槽105と、マグネシウム蒸気を発生
させるMg用蒸発源110と、銀蒸気を発生させるAg
用蒸発源120とを有する蒸着装置が用いられている。
底壁上に設けられており、真空槽105の天井に設けら
れた図示しない基板ホルダーに成膜対象の基板106を
保持させると、基板106表面はMg用蒸発源110と
Ag用蒸発源120に向くように構成されている。
納められた密閉容器113と、該密閉容器113内に配
置されたヒーター114とを有しており、他方、Ag蒸
発源120はフィラメント124と、そのフィラメント
124内に納められたAg材料121とを有している。
ター114に通電して発熱させると液体にならずに蒸発
し、密閉容器113内をMg蒸気で充満させる。密閉容
器113の上部には、直径1mmの孔115が設けられ
ており、密閉容器113内のMg蒸気は孔115から真
空槽105内に放出され、基板106表面に到達し、そ
こに付着する。
メント124にも通電し、Ag材料121を溶融・蒸発
させ、Ag蒸気を発生させると、Ag蒸気はMg蒸気と
一緒に基板106表面に到達し、そこに付着するので、
基板106表面にはMgAg膜から成るカソード電極膜
が形成される。
させるため、Mg蒸発源110とAg蒸発源120との
間には遮蔽板136が設けられ、蒸発源が互いに汚染し
合わないように構成されている。
ケベル、携帯電話、ゲーム用ディスプレー等に使用する
ため(注:用途をご記入下さい)、両面発光可能なものが
求められているが、カソード電極膜は有機薄膜との仕事
関数差の小さい金属材料で構成させる必要があるため、
現在のところ透明な薄膜は得られていない。
形成し、その表面に透明なITO膜を形成し、MgAg
膜とITO膜とで構成される透明導電膜をカソード電極
膜にすることが検討されたが、上述のような蒸着装置を
用い、孔115から放出される蒸気によって基板表面に
薄いMgAg膜を形成しようとすると、膜厚制御が困難
であり、特に大口径基板を用いた場合には、発光強度の
面内均一性が良い両面発光EL素子を得ることができな
かった。
で形成する必要があり、例えばMgAg膜では、MgA
g比は10:1(=Mg:Ag)であるが、蒸着装置で
は、ごく薄いカソード電極膜の組成を基板面内で均一に
することは困難であり、その解決が望まれていた。
の不都合を解決するために創作されたもので、その目的
は、有機薄膜表面へ透明なカソード電極膜を形成し、両
面発光EL素子を得ることにある。
に、請求項1記載の発明は、基体と、該基体上に形成さ
れた有機薄膜と、該有機薄膜表面に形成されたカソード
電極膜とを有するEL素子であって、前記カソード電極
膜は、金属薄膜と、該金属薄膜上に形成された透明導電
膜とを有し、前記金属薄膜はスパッタリング法を用い、
前記有機薄膜表面に光を遮蔽しない膜厚に形成されてい
ることを特徴とする。
しないほど薄い金属薄膜が、スパッタリング法によって
有機薄膜表面上に形成されているので、金属薄膜の面内
膜厚や面内組成が均一となり、発光強度の面内均一性が
良いEL素子を得ることができる。また、有機薄膜と金
属薄膜との密着性が良好になるので、寿命が長く、発光
強度の高いEL素子を得ることができる。
透明導電膜によって金属薄膜や有機薄膜と金属薄膜の界
面を保護させ、金属薄膜と透明導電膜とでカソード電極
膜を構成させることができる。基体に透明なものを用い
ると、有機薄膜内で発生した光は基体側とカソード電極
膜側とを通して外部に放射されるので、両面発光EL素
子が得られる。
以上1000nm以下の範囲にすると、有機薄膜内への
電子の注入機能を維持しつつ光を透過させることができ
る。
薄膜を大気に曝さずに表面に金属薄膜を形成するように
すれば、有機薄膜と金属薄膜の界面の状態を良好にでき
る。具体的には、先ず、有機薄膜を形成した後、大気に
曝さずにターゲットが配置された真空槽内に搬入し、そ
のターゲット表面をスパッタリングし、有機薄膜表面に
光を遮蔽しない膜厚の金属薄膜を形成する。次いで、金
属薄膜表面に透明導電膜を形成し、金属薄膜と透明導電
膜とでカソード電極膜を構成させることができる。金属
薄膜の形成後、大気に曝さないで透明導電膜を形成する
とよい。
コイルを配置し、ターゲットをそのコイル内に納め、基
板表面とコイル上端部との距離を200mm以上にして
ターゲットと基板とを対向配置させ、13.56MHz
以上100MHz以下の周波数の交流電圧をコイルに印
加してターゲットのスパッタリングを行い、有機薄膜表
面に金属薄膜を成長させると、有機薄膜や有機薄膜と金
属薄膜との界面が電子やスパッタリングガスイオンに曝
されなくなり、ダメージを少なくさせることができる。
については、1.33×10-2Pa以下の値にしておく
と、プラズマ密度が低くなり、一層ダメージが少なくな
る。ターゲットについては、具体的にはマグネシウムと
銀とを含む材料を用いることができる。マグネシウムは
昇華性であるため、スパッタリング法が適している。
て説明する。図1に、本発明のEL素子を製造する際に
用いることができるEL素子製造装置を示す。このEL
素子製造装置は、前処理装置31と、有機薄膜形成装置
32と、第1、第2のスパッタリング装置33、34と
を有している。各装置31〜34は真空槽41〜44を
それぞれ有しており、図示しない真空ポンプによって個
別に真空排気できるように構成されている。各真空槽4
1〜44の天井には、基板ホルダー46〜49がそれぞ
れ設けられており、板状の基板を保持できるように構成
されている。
空槽42と真空槽43の間と、真空槽43と真空槽44
の間には、ゲートバルブ71〜73がそれぞれ設けられ
ており、図示しない基板搬入室から真空槽41内に搬入
した基板を、大気に曝すことなく、真空槽42〜44内
を順次搬送し、図示しない基板搬送室から大気中に取り
出せるように構成されている。
示すような、透明なガラス基体10(厚み0.5mm)上
に、予めITO膜から成る透明なアノード電極膜11
(膜厚1500Å〜2000Å)が形成された基板上
に、有機薄膜と透明なカソード電極膜(導電性の薄膜)と
を形成する場合について説明する。
41内に搬入し、基板ホルダー46に保持させる。この
とき、基板のガラス基体10を基板ホルダー46に密着
させ、アノード電極膜11を真空槽41の底壁に向け
る。
対向する位置にはラジカルガン56が設けられており、
そのラジカルガン56と基板ホルダー46との間には、
シャッター51が設けられている。真空槽80内を真空
排気し、シャッター51を閉じた状態でラジカルガン5
6を起動すると、ラジカルガン56から真空槽41内に
ラジカルイオンが放射される。その状態でシャッター8
6を開けるとラジカルイオンはアノード電極膜11表面
に照射され、アノード電極膜11のクリーニングが行わ
れる。
1から有機薄膜形成装置32の真空槽42内に搬送し、
基板ホルダー47に保持させる。
膜材料が納められた第1の蒸発源571と、第2層目の
有機薄膜材料が納められた第2の蒸発源572とが設け
られており、第1、第2の蒸発源571、572と、基板
ホルダー47との間にはシャッター52が設けられてい
る。
571、572内に設けられたシャッターとを閉じた状態
にし、第1、第2の蒸発源571、572内のヒーターに
通電すると、第1層目と第2層目の有機薄膜材料の蒸発
が開始される。
電極膜11が第1、第2の蒸発源571、572に向けら
れている。第1の蒸発源571内のシャッターを最初に
開け、有機薄膜材料の蒸発状態が安定したところでシャ
ッタ52を開けると第1層目の有機薄膜材料の蒸気がア
ノード電極膜11表面に到達し、第1層目の有機薄膜の
成長が開始される。第1の蒸発源571内には、第1層
目の有機薄膜材料として、下記化学式、
の蒸気により、アノード電極膜11上には、ジアミン高
分子膜が第1層目の有機薄膜12として形成される(図
3(b))。
0Åの厚みに形成されたところで、第1の蒸発源571
内のシャッターを閉め、第2の蒸発源572内のシャッ
ターを開けると、第2層目の有機薄膜材料の蒸気が第1
層目の有機薄膜12表面に到達し、第2の有機薄膜13
の成長が開始される。第2の蒸発源572内には、第2
層目の有機薄膜材料として、下記化学式、
oxyquinoline) aluminium, sublimed]が配置されてお
り、その蒸気により、第1層目の有機薄膜12表面に、
Alq3が高分子化した膜が第2の有機薄膜13として
形成される(同図(c))。
0Åの厚みに形成されたところで、真空槽42内のシャ
ッター52と第2の蒸発源572内のシャッターとを閉
じ、カソード電極膜の成膜対象となる基板を、第1のス
パッタリング装置33の真空槽43内に搬入し、基板ホ
ルダー48に保持させる。
43の底壁には、ヘリカルカソード58が設けられてお
り、ヘリカルカソード58と基板ホルダー48との間に
は、シャッター53が設けられている。他方、真空槽4
3の外部には、バイアス電源61と高周波電源62とが
配置されている。
ターゲットホルダー83と、ターゲット82と、磁石8
4とを有しており、ターゲットホルダー83はバイアス
電源61の負電位側の電極に接続され、ターゲットホル
ダー48よりも低位電位にできるように構成されてい
る。他方、コイル81の両端は高周波電源62の正負2
つの電極にそれぞれ接続され、コイル81に交流電流を
流せるように構成されている。
と銀(Ag)とから成る導電性薄膜材料が平板状に成形さ
れたものが用いられており、その裏面はターゲットホル
ダー83に固定され、ターゲットホルダー83と共にコ
イル81内に配置されている。
82とターゲットホルダー83の周囲に非接触の状態で
巻き回されており、ターゲット82の表面とコイル81
の中心軸線とは略直交するように配置されている。従っ
て、コイル81の開口部において、ターゲット82は基
板ホルダー48に対向しており、また、ターゲット82
表面と、基板ホルダー48に保持された基板とは、略平
行になるようにされている。
面よりも基板側に位置するようにされており、ここで
は、コイル81の上端部と基板ホルダー48に保持され
た基板表面との距離は200mmにされている。
43内を高真空状態まで真空排気した後、アルゴンガス
から成るスパッタリングガスを導入し、真空槽48内の
圧力が6.65×10-3Pa(5.0×10-5Torr)
(注:1.0×10-4Torr以下の圧力の典型的な例
として、この値にしました。)で圧力で安定した後、バ
イアス電源84を起動してターゲット82を負電位に置
くと共に、高周波電源62を起動し、コイル81に1
3.56MHzの高周波電圧を印加して通電する。ター
ゲット82表面にプラズマが発生し、そのプラズマ中の
スパッタリングガスイオン(アルゴンイオンAr+)がタ
ーゲット82表面に入射して、ターゲット82のスパッ
タリングが開始された。
2の有機薄膜13がヘリカルコイル58側に向けられて
おり、プラズマが安定したところでシャッター53を開
けると、第2の有機薄膜13表面へのマグネシウムと銀
から成る金属薄膜の成長が開始された。
電界は、コイル81の上端部近傍では、コイル81の中
心軸線と平行な方向になっており、その向きは、半周期
毎に逆向きになる。従って、電子やイオンに加えられる
力も半周期毎に逆向きになるが、高周波であるため、コ
イル7の上端近傍では、電子e-は、コイル7の中心軸
線と平行な方向に往復運動をし、基板ホルダー48側へ
入射できない。このように、コイル81に高周波電圧を
印加した場合には、第2の有機薄膜13やその表面に形
成途中の金属薄膜は、電子e-やスパッタリングガスイ
オン等によってダメージを受けなくなる。
磁石84が配置されており、その磁石84によってター
ゲット82表面に形成される磁界は、電子をターゲット
表面近傍に閉じ込め、ターゲット82表面近傍のプラズ
マ密度が高く、表面から遠くなると低くなるように構成
されている。従って、プラズマは基板まで広がらないの
で、第2の有機薄膜13や形成途中の金属薄膜がプラズ
マに曝されてダメージを受けることはない。
金属薄膜の成長速度は、予め、真空槽43内のスパッタ
リングガス圧力と対応づけて求められており、金属薄膜
が所定膜厚(20Å〜100Å)の厚みに形成されたとこ
ろで(図3(d))シャッター53を閉じると共にバイアス
電源61と高周波電源62とを停止させ、金属薄膜14
の形成を終了する。
第2のスパッタリング装置34の真空槽44内に搬送
し、金属薄膜14を真空槽43の底壁に向けて基板ホル
ダー49に保持させる。
対向した位置には、上述のヘリカルカソード58と同じ
構成のヘリカルカソード59が設けられており、そのヘ
リカルカソード59と基板ホルダー49の間には、シャ
ッター54が設けられている。他方、真空槽44の外部
には、バイアス電源63と高周波電源64とが配置さ
れ、ヘリカルカソード59内のターゲットホルダーとコ
イルにそれぞれ接続されている。
には、ITO(インジウム・錫酸化物)材料が平板状に成
形されたものが用いられており、シャッター54を閉じ
た状態にし、真空槽44内を高真空状態まで真空排気し
た後、アルゴンガスから成るスパッタリングガスを導入
し、真空槽44内の圧力が6.55×10-1Pa(5.
0×10-3Torr)で安定した後、バイアス電源63と高
周波電源64を起動してターゲット92のスパッタリン
グを開始する。
000ÅのITO膜から成る透明導電膜15が形成され
たところでスパッタリングを終了し、真空槽44外に搬
出する。
あり、光を遮蔽しない膜厚である。また、透明導電膜1
5は透明なので、金属薄膜14と透明導電膜15とで透
明なカソード電極膜16が構成された。
源に接続し、電圧を印加したところ、第1層目の有機薄
膜12と第2層目の有機薄膜13の界面で発光し(図3
(e))、ガラス基体10を透過して一方の面から光18
が放射されると共に、カソード電極膜16を透過して他
方の面から光19が放射され、両面発光のEL素子2が
得られた。
置32と、第1、第2のスパッタリング装置33、34
とが順番に配置されたEL素子製造装置を用いた場合を
説明したが、図2(a)に示すように、搬送ロボットが納
められた搬送室35を中心として各装置31〜34を配
置し、搬送室35を介して各装置31〜34内で基板を
大気に曝さないで搬出入できるように構成してもよい。
表面を紫外線でクリーニングする前処理室36と、クリ
ーニングされたガラス基体上にITO膜を形成するスパ
ッタリング装置37と、有機薄膜形成装置32と、第
1、第2のスパッタリング装置33、34とを搬送室3
5を中心に配置してEL素子製造装置を構成してもよ
い。
てEL素子を作成する場合を説明したが、透明な樹脂フ
ィルムを基体に用いることもできる。また、有機薄膜は
2層構造のものに限定されるものではなく、種々の構造
のものが含まれる。
する際のコイル上端部と基板との距離は、上述の200
mmに限定されるものではなく、その距離よりも大きく
し、有機薄膜や金属薄膜が受けるダメージを更に少なく
させることができる。但し、距離を大きくすると金属薄
膜の成長速度が遅くなるので、量産工程では300mm
程度が限界と考えられる。
する際の真空槽44内の圧力を6.65×10-3Pa
(5.0×10-5Torr)にしたが、有機薄膜とカソード電
極膜の界面にダメージを与えずにプラズマを安定に維持
するためには、1.33×10-2Pa(1.0×10-4T
orr)以下の圧力であればよい。
0Å〜100Å程度の厚みに形成すると、金属薄膜自身
が有機薄膜との界面を保護できる状態になる。従って、
その金属薄膜14上に透明導電膜15を形成する場合の
スパッタリング圧力は、通常の圧力(6.55×10-1
Pa程度の圧力)にすることができる。
流電圧の周波数が13.56MHzの場合であったが、
13.56MHz以上、100MHz以下の範囲の周波
数であれば、基板側に電子やイオンが入射せず、金属薄
膜14と有機薄膜13の界面や、有機薄膜13にダメー
ジを与えることがない。
し、ITO15膜とでカソード電極膜16を構成する場
合について説明したが、本発明はそれに限定されるもの
ではない。有機薄膜表面に光を遮蔽しない厚さの金属薄
膜を形成し、その金属薄膜上に透明導電膜を形成する場
合に広く用いることができる。
である透明なカソード電極膜を形成することができるの
で、両面発光EL素子が得られる。金属薄膜と有機薄膜
の界面や有機薄膜中に電子やイオンが入射しないので、
特性が良く、寿命の長いEL素子を得ることができる。
の一例を示す図
ための図 (b):更に他のEL素子製造装置の配置を説明するため
の図
の図 (e):その行程により製造された両面発光EL素子を示
す図
機薄膜 14……金属薄膜 15……透明導電膜
16……カソード電極膜 43……真空槽 81……コイル 82……ターゲット
Claims (7)
- 【請求項1】 基体と、該基体上に形成された有機薄膜
と、前記有機薄膜表面に形成されたカソード電極膜とを
有するEL素子であって、 前記カソード電極膜は、金属薄膜と、該金属膜上に形成
された透明導電膜とを有し、前記金属薄膜はスパッタリ
ング法を用い、前記有機薄膜表面上に光を遮蔽しない膜
厚で形成されていることを特徴とするEL素子。 - 【請求項2】 前記金属薄膜は200nm以上1000
nm以下の膜厚にされていることを特徴とする請求項1
記載のEL素子。 - 【請求項3】 前記金属薄膜は前記有機薄膜が形成され
た後、該有機薄膜が大気に曝されないで形成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項
記載のEL素子。 【請求項3】 前記基体は透明であることを特徴とする
請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のEL素子。 - 【請求項4】 有機薄膜を形成し、次いで前記有機薄膜
表面にカソード電極膜を形成する有機薄膜表面へのカソ
ード電極膜の形成方法であって、 前記有機薄膜を形成した後、大気に曝さずにターゲット
が配置された真空槽内に搬入し、 前記ターゲット表面をスパッタリングし、前記有機薄膜
表面上に光を遮蔽しない膜厚の金属薄膜を形成し、 次いで、前記金属薄膜表面に透明導電膜を形成し、前記
金属薄膜と透明導電膜とでカソード電極膜を構成させる
ことを特徴とする有機薄膜表面へのカソード電極膜形成
方法。 - 【請求項5】 前記ターゲットを前記真空槽内に設けら
れたコイル内に納め、 前記基板表面と前記コイルの上端部との距離を200m
m以上にして前記基板と前記ターゲットとを対向配置
し、、 前記コイルに13.56MHz以上100MHz以下の
周波数の交流電圧を印加して前記ターゲットをスパッタ
リングし、前記金属薄膜を形成することを特徴とする請
求項4記載の有機薄膜表面へのカソード電極膜の形成方
法。 - 【請求項6】 前記ターゲットをスパッタリングする
際、前記真空槽内の圧力を1.33×10-2Pa以下に
することを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれか
1項記載の有機薄膜表面へのカソード電極膜形成方法。 - 【請求項7】 前記ターゲットがマグネシウムと銀とを
含むことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか
1項記載の有機薄膜表面へのカソード電極膜形成方法。
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